死者蘇生(遊戯王)

登録日:2011/01/06(木) 02:06:44
更新日:2020/03/27 Fri 00:41:22
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死者蘇生
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


【概要】

遊戯王OCGで特に有名な魔法カードの1つ。
最高の蘇生カードと称されるカードであり、原作遊戯王や、アニメ版である遊戯王DMを語る上でも欠かせない1枚であり、
知名度、効果の面から全TCGでも代表的なリアニメイトカードの一枚といえる。
このカードの存在からか、遊戯王OCGでは墓地のモンスターを場に出す事をリアニメイトではなく蘇生と呼ぶ事が多い。

ノーコストかつ蘇生対象に制約がないため、
蘇生制限さえ満たしていればどんなモンスターでも特殊召喚することができる。

早すぎた埋葬」や「リビングデッドの呼び声」等のカードで特殊召喚したモンスターには制約があるのだが、
このカードで特殊召喚したモンスターには一切制約がなく、その点でも非常に扱いやすい。
なお、「早すぎた埋葬」「リビングデッドの呼び声」は役割が異なる為、一概に下位互換とはいえない。
長らく共に多くのデッキで採用されてきた戦友であり、これらのカードも蘇生カードとして有名である。
特に前者は「アームズ・ホール」の登場により、サーチが容易になり、
更にバウンス等を利用すれば再利用が容易い事もあり、禁止カードに指定された。
後者についても、やはり禁止カードになった経験こそあるが、
環境が高速化している現在では、無制限にまで緩和されている。
ただし、相手ターンに発動できるといった罠カード故の利点が評価されており、それなりの採用率を誇っている。

また、互いの墓地から選択できることから、相手のカードを逆利用するということも可能。
(デュエルが終わったらきちんと相手に返そう)
この効果のおかげで極めてゲーム展開の幅が広く、計算外の展開が起こることも少なくない。
第2期から第4期辺りまでは立つだけで厄介なモンスターが跋扈していたこともあり「人造人間-サイコ・ショッカー」を盗られるだけでも結構つらい展開になっていた。
アニメでもこのコントロール奪取で場面を切り開くもこともあることから死者蘇生の象徴とする特徴の一つと言える。


【OCGでの歴史】

当初から強力なカードであり、すぐに規制されることになった。
まずは2000年4月1日で準制限となり、続いて同年11月1日から制限カードとなる。
その後はしばらく1枚制限でとどまっていたのだが、04年9月1日で遂に禁止カードとなった。
強力なカードである一方、相手の墓地も含め幅広い参照範囲から極めて広い可能性を秘めた趣深いカードであったこともまた事実であり、
原作・アニメでも単なる切り札の蘇生に限らない印象的な活躍の数々をしたことから使えなくなることを惜しむデュエリストは多かった。
長らく禁止カードとして鳴りを潜めることになる。

そして時は経って第6期、コントロール奪取がシンクロ召喚に対する環境のバランス維持となると見られたのか、
08年3月1日で驚きの制限復帰を果たす。
やや意外な緩和であり、多くの原作ファンを満足させた。

相手の墓地からチューナーモンスターを奪うことによって、シンクロ素材にするなど、
様々な用途に使えることから多くのデッキで使用されていた。

しかし、09年9月1日には「リビングデッドの呼び声」と入れ替わりで再び禁止カードに戻るが、
その1年後、10年9月1日に制限復帰すると、以降は制限で固定となり、現在に至る。

近年は強力なテーマデッキが台頭するようになったので、
ミラーマッチでもない限り、相手のカードを利用するという使い方が難しくなっており、
更に環境の変化やデッキの多様化によって死者蘇生が抜けることも珍しくない。

ちなみに新マスタールールの施行後は、蘇生カード全般の評価が上昇。
このカードも例外ではなく、EXデッキから呼び出されたモンスターをメインモンスターゾーンに蘇生できるのが嬉しい。

全てのデッキに入る万能カードでこそなくなったが相性さえ合えば依然として強力なカードには違いないので、これからも様々なデッキで使われ愛されていくだろう。


【原作での活躍】

もともと闇や死をテーマにしていただけあって原作でも多くのデュエリストが使用しており、
特に遊戯はデュエリストの中では最多の11回、特に原作遊戯王の中で最初に切り札として使用した物語の始まり*1

遊戯海馬の初デュエルにおいて遊戯の切り札として登場。海馬の墓地からじーちゃんの「青眼の白龍」を特殊召喚し、引導を渡した。

この件もあってか、海馬は王国編で一体でも青眼の白龍を倒されると「死者蘇生」で奪われることも危惧して
青眼の究極竜」のパーツが揃うまで召喚しないという戦法をとっていた。

原作でも完全蘇生だけでなくコントロール奪取の効果もこのカードの強さときちんと理解されているようだ。


闘いの儀において、闇遊戯が決着をつけるべく使用。神の一柱である「オシリスの天空竜」を蘇生させるが、
表遊戯が「封印の黄金櫃」(アニメ版)に封じたカードが死者蘇生であったため不発に終わり、これが勝負の決め手となった。

また、死者蘇生を封じた事は「死者の魂はいつまでも現世に留まってはならない」というメッセージでもあった。
なお、こちらでも本田君に「神だって…遊戯が使えたのによ…」とコントロール奪取の効果が強調されている*2

ちなみに原作での「封印の黄金櫃」の効果は、
自分のデッキ 手札から一枚を黄金棺に入れ、相手が黄金棺に入れたカードと同じカードを使用した時に相手に見せる事で、そのカードを無効にする。
というOCGにおける「禁止令」の使い勝手を悪くしたようなものであった。


あっちの世界でも、死者蘇生は強すぎると判断され、バトルシティ編以降では制限カードとなっている。

そこで闇マリクはこれを「魔法石の採掘」などにより5回も再利用し、ラーの翼神竜を呼んだ。


闇マリク『ししゃしょしぇい(笑)


このように原作『遊戯王』および『遊戯王デュエルモンスターズ』を象徴するカードの一枚と言える。
また、原作遊戯王では始まりと終わりのカードでもある。
そして、この「始まりと終わりを締めるカード」のジンクスは後の遊星の「ジャンク・ウォリアー」と遊馬の「ダブル・アップ・チャンス」などに引き継かれた。

そのため、先見の明を持っていない人でもおそらく希望的観測として死者蘇生は制限復帰すると思っていた、もしくは願っていただろう。

劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』においても象徴的なカードとして登場し、印象的な使い方をされている。


【その他】

関連作品でもしばしば登場人物に使用されている。

GXにも初期までは出ていたが、放映中に禁止カードになったために途中から出なくなった。
……が、サイクロンで伏せカードを破壊したりするガチ戦法のカイザーは普通に使ってたりする。
また漫画版において、まだ禁止だった時期に吹雪さんが使用している。

5D'sでは最後まで登場しなかったが、制限に戻った後にワンポイントレッスンでたまに見られる(テーマは蘇生ではなくコントロール奪取)。

遊星「フフフ…死者蘇生、なんてどうだ?」

漫画版ではジャックが使用した。
よって今のところアニメ5D'sでのみ登場しておらず、遊星が主人公で唯一使用してないカードとなっている。

ZEXALでは遊馬のデッキに最初から入っている。当初は既存カードの下位互換の多い遊馬のデッキにしては珍しいガチカード。
死者蘇生でエクシーズ素材を揃えたりと、初期のカードでありながら最新カードとのコンボに用いられている。流石。
コントロール奪取効果もタッグデュエルでだが有効活用されている。
またミザエルなどバリアン側も使っており、このカードの強さは異世界でも認知されているようだ。

ARC-Vではデュエルチェイサー227が使用。その後は榊遊矢も使用している。

アニメでは全6作品の内4作品に登場したことになり、さらに登場した作品ではもれなく主人公も使用している。

総じて切り札の完全蘇生よりはコントロール奪取の効果やそこからつなぐコンボの基盤としての活躍がこのカード最大の特徴と言えるかもしれない。
(完全蘇生は逆に言えばこのカードの再利用が困難であることの証明のため)


アプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」ではデータは存在するが通常の方法では使えない。
イベントにおけるNPCのデッキに入ってたり、エクストラカードを消費すれば使うことは出来るが、どっちみち対人戦では使えない。
強力なカードを意図的に制限、排除している当ゲーム環境では、当然と言えば当然。

ちなみに遊戯などに専用ボイスがあるが、この仕様のため聴くのは難しい。


【関連カード】

単なる蘇生カードは下位互換・相互互換が山ほどあるため、「死者蘇生というカード」自体に関連のあるカードを列記する。

・死者転生
手札1枚をコストに墓地のモンスターを回収する通常魔法。1
枚のディスアドが生じるが、「召喚成功時の効果」を持つ効果や、他カード経由で特殊召喚できない連中はこれで回収した方が良いことも多い。

・リビングデッドの呼び声
死者蘇生の相互互換。永続罠カードで相手ターンにも蘇生できるが攻撃表示限定な上このカードが破壊されると蘇生したモンスターが道連れになる。
死者蘇生の1度目の制限復帰の際、代わりに禁止送りになった。
また、アニメやデュエルターミナルで死者蘇生が入ってた枠は死者蘇生が禁止になった際これに差し替えられた。
名実ともに死者蘇生の代用品のような扱いのカード。

・取捨蘇生
2018年に登場した汎用版「ポンコツの意地」。墓地から3枚選び、1枚を相手が選んで残りは除外する。
注目すべきは効果よりもイラストで、大量の海外版「死者蘇生」の紋章の山と、その上に輝く日本版の紋章。
一応海外でこのカードを収録したパック発売前に日本と同じ死者蘇生が海外でも出たが…ケンカ売ってんのかコラ。

早すぎた埋葬
800のライフをコストに自分の墓地のモンスターを蘇生する装備魔法。
リビデと同じく攻撃表示限定で破壊されると道連れになる。
本来は死者蘇生の下位互換だったハズなのだが、モンスターが道連れになる条件が「このカードの破壊」だったばかりに……。

・アンクリボー
「守護神官マナ」のイラストに描かれていた新顔のクリボー。
ありそうでなかった「死者蘇生」そのもののサポートカード。
手札誘発での1ターン限定蘇生と、破壊されたターンのエンドフェイズに死者蘇生をサーチする効果を持つ。

・命の水
ドーマ編で登場した未OCGの通常魔法。
ざっくり言うと、自分の墓地限定の死者蘇生。一応下位互換なのだが……。十分すぎるほど強すぎ

・墓場からの呼び声
・闇からの呼び声
初期遊戯王あるあるの超ピンポイントメタカードの死者蘇生版。何故か2種類もある。


追記・修正
(1)自分または相手の墓地の項目1つを選択して発動できる。その項目を追記・修正する。


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