Roman

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&font(#6495ED){登録日}:2010/11/13(土) 23:48:41
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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Romanとは、2006年11月22日に発売された、[[Sound Horizon]]の5枚目のアルバムである。

今作は前作『Elysion』まで参加していたあらまり脱退後の初のアルバムであり、作り手であるRevoのボーカル、声優の起用などの新しい挑戦が盛り込まれた作品でもある。
故に、『Elysion』以前のファンからの不評もあるが、同時に初めてサンホラを聞く人には聞きやすく、入門用のアルバムとしても人気が高い。

また、今作も謎かけが豊富で、特に最大の謎・嘘つき探しは様々な説があり、現在でも熱く議論がされている。

2007年にはウルトラジャンプにて、桂遊生丸によってコミック化もされている。
全2巻。ファンからの評価は高い。

2016年には十文字青による小説版も発売されており、シングル『ヴァニシング・スターライト』に隠されたある「手紙」から想起され本作と連鎖した物語が挿入されている。


以下楽曲一覧

1.朝と夜の物語
「其処に物語は在るのだろうか?」
生きも死にもしない存在、イヴェール・ローランが、双児の人形・ヴィオレットとオルタンスに、自分が生まれて来るに至る物語を探しに行かせる。
サンホラの曲の中でも特に人気が高い曲のひとつで、ファンクラブの人気投票では見事1位を獲得した。
ライブ版ではイヴェールがギターを携えてシャウトしている。

2.焔
「生まれぬ君に贈ろう…」
戦乱時にお腹に宿った我が子を亡くした母親が、その子を弔う。
『Nein』では彼女の心が「改竄」された可能性として『涙では消せない焔』が創られた。

3.見えざる腕
「誰が加害者で誰が被害者だ…」
戦で片腕を失った男・ローランの復讐劇。
コンサート版『Roman』DVDにPVが収録されている。

4.呪われし宝石
「失うまでは逃がさない…」
世界最大級の赤色金剛石、レーヌ・ミシェルの誕生に纏わる、知られざる物語。
アルバム内で最も謎が多い曲。

5.星屑の革紐
「こん0502ちは、初めまして!」
殆ど視力の無い少女・エトワールと、黒く大きな犬・プルーの交流と成長、そして母の愛の物語。
漫画版では1巻最大の涙腺崩壊話でもある。

6.緋色の風車
「廻る廻る《緋色の風車》…」
街を襲った『奴等』から逃げる、少年と少女の物語。
『少年は剣を…』にも収録されているが、それとは歌詞の一部やメロディーなどが異なっている。
ライブでは定番の曲となっており、公演によっては会場が一体となり、緋色のマフラータオルや緋色のサイリウムがぐるぐる廻る。

7.天使の彫像
「やっと笑ってくれたね…」
後の世に語り継がれる彫刻家、オーギュスト・ローランの後悔とその一生が語られる。
歌い手はJimangだが、胡散臭くはない。

8.美しきもの
「私は、世界で一番美しい焔を見た…」
少女・モニカが唄う、病で亡くなった弟(あるいは妹)・ロランとの思い出。
曲もそうだが、漫画版2巻では多くの読者が涙でページが見れなくなったとか。

9.歓びと哀しみの葡萄酒
「そして…それこそが《人生》」
今は葡萄畑に立つかつての貴族、ロレーヌ・ド・サン・ローランの愛に生きた半生が描かれる。
他の曲もそうだが、別の地平線と物語が続いていることがよく分かる曲でもある。

10.黄昏の賢者
「こんばんは、お嬢0301ん」
お腹に宿った子を生むべきか否か迷う『お嬢さん』と、そこに現れた『賢者(サヴァン)』の物語。

この曲に登場する賢者は、隠された伝言へのメッセンジャーでもある。
ちなみにサンホラキャラの中でも人気が高い。
胡散臭い

11.11文字の伝言
「愚かな母の唯一の願0102です…」
死に行く母が、最愛の我が子へ向けた11文字の伝言。
母の愛が溢れる曲。
また、曲が途中で切れているように聞こえるが、これには仕掛けがある。繰り返し聞いてみよう。



以下ネタバレ





















・truemessage
「あなたは―――」
ブックレット内に隠されたURLにアクセスし、伝言を入力すると聞くことができる。
11文字の伝言の完全版。『Chronology[2005-2010]』では「11文字の伝言 [Le vrai message]」と改題され収録された。

・yaneuraroman
「さあ…生まれておいでなさい、Hiver…」
もうひとつの伝言を入力すると聞くことができ、『Chronology[2005-2010]』に「屋根裏物語」と改題され収録された。
「ハズレ」でもあり「正解」でもある。

・朝と夜の物語~Another Roman Mix~
「壊れた人形、骸の男…」
タワレコで予約すると初回特典で貰えたCDに入っている曲。
『朝と夜の物語』が退廃的にアレンジされており、まさに「もうひとつの物語」となっている。

・冬の伝言
「それだけで僕は 幸せでした…」
『6th Story Concert Moira~其れでもお往きなさい、仔等よ~』の追加公演で初披露された、『11文字の伝言』のアンサーソング。
イヴェールから母へ、感謝の気持ちが込められている。

『国王生誕祭2009』でも披露されており、1日目のDVDに収録されている。
0403 0102 0202
0302 0803 0103 0304 0102
0805 0905 0302 0203




■定説

・ミシェル関連の説
「屋根裏の少女」→「檻の中の遊戯」→「屋根裏ロマン」→「黄昏の賢者」→「檻の中の花」の順番だといわれる。
最近ではさらに『Nein』(1曲目が「檻の中の箱庭」)の「西洋骨董屋根裏堂」女店主との関連も指摘されている。

・エトワール関連の説
「澪音の世界」のレイン=エトワールだとか。
「黄昏の賢者」のクロエが母、「見えざる腕」のローランが父で、「腕」→「賢者」→「伝言」→「革紐」→「澪音」と続いているらしい。

・イヴェール関連の説
「生まれて来る前に死んでいく~」というのは「死んでから生まれ変わる」ではなく「生まれることなく死んでいる」という意味だとか。
だから賢者は「輪になりなさい」→それに気づくまで堂々巡りすればいい、と言っている。
同じ理由で「伝言」はエトワール宛。「あなたが今、生きている」と明言されているのだから、生まれていないイヴェール宛の曲だとおかしい。


■2次創作での仮説

前述した小説版、及び漫画版『ヴァニシング・スターライト』ではシングル盤ヴァニスタ付属の「手紙」からの連想からか形は違えど、
「母から望まれながらも生まれえなかったイヴェール」と「母から誕生を望まれなかったのではと疑いを抱く『ヴァニシング・スターライト』のノエル」に関連性を持たせるような演出がされていた。
なお二人には「名前がフランス系」・「ライブでは歌兼ギター演奏」・「後ろで後ろ髪を結んだ銀髪」という共通点がある。
無論公式が言及していない以上憶測の域を出ないが&footnote(ただ『ヴァニシング・スターライト』デラックス版付属のノエル×Revo対談では、「(自分は)イヴェールが生まれてくる地平線を探している」とRevoが発言している。)、ファンの考察にはさらに『Nein』の「輪∞廻」(生まれる前の双子の上の方が弟の聴覚障害を引き受ける)とヴァニスタ付属手紙とも繋げる解釈も存在する。


追記・修正は自分のロマンを見つけてからお願いします。

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