&font(#6495ED){登録日}: 2012/05/19(土) 16:29:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){セリスか…民は光の皇子と呼んでいるそうだな}} #center(){&font(#ff0000){ふっ、そして私は闇の皇子というわけだ}} [[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜に登場]]するキャラクター。 &font(#ff0000){以下、本編のネタバレを含みます。} ヴェルトマー公爵家の当主[[アルヴィス]]と、妖精の森の巫女でシグルドの元妻ディアドラの長男。 容姿は母のディアドラに似た中性的な美少年。燃えるような赤毛は父譲り。 その実態は暗黒教団の司祭マンフロイが、ロプトの血を引く2人に&font(#ff0000){近親相姦}をさせた事によって生まれた暗黒神ロプトウスの化身。 かつては心優しい性格だったようだが、強いロプトの血と、マンフロイから暗黒魔法ロプトウスの書を譲り受けた事によって性格が変貌。 まだ20代にも満たない少年でありながら、 暗黒教団と結託して皇帝である父アルヴィスから実権を奪い、圧政や弾圧、子供狩りなどによって恐怖政治を敷く。 また、唯一ロプトウスに対抗しうるヘイムの血(光魔法ナーガを操る力)を持つ母ディアドラを殺害、 妹のユリアをも亡き者にしようとするなど、性格は冷酷かつ極めて残忍。 しかし側近の[[イシュタル]]に対しては、どちらが先に敵を倒せるか競う事を持ちかけたり、 常に彼女の傍にいる側近に嫉妬したりと、少年らしい無邪気さと愛情を持って接している。 [[セリス>セリス(FE)]]が民から&font(#ffdc00){「光の皇子」}と呼ばれ希望の象徴となっているのに対し、 ユリウスは&font(#800080){「闇の皇子」}と呼ばれ、恐怖の象徴とされている。 なお、セリスとは異父兄弟にあたり、彼の方が弟である。 【ユニット性能】 クラスは専用クラスの「ダークプリンス」。 能力値は運以外が全て「25」で、ラスボスではあるが数値自体は後に登場するアルヴィスや(トールハンマーの補正込みでなら)イシュタルには劣る。 じゃあ魔導書の補正が凄いんでしょ?…というとそうでもなく、彼が操るロプトウスの能力値補正は魔防が5上昇するのみ。 注目すべきはこのロプトウスの効果にある。 それは… #center(){&font(#ff0000){「戦闘する相手の戦力を減衰させる効果」}} 厳密にはこちらのユニットの力、魔力の数値(正確には武器の攻撃力も合わせたもの)をユリウスがロプトウスを使用する戦闘の間だけ半分にするというもの。 これによって、例え[[神器>十二聖戦士の武器(FE)]] 持ちキャラが支援効果をフルに生かして斬りかかろうが、[[ラクチェ]]や[[スカサハ]]が勇者の剣+流星剣でメッタ斬りにしようが、ユリウスに与えられるダメージは&font(#ff0000){ほぼ一桁}に抑えられてしまう。&footnote(尤も、終章のユリウスは見切りを持っているので必殺も流星剣も発動できないのだが。) ここまでスカラクや[[フォルセティ]]に頼ったプレイだと地獄を見る羽目になる。 ちなみにユニットとして初登場するのは第10章。上述のようにイシュタルに、どちらが先に敵を倒せるかを持ちかける。&font(#ff0000){標的はもちろん自軍ユニットである}。 「イベント戦闘だし、どーせ1回攻撃したら 帰ってくれんでしょ?だったらアレスにミストルティンを持たせてここに置いてー…」とかしたエムブレマー諸君。 #center(){帰りません。} #center(){&sizex(4){&font(#ff0000){帰 り ま せ ん}}} ここで出てくるユリウスとイシュタルは、この時点で既に反則的な数値を持ちながら帰ってくれないのである。 幻想をぶち殺され「なん…だと……」と現実を突きつけられたエムブレマーはリセットを余儀なくされる。 そして脳裏に過ぎる、さきほど訪問した村の老人の言葉… &sizex(4){&font(#ff0000){「時には誰かを犠牲にする事も必要じゃ…」}} 「ばんなそかなっ!!これはファイアーエムブ レムじゃあないかっ!!誰かが死んでいい事なんてあるものかっ!!これは夢だ…悪い夢なんだっ!!」 #center(){&sizex(4){&font(#0000ff){と こ ろ が ど っ こ い … !!}}} #center(){&sizex(4){&font(#0000ff){夢 じ ゃ あ り ま せ ん … !!}}} 誰か味方1人がユリウス、もしくはイシュタルに倒されれば2人は撤退していく… しかしこのゲームは「ファイアーエムブレム」、 味方を誰1人として失わないように進めるのがこのゲームの醍醐味である。 バルキリーの杖を継承している場合ならそれでも構わないが、無い場合はどちらか1人を倒すしかない。 この時点では例え味方を総動員してもユリウスを倒すのは極めて困難。なので標的は必然的にイシュタルとなる。 魔防の高いユニットを囮にして彼女を誘い出し、ラクチェなどの強力なユニットを使って1ターンでケリをつけよう。 ここを越えると、次の登場は終章最後の城、 バーハラ城での決戦である。 [[十二魔将>十二魔将(FE)]]に前衛を任せ、自身は城内からメティオによる遠距離攻撃を仕掛けてくる。 さらに北からはマンフロイに洗脳されたユリアが、南からはグングニルを得たアリオーン率いる竜騎士団が迫る。 ユリアはマンフロイを倒した後にセリスで、 アリオーンはアルテナでそれぞれ説得してやれば味方になる(アリオーンはNPC)ため、 まずはユリウスや十二魔将の攻撃範囲に入らないよう、慎重に2人をさばこう。 2人を仲間に引き入れたら、次は十二魔将の排除へ。 「見切り」や「必殺」といった厄介なスキルを持つ強敵だが、直前に戦ったイシュタルやペガサス三姉妹ほどの強さではない…はず。 回避力が高いハイプリーストなどの回復役は捨て置いて、シーフファイターやフォーレストなどのアタッカーを先に片付けてしまうのがオススメ。 これを倒せば、いよいよユリウスとの最終決戦。 しかしロプトウスの効果に加え、今度は城の地形補正までついてくる始末。 どうすれば…と、頭を抱えるエムブレマー。 大丈夫。&font(l){ファミ通の攻略本だよ。}ここで鍵を握るのが先ほど救出したユリアである。 ユリアをマンフロイがいたヴェルトマー城へと連れていき中に入ると、光魔法ナーガの書を入手出来る。 このナーガには&font(#ff0000){「ロプトウスの効果を無効にする」}効果がある。 これを持ってユリアを単騎でユリウスに突撃させよう。 #center(){&font(#ff0000){&sizex(5){公開処刑開始のお知らせ}}} &sizex(4){&font(#ff0000){ユ「\(^o^)/」}} ユリアが充分に育っていれば、これまでの苦労が嘘のようなワンサイドゲームと化す。 あまり育ってなくても意外になんとかなる。&del(){ナーガが本体とは言ってやるな} ユリウスがユリアとの戦闘前に「&font(#ff0000){マンフロイめ、ぬかったな!!}」と取り乱すのも納得である。 ユリアを使わずに倒す事もできる。鍵は先程の十二魔将。 実はその中に&font(#ff0000){相手のHPを1にする}魔法・ヘルを持った奴がいるのだ。もちろんロプトウスも関係無し。 後はバサークの杖を使うと… ちなみにバサークの杖は親世代でシルヴィアが独身or死亡時じゃないと手に入らないが、バサークの剣でも代用可能である。 (こちらは運任せになるのであまりオススメしないが) この方法を使わなくても一応倒すことは可能。ある程度吟味し、 リングを持たせまくったセリスや[[アレス>アレス(FE)]]ならロプトウスで半減状態でもいくらかはダメージを与えられる。※ 例:セリスの場合、力MAX(25)+パワーリング所持の状態でティルフィングを持てば攻撃60となり、半減されても5はダメージが通る なお、ユリアではなくセリスやそれ以外のキャラで倒した場合も会話パターンはちゃんとある。 内容的にはセリスで倒すといいかも。 こうして、ユグドラル大陸全土を巻き込んだ戦乱は、暗黒皇子ユリウスの死によって幕を閉じる。 しかし、彼もまた父アルヴィス同様、マンフロイや呪われた暗黒神の血に翻弄された悲劇の少年なのである。 [[額が特徴的で子供狩りを推し進めていた>サウザー(北斗の拳)]]点や[[相手の攻撃を魔性の力で半減させてしまう>カイオウ(北斗の拳)]]点などから、某世紀末救世主伝説を連想してしまう人もいそうだが残念ながらごく少数のようである。[[多分>タブンネ(ポケモン)]]。 ※ その昔、とあるサイトで公開された縛りプレイ「シグルド・セリス一人でクリア」にて、終章のユリウスを セリス単独で(上述のバサーク法を使わないガチのぶつかり合いで)倒せるかの検証がされたが… 結論から言うと、&bold(){パラフルカンのセリスを育成できた上で1発たりとも攻撃を外さなかったとしても、&font(#ff0000){ティルフィングの使用回数が50である限りは}絶対に不可能}らしい。 ターン回復のあるEPからスタートしても64回攻撃しなければならないため。(ユリウスの突撃が毎ターン発動すればガチでも可能だが、ユリウス同様セリスも見切り持ちなので不可) 余談だが、彼専用のクラスであった「ダークプリンス」が2015年に発売された『ファイアーエムブレム if』で、 なんと主人公のデフォルトクラスとして採用された。 主人公=マイユニットのため、女性のマイユニットを選択すると「ダークプリンセス」となる。 追記・修正しますか? ニア はい いいえ #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 10章のユリウスには見切りが無いから☆50以上の勇者の剣持ちラクチェ+フル支援込み特攻であっさり沈める事も出来るけどなw -- 名無しさん (2013-10-20 20:59:36) - それでも当然ダメージは低いんで、めっちゃくちゃに殴り続けるラクチェ乱舞になるんだよね…逆に見てて気持ち良くなるw -- 名無しさん (2013-10-20 21:19:10) - 聖戦の斬り姫の本領発揮すなw -- 名無しさん (2013-10-20 23:13:35) - ↑「ふはははっ‼効かん、効かんぞー!」→「くっ、しぶとい野郎だ!」→「あのー、そろそろ止めてもらえませんか?」→「うわーん…いい子になるから許して‐」 こんな感じかなユリウスの心情は? -- 名無しさん (2014-03-25 00:04:00) - 一周目では村人の言うことを真に受けてハンニバルを生贄にしたな。 -- 名無しさん (2014-03-25 02:46:59) - 「主人公の弟」という点ではある意味サザの先輩とも言える人・・・と思ったがあっちは血が繋がってないから違うか -- 名無しさん (2014-06-20 22:53:22) - ユリアがけっこう育ってたとしてもカリスマ+指揮官補正がないと怖いなと毎回思う。 まあそんなことしなくても勝てると思うけどねwwww -- 名無しさん (2014-08-04 17:25:18) - 何気にユリアの項目が無い件。彼の方が先とは珍しいな -- 名無しさん (2014-08-19 12:40:31) - 10章はイシュタル狙いで二人を返らせる以外にユリウスとイシュタルを他のユニットでおびき寄せて手薄になったミレトス城にレッグリング付けたセリスが城守っているダークマージ倒してそのまま制圧すれば二人とも帰ってくれるからねえ。ただしそのあとのアルヴィスが仕掛けて来る攻撃に対応が遅れてしまうリスクも発生していしまうけれど。 -- 名無しさん (2015-01-03 01:44:32) - ↑3 そんな事は管轄外だ。マンフロイにでも言ってくれ -- 名無しさん (2015-01-03 01:53:25) - ユリウス完全被害者なのにひどい -- 名無しさん (2015-01-18 18:33:33) - どストレートな黒い任天堂 -- 名無しさん (2015-01-18 19:06:59) - 見切りが無いから必殺有効とはいえ10章で先に倒すと「遊びは終わりだ、帰るぞ。」と負け惜しみっぽい事言って撤退するのがシュールだな。(次の章は見切りがあるし城と指揮官レベルの補正効果があるからナーガ持ちのユリアが居ないとバサーク系の裏ワザに賭けるしかないから。) -- 名無しさん (2015-01-27 00:45:35) - ぶっちゃけ星100武器があればヨハルヴァでもユリウスは倒せる -- 名無しさん (2015-01-27 00:48:49) - 子世代のカップルだとユリウスとイシュタルが好きだったなあ -- 名無しさん (2015-02-10 10:44:12) - ぶっちゃけユリウスの方が命中に隙があるからスカラクが必殺だせる状態ならそっちのが楽。というかここくらいし二人が本気出せる機かあの会がないから使ってやろう -- 名無しさん (2015-02-10 21:52:14) - 本編じゃ呼び捨てだったのにコミカライズ版じゃ律儀にセリスの事を「兄上」と呼んでいたのが別の意味で恐怖を感じたな。 -- 名無しさん (2015-02-13 21:11:51) - ユリウス自身の自我はロプトウスに乗っ取られてる(ロプトウスがユリウスの身体と精神を支配している)という事でいいのか? -- 名無しさん (2015-05-02 00:40:41) - ↑そうじゃないの?もとは普通の少年だったらしいし -- 名無しさん (2015-05-03 07:46:37) - まさかこのクラス名が主人公に使われるときがこようとは。不思議な魅力も彼を連想する -- 名無しさん (2015-06-09 15:24:34) - ifのカムイもだが、ルフレも彼を意識しているような気がするな。あと主人公の弟がまた増えたな -- 名無しさん (2015-06-16 16:52:32) - ダークブラッド・ユリウスと白の血族・セリスのamiiboがあったら欲しいww -- 名無しさん (2015-07-08 12:33:46) - 彼の祖父のヴィクトル公爵は、女癖が悪くて愛人たくさん作ってたみたいだが、ユリウスが同じように愛人作っているのも遺伝なのかもwww -- 名無しさん (2015-07-08 14:52:59) - ↑3後輩増え過ぎ問題/↑2サイファで実現しそうな予感 -- 名無しさん (2015-07-22 16:29:00) - 主人公の弟がラスボスってと当時思ったわ -- 名無しさん (2015-09-29 16:29:50) - 自らの身体に流れるロプトの血について知っていたのかはわからんが、好青年として生きていたのにも関わらず、黒い本渡されて気づいたら「ユリウス」としての人格はほぼ死滅。で、巷では「ロプトウス」ではなく「ユリウス」が悪として捉えられていた。そう考えるとこの作品のなかで一番悲惨な運命を辿ったキャラになるんじゃなかろうか -- 名無しさん (2016-04-04 22:52:14) - 元ネタは近親相関繋がりでユリウス・クラウディウス朝なのかな -- 名無しさん (2016-05-07 08:01:12) - 散り際の台詞からロプトに意識は喰われたものと思ってる。元は優しい兄だったらしい。ある意味ラスボス最初の被害者。十章のユリアとの会話は見てると涙が出てくる。 -- 名無しさん (2016-05-09 21:57:45) - 彼を連想すると 「ユリア」 の項目をお願いします -- 名無しさん (2016-09-10 17:47:15) - ↑8ユリウスに愛人いたっけ?愛人がいたのはアルヴィスじゃね? -- 名無しさん (2016-12-06 20:45:23) #comment #areaedit(end) }