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死者蘇生(遊戯王OCG)

登録日:2011/01/06 Thu 02:06:44
更新日:2026/09/26 Sat 01:19:11
所要時間:約 14 分で読めます





さて次はボクの番だが――ここに「魔法カード」をふせてある
それをこのターンで使うことにする!

い…いつの間に「魔法カード」を…!
一体そのカードとは…

「死者蘇生」のカード!!
当然その対象となるモンスターは…《青眼の白龍》!!




《死者蘇生》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《死者蘇生/Monster Reborn》

通常魔法(制限カード)
①:自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

※その他の用法については「死者蘇生」の項目を参照。


概要

「Vol.2」で初登場した、『遊戯王OCG』の中でも特に有名な魔法カードの1つ。
自分か相手の墓地からモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。

「最高の蘇生カード」と称されるカードであり、原作『遊戯王』や、アニメ版である『DM』を語る上でも欠かせない1枚。
知名度・効果の面から全TCGでも代表的なリアニメイトカードといえる。
このカードの存在から、遊戯王OCGでは墓地のモンスターを場に出す事をリアニメイトではなく「蘇生」と呼ぶ事が多い。

通常魔法であるため、自分メインフェイズであれば好きなタイミングで発動が可能であり、ノーコストかつ蘇生対象に制約もない。
蘇生制限さえ満たしていれば大抵のモンスターを特殊召喚することができる。

同じく蘇生効果を持つ汎用カードとしては《早すぎた埋葬》や《リビングデッドの呼び声》等も代表的だが、それらは
  • 表示形式が指定されている
  • 永続カードなので、魔法&罠ゾーンを圧迫してしまう
  • 破壊されるとモンスターも連動して破壊されてしまう
という欠点がある。
しかし《死者蘇生》の場合、特殊召喚したモンスターには一切制約がなく、その点でも非常に扱いやすい*1。
もっとも、両者はそもそも役割や使い方、サポートカードが異なるため、一概に優劣を語ることはできない。

更に、《死者蘇生》の強みとしては互いの墓地から選択できること。
相手のカードを逆利用するということも可能という点は多くの蘇生カードと一線を画している。
(※デュエルが終わったらきちんと相手に返しましょう。)

この効果のおかげで極めてゲーム展開の幅が広く、計算外の展開が起こることも少なくない。
特にミラーマッチでの駆け引きは熱いものとなる。
アニメでもこのコントロール奪取で場面を切り開くもこともあることから、相手のカードを奪えるというのは《死者蘇生》の象徴とする特徴の一つと言える。


カードに描かれているマークはヒエログリフの1つで、「アンク」と呼ばれるもの。
「エジプト十字」とも呼ばれ、「生命」に関係する…健康、再生、多産、永遠の命などを象徴する護符として使用されてきた。
なお、海外版では宗教上の問題を回避するためか、アンクではなく後述する《死者転生》に似たイラストに変更されている。
とは言え、規制自体には引っかかっていないらしく、海外のプロモーションパック「The Lost Art Promotion」では日本版のイラストで収録。
日本版でもこれとは逆に、海外版イラストを使用した(いわゆる逆輸入)バージョンが存在している。


OCGでの歴史

言うまでも無く当初から強力なカードであったため、すぐに規制されることになり、まずは2000年4月1日で準制限となり、続いて同年11月1日から制限カードとなる。
それでも、第2期から第4期辺りまでは立つだけで厄介なモンスターが跋扈していたこともあり、《人造人間-サイコ・ショッカー》を盗られるだけでも結構つらい展開になっていた。
そのためか、2004年9月1日で遂に禁止カードとなり、しばらく鳴りを潜めることになる。

強力なカードである一方、相手の墓地も含め幅広い参照範囲から極めて広い可能性を秘めた趣深いカードであったこともまた事実であり、
原作・アニメでも単なる切り札の蘇生に限らない印象的な活躍の数々をしたことから使えなくなることを惜しむデュエリストは多かった。

そして時は経って第6期、コントロール奪取がS召喚に対する環境のバランス維持となると見られたのか、2008年3月1日で驚きの制限復帰を果たす。
やや意外な緩和であり、原作ファンを満足させた。
しかし当時は【ドグマブレード】の全盛期であり、どちらかといえばそちらを強化する結果となってしまっていたが。
相手の墓地からチューナーモンスターを奪うことによってS素材にするなど、様々な用途に使えることから多くのデッキで使用されていた。

しかし、2009年9月1日には《リビングデッドの呼び声》と入れ替わりで再び禁止カードに戻る。
その1年後、2010年9月1日に制限復帰。

一方で、P召喚が出た頃になると、
  • テーマデッキが中心になり、効果にそのテーマが関わるモンスターが増えたことでミラーマッチ以外では相手のカードを利用するという使い方が難しくなった
  • カードパワーのインフレで「ただ1体蘇生するだけでコンボに寄与しないカード」の重要性が下がった
ことで、《死者蘇生》が採用されないことも珍しくなくなってきた。

しかし、新マスタールールが施行されるとEXデッキから呼び出されたモンスターをメインモンスターゾーンに蘇生できるため蘇生カード全般の評価が上昇したことでこのカードも価値が再上昇している。

2020年にはEXデッキからの特殊召喚制限が緩和され、環境も高速化していることから採用率は再び低下している。
全てのデッキに入る万能カードでこそなくなったが、制限復帰以降15年以上も制限カードの座から動かず現在に至る事から、依然として強力なカードには違いない。
これからも様々なデッキで使われ愛されていくだろう。


原作・アニメでの活躍

もともと闇や死をテーマにしていただけあって原作でも多くのデュエリストが使用しており、特に遊戯はデュエリストの中では最多の11回も使用している。
原作でも完全蘇生だけでなくコントロール奪取の効果もこのカードの強さときちんと理解されており、バトルシティ編以降では制限カードとなっている。
原作漫画では魔法カードに発動タイミングの制限がない(全ての魔法が速攻魔法のような扱い)ため、アニメでも一部のデュエルで相手ターンにリバースカードとして使ったり、バトルフェイズ中に使ったりしている*2。

初登場は遊戯と海馬の初デュエルにおいて遊戯の切り札としての登場。
海馬の墓地からじーちゃんの《青眼の白龍》を特殊召喚し、引導を渡した。

遊戯vs闇の腹話術士戦でも腹話術士の《青眼の白龍》を蘇生し、ホーリーエルフの効果で強化しフィニッシャーとなった。

王国編での遊戯vs海馬戦では前々回の敗北があったためか《青眼の白龍》を倒されると《死者蘇生》で奪われる可能性も危惧して《青眼の究極竜》のパーツが揃うまで召喚しないという戦法をとっていた。
奇しくもこの戦いで、決着をつけたのは死者蘇生で蘇生させられた《青眼の白龍》である。

他にも遊戯対人形戦、遊戯対バクラ戦では相手のカードを利用しコンボを崩すなど非常に巧い使われ方をされている。

また、闇マリクはこのカードを《魔法石の採掘》などにより再利用。
その回数は5回にもおよび、何度も何度も《ラーの翼神竜》を呼び戻した。このカードは特殊召喚できない
彼が《死者蘇生》を発動する時の特徴的な発音は未だにネタにされている。

闇マリク「ししゃしょしぇい」

そして原作最終デュエルとなる闘いの儀において、闇遊戯が決着をつけるべく使用。
神の一柱である《オシリスの天空竜》を蘇生させるが、表遊戯が《封印の黄金櫃》*3に封じたカードが《死者蘇生》であったため不発に終わり、これが勝負の決め手となった。
《死者蘇生》を封じた事は「死者の魂はいつまでも現世に留まってはならない」というメッセージでもあった。
なお、こちらでも本田君に「神だって…遊戯が使えたのによ…」とコントロール奪取の効果が強調されている。

以上のように原作遊戯王では始まりと終わりのカードでもあり、原作及び『DM』を象徴するカードの1枚と言える*4。
この「始まりと終わりを締めるカード」のジンクスは後に、『5D's』で遊星の《ジャンク・ウォリアー》、『ZEXAL』で遊馬の《ダブル・アップ・チャンス》、と引き継がれる事となった。

劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』においても象徴的なカードとして登場し、印象的な使い方をされている。


他シリーズでの扱い

関連作品でもしばしば登場人物に使用されている。

『GX』にも初期までは出ていたが、放映中に禁止カードとなったために途中から出なくなった。
……が、《サイクロン》で伏せカードを破壊したりするガチ戦法のカイザーは普通に使ってたりする。
また漫画版において、まだ禁止だった時期に吹雪さんが使用している。

『5D's』では最後まで登場しなかったが、公式のカード紹介コンテンツ「デュエルワンポイントレッスン」で紹介されてたりした。

遊星「ふふっ……『死者蘇生』なんてどうだ?」
龍亞「『死者蘇生』?」
遊星「召喚条件は、モンスターが墓地にあるというだけで、てがるにどのデッキにも入る使いやすいカードだ。」
龍亞「これならオレのデッキにもピッタリだ!」
龍可「龍亞のモンスターは、すぐにやられて墓地にいっちゃうもんね。」

漫画版ではジャックが使用した。

『ZEXAL』では遊馬のデッキに最初から入っており、漫画版でも使用。
当初は既存カードの下位互換が多かった遊馬のデッキにしては珍しいガチカード。
《死者蘇生》でX素材を揃えたりと、初期のカードでありながら最新カードとのコンボに用いられている。流石。
コントロール奪取効果もタッグデュエルでだが有効活用されている。
遊馬デッキに2枚積みの疑惑でも有名だが、流石に手札に2枚蓄えて連続使用なんて暴挙はしていない。
またミザエルなどバリアン側も使っており、このカードの強さは異世界でも認知されているようだ。

『ARC-V』ではデュエルチェイサー227が使用。その後は榊遊矢も使用している。

『VRAINS』では5D'sに続いて登場せず。


総じて切り札の完全蘇生よりはコントロール奪取の効果やそこからつなぐコンボの基盤としての活躍がこのカード最大の特徴と言えるかもしれない。
(完全蘇生は逆に言えばこのカードの再利用が困難であることの証明のため)


ゲーム作品において

たいていのゲーム策でも最高レアリティのレアカード。
特に『タッグフォース3』では制限復帰したタイミングでほとんどのデュエリストがデッキに入れているにも関わらず、入手手段は非常に難しいミニゲームをクリアした景品となっていたため、多くのプレイヤーを苦戦させた。


アプリゲーム『デュエルリンクス』ではデータは存在するが通常の方法では使えない。
イベントにおけるNPCのデッキに入ってたり、エクストラカードを消費すれば使うことは出来るが、どっちみち対人戦では使えない。
強力なカードを意図的に制限、排除している当ゲーム環境では、当然と言えば当然。
ちなみに使用時の演出がちょっと凝っている。
遊戯などには専用ボイスがあるが、この仕様のため聴くのは難しい。

…とか言っていたら、2022/01/12にサービス開始五周年を記念してLIMIT1の制約つきで全プレイヤーに配布されることに。
これでようやく「ししゃしょせい」が聞ける…何!?《ヲーのよく死ぬ竜》…!?ありえない…
カードプールが広がっているリンクスでも強力なカードには違いないのだが、仕様上、他のLIMIT1を優先して外さざるを得ない構築も少なくないため、ランク戦の人気カードランキングでは最上位にほとんど来なくなっている*5。
しかしオートで済ませたいデュエルも非常に多いゲームなので、それ用のデッキに「とりあえず《死者蘇生》」感覚で投入しても構わない程度の信頼感は勿論ある。


『マスターデュエル』ではレアリティが当然のようにURだが、ソロモードで配布されているため誰でも入手することができる。
また、こちらでも発動した際に独自の演出が発生する。
ちなみに初期のバージョンでは魔法・罠カードの演出はこのカードとなぜか《ブラック・ホール》の2枚のみであった。


関連カード

単なる蘇生カードは下位互換・相互互換が山ほどあるため、「《死者蘇生》というカード」自体に関連のあるカードを中心に列記する。


《アンクリボー》

効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨て、
このカード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。

Vジャンプ(2019年4月号)の付属カードとして登場した効果モンスター。

《守護神官マナ》のイラストにも描かれていた新顔のクリボー。
ありそうでなかった《死者蘇生》そのもののサポートカード。
手札誘発での1ターン限定蘇生と、破壊されたターンのエンドフェイズに《死者蘇生》をサーチする効果を持つ。


《早すぎた埋葬/Premature Burial》

第2期第3弾パック「Curse of Anubis -アヌビスの呪い-」で登場した装備魔法。

800のLPをコストに、自分の墓地のモンスターを蘇生する。
《リビングデッドの呼び声》と同じく攻撃表示限定で、破壊されると蘇生させたモンスターも道連れに破壊される。

本来は《死者蘇生》の調整版だったハズなのだが、装備魔法である点が曲者。
モンスターが道連れになる条件が「このカードの破壊」だったばかりに、バウンスで使いまわせるという利点が生まれるなど、思わぬ活用のされ方をしたことで本家に遅れて禁止送り。
以来日本では一度も帰ってきていないが、海外では2026年に緩和されている。

OCGでも珍しい「本家を超えた調整版」といっても過言ではないだろう。


《死者転生(ししゃてんせい)/Monster Reincarnation》

通常魔法
①:手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

第4期第2弾パック「RISE OF DESTINY」で登場した通常魔法。

《死者蘇生》と名前は似ているがだいぶ別物。手札1枚をコストに墓地のモンスターを手札に回収する。
1枚の損失(ディスアドバンテージ)が生じるが、「召喚成功時の(=特殊召喚時は発動できない)効果」を持つモンスターや、他カード経由で特殊召喚できない連中のために用いられたりする。


《取捨蘇生(しゅしゃそせい)/Monster Reborn Reborn》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。
相手は対象のモンスターの中から1体を選ぶ。
そのモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りのモンスターは全て除外する。

第10期第4弾パック「FLAMES OF DESTRUCTION」で登場した通常魔法。

墓地から3枚選び、1枚を相手が選んで残りは除外する。汎用版《ポンコツの意地》とでも言うべき効果。

注目すべきは効果よりもイラストで、大量の海外版《死者蘇生》の紋章の山と、その上に日本版《死者蘇生》の紋章が輝いている。
あたかも海外版のイラストがまがい物であるかのような扱いとなっているのである。
当然ながらどちらも正式なものではあるのだが……。

一応海外でこのカードを収録したパック発売前に日本と同じ《死者蘇生》が海外でも出たが…ケンカ売ってんのかコラ。


《命の水/Water of Life》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで
自分はこの効果で特殊召喚したフィールドのモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。

「COLLECTION PACK-革命の決闘者編-」(2019年5月発売)で登場した通常魔法。

アニメオリジナルの「KCグランプリ編」でレオンが使用したカード。
元ネタはグリム童話。
自分のフィールドにモンスターが無い場合に自分の墓地限定で使える《死者蘇生》の下位互換。
そのモンスター以外の効果は使用不可になるため大量展開には向かず、モンスターの質で押していく捨て蘇生軸向きのカード。


《千年の啓示/Millennium Revelation》

永続魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から幻神獣族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。
②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
このターン、自分の「死者蘇生」によって、自分の墓地の「ラーの翼神竜」を召喚条件を無視して特殊召喚できる。
この効果を発動したターンのエンドフェイズに、
自分は「死者蘇生」の効果で特殊召喚された「ラーの翼神竜」を墓地へ送らなければならない。

「デュエリストパック-冥闇のデュエリスト編-」(2020年5月発売)で登場した永続魔法。

《死者蘇生》のアンクと《ラーの翼神竜》の壁画が描かれた石板。
幻神獣族を捨てて《死者蘇生》をサーチ・サルベージと、三幻神の捨て蘇生を狙う。

このままでは《ラーの翼神竜》だけ蘇生できないが、自身を墓地に送る事で「死者蘇生」にラーの召喚制限を無視して蘇生させ、エンドフェイズに蘇生したラーを墓地に送る効果がある。
このなりふり構わぬ効果によって非常に無理矢理ではあるが原作再現が可能となった。


《マジックカード「死者蘇生」/Spell Card "Monster Reborn"》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。

Vジャンプ(2024年3月号)の付属カードとして登場した速攻魔法。

まさかの《死者蘇生》リメイクカード。それも「“マジックカード「死者蘇生」”という名称のカード」である。
ルール上、魔法カードを使う場合は「魔法(まほう)」カードと発動を宣言しなければならなかったため、このカードの存在により「マジックカード!死者蘇生!」という台詞を、ルールに抵触することなく堂々と口にできるようになった。
「リバースカードオープン!」も言えれば完璧だったのだが

さて、肝心の効果だが、「同名1ターンに1度の発動制限」と「攻撃・効果発動禁止の制約」がつく以外は、特に面倒な拘束のない《死者蘇生》相当のカードとしてそのまま扱える。
「相手の墓地を対象にできる」「速攻魔法」である点が非常に重要で、対戦相手の蘇生にチェーンして発動して蘇生対象を奪って不発に終わらせてしまうこともできるし、《墓穴の指名者》のターゲットにされたモンスターを墓地から脱出させて除外を免れる、なんてテクニカルな芸当も可能。《リビングデッドの呼び声》の死体蹴りどころかこれ本体食ってるまでありません?

「蘇生ターンはそのモンスターが効果が発動できない」制約も、デメリット効果の発動を踏み倒すという目的で制約を逆利用が可能。具体的には特殊召喚するとエンドフェイズにボッシュートされてしまう三幻神(ラーを除く2体)。
攻撃を防ぐための壁として出す分には攻撃制限などは問題にならないし、1ターンだけ自壊もしなくなるので、相手ターンに出して自分ターンで素材にするなり攻撃に参加させるなりと柔軟に運用が可能。

あえて短所を挙げれば「カード名が《死者蘇生》ではない」こと。
《アンクリボー》・《千年の啓示》・《暗黒の魔再生》・《機械仕掛けのマジックミラー》・《死者所生》といった「《死者蘇生》を指定するカード」の恩恵を受けることができない点は明確にマイナス。


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》

第2期第3弾パック「Curse of Anubis -アヌビスの呪い-」で登場した永続罠。
《早すぎた埋葬》の同期である。

永続罠カードで相手ターンにも蘇生できるが、攻撃表示限定な上このカードが破壊されると蘇生したモンスターが道連れになる。
《死者蘇生》の1度目の制限復帰の際、代わりに禁止送りになった。
しかし、《死者蘇生》と再び入れ替わりで制限復帰、採用率に陰りが見えていたこともあり段階を踏んで緩和され、現在は無制限カード。

「WORLD PREMIERE PACK 2026」では、このカードを指定するサポートカードが多数登場。このカードを。

また、アニメや『デュエルターミナル』で《死者蘇生》が入ってた枠は《死者蘇生》が禁止になった際これに差し替えられた。
名実ともに《死者蘇生》の代用品のような扱いのカード。


《暗黒の魔再生/Dark Spell Regeneration》

通常罠
①:相手モンスターの攻撃宣言時に、相手の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
②:墓地のこのカードを除外し、手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、
「死者蘇生」1枚を墓地へ送って発動できる。
自分の墓地から「ラーの翼神竜」1体を選んで召喚条件を無視して特殊召喚する。
その後、相手フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。

「COLLECTION PACK 2020」(2020年6月発売)で登場した通常罠。

原作で闇マリクが使用したカードが、17年の時を経てOCG化。
相手の攻撃宣言時相手の墓地の魔法カードをセットする効果と、墓地から除外して自分の手札かフィールドの《死者蘇生》を墓地へ送る事で、《ラーの翼神竜》の召喚制限を無視して蘇生させ、相手のモンスター1体を対象を取らずに墓地へ送り、エンドフェイズに蘇生した《ラーの翼神竜》を墓地に送る効果を持つ。

原作での基本的な効果は「攻撃宣言時に相手の墓地の魔法カードを発動する」だけだったが、原作での流れ「攻撃時に死者蘇生を発動し《ラーの翼神竜》を蘇生」「相手のモンスターをゴッドフェニックスで破壊」「エンド時に《ラーの翼神竜》が墓地へ行く」を無理矢理再現するために墓地除外時の効果が追加された。


《機械じかけのマジックミラー/Magical Trick Mirror》

通常罠
①:相手モンスターの攻撃宣言時に、相手の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
②:墓地のこのカードを除外し、手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、
「死者蘇生」1枚を墓地へ送って発動できる。
自分の墓地から「オベリスクの巨神兵」1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
この効果を相手ターンに発動した場合、
このターンこの効果で特殊召喚したモンスターが自分フィールドに存在する限り、
攻撃可能な相手モンスターはそのモンスターを攻撃しなければならない。

受注限定商品「遊戯王OCGデュエルモンスターズ 25th ANNIVERSARY ULTIMATE KAIBA SET」で登場した通常罠。

原作で海馬の使用したカードが、18年の時を経て(ry
暗黒の魔再生とほぼ同じ効果だが、こちらは墓地除外で《オベリスクの巨神兵》を蘇生させ、相手ターンに蘇生させたならそちらに攻撃を誘導させる。

原作では「攻撃宣言時に相手の墓地の魔法カードの効果をコピーする」だけであり、原作の「攻撃時に《死者蘇生》を発動し《オベリスクの巨神兵》を蘇生し《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》を守った」の流れを再現するために《暗黒の魔再生》と同様の効果に加えて墓地除外での蘇生に攻撃誘導効果が追加された。


《死者所生(ししゃしょせい)/Monster Rebirth》

通常罠
①:モンスターが戦闘で破壊されたターンに、手札・デッキから「死者蘇生」1枚を墓地へ送り、
自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを「死者蘇生」の効果による特殊召喚扱いとして自分フィールドに特殊召喚する。

第11期第7弾パック「BATTLE OF CHAOS」で登場した通常罠。

効果を要約すれば「フリーチェーンで《死者蘇生》が発動可能」になる罠カード。《死者蘇生》の効果による蘇生とも判定されるので、上述の《千年の啓示》でラーが蘇生可能になる。
カードラストの構図より、元ネタはパンドラ戦の《死者蘇生》同時発動のシーンと思われる。

原作における伏せカードが全てフリーチェーン判定だったことを擬似的に再現したカードである……のだが、カード名が明らかにアニメにおける闇マリクの「ししゃしょしぇい!」をネタにしたものである。そして案の定 闇マリクの中の人が反応 してたりする。


《蘇りし天空神/The Revived Sky God》

通常罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
その発動と効果は無効化されない。
①:自分の墓地から「オシリスの天空竜」1体を選んで特殊召喚する。
その後、お互いはそれぞれ手札が6枚になるようにデッキからドローする。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んでデッキの一番上に置く。
自分の墓地に幻神獣族モンスターが存在する場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。

「WORLD PREMIERE PACK 2022」(2022年9月発売)で登場した通常罠。

《ラーの翼神竜》・《オベリスクの巨神兵》と来て遂にオシリスにも関連カードが登場。
墓地から《オシリスの天空竜》を蘇生させて互いに手札が6枚になる様にドローする効果と、墓地から除外してデッキか墓地の《死者蘇生》をデッキトップに置き、この時に墓地に幻神獣族がいるなら1枚ドロー出来る効果を持つ。

イラストから元ネタは遊戯vsアテムの決着のシーンでアテムがオシリスを蘇生して迎撃しようとしたシーンと思われ、この直前で遊戯に使われた原作版《天よりの宝札》要素を内蔵している。


《死者蘇生》限定のメタカード

  • 《墓場からの呼び声/Call of the Grave》
通常罠
相手が「死者蘇生」を発動した時に発動する事ができる。
その「死者蘇生」の効果を無効にする。
  • 《闇からの呼び声/Call of Darkness》
永続罠
「死者蘇生」の効果によって特殊召喚したモンスターを全て墓地へ送る。
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いに「死者蘇生」を使用する事はできない。

「BOOSTER4」で登場した通常罠と、「Vol.5」で登場した永続罠。

初期遊戯王あるあるの超ピンポイントメタカード。
対《死者蘇生》だけ、何故かこのように2種類もある。



ラッシュデュエルでは

《死者蘇生》

通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分または相手の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

ラッシュデュエルにも進出を果たしており、「最強バトルデッキ」(2021年発売)のランダム封入特典として初登場。
こちらでは「モンスター・魔法・罠からそれぞれ1枚までしか入れられない」レジェンドカードとして登場し、OCG同様の高い汎用性を誇る。

ただし、マキシマム召喚してこそ本領を発揮するマキシマムモンスターとの相性はイマイチであり、この辺の使い勝手がOCGとは決定的に異なる。
同じレジェンド魔法カードとしては《強欲な壺》・《天使の施し》という強力な競合相手も存在するので、各々のデッキを鑑みてどれを採用するかがデュエリストの腕の見せ所。


アニメでの活躍(ラッシュデュエル)

『SEVENS』では2年目から「禁断のカード」として登場。
「生者は光に封じられ、死者は闇から蘇る」という言葉と共に発動すれば、相手に何かしらの暗示をかけるというもの。
原作最終回と使い方がまるで逆の文言である。


『ゴーラッシュ!!』では3年目から登場。
他人や使用者の記憶を操作するカードであり、当初は人の記憶のコントロールにより本当に死者蘇生ができるカード…と思われていたが、諸事情でこのカードで死者蘇生はできないことが判明する。
しかし、記憶操作を利用するために後のSEVENSの世界につなげるための攻防が繰り広げられることとなった。
実際のデュエルにおいても敵のカードを蘇生させたり、エクスチェンジで奪ったりと印象的な使われ方がされている。


アニメでは全8作品の内6作品に登場したことになり、さらに登場した作品ではタイアップ先がOCGだともれなく主人公も使用している。


余談

遊戯王以外では、東北楽天ゴールデンイーグルスの柴田大地がインスタで使用した。
彼は2025年オフに戦力外とされたが僅か半月で出戻りの支配下再契約という異例の事態に陥り、それを皮肉ったのである。
編成班ちゃんと仕事しろよ




《追記・修正》

①:自分または相手の墓地の項目1つを選択して発動できる。
その項目を追記・修正する。

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最終更新:2026年09月26日 01:19

*1 このような事情から、蘇生後のモンスターにデメリットが発生しない効果を「完全蘇生」と呼ぶようになった。

*2 バトルシティ決勝戦や封印の儀でアテムがこのように死者蘇生を使っている。

*3 OCGとは効果が異なり、“自分のデッキ・手札から1枚を相手に見せずに黄金櫃に入れ、相手が黄金櫃に入れたカードと同じカードを使用した時に相手に見せる事で、そのカードの効果を無効にする”というもの。現在で言うところの《終焉の指名者》や《抹殺の指名者》に近いカードだった。

*4 遊戯王デュエルモンスターズでは、第一話が牙を持つカードとDEATH-T編を混ぜた意味☆不明…もとい超圧縮ストーリーだったため、始まりのカードには該当しない。

*5 古参魔法カードの中だけで見ても、LIMIT1に上がってこなくなった《皆既日食の書》・《サイクロン》あたりの方が大体順位は高い。