仮面ノリダー

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&font(#6495ED){登録日}:2009/06/22(月) 21:47:29
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#center(){&big(){&bold(){&color(green){仮面ノリダー・木梨猛}は改造人間である。}}

&big(){&bold(){彼を改造した&color(goldenrod,black){ジョッカー}は世界征服を企む悪の秘密結社である。}}

&big(){&bold(){世界の平和を守るため、仮面ノリダーは今日も戦うのだ!}}
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#right(){&small(){(手術台に拘束されて、ジョッカーの技師に工具で体をコンコンされる)}}

#center(){&big(){&bold(){&color(green){「あ゛あぁぁぁ!!やめろぉぉぉ!!ジョッカー!!ぶっとばすぞぉ~~~!!」}}}}


#Contents() 
『仮面ノリダー』とは、[[フジテレビ]]系列のテレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』内で放送されたコーナードラマ。特撮番組『仮面ライダー』シリーズのパロディコントである。

1988年春にまずスペシャル版として発表され、1988年秋から1990年春にかけてレギュラー放送された。
後に、1990年末から91年夏に続編となる「仮面ノリダーV2」が、また、1992年、1993年、1997年にもスペシャル版が放映されている。

当時、同じく『サンダーバード』のパロディである『サンバーダード』等パロディコントに定評があったとんねるずであるが、特に本作はとんねるず製パロディコントの中でも突出した人気を誇り、社会現象となるほどの人気を博した。

が、パロディコントとはいえ、オリジナルである『仮面ライダー』の肝である「異形となった者の悲しみ」はそれなりに意識されており、「異形となった者は想い人と結ばれることはない」という形で描き切っている。
 



*【あらすじ】
木梨猛は悪の秘密結社「ジョッカー」により改造人間「ノリダー」に改造されるも、石橋文字隼人(後に留守番電話男に改造される)によって救出され脳改造を施される前に脱出。
正義の味方「仮面ノリダー」として、世界平和のために戦う事を決意した。
 



*【登場人物】

**◆主要人物
●木梨猛/仮面ノリダー(演:木梨憲武) 
植物や動物を愛する、妙に大きい鼻の穴が特徴的な青年。
パンタロン([[本郷猛>本郷猛/仮面ライダー1号]]も履いている裾が開いたズボンで、『仮面ライダー』の放映当時に流行していたファッション)がトレードマークだが、主題歌では「今どき売ってない」等と既にダサいものであることを自嘲している。
何気に、あの[[仮面ライダーJ>瀬川耕司/仮面ライダーJ]]より先に、大河内明日香が隠し持っていた[[G細胞>G細胞(ゴジラ)]]で[[巨大化]]を実現した。
演者は後に主演映画で、[[ライダー主人公顔の青年>野上良太郎]]と死闘を演じることになる。


●マリナ(演:渡辺満里奈)
ヒロイン。喫茶「アミーゴ」で働いている。
最終回で「[[史上最大の侵略>史上最大の侵略(ウルトラセブン)]]」風に木梨猛=ノリダーだと知らされる。
後に制作された完結編では、猛が改造人間である事も全てを受け入れ、猛と結婚した。


●立花藤兵衛(演:小林昭二)
喫茶「アミーゴ」のマスター。猛を影ながら支えた。
演者を見ればわかるが、まさかのおやっさん本人。なんという豪華キャストだろうか。
猛が「異形となった者の悲しみ」を乗り越えることができたのも彼のおかげである。
昔、[[科学特捜隊]]のキャップをしていた。
この作品が立花藤兵衛としての最後の出演作である。


●子供たち(演:劇団ひまわり)
マリナが働いている孤児院、「チビッコハウス」の子供たち。


●チビノリダー(演:伊藤淳史)
「おならじゃないのよ、おならじゃないのよ、空気が入ったダケ!」
ノリダーが握り拳大のカプセルに収納・携帯している。
自身のピンチのときに呼び出し、共に戦うこともあった。
初登場時は4才だった。

成長後、電車男や猪八戒になるが、ジョッカー怪人ではない。


**◆ジョッカー
世界征服を企む悪の秘密結社。元ネタは言うまでもなく[[ショッカー]]。

●キング・ジョッカー(演:石橋貴明)
最終回で姿を現したジョッカーの首領。
腕力、特殊能力、ギャグのキレとあらゆる面でノリダーを圧倒する。
口癖は「キーング・ジョッカー!」。
ちなみに相方共々、後に『[[Mydo>超宇宙防衛機構 Mydo]]』の指揮役になった。


●ファンファン大佐(演:岡田真澄)
ジョッカー日本支部大幹部(なお、「ファンファン」というのは演じる岡田真澄氏自身の愛称でもある)。
組織内のヒエラルキーはどうなっているのか、何故か部下の怪人たちには頭が上がらなかったりする。
将軍昇進のチャンスの際にはゴルフセットを買おうとしたことも。
昔映画で[[大冒険に巻き込まれたり>緯度0大作戦]]、手塚治虫作品で息子が正義のロケット人から呼び笛をもらった新聞記者になった事もある。
実は彼自身は怪人ではなく、洗脳された普通の人間であった。

当時としても既に大物俳優であった岡田真澄氏であるが、このファンファン大佐も彼の代表作の一つとして世間に認知されることとなり、その衣装は彼の没後も大切に保管され、後年、彼の実娘である岡田朋峰がとあるバラエティ番組で当時の衣装によるファンファン大佐のコスプレを披露したことも。
「はーちみつ、レモン♪」


●怪人(演:石橋貴明など) 
「日本一のぬいぐるみ師・恐怖○○男」と名乗る怪人達。
本家に倣って動物や植物がモチーフの者が基本だが、レンタルビデオやアイロンなどの無機物、挙げ句ゴルフやら北海道やら帝都大戦やら『ハレンチ学園』のヒゲゴジラなど何でもありの状態になっていった。
毒蝮三太夫氏の演じた怪人がいる。

ちなみに石橋氏は怪人以外の役でもドラマに出演したことがあり、ヒゲゴジラ男の回では『[[ゴジラVSビオランテ]]』の大河内明日香(元キャンディーズのスーちゃん)氏にアタックしては玉砕する男の役を演じていた。


●ジョッカーのみなさん(演:倉田プロのみなさん)
[[ベレー帽にペイント顔>ショッカー戦闘員]]が特徴の[[戦闘員>戦闘員(仮面ライダー)]]。
役割はもっぱら整列後にノリダーカーニバル&フェスティバルで吹っ飛ばされる役。
ヒゲゴジラ男の回では何故か巨大化した。
後に[[パワーレンジャーシリーズ]]や[[第二期平成ライダーシリーズ]]&u(){&color(blue){&color(White){のエロ描写}}}で名を馳せる[[坂本浩一]]氏や[[超星神シリーズ>http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/%E8%B6%85%E6%98%9F%E7%A5%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA]]の主役スーツアクターで知られる新上博巳氏、[[特警ウインスペクター]]の香川竜馬役・山下優氏らの姿もある。


**◆その他
●ナレーター(中江真司/納谷悟朗)
本家ライダーシリーズのナレーターと同じ。
「サインはV」のパロディである「恐怖バレーボール女」の回のみ納谷悟郎氏がナレーションを務めたが、「納谷さん、私にも喋らせてよ」と中江氏が参入し豪華なダブルナレーションとなった。
なお、中江氏は素顔でもゲスト出演。視聴者は初めて『仮面ライダーシリーズ』のナレーターの顔を拝見する事が出来た(もっとも、中江氏は、元々俳優だったのがナレーター業に転向したという経緯を持つ人物なのだが)。


●アラシ隊員(演:毒蝮三太夫)
ゲスト。
『[[ウルトラマン>ウルトラマン(作品)]]』の科学特捜隊にいたお人。
何故かジョッカーに操られて登場し、台風の目男のバックアップを行う。
おやっさんを「キャップ」と呼び、ムラマツキャップと同一人物であると示した。
科特隊のコスチューム姿をしたおやっさんに説得され、正気に戻る。
ラストでは、「嵐で縁起悪いから晴れとかに名前変えようかな」と発言。
 

*【影響】
『とんねるずのみなさんのおかげです』内の一介のパロディコントでありながら、バラエティの域を超えた大人気コンテンツとなった仮面ノリダー。
その影響力は、オリジナルの『仮面ライダー』を手掛けた東映側も無視できるものではなくなってしまい、元々東映に無許可で製作していたこともあって、映像のソフト化は一切禁止されたまま現在に至っている。
ただし、事後承諾で許可は申請・受理されたため、放送自体は『V2』まで続くこととなり、その後の過去を振り返る企画でも「石森プロ・東映」のクレジット付きで当時の映像が使用されている。
また、2013年に東映は仮面ノリダーを商標登録している。

『[[仮面ライダーBLACK>仮面ライダーBLACK(登場キャラクター)]]』のプロデューサーであった吉川進氏は、かつて関連書籍で「パロディとヒーローは相容れないのです」と仮面ノリダーに対して批判的なコメントを寄せており、『[[仮面ライダーBLACK RX]]』以降の製作モチベにも少なくない影響を与えたと言われている。
実際、『BLACK』及び『BLACK RX』の2作品で[[南光太郎]]を演じた倉田てつを氏も撮影当時は本作について触れないよう暗黙のルールが敷かれていた他、
『BLACK』放送当時に本作への出演をフジテレビサイドから打診されたが、東映の許可が下りずに断念せざるを得なかったとの事。

当時、バブル景気でノリにノッていたフジテレビは文句なしの絶頂期であり、本作には“&bold(){製作費の無駄遣い}”っぷりを自虐的に笑いのネタにするような場面も頻出し(火薬が爆発するたびにいちいち掛かった費用を口に出す等)、それが癪に障ったのかもしれない。&font(l){東映、いつも予算的には苦しそうだしなぁ}

が、その一方で、原作者の石ノ森章太郎は「子供が好きなんですよ」「実は自分も楽しく観ている(発言大意)」と好意的に捉えていたようだ。また、同じ東映内でも『仮面ライダー』の初代から『[[ZX>仮面ライダーZX]]』までのプロデューサーであった平山亨は本作を笑いながら見ていたとの証言もある。
 
現在でも根強いファンを持ち、ライダー談義で名前が挙がることもしばしばある。
平成ライダーの役者やスタッフにも「当時観ていた」というファンがおり、パロディながら本家に与えた影響は決して小さなものではなかったであろう。
しかも、仮面ライダーシリーズ自体が、ノリダーがなければ「過去に流行ったシリーズ」として終焉していた可能性も90年代には存在したので、ノリダーは東映のプロデューサーの「受け入れがたい」という思いとは裏腹に、仮面ライダーシリーズの命脈を2000年代まで繋げ、[[平成ライダー>平成ライダーシリーズ]][[シリーズ>第二期平成ライダーシリーズ]]の誕生に繋げたという点で偉大な存在なのである。


*【余談】
よみうりランドのショーでは、[[アナザーライダー>アナザーライダー(仮面ライダージオウ)]]のプロトタイプである「ノーライダー」が登場する。
このノーライダーなるものは1号をベースにして巨大な耳と鼻をくっつけたもので、胸には大きく「NO RIDER」と書かれている。
その姿はノリダーに似ていると噂されている。
メタ的な話をすれば仮面ノリダーは仮面ライダーの歴史を断絶させる(少々言いがかりでもあるが)原因となってしまったとも言われている((上記の通り吉川進氏からは「ヒーローの否定」とまで言われ、小林良平氏は「11代目仮面ライダーの主演に抜擢されていたにも拘わらず企画が突如中止になり、作品は幻となる」と証言しているため。しかしこの小林氏の発言について質問された高寺成紀氏は「当時キャスティングを担当していましたが、記憶にないですね。10人ライダーの出演も「『RX』後に仮面ライダーは制作しない」という決定を受けてのことでしたし、企画立案やオーディションなど、後番組を制作する動きは東映社内ではなかった気がします。小林氏に誰がどう告げたかが分かると良いのですが」と答えている。詳細は「サブカルチャーに関する都市伝説」の項目を参照。))。
ある意味、元祖アナザーライダーなのだ。


#center(){&bold(){&color(green){全国のWiki篭り諸君!}}

&bold(){&color(green){項目を見ているだけじゃ、良項目は作れないぞ!}}

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&big(){&bold(){&color(green){平成の時代、悪と戦った……改造人間さ。}}}

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