インファナル・アフェア(映画)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/03/23(金) 02:20:41
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インファナル・アフェア(無間道)は2003年公開の香港映画。

香港映画にしては珍しくノワール的作品。早い話、どっちに転んでもバッドエンド。
アンディ・ラウとトニー・レオンのダブル主演であり、主にアニメしか見ない諸兄でもご存知の方はいるはず。

話は潜入捜査官としてマフィアに入るヤン(トニー・レオン)と、そのマフィアから警察に入るラウ(アンディ・ラウ)の二人が織り成す物語になっている。

ヤンは潜入捜査官とは言えマフィアの仕事をこなすことに葛藤し、ラウはそのまま警察官となって善人になりたいと望んでいた。
この描かれ方が非常に対照的で何ともいえない感情を呼ぶ。

また各所に伏線が多く、一回で理解するのは至難の業。

なにより、この映画はノワール映画と言う分類である。つまり、退廃的かつ悲観的、挙げ句虚無的なのだ。
この三重苦な映画だが評価は高い。

またOPとEDに仏教の教えからいくらかの文を引用しているのが本作の大きな特徴でもある。



後にアメリカや日本でリメイク的な作品が製作された。ハリウッド版はジャック・ニコルソンやレオナルド・ディカプリオの豪華共演が話題となりアカデミー賞作品賞を受賞するなどリメイクとしては大成功を収めたものの、作風の違いや肝心の結末が単純化されてしまっているなどの理由から原作ファンの評価は低い。


◆あらすじ
1991年の香港。香港マフィアのボス、サムは新人の青年ラウをスパイとして警察学校に送り込む。一方で警察のウォン警視は警察学校の青年ヤンを潜入捜査官として香港マフィアに送り込むことに。

10年後、マフィアの情報を利用して出世を重ねていたラウは恋人とも結婚間近で順風満帆の人生を送っていたのに対し、ヤンは長年の心労で精神科医のリーを相談相手としていた。

ある日、サムの組織が大規模な麻薬取引を実行し、ヤンの情報からウォンは摘発を計画するもラウの情報によって計画は失敗。警察とマフィアが内通者の存在に気付き捜索に乗り出す。

警察に戻りたいヤンとマフィアから足を洗いたいラウ、二人の人生の行方は。


◆登場人物

・ヤン(トニー・レオン)
警察学校での優秀さをウォン警視に見込まれ香港マフィアのサムの組織に10年以上潜入している警察。
組織内での信頼は高く部下にも慕われている。
長年の潜入捜査で精神的に疲弊しており女医リーの存在を支えとしている。

自身の正体を知る唯一の存在であるウォン警視を失ったことで警察に戻る方法を画策するが・・・
#openclose(show=以下ネタバレ){
身分を戻す手続きを依頼したラウがサムが内通者に渡した封筒を所持していたことでラウが内通者と確信。ラウを警察に引き渡し身分を回復しようとするも、ラウの他に潜入していたスパイによって射殺される。
死後に遺品によって警官としての身分が証明され、ウォン警視と共に殉職者として式典が催された。
非業の死を遂げたが、ヤンとしてはようやく長年の苦しみから解放されたといえるのかもしれない。}

・ラウ(アンディ・ラウ)
サムに見込まれ警察学校に送り込まれた香港マフィアの一員。マリーと婚約している。
警察官としても公私共に充実していたが、自身の指示で結果的にウォン警視を死に追いやった罪悪感からマフィアから足を洗うことを考えるようになる。
#openclose(show=以下ネタバレ){
ボスのサムを地下駐車場で孤立させ殺害。
しかし、ヤンに正体を知られマリーにも正体をバラされてしまう。
ヤンに呼び出されチャンスをくれるように懇願するもそのまま警察に引き渡されそうになるも、スパイによってヤンは殺される。
直後にスパイを射殺するが、元の日常を取り返すことは叶わず英雄として葬られるヤンを羨むのだった。}

・ウォン(アンソニー・ウォン)
警視。ヤンの正体を知る唯一の上司。
ヤンとは主にビルの屋上で連絡を取っている。
ラウの流した情報により追い詰められサムの部下によって射殺される。

・サム(エリック・ツァン)
香港マフィアのドン。
若い頃のラウを警察の内通者に育て上げ、彼の情報によっていくつもの捜査の目を掻い潜ってきた。
麻薬取引が潰されたことで組織内部にも内通者がいることを知り内通者探しを始める。

・Dr.リー(ケリー・チャン)
女性精神科医。
ヤンの相談相手。

・マリー(サミー・チェン)
ラウの婚約者。
馴れ初めは次回作で描かれる。

・キョン(チャップマン・トウ)
サムの部下でヤンの弟分。
ヤンを純粋に慕っている。


◆余談
台本には役者の演じる部分しか書かれておらず、アンディ・ラウは最後までラウのことを純粋な警察官だと思い込んで演技していたという。
台本がその日の分しか用意されない&footnote(盗作対策及び都度修正のため)香港映画ならではの粋な製作エピソードである。


ヤン「早く追記・修正しねぇと俺が冥殿になっちまう」

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