代替機(携帯電話)

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代替機(携帯電話)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/07/02(金) 19:24:42
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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「ちっ……なんだよこれ、使いにくいな……色もダサいし」

&font(#008cff){「あっ……す、すみません、私なんかが代替機で……」}

「本当だよ……もっと別のが良かったわ。まあ少しの辛抱だし我慢するけどさ……」

&font(#008cff){「あっ、はい。ありがとう……ございます……」}





日本における携帯電話の普及台数が総人口にも達しようかという昨今。
長期使用による経年劣化や、水濡れ・落下による破損など、様々な要因での故障はままあることである。

そんな不意の故障が起きた時、利用者は契約通信事業者の直営店等に故障端末を持ち込み、修理依頼をすることが可能である。
そして修理に出している間、代わりに使用するために店舗が貸し出す携帯電話が、『代替機』である。『代用機』とも。
 

代替機に用いられる機種は主に型落ち品。
既に売上の見込めなくなった旧型の機種を、店舗が選んだり事業者自体から指定・送付されたりして代替機となる。
代替機用の端末には、店舗に置いてあるうちは電話番号・メールアドレスは割り振られていない。
代替機として貸し出される時にデータ移行、またはICカードの差し替えと認証により、
元々使っていた端末の番号や、アドレス等が使用可能となる。

わかりやすく言えば、どこぞの9課の少佐がロリ少佐になるようなものである。


なお、希望すればアドレス帳やブックマーク、データフォルダの中身もコピーできる。
(データ件数が多いと凄まじく時間がかかるが)

ちなみにこの時、借りる機種を選べる場合もある。
急ぎや仕事用の携帯ならば、できるだけ同じ機種、
最低でも同じメーカーで、インターフェースが似ているものを選ぶと煩わしくない。


しかし一般に、携帯が故障するのは長期間使った後であることが多いため、代替機の方が新しい機種の場合がよく見られる。
そうすると、代替機を持ってプチ機種変をした気分で、嬉しくなってしまう酔狂な者も存在する。
逆に、それ目当てだったのに同じ機種が来てがっかりする人も。
[[冥殿]]とか。


注意したいのは、代替機はあくまで貸し出し品であること。
これを破損すると罰金的に修理費用をさらに請求されてしまう。

①au
・外装等の破損
 →5250円(無料の場合有り)
・盗難・紛失、水没や機能に支障をきたす重破損
 →10500円

②docomo
・水没、機能に支障をきたす重破損、及び修理完了後一ヶ月以上の延滞
 →5250円

③softbank
・アンテナなどの部品の破損
 →1050円
・明らかな過失による大きな破損
 →機種にもよるが15000円前後〜

元々荒っぽい使い方をしている人は、
代替機を利用している間は十分注意をすべきである。

罰金が怖い人は、前に使っていた機種にICカードを差し替えるのが手っ取り早いだろう。
使い勝手も知ってるし、万一壊してもそう痛くない。

※誰かの古い携帯で〜、ということも考えられるが、auでは&font(#ff0000){"自分の"}携帯でしかできないのでご注意。
 


さてそんな代替機も、契約端末の修理が済めば引き渡しと共に回収され、
再び番号アドレスを持たないまっさらな端末となる。
あくまでも『一時的な貸し出し品』なのだ。

そうして、また誰かが故障した端末を持ち込んだ際に、
再び代替機として貸し出されるのである。
新たな番号とアドレスを与えられて。




……もしあなたがいま携帯を今修理に出していて、
かつ代替機を使っているのならば、決して邪険に扱わないでほしい。
 
「使いにくい」「前の方がいい」
そんな心ない言葉を投げつけないでほしい。

その子はボランティア。

あなたの生活の不自由を少しでも軽くするために遣わされた救済者。

特定の主も"我"も持たず、ヒトの都合合わせのために利用され、回される……。
出番が終わればもうその人と出会うこともない。

代替機とは、いわば仕える主を勝手に決められるメイドのような、不遇の存在なのである。


だから、せめて、ひとときの喜びを……。






世の全ての代替機に幸あれ。



携帯「……それより、もっと丁寧に扱ってください」
 










「さて……携帯も直ったから、明日取りに行って、これでお前ともお別れだな……」

&font(#008cff){「あっ、はい……短い間でしたが、ありがとうございました」}

「別にお礼言われるようなことしてないけどな、文句ばっか言ったし」

&font(#008cff){「いえ……たくさんの人たちに使われて、汚れてしまった私なんかを使ってくれた……それだけでも、とても嬉しいんです」}

「……」

&font(#008cff){「あ……私もう行かないと……次の人が待ってます」}

「そうか。それじゃあその……元気でな」

&font(#008cff){「はい。あなたも、どうかお元気で」 タッタッタッ……。}






……そういえば……一度も言ってやれなかったな……『ありがとう』って。

いいのか、それで?

でも、一定期間以内に代替機を返却しない場合、ペナルティを課されることがある。

いったいどうすれば……――

―翌日―

「店が……倒産した?」

&font(#008cff){「はい。前の携帯の交換も、私の引き取りもできないみたいで……そのあの……あなたがよければ……}&font(#f09199){///}&font(#008cff){」}

「え?」

&font(#008cff){「ずっとあなたと一緒にいたいです!」}


&font(#008cff){携帯はあなたの分身でもあり、人生を共にするパートナーです。}上記のようなシチュエーションに備える意味でも大切に使いましょう!!

&font(#008cff){追記・修正は代替機でお願いします。}

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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 去年は二回も何故か水害にあって代替使ってたからお世話になりました &br() &br() &br()たしかに性能が自分のより高い(笑)  -- 名無しさん  (2013-04-25 09:05:58)
#comment
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}

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