&font(#6495ED){登録日}:2014/06/11 (水) 17:23:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#808080){「終」の神は世界の終わりを知らせる為に降臨した神。}}} 【概要】 「終」の極 イギー・スペシャルズとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。 DMR-08「エピソード2 グレイト・ミラクル」にて収録。レアリティはベリーレア。 ゼニスの中では、一番重いコストの所持者であり《&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ}》以外のカードで、現在唯一の『&bold(){超無限進化・Ω}』を持つ。 また、エピソード2の背景ストーリーでの詳細があまり分かっていないことから、時に話題にもなるクリーチャー。 【解説】 |&font(#808080){「終」の極 イギー・スペシャルズ} VR 無色 (13)| |進化クリーチャー:アンノウン/ゼニス 21000| |超無限進化・Ω-無色クリーチャーを1体以上自分の墓地、マナゾーンまたはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。| |このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下に重ねたカード1枚につき、次のうちいずれかひとつを選ぶ。| |►バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。| |►相手の手札を見ないで1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。| |Q・ブレイカー| |エターナル・Ω| スペックに関して言えば、パワーとコストだけを見れば、ゼニスの中でもトップレベルとなる。 パワーは驚異の21000であり、ゼニスメタとして作られた《&font(#ff0000){堂々終劇 鬼丸「End」}》のパワーでも、こいつを倒すことはできない。 殴り倒すなら、《&font(#ff0000){激竜王}》とか、[[スケールが違うドラゴン>緑神龍ディルガベジーダ]]とかじゃないとね。 コスト面に関しては、他のゼニス同様重く、簡単に出せるようなカードではない。 進化方法は、超無限進化・Ωを採用しているため、ゼニスやゴッド・ノヴァを使うようなデッキでは、ほぼ進化元に困ることはない。 一見、無色カードを進化元にするのは使いにくそうだが、墓地やマナゾーンも対象にできるのが、超無限進化・Ωなので大丈夫だろう。 また全ゼニスの持つ『&bold(){エターナル・Ω}』も当然所持。 ある程度の除去耐性も備えている。 そして一番の特徴は『進化元にしたカードの数だけ』相手の手札をマナゾーンにハンデス出来たり、クリーチャーをマナ送りにできる点だろう。 勘違いしがちではあるが、メテオバーン能力ではないので永続的に使用できる。 また、どちらの能力を使うかはカードの数だけ、好きな風に出来るため、片方だけしか選べないということは無い。 マナゾーンへ手札をハンデスする際には、攻撃時に能力が発動する。 そのため、シノビのニンジャ・ストライクや、一部のクリーチャーが所持する『S・バック』を封じることができるのも魅力的。 マナへのハンデスであるため、《&font(#ff0000){永遠のリュウセイ・カイザー}》などの持つマッドネスも発動させない。 よって、相手が『カウンターヒャックメー』を使ってきた場合にも、マッドネス被害を和らげることができる。 なので、Q・ブレイクを極めるのは容易だろう。攻撃中の妨害を食らわないのはデカい。 ただし、一方で弱点もかなり多い。 まず、便利な超無限進化・Ωではあるが、進化が楽とは言え、無色カードを多くデッキに投入するのは問題が多い。 色んなゾーンからカードを呼べるため大きい問題ではないが、無色を入れすぎると確実に色事故が起こる。 そこに関しては、気を付けて配慮しよう。 また、マナゾーンへのハンデスや相手クリーチャーのマナへの除去にも問題点はある。 カードを多くマナゾーンに送るというのは、逆に言えば相手のマナブーストを助けてしまっていることも頭に入れておかねばならない。 もしシールドへの攻撃を仕掛け、相手がS・トリガーなどで踏ん張った場合には、逆に相手にダイレクトアタックをされる可能性が出てくる。 何故ならば、ハンデスにより溜まったマナを利用され、大型クリーチャーを出される危険性も出てくるのだ。 それによって逆にゼニスを召喚されたり、《&font(#ff0000){勝利宣言 鬼丸「覇」}》などを出されたら、布団で泣いても良い。 必ずしもマナ送りは万能ではないのだ。 『でも相手の手札はハンデスで無くなっているよぉ。相手に反撃なんて無理無理。』なんて思っている人は考えてみよう。 まず、このクリーチャーのシールドブレイク数を思い出してほしい… そう、Q・ブレイカーなので、相手の手札には少なくともカードが補充されてしまうのだ… なので、相手のS・トリガーを封じる手段も考えておこう。 また、エターナル・Ωによって除去に強いとはいえ、再召喚の手間がかかる状況もある。 手札から軽減なしに普通に召喚する場合は、マナの無色カードを進化元として使う場合が多いだろう。 しかし、破壊やバウンスで手札に戻された場合、再びマナを使って召喚しようとしても、コストが足りない状況も出てくる。 あまりにもマナゾーンの無色カードを進化元として、大量に使うのも考え物ではある。 後、コストが重いという指摘は多いが、実はこちらは工夫をすれば何とかなる。 何故なら、ゼニス/アンノウンにはコスト軽減や踏み倒しのサポートが存在する。 ゴッド・ノヴァデッキに投入する場合でも、ゴッド・ノヴァは《&font(#808080){妖精左神パールジャム}》などのマナブーストにも優れている。 よってコストが致命的な問題として腐るということは、思ったよりは多くない。 まぁ重いことに変わりはないが… まとめると、フィニッシャーとしては有能なカードだと言える。 他のゼニスと比べると物足りない部分もあるが、それを補う魅力は多いカードである。 しかしコストの重さなど、弱点も多い。 この弱点をどう補っていくかが、このクリーチャーを使う上での鍵となるだろう。 プレイヤーのデッキの構築力が問われるカードなのかもしれない。 以下ではこのカードと関連のあるカードを紹介する。 【関連カード】 |&font(#808080){極頂秘伝ゼニス・シンフォニー} 秘 無色 (9)| |呪文| |アタック・チャンス-アンノウン| |自分のアンノウンとゼニスを種族に持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。| アタック・チャンスで、ゼニス/アンノウンを1ターン限定で召喚できる呪文。 これを使えば、イギーの通常より速い召喚が可能になる。 バトルゾーンに他にクリーチャーが一体でもいれば、1ターンでゲームを終了することも夢ではない。 |&font(#808080){無情秘伝 LOVE×HATE(ラブアンドヘイト)} R 無色 (9)| |呪文| |アタック・チャンス-《「無情」の極 シャングリラ》(自分の《「無情」の極 シャングリラ》が攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。)| |クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。| |バトルゾーンに自分のゼニスがあれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。| 墓地からクリーチャーを一体リアニメイト出来る呪文。 これを使えば、13コストも使わないでイギーの降臨が可能。 さらに言えば、何らかの理由で、エターナル・Ωが通用せずに墓地送りにされても、リアニメイトできる点が頼りになる。 そして、ゼニスを出せば山札バウンスも行える点が魅力。 よくこの呪文の弱点に『ゼニスをリアニメイトしても、ゼニス召喚時の能力を発動できない』という部分がある。 しかし、イギーは他のゼニスと違ってそういった能力がないので気にしなくて良い。 |&font(#808080){「智」の頂 レディオ・ローゼス} SR 無色 (10)| |クリーチャー:アンノウン/ゼニス 17000| |このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを5枚まで引き、その後、相手は自身の手札を5枚選んで捨てる。| |T・ブレイカー| |エターナル・Ω| ご存じ驚異のハンデス&ドローを行うゼニス。 実はイギー・スペシャルズとの、背景ストーリーでの関連性が強く疑われている。同一人物説もある。 能力自体にもハンデスという似た面がある。 ちなみにローゼスも、背景ストーリーのイラストポスターで暴れている様子を見せながら、動向についてはフレーバーテキストでの記述がされていない。 【背景ストーリー】 さて…このイギー・スペシャルズには、未だに議論がされる謎がある… それは『背景ストーリーでの謎が多い』という点である。何故なら、エピソード2のカードで、こいつに関する記述が存在していないのだ。 確かに背景ストーリーでは、動向が語られないクリーチャーなんて山ほどいる。 しかしこいつは、本来語られないとおかしい理由がたくさんあるのだ…例えば ・ゼニスのクリーチャーの中で、名前が『終』といういかにもラスボスっぽい名前 ・コストが13。ゼニスは、背景ストーリーでの強さや階級がコストで表されているという説がある。そのゼニスの中で一番重い。 ・パワーがラスボスであるゼニスの《&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ}》と主人公ゼニスの《&font(#808080){超絶奇跡 鬼羅丸}》を容易に超えている ・ラスボスである《&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ}》以外で、唯一超無限進化・Ωを所持している なので、せめて何かのカードで記載がされていても良い存在なのである。 しかし、エピソード2のカードで、存在を匂わせるテキストやイラストが一切ない。 このことから、背景ストーリーを熱心に推測するデュエリストの間では、多くの考察が行われていた。 一説には、「智」の頂 レディオ・ローゼスとの同一人物説がある。理由としては ・顔などの姿が似ている ・ローゼスもイギー同様、背景ストーリーでの動きがあまり分かっていなかった ・能力が、相手の手札をハンデスできるという点で似ている ・ローゼスは《&font(#808080){戦慄のプレリュード}》 のイラストで、エピソード2の終盤まで生き残っていることが判明 という点である。 そのため、イギーはローゼスが何らかの理由で進化した姿ということも推測ができる。 また背景世界での役割も分かってはいない。 これに関しては能力が『マナにカードを返す』という能力という点が注目されている。 実際のゲームでも、この能力をうまく使えばゼニスをマナに送ることも出来るのである。 《&font(#008000){ピクシー・ライフ}》のフレーバーテキストでは、ゼニスが超獣世界の一部(=マナ)になったと記されている。 ここから、このクリーチャーの役割は、ゼロの力をマナ(世界)に返す役割を担ったのではないのかという説がある。 まぁ、例えるならば、極神編の背景ストーリーにおける、五元神のような絶対的な存在だったのかもしれない。 その後一万年ほど経過した、エピソード3のカードである《&font(#008000){氷河妖精アイス}》のフレーバーテキストにて、ついに存在が少し語られた。 イギーは、オラクル教団にて『終』の神として語り継がれていることが判明する。 教典には『世界の終わりを知らせる為に降臨した神』と記述がされている。世界の終わりを知らせるって、一体何を行ったのだろうか。 しかし、このオラクルの教典は《&font(#808080){「呪」の頂 サスペンス}》が必要以上に持ち上げられているので絶対的な信用性は無いのだが… &font(#808080){「追記・修正」の神は記事を追記・修正する為に降臨した神。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 終わりの頂ザ・フール -- 名無しさん (2014-06-11 19:17:25) - シャングリラより先にこっちが来るとは思わなんだ -- 名無しさん (2014-06-11 19:23:50) - シャングリラの項目が無かったことにもびっくりだ -- 名無しさん (2014-06-11 20:34:56) - ひょっとしてはじまりのゼニスたるシャングリラと対を成す終焉のゼニスなのではないかと思えてきた -- 名無しさん (2014-06-11 21:49:17) - 不思議なカードだよな -- 名無しさん (2014-08-04 16:38:47) - 主任? -- 名無しさん (2016-08-28 18:06:54) - メモリアルパックのフレーバーテキストから新たな事実が判明した模様 -- 名無しさん (2017-01-21 07:36:08) #comment #areaedit(end) }