カイリュー

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&font(#6495ED){登録日}:2010/03/04 Thu 01:06:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 34 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#f6ad49,b){&big(){荒れ狂う海もものともせずに飛んでいく。その姿を見かけた船長は海の化身と呼んだ。}}} #center(){&blankimg(サトシのカイリュー2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} カイリューとは[[ポケットモンスター]]シリーズに[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.149 分類:ドラゴンポケモン [[英語]]名:Dragonite 高さ:2.2m 重さ:210.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:水中1/ドラゴン 性別比率:♂50%/♀50% タイプ:[[ドラゴン>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]/[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:せいしんりょく([[怯まない>ひるみ(ポケモン)]]。[[いかく>いかく(ポケモン)]]を受けない) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:マルチスケイル(体力が満タンの時受けるダメージが半分になる) ・[[種族値]] HP:91 攻撃:134 防御:95 特攻:100 特防:100 素早さ:80 合計:600 [[努力値]]:攻撃+3 ミニリュウがレベル30で[[ハクリュー]]に[[進化>しんか(ポケモン)]]。ハクリューがレベル55で進化する。 *■概要 ---- 進化する事で細長い竜型から手足が生え、ずんぐりとした体型の二足歩行型になった。 頭に龍の髭のような形の触角と、背中には翼が生えてより西洋のドラゴンっぽくなった。よく見ると頭頂部に一本の角が生えている。 ちなみに赤・緑時代のドット絵では背中に沿って鰭のようなものが生えていたが、青以降はなくなっている。 &font(#ff0000){カッコいい}というより、&font(#f09199){可愛い?} ポケパルレ等で撫でると両手を上げて\(^▽^)/←こんな顔になる。&bold(){非常に可愛い}ので一見の価値あり。 「海の化身」と言われており地球を約16時間で一周出来るスピードを持つ(その割に素早さ種族値は並だが)。 実際ポケモンSVで[[パルデア地方>パルデア地方(ポケモン)]]から[[キタカミの里]]へ向かう際のロード画面では旅客機と並走・追い越すというものであり、少なくとも旅客機を余裕で追い越してしまう程のスピードで飛行できることは確かな模様。 また、海で沈みかけの船や溺れている人がいると助け、陸まで送るというとても心優しいポケモンである。 ただし一度逆鱗に触れてしまうと、すべてを破壊しつくすまで止まらないというドラゴンらしい破壊的な一面もある。 この広い海のどこかにはカイリューだけが住む島があると言われている。 知能も人間並みにあるらしい。   進化前のミニリュウという名前からよくカイリュ&font(#ff0000){ウ}と間違われるが正しくはカイリュ&font(#ff0000){ー}である。 &font(l){あと、顔立ちのせいで[[どこぞのフィンランドのトロール>楽しいムーミン一家]]のネタをされることが多い。まぁカイリューは[[妖精>フェアリータイプ(ポケモン)]]に弱いけど} 初代唯一のドラゴンタイプ最終進化なのにあまり正統派のドラゴンに見えない気がするが、最大の原因はこの丸っこい鼻づらと触角のような軟質の角だろう。 ポケモン以前の作品でも、絵柄がファンシー系のRPG『[[魔導物語]]』シリーズにも似たようなデザインのドラゴン(名前はそのまま「ドラゴン」)がいたのだが、 こちらは鼻や角がとがっているせいかカイリューと違って可愛げがあるもののドラゴンらしい造形になっている。 また上記の通りハクリューまでの流れとは大きく異なる進化をするためネタにされがちで、アニポケの新無印ではサトシが[[ネタにする>カイリューの楽園、ハクリューの試練!(ポケモン)]]ほど。 その話ではサトシがカイリューに手が生えた理由として「&bold(){誰かを助けるため}」という仮説を立てている。 *■ゲームでのカイリュー ---- 初代唯一にして元祖ドラゴンタイプ。また最初の[[600族>600族(ポケモン)]]でもある。 トレーナーでは[[四天王>してんのう(ポケモン)]]及び[[チャンピオン>チャンピオン(ポケモン)]]の[[ワタル>ワタル(ポケモン)]]の切り札。 ワタルの使うカイリューは&b(){&font(#ff0000){レベル55未満だったり本来覚えない「バリアー」を覚えていたり}}とワタルのチートを語る上で外せない存在。 まあ、''そのせいで初代の敵AIは補助技だろうが相手の弱点となる技を優先的に選ぶため、[[エスパー>エスパータイプ(ポケモン)]]に弱い[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]・[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]を出すと高速移動やバリアーを延々と繰り返すので全く攻撃してこなくなる''。 なので、[[御三家>御三家(ポケモン)]]だと''くさ4分の1なのに[[フシギバナ]]が一番戦いやすい''。バリアーを積まれながら倒すのはかなり面倒だが……。 一応フォローすると、特定のタイプでハマるなど普通は分からないし、ワタル戦以外の敵のドラゴンタイプを見る機会がないことから、メジャーな耐性と「はかいこうせん」でゴリ押してくるだけでも当時の初見殺しには十分であった。前座のハクリューもみずタイプに見えて実際はくさもでんきも半減するのだから殊更引っかかりやすい。 ただあまりにもあんまりな挙動だった為か、ピカ版では[[三種の神器(強)>サブウェポン(ポケモン)]]を取り揃えてきている。 チョウジタウンの[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]アジト潜入の際ワタルの命令で&b(){&font(#ff0000){[[人に向かって>ダイレクトアタック(ポケモン)]]}[[はかいこうせん]]という名の体当たりを行った。} #center(){&sizex(5){&bold(){「カイリュー はかいこうせん」}}} ポケモンリーグではチャンピオンであるワタルの手持ちとして登場。 レベル47の個体が2匹とレベル50のエースがおり、相変わらず本来ならあり得ないレベルになっている。 もっとも旅パがレベル50に届かないようなところなので、レベル55カイリューを出されると流石に苦しいというメタな事情もある。 今回はレベル47の2体がたつまき、レベル50のエースがげきりんを覚えている。 たつまきの[[威力>威力(ポケモン)]]は40だが、半減できるポケモンが少なく、レベル差によるダメージ増加も加味すると意外と痛いダメージをもらう上、そらをとんだときに喰らえば大ダメージとなりうる。 更に[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]としてかみなり、[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]、だいもんじをそれぞれ覚えているため非常に厄介。 パーティ編成次第ではレベル47のカイリューで半壊に追い込まれかねない。 [[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]ではタッグバトルでレベル40のカイリューを使用している。 ポケモンリーグの手持ちや技構成も概ね金銀準拠だが、ドラゴン技が物理技になったため更に面倒なことになっている。 進化前のミニリュウの初代での生息地は[[サファリゾーン>サファリゾーン(ポケモン)]]。 「すごいつりざお」を使うと低確率で釣れる。 またHGSSでは強化版[[イブキ>イブキ(ポケモン)]]の切り札にもなっている。 [[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]ではタワータイクーンの[[クロツグ>クロツグ(ポケモン)]]が銀シンボルをかけた戦闘で使用。 プラチナ、リメイク後と色々技は変更されているが、一貫して物理技オンリーの構成なのは変わらない。 なかなかの逃亡率と捕獲難度を誇るレアポケだがスロットではあっさり入手出来たりする。 [[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]では「りゅうのあな」で登場するほか、「りゅうのあな」があるフスベシティから南下した45ばんどうろの池で「すごいつりざお」を使うと釣れる。 ただし、「りゅうのあな」に入れるのはフスベジムクリア後、「すごいつりざお」の入手は殿堂入り後になるため、ジム戦には使えない。   またクリスタルではフスベジムクリア後、特別な条件を満たす事で通常では覚えない[[先制技>先制技(ポケモン)]]「しんそく」を覚えたミニリュウを[[入手>シナリオ中に人から貰うポケモン]]する事が出来る。 この「しんそく」ミニリュウは第三世代([[GBA>ゲームボーイアドバンス]])以降しばらく入手出来なかったが、 金銀クリスタルのリメイクであるHGSSにてまた入手出来るようになり、同時にミニリュウの遺伝技に追加されたため他の個体に遺伝も出来るようになった。 ……が、「しんそく」習得個体を通常の方法で入手する為にはHGSSが必須の状況が長年続き、VC版クリスタルの発売、剣盾の自力習得に至るまで難儀することになったのは当時のプレイヤーには語り草である。 2009年には「特殊型ドラゴン最強ポケモン」として本来存在しないレベル50のカイリューが公式配布されワイヤレスレベル50戦で使えるようになった。 しかし[[性格>性格(ポケモン)]]が「おっとり(特攻↑防御↓)」固定な為扱いにくい。 というかHGSSでフラットルールが追加されて存在価値がほぼ無くなってしまった。 [[BW>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]ではなんと骨の[[化石>化石(ポケモン)]]として登場。 シッポウシティの博物館に展示されており、[[プラズマ団>プラズマ団(ポケモン)]]に頭を盗まれたりもした。 リュウラセンの搭ではレベル55未満の個体(最低50)が&b(){釣れる。}色々末期である。 2016年には初代ポケモン発売20周年記念イベントの一環(たぶん)として、ワタルのカイリューがインターネット大会「カントークラシック」の参加賞として配布された。 なんと&b(){&font(#ff0000){通常では覚えない「バリアー」を覚えている。}}ある意味古参プレイヤー歓喜のプレゼントである。 「しんそく」や「マルチスケイル」はないので対戦で使う際には注意。 ちなみに第6世代までに秘伝技になった技のうち、「フラッシュ」と「ロッククライム」以外はすべて覚えられる。 勿体無い気もするがカイリューが複数いるなら[[秘伝要員>秘伝要員(ポケモン)]]にしてもいいかもしれない。   *■対戦でのカイリュー 基本的に攻撃種族値134と広い技範囲を活かした型がメインとなる。 物理型がメジャーだが、特攻も100と高水準であり、特殊技の範囲も広いため、特殊型にしても十分にその力を発揮できる。 特にほのお、みず、でんき、こおりは物理特殊どちらも威力の高い技を覚えられるため、多くのポケモンに等倍以上が取れる。 覚えるポケモンが少ない強力な先制技「しんそく」も個性と言える。 補助技も揃っており、「でんじは」「りゅうのまい」「はねやすめ」「こうそくいどう」などがある。 天候変化技も全て習得可能で、これらの天候を活かせる技も覚えられる。 需要はピンポイント気味だが、面白いところでは初代からの名残で「はかいこうせん」がミニリュウの時点でレベル技になっていたり、みずタイプの先制技「アクアジェット」もタマゴ技として覚えられる。 世代を問わず非常に多彩な型を考えられるのがカイリューの特徴であるといえよう。 ---- #openclose(show=▷ 第一世代){ 初代600族の名は伊達ではなく素早さが平均的な以外は全体的に高水準でバランス型。 特に攻撃は初代のポケモン中トップ。 ……だが、初代ではタイプ一致技がよりにもよって[[固定ダメージ>固定ダメージ(ゲーム)]]の「りゅうのいかり」&bold(){のみ}。 &bold(){タイプ一致でのひこう技すら覚えない}ので、その高い攻撃力を活かすことが難しかった。 ちなみにドラゴン技が「りゅうのいかり」のみの都合上、ドラゴンタイプの技でドラゴンタイプのポケモンの弱点を突くという状況が発生せず、タイプ相性が死に設定同然となっている。 チートなどを使えばちゃんと機能していることは確認可能ではあるが。 他の技を見ても特殊技が「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」「10まんボルト」「[[なみのり>なみのり(ポケモン)]]」と豊富なのに対し、物理技は「はかいこうせん」や「のしかかり」程度。 さらに伝家の「はかいこうせん」の[[威力>威力(ポケモン)]]も強力ではあるが、タイプ一致補正を受けられる[[ケンタロス]]を中心にノーマルタイプの面々には及ばない。 なので当時の戦術は''「でんじは」「こうそくいどう」+「つのドリル」「まきつく」による持久戦や一撃狙い、もしくは特殊アタッカー''。攻撃種族値134なんて''あってないようなもの''であった。 しかもドラゴン/飛行という固有タイプのせいで当時の最強技「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」を4倍で食らってしまうという致命的な弱点もあった。 そもそも第1回大会のルールからして''レベル合計255制限''であり、カイリューの進化レベルの都合上''他のポケモンのレベルが強制50になる''。 こんな戦術しか取れないので''[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技が通らず、当時(特殊で一括りだった為)特防も高かった[[ゲンガー]]であっという間に詰む''。 冗談のように思えるが、コイツ実は''[[第3世代>世代(ポケモン)]]になるまで「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を覚えなかった''ので……。 その上で[[氷>こおりタイプ(ポケモン)]]4倍、[[電気>でんきタイプ(ポケモン)]]も素通し。完全に見掛け倒しのポケモンだった。 ちなみに「こうそくいどう」からの[[一撃必殺技>一撃必殺技(ポケモン)]]や拘束技にしても[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]、前者は[[アズマオウ]]でも可能だったりする。 一応97年カップのファイナリストには一人だけカイリューの使用者がいた。 まあそのファイナリストは攻略本のインタビューによるともう一体のエースである[[サンダース>サンダース(ポケモン)]]をメインで使っていたようで、見せ球だった可能性が非常に高いのだが。 ちなみにピカチュウ版のカイリューの技構成はこのファイナリストのものと全く同じだったりする。 一応コイツの名誉のために言っておくと、VC版初代のオフ会環境では前述の耐久型が周知されたおかげで独自の立場を築き上げている。 もし仮にVC版環境版のレギュレーションの50-55対応にした99カップを開催するなら出場不能になってもおかしくないクラス。 つまり1軍クラスの需要を得ていると言える。[[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]]と同じく、ギリギリ1軍クラスか。 ''パワーが飾りなのは変わりないけどね!'' } #openclose(show=▷ 第二世代){ 金銀では「ふぶき」の命中が下がり、若干マシになったがやはりタイプ一致の技に悩ませられる。 まともなドラゴン技の「げきりん」を習得したものの、この時のドラゴン技は特殊依存で、高い攻撃を活かせなかった。 ようやく追加された飛行技も物理依存とはいえ、低威力の「つばさでうつ」や[[溜め技>溜め技(ポケモン)]]の「そらをとぶ」と使いにくいことこの上なかった。 特攻も高水準であり、特殊依存の「げきりん」もそれなりに強力だったとはいえ、特攻より高い攻撃をまだまだ持て余し気味だった。 一方こおり技及びこおりタイプの採用率減退に加え今作で数が増えたほのお、じめん、かくとう技への耐性は強みであり、等倍範囲の広い「すてみタックル」+「なみのり」や「ばくれつパンチ」によってそこそこ戦えるようになった。 } #openclose(show=▷ 第三世代){ 物理型のサブウェポンとして役立つ「じしん」をようやく習得可能に。ついでに「りゅうのまい」も追加された。 …が、カイリューが復活した頃には同じタイプで同じ600族なうえ特性と素早さが優秀な[[ボーマンダ]]が既におり、より肩身が狭くなることに。 素早さというカイリューが欲しくてやまない要素において最初から圧倒的な優位性を持つボーマンダは、この先長年にわたってカイリューを苦しめる目の上のたんこぶとなる。 一応ドラゴン技の威力が貧弱な時代故、ボーマンダとのタイマンでは「れいとうビーム」を有する此方が有利ではある。しかしそれはより足が速くボーマンダでは触る事すらできない[[ラティオス]]、[[ラティアス]]でもできることなので…… おまけにこの世代では大会参加レベルが''Lv50まで''に変わりフラットルールもなかった為、[[バンギラス]]共々締め出しを喰らう羽目に……。 第三世代の600族であるボーマンダはレベル50で、[[メタグロス]]はレベル45で進化できるため、ギリギリ参戦できたのに……。 } #openclose(show=▷ 第四世代){ 技の仕様変更で遂に物理のドラゴン技という概念が登場し、ドラゴン技で高い攻撃力を活かせるように。 ドラゴンタイプでは伝説系を除き唯一の「りゅうのまい」+「げきりん」使いとしてボーマンダとの差別化がなされた。 しかしマイナーチェンジ版であるプラチナの教え技にてボーマンダが「げきりん」を取得してしまうことになり、&bold(){アイデンティティがほぼ消失。} 更に新たな600族及びドラゴンタイプである[[ガブリアス]]の参戦。「りゅうのまい」はないが「つるぎのまい」を持ち、「げきりん」+「じしん」の攻撃技の一致範囲から、シングルバトルを中心に幅広く使用された。 「げきりん」の強化及び「[[りゅうせいぐん>りゅうせいぐん(ポケモン)]]」の登場により、本格的にドラゴンタイプ同士のミラーはすばやさの高い方が上から一致技を叩きつけて落とす熾烈なスピード勝負に発展していく。 ドラゴン最速たる[[ラティオス]]、[[ラティアス]]に立ち向かうべくガブリアスやボーマンダの「こだわりスカーフ」搭載や「すいすい」[[キングドラ]]が跳梁跋扈する対戦環境。 加えてガブリアス・ボーマンダに立ち向かう為の氷技は勿論「[[めざめるパワー]](こおり)」の搭載も本格化し、否応なくその巻き添えを受ける事になる。 こんな状態なもので、素早さが一回り劣るカイリューは文字通り&bold(){墜落}。 ガブリアス、メタグロス、バンギラスが今世代のいわゆる「結論パ」に採用されるほどの実績を有し、ボーマンダが上述の通り上位互換として機能している以上、&bold(){600族としては唯一まともに使われない悲惨な立場であった。} 一応、フラットルールの導入により今までレベル制限に引っかかっていたのが50に調整されることで通信対戦に参加できるようになった。&s(){死体蹴りとか言わない} この世代では先述の通り「しんそく」を再習得した上で遺伝技として追加された。 元々は「クリスタル」の追加要素であり「金・銀」のリメイクではどうなるのかとプレイヤーも半信半疑であったが、蓋を開けてみれば復活&遺伝技として量産可能という嬉しいサプライズとなった。 「げきりん」の強化やプラチナ教え技による「ばかぢから」の追加等、後の世代で使う事になるような主力技はこの時期にほぼ獲得している。 ただボーマンダに多くの利点を食われているだけで&bold(){(それが致命的なのだが)}、そんじょそこらのポケモンぐらいは圧倒するスペックは持っている。 ・ドラゴン/飛行という元のタイプ ・釣れるポケモンという水ポケに近い立ち位置 ・二足歩行型というビジュアルと設定 ・初代出身故の技マシン対応力 により、この世代から習得技のレパートリーに関しては一回り多かった。 「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「なみのり」「10まんボルト」「かみなり」「れいとうビーム」「ふぶき」「きあいだま」と、サブウェポンとしてよく使われる高威力技をひととおり習得可能。特攻は100とそれなり程度であるが役割破壊には十分。 補助技も「でんじは」「しんぴのまもり」「ひかりのかべ」「おいかぜ」「きりばらい」「にほんばれ」「あまごい」「すなあらし」「あられ」などそれなりに揃っており、サポート役もこなせる。 天候技を全部覚える珍しいポケモンであり、更にすなあらし以外の天候を活用できる技を覚える。 自主的に交代する技がないため、サポート役にする場合はシングルよりもダブル向きか。 なお、「リフレクター」は初代わざマシン限定技なので、レート戦/ランクマでは使えない。 さらに物理防御はボーマンダの特性「いかく」のせいで負けているが、特殊耐久はかなり上回っており努力値の振り方によってはタイプ不一致の「れいとうビーム」を「[[ヤチェのみ>きのみ一覧(ポケモン)]]」無しで耐える事が可能である。 また特性「せいしんりょく」のおかげでまひるみ型にも強い。ただしめざめるパワー(こおり)など、思わぬところから飛んでくる氷技に注意。 また『でんじは』や『ばかぢから』等の存在からシングルではむしろボーマンダより受け難い場合もある。 &bold(){……とまああれこれ語られてはいるが、そんな小手先の小技でカイリューの採用率や評価が覆ることは無かった。} &s(){むしろそのへんのマイナー・不遇ポケモンよりはスペックが高いせいで当時のトレンドたるその手のポケモンの愛好家から目を向けられることも少なく、トップ層にも入ることもできない。つまるところ居場所のない状態であった。「何より意表が突ける」ことのむなしさを証明した時代であるといえる。} } #openclose(show=▷ 第五世代){ あまりにもあんまりな状況に制作側も思うところがあったのか、[[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]にて&bold(){「マルチスケイル」}を獲得。 &b(){HPがMAXの時に受ける攻撃の威力を半減する}という強力な効果であり、同類ぶっちぎりの最不遇枠だったカイリューに与えられたこともあって話題性をも掻っ攫う。 前作で再習得した「しんそく」の優先度も+2にアップし、「ねこだまし」以外の先制攻撃技より早く撃てるように。 [[「いたずらごころ」>いたずらごころ(ポケモン)]]持ちのポケモンに対しても上から殴れることも強みで、[[ボルトロス]]や[[レパルダス]]といったポケモンへの切り返しにも適性を有していた。 おりしも第五世代はドラゴンタイプ全盛期。ドラゴン技の一貫性の高さに加え「マルチスケイル」と「しんそく」のおかげで&font(#ff0000){タイマンでは最強クラス}という評価を受けるようになり、トップメタにまで上り詰めてみせた。 かつて最大の敵であったボーマンダと立場が完全に逆転してしまった感もあり、事実「マルチスケイル」解禁以後ボーマンダの使用率はどんどん下がり、第五世代終盤では600族使用率ワースト1にまで落ちぶれさせてしまった程の影響力を見せる。((後にボーマンダはORASでメガシンカを貰ってトップメタに返り咲いたが)) ついでに[[フライゴン]]から全ドラゴンタイマン最強の座も奪っている。((これまでりゅうせいぐん→先制技の流れが可能だったのはフライゴンのみだった)) そして念願のひこうタイプの技「ぼうふう」を会得。 威力は120と高いが、命中率は70と低い。とはいえ「きあいだま」と同程度の命中率なので特殊型や[[両刀>二刀流/両刀(ポケモン)]]では大体採用されている。 加えてぼうふうは&bold(){「天気が雨だと必ず命中する」}という特徴があり、「かみなり」もセットで覚え、さらには「[[なみのり>なみのり(ポケモン)]]」を覚えるため[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に組み込むという選択肢が与えられた。 さらにタマゴ技で「アクアジェット」も習得した。優先度はもとより雨補正があっても威力で「しんそく」に劣るので採用率は高くないが、「しんそく」と違い無効タイプがないのがメリット。ゴースト相手やタスキ潰しを強く意識するならこちらを優先してもよい。 また半限定技に近い「しんそく」と違って普通の遺伝技であるため、「しんそく」の習得が出来ない環境にあるプレイヤーがお世話になる状況もしばらく続いた。 &bold(){&color(red){「『マルチスケイル』による行動保証を盾に動いてタイマンを制する」}}という、後の世代まで続くカイリューの主力戦法はほぼこの世代で確立。 「こだわりハチマキ」+「げきりん」なんかは防御特化クレセリアを高乱数2発で処理できるハイパワーであり、生半可な数値受けを許さない。 ラティオスやガブリアスが相変わらず前作から素早さチキンレースを続けていた傍らでカイリューは素早さを捨てることが可能であり、性格や道具を火力面に振り切る事に成功していた。 それでいて素早さ方面に努力値を回すと今度は[[キノガッサ]]にマウントを取れる絶妙な数値。 一方「マルチスケイル」にカイリューの自体の採用意義はほぼ集約されており、戦う前に「ねこだまし」や「[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]」、「ゴツゴツメット」や天候ダメージなどで剥がされると途端に状況が厳しくなる。 「[[かたやぶり>かたやぶり(ポケモン)]]」、連続技(特に「つららばり」)も苦手であり、弱点を突きながら叩きつけてくる[[オノノクス]]や[[パルシェン]]、[[マンムー]]等は天敵と言っていい。 BW2以降はガブリアスが隠れ特性「さめはだ」を獲得したことで、基本的に殴る際に相手に触ってしまうカイリューはタイマンではどうしても不利を取ることになってしまった。 一撃耐える事は可能なもののドラゴンタイプが頂点の今作では全方位からドラゴン技、氷技を被弾しまくる為耐久面での無茶は効かず、今世代初期に考案されていた「はねやすめ」を使って「マルチスケイル」を維持する耐久型は&bold(){速攻で廃れた。} &bold(){だがこの戦法が10年後にまさか大暴れするとは誰もが思いもしなかっただろう。} } #openclose(show=▷ 第六世代){ XYにてこいつを始めとしたトップメタのドラゴンポケモン達に対する抑止力としてドラゴン技を無効に出来る[[フェアリータイプ>フェアリータイプ(ポケモン)]]が登場。 それまで有利だった[[トゲキッス]]や[[マリルリ]]が一致技で弱点を狙ってくるようになり、一気に天敵が増えた。 加えて今作環境全対戦ルールの頂点に君臨する[[メガガルーラ>ガルーラ]]は言わずもがな「おやこあい」による連続攻撃の使い手であり、一撃目で「マルチスケイル」を剥がされそのままぶち抜かれてしまう。 「マルチスケイル」そのものが強みである以上裏択の「せいしんりょく」もなかなか採用しにくく、「ねこだまし」持ちのオカンは非常に厄介な相手であった。 そして今作シングルバトルの採用率一位は前作から続く難敵ガブリアス。「がんせきふうじ」の強化で「りゅうのまい」による切り返しも狙いにくくなりむしろ余計に苦手としていた。 しかし追い風もあり、&b(){&font(#ff0000){弱点を付かれると攻撃・特攻が二段階上がる}}という新アイテム「[[じゃくてんほけん>じゃくてんほけん(ポケモン)]]」が登場。 「マルチスケイル」のおかげで弱点を突かれてもダメージを抑えられるため、有効に活かすことが可能で非常に相性が良い。 「りゅうのまい」と組み合わせる事で「しんそく」が何と&bold(){&font(#ff0000){ハチマキ逆鱗並の火力}}を発揮出来るようになり、 その「げきりん」の破壊力は&b(){&font(#ff0000){下手な鋼タイプをもゴリ押しで倒せてしまう}}。 これでは折角のフェアリーポケモン達の殆どが形無しである。テンプレとなって読まれそうな感はある…と思っていたらやはり読まれやすいようで、弱点保険持ちのカイリューは少数に留まることに。 相変わらず一撃の火力が桁違いの鉢巻型と安全に龍の舞からの全抜きを遂行できるラムの実型が多い。 [[メガシンカ]]こそ得られなかったものの逆に言えばメガシンカ枠を取らないということでもあり、高火力のメガシンカポケモンと共に採用するサブエースとしての地位を確保しなんとか環境に居場所を見出していた。 有名な並びは起点作成役の[[カバルドン]]及び相性補完の良い[[ルカリオ]]との組み合わせ、通称&bold(){「カバルカイリュー」}だろう。 それに元々新たに"[[いたずらごごろ>いたずらごころ(ポケモン)]]"の[[派生特性を持ったポケモン>ファイアロー]]が現れたことで、「しんそく」を有する強みも健在。 一方そのメタとして「ステルスロック」が前作以上に蔓延したことが、今作ひいては次世代以降においてじわじわとカイリューを苦しめる事になる。 } #openclose(show=▷ 第七世代){ 目ぼしい技の追加はなかったものの、[[Zワザ]]のシステム自体が大きな追い風。 一発限りとはいえ非接触かつ必中の高火力技を叩き出せるため、苦手な相手を一撃で葬りやすくなった。 「げきりん」「りゅうせいぐん」「ぼうふう」「そらをとぶ」といった一致技の弱点を補えるのも嬉しく、マルチスケイルがあるため相手のZワザで落とす前に落とされる心配も少ない。 ただ環境においては様々な理由から嫌われ&bold(){露骨に採用率が低下。} 前作以上に強力なフェアリータイプが増えた事、それに伴いはがねタイプの採用率も上がってきたことで強みだったはずのドラゴン技の一貫性が無くなってしまう。 特に環境最上位層たる[[カプ・テテフ]]には特性「サイコメイカー」、[[ミミッキュ]]はタイプによって「しんそく」が[[無効化]]されてしまい、カイリューの優位性を引き上げていた筈のドラゴン技+「しんそく」の組み合わせが強みにすらならなくなってしまった。 他のドラゴンポケモンがメガボーマンダはひこう技、ガブリアスはじめん技ともう一つのサブタイプに活路を見出そうとしていく中、「ヒコウZ」無しにはまともな一致メインウェポンを扱えないカイリューはここにきて&bold(){ひこう技の習得を怠ってきた事の問題点が顕在化。} その他上位にはメガメタグロス、[[ナットレイ]]、[[ギルガルド]]、[[テッカグヤ]]、[[カプ・コケコ]]、[[カプ・レヒレ]]等々、悉くカイリューの主力打点の通りが悪いポケモンが跳梁跋扈。 高火力の飛行技を振り回したいならそもそもメガボーマンダを使えばいい話であり、前作で得ていたはずの「メガシンカ枠を取らない積み技持ちのサブエース」という立ち位置すら「ばけのかわ」によるより強い行動保証とゴースト+フェアリーによる驚異的な、そしてカイリューが失った一致技の一貫性を有するミミッキュに奪い取られてしまう。 腐っても「マルチスケイル」が強いので使おうと思えば普通に使える部類ではあったが、逆に言えば「マルチスケイル」だけでは強みとなりえないことを証明した時代でもある。 この世代では強い弱いの前に&bold(){影が薄かった}のである。 なおレート以外のところではVC版解禁により「つのドリル」が使用可能に。ただし%%虫取りバグを使わない限り%%「しんそく」と両立できない。 } #openclose(show=▷ 第八世代){ 当初は登場できていなかったが、DLC第2弾「冠の雪原」で復帰。 第1弾「鎧の孤島」におけるキングドラの図鑑説明文で存在が示唆されており、多くのファンが待ちわびる中での上陸となった。 また「しんそく」がレベル1で習得できるようになり、育成の負担が減少した。 更に物理では「ダブルウイング」や「スケイルショット」、特殊も「ハイドロポンプ」を習得可能になった。 [[ダイマックス]]とマルスケを合わせた高い耐久、[[ダイジェット>ダイジェット(ポケモン)]]によるS上昇でエース適性を上昇させた。 めざめるパワーが廃止されたため、不意の氷技で思わぬ所から狙われなくなった一方で、同じく解禁されたボーマンダやガブリアス、 [[ランドロス]]のついでに氷技を受けてしまう点やマルスケを潰される「トリプルアクセル」といった点には注意したい。 マルチスケイルと「はねやすめ」「りゅうのまい」を絡めた耐久積み戦法も今作で本格的に採用され始めた。 行動制限も無効タイプもない安定技である「ダブルウイング」の習得で回復と攻撃を使い分ける戦い方が無理なく実現可能になったこと、 ダイマックスにより耐久をさらに調整しやすくなったこと、逆に相手のダイマックスに対する時間稼ぎとして使えることなどから需要が増加。 従来のアタッカー型と併せて高い使用率を誇る。 またこの世代では負債として抱えてきた筈の「せいしんりょく」に「いかく」を無効化する強化が為され、ダブルバトルを中心にこちらでの採用も増える事になった。 } #openclose(show=▷ 第九世代){ 初代から登場し続けていたカイリューであるが、タイプを自由に変更できる本世代の新要素『[[テラスタル]]』の登場により、&bold(){ここにきて全盛期が訪れることになる。} 他の600族にも言えるがこのお陰で&bold(){&color(red){最大のネックだった4倍弱点が消えることにより耐久性が大きく向上。}} マルチスケイルも相まってタフさに更に磨きがかかるようになった。%%結果、「マルチスケイルって氷4倍だから許されてたんだな」という意見が飛び交うことに%% 当初テラスタイプは「しんそく」の威力向上に加えて、弱点が[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]のみとなってノーマルテラスが主流であった 「マルチスケイル」込みで弱点を突かれるまで「はねやすめ」で粘れるようになるのも大きなメリットとなっていた。 しかし研究が進み、環境が変遷していく中で ・高威力の飛行技で全てを吹き飛ばす[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]]テラス((「ダブルウイング」は今作で没収されているため「テラバースト」頼りとなるが)) ・本来のタイプとの相性補完が良い[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]テラス ・攻防面で優秀な[[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]テラス など多様化が進んでいる。 テラスタルによって&bold(){タイプ相性が必ずしも当てにならず、数値受けが重要になった}SV環境では、カイリューの耐久数値+マルチスケイルは対戦相手にとっては絶望的な壁として立ちはだかる。 相手の氷タイプの「テラバースト」で役割破壊されやすくなったとも言えるが、こおりタイプのテラスは攻撃面でこそ優秀なものの、防御面では非常に脆いため数が少ない。 オマケに元の数値の高さと「マルチスケイル」によって、カイリューがHPと防御に特化した場合、SV環境にてトップメタである[[パオジアン]]の「つららおとし」を&bold(){確定で耐える。} ただでさえ「マルチスケイル」のせいで4倍弱点を突かないと倒しきるのが難しいのに、テラスタルでタイプが変えることによって、カイリューは&bold(){&color(red){攻防一体の非常に強力なポケモンとなった}}のだ。 わざは「ダブルウイング」「ワイドブレイカー」「ばかぢから」といった強力な攻撃わざを没収された代わりに&bold(){「アンコール」}「けたぐり」「アイススピナー」等を習得。特にアンコールの習得によって搦手路線で大きく羽ばたく結果になる。 HPが満タンになれば&bold(){マルチスケイルが再発動する}仕様もあって、テラスタルで弱点を外して確実にダメージを軽減させてから「はねやすめ」を筆頭とした回復手段でHPを全快して&bold(){&color(red){マルチスケイルを只管使い回す}}凶悪耐久戦法も脚光を浴びた。 現在確認されているメジャーな型としては ・「ラムの実」や「あつぞこブーツ」などで相手の補助技をケアしつつ、「りゅうのまい」+「しんそく」で負担をかける王道な&u(){ノーマルテラスタル・龍舞神速型} ・先制技にも関わらずノーマル技に耐性がある[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]などでないと後出しが効かない&u(){ノーマルテラスタル・鉢巻き神速型} ・テラス補正と高い攻撃力を活かし、「するどいくちばし」などで強化した飛行技を乱射する&u(){飛行テラスタル・テラバースト型} ・耐久調整を行い「はねやすめ」と「りゅうのまい」を両立、「食べ残し」で回復して居座りながら能力を上げる攻撃寄りの&u(){耐久型} ・上記のようなアタッカー寄りのカイリューを見て受けに来た相手を&bold(){「ほのおのうず」}と「アンコール」で縛りつつ、こちらは「はねやすめ」で回復してジワジワ相手を削り殺す&u(){炎の渦型} ・ゴツゴツメットを装備して「アンコール」「でんじは」「エアスラッシュ」で相手を妨害しながら削り殺す&u(){まひるみ型} ・DLCによって新規習得した「スケイルショット」を「いかさまダイス」で安定させてメインウェポンとして扱う&u(){ダイス型} ・「マルチスケイル」を弱点を突いてきた相手に「じゃくてんほけん」で逆襲する、剣盾環境を彷彿とさせる&u(){弱点保険型} ・意外と高い特攻を活かし、「りゅうせいぐん」や「れいとうビーム」で物理受けやミラーに強い環境メタに特化した&u(){両刀型} など&bold(){攻撃型・搦手型問わずあまりにも多様過ぎる型の数々が爆誕しつづけている。} 特に対戦におけるシーズン最終日付近の上位帯は&bold(){&color(red){新型カイリューお披露目会}}と言っても過言ではなく毎シーズンごとに新たなカイリューが開発され続けている。 なお上記の型は一例であり、上記の型を組み合わせたハイブリッドな型も存在し、更にチョッキやクリアチャーム、眼鏡などを持たせた主流から外れた型まで考えると実質的なカイリューの型はさらに多くなる。 俗説によると上位2桁入りしたカイリューだけでも&u(){170種類}近い型があるとされている。 ちなみに渦型カイリューは一見ネタに見えるかもしれないが、テラスタルを併用して4倍弱点を消せば突破が極めて困難な非常に強力な戦術。 というか、今でこそ数を減らしているがシングルバトルのシーズン1において1位を獲得したプレイヤーの使用していたカイリューの型である。 神速型を警戒して出してきた受けポケモンを一方的に狩れることに加えて、安全に他のエースポケモンに手番を渡せる点でも強力である。 しかも渦型や耐久型のような搦手ばかり警戒していたら王道かつ凶悪なノーマルテラスしんそくによる&bold(){ストレートな暴力で正面から蹂躙しにくる}危険性もある。 カイリューの対策が難しいのは「ノーマルテラスしんそくの強さが発する圧を無視できない」という声もチラホラ。 そもそも型によっては対策手段が180°異なる上、初見だと何タイプにテラスタルするのか分からないテラスタルの仕様も相まって対策は非常に困難。 結果としてシングルバトル環境では ・600族特有の種族値の暴力 ・第一世代からコツコツ蓄えてきた豊富なわざレパートリーからくる型の異様な幅広さ ・テラスタル+マルチスケイルの凶悪シナジー によって&bold(){トップメタとして君臨。} ポケモンHOME解禁による準伝説環境でも、ガブリアスやサザンドラ、ドラパルトなどのカイリュー以外のトップメタの600族ドラゴンたちが軒並み順位を大きく落とす中、&bold(){カイリューだけは一、二位の使用率を維持し続けている。} それだけテラスタル環境でのカイリューの強さはすさまじいものがある。&s(){と、同時に[[ボーマンダ]]が元気がない一因になってしまった} また今作においてはダブルバトルでの採用率もシングルバトル程ではないが上昇している。 カイリュー自体も「せいしんりょく」によって「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」耐性を持つことに加え、[[コノヨザル]]、[[ドドゲザン]]といった「いかく」に強いポケモンが増えている。 この影響で「いかく」持ち自体が環境から数を減らしており、持ち前の攻撃力をダブルでも振り回しやすくなったのが大きいだろう。 レギュレーションCで[[パオジアン]]が解禁されて以降は、「わざわいのつるぎ」による防御デバフを活かして2匹の先制技で制圧する「パオカイ」の並びが増える事に。 一時期はこちらでも採用率一桁台を維持していたが、レギュレーションD以降はさらに高スペック且つこちらの打点が通りにくい「いかく」持ちである[[ランドロス]]や[[ヒスイウインディ>ウインディ(ヒスイのすがた)]]の参戦によって「マルチスケイル」が「いかく」と「ねこだまし」を被弾するリスクがさらに高くなってしまったことで採用率自体は減退。 元々集中打を苦手としており「こだわりハチマキ」を持てば「まもる」も使えないので「マルチスケイル」が信頼性のある特性ではない、という事情もある。 悠長に「アンコール」や「はねやすめ」で耐久する余裕もない為、大半は「しんそく」やひこう「テラバースト」等を主軸とする物理アタッカーであり役割自体は読みやすい。 シングルバトルのみのプレイヤーからは信じられない話であるが、以上のような理由から現状では&bold(){「せいしんりょく」の方がメジャーである。} 流石の採用率及びスペックから警戒されているのか、「碧の仮面」で技マシンが追加されても「ダブルウイング」再習得には至らなかった。 代わりに技マシン消失により第九世代で一度失った&bold(){「ほえる」}、前作で遺伝技から削除されていた&bold(){「くろいきり」}を再度習得。 「ドラゴンテール」を無効にできるフェアリータイプや「みがわり」を積んだ相手も強制交代させたり、相手の積み技を台無しにして積みアタッカーを機能不全に追い込むことが可能になった。 &s(){両方ともかつての環境ではまともに使われていないにも関わらず有効活用しており、「強い奴は何やらせても強い」というのを体現していたりする。} …とまあ、ここまで書いたことから分かるかもしれないが、現在の環境等での圧倒的な強さの方が印象に残るプレイヤーは多いのだが、キチンと対戦史を紐解いていくと、 寧ろ&bold(){割と不遇な扱いを受けてきた時代も10年以上}というかなり長い期間であり、初代出身のポケモンにも関わらず&bold(){結構な遅咲きのポケモン}だったりする。 既に「マルチスケイル」実装すらも2023年時点で&bold(){10年以上前の話}であり、第五世代以降の価値観でカイリューを語ろうとすると古参ユーザーとの大きな意識の乖離が発生する。 ポケモンの歴史の長さを物語る1匹であるといえるだろう。 なお一躍脚光を浴びたことでその強さと合わせて注目度もアップ。強力なノーマルテラスしんそくや[[カイリューと同じく使用率トップ争いをしている某パラドックスポケモン>ハバタクカミ]]に因んで&bold(){「ハバタクデブ」}という&s(){不名誉な}あだ名が一部で付けられてしまいネタにされた。 } *■進化前・[[ハクリュー]] ---- #center(){&font(#0095d9,b){オーラに包まれる神聖な生き物らしい。天気を変える力を持つと言われている。}} カイリューの進化前。カイリューと違って手足がなくて細長く、東洋の龍を思わせる体型となっている。 詳細は項目参照。 *■アニメでのカイリュー一族 ---- 「マサキのとうだい」にて、恐らくカイリューと思われる謎の超巨大ポケモンが登場した。 しかしその大きさはゴジラ並みで、後に[[オレンジ諸島>オレンジ諸島編(TVアニメ版ポケットモンスター)]]等で登場した普通のカイリューよりも圧倒的に大きかった。 映画「[[ミュウツーの逆襲>劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲]]」では[[ミュウツー]]からの招待状を送る郵便屋として活躍。 [[ムサシ>ムサシ(ポケモン)]]・[[コジロウ>コジロウ(ポケモン)]]・[[ニャース]]は「ぶつかっておいてバイバイはないでしょ」と言って飛ぶカイリューをフライパンで抑えていた。 ミニリュウは[[無印>アニメ ポケットモンスター(無印)]][[35話「ミニリュウの伝説」>ミニリュウのでんせつ(ポケモン)]]に登場。 サファリゾーンの管理人がサトシ達に「昔ミニリュウの伝説からポケモンが狩り尽くされたため、サファリボールの数を制限した」と語る。 ロケット団もミニリュウを捕まえようとするも失敗し、麻痺爆弾で一網打尽にしようとする。 サトシ達は阻止しようとするも爆弾は湖の中に落下してしまい、サファリゾーンの管理人はそれを回収しようと湖に飛び込む。 サトシは[[ヒトデマン>スターミー]]に乗って管理人を追いかけ、爆弾を回収するも息が続かず、管理人と共にハクリューに助けられた。 **■ユウジのカイリュー #center(){&blankimg(ユウジのカイリュー1.jpg,width=500,height=380)} #right(){出典:ポケットモンスター、114話『ファイナルバトル!カイリューとうじょう!』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。&br()OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 技:[[はかいこうせん]]、みずでっぽう、れいとうビーム、たたきつける、りゅうのいかり、10まんボルト、のしかかり、ロケットずつき、こうそくいどう、かみなり オレンジ諸島編ではオレンジリーグにおいてヘッドリーダー・[[ユウジ>ユウジ(アニポケ)]]の最後の切り札として登場。 フルバトルで交代を何回かして[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]のポケモンもダメージをそこそこ受けていたとはいえ、 4匹残っていた手持ちのうち[[リザードン]]、[[ケンタロス]]、ゼニガメの三匹を倒した。 [[ピカチュウ]]一匹にまでサトシを追い詰めるものの、一瞬の隙をついて頭に取りついたピカチュウの渾身のかみなりを受けて倒れる。 ちなみにこのカイリュー、一つのバトルで実に&b(){10個もの技}を使っていたりする。 **■ワタルのカイリュー #center(){&blankimg(ワタルのカイリュー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、116話『チャンピオンの誇り!ワタルVSカルネ!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 技:はかいこうせん、つばさでうつ、でんじは、たつまき ワタルのパートナーにしてエース。 主に飛行要員として活躍するほか、『はかいこうせん』で建物をぶっ壊すのがお仕事。 金銀のワタルといえばカイリュー×3でお馴染みだが、アニポケのワタルが所持するカイリューは1匹しか確認できない。 金銀編では暴れている赤いギャラドスを一方的にボコボコにする実力を見せた。 マスターズエイト編ではカルネのアマルルガとメガサーナイトを相手にバトルする。 どちらも相性が不利でボロボロになるまで耐えて反撃するも、会心のはかいこうせんがメガサーナイトに避けられて敗北した。 **■アイリスのカイリュー #center(){&blankimg(アイリスのカイリュー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典: ポケットモンスター ベストウイッシュ、91話『パワーバトル! アイリスVSヒカリ!』、2010年9月23日~2013年10月3日まで放送。&br()OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} CV:佐藤健輔 技:かみなりパンチ、かえんほうしゃ、れいとうビーム、ドラゴンダイブ [[アニメBW2>ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2]]でなんとツンデレのカイリューが[[アイリス>アイリス(ポケモン)]]の[[手持ちになった>アイリスの手持ち(アニポケ)]]。ちなみに♂。 600族自体の入手はレギュラーメンバー史上初となる。 例によってなかなか指示を聞かず、従来のおっとりしたイメージをぶち壊すほどキレた時の顔芸がヤバい。サトシのリザードンポジションと言えるだろう。 さらに、強さもハンパなく、&bold(){リザフィックバレーでの修業を終えたサトシのリザードンと互角であり}、 タイプで不利なはずの[[ヒカリ>ヒカリ(ポケモン)]]のマンムーを圧倒したほど(本気をだせばだが)。 さらに続編のエピソードNでは前述通り自身の前身的なポケモンでもあるサトシのリザードンと激しいバトルを繰り広げた。 バトルは途中で中断したものの、お互い満足した模様。その後もEDにて仲良く肩を取り合ったり、劇場版でも共闘を繰り広げた。 彼や[[ドリュウズ]]が当初アイリスの言う事を聞かなかったのは、ある意味リザードン再登場の伏線であったと言えなくも無い。 だが新無印に入ってからはエースの座を[[オノノクス]]に完全に譲っており、自身は[[サトシ>サトシ(新無印編)]]のルーキー[[ウオノラゴン>サトシの手持ち(新無印編)]]に「ドラゴンダイブ」を受け止められて「エラがみ」と「こおりのキバ」のエグいコンボで瞬殺されたり、 マスターズトーナメント第一戦で[[シロナ>シロナ(ポケモン)]]の[[ミロカロス>シロナの手持ち(アニポケ)]]に「かみなりパンチ」を耐え切られて敗退と、噛ませ犬として扱われており、結局勝ち星なしのまま出番終了。間違いなくBW2の反動であろう… **■サトシのカイリュー #center(){&blankimg(サトシのカイリュー5.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、122話『セミファイナルⅠ 「圧勝」』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} CV:[[三宅健太]] 技:りゅうのまい、ドラゴンクロー、ぼうふう、はかいこうせん→りゅうせいぐん 『[[新無印>ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)]]』では、なんと[[サトシ>サトシ(新無印編)]]の[[&bold(){初ゲットを飾ることになった}>サトシの手持ち(新無印編)]]。こちらは♀。 元々は生態調査目的で%%半ば遭難する形で%%訪れたカイリュー族だけの島にいた、空を飛べないハクリューだった。 [[ゴウ>ゴウ(アニポケ)]]の分析とサトシの特訓のおかげで空を飛ぶために必要な「りゅうのまい」の習得に成功、苦手を克服する。 その後、ロケット団のホエルオーとの闘いで空高く打ち上げられたサトシを助けるために進化、「誰かを助けるため」の両腕で見事に抱き止め、海面に叩きつけられる前に救出に成功した。 そのままサトシに懐いたために、投げられたモンスターボールに収まる。%%ピカチュウ、カイリューときたら次はヤドランだろ、と古参ファンからは噂されているとか%% 腕がよほど気に入ったらしく、研究所ではサクラギ博士やゴウのポケモン達にも抱きついており、順調に友達を増やしている模様。 公式戦初バトルでは、[[コルニ>コルニ(ポケモン)]]の[[コジョンド]]とメガ[[ルカリオ]]を相手に勝利するなど実力は高い。 チャンピオンとなったアイリスとのバトルでは上記の強面カイリューと対戦。経験の差もあってボコボコにされウオノラゴンと交代。 その後アイリスの現エースであるオノノクスとバトル。 パワー負けするも暴風でカウンターシールドを作り出し、オノノクスのりゅうのはどうを逆に利用してりゅうせいぐんを作り出し、オノノクスを戦闘不能にさせた。 イッシュチャンピオンの最強の手持ちを倒すなど、歴代の手持ちでも屈指の実力を持つことが判明した。 しかし、アイリス戦以降はメガシンカなどの切り札が使える[[ルカリオ]]や[[ゲンガー]]の台頭に押されたためか、 &bold(){ハイパークラスに進出後は選出される機会が大きく減ってしまい}、唯一選出されたキバナ戦では敗北している。 シンジとの特訓バトルでも&bold(){「カイリューせいぐん」}なるりゅうせいぐんの応用技で奮戦するも[[ガブリアス]]のドラゴンクローの餌食となった。 シロナ戦では[[ミカルゲ]]の不意打ちからの催眠術、そして夢食いコンボの前にあっさり撃沈。 [[ジュカイン]]のようにサトシの声で覚醒することはなく、[[ヘラクロス]]のように寝言で対抗することもできなかった。 りゅうせいぐんは技の使用後、攻撃力が落ちる技であったため、夢食いで体力を回復できるミカルゲとの相性は悪く、分の悪い勝負であった。 こうして、最終進化後は公式戦0勝の憂き目を見た[[ドダイトス]]同様の末路を辿るかに思われたカイリューだったが、マスターズトーナメントファイナルではドラパルトと交戦。 りゅうせいぐんでドラパルトを誘導してから抱きついて捕まえ、カイリューせいぐんで地面にたたきつけて下し、汚名返上と初期のエースとしての意地を見せた。 (ただし、ルカリオや[[ウオノラゴン]]のおぜん立てもあったのも事実である。相手を誘導してから近距離から襲い掛かる戦術はカロスリーグでもショータの[[ボーマンダ]]が使用していた)。 しかし、大きく消耗したうえにりゅうせいぐんとドラムアタックの効果で能力が低下した事もあり相性有利ながらも[[ゴリランダー]]との勝負には負けてしまった。 そのため、当初は勝率の低かったが、ハイパークラス以降の試合で勝ち星を上げ続けたゲンガーとは対照的な結果となった。 ハイパークラス以降の試合ではサトシは切り札が使えるポケモンを軸にバトルを組み立てていく戦略を取るようになり、 切り札を使わずに素の状態でポケモンバトルに勝ったのはドラセナ戦のみであった。そのため、&bold(){切り札が使えないポケモンは必然的に取り残されることになっていた}。 切り札の存在如何によっては選出機会・勝率共に恵まれていた可能性があり、非常に悔やまれるところである。 切り札なしの公式戦がこの先、あるのであれば、是非とも勝ち星を上げてほしい。 なおこのように終盤になるにつれ勝率が下がっていったカイリューであったが、 サトシはシロナのミカルゲ相手に「俺のカイリューはどんな相手にも負けない」と言う等、サトシからの期待値は非常に高い(結果は上記の通りだが)。 また新無印メンバーは日常回での出番がほとんどないのだが、 このカイリューは空を飛ぶ要員として便利のためか、新無印メンバーの中でも日常回での出番が多い方であり、そういう意味では手持ちでも優遇されている。 *■その他 ---- [[ポケモンカードGB]]では伝説のカードの1枚として扱われている。 4人目のグランドマスター(赤・緑でいう四天王)がその伝説のカイリューを含む、ドラゴンデッキで挑んでくる。 [[Pokemon GO]]でも強力ポケモンとして君臨。 進化前のミニリュウの入手難易度がべらぼうに高い………かと思いきやある特定のポイント(有名な所では上野・不忍池)だと大量発生することが判明し、不忍池周辺が凄いことになって一騒動起きた話は有名。 現在ではコミュニティ・デイ等のイベント期間を除き大量発生はなく、基本的にタマゴをひたすら孵化させて入手することになる。 苦労して手に入れたミニリュウをさらに苦労して進化させただけあって圧倒的な性能を誇っている。 サービス開始当初はCPランキング堂々の1位を誇り、技も「りゅうのいぶき・ドラゴンクロー」(通称胃袋)の組み合わせが敵の攻撃を回避しつつ立ち回りやすいため初期環境鉄板の組み合わせだった。 しかし当時はわざマシンがなかったため、進化時にこの組み合わせを引けなかったトレーナーたちの悲鳴が木霊することに…… 後のアップデートで「ドラゴンテール・げきりん」(通称てるりん)ともう一つのドラゴンわざの組み合わせを獲得。こちらは動作が重い代わりに火力が非常に高い。 また、「げきりん」が2ゲージ技で連射が効くのもポイントが高い。 かつてのジムの仕様では同じ種類のポケモンを複数置ける仕様だったので、誰もがこのポケモンを置き&font(#f6ad49){「カイリュータワー」}と揶揄されていた他、 原作と違い強力なはがねやフェアリータイプが当初はほとんど存在しなかったことで攻撃要因としても活躍。 現在はポケモンの種類が増えたりレイドバトルが実装されたことで多少出番は少なくなったが仕様変更後のジムでも優秀な耐性と耐久から防衛要因として重宝されるほか、 ドラゴン相手のレイドバトルではまだまだ起用機会も多く、トレーナーバトルでは「胃袋」の組み合わせがダメージレース上優秀なことからトップメタとして活躍しているなど、汎用性の高さは健在。 サブウェポンに「ばかぢから」を獲得してはがねタイプへの打点を得たため扱いやすさには更に磨きがかかっている。 その優秀な性能が評価されたのか、第2回コミュニティデイの大量発生ポケモンに選ばれた。 さらに開催中に進化させた時限定で「りゅうせいぐん」を習得できたが、こちらは1ゲージ技で連射が効かないため、あくまでコレクション用という位置づけである。 ポケスペにも登場しているが&bold(){なぜかかなりデカい(これはハクリューも同様)。} 「カイリュー ついきしゅうせい」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - XYでは「弱点付かれると攻撃特攻2段階up」な弱点保険と「天候ダメやキノコの胞子や粉系が効かなくなる」な防塵ゴーグルとマルチスケイルと超好相性な道具を手に入れて未だに強さは衰えなさそうである……保険はドラゴンテールで無駄に消費させれるけど -- 名無しさん (2013-11-01 07:43:09) - メガシンカしたらどんな化け物になるんだろうな -- 名無しさん (2013-11-11 10:51:08) - マルスケと弱点保険の相性が良すぎる・・・神速解禁されたら、↑2の通り保険解約用のドラテが流行るだろうな -- 名無しさん (2013-11-11 11:37:00) - 二段階上がったカイリューの神速と特殊技と物理技すべて受けれないとストップしないわけだからな、保険発動カイリュー -- 名無しさん (2013-11-11 15:51:57) - ↑襷+氷技じゃあ(いかんのか?) -- 名無しさん (2013-11-13 15:34:15) - 昔育ててたわ…それとアニメの話はブラッドベリの霧笛が元ネタ、古代から唯一生き延びた巨大な生物が灯台の音を仲間の呼ぶ声だと思って現れるが…って短編 -- 名無しさん (2013-11-14 13:56:15) - どこぞの焼き鳥のせいでステロが増えそうだし解禁直後は厳しい環境だろうな -- 名無しさん (2013-12-11 19:13:24) - 第5世代以降のカイリューは魔改造でもしたのか? -- 名無しさん (2014-04-06 11:23:51) - 神速が弱体化されなかったのでカイリューにとっては幸運だろう。氷のつぶての優先度が+2になってくれればマシになりそうなのに・・・。 -- 名無しさん (2014-04-06 11:27:17) - メガガルとメガヘラがキツイ、突破される -- 名無しさん (2014-04-06 13:25:18) - 結局、物理型ドラゴンはフェアリーでも対処しづらいな。タイマンならともかく・・・。 -- 名無しさん (2014-04-14 19:45:12) - 流石に第五世代の頃に比べると落ち着いてきた感じはするが、まだ結構強いな。マリルリが弱点保険雷パンチでぶっ殺されたときは変な笑いが出た -- 名無しさん (2014-04-19 22:08:36) - 異様に対策しづらいドラゴン。対策ゲーの風潮があるポケモンバトルではヤバい存在。 -- 名無しさん (2014-04-24 09:44:08) - 中堅以下のポケモンの対策をあざ笑うかのような第5世代での恐ろしいパワーアップ。ゲーフリはドラゴンタイプが最強クラスのタイプであることを変える気はなさそうだな・・・。 -- 名無しさん (2014-05-28 05:23:38) - 初代からずっとカイリュー以外「16時間飛び続けて地球一周する体力がない」だと思ってる -- 名無しさん (2014-06-10 11:03:29) - こご風搭載した襷ゲンガーが天敵かな。 -- 名無しさん (2014-09-09 00:40:16) - 「ミュウツーの逆襲」に登場した個体はミュウツーが作ったコピーポケモンの内の一体だろうか。それともミュウツーとは全く無関係の郵便屋に属していて、偶々招待状を受け取ってあちこちに配っていただけだったのだろうか。 -- 名無しさん (2015-03-12 18:25:12) - メガカイリュー ドラゴン水 91 174 125 80 130 100 ドラゴンスキン -- 名無しさん (2015-09-24 20:01:40) - 鋼「ふ〜ん、最強って?」 -- 名無しさん (2015-12-12 18:01:01) - 3月開催の公式大会「カントークラシック」の参加賞でバリアーカイリュー解禁!!実に20年越しである -- 名無しさん (2016-01-29 11:42:13) - ↑初代と全く同じ技構成なのでゴーストタイプで詰むのはご愛敬か。 -- 名無しさん (2016-01-29 13:44:20) - せいしんりょくはダブルバトルとかで使えるからまだしも しんそくがないのは痛いな。 -- 名無しさん (2016-01-29 20:55:05) - 新要素あるわけでもないのになぜ今さら紹介した -- 名無しさん (2016-08-12 10:34:30) - メガガル減るかもしれないが、テテフの影響で、前作以上に2倍弱点すら用心しなければならなくなるな。 -- 名無しさん (2016-11-30 01:00:17) - ♀カイリュー 絶対おっぱいでかい -- 名無しさん (2016-12-15 16:52:09) - ポケモンレンジャー光の軌跡では600族中唯一ハブられてしまった… -- 名無しさん (2016-12-23 21:52:21) - 個人的には今も昔もなんだかんだ安定した強ポケ。 -- 名無しさん (2017-01-10 19:21:23) - ポケGOで猛威を奮っていたが、先日のアプデで息吹クロー波動が今後習得不可に、新技のドラテはカス技だそうで -- 名無しさん (2017-02-18 09:52:19) - ↑ところがどっこい、今はドラテは再評価され超火力の逆鱗と併せて猛威を振るってる模様。ポケモンGOではまだまだ -- 名無しさん (2017-05-28 19:59:06) - これまで竜星群→先制技の流れが可能だったのはカイリューより素早さで勝る襷フライゴンのみだった これ変な文じゃないか?あと金銀アニメで大暴れしたことについても書いていいと思う -- 名無しさん (2017-05-30 17:52:50) - ブラッドベリの霧笛好きだからアニメのカイリュー回もかなり好きだな -- 名無しさん (2017-09-17 16:33:03) - 腹の触り心地良さそう -- 名無しさん (2017-11-12 18:52:30) - テテフとミミッキュが本当に辛いけど、こいつらいないPTだとZ空を飛ぶ絡めて三タテできる突破力はあるな -- 名無しさん (2018-02-13 11:57:09) - 挨拶なしでモーレツバイバイはないでしょう?! -- 名無しさん (2018-05-11 15:34:46) - カイリューはどの6世代以降から中々の良調整だと感じる。 -- 名無しさん (2018-08-01 20:54:38) - 全員Lv50に調整されるようなバトルにこいつが出てもチート扱い(ワタル的な意味で)されるのがわからん。 -- 名無しさん (2018-09-22 15:45:49) - GOのりゅうせいぐんはげきりんよりDPS高いし確実にドラゴン技を習得できるから十分需要はあるぞ -- 名無しさん (2018-12-09 12:29:53) - あのミュウツーがわざわざ手紙書いて郵便屋カイリューに渡したのかと思うと微笑ましくなる -- 名無しさん (2019-05-31 11:18:07) - 99カップは使用者以前にミュウツーと同じレベルでアウトポジでもあるんで使用者0だったとしても参加できませんぜ… -- 名無しさん (2019-08-02 17:52:21) - ガブ、土地神、ランドに隠れてるがガラル上陸が危険視されてるポケモンの一体だったりする。万が一上陸したらマルスケ弱保ダイジェットとかいう凶悪生命体が誕生するぞ -- 名無しさん (2020-01-24 11:13:05) - いやあ、アニポケ新シリーズではまさかの展開になりましたね -- 名無しさん (2020-01-29 00:47:53) - ↑サトシの奴、カイリュー系の進化過程について突っ込んではならないこと突っ込みやがった -- 名無しさん (2020-02-01 17:24:52) - そういえばサトシさん、他の仲間達と手持ち被りが起きるのは初めて? -- 名無しさん (2020-02-01 17:41:21) - ↑2ネットの発達もあるし(本編では大分前に取り入れてたけど)、今シリーズではそういったファンが気になってるネタを取り入れて独自解釈していく方向でいくのかもしれない -- 名無しさん (2020-02-01 18:07:02) - ↑2ハルカとヒカリが御三家(フシギダネ・ゼニガメ・ヒノアラシ)被り起こしてる。あとカキともリザードン被ってる -- 名無しさん (2020-02-01 20:43:05) - ↑アイリスともフカマル被り起こしてる。 -- 名無しさん (2020-02-01 20:59:19) - ハクリューとカイリューの見た目の方向性が違うのはデザイナーも違うからなんだっけ? -- 名無しさん (2020-02-12 15:49:57) - 新無印の抱き着きカイリューがかわいい -- 名無しさん (2020-07-24 22:51:50) - いつかアイリスとサトシのカイリューが共演してほしい -- 名無しさん (2020-09-01 16:51:54) - 冠の雪原で帰ってくるけど、マルスケ弱保ダイジェットで暴れてくれるかな。 -- 名無しさん (2020-09-30 01:17:39) - ダブルウイング採用したいけど技スペースが悩みどころ -- 名無しさん (2020-11-01 02:23:39) - 剣盾は「しんそく」が基本技に追加、 物理はダブルウイングやスケイルショット、特殊もハイドロポンプを習得可能になった。 他にもダイマックスとマルスケを合わせた耐久力( 弱点保険との相性が第七世代以上に良い)、ダイジェットによるS上昇でエース適性は更に上がってる。 第七ではほぼ詰み状態だったミミッキュもダイジェットと鋼技の習得で善戦可能。 新アイテム「あつぞこブーツ」の追加やめざパ廃止(突然のこおり技減少)も大きい。総じてシステムと噛み合ってるが、同じく解禁されたボーマンダやガブリアス、ランドロスの影響でこおり需要が上昇気味なのと、マルスケを潰されるトリプルアクセルには注意が必要 -- 名無しさん (2020-11-01 15:09:28) - 威嚇無効にできる精神力を採用するカイリューもそこそこいるな -- 名無しさん (2020-12-02 09:36:30) - 第六・第七でもそこそこ使われてたけどひょっとして600族内で採用率トップって初か -- 名無しさん (2020-12-19 13:09:18) - レッドもポケスタ金銀で使用していた600族。 -- 名無しさん (2021-07-20 11:46:13) - 海の化身なのに水じゃないwwww -- 名無しさん (2022-07-29 12:42:57) - ノーマルテラスタルしんそくはシンプルに強い -- 名無しさん (2022-12-24 17:49:34) - 新無印カイリューを妙にsageてるのが気に入らない。 -- 名無しさん (2022-12-29 18:32:49) - ランク -- 名無しさん (2023-01-11 10:40:45) - で暴れまわってるわ -- 名無しさん (2023-01-11 10:41:05) - 炎の渦型カイリューとかいうパワーワード。しかしそれがアホみたいに強いというね。SV環境のカイリューは強すぎて害悪レベルになりかけてる -- 名無しさん (2023-01-11 11:02:45) - 天敵だというミミッキュもテラスタルで突破可能かつ、渦やアンコールで滅茶苦茶にできる -- 名無しさん (2023-01-12 13:30:56) - 優秀なパラドックスポケモンでもカイリューを止めることは出来ない -- 名無しさん (2023-03-02 10:51:17) - 多分今が過去一に輝いてるよね…いや物理的な話じゃなくて -- 名無しさん (2023-03-02 11:06:35) - ユナイトだと全然見かけなくなったんだが弱体化されたんか -- 名無しさん (2023-05-05 13:08:57) - テラスタルと相性良すぎるのはまだいいし羽休め悪用してるのは剣盾で見慣れたんだが、よりにもよってこの世代でアンコールあげたのは悪手にもほどがある -- 名無しさん (2023-05-07 23:27:09) - マジでなんでアンコ渡した -- 名無しさん (2023-07-18 16:28:35) - ユナイトのカイリューはそれなりに楽しい -- 名無しさん (2023-08-30 12:00:34) - ただ「カイリューが強すぎる」というより「テラスタルとの相性が良すぎる」ってのが正しいから次回作で致命的な弱体化食らうことは無さそう(というよりもテラスタル無くなるだけで本作レベルの活躍は無理)なのは安心すべきかしないべきか -- 名無しさん (2023-09-20 00:51:13) - カイリューが福井県の応援ポケモンに選ばれたらしいってよ -- 名無しさん (2023-10-24 01:07:41) - ネタにされがちな色違いだがオーソドックスなドラゴンって感じで自分はいいなと思う(むしろ進化前みたいに紫のほうが微妙かも)。 -- 名無しさん (2023-11-03 18:21:32) - 初代特有の器用さと新要素が恐ろしいほど噛み合って悪さするの令和のメガガル感ある -- 名無しさん (2023-11-16 10:55:57) - 手が生えた理由が誰かを助けるためと解釈するサトシさんサイコーっす。図鑑との説明との兼ね合いを含めても納得できる -- 名無しさん (2023-11-16 13:52:43) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/03/04 Thu 01:06:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 34 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#f6ad49,b){&big(){荒れ狂う海もものともせずに飛んでいく。その姿を見かけた船長は海の化身と呼んだ。}}} #center(){&blankimg(サトシのカイリュー2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、65話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} カイリューとは[[ポケットモンスター]]シリーズに[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.149 分類:ドラゴンポケモン [[英語]]名:Dragonite 高さ:2.2m 重さ:210.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:水中1/ドラゴン 性別比率:♂50%/♀50% タイプ:[[ドラゴン>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]/[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:せいしんりょく([[怯まない>ひるみ(ポケモン)]]。[[いかく>いかく(ポケモン)]]を受けない) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:マルチスケイル(体力が満タンの時受けるダメージが半分になる) ・[[種族値]] HP:91 攻撃:134 防御:95 特攻:100 特防:100 素早さ:80 合計:600 [[努力値]]:攻撃+3 ミニリュウがレベル30で[[ハクリュー]]に[[進化>しんか(ポケモン)]]。ハクリューがレベル55で進化する。 *■概要 ---- 進化する事で細長い竜型から手足が生え、ずんぐりとした体型の二足歩行型になった。 頭に龍の髭のような形の触角と、背中には翼が生えてより西洋のドラゴンっぽくなった。よく見ると頭頂部に一本の角が生えている。 ちなみに赤・緑時代のドット絵では背中に沿って鰭のようなものが生えていたが、青以降はなくなっている。 &font(#ff0000){カッコいい}というより、&font(#f09199){可愛い?} ポケパルレ等で撫でると両手を上げて\(^▽^)/←こんな顔になる。&bold(){非常に可愛い}ので一見の価値あり。 「海の化身」と言われており地球を約16時間で一周出来るスピードを持つ(その割に素早さ種族値は並だが)。 実際ポケモンSVで[[パルデア地方>パルデア地方(ポケモン)]]から[[キタカミの里]]へ向かう際のロード画面では旅客機と並走・追い越すというものであり、少なくとも旅客機を余裕で追い越してしまう程のスピードで飛行できることは確かな模様。 また、海で沈みかけの船や溺れている人がいると助け、陸まで送るというとても心優しいポケモンである。 ただし一度逆鱗に触れてしまうと、すべてを破壊しつくすまで止まらないというドラゴンらしい破壊的な一面もある。 この広い海のどこかにはカイリューだけが住む島があると言われている。 知能も人間並みにあるらしい。   進化前のミニリュウという名前からよくカイリュ&font(#ff0000){ウ}と間違われるが正しくはカイリュ&font(#ff0000){ー}である。 &font(l){あと、顔立ちのせいで[[どこぞのフィンランドのトロール>楽しいムーミン一家]]のネタをされることが多い。まぁカイリューは[[妖精>フェアリータイプ(ポケモン)]]に弱いけど} 初代唯一のドラゴンタイプ最終進化なのにあまり正統派のドラゴンに見えない気がするが、最大の原因はこの丸っこい鼻づらと触角のような軟質の角だろう。 ポケモン以前の作品でも、絵柄がファンシー系のRPG『[[魔導物語]]』シリーズにも似たようなデザインのドラゴン(名前はそのまま「ドラゴン」)がいたのだが、 こちらは鼻や角がとがっているせいかカイリューと違って可愛げがあるもののドラゴンらしい造形になっている。 また上記の通りハクリューまでの流れとは大きく異なる進化をするためネタにされがちで、アニポケの新無印ではサトシが[[ネタにする>カイリューの楽園、ハクリューの試練!(ポケモン)]]ほど。 その話ではサトシがカイリューに手が生えた理由として「&bold(){誰かを助けるため}」という仮説を立てている。 *■ゲームでのカイリュー ---- 初代唯一にして元祖ドラゴンタイプ。また最初の[[600族>600族(ポケモン)]]でもある。 トレーナーでは[[四天王>してんのう(ポケモン)]]及び[[チャンピオン>チャンピオン(ポケモン)]]の[[ワタル>ワタル(ポケモン)]]の切り札。 ワタルの使うカイリューは&b(){&font(#ff0000){レベル55未満だったり本来覚えない「バリアー」を覚えていたり}}とワタルのチートを語る上で外せない存在。 まあ、''そのせいで初代の敵AIは補助技だろうが相手の弱点となる技を優先的に選ぶため、[[エスパー>エスパータイプ(ポケモン)]]に弱い[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]・[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]を出すと高速移動やバリアーを延々と繰り返すので全く攻撃してこなくなる''。 なので、[[御三家>御三家(ポケモン)]]だと''くさ4分の1なのに[[フシギバナ]]が一番戦いやすい''。バリアーを積まれながら倒すのはかなり面倒だが……。 一応フォローすると、特定のタイプでハマるなど普通は分からないし、ワタル戦以外の敵のドラゴンタイプを見る機会がないことから、メジャーな耐性と「はかいこうせん」でゴリ押してくるだけでも当時の初見殺しには十分であった。前座のハクリューもみずタイプに見えて実際はくさもでんきも半減するのだから殊更引っかかりやすい。 ただあまりにもあんまりな挙動だった為か、ピカ版では[[三種の神器(強)>サブウェポン(ポケモン)]]を取り揃えてきている。 チョウジタウンの[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]アジト潜入の際ワタルの命令で&b(){&font(#ff0000){[[人に向かって>ダイレクトアタック(ポケモン)]]}[[はかいこうせん]]という名の体当たりを行った。} #center(){&sizex(5){&bold(){「カイリュー はかいこうせん」}}} ポケモンリーグではチャンピオンであるワタルの手持ちとして登場。 レベル47の個体が2匹とレベル50のエースがおり、相変わらず本来ならあり得ないレベルになっている。 もっとも旅パがレベル50に届かないようなところなので、レベル55カイリューを出されると流石に苦しいというメタな事情もある。 今回はレベル47の2体がたつまき、レベル50のエースがげきりんを覚えている。 たつまきの[[威力>威力(ポケモン)]]は40だが、半減できるポケモンが少なく、レベル差によるダメージ増加も加味すると意外と痛いダメージをもらう上、そらをとんだときに喰らえば大ダメージとなりうる。 更に[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]としてかみなり、[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]、だいもんじをそれぞれ覚えているため非常に厄介。 パーティ編成次第ではレベル47のカイリューで半壊に追い込まれかねない。 [[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]ではタッグバトルでレベル40のカイリューを使用している。 ポケモンリーグの手持ちや技構成も概ね金銀準拠だが、ドラゴン技が物理技になったため更に面倒なことになっている。 進化前のミニリュウの初代での生息地は[[サファリゾーン>サファリゾーン(ポケモン)]]。 「すごいつりざお」を使うと低確率で釣れる。 またHGSSでは強化版[[イブキ>イブキ(ポケモン)]]の切り札にもなっている。 [[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]ではタワータイクーンの[[クロツグ>クロツグ(ポケモン)]]が銀シンボルをかけた戦闘で使用。 プラチナ、リメイク後と色々技は変更されているが、一貫して物理技オンリーの構成なのは変わらない。 なかなかの逃亡率と捕獲難度を誇るレアポケだがスロットではあっさり入手出来たりする。 [[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]では「りゅうのあな」で登場するほか、「りゅうのあな」があるフスベシティから南下した45ばんどうろの池で「すごいつりざお」を使うと釣れる。 ただし、「りゅうのあな」に入れるのはフスベジムクリア後、「すごいつりざお」の入手は殿堂入り後になるため、ジム戦には使えない。   またクリスタルではフスベジムクリア後、特別な条件を満たす事で通常では覚えない[[先制技>先制技(ポケモン)]]「しんそく」を覚えたミニリュウを[[入手>シナリオ中に人から貰うポケモン]]する事が出来る。 この「しんそく」ミニリュウは第三世代([[GBA>ゲームボーイアドバンス]])以降しばらく入手出来なかったが、 金銀クリスタルのリメイクであるHGSSにてまた入手出来るようになり、同時にミニリュウの遺伝技に追加されたため他の個体に遺伝も出来るようになった。 ……が、「しんそく」習得個体を通常の方法で入手する為にはHGSSが必須の状況が長年続き、VC版クリスタルの発売、剣盾の自力習得に至るまで難儀することになったのは当時のプレイヤーには語り草である。 2009年には「特殊型ドラゴン最強ポケモン」として本来存在しないレベル50のカイリューが公式配布されワイヤレスレベル50戦で使えるようになった。 しかし[[性格>性格(ポケモン)]]が「おっとり(特攻↑防御↓)」固定な為扱いにくい。 というかHGSSでフラットルールが追加されて存在価値がほぼ無くなってしまった。 [[BW>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]ではなんと骨の[[化石>化石(ポケモン)]]として登場。 シッポウシティの博物館に展示されており、[[プラズマ団>プラズマ団(ポケモン)]]に頭を盗まれたりもした。 リュウラセンの搭ではレベル55未満の個体(最低50)が&b(){釣れる。}色々末期である。 2016年には初代ポケモン発売20周年記念イベントの一環(たぶん)として、ワタルのカイリューがインターネット大会「カントークラシック」の参加賞として配布された。 なんと&b(){&font(#ff0000){通常では覚えない「バリアー」を覚えている。}}ある意味古参プレイヤー歓喜のプレゼントである。 「しんそく」や「マルチスケイル」はないので対戦で使う際には注意。 ちなみに第6世代までに秘伝技になった技のうち、「フラッシュ」と「ロッククライム」以外はすべて覚えられる。 勿体無い気もするがカイリューが複数いるなら[[秘伝要員>秘伝要員(ポケモン)]]にしてもいいかもしれない。   *■対戦でのカイリュー 基本的に攻撃種族値134と広い技範囲を活かした型がメインとなる。 物理型がメジャーだが、特攻も100と高水準であり、特殊技の範囲も広いため、特殊型にしても十分にその力を発揮できる。 特にほのお、みず、でんき、こおりは物理特殊どちらも威力の高い技を覚えられるため、多くのポケモンに等倍以上が取れる。 覚えるポケモンが少ない強力な先制技「しんそく」も個性と言える。 補助技も揃っており、「でんじは」「りゅうのまい」「はねやすめ」「こうそくいどう」などがある。 天候変化技も全て習得可能で、これらの天候を活かせる技も覚えられる。 需要はピンポイント気味だが、面白いところでは初代からの名残で「はかいこうせん」がミニリュウの時点でレベル技になっていたり、みずタイプの先制技「アクアジェット」もタマゴ技として覚えられる。 世代を問わず非常に多彩な型を考えられるのがカイリューの特徴であるといえよう。 ---- #openclose(show=▷ 第一世代){ 初代600族の名は伊達ではなく素早さが平均的な以外は全体的に高水準でバランス型。 特に攻撃は初代のポケモン中トップ。 ……だが、初代ではタイプ一致技がよりにもよって[[固定ダメージ>固定ダメージ(ゲーム)]]の「りゅうのいかり」&bold(){のみ}。 &bold(){タイプ一致でのひこう技すら覚えない}ので、その高い攻撃力を活かすことが難しかった。 ちなみにドラゴン技が「りゅうのいかり」のみの都合上、ドラゴンタイプの技でドラゴンタイプのポケモンの弱点を突くという状況が発生せず、タイプ相性が死に設定同然となっている。 チートなどを使えばちゃんと機能していることは確認可能ではあるが。 他の技を見ても特殊技が「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」「10まんボルト」「[[なみのり>なみのり(ポケモン)]]」と豊富なのに対し、物理技は「はかいこうせん」や「のしかかり」程度。 さらに伝家の「はかいこうせん」の[[威力>威力(ポケモン)]]も強力ではあるが、タイプ一致補正を受けられる[[ケンタロス]]を中心にノーマルタイプの面々には及ばない。 なので当時の戦術は''「でんじは」「こうそくいどう」+「つのドリル」「まきつく」による持久戦や一撃狙い、もしくは特殊アタッカー''。攻撃種族値134なんて''あってないようなもの''であった。 しかもドラゴン/飛行という固有タイプのせいで当時の最強技「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」を4倍で食らってしまうという致命的な弱点もあった。 そもそも第1回大会のルールからして''レベル合計255制限''であり、カイリューの進化レベルの都合上''他のポケモンのレベルが強制50になる''。 こんな戦術しか取れないので''[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技が通らず、当時(特殊で一括りだった為)特防も高かった[[ゲンガー]]であっという間に詰む''。 冗談のように思えるが、コイツ実は''[[第3世代>世代(ポケモン)]]になるまで「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を覚えなかった''ので……。 その上で[[氷>こおりタイプ(ポケモン)]]4倍、[[電気>でんきタイプ(ポケモン)]]も素通し。完全に見掛け倒しのポケモンだった。 ちなみに「こうそくいどう」からの[[一撃必殺技>一撃必殺技(ポケモン)]]や拘束技にしても[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]、前者は[[アズマオウ]]でも可能だったりする。 一応97年カップのファイナリストには一人だけカイリューの使用者がいた。 まあそのファイナリストは攻略本のインタビューによるともう一体のエースである[[サンダース>サンダース(ポケモン)]]をメインで使っていたようで、見せ球だった可能性が非常に高いのだが。 ちなみにピカチュウ版のカイリューの技構成はこのファイナリストのものと全く同じだったりする。 一応コイツの名誉のために言っておくと、VC版初代のオフ会環境では前述の耐久型が周知されたおかげで独自の立場を築き上げている。 もし仮にVC版環境版のレギュレーションの50-55対応にした99カップを開催するなら出場不能になってもおかしくないクラス。 つまり1軍クラスの需要を得ていると言える。[[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]]と同じく、ギリギリ1軍クラスか。 ''パワーが飾りなのは変わりないけどね!'' } #openclose(show=▷ 第二世代){ 金銀では「ふぶき」の命中が下がり、若干マシになったがやはりタイプ一致の技に悩ませられる。 まともなドラゴン技の「げきりん」を習得したものの、この時のドラゴン技は特殊依存で、高い攻撃を活かせなかった。 ようやく追加された飛行技も物理依存とはいえ、低威力の「つばさでうつ」や[[溜め技>溜め技(ポケモン)]]の「そらをとぶ」と使いにくいことこの上なかった。 特攻も高水準であり、特殊依存の「げきりん」もそれなりに強力だったとはいえ、特攻より高い攻撃をまだまだ持て余し気味だった。 一方こおり技及びこおりタイプの採用率減退に加え今作で数が増えたほのお、じめん、かくとう技への耐性は強みであり、等倍範囲の広い「すてみタックル」+「なみのり」や「ばくれつパンチ」によってそこそこ戦えるようになった。 } #openclose(show=▷ 第三世代){ 物理型のサブウェポンとして役立つ「じしん」をようやく習得可能に。ついでに「りゅうのまい」も追加された。 …が、カイリューが復活した頃には同じタイプで同じ600族なうえ特性と素早さが優秀な[[ボーマンダ]]が既におり、より肩身が狭くなることに。 素早さというカイリューが欲しくてやまない要素において最初から圧倒的な優位性を持つボーマンダは、この先長年にわたってカイリューを苦しめる目の上のたんこぶとなる。 一応ドラゴン技の威力が貧弱な時代故、ボーマンダとのタイマンでは「れいとうビーム」を有する此方が有利ではある。しかしそれはより足が速くボーマンダでは触る事すらできない[[ラティオス]]、[[ラティアス]]でもできることなので…… おまけにこの世代では大会参加レベルが''Lv50まで''に変わりフラットルールもなかった為、[[バンギラス]]共々締め出しを喰らう羽目に……。 第三世代の600族であるボーマンダはレベル50で、[[メタグロス]]はレベル45で進化できるため、ギリギリ参戦できたのに……。 } #openclose(show=▷ 第四世代){ 技の仕様変更で遂に物理のドラゴン技という概念が登場し、ドラゴン技で高い攻撃力を活かせるように。 ドラゴンタイプでは伝説系を除き唯一の「りゅうのまい」+「げきりん」使いとしてボーマンダとの差別化がなされた。 しかしマイナーチェンジ版であるプラチナの教え技にてボーマンダが「げきりん」を取得してしまうことになり、&bold(){アイデンティティがほぼ消失。} 更に新たな600族及びドラゴンタイプである[[ガブリアス]]の参戦。「りゅうのまい」はないが「つるぎのまい」を持ち、「げきりん」+「じしん」の攻撃技の一致範囲から、シングルバトルを中心に幅広く使用された。 「げきりん」の強化及び「[[りゅうせいぐん>りゅうせいぐん(ポケモン)]]」の登場により、本格的にドラゴンタイプ同士のミラーはすばやさの高い方が上から一致技を叩きつけて落とす熾烈なスピード勝負に発展していく。 ドラゴン最速たる[[ラティオス]]、[[ラティアス]]に立ち向かうべくガブリアスやボーマンダの「こだわりスカーフ」搭載や「すいすい」[[キングドラ]]が跳梁跋扈する対戦環境。 加えてガブリアス・ボーマンダに立ち向かう為の氷技は勿論「[[めざめるパワー]](こおり)」の搭載も本格化し、否応なくその巻き添えを受ける事になる。 こんな状態なもので、素早さが一回り劣るカイリューは文字通り&bold(){墜落}。 ガブリアス、メタグロス、バンギラスが今世代のいわゆる「結論パ」に採用されるほどの実績を有し、ボーマンダが上述の通り上位互換として機能している以上、&bold(){600族としては唯一まともに使われない悲惨な立場であった。} 一応、フラットルールの導入により今までレベル制限に引っかかっていたのが50に調整されることで通信対戦に参加できるようになった。&s(){死体蹴りとか言わない} この世代では先述の通り「しんそく」を再習得した上で遺伝技として追加された。 元々は「クリスタル」の追加要素であり「金・銀」のリメイクではどうなるのかとプレイヤーも半信半疑であったが、蓋を開けてみれば復活&遺伝技として量産可能という嬉しいサプライズとなった。 「げきりん」の強化やプラチナ教え技による「ばかぢから」の追加等、後の世代で使う事になるような主力技はこの時期にほぼ獲得している。 ただボーマンダに多くの利点を食われているだけで&bold(){(それが致命的なのだが)}、そんじょそこらのポケモンぐらいは圧倒するスペックは持っている。 ・ドラゴン/飛行という元のタイプ ・釣れるポケモンという水ポケに近い立ち位置 ・二足歩行型というビジュアルと設定 ・初代出身故の技マシン対応力 により、この世代から習得技のレパートリーに関しては一回り多かった。 「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「なみのり」「10まんボルト」「かみなり」「れいとうビーム」「ふぶき」「きあいだま」と、サブウェポンとしてよく使われる高威力技をひととおり習得可能。特攻は100とそれなり程度であるが役割破壊には十分。 補助技も「でんじは」「しんぴのまもり」「ひかりのかべ」「おいかぜ」「きりばらい」「にほんばれ」「あまごい」「すなあらし」「あられ」などそれなりに揃っており、サポート役もこなせる。 天候技を全部覚える珍しいポケモンであり、更にすなあらし以外の天候を活用できる技を覚える。 自主的に交代する技がないため、サポート役にする場合はシングルよりもダブル向きか。 なお、「リフレクター」は初代わざマシン限定技なので、レート戦/ランクマでは使えない。 さらに物理防御はボーマンダの特性「いかく」のせいで負けているが、特殊耐久はかなり上回っており努力値の振り方によってはタイプ不一致の「れいとうビーム」を「[[ヤチェのみ>きのみ一覧(ポケモン)]]」無しで耐える事が可能である。 また特性「せいしんりょく」のおかげでまひるみ型にも強い。ただしめざめるパワー(こおり)など、思わぬところから飛んでくる氷技に注意。 また『でんじは』や『ばかぢから』等の存在からシングルではむしろボーマンダより受け難い場合もある。 &bold(){……とまああれこれ語られてはいるが、そんな小手先の小技でカイリューの採用率や評価が覆ることは無かった。} &s(){むしろそのへんのマイナー・不遇ポケモンよりはスペックが高いせいで当時のトレンドたるその手のポケモンの愛好家から目を向けられることも少なく、トップ層にも入ることもできない。つまるところ居場所のない状態であった。「何より意表が突ける」ことのむなしさを証明した時代であるといえる。} } #openclose(show=▷ 第五世代){ あまりにもあんまりな状況に制作側も思うところがあったのか、[[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]にて&bold(){「マルチスケイル」}を獲得。 &b(){HPがMAXの時に受ける攻撃の威力を半減する}という強力な効果であり、同類ぶっちぎりの最不遇枠だったカイリューに与えられたこともあって話題性をも掻っ攫う。 前作で再習得した「しんそく」の優先度も+2にアップし、「ねこだまし」以外の先制攻撃技より早く撃てるように。 [[「いたずらごころ」>いたずらごころ(ポケモン)]]持ちのポケモンに対しても上から殴れることも強みで、[[ボルトロス]]や[[レパルダス]]といったポケモンへの切り返しにも適性を有していた。 おりしも第五世代はドラゴンタイプ全盛期。ドラゴン技の一貫性の高さに加え「マルチスケイル」と「しんそく」のおかげで&font(#ff0000){タイマンでは最強クラス}という評価を受けるようになり、トップメタにまで上り詰めてみせた。 かつて最大の敵であったボーマンダと立場が完全に逆転してしまった感もあり、事実「マルチスケイル」解禁以後ボーマンダの使用率はどんどん下がり、第五世代終盤では600族使用率ワースト1にまで落ちぶれさせてしまった程の影響力を見せる。((後にボーマンダはORASでメガシンカを貰ってトップメタに返り咲いたが)) ついでに[[フライゴン]]から全ドラゴンタイマン最強の座も奪っている。((これまでりゅうせいぐん→先制技の流れが可能だったのはフライゴンのみだった)) そして念願のひこうタイプの技「ぼうふう」を会得。 威力は120と高いが、命中率は70と低い。とはいえ「きあいだま」と同程度の命中率なので特殊型や[[両刀>二刀流/両刀(ポケモン)]]では大体採用されている。 加えてぼうふうは&bold(){「天気が雨だと必ず命中する」}という特徴があり、「かみなり」もセットで覚え、さらには「[[なみのり>なみのり(ポケモン)]]」を覚えるため[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に組み込むという選択肢が与えられた。 さらにタマゴ技で「アクアジェット」も習得した。優先度はもとより雨補正があっても威力で「しんそく」に劣るので採用率は高くないが、「しんそく」と違い無効タイプがないのがメリット。ゴースト相手やタスキ潰しを強く意識するならこちらを優先してもよい。 また半限定技に近い「しんそく」と違って普通の遺伝技であるため、「しんそく」の習得が出来ない環境にあるプレイヤーがお世話になる状況もしばらく続いた。 &bold(){&color(red){「『マルチスケイル』による行動保証を盾に動いてタイマンを制する」}}という、後の世代まで続くカイリューの主力戦法はほぼこの世代で確立。 「こだわりハチマキ」+「げきりん」なんかは防御特化クレセリアを高乱数2発で処理できるハイパワーであり、生半可な数値受けを許さない。 ラティオスやガブリアスが相変わらず前作から素早さチキンレースを続けていた傍らでカイリューは素早さを捨てることが可能であり、性格や道具を火力面に振り切る事に成功していた。 それでいて素早さ方面に努力値を回すと今度は[[キノガッサ]]にマウントを取れる絶妙な数値。 一方「マルチスケイル」にカイリューの自体の採用意義はほぼ集約されており、戦う前に「ねこだまし」や「[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]」、「ゴツゴツメット」や天候ダメージなどで剥がされると途端に状況が厳しくなる。 「[[かたやぶり>かたやぶり(ポケモン)]]」、連続技(特に「つららばり」)も苦手であり、弱点を突きながら叩きつけてくる[[オノノクス]]や[[パルシェン]]、[[マンムー]]等は天敵と言っていい。 BW2以降はガブリアスが隠れ特性「さめはだ」を獲得したことで、基本的に殴る際に相手に触ってしまうカイリューはタイマンではどうしても不利を取ることになってしまった。 一撃耐える事は可能なもののドラゴンタイプが頂点の今作では全方位からドラゴン技、氷技を被弾しまくる為耐久面での無茶は効かず、今世代初期に考案されていた「はねやすめ」を使って「マルチスケイル」を維持する耐久型は&bold(){速攻で廃れた。} &bold(){だがこの戦法が10年後にまさか大暴れするとは誰もが思いもしなかっただろう。} } #openclose(show=▷ 第六世代){ XYにてこいつを始めとしたトップメタのドラゴンポケモン達に対する抑止力としてドラゴン技を無効に出来る[[フェアリータイプ>フェアリータイプ(ポケモン)]]が登場。 それまで有利だった[[トゲキッス]]や[[マリルリ]]が一致技で弱点を狙ってくるようになり、一気に天敵が増えた。 加えて今作環境全対戦ルールの頂点に君臨する[[メガガルーラ>ガルーラ]]は言わずもがな「おやこあい」による連続攻撃の使い手であり、一撃目で「マルチスケイル」を剥がされそのままぶち抜かれてしまう。 「マルチスケイル」そのものが強みである以上裏択の「せいしんりょく」もなかなか採用しにくく、「ねこだまし」持ちのオカンは非常に厄介な相手であった。 そして今作シングルバトルの採用率一位は前作から続く難敵ガブリアス。「がんせきふうじ」の強化で「りゅうのまい」による切り返しも狙いにくくなりむしろ余計に苦手としていた。 しかし追い風もあり、&b(){&font(#ff0000){弱点を付かれると攻撃・特攻が二段階上がる}}という新アイテム「[[じゃくてんほけん>じゃくてんほけん(ポケモン)]]」が登場。 「マルチスケイル」のおかげで弱点を突かれてもダメージを抑えられるため、有効に活かすことが可能で非常に相性が良い。 「りゅうのまい」と組み合わせる事で「しんそく」が何と&bold(){&font(#ff0000){ハチマキ逆鱗並の火力}}を発揮出来るようになり、 その「げきりん」の破壊力は&b(){&font(#ff0000){下手な鋼タイプをもゴリ押しで倒せてしまう}}。 これでは折角のフェアリーポケモン達の殆どが形無しである。テンプレとなって読まれそうな感はある…と思っていたらやはり読まれやすいようで、弱点保険持ちのカイリューは少数に留まることに。 相変わらず一撃の火力が桁違いの鉢巻型と安全に龍の舞からの全抜きを遂行できるラムの実型が多い。 [[メガシンカ]]こそ得られなかったものの逆に言えばメガシンカ枠を取らないということでもあり、高火力のメガシンカポケモンと共に採用するサブエースとしての地位を確保しなんとか環境に居場所を見出していた。 有名な並びは起点作成役の[[カバルドン]]及び相性補完の良い[[ルカリオ]]との組み合わせ、通称&bold(){「カバルカイリュー」}だろう。 それに元々新たに"[[いたずらごごろ>いたずらごころ(ポケモン)]]"の[[派生特性を持ったポケモン>ファイアロー]]が現れたことで、「しんそく」を有する強みも健在。 一方そのメタとして「ステルスロック」が前作以上に蔓延したことが、今作ひいては次世代以降においてじわじわとカイリューを苦しめる事になる。 } #openclose(show=▷ 第七世代){ 目ぼしい技の追加はなかったものの、[[Zワザ]]のシステム自体が大きな追い風。 一発限りとはいえ非接触かつ必中の高火力技を叩き出せるため、苦手な相手を一撃で葬りやすくなった。 「げきりん」「りゅうせいぐん」「ぼうふう」「そらをとぶ」といった一致技の弱点を補えるのも嬉しく、マルチスケイルがあるため相手のZワザで落とす前に落とされる心配も少ない。 ただ環境においては様々な理由から嫌われ&bold(){露骨に採用率が低下。} 前作以上に強力なフェアリータイプが増えた事、それに伴いはがねタイプの採用率も上がってきたことで強みだったはずのドラゴン技の一貫性が無くなってしまう。 特に環境最上位層たる[[カプ・テテフ]]には特性「サイコメイカー」、[[ミミッキュ]]はタイプによって「しんそく」が[[無効化]]されてしまい、カイリューの優位性を引き上げていた筈のドラゴン技+「しんそく」の組み合わせが強みにすらならなくなってしまった。 他のドラゴンポケモンがメガボーマンダはひこう技、ガブリアスはじめん技ともう一つのサブタイプに活路を見出そうとしていく中、「ヒコウZ」無しにはまともな一致メインウェポンを扱えないカイリューはここにきて&bold(){ひこう技の習得を怠ってきた事の問題点が顕在化。} その他上位にはメガメタグロス、[[ナットレイ]]、[[ギルガルド]]、[[テッカグヤ]]、[[カプ・コケコ]]、[[カプ・レヒレ]]等々、悉くカイリューの主力打点の通りが悪いポケモンが跳梁跋扈。 高火力の飛行技を振り回したいならそもそもメガボーマンダを使えばいい話であり、前作で得ていたはずの「メガシンカ枠を取らない積み技持ちのサブエース」という立ち位置すら「ばけのかわ」によるより強い行動保証とゴースト+フェアリーによる驚異的な、そしてカイリューが失った一致技の一貫性を有するミミッキュに奪い取られてしまう。 腐っても「マルチスケイル」が強いので使おうと思えば普通に使える部類ではあったが、逆に言えば「マルチスケイル」だけでは強みとなりえないことを証明した時代でもある。 この世代では強い弱いの前に&bold(){影が薄かった}のである。 なおレート以外のところではVC版解禁により「つのドリル」が使用可能に。ただし%%虫取りバグを使わない限り%%「しんそく」と両立できない。 } #openclose(show=▷ 第八世代){ 当初は登場できていなかったが、DLC第2弾「冠の雪原」で復帰。 第1弾「鎧の孤島」におけるキングドラの図鑑説明文で存在が示唆されており、多くのファンが待ちわびる中での上陸となった。 また「しんそく」がレベル1で習得できるようになり、育成の負担が減少した。 更に物理では「ダブルウイング」や「スケイルショット」、特殊も「ハイドロポンプ」を習得可能になった。 [[ダイマックス]]とマルスケを合わせた高い耐久、[[ダイジェット>ダイジェット(ポケモン)]]によるS上昇でエース適性を上昇させた。 めざめるパワーが廃止されたため、不意の氷技で思わぬ所から狙われなくなった一方で、同じく解禁されたボーマンダやガブリアス、 [[ランドロス]]のついでに氷技を受けてしまう点やマルスケを潰される「トリプルアクセル」といった点には注意したい。 マルチスケイルと「はねやすめ」「りゅうのまい」を絡めた耐久積み戦法も今作で本格的に採用され始めた。 行動制限も無効タイプもない安定技である「ダブルウイング」の習得で回復と攻撃を使い分ける戦い方が無理なく実現可能になったこと、 ダイマックスにより耐久をさらに調整しやすくなったこと、逆に相手のダイマックスに対する時間稼ぎとして使えることなどから需要が増加。 従来のアタッカー型と併せて高い使用率を誇る。 またこの世代では負債として抱えてきた筈の「せいしんりょく」に「いかく」を無効化する強化が為され、ダブルバトルを中心にこちらでの採用も増える事になった。 } #openclose(show=▷ 第九世代){ 初代から登場し続けていたカイリューであるが、タイプを自由に変更できる本世代の新要素『[[テラスタル]]』の登場により、&bold(){ここにきて全盛期が訪れることになる。} 他の600族にも言えるがこのお陰で&bold(){&color(red){最大のネックだった4倍弱点が消えることにより耐久性が大きく向上。}} マルチスケイルも相まってタフさに更に磨きがかかるようになった。%%結果、「マルチスケイルって氷4倍だから許されてたんだな」という意見が飛び交うことに%% 当初テラスタイプは「しんそく」の威力向上に加えて、弱点が[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]のみとなってノーマルテラスが主流であった 「マルチスケイル」込みで弱点を突かれるまで「はねやすめ」で粘れるようになるのも大きなメリットとなっていた。 しかし研究が進み、環境が変遷していく中で ・高威力の飛行技で全てを吹き飛ばす[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]]テラス((「ダブルウイング」は今作で没収されているため「テラバースト」頼りとなるが)) ・本来のタイプとの相性補完が良い[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]テラス ・攻防面で優秀な[[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]テラス など多様化が進んでいる。 テラスタルによって&bold(){タイプ相性が必ずしも当てにならず、数値受けが重要になった}SV環境では、カイリューの耐久数値+マルチスケイルは対戦相手にとっては絶望的な壁として立ちはだかる。 相手の氷タイプの「テラバースト」で役割破壊されやすくなったとも言えるが、こおりタイプのテラスは攻撃面でこそ優秀なものの、防御面では非常に脆いため数が少ない。 オマケに元の数値の高さと「マルチスケイル」によって、カイリューがHPと防御に特化した場合、SV環境にてトップメタである[[パオジアン]]の「つららおとし」を&bold(){確定で耐える。} ただでさえ「マルチスケイル」のせいで4倍弱点を突かないと倒しきるのが難しいのに、テラスタルでタイプが変えることによって、カイリューは&bold(){&color(red){攻防一体の非常に強力なポケモンとなった}}のだ。 わざは「ダブルウイング」「ワイドブレイカー」「ばかぢから」といった強力な攻撃わざを没収された代わりに&bold(){「アンコール」}「けたぐり」「アイススピナー」等を習得。特にアンコールの習得によって搦手路線で大きく羽ばたく結果になる。 HPが満タンになれば&bold(){マルチスケイルが再発動する}仕様もあって、テラスタルで弱点を外して確実にダメージを軽減させてから「はねやすめ」を筆頭とした回復手段でHPを全快して&bold(){&color(red){マルチスケイルを只管使い回す}}凶悪耐久戦法も脚光を浴びた。 現在確認されているメジャーな型としては ・「ラムの実」や「あつぞこブーツ」などで相手の補助技をケアしつつ、「りゅうのまい」+「しんそく」で負担をかける王道な&u(){ノーマルテラスタル・龍舞神速型} ・先制技にも関わらずノーマル技に耐性がある[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]などでないと後出しが効かない&u(){ノーマルテラスタル・鉢巻き神速型} ・テラス補正と高い攻撃力を活かし、「するどいくちばし」などで強化した飛行技を乱射する&u(){飛行テラスタル・テラバースト型} ・耐久調整を行い「はねやすめ」と「りゅうのまい」を両立、「食べ残し」で回復して居座りながら能力を上げる攻撃寄りの&u(){耐久型} ・上記のようなアタッカー寄りのカイリューを見て受けに来た相手を&bold(){「ほのおのうず」}と「アンコール」で縛りつつ、こちらは「はねやすめ」で回復してジワジワ相手を削り殺す&u(){炎の渦型} ・ゴツゴツメットを装備して「アンコール」「でんじは」「エアスラッシュ」で相手を妨害しながら削り殺す&u(){まひるみ型} ・DLCによって新規習得した「スケイルショット」を「いかさまダイス」で安定させてメインウェポンとして扱う&u(){ダイス型} ・「マルチスケイル」を弱点を突いてきた相手に「じゃくてんほけん」で逆襲する、剣盾環境を彷彿とさせる&u(){弱点保険型} ・意外と高い特攻を活かし、「りゅうせいぐん」や「れいとうビーム」で物理受けやミラーに強い環境メタに特化した&u(){両刀型} など&bold(){攻撃型・搦手型問わずあまりにも多様過ぎる型の数々が爆誕しつづけている。} 特に対戦におけるシーズン最終日付近の上位帯は&bold(){&color(red){新型カイリューお披露目会}}と言っても過言ではなく毎シーズンごとに新たなカイリューが開発され続けている。 なお上記の型は一例であり、上記の型を組み合わせたハイブリッドな型も存在し、更にチョッキやクリアチャーム、眼鏡などを持たせた主流から外れた型まで考えると実質的なカイリューの型はさらに多くなる。 俗説によると上位2桁入りしたカイリューだけでも&u(){170種類}近い型があるとされている。 ちなみに渦型カイリューは一見ネタに見えるかもしれないが、テラスタルを併用して4倍弱点を消せば突破が極めて困難な非常に強力な戦術。 というか、今でこそ数を減らしているがシングルバトルのシーズン1において1位を獲得したプレイヤーの使用していたカイリューの型である。 神速型を警戒して出してきた受けポケモンを一方的に狩れることに加えて、安全に他のエースポケモンに手番を渡せる点でも強力である。 しかも渦型や耐久型のような搦手ばかり警戒していたら王道かつ凶悪なノーマルテラスしんそくによる&bold(){ストレートな暴力で正面から蹂躙しにくる}危険性もある。 カイリューの対策が難しいのは「ノーマルテラスしんそくの強さが発する圧を無視できない」という声もチラホラ。 そもそも型によっては対策手段が180°異なる上、初見だと何タイプにテラスタルするのか分からないテラスタルの仕様も相まって対策は非常に困難。 結果としてシングルバトル環境では ・600族特有の種族値の暴力 ・第一世代からコツコツ蓄えてきた豊富なわざレパートリーからくる型の異様な幅広さ ・テラスタル+マルチスケイルの凶悪シナジー によって&bold(){トップメタとして君臨。} ポケモンHOME解禁による準伝説環境でも、ガブリアスやサザンドラ、ドラパルトなどのカイリュー以外のトップメタの600族ドラゴンたちが軒並み順位を大きく落とす中、&bold(){カイリューだけは一、二位の使用率を維持し続けている。} それだけテラスタル環境でのカイリューの強さはすさまじいものがある。&s(){と、同時に[[ボーマンダ]]が元気がない一因になってしまった} また今作においてはダブルバトルでの採用率もシングルバトル程ではないが上昇している。 カイリュー自体も「せいしんりょく」によって「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」耐性を持つことに加え、[[コノヨザル]]、[[ドドゲザン]]といった「いかく」に強いポケモンが増えている。 この影響で「いかく」持ち自体が環境から数を減らしており、持ち前の攻撃力をダブルでも振り回しやすくなったのが大きいだろう。 レギュレーションCで[[パオジアン]]が解禁されて以降は、「わざわいのつるぎ」による防御デバフを活かして2匹の先制技で制圧する「パオカイ」の並びが増える事に。 一時期はこちらでも採用率一桁台を維持していたが、レギュレーションD以降はさらに高スペック且つこちらの打点が通りにくい「いかく」持ちである[[ランドロス]]や[[ヒスイウインディ>ウインディ(ヒスイのすがた)]]の参戦によって「マルチスケイル」が「いかく」と「ねこだまし」を被弾するリスクがさらに高くなってしまったことで採用率自体は減退。 元々集中打を苦手としており「こだわりハチマキ」を持てば「まもる」も使えないので「マルチスケイル」が信頼性のある特性ではない、という事情もある。 悠長に「アンコール」や「はねやすめ」で耐久する余裕もない為、大半は「しんそく」やひこう「テラバースト」等を主軸とする物理アタッカーであり役割自体は読みやすい。 シングルバトルのみのプレイヤーからは信じられない話であるが、以上のような理由から現状では&bold(){「せいしんりょく」の方がメジャーである。} 流石の採用率及びスペックから警戒されているのか、「碧の仮面」で技マシンが追加されても「ダブルウイング」再習得には至らなかった。 代わりに技マシン消失により第九世代で一度失った&bold(){「ほえる」}、前作で遺伝技から削除されていた&bold(){「くろいきり」}を再度習得。 「ドラゴンテール」を無効にできるフェアリータイプや「みがわり」を積んだ相手も強制交代させたり、相手の積み技を台無しにして積みアタッカーを機能不全に追い込むことが可能になった。 &s(){両方ともかつての環境ではまともに使われていないにも関わらず有効活用しており、「強い奴は何やらせても強い」というのを体現していたりする。} …とまあ、ここまで書いたことから分かるかもしれないが、現在の環境等での圧倒的な強さの方が印象に残るプレイヤーは多いのだが、キチンと対戦史を紐解いていくと、 寧ろ&bold(){割と不遇な扱いを受けてきた時代も10年以上}というかなり長い期間であり、初代出身のポケモンにも関わらず&bold(){結構な遅咲きのポケモン}だったりする。 既に「マルチスケイル」実装すらも2023年時点で&bold(){10年以上前の話}であり、第五世代以降の価値観でカイリューを語ろうとすると古参ユーザーとの大きな意識の乖離が発生する。 ポケモンの歴史の長さを物語る1匹であるといえるだろう。 なお一躍脚光を浴びたことでその強さと合わせて注目度もアップ。強力なノーマルテラスしんそくや[[カイリューと同じく使用率トップ争いをしている某パラドックスポケモン>ハバタクカミ]]に因んで&bold(){「ハバタクデブ」}という&s(){不名誉な}あだ名が一部で付けられてしまいネタにされた。 } *■進化前・[[ハクリュー]] ---- #center(){&font(#0095d9,b){オーラに包まれる神聖な生き物らしい。天気を変える力を持つと言われている。}} カイリューの進化前。カイリューと違って手足がなくて細長く、東洋の龍を思わせる体型となっている。 詳細は項目参照。 *■アニメでのカイリュー一族 ---- 「マサキのとうだい」にて、恐らくカイリューと思われる謎の超巨大ポケモンが登場した。 しかしその大きさはゴジラ並みで、後に[[オレンジ諸島>オレンジ諸島編(TVアニメ版ポケットモンスター)]]等で登場した普通のカイリューよりも圧倒的に大きかった。 映画「[[ミュウツーの逆襲>劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲]]」では[[ミュウツー]]からの招待状を送る郵便屋として活躍。 [[ムサシ>ムサシ(ポケモン)]]・[[コジロウ>コジロウ(ポケモン)]]・[[ニャース]]は「ぶつかっておいてバイバイはないでしょ」と言って飛ぶカイリューをフライパンで抑えていた。 ミニリュウは[[無印>アニメ ポケットモンスター(無印)]][[35話「ミニリュウの伝説」>ミニリュウのでんせつ(ポケモン)]]に登場。 サファリゾーンの管理人がサトシ達に「昔ミニリュウの伝説からポケモンが狩り尽くされたため、サファリボールの数を制限した」と語る。 ロケット団もミニリュウを捕まえようとするも失敗し、麻痺爆弾で一網打尽にしようとする。 サトシ達は阻止しようとするも爆弾は湖の中に落下してしまい、サファリゾーンの管理人はそれを回収しようと湖に飛び込む。 サトシは[[ヒトデマン>スターミー]]に乗って管理人を追いかけ、爆弾を回収するも息が続かず、管理人と共にハクリューに助けられた。 **■ユウジのカイリュー #center(){&blankimg(ユウジのカイリュー1.jpg,width=500,height=380)} #right(){出典:ポケットモンスター、114話『ファイナルバトル!カイリューとうじょう!』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。&br()OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 技:[[はかいこうせん]]、みずでっぽう、れいとうビーム、たたきつける、りゅうのいかり、10まんボルト、のしかかり、ロケットずつき、こうそくいどう、かみなり オレンジ諸島編ではオレンジリーグにおいてヘッドリーダー・[[ユウジ>ユウジ(アニポケ)]]の最後の切り札として登場。 フルバトルで交代を何回かして[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]のポケモンもダメージをそこそこ受けていたとはいえ、 4匹残っていた手持ちのうち[[リザードン]]、[[ケンタロス]]、ゼニガメの三匹を倒した。 [[ピカチュウ]]一匹にまでサトシを追い詰めるものの、一瞬の隙をついて頭に取りついたピカチュウの渾身のかみなりを受けて倒れる。 ちなみにこのカイリュー、一つのバトルで実に&b(){10個もの技}を使っていたりする。 **■ワタルのカイリュー #center(){&blankimg(ワタルのカイリュー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、116話『チャンピオンの誇り!ワタルVSカルネ!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 技:はかいこうせん、つばさでうつ、でんじは、たつまき ワタルのパートナーにしてエース。 主に飛行要員として活躍するほか、『はかいこうせん』で建物をぶっ壊すのがお仕事。 金銀のワタルといえばカイリュー×3でお馴染みだが、アニポケのワタルが所持するカイリューは1匹しか確認できない。 金銀編では暴れている赤いギャラドスを一方的にボコボコにする実力を見せた。 マスターズエイト編ではカルネのアマルルガとメガサーナイトを相手にバトルする。 どちらも相性が不利でボロボロになるまで耐えて反撃するも、会心のはかいこうせんがメガサーナイトに避けられて敗北した。 **■アイリスのカイリュー #center(){&blankimg(アイリスのカイリュー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典: ポケットモンスター ベストウイッシュ、91話『パワーバトル! アイリスVSヒカリ!』、2010年9月23日~2013年10月3日まで放送。&br()OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} CV:佐藤健輔 技:かみなりパンチ、かえんほうしゃ、れいとうビーム、ドラゴンダイブ [[アニメBW2>ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2]]でなんとツンデレのカイリューが[[アイリス>アイリス(ポケモン)]]の[[手持ちになった>アイリスの手持ち(アニポケ)]]。ちなみに♂。 600族自体の入手はレギュラーメンバー史上初となる。 例によってなかなか指示を聞かず、従来のおっとりしたイメージをぶち壊すほどキレた時の顔芸がヤバい。サトシのリザードンポジションと言えるだろう。 さらに、強さもハンパなく、&bold(){リザフィックバレーでの修業を終えたサトシのリザードンと互角であり}、 タイプで不利なはずの[[ヒカリ>ヒカリ(ポケモン)]]のマンムーを圧倒したほど(本気をだせばだが)。 さらに続編のエピソードNでは前述通り自身の前身的なポケモンでもあるサトシのリザードンと激しいバトルを繰り広げた。 バトルは途中で中断したものの、お互い満足した模様。その後もEDにて仲良く肩を取り合ったり、劇場版でも共闘を繰り広げた。 彼や[[ドリュウズ]]が当初アイリスの言う事を聞かなかったのは、ある意味リザードン再登場の伏線であったと言えなくも無い。 だが新無印に入ってからはエースの座を[[オノノクス]]に完全に譲っており、自身は[[サトシ>サトシ(新無印編)]]のルーキー[[ウオノラゴン>サトシの手持ち(新無印編)]]に「ドラゴンダイブ」を受け止められて「エラがみ」と「こおりのキバ」のエグいコンボで瞬殺されたり、 マスターズトーナメント第一戦で[[シロナ>シロナ(ポケモン)]]の[[ミロカロス>シロナの手持ち(アニポケ)]]に「かみなりパンチ」を耐え切られて敗退と、噛ませ犬として扱われており、結局勝ち星なしのまま出番終了。間違いなくBW2の反動であろう… **■サトシのカイリュー #center(){&blankimg(サトシのカイリュー5.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、122話『セミファイナルⅠ 「圧勝」』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} CV:[[三宅健太]] 技:りゅうのまい、ドラゴンクロー、ぼうふう、はかいこうせん→りゅうせいぐん 『[[新無印>ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)]]』では、なんと[[サトシ>サトシ(新無印編)]]の[[&bold(){初ゲットを飾ることになった}>サトシの手持ち(新無印編)]]。こちらは♀。 元々は生態調査目的で%%半ば遭難する形で%%訪れたカイリュー族だけの島にいた、空を飛べないハクリューだった。 [[ゴウ>ゴウ(アニポケ)]]の分析とサトシの特訓のおかげで空を飛ぶために必要な「りゅうのまい」の習得に成功、苦手を克服する。 その後、ロケット団のホエルオーとの闘いで空高く打ち上げられたサトシを助けるために進化、「誰かを助けるため」の両腕で見事に抱き止め、海面に叩きつけられる前に救出に成功した。 そのままサトシに懐いたために、投げられたモンスターボールに収まる。%%ピカチュウ、カイリューときたら次はヤドランだろ、と古参ファンからは噂されているとか%% 腕がよほど気に入ったらしく、研究所ではサクラギ博士やゴウのポケモン達にも抱きついており、順調に友達を増やしている模様。 公式戦初バトルでは、[[コルニ>コルニ(ポケモン)]]の[[コジョンド]]とメガ[[ルカリオ]]を相手に勝利するなど実力は高い。 チャンピオンとなったアイリスとのバトルでは上記の強面カイリューと対戦。経験の差もあってボコボコにされウオノラゴンと交代。 その後アイリスの現エースであるオノノクスとバトル。 パワー負けするも暴風でカウンターシールドを作り出し、オノノクスのりゅうのはどうを逆に利用してりゅうせいぐんを作り出し、オノノクスを戦闘不能にさせた。 イッシュチャンピオンの最強の手持ちを倒すなど、歴代の手持ちでも屈指の実力を持つことが判明した。 しかし、アイリス戦以降はメガシンカなどの切り札が使える[[ルカリオ]]や[[ゲンガー]]の台頭に押されたためか、 &bold(){ハイパークラスに進出後は選出される機会が大きく減ってしまい}、唯一選出されたキバナ戦では敗北している。 シンジとの特訓バトルでも&bold(){「カイリューせいぐん」}なるりゅうせいぐんの応用技で奮戦するも[[ガブリアス]]のドラゴンクローの餌食となった。 シロナ戦では[[ミカルゲ]]の不意打ちからの催眠術、そして夢食いコンボの前にあっさり撃沈。 [[ジュカイン]]のようにサトシの声で覚醒することはなく、[[ヘラクロス]]のように寝言で対抗することもできなかった。 りゅうせいぐんは技の使用後、攻撃力が落ちる技であったため、夢食いで体力を回復できるミカルゲとの相性は悪く、分の悪い勝負であった。 こうして、最終進化後は公式戦0勝の憂き目を見た[[ドダイトス]]同様の末路を辿るかに思われたカイリューだったが、マスターズトーナメントファイナルではドラパルトと交戦。 りゅうせいぐんでドラパルトを誘導してから抱きついて捕まえ、カイリューせいぐんで地面にたたきつけて下し、汚名返上と初期のエースとしての意地を見せた。 (ただし、ルカリオや[[ウオノラゴン]]のおぜん立てもあったのも事実である。相手を誘導してから近距離から襲い掛かる戦術はカロスリーグでもショータの[[ボーマンダ]]が使用していた)。 しかし、大きく消耗したうえにりゅうせいぐんとドラムアタックの効果で能力が低下した事もあり相性有利ながらも[[ゴリランダー]]との勝負には負けてしまった。 そのため、当初は勝率の低かったが、ハイパークラス以降の試合で勝ち星を上げ続けたゲンガーとは対照的な結果となった。 また新無印メンバーは日常回での出番がほとんどないのだが、 このカイリューは空を飛ぶ要員として便利のためか、新無印メンバーの中でも日常回での出番が多い方であり、そういう意味では手持ちでも優遇されている。 *■その他 ---- [[ポケモンカードGB]]では伝説のカードの1枚として扱われている。 4人目のグランドマスター(赤・緑でいう四天王)がその伝説のカイリューを含む、ドラゴンデッキで挑んでくる。 [[Pokemon GO]]でも強力ポケモンとして君臨。 進化前のミニリュウの入手難易度がべらぼうに高い………かと思いきやある特定のポイント(有名な所では上野・不忍池)だと大量発生することが判明し、不忍池周辺が凄いことになって一騒動起きた話は有名。 現在ではコミュニティ・デイ等のイベント期間を除き大量発生はなく、基本的にタマゴをひたすら孵化させて入手することになる。 苦労して手に入れたミニリュウをさらに苦労して進化させただけあって圧倒的な性能を誇っている。 サービス開始当初はCPランキング堂々の1位を誇り、技も「りゅうのいぶき・ドラゴンクロー」(通称胃袋)の組み合わせが敵の攻撃を回避しつつ立ち回りやすいため初期環境鉄板の組み合わせだった。 しかし当時はわざマシンがなかったため、進化時にこの組み合わせを引けなかったトレーナーたちの悲鳴が木霊することに…… 後のアップデートで「ドラゴンテール・げきりん」(通称てるりん)ともう一つのドラゴンわざの組み合わせを獲得。こちらは動作が重い代わりに火力が非常に高い。 また、「げきりん」が2ゲージ技で連射が効くのもポイントが高い。 かつてのジムの仕様では同じ種類のポケモンを複数置ける仕様だったので、誰もがこのポケモンを置き&font(#f6ad49){「カイリュータワー」}と揶揄されていた他、 原作と違い強力なはがねやフェアリータイプが当初はほとんど存在しなかったことで攻撃要因としても活躍。 現在はポケモンの種類が増えたりレイドバトルが実装されたことで多少出番は少なくなったが仕様変更後のジムでも優秀な耐性と耐久から防衛要因として重宝されるほか、 ドラゴン相手のレイドバトルではまだまだ起用機会も多く、トレーナーバトルでは「胃袋」の組み合わせがダメージレース上優秀なことからトップメタとして活躍しているなど、汎用性の高さは健在。 サブウェポンに「ばかぢから」を獲得してはがねタイプへの打点を得たため扱いやすさには更に磨きがかかっている。 その優秀な性能が評価されたのか、第2回コミュニティデイの大量発生ポケモンに選ばれた。 さらに開催中に進化させた時限定で「りゅうせいぐん」を習得できたが、こちらは1ゲージ技で連射が効かないため、あくまでコレクション用という位置づけである。 ポケスペにも登場しているが&bold(){なぜかかなりデカい(これはハクリューも同様)。} 「カイリュー ついきしゅうせい」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - XYでは「弱点付かれると攻撃特攻2段階up」な弱点保険と「天候ダメやキノコの胞子や粉系が効かなくなる」な防塵ゴーグルとマルチスケイルと超好相性な道具を手に入れて未だに強さは衰えなさそうである……保険はドラゴンテールで無駄に消費させれるけど -- 名無しさん (2013-11-01 07:43:09) - メガシンカしたらどんな化け物になるんだろうな -- 名無しさん (2013-11-11 10:51:08) - マルスケと弱点保険の相性が良すぎる・・・神速解禁されたら、↑2の通り保険解約用のドラテが流行るだろうな -- 名無しさん (2013-11-11 11:37:00) - 二段階上がったカイリューの神速と特殊技と物理技すべて受けれないとストップしないわけだからな、保険発動カイリュー -- 名無しさん (2013-11-11 15:51:57) - ↑襷+氷技じゃあ(いかんのか?) -- 名無しさん (2013-11-13 15:34:15) - 昔育ててたわ…それとアニメの話はブラッドベリの霧笛が元ネタ、古代から唯一生き延びた巨大な生物が灯台の音を仲間の呼ぶ声だと思って現れるが…って短編 -- 名無しさん (2013-11-14 13:56:15) - どこぞの焼き鳥のせいでステロが増えそうだし解禁直後は厳しい環境だろうな -- 名無しさん (2013-12-11 19:13:24) - 第5世代以降のカイリューは魔改造でもしたのか? -- 名無しさん (2014-04-06 11:23:51) - 神速が弱体化されなかったのでカイリューにとっては幸運だろう。氷のつぶての優先度が+2になってくれればマシになりそうなのに・・・。 -- 名無しさん (2014-04-06 11:27:17) - メガガルとメガヘラがキツイ、突破される -- 名無しさん (2014-04-06 13:25:18) - 結局、物理型ドラゴンはフェアリーでも対処しづらいな。タイマンならともかく・・・。 -- 名無しさん (2014-04-14 19:45:12) - 流石に第五世代の頃に比べると落ち着いてきた感じはするが、まだ結構強いな。マリルリが弱点保険雷パンチでぶっ殺されたときは変な笑いが出た -- 名無しさん (2014-04-19 22:08:36) - 異様に対策しづらいドラゴン。対策ゲーの風潮があるポケモンバトルではヤバい存在。 -- 名無しさん (2014-04-24 09:44:08) - 中堅以下のポケモンの対策をあざ笑うかのような第5世代での恐ろしいパワーアップ。ゲーフリはドラゴンタイプが最強クラスのタイプであることを変える気はなさそうだな・・・。 -- 名無しさん (2014-05-28 05:23:38) - 初代からずっとカイリュー以外「16時間飛び続けて地球一周する体力がない」だと思ってる -- 名無しさん (2014-06-10 11:03:29) - こご風搭載した襷ゲンガーが天敵かな。 -- 名無しさん (2014-09-09 00:40:16) - 「ミュウツーの逆襲」に登場した個体はミュウツーが作ったコピーポケモンの内の一体だろうか。それともミュウツーとは全く無関係の郵便屋に属していて、偶々招待状を受け取ってあちこちに配っていただけだったのだろうか。 -- 名無しさん (2015-03-12 18:25:12) - メガカイリュー ドラゴン水 91 174 125 80 130 100 ドラゴンスキン -- 名無しさん (2015-09-24 20:01:40) - 鋼「ふ〜ん、最強って?」 -- 名無しさん (2015-12-12 18:01:01) - 3月開催の公式大会「カントークラシック」の参加賞でバリアーカイリュー解禁!!実に20年越しである -- 名無しさん (2016-01-29 11:42:13) - ↑初代と全く同じ技構成なのでゴーストタイプで詰むのはご愛敬か。 -- 名無しさん (2016-01-29 13:44:20) - せいしんりょくはダブルバトルとかで使えるからまだしも しんそくがないのは痛いな。 -- 名無しさん (2016-01-29 20:55:05) - 新要素あるわけでもないのになぜ今さら紹介した -- 名無しさん (2016-08-12 10:34:30) - メガガル減るかもしれないが、テテフの影響で、前作以上に2倍弱点すら用心しなければならなくなるな。 -- 名無しさん (2016-11-30 01:00:17) - ♀カイリュー 絶対おっぱいでかい -- 名無しさん (2016-12-15 16:52:09) - ポケモンレンジャー光の軌跡では600族中唯一ハブられてしまった… -- 名無しさん (2016-12-23 21:52:21) - 個人的には今も昔もなんだかんだ安定した強ポケ。 -- 名無しさん (2017-01-10 19:21:23) - ポケGOで猛威を奮っていたが、先日のアプデで息吹クロー波動が今後習得不可に、新技のドラテはカス技だそうで -- 名無しさん (2017-02-18 09:52:19) - ↑ところがどっこい、今はドラテは再評価され超火力の逆鱗と併せて猛威を振るってる模様。ポケモンGOではまだまだ -- 名無しさん (2017-05-28 19:59:06) - これまで竜星群→先制技の流れが可能だったのはカイリューより素早さで勝る襷フライゴンのみだった これ変な文じゃないか?あと金銀アニメで大暴れしたことについても書いていいと思う -- 名無しさん (2017-05-30 17:52:50) - ブラッドベリの霧笛好きだからアニメのカイリュー回もかなり好きだな -- 名無しさん (2017-09-17 16:33:03) - 腹の触り心地良さそう -- 名無しさん (2017-11-12 18:52:30) - テテフとミミッキュが本当に辛いけど、こいつらいないPTだとZ空を飛ぶ絡めて三タテできる突破力はあるな -- 名無しさん (2018-02-13 11:57:09) - 挨拶なしでモーレツバイバイはないでしょう?! -- 名無しさん (2018-05-11 15:34:46) - カイリューはどの6世代以降から中々の良調整だと感じる。 -- 名無しさん (2018-08-01 20:54:38) - 全員Lv50に調整されるようなバトルにこいつが出てもチート扱い(ワタル的な意味で)されるのがわからん。 -- 名無しさん (2018-09-22 15:45:49) - GOのりゅうせいぐんはげきりんよりDPS高いし確実にドラゴン技を習得できるから十分需要はあるぞ -- 名無しさん (2018-12-09 12:29:53) - あのミュウツーがわざわざ手紙書いて郵便屋カイリューに渡したのかと思うと微笑ましくなる -- 名無しさん (2019-05-31 11:18:07) - 99カップは使用者以前にミュウツーと同じレベルでアウトポジでもあるんで使用者0だったとしても参加できませんぜ… -- 名無しさん (2019-08-02 17:52:21) - ガブ、土地神、ランドに隠れてるがガラル上陸が危険視されてるポケモンの一体だったりする。万が一上陸したらマルスケ弱保ダイジェットとかいう凶悪生命体が誕生するぞ -- 名無しさん (2020-01-24 11:13:05) - いやあ、アニポケ新シリーズではまさかの展開になりましたね -- 名無しさん (2020-01-29 00:47:53) - ↑サトシの奴、カイリュー系の進化過程について突っ込んではならないこと突っ込みやがった -- 名無しさん (2020-02-01 17:24:52) - そういえばサトシさん、他の仲間達と手持ち被りが起きるのは初めて? -- 名無しさん (2020-02-01 17:41:21) - ↑2ネットの発達もあるし(本編では大分前に取り入れてたけど)、今シリーズではそういったファンが気になってるネタを取り入れて独自解釈していく方向でいくのかもしれない -- 名無しさん (2020-02-01 18:07:02) - ↑2ハルカとヒカリが御三家(フシギダネ・ゼニガメ・ヒノアラシ)被り起こしてる。あとカキともリザードン被ってる -- 名無しさん (2020-02-01 20:43:05) - ↑アイリスともフカマル被り起こしてる。 -- 名無しさん (2020-02-01 20:59:19) - ハクリューとカイリューの見た目の方向性が違うのはデザイナーも違うからなんだっけ? -- 名無しさん (2020-02-12 15:49:57) - 新無印の抱き着きカイリューがかわいい -- 名無しさん (2020-07-24 22:51:50) - いつかアイリスとサトシのカイリューが共演してほしい -- 名無しさん (2020-09-01 16:51:54) - 冠の雪原で帰ってくるけど、マルスケ弱保ダイジェットで暴れてくれるかな。 -- 名無しさん (2020-09-30 01:17:39) - ダブルウイング採用したいけど技スペースが悩みどころ -- 名無しさん (2020-11-01 02:23:39) - 剣盾は「しんそく」が基本技に追加、 物理はダブルウイングやスケイルショット、特殊もハイドロポンプを習得可能になった。 他にもダイマックスとマルスケを合わせた耐久力( 弱点保険との相性が第七世代以上に良い)、ダイジェットによるS上昇でエース適性は更に上がってる。 第七ではほぼ詰み状態だったミミッキュもダイジェットと鋼技の習得で善戦可能。 新アイテム「あつぞこブーツ」の追加やめざパ廃止(突然のこおり技減少)も大きい。総じてシステムと噛み合ってるが、同じく解禁されたボーマンダやガブリアス、ランドロスの影響でこおり需要が上昇気味なのと、マルスケを潰されるトリプルアクセルには注意が必要 -- 名無しさん (2020-11-01 15:09:28) - 威嚇無効にできる精神力を採用するカイリューもそこそこいるな -- 名無しさん (2020-12-02 09:36:30) - 第六・第七でもそこそこ使われてたけどひょっとして600族内で採用率トップって初か -- 名無しさん (2020-12-19 13:09:18) - レッドもポケスタ金銀で使用していた600族。 -- 名無しさん (2021-07-20 11:46:13) - 海の化身なのに水じゃないwwww -- 名無しさん (2022-07-29 12:42:57) - ノーマルテラスタルしんそくはシンプルに強い -- 名無しさん (2022-12-24 17:49:34) - 新無印カイリューを妙にsageてるのが気に入らない。 -- 名無しさん (2022-12-29 18:32:49) - ランク -- 名無しさん (2023-01-11 10:40:45) - で暴れまわってるわ -- 名無しさん (2023-01-11 10:41:05) - 炎の渦型カイリューとかいうパワーワード。しかしそれがアホみたいに強いというね。SV環境のカイリューは強すぎて害悪レベルになりかけてる -- 名無しさん (2023-01-11 11:02:45) - 天敵だというミミッキュもテラスタルで突破可能かつ、渦やアンコールで滅茶苦茶にできる -- 名無しさん (2023-01-12 13:30:56) - 優秀なパラドックスポケモンでもカイリューを止めることは出来ない -- 名無しさん (2023-03-02 10:51:17) - 多分今が過去一に輝いてるよね…いや物理的な話じゃなくて -- 名無しさん (2023-03-02 11:06:35) - ユナイトだと全然見かけなくなったんだが弱体化されたんか -- 名無しさん (2023-05-05 13:08:57) - テラスタルと相性良すぎるのはまだいいし羽休め悪用してるのは剣盾で見慣れたんだが、よりにもよってこの世代でアンコールあげたのは悪手にもほどがある -- 名無しさん (2023-05-07 23:27:09) - マジでなんでアンコ渡した -- 名無しさん (2023-07-18 16:28:35) - ユナイトのカイリューはそれなりに楽しい -- 名無しさん (2023-08-30 12:00:34) - ただ「カイリューが強すぎる」というより「テラスタルとの相性が良すぎる」ってのが正しいから次回作で致命的な弱体化食らうことは無さそう(というよりもテラスタル無くなるだけで本作レベルの活躍は無理)なのは安心すべきかしないべきか -- 名無しさん (2023-09-20 00:51:13) - カイリューが福井県の応援ポケモンに選ばれたらしいってよ -- 名無しさん (2023-10-24 01:07:41) - ネタにされがちな色違いだがオーソドックスなドラゴンって感じで自分はいいなと思う(むしろ進化前みたいに紫のほうが微妙かも)。 -- 名無しさん (2023-11-03 18:21:32) - 初代特有の器用さと新要素が恐ろしいほど噛み合って悪さするの令和のメガガル感ある -- 名無しさん (2023-11-16 10:55:57) - 手が生えた理由が誰かを助けるためと解釈するサトシさんサイコーっす。図鑑との説明との兼ね合いを含めても納得できる -- 名無しさん (2023-11-16 13:52:43) #comment #areaedit(end) }

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