&font(#6495ED){登録日}:2009/06/04Thu 00:54:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ミサイル(missile)とは: (1) 英語圏における、[[飛び道具]]の飛翔体の総称。 (2) ロケット兵器の内、追尾・誘導能力を有する物の総称。 (3) [[板野サーカス]]の表現に用いられるエフェクト。 (4) [[カプコン]]のゲームに登場する[[犬]]の名前。 (5) 『[[魂斗羅>魂斗羅(アーケード版)]]』における乗り物。 本項では主に(2)について解説し、(3)以降については適宜解説する。 (1)については[[飛び道具]]を参照。 #openclose(show=▷ 目次){ #contents() } *◆兵器としてのミサイル (2)で述べたロケット兵器とは、筒状の胴体に搭載された固体・液体燃料の燃焼によって推進する兵器の事。 その内、追尾・誘導能力を有する物をミサイルと呼ぶ。 …まぁLーZuniやDAGRやPoniardなど誘導機能はあるけどミサイルと呼ばれない例もあるので絶対というわけでもないのだが。 ロケットの起源は中国の火箭に見られるが、現在の一般的なミサイル兵器は第二次世界大戦終盤にナチスドイツによって生み出された&bold(){「V2ロケット」}で実用化された。 使用用途や状況、誘導方式によって様々な種類に分かれており、現代戦には欠かせない兵器。 &font(l){[[つくりかたはこちらをみてね>ホームミサイル製造法]]} なお、原理的には&bold(){宇宙や月面へ向かうロケットもミサイルと同じ仕組みで、『人や衛星乗せたらロケット、爆弾乗せたらミサイル』なのである。} 近年では[[2012年に北朝鮮が打ち上げた>北朝鮮によるミサイル発射実験(2012年)]]光明星3号2号機の件も、北朝鮮側は&bold(){「人工衛星です」}と言ったが、日本側などは&bold(){「いや、それ弾道ミサイルやん」}と突っ込まれたのも&bold(){「ロケットの開発技術もミサイルに軍事転用できる」}からである。 事実、ナチスが実用化した「V2ロケット」の開発にも関わった&bold(){ヴェルナー・フォン・ブラウン氏(1912−1977)}は少年の頃から「月面へ行けるためのロケットを開発」を夢見て宇宙開発用のロケットを研究していた人物だったが、&bold(){莫大な研究・開発資金を得るために当時のドイツ軍に協力。ドイツ軍が研究していた弾道ミサイル開発の技術者として兵器開発を行った。} さらに、弾道ミサイルの製造が追いつかなくなると、&bold(){強制収容所に捕まった捕虜達にミサイルを作らせた。劣悪な環境下で病気による死者が相次ぎ、労働者が足りなくなれば他の作業所から無理矢理連れて来させた。この強制労働による犠牲者は2万人にも及ぶ。} その後フォン・ブラウン氏はナチスの劣勢が伝えられるとアメリカへ亡命。亡命後はアメリカのICBM兵器の開発と共に、[[アポロ計画]]へと関わるようになるのだが、そのナチスに関わり親衛隊までにも入った経歴が明らかになると彼は様々な非難を受けたが、&bold(){「ナチズムには前から反対だった」「宇宙に行く為なら悪魔に魂を売り渡してもよいと思った」}と反論。 こうした事からフォン・ブラウン氏の自伝を描いた作家曰く&bold(){「彼は宇宙依存症である」}と言われた。 一方、ヴェルナー・フォン・ブラウン氏と共に研究していたグループの科学者や技術者も共に亡命していたが、一部がソ連軍に拘束されてしまい、ソ連のミサイル開発に関わらせられるようになってしまう。やがてその技術は他の東側諸国に伝わっていった。 &bold(){[[冷戦]]による核ミサイルの対立や、今の北朝鮮がアメリカに対してミサイル実験を繰り返す状況を生み出したのは「月に行きたい」と夢を持ちつつもそのためには殺人兵器を生み出し、祖国を裏切り、さらには人道に反する事さえまでも行ったヴェルナー・フォン・ブラウン氏のせいでもあったと言えよう。} &s(){[[南波兄弟>宇宙兄弟]]や[[如月弦太朗]]、「宇宙なんちゃら こてつくん」のこてつくんとかがこの話を聞いたらどう思うか……。} **【使用用途による分類】 1.空対地ミサイル [AGM(Air to Ground Missile)] 主に攻撃機や攻撃[[ヘリ>ヘリコプター(航空機)]]が敵地上兵力を攻撃するために使用される。 ヘリ「上から攻撃されるのが弱いんでしょ?なら、これはどう?」 戦車「いひゃああぁぁ!上はらめえぇ!装甲破っちゃイヤ、イヤアアァ!」 2.空対空ミサイル [AAM(Air to Air Missile)] 航空機同士の空戦で使われるものがこれ。 射程が長く成る程、太く長くなる。 もっとも大きいものは、トムキャット用のフェニックス(アメリカ製)だったのだが、ロシアが「R37」たるモノを開発したとか。 「うちの国で作ったミサイルは如何かしら?」 ミグ「カナードが!カナードが中引っ掻いてるうぅ!」 鷲「そんなに気持ちいいなら…それっ!もう一本♪」 ミグ「ひぐぅ!?もぅ、もうだめえぇ!墜ちる!墜ちちゃうのぉ!」 猫「ニャハハ、お腹がボコってしちゃってるニャ」 スホ「かはっ…はぁはぁ…ぐぅ…もう…やめて、これ以上入…らない…」 猫「喋る余裕があるならまだ行けるニャ、そーれ♪」 スホ「ひぎぃあああァァ!!」 3.地対空ミサイル [SAM(Surface to Air Missile)] 地上施設、部隊及び艦船から航空戦力を攻撃するために使用される。 蜂「そんなに突き上げられたら、墜ちちゃううぅ!」 艦船「まだまだいっぱいあるからね♪」 蜂「う…うそ…?イヤアアァ!あぎッ……!ぁ…」 4.空対艦ミサイル [ASM(Air to Ship Missile)] 敵海上戦力を攻撃するために使われるミサイル。 日本にとって無くてはならないもの。太く長く重い。 艦船「太…いいぃ、これ以上はもう…沈んじゃう…」 F2「人の海に勝手に入るからよ?それにぃ、味方の船から魚雷もきたわよ?」 艦船「もう無理!もう無理イ゛ィ゛ィ!!イ゛エ゛ア゛ア゛ア゛ァ!!」 F2「あら、もう終わり?残念♪ふふふ」 艦船「ひぅ…ひぐ…あが…ぁ…」 5.大陸間弾道ミサイル [ICBM(InterContinental Ballistic Missile)] 一度大気圏外まで上昇し再突入して着弾する、人類史上「最大・最強・最長射程」のミサイルであり事実上最強の兵器。 大抵大型核かそれと同等の威力をもつ弾頭を装備するため、一度発射すれば高確率で核戦争の幕開けとなり、人類の歴史とともに戦争を終わらせられる。 維持費がむちゃくちゃ高い。 核「よかろう"あばずれ"め 神罰だ」 核「エ゛ェィィメ゛ェェェェン」 6.対レーダーミサイル [ARM(Anti-Radiation Missile)] レーダーサイトや無線通信施設などから出る電波を拾い、その発信源を破壊するために使われるミサイル。 みんな大好き[[A-10攻撃機>A-10 サンダーボルトⅡ]]やナゴルノ・カラバフ紛争で有名になったバイラクタルTB2無人攻撃機も前述の地対空ミサイルの前には無力であり、彼らが活躍できる環境を整えるためにはあらかじめレーダーサイトを破壊したり、「ミサイルが飛んでくるかもしれないからレーダー起動するのやめよっか」と思わせて抑制させる必要がある。 そういった敵防空網を制圧する(SEAD)任務に使われるミサイルの1つが対レーダーミサイルである。 隼「出ておじゃれ!隠れていても獣は臭いで分かりまするぞ!」 7.極超音速ミサイル 近年騒がしている&bold(){音速の5倍で飛ぶミサイル。}低空で不規則な軌道で飛ぶため、&bold(){日本がミサイル迎撃システムとして採用しているMDシステム(PAC−3やイージス艦とかで迎撃する方法)でも迎撃不可能と言われている。} 元々実はアメリカのオバマ大統領が在任していた際に&bold(){核のない世界の実現}するためとして、ICBMに変わる強力な兵器かつ、核を使わない非核兵器として構想されたものだが、&bold(){なんと開発競争では中国やロシアにリードを許す事になってしまった。} アメリカ「なん……だと……?」 特にロシアは2022年のウクライナ侵攻の際に極超音速ミサイルを実戦投入したと言われており、さらに&bold(){「極超音速ミサイルに核乗っけてしまおう!」}と言い出す始末。 「核無き世界」の実現のため生み出された物が更なる「核の危機」を招いてしまうのは皮肉な話である。 **ミサイル万能論 他の兵器を全てミサイルに置き換えてしまおうという考え方。 ミサイルの発展に伴い、様々な万能論が提唱されてきた。 -空戦ミサイル万能論(機銃なぞ不要) -地対空ミサイル万能論(戦闘機なぞ不要) -地対地ミサイル万能論(爆撃機なぞ不要) -対戦車ミサイル万能論(戦車なぞ不要) -戦闘艦搭載ミサイル万能論(艦砲なぞ不要) 現在はいずれも「やはり他の兵器も必要だよね」という結論に達している。 **ミサイルの欠点 さて、ミサイルは確かに強力な兵器だ。 しかしここではあえて、ミサイルの欠点について触れてみよう。 先述の「ミサイル万能論」は何故毎度の様に頓挫するのか。 それはミサイルというものが持つ根本的な欠点に由来する。 ミサイルがミサイルである以上、おそらく避けて通ることは出来ない問題である。 ではここで、冒頭のミサイルの定義をもう一度。 >(2) ロケット兵器の内、追尾・誘導能力を有する物の総称。 これを実現する為に必要なものを列挙してみよう。 -弾体を飛ばす推進機構。ロケット兵器であるからには、大抵ロケットエンジンであろう。 -着弾目標を設定する・又は標的を感知する機構。追尾・誘導の一環として。 -方向転換・制御用の機構。↑と併せ、「真っ直ぐ飛へばよいロケット」との最大の違いがこれ。 -弾頭となる破壊兵器。大抵は信管つきの[[爆弾]]が搭載される。 …なんか色々必要そうだし複雑そうだね? 上記機構がどれも欠かせない以上、部品数はどうしても増えるし、組み立てる手間や時間も相応に必要だろう。 でもってミサイルは&bold(){1発毎にこれら全てを弾として飛ばし、ミサイル本体ごと派手にぶっ壊す}。 無論、弾体の再利用は望むべくも無い。 そう、ミサイルとは、根本的に&bold(){消耗品である弾体そのものにコスト(金や手間)がかかる}武器なのである。 ミサイル万能論の頓挫の際も、大抵はコスト面の問題が挙げられている。 現行兵器を全て置き換える感覚でミサイルにした場合、おそらくとんでもないコスト増になってしまうだろう。 かといって安易に兵器数を減らすのも、1兵器あたりの弾数を減らすのもそれはそれで問題がある(「分散配置がしにくい」「気軽に牽制射撃が出来ない」等)。 ミサイルは確かに強力な兵器だ。だが、限られたリソース内で頭数を揃えるのは、ミサイルonlyだとなかなか厳しいのである。 *◆フィクションにおけるミサイル 第二次世界大戦より後の兵器が登場する作品であれば、割と頻繁に見かけられる。 サイズも、[[暗器]]並みに小型のマイクロミサイルから、惑星破壊用の超巨大ミサイルまでよりどりみどり。 &font(l){[[巨大ロボ>巨大人型ロボット(兵器)]]用のサイズに限っていえば、[[こいつ>グリスボック]]なら大体撃てる} **[[ARMORED COREシリーズ]] 割と使える武器。 ロックオンするまで時間がかかるが、マルチロックや連続ロック等様々なものがある為、ミッション中で要所で使い分けることで円滑に進められる。 一方、狙われてもミサイル回避が出来れば初心者脱出。通常から高機動まで全て避けられるようになろう。 初期ミサとエクステの4発同時発射(総弾数12)の相性はいい。密着して発射→エクステが無くなったらパージ。 ちなみに肩装備の本体ミサとエクステの属性を違うものにする(高機動ミサ+通常)と格段に避けづらくなる。 **[[メダロット(ゲーム)]] 攻撃行動の一つ。 「うつ・ねらいうち」があり、パーツ破壊後別パーツに貫通する特性をもつ。 回避されても爆風で追加ダメージが与えられる(初代のみ)。 3から絶対命中するようになった。威力も安定しており使いやすい。メダフォース「光学化」と組み合わせれば非常に強力。 同系統の攻撃に「ナパーム」がある。こちらはミサイルより威力は低めだが、貫通した時に追加ダメージが発生する。 **[[マクロスシリーズ]] [[板野サーカス]]の必需品(敵味方供に)。 マクロスシリーズのエースパイロットと呼ばれるキチガ○エース達は喜び勇んで弾幕ミサイル群に突っ込みたがる。 おまいら、そんなに自分の超絶テクニックを見せびらかしたいのか? 当然、○チガイエースパイロット達は弾幕ミサイルを避けながら、自身もミサイルをぶっ放しまくる。 ホンマもんの向こう岸に逝っちゃったエース達は、ミサイルをmm単位で避けまくる(mm単位で主翼展開。アフターバーナー全開)。 ちなみにこの世界にも近接信管は存在するが、化物エース達の前では「&font(#ff0000){相対速度が速過ぎて動作しない}」ことが[[マクロスプラス]]で判明。 ちなみに、現実の近接信管は100万分の数秒で反応する。 **カプコンゲーム [[逆転裁判シリーズ]]、および『[[ゴーストトリック]]』に登場する犬の名前。 両作品ともプロデューサーは「タクシュー」こと巧舟氏。 また『ゴーストトリック』に登場するものは犬種がポメラニアンと異なるが、当時巧氏の飼犬がポメラニアンだったため。 以下では逆転裁判シリーズに登場したものについて解説する。 初代『逆転裁判』の4話「[[逆転、そしてサヨナラ>逆転、そしてサヨナラ(逆転裁判)]]」で初登場。人物扱いではなくモノ扱い。[[柴犬>柴犬(犬種)]]だが、一応警察犬である。 [[イトノコ刑事>糸鋸圭介]]が可愛がっている。 実は&font(#ff0000){攻略に不要}な存在であり、一度も持ち物(証拠品ファイル)に加えなくとも進行可能。 『[[逆転裁判4]]』の限定版についてきたDVDのレーベルに、今までの登場キャラクターが並んでいるのだが、当初ミサイルはそれの極めて端に載る予定であった。 しかし、それを見たミサイルファンであるプロデューサーの #center(){&font(#ff0000){「ミサイル、一番目立つところにして!」}} との信じられない一言により、たいへん目立つ場所に載ることになった。という逸話がある。 後に、『[[逆転検事]]』にてまさかの再登場を果たし、こちらではかなりの大活躍を見せる。続編の『[[逆転検事2]]』にも登場。 **魂斗羅 敵の武器としてももちろん登場するが、SFC版『[[魂斗羅スピリッツ]]』からは&bold(){プレイヤーがぶらさがって移動手段として使用するのが通例と化した。} ステージ4で対魂斗羅戦艦ドドリゲスのコアめがけて次々発射されるミサイルを飛び移り、攻防を繰り広げるシーンは語り草である。 また、魂斗羅ザ・ハードコアではエイリアン細胞を搭載した巨大ミサイルを止めるために&bold(){垂直発射された小型ミサイルの上に載って追撃する}というファンキーな演出が引き継がれた。 他にもネオコントラではアニマルCONTRA追撃の為に魚雷に乗って立ち向かうなど、何かもう切っても切り離せないようだ。 **[[ニンジャスレイヤー]] 初代主人公[[フジキド・ケンジ>ニンジャスレイヤー(キャラクター)]]が、上記した『魂斗羅』のオマージュと思しき「ミサイルをサーフィンの様に乗りこなす」技を披露している。それも、&b(){複数回に渡り}。 割とトンチキ描写の多い忍殺でも屈指の異常な姿から、読者のみならず&b(){作中でも集団幻覚とか伝説めいた扱いをされた}罪深き乗り物である。 勿論、通常兵器としてのミサイルも登場。 [[モータードクロ]]に搭載され、[[ラオモト・カン]]から「感傷的な名前」と称された「アンタイ・ニンジャ・ミサイル『馬』」辺りは特に有名だろうか。 ちなみに「カラテ・ミサイル」という用語も登場するが、これは本作における[[波動拳]]や[[かめはめ波]]のような「気弾」の別名であり、兵器のミサイルとは無関係。 本項最上部における(1)の用法、飛び道具全般を指す言葉としての「ミサイル」である。 **[[メトロイドシリーズ]] [[サムス・アラン]]の基本武器として初代から登場している。 (ただし、最初からある程度持っているか0かは作品によって異なる) 弾数は有限だが、ビームでは効かない、あるいは効果が薄い敵にダメージを与える手段である。 作品が進むにつれ上位や派生型のミサイルも多く登場している。 **[[科学忍者隊ガッチャマン>タツノコプロ]] #center(){&font(#0000ff){バードミサイルをぶち込んでやる!(ウィーン)}} #center(){&font(#808080){待て!(ガシッ)}} 科学忍者隊の所有する大型戦闘機「ゴッドフェニックス」に「バードミサイル」が装備されている。 作中初期は組織の目的が攻撃よりも偵察に主眼が置かれていたため、発射に制約が多かったが、切り札らしく相応に活躍した。 しかし、話が進むにつれて敵の装甲のインフレで効き目が薄くなり、大型・高威力化した「超バードミサイル」が装備されている。 コンドルのジョーが状況ガン無視でやたらとぶち込みたがることで有名。 それを受けてか、[[タツカプUAS>タツノコ VS.CAPCOM]]でもコンドルのジョーの超必殺技として採用されている。 判定が広く高威力だが、着弾までがかなり長く、敵味方問わず被弾するロマン技。 **[[宇宙戦艦ヤマト>宇宙戦艦ヤマト(作品)]]シリーズ 単体で強力な破壊力を持つ兵器として、様々な大型ミサイルが登場している。 [[ガミラス帝国]]だと[[超大型ミサイル>超大型ミサイル(宇宙戦艦ヤマト)]](全長約1km)や[[ドリルミサイル>ドリルミサイル(宇宙戦艦ヤマト)]]等々。 [[白色彗星帝国]]の本星である都市帝国は、上部都市と下部惑星の境目にリング状の回転式ミサイル発射器を配しており大型ミサイルを連射できる。『さらば』ではヤマトを満身創痍にし、『2』では[[アンドロメダ>アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト)]]はじめ地球艦隊を文字通り壊滅に追い込んだ。 [[ガルマン・ガミラス帝国]]は惑星破壊ミサイルを専用艦に搭載し(さすがに1艦につき1発限り)、対する[[ボラー連邦]]は、あろうことか「恒星間をワープする惑星破壊ミサイル」を開発。 [[ディンギル帝国>ディンギル帝国(宇宙戦艦ヤマト)]]の[[ハイパー放射ミサイル]]は、なんと難攻不落であったヤマトの装甲を一発で貫通し、撃沈せしめている。 一方、宇宙艦の武装としては砲が主流(ビーム砲等含む)。 主役艦である[[ヤマト>ヤマト(宇宙戦艦ヤマト)]]からして[[艦の元ネタ>大和(戦艦)]]が砲艦であるせいか、「煙突ミサイル」や迎撃用ミサイルは搭載されているものの、劇中では砲撃の方が目立つ印象がある。 作品によってはたまに登場するミサイル艦も、大抵は先述の強力なミサイルを単発搭載か、駆逐艦クラスの小ぶりなミサイル艦が艦隊の一部に混ざる程度。 だが、そんな中で白色彗星帝国のゴーランドの艦隊は、大型重装ミサイル艦が主軸(もしくはミサイル艦のみ)という異色の構成となっている。 目に付く武装は全てミサイルで大小様々に100基以上、艦橋にまでミサイルを装備するという徹底振り。内部にはミサイル製造工場も備えているという。 そしてひときわ巨大な2発の艦首ミサイルは、艦隊での一斉発射により惑星をも破壊せしめる。 &font(l){まあ、ヤマトの波動胞で艦隊がミサイル諸共消し飛んだけど} ちなみに、ディンギル帝国のルガール・ド・ザール(小説版では「ルガールⅡ世」)は、ミサイルランチャーを多数ワープさせて敵艦隊にミサイルの雨を降り注がせるという戦法も披露している。 *◆ミサイルがモチーフのキャラクター -ミミちゃん、クマちゃん(みすて♡ないでデイジー) -ノーマッド(ギャラクシーエンジェル) -パックさん4兄弟 P太、A子、C造、M司(航空自衛隊第1高射群 ゆるキャラ) -[[ミサイル超獣 ベロクロン>ベロクロン]](ウルトラマンA) -[[ミサイルヤモリ]](仮面ライダーV3) -[[ミサイルザリガニ>メカシンカ(科学戦隊ダイナマン)]]([[科学戦隊ダイナマン]]) -バラミサイラー([[超力戦隊オーレンジャー]]) -[[ミザルス>バットバス魔人部隊・特殊部隊(星獣戦隊ギンガマン)]]([[星獣戦隊ギンガマン]]) -[[暴魂ダーバーボ>機甲軍団(超人機メタルダー)]]([[超人機メタルダー]]) -[[ミサイルマン>ミサイルマン(ロボット刑事)]](ロボット刑事) -ミサイルデスパー([[イナズマンF]]) -ミザイラー([[サンダーマスク]]) -ミサイル男(星雲仮面マシンマン) -コブラミサイル(兄弟拳バイクロッサー) -ジェノサイダーF9([[マジンガーZ>マジンガーZ(アニメ)]]) -セクシーボンバー([[半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!]]) -ミサイルフロッグ、ミサイルバショウ([[METAL MAXシリーズ]]) -[[ブラキディオス]]([[モンスターハンター3G]]) 追記・修正はミサイルを発射しながら……いや、&bold(){ミサイルが発射するような出来事が起きない世の中が来る事を祈りながらお願いします。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ちなみに、ミサイル-動力=スマート爆弾。 -- 名無しさん (2013-11-03 21:40:00) - ウルトラマンネクサスにも不可欠だな。 -- 名無しさん (2013-11-03 21:49:37) - 艦対艦ミサイルがないな… -- 名無しさん (2014-03-25 04:38:22) - 東側ばかりが撃墜されているのは資本主義者の陰謀である -- 名無しさん (2014-06-12 08:11:40) - ウルトラシリーズはハイコンセプトに入ってから防衛チームのミサイル使用頻度が急激に増えてきたな。 -- 名無しさん (2014-06-12 08:42:34) - そこにいるから「ミサいる」って言うのなら 「ミサいない」って名前にしたら いなくなってくれるのかな -- 名無しさん (2014-09-03 00:07:35) - 「ミサイルが効かない!?」←この台詞創作物で200回くらい聞いた -- 名無しさん (2014-10-19 01:56:00) - ベロクロン「ファッ!?」 -- 名無しさん (2015-01-24 23:04:53) - 誘導方法があるものだけをミサイルと呼ぶと知ったのは、大人になってからであった……(遠い目 -- 名無しさん (2016-03-16 13:15:03) - ポパイに住人がみな生きたミサイルの国が登場していたり -- 名無しさん (2018-11-24 14:57:40) - セリフでワロス -- 名無しさん (2022-03-16 09:48:50) - 見出し追加。その都合上、構成も大幅に変更・加筆しました。 -- 名無しさん (2022-03-27 20:57:05) - ヴェルナー・フォン・ブラウン氏についての記述も書きました。彼はロケットの父でもあり、ミサイルの父でもあるので……。 -- 名無しさん (2022-12-08 17:19:28) #comment #areaedit(end) }