死者蘇生(遊戯王)

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死者蘇生(遊戯王)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/06(木) 02:06:44
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます

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#center(){&font(#008000){♀}}

#blockquote(){[[&color(green){死者蘇生}>死者蘇生]]
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。}


**【概要】
[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]で特に有名な魔法カードの1つ。
最高の蘇生カードと称されるカードであり、原作[[遊戯王]]や、アニメ版である[[遊戯王DM>遊戯王デュエルモンスターズ]]を語る上でも欠かせない1枚であり、
知名度、効果の面から全TCGでも代表的な[[リアニメイト>リアニメイト(TCG)]]カードの一枚といえる。
このカードの存在からか、遊戯王OCGでは墓地のモンスターを場に出す事をリアニメイトではなく蘇生と呼ぶ事が多い。

ノーコストかつ蘇生対象に制約がないため、
蘇生制限さえ満たしていればどんなモンスターでも特殊召喚することができる。

「[[早すぎた埋葬]]」や「リビングデッドの呼び声」等のカードで特殊召喚したモンスターには制約があるのだが、
このカードで特殊召喚したモンスターには一切制約がなく、その点でも非常に扱いやすい。
なお、「早すぎた埋葬」「リビングデッドの呼び声」は役割が異なる為、一概に下位互換とはいえない。
長らく共に多くのデッキで採用されてきた戦友であり、これらのカードも蘇生カードとして有名である。
特に前者は「アームズ・ホール」の登場により、サーチが容易になり、
更にバウンス等を利用すれば再利用が容易い事もあり、禁止カードに指定された。
後者についても、やはり禁止カードになった経験こそあるが、
環境が高速化している現在では、無制限にまで緩和されている。
ただし、相手ターンに発動できるといった罠カード故の利点が評価されており、それなりの採用率を誇っている。

また、互いの墓地から選択できることから、相手のカードを逆利用するということも可能。
(デュエルが終わったらきちんと相手に返そう)
この効果のおかげで極めてゲーム展開の幅が広く、計算外の展開が起こることも少なくない。
[[第2期>第二期パック(遊戯王)]]から第4期辺りまでは立つだけで厄介なモンスターが跋扈していたこともあり「[[人造人間-サイコ・ショッカー]]」を盗られるだけでも結構つらい展開になっていた。
アニメでもこのコントロール奪取で場面を切り開くもこともあることから死者蘇生の象徴とする特徴の一つと言える。


**【OCGでの歴史】
当初から強力なカードであり、すぐに規制されることになった。
まずは2000年4月1日で準制限となり、続いて同年11月1日から[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]となる。
その後はしばらく1枚制限でとどまっていたのだが、04年9月1日で遂に[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]となった。
強力なカードである一方、相手の墓地も含め幅広い参照範囲から極めて広い可能性を秘めた趣深いカードであったこともまた事実であり、
原作・アニメでも単なる切り札の蘇生に限らない印象的な活躍の数々をしたことから使えなくなることを惜しむデュエリストは多かった。
長らく禁止カードとして鳴りを潜めることになる。

そして時は経って第6期、コントロール奪取が[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]に対する環境のバランス維持となると見られたのか、
08年3月1日で驚きの制限復帰を果たす。
やや意外な緩和であり、多くの原作ファンを[[満足>満足(遊戯王)]]させた。

相手の墓地からチューナーモンスターを奪うことによって、シンクロ素材にするなど、
様々な用途に使えることから多くのデッキで使用されていた。

しかし、09年9月1日には「リビングデッドの呼び声」と入れ替わりで再び[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]に戻るが、
その1年後、10年9月1日に制限復帰すると、以降は制限で固定となり、現在に至る。

近年は強力なテーマデッキが台頭するようになったので、
ミラーマッチでもない限り、相手のカードを利用するという使い方が難しくなっており、
//[[ペンデュラム召喚>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]の登場など、
更に環境の変化やデッキの多様化によって死者蘇生が抜けることも珍しくない。

ちなみに[[新マスタールール>新マスタールール(遊戯王OCG)]]の施行後は、蘇生カード全般の評価が上昇。
このカードも例外ではなく、EXデッキから呼び出されたモンスターをメインモンスターゾーンに蘇生できるのが嬉しい。

全てのデッキに入る万能カードでこそなくなったが相性さえ合えば依然として強力なカードには違いないので、これからも様々なデッキで使われ愛されていくだろう。


**【原作での活躍】
もともと闇や死をテーマにしていただけあって原作でも多くのデュエリストが使用しており、
特に遊戯はデュエリストの中では最多の11回、特に原作[[遊戯王]]の中で最初に切り札として使用した物語の始まり((遊戯王デュエルモンスターズでは、第一話が牙を持つカードとDEATH-T編を混ぜた意味☆不明…もとい超圧縮ストーリーだったため、この面では該当しない。))。

[[遊戯>闇遊戯]]と[[海馬>海馬瀬人]]の初デュエルにおいて遊戯の切り札として登場。海馬の墓地からじーちゃんの「[[青眼の白龍]]」を特殊召喚し、引導を渡した。

この件もあってか、海馬は王国編で一体でも青眼の白龍を倒されると「死者蘇生」で奪われることも危惧して
「[[青眼の究極竜]]」のパーツが揃うまで召喚しないという戦法をとっていた。

原作でも完全蘇生だけでなくコントロール奪取の効果もこのカードの強さときちんと理解されているようだ。


闘いの儀において、闇遊戯が決着をつけるべく使用。神の一柱である「[[オシリスの天空竜]]」を蘇生させるが、
[[表遊戯>武藤遊戯]]が「封印の黄金櫃」(アニメ版)に封じたカードが死者蘇生であったため不発に終わり、これが勝負の決め手となった。

また、死者蘇生を封じた事は「死者の魂はいつまでも現世に留まってはならない」というメッセージでもあった。
なお、こちらでも本田君に「神だって…遊戯が使えたのによ…」とコントロール奪取の効果が強調されている((もっとも、表遊戯がラーの翼神竜を起動できるかは微妙なところであり、オベリスクの巨神兵とオシリスの天空竜は速攻効果を持たないため、壁にするくらいしかできそうにないが(R基準ならオベリスクはソウルエナジーMAXが使用可能か)。))。
 
ちなみに原作での「封印の黄金櫃」の効果は、
&bold(){自分のデッキ 手札から一枚を黄金棺に入れ、相手が黄金棺に入れたカードと同じカードを使用した時に相手に見せる事で、そのカードを無効にする。}
というOCGにおける「禁止令」の使い勝手を悪くしたようなものであった。

 
あっちの世界でも、死者蘇生は強すぎると判断され、バトルシティ編以降では制限カードとなっている。

そこで[[闇マリク>マリク・イシュタール/闇マリク]]はこれを「魔法石の採掘」などにより&bold(){5回}も再利用し、[[ラーの翼神竜]]を呼んだ。


闇マリク『&font(#800080){ししゃしょしぇい(笑)}』
 

このように原作『遊戯王』および『[[遊戯王デュエルモンスターズ]]』を象徴するカードの一枚と言える。
また、原作遊戯王では&bold(){始まりと終わりのカード}でもある。
そして、この「始まりと終わりを締めるカード」のジンクスは後の遊星の「[[ジャンク・ウォリアー>ジャンク・ウォリアー(遊戯王OCG)]]」と遊馬の「[[ダブル・アップ・チャンス>ダブル・アップ・チャンス(遊戯王OCG)]]」などに引き継かれた。

そのため、先見の明を持っていない人でもおそらく希望的観測として死者蘇生は制限復帰すると思っていた、もしくは願っていただろう。

劇場版『[[遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]』においても象徴的なカードとして登場し、印象的な使い方をされている。


**【その他】
関連作品でもしばしば登場人物に使用されている。

[[GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]にも初期までは出ていたが、放映中に[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]になったために途中から出なくなった。
……が、サイクロンで伏せカードを破壊したりするガチ戦法の[[カイザー>丸藤亮]]は普通に使ってたりする。
また漫画版において、まだ禁止だった時期に[[吹雪さん>天上院吹雪]]が使用している。

[[5D's>遊戯王5D's]]では最後まで登場しなかったが、制限に戻った後にワンポイントレッスンでたまに見られる(テーマは蘇生ではなくコントロール奪取)。

遊星「フフフ…死者蘇生、なんてどうだ?」

[[漫画版>遊戯王ファイブディーズ(漫画版遊戯王5D's)]]では[[ジャック>ジャック・アトラス]]が使用した。
よって今のところアニメ5D'sでのみ登場しておらず、[[遊星>不動遊星]]が主人公で唯一使用してないカードとなっている。

[[ZEXAL>遊戯王ZEXAL]]では[[遊馬>九十九遊馬]]のデッキに最初から入っている。当初は既存カードの下位互換の多い遊馬のデッキにしては珍しいガチカード。
死者蘇生でエクシーズ素材を揃えたりと、初期のカードでありながら最新カードとのコンボに用いられている。流石。
コントロール奪取効果もタッグデュエルでだが有効活用されている。
また[[ミザエル>ミザエル(遊戯王ZEXAL)]]など[[バリアン>バリアン(遊戯王ZEXAL)]]側も使っており、このカードの強さは異世界でも認知されているようだ。

[[ARC-V>遊戯王ARC-V]]では[[デュエルチェイサー227]]が使用。その後は[[榊遊矢]]も使用している。

アニメでは全6作品の内4作品に登場したことになり、さらに登場した作品ではもれなく主人公も使用している。

総じて切り札の完全蘇生よりはコントロール奪取の効果やそこからつなぐコンボの基盤としての活躍がこのカード最大の特徴と言えるかもしれない。
(完全蘇生は逆に言えばこのカードの再利用が困難であることの証明のため)


アプリゲーム「[[遊戯王デュエルリンクス]]」ではデータは存在するが通常の方法では使えない。
イベントにおけるNPCのデッキに入ってたり、エクストラカードを消費すれば使うことは出来るが、どっちみち対人戦では使えない。
強力なカードを意図的に制限、排除している当ゲーム環境では、当然と言えば当然。

ちなみに遊戯などに専用ボイスがあるが、この仕様のため聴くのは難しい。


**【関連カード】
単なる蘇生カードは下位互換・相互互換が山ほどあるため、「死者蘇生というカード」自体に関連のあるカードを列記する。

&bold(){・死者転生}
手札1枚をコストに墓地のモンスターを回収する通常魔法。1
枚のディスアドが生じるが、「召喚成功時の効果」を持つ効果や、他カード経由で特殊召喚できない連中はこれで回収した方が良いことも多い。

&bold(){・リビングデッドの呼び声}
死者蘇生の相互互換。永続罠カードで相手ターンにも蘇生できるが攻撃表示限定な上このカードが破壊されると蘇生したモンスターが道連れになる。
死者蘇生の1度目の制限復帰の際、代わりに禁止送りになった。
また、アニメやデュエルターミナルで死者蘇生が入ってた枠は死者蘇生が禁止になった際これに差し替えられた。
名実ともに死者蘇生の代用品のような扱いのカード。

&bold(){・取捨蘇生}
2018年に登場した汎用版「ポンコツの意地」。墓地から3枚選び、1枚を相手が選んで残りは除外する。
注目すべきは効果よりもイラストで、大量の海外版「死者蘇生」の紋章の山と、その上に輝く日本版の紋章。
一応海外でこのカードを収録したパック発売前に日本と同じ死者蘇生が海外でも出たが…&bold(){ケンカ売ってんのかコラ。}

&bold(){・[[早すぎた埋葬]]}
800のライフをコストに自分の墓地のモンスターを蘇生する装備魔法。
リビデと同じく攻撃表示限定で破壊されると道連れになる。
本来は死者蘇生の下位互換だったハズなのだが、モンスターが道連れになる条件が「このカードの&bold(){破壊}」だったばかりに……。

&bold(){・アンクリボー}
「守護神官マナ」のイラストに描かれていた新顔のクリボー。
ありそうでなかった「死者蘇生」そのもののサポートカード。
手札誘発での1ターン限定蘇生と、破壊されたターンのエンドフェイズに死者蘇生をサーチする効果を持つ。

&bold(){・命の水}
ドーマ編で登場した未OCGの通常魔法。
ざっくり言うと、自分の墓地限定の死者蘇生。一応下位互換なのだが……。%%十分すぎるほど強すぎ%%

&bold(){・墓場からの呼び声}
&bold(){・闇からの呼び声}
初期遊戯王あるあるの[[超ピンポイントメタカード>ピンポイント過ぎるメタカード(遊戯王OCG)]]の死者蘇生版。何故か2種類もある。


追記・修正
(1)自分または相手の墓地の項目1つを選択して発動できる。その項目を追記・修正する。


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- 正直遊戯王ではリアニメイトという言葉はあまり使用しない  -- 名無しさん  (2013-12-10 18:20:39)
- 遊戯王長年やってたけどこの項目見るまでリアニメイトという言葉すら知らなかった  -- 名無しさん  (2014-03-22 00:22:42)
- 遊戯王だと、このカードからとって「蘇生」って使うよな。   あとは自己再生とか吊り上げぐらいか?  -- 名無しさん  (2014-03-22 01:55:41)
- はたして遊矢は使うのだろうか  -- 名無しさん  (2014-04-29 23:32:13)
- いやもう単純に強力だな  -- 名無しさん  (2014-04-30 04:33:14)
- 相手の切り札をどうにか破壊して、そっからこれで回収するやり方を復讐と呼んでいる。  -- ??隊長  (2014-08-17 08:09:47)
- 遊星が持ってないのは落ちてなかったからかな?  -- 名無しさん  (2015-01-20 22:53:03)
- ↑メインのライディングデュエルだとスピードワールドのせいで使いにくいからじゃね?   後、吊り上げとか自力蘇生できるカードも多いし、あまり必要ない気もする。  -- 名無しさん  (2015-01-20 22:57:11)
- ファンデッキに汎用は使うな派をこれ1枚で黙らせられるので便利  -- 名無しさん  (2015-03-21 01:18:13)
- ↑最近は余程のバカでもない限り死者蘇生を入れない奴はいないだろう。フルモンぐらいじゃね?それにキャラデッキにしても死者蘇生は入れてる奴多いし  -- 名無しさん  (2015-03-21 04:12:59)
- ↑デッキスペースの都合上、入れないってデッキは一応、あるけどね。  -- 名無しさん  (2015-03-21 05:01:10)
- 除外デッキやペンデュラム軸みたいな、墓地にモンスターが送られにくいデッキだと入らないこともある。それ以外のデッキでは入れない理由はほぼない。  -- 名無しさん  (2015-03-26 20:34:24)
- 汎用性が高すぎるんだよなあ。単純に強いのを蘇生してもいいしコンボパーツや素材にしても良し相手墓地から奪取しても良し  -- 名無しさん  (2015-04-25 02:15:24)
- テキストが短いカードは強い、の典型  -- 名無しさん  (2015-09-16 11:14:45)
- 遊矢も調律を蘇生するのに使ったな  -- 名無しさん  (2015-10-25 20:35:53)
- 相手の墓地からは蘇生出来ないにエラッタしても強力さが対して変わらないんだよな…  -- 名無しさん  (2015-10-25 20:58:51)
- 最近は単純に強いのを蘇生するのはもちろん、準万能召喚権として展開補助にすることも多い印象  -- 名無しさん  (2015-10-25 21:24:34)
- ↑1-2 除外やペンデュラムの存在考えると今なら相手の墓地からは蘇生出来ない完全蘇生の完全下位互換の通常魔法が出ても流石に準制限止まりだとは思うけれど…  -- 名無しさん  (2016-02-16 17:35:15)
- 他のTCGで相手モンスターをノーリスクでお手軽蘇生ってあるのか?奪取なら結構ありそうだけど  -- 名無しさん  (2016-02-21 22:31:04)
- 遊戯王って作品の「  -- 名無しさん  (2016-03-17 00:09:21)
- ↑ミス。遊戯王って作品の始まりと終わりのカードだからすごく好きなカード  -- 名無しさん  (2016-03-17 00:10:18)
- 全ての蘇生カードは新ルールで需要が跳ね上がったな  -- 名無しさん  (2017-09-02 16:50:30)
- 遊作もいつか使ってほしいな。入れておいても邪魔にはならないし……  -- 名無しさん  (2017-12-16 08:52:22)
- 取捨蘇生とか言う公式雑コラ吹いたw海外に喧嘩売るなやw  -- 名無しさん  (2018-01-13 13:10:10)
- ↑海外は海外でモザイクかかった日本版の山から海外版が出てくるってのにするかもしれんぞ  -- 名無しさん  (2018-01-13 14:22:30)
- もしくは下の屍海外版が全部パチモンくさい色違いになって、一番上に本物の海外版イラストがある…とかもありかな  -- 名無しさん  (2018-01-13 14:45:25)
- アッパーデック社との対立を描いてますねこれは…  -- 名無しさん  (2018-08-29 20:54:30)
- 5Dsの時って、トリシュみたいなデュエル外での登場も含めて、本編では本当に一切出なかったんだっけ…?  -- 名無しさん  (2019-06-15 11:24:55)
- The Lost Art Promotionもあったからか、特に変更なく登場してたな取捨蘇生  -- 名無しさん  (2019-10-15 20:40:56)
- ついにラーも死者蘇生が可能に  -- 名無しさん  (2020-04-12 18:57:42)
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