スーパーロボット大戦UX

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スーパーロボット大戦UX」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2013/04/03(日) 19:07:20
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます

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&tags()
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#center(){&bold(){すべての可能性が、ここに集う。}}



『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の[[ニンテンドー3DS]]用ソフト。
[[任天堂]]携帯機スパロボでは初のフルボイスが搭載された。

発売日は2013年3月14日。



【概要】

基本的なシステムは『[[スーパーロボット大戦L]]』を踏襲しており、今作も強化パーツはない(が、参戦作品に登場する小道具がスキルパーツとして登場)。
機体ボーナスによるPUの強化・MAP上の編成といった『L』で好評だった箇所は継承された。
今作のエースボーナス取得は100機撃墜(Wエースだと200機)&機体の全パラメータ5段改造となっており、それに応じて機体のボーナスも強化させることができる。
アタックコンボが廃止された代わりに全体攻撃と連続攻撃が追加され、戦略に大きな幅が広がった。

[[精神コマンド>精神コマンド(スパロボ)]]の面では、『[[スーパーロボット大戦NEO]]』で猛威を振るった「追風」(指定ユニットに加速の効果を付ける)、初代『スーパーロボット大戦』以来の登場となる「正義」(1ターンの間ENを消費しない)、初登場の「理想」(1ユニット・隣接ユニットに闘志の効果)と「順応」(全地形対応がSになる)が加わった。

また、「戦術指揮/応援」の機能で指揮担当となるユニットを設定することで、自軍に特定の効果を得ることができる。
指揮効果もシナリオが進むにつれてレベルアップし、強力な効果をもたらしてくれる。(例:連続ターゲット補正無効、MAPクリア後にスキルパーツ取得)
&font(l){発売当初は孔明の罠に見事に引っかかるプレイヤーも多かったとか}


新規参戦作品(詳しくは後述)が多いからか、今作も戦闘アニメが良い。そしてキャラが喋りまくる。
ボス敵への[[トドメ演出>トドメ演出(スパロボ)]]が設定のON・OFF機能で変更可能になり、『L』の不満点が解消された。

パンモロは[[乳揺れ]]以上の衝撃をファンに与えた。


また、シリーズ初の[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]にも対応しており、
『[[スーパーロボット大戦J]]』以来の復活となるツメスパやキャンペーンマップをDLして遊ぶことができる。
&font(l){キャンペーンマップ攻略が面倒くさいのは内緒だ}

任天堂携帯機シリーズで初めて中断メッセージが導入され、その数は過去最多の80種類。
期間限定のもの、2周目以降限定のもの、隠しキャラを仲間にしなければ見られないものなど様々。
力の入れようも凄まじく、中断メッセージ限定でボイスが付くキャラもいる。
特に[[テラ子安>子安武人]]は他に演じるキャラがいないにも関わらずウィンフィールド役として収録に参加している。



【参戦作品】

★は新規参戦作品

☆[[聖戦士ダンバイン]]
★[[リーンの翼]]
☆[[忍者戦士飛影]]
☆[[蒼穹のファフナー]]
★[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]
☆[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
★[[劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-]]
★[[機神咆哮デモンベイン>斬魔大聖デモンベイン]](アニメ版)
★[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]] フェイ・イェンHD
☆[[鉄のラインバレル]](原作漫画版)
☆[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]
☆[[劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~>劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜]]
☆[[劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~>劇場版マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜]]
★[[HEROMAN>HEROMAN(アニメ)]]
★[[マジンカイザーSKL>マジンカイザーSKL(OVA)]]
★[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors>BB戦士三国伝]]
☆バンプレストオリジナル


今回のシナリオは『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』以来となる三部構成となっており、話数もプロローグを入れて全53話とボリュームが多い。

メインはデモンベイン、ファフナー、00、マクロスF、ラインバレル
サブで飛影、リーンの翼、HEROMAN、カイザーSKL
ノヴァ、種運命、ダンバイン、三国伝は原作終了後


参戦作品リストから見て分かるように、新規参戦組のジャンルが歴代(特に『COMPACT3』とか『NEO』とか)と比べてとにかく&font(#ff0000){異色}。
どれくらい異色かというと、

・スタン・リー原作のHEROMAN参戦(海外のスタッフが本格的に関わっている作品はこれが初)
・まさかの[[SDガンダムシリーズ>SDガンダム BB戦士]]より三国伝参戦(パイロットの概念がなかった初代『スーパーロボット大戦』以来となる参戦)
・カイザーSKL参戦により、マジンガーシリーズが&font(#ff0000){「最古」}と&font(#0000ff){「最新」}の参戦作品を持つシリーズに(2013年3月の時点で)
・シリーズ皆勤賞である[[兜甲児]]&[[マジンガーZ>マジンガーZ(機体)]]が初の欠席
・日米の合作であるHEROMANと&font(#ff0000){反米思想を持つキャラが登場する}リーンの翼の共演
・SEGAの電脳戦記バーチャロンとクリプトンの[[初音ミク]]のコラボによって生まれた狂気の産物、フェイ・イェンHDがバーチャロン勢を差し置いて単独参戦
・全年齢対象のアニメ版名義とはいえ、[[エロゲ>18禁アダルトゲーム]]界の金字塔の一つデモンベインが満を持してとうとう参戦 &font(l){よかったね[[グリリバ>緑川光]]!}

といった話題が挙げられる程であり、プレイヤーを大いに驚かせた。
俺も想像力が足りなかったのか…


メインシナリオライターは『L』に引き続き岸本みゆきが担当。
今回参戦しているアニメ版三国伝の脚本も手掛けたため、シナリオ面でも三国伝メンバーがよく絡む。
特に孔明先生と司馬ビーは、[[寺生まれのDさん>道明寺誠]]と共に世界の謎を解き明かす役割を担う。

岸本氏曰く、&font(#ff0000){「今回は隠し要素を多く用意した」}とのこと。色々な意味で可能性集まりすぎだろ…。
特に[[あるキャラ>羽佐間翔子]]の生存の経緯は[[&bold(){&font(#ff0000){プレイヤーの予想斜め上を行く展開}}>聖戦士ショウ=コハ=ザマ]]となり、自身の想像力の足りなさを改めて痛感させられるだろう。
俺も想像力がry


ただし、今作のフラグ達成の条件はかなり厳しい。
撃墜数100とかはザラにあるのだが、問題は分岐ルートで勝手に増えた撃墜数がカウントされないということ。
つまり条件達成のために必要な機体が別のルートに行ってしまうと、ステータス画面の撃墜数があてにならなくなってしまうのだ。

その分、一度隠し要素の条件…というか生存フラグの1個1個が蓄積されていき、次の周回ではそれを達成しなくても仲間にできる。
例えば「Aが○○までに100機撃墜、○○が××を倒すと生存」という2つのフラグが生存のトリガーであった場合、2周目で100機撃墜、3周目で××を倒しても生存トリガーが引かれ、それ以降の周回で後々戻ってきてくれる。
これが全フラグに関して働くため、最終的に全てのキャラが生存となる。
&bold(){キャッチコピーの通りすべての可能性を集わせることが可能なのだ。}
そして全トリガーを引き終わると、最終話に特別なセリフが追加される。

しかし生存フラグを立てると、そのセーブデータでは永久に生存するため、離脱時のイベントは見られなくなる。
再現率もかなり高い上に、そこでしか聞けないDVEなんかもあったりするので見たい人は注意。
また、隠しユニットが仲間になるとボーナスとしてレアなスキルパーツが手に入る(例:ガンバリ屋、修理装置、補給装置)

このため

・1周目は見えている生存フラグですら叩き折って見殺しにしろ
・2周目に戻れるように、生存フラグを全部折ってある1周目クリアデータを保管しておけ

という異例のプレーが攻略サイトで推奨されるほど。


バーチャロン関連の監修や楽曲の歌詞は『[[スーパーロボット大戦K]]』に引き続き亙重郎が担当。
フェイの存在もシナリオの根幹に大きく関わってくる。


参戦前から話題になっていた[[フェストゥム>フェストゥム(蒼穹のファフナー)]]、[[ELS>ELS(機動戦士ガンダム00)]]、[[バジュラ>バジュラ(マクロスF)]]の共演が本作で遂に実現した。
肝心のファフナーはかなり濃密に原作再現され、下手したらゲーム画面が涙で見えなくなるので注意。

ファフナー・00・マクロスFといった「異種との対話と共存」がテーマの作品が参戦していることから&font(#b8d200){「スーパー対話大戦」}や、
種運命・ファフナー・ラインバレル(TVアニメ)のキャラクターデザインが平井久司氏であることから&font(#b8d200){「スーパー平井大戦」}と呼ばれることも。


デモンベインは[[黒歴史]]と名高いアニメ版からの参戦だが、アニメ版もあらすじは原作と大差ないのでさほど問題はなく、
しかも原作ゲーム版(ひいては続編や小説版)からのネタも組み込まれており満足度の高い仕上がり。
アメリカが舞台ということでHEROMANとのクロスオーバーが展開される。&font(l){通称ジョーイルート}
ちなみに「[[ニンテンドーダイレクト>Nintendo Direct]]」にて、いわっちこと岩田社長の口からデモンベインの名が出た。
システム面では大導師マスターテリオンとの最終決戦でリベル・レギスの『シャイニング・トラペゾヘドロン』に対してデモンベインの『シャイニング・トラペゾヘドロン』で反撃すると、その瞬間に&b(){3DS本体もろともソフトがフリーズする}というとんでもないバグが存在する。
普通ならば遊んでいて遭遇することも多いだろう危険なバグなのだが、原作においてこの2機のシャイニング・トラペゾヘドロンが激突した場合、端的にいうと&b(){邪神が目覚めて世界が滅ぶ}ため、それを知るプレイヤーからは『バグなのに原作再現』と好評だったりする。

ラインバレルは「(原作漫画版)」名義の参戦で、キャストはアニメ版の声優という[[ゲッターロボ>真ゲッターロボ]]形式を取っている(ただしジャックは代役)。
2013年時点ではまだ未完だったためどうなるのか心配されていたが、既刊ギリギリまで再現した上で、
原作者監修によるオリジナルの結末を迎えることになる。
&font(l){また今回原作漫画版の参戦ということで、アニオリの五番隊隊長こと[[ナタクのファクター]]は登場しない(代わりに[[呂布のファクター>呂布トールギス]]が登場)}


ダンバインの参戦は声付きでは『[[スーパーロボット大戦SC2>スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]』、
携帯機では『スーパーロボット大戦COMPACT3』以来で、原作最終話の再現から始まる。実質的には原作終了後参戦。
リーンの翼は忠実な再現と肉付けが施され、原作以上に熱血主人公した鈴木君や、[[総士>皆城総士]]、[[九郎>大十字九郎]]に次ぐDVEの多さのサコミズ王が時に熱く、時に哀しく盛り上げる。
またバイストン・ウェル繋がりである両者の[[クロスオーバー>クロスオーバー(創作)]]も見逃せない。

飛影は『IMPACT』から11年ぶりの参戦を果たし、イルボラの離反やカレンの登場など再現度が高くなった。
(ただしイルボラが離反した理由は、原作とは大いに異なっていたりする)
また、[[ハザード>ハザード・パシャ]]がクロスオーバーの恩恵を受けて原作以上の悪事を働きまくる。
&font(#ff0000){そして忍者は相変わらず自重しない}


カイザーSKLは原作が僅か全3話だったのにも関わらず、[[地獄>海動剣(マジンカイザーSKL)]] [[コンビ>真上遼(マジンカイザーSKL)]]のインパクトが強いため存在感が濃い。
奇械島の設定が『[[Zシリーズ>スーパーロボット大戦Z]]』のバードス島以上に便利(かつカオス)なことになっている。

種運命の原作終了後設定の参戦は、続編では『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』や『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』があるが、
単独作品としては今作が初。
(※ちなみにスパロボとも関係のある『[[Another Century's Episode R]]』も原作終了後の設定だったりする)
ファフナーと設定を一部共有し、濃密なクロスオーバーが展開される。
&font(#ff0000){本当の哀しみを知った戦士}・[[マークデスティニーのパイロット]]が[[一騎>真壁一騎]]達を導いていく。

ダンクーガノヴァも原作終了後。参戦は第一部クライマックスと遅くシナリオにもそれほど絡むわけでもないがキッチリと盛り上げてくれる。
むしろシナリオ・機体性能面から言っても参戦したのは&bold(){『獣装機攻R-ダイガン』だった。}
チームD視点なら&bold(){『獣装機攻ダンクーガSUPER NOVA』}。


オリジナル勢は『L』と違ってそれほど薄くはなく、かと言って濃密というわけでもないそこそこの位置。
しかし『OGシリーズ』に参戦すればメインになりそうな程、かなりスケールが大きい設定となっている。
また、岸本氏の趣味により別の意味で凄い事になった。

キャラクターデザインは『L』と『第2次Z』に引き続き、Chiyoko氏が担当した。



【オリジナルキャラクター】

[[アニエス・ベルジュ]](アーニー)
CV:[[鈴木千尋]]
『SC2』のケイジ以来となる一人称が「僕」の主人公。
天涯孤独の身で育った地球軍少尉。
良くも悪くも生真面目かつ天然で、とことん影響されやすい。
[[ロックオン>ロックオン・ストラトス]]でも[[スットコドッコイ>カルロス・アクシオン・Jr]]でも[[ニーサン>悠凪・グライフ]]でもない。


[[サヤ・クルーガー]]
CV:小林愛
非合法傭兵組織「アンノウン・エクストライカーズ(UX)」に所属する女性。
プロの傭兵だが、感情の表現が苦手。残念ながら揺れない。
よろしくピース。


[[リチャード・クルーガー]]
CV:[[小杉十郎太]]
サヤの父親であるUXの指揮官。
地獄を見てきたらしいが、その真意は…。
極楽亭リチャード。


[[ジン・スペンサー]]
CV:松風雅也
アーニーの親友で同じく孤児。ワカメ。
上昇志向が強かったが、あることをきっかけに宗教(違)に目覚める。


[[ノーヴル・ディラン]]
CV:[[ゆかな]]
アーニーとジンに[[ライオットシリーズ>ライオットシリーズ(スーパーロボット大戦)]]を与えた博士。
中の人は[[乳牛姫>楠舞 神夜]]と同じ。


[[アユル・ディラン]]
CV:[[野中藍]]
ノーヴル博士の娘で、ジンを宗教(違)に目覚めさせた張本人。
サヤと何か関わりがあるようだが…?



【オリジナルメカ】

ライオットB
主人公機。誰が何と言おうと主人公機。
格闘戦に優れたアーニーの乗機。陽子ジェネレータを動力にしている。
恒例の機体名変更がなかったことに「?」となったプレイヤー、貴方は正しい。


ライオットA
射撃戦に優れたジンの乗機。こちらも陽子ジェネレータを搭載している。
キャンペーンマップ・ツメスパで大活躍。


オルフェス
リチャードの乗機で、レプトン・ベクトラーを動力機関として搭載している。
見た目は一見普通だが技もBGMもまんま[[必殺仕事人>必殺仕事人(時代劇)]]という衝撃の出オチ機体。
名前の由来はギリシャ神話の吟遊詩人オルフェウスから。
途中からある事情によりアーニーが乗ることに。&font(#ff0000){つまり真の主人公機。}ライオットェ…


ライラス
オルフェスの支援機にしてサヤの乗機。
名前の由来は琴座(ライラ)。
こちらもレプトン・ベクトラー搭載。
オルフェスとの合体攻撃「ヘル・ストリンガー」が使用できるが、難しい上にリチャードの身体に負担をかけている。
『L』のビルドエンジェルの後継者。


#openclose(show=余談){
参戦作品のひとつ、SDガンダム三国伝には、「G記」という神話の英雄の活躍を描いた史書が存在する。
今作でのそれは、前のループのUXの活躍を描いたものであり、UXに同行していた司馬懿サザビーが元の世界に戻らず、竜宮島に残って書き記したものが、長い時の果てに三璃沙となった地球で史書となったものだとされている。

最後までプレイしてそれを見たあるプレイヤーは、ふと気づいた。

「&bold(){『G記』が前ループのUXの活躍を描いたものなら、最初の『G記』は何なんだ?}」と。

結果、あろうことかとんでもない結論に至った。それは、&bold(){スタッフが用意したもの}だと。要は、最初の『G記』=ゲームシナリオということである。
そして、そんな思い付きを某サイトに載っけてみたところ、&font(l){ぶっちゃけ消されるだろうと思っていた当人の予想に反して}大反響。瞬く間に推論が重ねられていった。

さらにあるプレイヤーは気付いた。

「&bold(){作中世界がループごとに別物なら、各プレイヤーが見ているキャラも全員平行世界の同一人物じゃね?}」

言い換えれば、各プレイヤーごとのキャラの成長状態が異なるのは、&bold(){平行世界の別人だから}ということである。
また、本作は冒頭が人類の絶滅から始まっている。なので、ゲームオーバーした結果であると言われても齟齬がない。
そこからさらに発展させると、「データをロードしてやり直した状況=別世界」ということになる。ロードされる前の世界はプレイヤーの観測から離れ、もはやその行く末を確認することは誰にもできなくなってしまうと言える。

そう、「ゲームをプレイする」という体裁でUX世界より上位の立場にあるはずの我々も、本当の意味で世界をやり直すことが不可能という点では作中のキャラと同じなのである。
純粋に一つの世界をプレイしきるためには、一度たりともリセットせずにやりきるしかない。&font(#ff0000){人生にリセットボタンはないのだから}。

最終的に出た結論は、「&bold(){ゲームクリエイターが黒幕で、現実世界を一作品として取り込んだ、プレイごとに別世界を見ているという次元のループ物}」。
ゲームの内容をさも実在する世界に干渉しているかのように見せるゲームは今までもあった。が、こいつはガチでその構想に現実世界を巻き込んだ。
つまり、あらゆるプレイングが無限にループするUX世界の中であったであろう平行世界の可能性の一つを観測したものとして、公に扱われているのだ。

観測されなかった無尽蔵の世界の可能性の中には、ジンがUXのリーダーだったり、ヒトマキナからSDガンダムが生まれてみたり、鬼械神がデウスエクスマキナの元となったり、ある作品のタイトルが『忍者戦士零影』だったりもしただろう。

そして、下手をすれば&bold(){スクラッグが[[鯉みたいな目をしたマッチョ>>テラフォーマーズ(漫画) ]]だったり、魔術の大元が[[ドラゴンの死体>>Nier Replicant]]から齎されたり、ナイアさんが[[グレートすぎる親父>>ペルソナ2 罪]]や[[萌えキャラ>>這いよれ! ニャル子さん]]だったりした可能性も否定できない}。

プレイヤーが目に出来るのは、あくまで「アーニーがリーダー」「ヒーローマンやフェイ・イェンHDがいる」「カリ・ユガ降臨寸前」という極めて限定的な条件が奇跡的に揃った世界のみ。
周回と周回の間に、諸兄らが二次創作で作り上げるだろうもしものストーリーがあったり、今回ゲーム的には参戦していない作品が参戦していた可能性も大いに、むしろ&bold(){確実に在り得る}のである。
端的に言えば、今後&font(b){[[鋼龍戦隊>鋼龍戦隊(スパロボ)]]がカリ・ユガに立ち向かう世界}が現れる可能性が絶対にないとは誰も言い切れないだろう。

元々消化不良な伏線がいくつか残されていたこともあり、裏に隠されたこの深遠な設定には多くのプレイヤーが驚愕した。&bold(){&font(#ff0000){要求される想像力=∞}}とは、加藤機関も涙目必至。
よもやここまで話が膨れるとは、最初に書いたプレイヤーもびっくりである。
ちなみに、現実世界から参戦したのはフェイ・イェンHDの[[中の人>>初音ミク]]。要は造物主の眷属なのだから、邪神も畏怖するというものである。

}


追記・修正はすべての可能性を集めてからお願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,21)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 三国伝目当てで買った。  -- 名無しさん  (2016-06-19 10:32:29)
- 余談のところ、せめてもうちょっと簡潔かつ客観的にまとめられないもんかなぁ。正直、長々と痛々しくて読んでてかなりきつい  -- 名無しさん  (2016-06-20 09:58:56)
- て言うか、UXにおいては、G記は司馬懿が記したものってことじゃなかったか?そんなに深くない  -- 名無しさん  (2016-06-20 14:18:12)
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました  -- 名無しさん  (2016-06-28 23:29:26)
- 今までプレイしたスパロボの中でこれは一番面白かった  -- 匿名  (2017-02-01 12:56:29)
- 隠しがかなりめんどくさいことを除けば良作よね  -- 名無しさん  (2017-09-14 21:01:00)
- ↑そのめんどくさい隠しフラグを全て達成した時の達成感は凄まじい。未だスパロボで一番好きだ  -- 名無しさん  (2017-09-15 12:02:06)
- 次回作で機神飛翔参戦か!?と思ったがそんなことはなかった・・・機神飛翔参戦はよ・・・  -- 名無しさん  (2017-11-26 19:37:36)
- ファフナーは初本格参戦だけにめちゃくちゃ優遇されたな。…え?K?なにそれ  -- 名無しさん  (2018-01-30 21:43:05)
- SDガンダム参戦は嬉しかったな  -- 名無しさん  (2018-01-30 22:27:34)
#comment
#areaedit(end)
}

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