&font(#6495ED){登録日}:2010/11/21(日) 12:52:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #blockquote(){通常魔法 自分のデッキの上からカードを3枚めくり、 その中から1枚を選択して手札に加え、 残りのカードをデッキに戻す。 「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン自分は特殊召喚できない。 } 強欲で謙虚な壺は遊戯王OCGのDUELIST REVOLUTIONで登場した魔法カード。 遊戯王では恒例の「壺」カードの1枚で、名前の由来は同じく壺繋がりの「[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]」と「謙虚な壺」から来ている。 ただし名前こそ「壺」と付いているが、手札が増えるわけでもなくそもそも「ドロー」ですらないサーチカードである。 このカード最大の特徴であり利点は、&font(#ff0000){3枚のカードから好きなカードを選べるということ。} 自分の手札やフィールドの状態から最適なカードを選択できるので、格段に質の高いサーチができる。 また現環境の他の手札交換カードは「トレード・イン」などコストを要求するものや「暗黒界の取引」など手札が減ってしまうものが多い。 前者はコストとなるカードを採用できないデッキではその恩恵を受けられず、また「ドローカードはあるがコストがない」など手札事故の可能性がある。 後者はアドバンテージで損をしているため一般的なビートダウンデッキでは使いづらくどうしてもコンボデッキ専用になってしまう。 だが「強欲で謙虚な壺」はデメリットこそ課すもののコストは必要としない。 よってどんなデッキでも採用でき、かつ手札に来ればいつでも使うことが出来る。 これらの点から現存するドローソースと比べ&font(#ff0000){やや、強力なカード}と言える。 一方、このカードには2つのデメリットがある。 1つは特殊召喚を封じる効果であり非常に厄介。 基本的にドローソースとは、「ドロー→キーカード発動→形勢逆転」という流れが期待できるのだが、このカードではそれがやりにくい。切り札モンスターを特殊召喚できないのでフィールドの状況を変えづらいからである。 よってこのカードでサーチしたターンはどうしても大きく行動しづらく、1ターン動作が遅れてしまう。 もう一つは同一ターンに同一カードを発動できない事である。 上記のデメリットに比べればそこまで気にならないしピン採用ならこのデメリットはないと言っていい。 採用する場合複数枚入れる事が多いカードのためダブった場合発動機会が中々来なくなったり、効果で同名カードが捲れてしまった場合は少々煩わしく感じるだろう。 魔法カードのためダブってしまったら片方をブラフとして活用する手もある。 とはいえこれらのデメリットを差し引いてもこのカードの持つサーチ能力はとても強力で、結果として数多くのデッキに採用された。 特殊召喚に無縁なデッキでは勿論、環境トップレベルで特殊召喚を連発する「[[BF>BF(遊戯王OCG)]]」「[[インフェルニティ]](登場当時はインフェルニティガン無制限)」でさえも複数積まれた。 「[[BF>BF(遊戯王OCG)]]」においては全く同じ2つのデメリットを持つ上にコストがある黒羽の宝札の存在価値を奪ったに近い状態だった。 甲虫装機や聖刻ではそのターンは死ぬことがないとはいえ加えたカードによっては死刑宣告に等しい状態も作れた。 それだけ多くのプレイヤーがこのカードを高く評価し、実際その通りの活躍をしたということである。 挙句、禁止カードでありこのカードの先輩とも言える「[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]」になぞらえて「強謙(このカードの通称)の入ってないデッキはデッキじゃない」という迷言が生まれた。 当たり前だがいくらこのカードの汎用性が高いとは言え、「[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]」と同格であるわけがない。 上記のデメリットに加えて「加える手札が相手に筒抜け」な点、サーチカードゆえに「ライオウに阻害される」など無視できない弱点もある。 サーチカードの宿命だがライオウがいるとブラフにしかならなくなるし。マインドクラッシュも痛い。 このカードの発動にチェーンされリビングデッドの呼び声等でライオウが蘇生された場合「デッキから3枚めくり1枚を選択し墓地へ送る」と少々特殊な処理になる。 特殊召喚封じも大きなデメリットとなるため問答無用にどのデッキにも入るわけではないのだ。 「[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]」はデッキの上から数えて3枚目のカードに干渉できないとはいえ引いて発動するだけで手札が1枚増えるのでこちらが強すぎるだけではあるが。 &font(#0000ff){…というか入れたくても入れられない人がほとんどだろう。} このカード、上記のようにどのデッキでも採用できてデッキの安定性を高めてくれるカードである。 遊戯王プレイヤーとしては是非手に入れたい1枚であるが、なんと(というかやはりというか)レアリティが&font(#ff0000){スーパーレア}。 スーパーレアのカードは1タイトルで9種類存在して、1ボックス30パックの中でランダムに3枚封入されている。 つまりこのどのデッキにも入れられて、できれば複数積みたい「強欲で謙虚な壺」を当てられる確率は&font(#ff0000){3箱に1枚}。 最も、この問題はこのカードに限った話では無く、現在有用なカードの殆どはスーパーレアである。 当然価格は暴騰し、現在シングル価格は1枚約3000円も値が付いている。 さらに海外ではシークレットレアにまで格上げされ、1枚10000円以上と日本に輪をかけて入手困難な事態になっている。 だが、ゴールドシリーズ2012に再録が決定した。 しかし、やっぱり&font(#0000ff){ノーレア}でした。 しかも同じ魔法カードに同じ「強」の文字で始まる強制転移も収録されているので、一瞬喜んでしまう、というコナミからの嫌がらせのようなファンサービスも確認されている。 しかし、ストラクチャーデッキ「炎王の急襲」にて再録。紙質に難があるものの入手はしやすくなった。 カードプールの変化で以前程必須という訳でもなくなったのでそれ程高くはない。 とはいえ汎用性は相変わらずだし1箱1枚だからそれなりにはする。 HERO's STRIKEによる2度目のストラク再録により値段はかなり落ち着いた。 米版ではTinのプロモにスーパーレアで再録されている。 Battle Packシリーズでも収録されており再録の頻度は日本より高く入手しやすい。 2012年9月1日からの制限改訂により、 長年待ち望まれた?準制限となった。 ただ人によっては初手に複数来るのを防ぐ為元々2枚だったりするので影響は不明。 結局2013年3月の制限改訂で無制限カードに戻った。 追記・修正は米版1st強謙を3枚デッキに入れてる方のみお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 2013年9月から無制限だってさ。ワーイ。 -- 名無しさん (2013-08-18 21:42:20) - 公式のエクシーズ押しの所為で見なくなった -- 名無しさん (2014-01-22 18:02:45) - 謙虚とはいったい… -- 名無しさん (2014-01-22 19:25:53) - 強謙「手札増えてないし謙虚だろ^^」ってことなんだろう -- 名無しさん (2014-07-06 03:46:10) #comment #areaedit(end) }