カイリュー

登録日:2010/03/04(木) 01:06:53
更新日:2021/05/08 Sat 23:39:13
所要時間:約 12 分で読めます


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16時間で地球一周 600族 BW強化組 かわいい しんかのきせき しんそく じゃくてんほけん せいしんりょく そらをとぶ だっぴ はかいこうせん ひこう ふしぎなうろこ まきつく りゅうのまい アイリス イブキ イルカ ウルトラガーディアンズ カイリュー サトシ スイレン チャンピオンの切り札 ドラゴン ナギ ハクリュー バリアー ポケモン ポケモンライド ポケモン最終進化形 ポケモン解説項目 マルチスケイル ミニリュウ ムーミン ユウジ ヨッシー リュウキ ワタル 三宅健太 佐藤健輔 冬馬由美 初代 化石 古島清孝 小西克幸 心優しいポケモン 改造 林原めぐみ 氷4倍 海竜 白骨 秘伝要員 第一世代 要注意ポケ 触覚 赤緑 郵便屋さん 釣れる600族


荒れ狂う海もものともせずに飛んでいく。その姿を見かけた船長は海の化身と呼んだ。




出典:ポケットモンスター、14話『初イッシュ地方!遺跡でレイドバトル!!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.149
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Dragonite
高さ:2.2m
重さ:210.0kg
タマゴグループ:水中1/ドラゴン
性別比率:♂50♀50

タイプ:ドラゴン/ひこう
特性:せいしんりょく(怯まないいかくを受けない)
隠れ特性:マルチスケイル(体力が満タンの時受けるダメージが半分になる)

HP:91
攻撃:134
防御:95
特攻:100
特防:100
素早さ:80
合計:600

努力値:攻撃+3

ミニリュウがレベル30でハクリューに進化。ハクリューがレベル55で進化する。


■概要


進化する事で細長い竜型から手足が生え、ずんぐりとした体型の二足歩行型になった。
頭に龍の髭のような形の触角と、背中には翼が生えてより西洋のドラゴンっぽくなった。よく見ると頭頂部に一本の角が生えている。
ちなみに赤・緑時代のドット絵では背中に沿って鰭のようなものが生えていたが、青以降はなくなっている。

カッコいいというより、可愛い?
ポケパルレ等で撫でると両手を上げて\(^▽^)/←こんな顔になる。非常に可愛いので一見の価値あり。

「海の化身」と言われており地球を約16時間で一周出来るスピードを持つ(その割に素早さ種族値は並だが)。

また、海で沈みかけの船や溺れている人がいると助け、陸まで送るというとても心優しいポケモンである。
この広い海のどこかにはカイリューだけが住む島があると言われている。
知能も人間並みにあるらしい。

進化前のミニリュウという名前からよくカイリュと間違われるが正しくはカイリュである。

あと、顔立ちのせいでどこぞのフィンランドのトロールのネタをされることが多い。まぁカイリューは妖精に弱いけど

また上記の通りハクリューまでの流れとは大きく異なる進化をするためネタにされがちで、アニポケの新無印ではサトシがネタにするほど。
その話ではサトシがカイリューに手が生えた理由として「人を助けるため」という仮説を立てている。


■ゲームでのカイリュー


初代唯一にして元祖ドラゴンタイプ。また最初の600族でもある。

トレーナーでは四天王及びチャンピオンワタルの切り札。
ワタルの使うカイリューはレベル55未満だったり本来覚えない「バリアー」を覚えていたりとワタルのチートを語る上で外せない存在。
まあ、 そのせいで初代の敵AIは補助技だろうが相手の弱点となる技を優先的に選ぶため、エスパー弱点を出すと高速移動やバリアーを延々と撃ってくる木偶の防と化す のだが。
なので、御三家だと フシギバナが一番相手しやすい 。どういう事だってばよ……。
あまりにもあんまりだったので、ピカ版では三種の神器(強)を取り揃えてきている。


またHGSSでは強化版イブキの切り札にもなっている。

チョウジタウンのロケット団アジト潜入の際ワタルの命令で人に向かってはかいこうせんという名の体当たりを行った。

「カイリュー はかいこうせん」

HGSSではタッグバトルでレベル40のカイリューを使用している。
進化前のミニリュウの初代での生息地はサファリゾーン
「すごいつりざお」を使うと低確率で釣れる。

DPtではタワータイクーンのクロツグが銀シンボルをかけた戦闘で使用。


なかなかの逃亡率と捕獲難度を誇るレアポケだがスロットではあっさり入手出来たりする。
金銀では「りゅうのあな」で登場するほか、「りゅうのあな」があるフスベシティから南下した45ばんどうろの池で「すごいつりざお」を使うと釣れる。
ただし、「りゅうのあな」に入れるのはフスベジムクリア後、「すごいつりざお」の入手は殿堂入り後になるため、ジム戦には使えない。

またクリスタルでは特別な条件を満たす事で通常では覚えない先制技「しんそく」を覚えたミニリュウを入手する事が出来る。
この「しんそく」ミニリュウは第三世代(GBA)以降しばらく入手出来なかったが、
金銀クリスタルのリメイクであるHGSSにてまた入手出来るようになり、同時にミニリュウの遺伝技に追加されたため他の個体に遺伝も出来るようになった。

2009年には「特殊型ドラゴン最強ポケモン」として本来存在しないレベル50のカイリューが公式配布されワイヤレスレベル50戦で使えるようになった。
しかし性格が「おっとり(特攻↑防御↓)」固定な為扱いにくい。
というかHGSSでフラットルールが追加されて存在価値が無くなった。

BWではなんと骨の化石として登場。
シッポウシティの博物館に展示されており、プラズマ団に頭を盗まれたりもした。
リュウラセンの搭ではレベル55未満の個体(最低50)が釣れる。色々末期である。

2016年には初代ポケモン発売20周年記念イベントの一環(たぶん)として、ワタルのカイリューがインターネット大会「カントークラシック」の参加賞として配布された。
なんと通常では覚えない「バリアー」を覚えている。ある意味無駄に豪華なプレゼントである。
「しんそく」や「マルチスケイル」はないので対戦で使う際には注意。
というか「てっぺき」マンダでおk

ちなみに第6世代までに秘伝技になった技のうち、「フラッシュ」と「ロッククライム」以外はすべて覚えられる。
勿体無い気もするがカイリューが複数いるなら秘伝要員にしてもいいかもしれない。


■対戦でのカイリュー


初代600族の名は伊達ではなく素早さ以外は全体的に高水準でバランス型。
特に攻撃は初代のポケモン中トップ。

……のだが、初代ではタイプ一致技がよりにもよって固定ダメージの「りゅうのいかり」のみ。*1
他の技を見ても特殊技が「ふぶき」「10まんボルト」「なみのり」と豊富なのに対し、物理技は「はかいこうせん」や「のしかかり」程度。
さらに伝家の「はかいこうせん」の威力もタイプ一致補正を受けられるケンタロスに負ける。
なので当時の戦術は 「でんじは」「こうそくいどう」+「つのドリル」「まきつく」による持久戦や一撃狙い、もしくは特殊アタッカー
攻撃134なんて あってないようなもの であった。
しかもドラゴン/飛行という固有タイプのせいで当時の最強技「ふぶき」を4倍で食らってしまう唯一のポケモンだった。

そもそも第1回大会のルールからして レベル合計255制限 であり、カイリューの進化レベルの都合上 他のポケモンのレベルが強制50になる
こんな戦術しか取れないので ノーマル技が通らず、当時(特殊で一括りだった為)特防も高かったゲンガーであっという間に詰む
冗談のように思えるが、コイツ実は 第3世代になるまで「じしん」を覚えなかった ので……。
その上で4倍電気耐性無し。完全に見掛け倒しのポケモンだった。
ちなみに「こうそくいどう」からの一撃必殺技や拘束技にしてもギャロップ、前者はアズマオウでも可能だったりする。
一応97年カップのファイナリストには一人だけカイリューの使用者がいた。
まあそのファイナリストは攻略本のインタビューによるともう一体のエースであるサンダースをメインで使っていたようで、見せ球だった可能性が非常に高いのだが。
ちなみにピカチュウ版のカイリューの技構成はこのファイナリストのものと全く同じだったりする。

金銀では「ふぶき」の命中が下がり、若干マシになったがやはりタイプ一致の技に悩ませられる。
まともなドラゴン技の「げきりん」を習得したものの、この時のドラゴン技は特殊依存で、高い攻撃を活かせなかった。
ようやく追加された飛行技も物理依存とはいえ、低威力の「つばさでうつ」や溜め技の「そらをとぶ」と使いにくいことこの上なかった。
特攻も高水準であり、特殊依存の「げきりん」もそれなりに強力だったとはいえ、特攻より高い攻撃を持て余していたのだ。

第3世代でようやくじしんを習得可能に。ついでに「りゅうのまい」も追加された。
が、カイリューが復活した頃には同じタイプで同じ600族なうえ特性と素早さが優秀なボーマンダが既におり、より肩身が狭くなる…
おまけにこの世代では大会参加レベルが Lv50まで に変わりフラットルールもなかった為、バンギラス共々締め出しを喰らう羽目に……。
マンダはギリギリ参戦できたのに……。

第4世代では技の仕様変更で遂に物理のドラゴン技という概念が登場し、ドラゴン技で高い攻撃力を活かせるように。
非伝説唯一の龍舞「げきりん」使いとしてボーマンダとの差別化がなされたが、
プラチナにてボーマンダも「げきりん」を取得し最大のアイデンティティーを失ってしまう…ボーマンダェェ…
一方でフラットバトルの導入により大会に参加できるように。

さらにドラゴンタイプ第三の600族、あのガブリアスの参戦…
という具合に何かと不幸が多い子で少し前までは不遇ポケと認識されていた時代もあった…




しかし腐ってもドラゴンであり600族。
ただボーマンダに多くの利点を食われているだけで、そんじょそこらのポケモンぐらいは圧倒するスペックは持っている。
ボーマンダの下位互換ながら「りゅうのまい」からの「げきりん」「じしん」や「りゅうせいぐん」の撃ち逃げの破壊力はとても驚異。
他にも三色パンチや「アクアテール」「たきのぼり」なども覚えられるなど、技範囲は広い。
ドラゴン/飛行という元のタイプ、釣れるポケモンという水ポケに近い立ち位置、二足歩行型という要素が全て相乗効果を成していると言って良い。

特攻も100とそこそこあるため特殊型でも腐ることはない。
しかもその技バリエーションは600族トップクラス。
「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「なみのり」「10まんボルト」「かみなり」「れいとうビーム」「ふぶき」「きあいだま」と、サブウェポンとしてよく使われる高威力技をひととおり習得可能。
特に「きあいだま」「かみなり」「ふぶき」などはボーマンダとの大きな差別化点にもなりうる。

補助技も「でんじは」「しんぴのまもり」「ひかりのかべ」「おいかぜ」「きりばらい」「にほんばれ」「あまごい」「すなあらし」「あられ」などそれなりに揃っており、サポート役もこなせる。
天候技を全部覚える珍しいポケモンであり、更にすなあらし以外の天候を活用できる技を覚える。
自主的に交代する技がないため、サポート役にする場合はシングルよりもダブル向きか。
なお、「リフレクター」は初代わざマシン限定技なので、レート戦/ランクマでは使えない。

さらに物理防御はボーマンダの特性「いかく」のせいで負けているが、
特殊耐久はかなり上回っており努力値の振り方によってはタイプ不一致の「れいとうビーム」を「ヤチェのみ」無しで耐える事が可能である。

また特性「せいしんりょく」のおかげでまひるみ型にも強い。
ただしめざパ氷など、思わぬところから飛んでくる氷技に注意。
また『でんじは』や『ばかぢから』等の存在からシングルではむしろボーマンダより受け難い場合もある。



…そしてなんとBWでは「しんそく」の優先度が+2にアップし、
さらに夢特性にHPがMAXの時に受ける攻撃の威力を半減するという強力な効果の「マルチスケイル」を取得、
もうマンダの劣化とは言わせないほどの強化を遂げてみせた。
つかマルスケのおかげでタイマンでは最強クラス

なんと第5世代では最早トップメタにまで上り詰てみせた。

かつて最大の敵であったボーマンダと立場が完全に逆転してしまった感もあり、
事実「マルチスケイル」解禁以後ボーマンダの使用率はどんどん下がり、第五世代終盤では600族使用率ワースト1にまで落ちぶれさせてしまった程の影響力を見せる。
ぶっちゃけボーマンダが可哀想なレベルである…
(後にボーマンダはORASで強すぎるメガシンカを貰ってトップメタに返り咲いたが)

ついでにフライゴンから全ドラゴンタイマン最強の座も奪っている…
(これまでりゅうせいぐん→先制技の流れが可能だったのはフライゴンのみだった)

そして念願のひこうタイプの技「ぼうふう」を会得。
威力は120と高いが、命中率は70と低い。
とはいえ「きあいだま」と同程度の命中率なので特殊型や両刀では大体採用されている。
また天気が雨だと必ず命中し、「かみなり」もセットで覚え、さらには「なみのり」を覚えるため雨パに組み込むのもあり。
あと何故かタマゴ技で「アクアジェット」も習得したが、「しんそく」を覚えられない環境下以外では殆ど需要がない。
この技を敢えて使う人はよっぽどの変わり者だろう。

ただし「マルチスケイル」は「ねこだまし」や「かたやぶり」「ステルスロック」、連続技(特に「つららばり」)、天候ダメージ等に弱い為注意が必要。
特にオノノクスパルシェンマンムーメガガルーラ等は天敵と言っていい。
一応、それを逆手に取って通常特性の「せいしんりょく」型にすれば「ねこだまし」持ちを起点に出来るという強みはあるが、今度は汎用性が下がり他のポケモンを相手にしたとき扱いづらくなる。

そしてXYにてこいつを始めとしたトップメタのドラゴンポケモン達に対する抑止力としてドラゴン技を無効に出来るフェアリータイプが登場。
それまで有利だったトゲキッスマリルリが一致技で弱点を狙ってくるようになり、一気に天敵が増えた。

…のは良かったが、同時に弱点を付かれるとACが二段階上がるという新アイテム「じゃくてんほけん」が登場。
これによりマルスケ&龍の舞と組み合わせる事で神速が何と鉢巻逆鱗並の火力を発揮出来るようになり、
逆鱗も実質鋼タイプをも貫通可能となる
これでは折角のフェアリーポケモン達の殆どが形無しである。テンプレとなって読まれそうな感はあるが。
…と思ってたらやはり読まれやすいようで、弱点保険持ちのカイリューは少数に留まっている模様
相変わらず一撃の火力が桁違いの鉢巻型と安全に龍の舞からの全抜きを遂行できるラムの実型が多い。
しかし、現環境ではカバルドンや相性補完の良いルカリオとの構築(通称カバルカイリュー)がテンプレ化するなど、第5世代とは運用が少し変わってきている。

それに元々新たに"いたずらごごろ"の派生特性を持ったポケモンが現れ神速の需要も増えた事もありガブリアス同様、
今後もまだまだ現役で使われる事には変わらないだろう。


第7世代では目ぼしい技の追加がなかったものの、Zワザのシステム自体が大きな追い風。
一発限りとはいえ非接触かつ必中の高火力技を叩き出せるため、苦手な相手を一撃で葬りやすくなった。
「げきりん」「りゅうせいぐん」「ぼうふう」「そらをとぶ」といった一致技の弱点を補えるのも嬉しい。
マルチスケイルがあるため、相手のZワザで落とす前に落とされる心配も少ない。

ただし、環境にカプを始めとしたフェアリーが大量に存在するため、他のドラゴン同様に油断大敵。
特にカプ・テテフには特性「サイコメイカー」によって「しんそく」が無効化されてしまい、ミミッキュはタイプの関係上で今までの龍舞型だと詰む。
特にこの2匹は採用率も非常に高く、カイリュー1匹で抜き去れるパーティが減ってしまった。
元が十分に強く、対策できないと非常に厄介であることには変わりないので、仕方がないのかもしれない。
現状は先述のカバルカイリューの延長線上か、メガストーンを使わずとも火力を出せるアタッカーとして、パーティの補完枠として採用されるケースが多い。
Zクリスタルを他に回していてもこだわりハチマキやいのちのたま等他の火力強化アイテムとの噛み合いも良いのが強みだろう。
また、フェアリー環境によってハイリスク・ハイリターンだったドラゴン技の通りが悪くなってきたことを受け、ガブリアスやボーマンダだけでなく地面タイプや飛行タイプにも撃てる氷技の採用率が密かに上がりつつあるようだ。
レート以外のところではVC版解禁により「つのドリル」が使用可能に。ただし虫取りバグを使わない限り「しんそく」と両立できない。


第8世代ではDLC第2弾「冠の雪原」で復帰。
「しんそく」がレベル1で習得できるようになり、 物理は「ダブルウイング」や「スケイルショット」、特殊も「ハイドロポンプ」を習得可能になった。 ダイマックスとマルスケを合わせた高い耐久、ダイジェットによるS上昇でエース適性を上昇させた。めざパ氷で思わぬ所から狙われなくなった一方で、同じく解禁されたボーマンダやガブリアス、ランドロスのついでに氷技を受けてしまう点やマルスケを潰される「トリプルアクセル」といった点には注意。

■進化前 ハクリュー


オーラに包まれる神聖な生き物らしい。天気を変える力を持つと言われている。

全国図鑑No.148
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Dragonair
高さ:4.0m
重さ:16.5kg

タイプ:ドラゴン
特性:だっぴ(毎ターン30%の確率で状態異常が回復する)
隠れ特性:ふしぎなうろこ(混乱、メロメロ以外の状態異常の時に防御が1.5倍になる)

  • 種族値
HP:61
攻撃:84
防御:65
特攻:70
特防:70
素早さ:70
合計:420

努力値:攻撃+2


カイリューの進化前。こちらは単ドラゴンタイプで、特性も異なる。
ミニリュウと比べて体がより長くなっただけでなく首元や尾に青い水晶玉が付き、額からは角が生え、耳は翼型に変化している。
一見すると口がないように見えるが、実は顎の下部分(通常は死角になっていて見えない)に小さな口があり、ものを食べたり笑顔になった時に確認できる。

全身が光ると体内に溜めたエネルギーを水晶玉から放ち、雨を降らせたり雷を落としたりと天候を変える。
空を飛ぶことも可能だが、最近だと耳を大きく広げて飛んでいるらしい…
湖や海でその姿を見ることができる神聖なポケモン。

進化後のカイリューと似ても似つかないことは初代から話題になっている。アニポケの新無印でも「ミロカロスのように進化してもおかしくないのに」と突っ込まれていた。
これはカイリューだけデザイナーが異なるのを同じ進化形として設定したためらしい。

進化後とのタイプと特性の違い、「しんかのきせき」の存在から耐久型で使われることがある。
特性が両方とも唯一の回復技「ねむる」と相性が良いことから、いわゆる「ねむねごテール」型が主流。
特に「ふしぎなうろこ」型の場合は確実に2ターン眠り続けるため、「ねごと」は必須と言える。
しかし、「ドラゴンテール」が無効のフェアリータイプが登場してから以前よりも運用は難しくなった。
どくどく」「でんじは」等の補助技を駆使して上手く立ち回りたい。

「ひかりのかべ」を覚えるため、努力値をHPと防御に振っている場合でも特殊攻撃を受けることが可能。
「つるぎのまい」等積みアタッカーの対策として「くろいきり」もあり。
「ドラゴンテール」以外の攻撃技は対鋼の「だいもんじ」、先制技「しんそく」、高耐久の相手用の「りゅうのいかり」等が候補。
耐久型と相性の良い「はねやすめ」が使えない点に注意。

進化前でありながら第五世代でオノノクスクリムガンが登場するまでの14年以上の間、単ドラゴンタイプで最高の種族値の持ち主だった。
また旧ピカチュウ版、ポケモンスタジアム2で遊べるイエローカップでは「でんじは」「こうそくいどう」を活かしてなかなか活躍できた。


■さらに進化前 ミニリュウ


長い間幻のポケモンと呼ばれた。わずかだが水中に住んでいることが分かった。

全国図鑑No.147
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Dratini
高さ:1.8m
重さ:3.3kg

タイプ:ドラゴン
特性:だっぴ(毎ターン30%の確率で状態異常が回復する)
隠れ特性:ふしぎなうろこ(混乱、メロメロ以外の状態異常の時に防御が1.5倍になる)

  • 種族値
HP:41
攻撃:64
防御:45
特攻:50
特防:50
素早さ:50
合計:300

努力値:攻撃+1


ハクリューの進化前。
手足のない細長い体が特徴。頭と背は青く、腹は白くなっている。
額には白く丸い部分があり、耳はヒレのような形である。
ちなみに進化後のハクリュー同様、一見すると口がないように見えるが、実は顔の大きな丸い部分の下端に小さな口があり、
ポフレやポケマメを与えるとこの口を開けてちまちまと食べる。

子供でも2メートルほどの大きさがあり、激しい滝を住処にしている。
体内のエネルギーが大きくなる度に脱皮し、体を長く伸ばしていく。

リトルバトルでは物理型・特殊型のどちらを選択するかで使い勝手が大きく異なる。
物理型はやはり「しんそく」と「りゅうのまい」の存在が魅力。
サブウェポンが「アクアテール」「アイアンテール」程度と乏しいが、ドラゴンとの相性補完としては悪くない。
特殊型は「りゅうせいぐん」「10まんボルト」「だいもんじ」「れいとうビーム」と使いやすい技が揃っている。
同ルールに参加できるドラゴンの中でも優秀な特殊アタッカーと言える。


■アニメでのカイリュー一族


「マサキのとうだい」にて、恐らくカイリューと思われる謎の超巨大ポケモンが登場した。
しかしその大きさはゴジラ並みで、後にオレンジ諸島等で登場した普通のカイリューよりも圧倒的に大きかった。

映画「ミュウツーの逆襲」ではミュウツーからの招待状を送る郵便屋として活躍。
ムサシコジロウニャースは「ぶつかっておいてバイバイはないでしょ」と言って飛ぶカイリューをフライパンで抑えていた。

ハクリューはAG152話「ハクリューの湖」に登場。
ハクリューが住むと言われた釣りの名所である湖があった所に大量のシザリガーが出現したせいで他のポケモンや魚が住めなくなったと語られる。
ボート小屋管理人のアサギとその祖母ヒサメのためにシザリガー対峙に奮闘するサトシ。
その後、ナミダバシ産業という不動産から受けた立ち退きを住人が拒否したため、それを追い出すためシザリガーを放ったということが判明。
不動産の社長は子供の頃に湖で溺れたトラウマから湖を潰してレジャー施設を作って一儲けしようとしており、後に設計屋としてのロケット団と共謀。
湖の利権を賭けてサトシのヘイガニと社長のシザリガーが戦い、あと一歩でサトシが勝利という所でロケット団が弱ったシザリガーを奪おうとする。
サトシ達は連携してロケット団のロボットを撃墜するも、その衝撃でサトシ達の乗っていたボートが転覆。
社長は溺れかけるも湖の主であるハクリューとヒサメに助けられ、また子供の頃に溺れた時に助けてくれたのもハクリューとヒサメだったと知る。
「命の恩人の住む湖を埋めるわけにはいかない」と社長はレジャー計画を中止した。

また、SMではウルトラガーディアンとしての活動時にスイレンがライドポケモンとして乗っている他、
海で野生のハクリューの群れがイルカの様に跳ねる光景も描かれている。


ミニリュウは無印35話「ミニリュウの伝説」に登場。
サファリゾーンの管理人がサトシ達に「昔ミニリュウの伝説からポケモンが狩り尽くされたため、サファリボールの数を制限した」と語る。
ロケット団もミニリュウを捕まえようとするも失敗し、麻痺爆弾で一網打尽にしようとする。
サトシ達は阻止しようとするも爆弾は湖の中に落下してしまい、サファリゾーンの管理人はそれを回収しようと湖に飛び込む。
サトシはヒトデマンに乗って管理人を追いかけ、爆弾を回収するも息が続かず、管理人と共にハクリューに助けられた。

■ユウジのカイリュー


出典:ポケットモンスター、114話『ファイナルバトル!カイリューとうじょう!』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。
OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

技:はかいこうせん、みずでっぽう、れいとうビーム、たたきつける、りゅうのいかり、10まんボルト、のしかかり、ロケットずつき、こうそくいどう、かみなり
オレンジ諸島編ではオレンジリーグにおいてヘッドリーダー・ユウジの最後の切り札として登場。
フルバトルで交代を何回かしてサトシのポケモンもダメージをそこそこ受けていたとはいえ、
4匹残っていた手持ちのうちリザードンケンタロス、ゼニガメの三匹を倒した。
ピカチュウ一匹にまでサトシを追い詰めるものの、一瞬の隙をついて頭に取りついたピカチュウの渾身のかみなりを受けて倒れる。
ちなみにこのカイリュー、一つのバトルで実に10個もの技を使っていたりする。


■アイリスのカイリュー


出典: ポケットモンスター ベストウイッシュ、91話『パワーバトル! アイリスVSヒカリ!』、2010年9月23日~2013年10月3日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

CV:佐藤健輔
技:かみなりパンチ、かえんほうしゃ、れいとうビーム、ドラゴンダイブ
アニメBW2でなんとツンデレのカイリューがアイリス手持ちになった。ちなみに♂。
600族自体の入手はレギュラーメンバー史上初となる。
例によってなかなか指示を聞かず、従来のおっとりしたイメージをぶち壊すほどキレた時の顔芸がヤバい。サトシのリザードンポジションと言えるだろう。
さらに、強さもハンパなく、タイプで不利なはずのヒカリのマンムーを圧倒したほど(本気をだせばだが)。

さらに続編のエピソードNでは前述通り自身の前身的なポケモンでもあるサトシのリザードンと激しいバトルを繰り広げた。
バトルは途中で中断したものの、お互い満足した模様。その後もEDにて仲良く肩を取り合ったり、劇場版でも共闘を繰り広げた。
彼やドリュウズが当初アイリスの言う事を聞かなかったのは、ある意味リザードン再登場の伏線であったと言えなくも無い。

■サトシのカイリュー


出典:ポケットモンスター、10話『カイリューの楽園、ハクリューの試練!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

CV:三宅健太
技:りゅうのまい、ドラゴンクロー、ぼうふう、はかいこうせん
新無印』では、なんとサトシ初ゲットを飾ることになった
元々は生態調査目的で半ば遭難する形で訪れたカイリュー族だけの島にいた、空を飛べないハクリューだった。
ゴウの分析とサトシの特訓のおかげで空を飛ぶために必要な「りゅうのまい」の習得に成功、苦手を克服する。
その後、ロケット団のホエルオーとの闘いで空高く打ち上げられたサトシを助けるために進化、「誰かを助けるため」の両腕で見事に抱き止め、海面に叩きつけられる前に救出に成功した。
そのままサトシに懐いたために、投げられたモンスターボールに収まる。ピカチュウ、カイリューときたら次はヤドランだろ、と古参ファンからは噂されているとか
腕がよほど気に入ったらしく、研究所ではサクラギ博士やゴウのポケモン達にも抱きついており、順調に友達を増やしている模様。

公式戦初バトルでは、コルニコジョンドとメガルカリオを相手に勝利するなど実力は高い。

■その他


ポケモンカードGBでは伝説のカードの1枚として扱われている。
4人目のグランドマスター(赤・緑でいう四天王)がその伝説のカイリューを含む、ドラゴンデッキで挑んでくる。

ポケモンGOでは20年2月時点で13位のCPの高さを誇る強豪。さらに金銀追加前までは堂々の1位。
そのため、かつてのジムの仕様では同じ種類のポケモンを複数置ける仕様だったので、誰もがこのポケモンを置き「カイリュータワー」と揶揄されていた。

さらに技も強力で、「りゅうのいぶき・ドラゴンクロー」(通称胃袋)の組み合わせは敵の攻撃を回避しつつ立ち回りやすいため非常に高い人気を持っていた。
しかし当時はわざマシンがなかったため、進化時にこの組み合わせを引けなかったトレーナーたちの悲鳴が木霊することに……
現在この技の組み合わせは残念ながらできなくなってしまったため、持っている人は大切にしよう。
それと引き換えに習得した「ドラゴンテール・げきりん」(通称てるりん)の組み合わせは、動作が重い代わりに火力が非常に高い。
また、「げきりん」が2ゲージ技で連射が効くのもポイントが高い。
ジムの仕様が変更された現在でも、原作と違い強力なはがねやフェアリータイプが現在ほとんど存在しないことや、
優秀な耐性から伝説レイドでも穴埋め役として活躍したりと、汎用性の高さは健在である。

その優秀な性能が評価されたのか、第2回コミュニティデイの大量発生ポケモンに選ばれた。
さらに開催中に進化させた時限定で「りゅうせいぐん」を習得できたが、こちらは1ゲージ技で連射が効かないため、あくまでコレクション用という位置づけである。


「カイリュー ついきしゅうせい」

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最終更新:2021年05月08日 23:39

*1 そのため初代ではドラゴンタイプの技でドラゴンタイプのポケモンの弱点を突くという状況が発生せずタイプ相性が死に設定同然となっている。チートなどを使えばちゃんと機能してることはわかる。