BGM

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BGM」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2014/12/29 (月) 21:24:12
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***【概要】
BGM(英:background music)とは、映像作品や舞台、ゲーム等で流れる音楽である。
[[OP・ED>OP・ED(アニメ)]]と同じく、作品の方向性や雰囲気において重要な役割を果たしている。
BGMの質が極端に低いと作品自体の評価に影響を与えることもある。

商業作品のBGMは、殆どがプロの作曲家やミュージシャンによって制作されている。
また、映像作品やゲーム音楽の作編曲をメインに活動する作曲家も多い。

音楽ジャンルとして扱われることもあるが、何かしらのBGMであれば、どんなジャンルの曲でも良い。
大編成のオーケストラ曲からジャズ、テクノ、ヘヴィメタル、ポップス等、様々なジャンルの曲が存在している。
また、BGMとして作られる音楽はインストの曲が多いが、ボーカル曲も存在する。

音楽が作品の主役・テーマとして表現されることもある。
特にクラシック音楽は、作曲者の境遇や時代背景などのメッセージ性が強いことから、結構採用されている。
[[Kanon]]ではパッヘルベルのカノンを採用し、変わらないようで少しずつ変わっていく日常を示唆させている。
また、[[MOTHER>MOTHER(ゲーム)]]シリーズでは音楽がシナリオに大きくかかわり、音楽を聴かせて敵を倒したりバンドの演奏シーンを挿入したりと、音楽に力を入れていることが分かる。
このようにシナリオと音楽がうまくマッチすると作品により深みを与えることができる。

視聴したアニメや映画、ドラマ、プレイしたゲームを思い出してみてほしい。
話の細部は覚えていないかもしれないが、BGMは思い出せるということはないだろうか。
あるいは、作品自体は知らなくてもこのBGMは知っているということもないだろうか。
BGMは作品を印象付ける重要なファクターなのである。


***【映像作品において】
アニメなどの映像作品では、作品の雰囲気を盛り上げたり、キャラクターの心情を表現する為にBGMが流される。
戦闘シーンなどでは激しいBGMが流れ、切ないシーンでは悲しげなBGMが流れたりと各場面でのドラマに磨きをかける役割を果たしている。
日常BGMではコミカルなBGMが多く、[[コッペパンのテーマ>らき☆すた]]や[[旧ドラえもん>ドラえもん(作品)]]のスネ夫が自慢するときのテーマなど中毒性が高い曲も存在し、その作品や人物のテーマとして広く知られている。

また、後に続編ができたりゲスト出演した際にかつての作品で使われたBGM(いわゆる前作BGM)が使われると非常に盛り上がる場合が多い。
権利上の都合でアレンジ版が使われる場合もあるが、その場合でもメロディーラインを聞いて「あの曲だ!」と思い出しテンションが上がる。


***【ゲームにおいて】
ゲームのBGMも作品を盛り上げるという点では映像作品のBGMと同様の役割を持つ。
しかし、ゲームでは起動する際のタイトル画面やRPGの戦闘シーンなど、
繰り返しプレイする(長時間同じ曲を聴くことになる)ことを念頭に作られていることが多い(聴き飽きない曲を作る等)。
また、ゲームという性質上、曲がループできるように処理されていることが多い他、
インタラクティブ性を重視し、プレイヤーの遊び方でBGMが変化するようになっている作品もある。

こちらにも有名な楽曲は多く、[[スーパーマリオブラザーズ]]の地上面のテーマや[[FF>FINAL FANTASYシリーズ]]のテーマなどはメロディが思い起こされる人も多いのではないだろうか。
また、[[音ゲー]]のように音楽が主体として取り入れられることもある。

[[エロゲー>18禁アダルトゲーム]]では意外にもBGMの評価が高いものが多い。
特に泣きゲーや燃えゲーなど、シナリオに力を入れている作品はBGMも美しいものや熱くなれるものがそろっている。
そのためサントラも人気があるのだが、初回特典にしか付けなかったり、販売してもすぐにロットアップしたりしてプレミアがつくものが多い。
また、Kanonのようにクラシック音楽を利用することもよくある。[[G線上の魔王]]や[[素晴らしき日々>素晴らしき日々~不連続存在~]]といった作品が該当し、いずれも作品の大きなテーマや重要な伏線として利用されている。



***【演出方法】
ここではBGMを使った演出方法を紹介する。

&bold(){●映像と音楽をピッタリ合わせる}
アニメや映画などの映像作品の他、STG等のゲームにも多い。
具体的な例を挙げると[[トムとジェリー]]や[[日常>日常(漫画)]]などの作品ではキャラの動きとBGMが連動し、
テンポよく進めるとともに面白さ・シュールさに拍車をかけている。この場合のBGMは音の強弱、無音の間の効果が最大限に発揮されているため、
セリフなしでも視聴者に心情や展開を分かりやすく伝えることができる。


&bold(){●ミスマッチなBGMを流す}
戦闘シーンで落ち着いたBGMを流す、切ないシーンでコミカルな曲を流すといった事で、
映像では表現していない心情を表したり、視聴者へのインパクトを強めることができる。
ただし、やたらとミスマッチなBGMを使用するのは、逆に違和感を与えてしまう事もある。
//代表例として[[チャージマン研!]]が挙げられる。無音の状態が長く続いたり、選曲がシーンに合っていなかったりとちぐはぐなBGMの使用がされている。
//一応、BGM自体は中毒性の強いものが多く、いい意味でインパクトを残すことに貢献している。


&bold(){●あえてBGMを流さない。}
そうすることでキャラクターの心の機微を表したり、臨場感を出したりすることができ、視聴者はより感情移入をすることが可能になる。
具体的な例を挙げると、[[ワンダと巨像]]ではボス戦を除きフィールド内でのBGMが一切排され、川の流れる音やワンダの息づかいをあてることで、
広大な自然や孤独感をより一層高めることに成功している((また、ワンダと巨像はBGM自体も評価が高く、どちらの点でも成功しているといえる。))。
一方で、無意味な無音シーンが多いと作品全体が地味な印象になってしまう事がある。


***【様々な用語】
&bold(){♪劇伴}
主に映像作品や舞台で使われる音楽を指す。
使い方が異なるゲーム音楽等を含むかどうかは人によって意見が別れる。

&bold(){♪映画音楽}
映画の音楽を指すときに使われる。


&bold(){♪映像音楽}
映像に付ける音楽。
上記2つと同じような意味で使われる。


&bold(){♪ゲーム音楽}
「ゲームBGM」「VGM(Video Game Music)」等とも呼ばれる。
ゲームの音楽を指す時に使われる。


&bold(){♪オリジナルサウンドトラック}
「サントラ」、「OST」等とも呼ばれる。
現在では「劇伴やゲーム音楽を収録したアルバム」という意味で使われる。
BGMだけでなく、主題歌や挿入歌、効果音、ボイス等も収録されることがある。

たまにマスタリングの際に音が再調整されたり、音源やテンポが微妙に異なっていたり、
サウンドトラックという名称なのにアレンジ版のみが収録されていたりなんてこともある。
その時は「サントラで化けた」「サントラで劣化した」と賛否両論になったりする。

視聴環境の影響で音のバランスが変わる事もあり、作中で聴いた時と異なる印象を受けることも。


&bold(){♪アレンジアルバム}
劇伴やゲーム音楽のアレンジのみを収録したアルバム。
サウンドトラックと混同されることもあるが、別物である。
ゲーム音楽に多く、特に生音やリアルな音源を使うことが困難だった時代の作品に多い。

アレンジの方向性も様々で、
原曲で打ち込みだったパートを生音で演奏し直した物やオーケストラアレンジ、ロックアレンジ、ジャズアレンジ、クラブリミックス、オルゴールアレンジ等がある。
原曲とは違った魅力を持つが、賛否が別れやすい側面もある。


&bold(){♪[[処刑用BGM]]}
特定のキャラクターが相手を一方的に倒す際に流れたり、逆に死亡フラグになるBGMを指す。
印象に残りやすく、作品の顔になることも少なくない。
詳しくは項目へ。


&bold(){♪セルフBGM}
キャラクター自身がBGMを流すこと。
一般にはキャラクターが楽器などを演奏する場合が多い。
ピアノやハーモニカなど趣味・特技を表すものから、バンドや合唱など、仲間との絆を描くものまで様々なパターンがある。
シナリオとの親和性も高く、熱い展開につなげやすい。
//[[遊戯王]]シリーズではこれを行うキャラが多く、聴いただけで[[満足>満足(遊戯王)]]してしまう視聴者もいる。


&bold(){♪店内BGM}
コンビニ、デパート、喫茶店、レストラン等で流されているBGM。
オリジナル曲だけなく、J-POPやアニソン、クラシック音楽、ジャズ等の既存の曲を使ってることも多い。
スピーカーから流すだけでなく、演奏者によってピアノ等が生演奏されている場合もある。


//♪作業用BGM
//動画投稿サイトなどでアップロードされている、ある作品やジャンルに沿ってまとめたBGM集。作業の傍らで聴くというコンセプトなため、短いもので20~30分、長いと2時間を超える。
//好きな作品のものを聴くのもいいが、いつもと違う曲を聴きたいときにもおススメ。新しい嗜好の発見や思わぬ出会いがあるかも。
//自分の好きな曲や熱いBGMだと作業が進まないのはお約束。
//またの名を作業妨害用BGM。
//勝手に作業BGM扱いされているものも多く、これを載せるのは問題あるのでは。
//
&bold(){♪脳内BGM}
自分の脳内で流すBGM。
実際にBGMが流れるわけではなく、気分や雰囲気を表現する時に使われる。


[[???>ギャルゲー主人公]]「やべぇ!早くしないと学校に遅刻する!」
脳内BGM
RUNNER(爆風スランプ)
&font(#ff0000){♪ 走る 走る 俺たち♪}


[[???>野原ひろし]]「今日は取引先と重要な会議だ。ここで結果出さないとな。」
脳内BGM
地上の星(中島みゆき)
&font(#0000ff){♪ 風の中の すばる 砂の中の 銀河 ♪}

様々な状況下で我々の生活を演出してくれる。
それが脳内BGMである。



追記・修正は好きなBGMを聴きながらお願いします。

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- 今迄無かったのか  -- 名無しさん  (2014-12-29 21:27:10)
- 映像、動画作品において重要なもの。  -- 名無しさん  (2014-12-29 21:40:44)
- 音楽:ハンス・ジマー  -- 名無しさん  (2014-12-29 21:55:19)
- たまにBGMの担当で見るアニメを決める時がある。梶浦さんとか  -- 名無しさん  (2014-12-29 22:11:54)
- ↑2 ハンス・ジマーと言えば真っ先にダークナイトが浮かぶ。  -- 名無しさん  (2014-12-29 23:52:40)
- BGMを気に入ってから使われてた作品を知ることも多々あるよね  -- 名無しさん  (2014-12-30 01:14:25)
- ↑サガシリーズはそうだったなぁ。BGMを聞いて作品のファンになるってのもあるし縁の下の力持ちだよな  -- 名無しさん  (2014-12-30 03:18:47)
- ニュースとかでアニメのBGMが使われてるとちょっと嬉しくなれる  -- 名無しさん  (2014-12-30 17:17:41)
- ↑ドラマの金田一少年の冒頭のBGM(ともさかのナレーションが入るシーン)とかもそうだよね  -- 名無しさん  (2014-12-30 18:13:01)
- あまりにも特徴的だったり印象的な曲だとBGMを聞いただけでそれが流れているシーンが脳内に浮かぶことがある  -- 名無しさん  (2014-12-30 19:43:14)
- かつての特撮作品のBGMは基本、使い回しが非常に多かった。特に東映。スカイライダーでアマゾンの音楽使ったり、ウインスペクターでメタルダー使ったり作曲者が同じ作品ならとことん流用してたな。今はそういうことはないみたいだが…。  -- 名無しさん  (2015-01-07 23:34:06)
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