こみっくがーるず

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こみっくがーるず」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2017/07/29 Sat 18:11:15
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます

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#center(){&sizex(6){&bold(){&color(gold){まんが家寮生活、はじめました!}}}}



まんがタイムきららMAXにて連載中の4コマ漫画。
作者は嘗て、集英社の少女漫画「りぼん」で『いちごオムレツ』というギャグ漫画を連載していた、はんざわかおり(旧ネーム:半澤香織)。ちなみにデビュー当時&bold(){中学3年生}で、リアル女子高生漫画家だった時期がある。
単行本は8巻まで発売中。
漫画家寮に住んでいる4人の学生漫画家を中心にしたほのぼのでゆるゆるなコメディが中心。
仕事上での苦悩話が描かれることもあるが、[[コレ>NEW GAME!]]みたいにそこまでシリアスな話は今の所無い……と思う。

2017年6月にはアニメ化の決定もしており、2018年4月から7月にかけて放送。
今後が楽しみなきらら4コマの一作である。


*◆あらすじ
漫画家として色々と足りていないかおすこと萌田薫子は担当編集の編沢まゆの勧めで女子漫画寮に入寮することに。
時を同じくして自身と同じ部屋へとやってきた小夢や、漫画家としての先輩である琉姫、翼といった個性的な仲間たちと一緒の、
薫子の新しい生活がスタートする―――。


*◆登場人物
**■寮の漫画家たち
●&font(#ff69b4){&b(){萌田薫子(PN:かおす)}}
CV:赤尾ひかる
本作の主人公。誕生日は4月1日で15歳の現役高校生兼漫画家。福島県出身。
漫画家仲間達(&font(b){母親含む})からはペンネームの「かおす(先生)」の方で呼ばれている。
学校では他に友達がいないため、&font(b){若干自分の名前を忘れている節がある。}

三つ編に纏めたピンク髪で[[八重歯]]があり&font(#ff0000){パッと見は小学生にも見えかねないロリ体型。}
身長は139.9cmで&font(b){小4から成長しておらず}、胸に関しては「大きい小さいとかの次元でなく生えてこないので」と悟りを開いている。
とはいえ成長が止まっていることはやはりコンプレックスらしく、長い髪については「唯一の成長のあかし」として切ることを断固拒否していた。

描いてるジャンルは日常系4コマ。掲載誌は「まんがタイムきららケイオス」
くりすが入寮するまではメインキャラ中で唯一ペンタブによるデジタル作画を行っていた。

漫画家としての腕前は何というか色々とアレで、第1話の時点でアンケートビリ、
読者からは&font(#ff0000){絵が下手、キャラが萌えない、ストーリーがつまらない}等々ボロクソであった。
特に画力については下手すると[[この人>夢野カケラ]]とどっこいかそれ以下レベルの酷さである。下手というより幼稚。あとデフォルメが効きまくっている。
一応フォローすると、作中で出る絵の多くはネームの段階や慣れないアナログ作業で描いたものなので仕方のない部分はある。&font(l){ネームの時点で画力にダメだしされることも多いけど。}
ちゃんと仕上げた原稿については小夢達から可愛いと評価をもらっている。

現実の女子高生に夢見すぎな部分もあり、入寮後の編沢との打ち合わせでもっと現役女子高生らしいリアルさが欲しいと言われたことに対し、
&font(#ff0000){こんなに毎日リアル女子高生に囲まれてドキドキウハウハな生活をしてるのに}と真顔で語っていたりした。
ロリな見た目から中身はおっさんである。
女性に対する守備範囲が広く下限は不明だが上限はおばあちゃんも対象。
(女性は皆美しいとのこと)

そんな実情もあってか性格は超がつくネガティブ気質でふとした弾みですぐに落ち込んでしまう事が多い。
それに加えて極度の幼児体型なもんだから構ってあげたいオーラがムンムンだったりもする。
しかしどれだけ自分のネームをキツくボツにされて落ちこんでも、&bold(){数日後には必ず次のネームを持ってくる芯の強さを持つ}。
小さい頃からすぐに泣く子供であったが、絵を書いている時だけはいつも笑顔だったという。

話や設定に関しては奇をてらおうとするばかりに明後日の方向へと行ってしまう傾向があり、余計なことを考えなければわりと読みやすく面白いものができるようだ。
作業効率についても自分のふがいなさで&font(b){10秒に1回は落ち込んでいる}ので非常に遅筆。
総じて、&font(#0000ff){本人のネガティブ気質と考え込みすぎる部分ができあがるものに悪影響を及ぼしている}と言える。
一方で、自身の好きな物については楽しくかけており、趣味でネットに上げた好きなアニメの落書き漫画については普通に上手いし面白いとなかなかの高評価。

結構ディープなオタクでもあり、アニメフィギュアやポスターの収集家。
実家が田舎だったこともあり初めて1人でアキバに来た時は感動のあまり涙していたほど。
そしてその姿を迷子の小学生と勘違いした警官に声をかけられ緊張のあまり逃げ出してしまい、
最終的に路地裏のダンボール箱に蹲っていた所を小夢たちに発見された。

加えて動物に、特に猫に好かれやすいという特技を持っており、ネコカフェに行った際には彼女が店に入った瞬間に店中の猫がわらわらと寄って来るわ、
呆然とする他のお客を他所に猫が一列に並んで順番に触れ合っているわと正にかおすな光景が繰りひげられていた。
そしてその日の帰りに偶然拾った子猫に"にゃおす"という名前を付けて寮で世話している。

動揺するとよく「[[あばばばば]]」と奇声をあげてしまう癖がある。

どうにもダメな印象が拭えないが、一年ちょっとの間に読切を3作掲載と意外と頑張っている。
そして5巻ではついに……
初期は名実共に新人で先輩漫画家や小夢にアドバイスをもらったりすることが多かったが、色川美姫が来てからは彼女なりに先輩として助言したり、面倒を見たりしている。

#openclose(show=かおす先生の掲載遍歴){
・デビュー作
寮に入る前に描いた記念すべきデビュー作。
しかし評価はアンケートビリ、ファンレターは母親の1通だけという散々な物であった。
これを機に編沢から寮を勧められて入寮することになる。

・2作目
一年夏に描いた読切。
が、緊張のあまり全く作画が進まず、小夢達が背景を描くことで何とか形にすることができた。
応援メッセージは母親のものを除くと2通。背景、モブが上手いと何とも言えない評価に……
アニメでは後述の3作目の前編部分にこの話が組み込まれている。

・3作目(アニメ版タイトル「コミックガールズ」)
寮に来て一年の頃に掲載が決まった女子高生の日常を描いた前後編読切作品。
アニメ版最終話において執筆していた作品もこれである。
かおす本人としては本数稼ぎで半ば適当に描いたつもりだったのだが、かえって力が抜けて自然体で読みやすいと編沢からは高評価であった。
前2作とくらべるとだいぶ成長したのだが、残念ながら連載には至らず。

・こまった!るかにゃん一家
かおすの大好きなアニメ「プリティ☆プロジェクト」の人気キャラクター「るかにゃん」こと姫乃川琉歌を主人公としたコミカライズ企画。
ジャンル形式問わずということで、「かおす先生は好きな物であれば上手く描ける」という部分に目を付けた編沢が話を持ってきた。
そして周囲の協力により画力向上((ただし最終的にいつものデフォルメに戻した))、設定を練り込んだ結果、&font(b,red){見事連載を獲得。}

なお、この企画は当初1枠の予定だったのだが、毛色の違う3作品が候補に挙がったので3作とも掲載されることとなった。
つまり、&font(b){予定を変更するほどの高評価を得られた}ということになる。((かおす本人としては「おまけのおまけで入れてもらった」という認識))
実際にアンケートは好意的な意見がほとんど、原作を知らなかった美晴も読んだ後アニメの情報を思わず検索するほど気に入った模様。
さらにるかにゃんの声優である小西さおりもその内容に癒されたと好意的な感想を述べていた。

なお、この連載はおよそ一年続くこと、単行本が出ることが確定しており、ここにきてかおす先生は同年代の中でも一躍成功した漫画家になったと言える。
&font(#0000ff){それだけの成功を収めていても当人は未だに卑屈}であり、その変わらない低姿勢は周囲に安心感を与えていたが。

また、この連載の成功によってかおす先生は&font(b){二次創作系の漫画家}として一定の評価を得る事となり(編沢曰く「&font(b){他人様の作品やらせると本当にベテランの様な安定感}」)、アンソロジーやコミカライズの仕事が舞い込む事となるが…。
}


●&font(#ffdc00){&b(){恋塚小夢(PN:恋スル小夢)}}
CV:[[本渡楓]]
薫子のルームメイトである学生漫画家。オレンジ系のショートヘアーで巨乳っ子。描いてるジャンルは少女漫画。
薫子とは真逆とも言うべきマイペースでポジティブ体質。年頃の女子高生らしくファッションやスイーツにも興味津々。
寮への入寮についても担当編集から勧められて漫画家さんがいっぱいなんて楽しそうと即座に決定。
薫子が送れて部屋にやってきた時点で、&font(#ff0000){部屋中に原稿と資料とお菓子を散乱させた状態でだらけている}というマイペースぶりである。
少女漫画家らしく女性キャラに対する画力は抜群なのだが、%%男に興味を持てなかったため%%男性キャラを描くのが苦手。
しかし翼と出会ってからは&font(#ff0000){翼を男性キャラのモデルにする}という裏技で克服(?)している。

薫子とは会った時点ですぐに打ち解けており、その明るさで彼女のことを振り回している。
他人を褒めるのが上手なので落ち込みやすい薫子とは足して2で割るとちょうどいい関係。
基本的に誰相手でものびのびだらだら接しているが、翼にだけは途端に少女らしい恥らう姿を見せるように。
2人きりで遊園地デートをしたり街で買い物をしたりしている際の姿を見るに、[[ソッチの気>百合]]があるのかもしれない。

一時期だらけっぷりとお菓子好きが災いして体重が増えてしまったこともあったり。
それから、同性の体(作中では翼)を少し探っただけでピッタリのサイズを当てるという特技を持ってたりもする。

連載に関しては一年目の冬に短期連載を行い、二年目夏に再び連載開始とそこそこ順調。
なお、2本目の連載時に担当が交代した。
最初の担当は小夢に似た明るい人で、次の担当はクールに問題点を指摘する女性と両者の性格は真逆。
もちろん、どちらも小夢の事をちゃんと考えてくれている。


●&font(#800080){&b(){色川琉姫(PN:爆乳♥姫子)}}
CV:[[大西沙織]]
薫子と小夢の世話係を任された漫画家の1人。漫画家としては先輩だが同学年。誕生日は12月24日。容姿は青系のロングヘアーでスレンダー体質だが、漫画を描く時は眼鏡にポニーテールという出で立ちになる。
後述の翼とは小学校の頃からの付き合いで彼女からは"るっきー"と呼ばれている。描いているジャンルはティーンズラブ漫画。
ウサギなどの可愛いものが好きで、本人的にはほのぼの系の漫画を描きたかったらしいのだが、幸か不幸かティーンズラブ系の才能を見出され連載に至り、&font(#ff0000){更には貧乳なのにそれと真逆のPNを付けられて現在に至る。}
どんな感じかというと、何を描いても色気が溢れてしまい、特に巨乳を描くのが天才的に上手い。
逆に本来描きたかった動物を描くと体がなまめかしい上に鼻筋が通った表情になってしまい、バランスが崩壊していると美姫から酷評されている。

そういう経緯もあってか自身の現状に対して何かと悲観的になりやすく、特に親には自分が描いてる漫画のことは絶対知られたくないと頑な。
恥ずかしがり屋で自称ピュア。
とはいえ連載作家ということもあり、応援してくれるファンなどのおかげで今はやりがいを持てているとのこと。

しかし本人はそう言いながらも言動のあらゆる部分が色っぽいというか艶かしくなることも多々ある。
原稿締め切り直前のグロッキー状態の時には、英語の授業の和訳文の読み方がエロくなりすぎて教師から注意されるほど。
学校でもその色っぽさと雰囲気から噂の的になりやすかったり。

エロ方面の暴走を除けばメイン4人の中でも一番の常識人であり、何かと面倒見の良い部分も。4人の中で成績は一番優秀である。
特に薫子に対しては彼女の構ってあげたいオーラムンムンの気質もあって親身に接することが多い。
ただ、大人っぽさを求める薫子に対して琉姫の方は子供っぽい可愛らしさを無意識的に薫子に押し付けてる節もある。

機械音痴であり、折角購入したパソコンの使い方を知らなかった。それ以前に携帯電話の着信音でパニックに陥るほどだった。
もっとも努力家なのもあって、使い方を覚えた後はしっかりと活用している。
担当よりSNSを勧められた後はスマホに変更し、最終的には完璧に使いこなした。

4巻では後述の妹が新たに入寮した上に自身の秘密を知られて関係がぎくしゃくしたこともあり、
一時期本気でTL漫画化の連載を辞めようとするほどに思い悩むも、
最終的に自身の思いを知った妹の説得を受けて考え直し、和解に至った。

しかし、そもそもほのぼの系を目指していたのに何故TL漫画家になったのか。
#openclose(show=それは……){
&font(#ff0000){翼が寮で自由に漫画を描けるようにするため。}ただし本人は否定している。

後述の通り翼は家庭環境の問題で満足に漫画を描く時間が取れず消耗しきっていた。
入寮の勧めもあったが、厳しい母親が翼を離すわけもない。
そこで「自分も一緒に寮に入るので大丈夫」と翼の母親を説得することで入寮を認めさせた。
もちろんそのためには琉姫も寮に入る必要がある。&font(b){そのために手っ取り早くデビュー可能なTL漫画の道を選択した。}

なお、今でもやはりTL漫画には抵抗があるが、寮で皆と一緒にいられることの方が大事なため美姫と和解して現状を維持できた事には心底ほっとしていた。
}

担当は色気溢れる大人の女性。
琉姫の押しに弱く断れない性格を熟知しており、連載を辞める相談に来た際にはそれを察して予めファンレターの山を用意するなど非常にしたたか。


●&font(#afdfe4){&b(){勝木翼(PN:ウィング・V)}}
CV:[[高橋李依]]
琉姫と同じ薫子と小夢の世話係を任された先輩漫画家。琉姫からは"つーちゃん"と呼ばれている。半目で水色系のおかっぱショートヘアー。
クールでボーイッシュ且つ厨二病の気質もあり。描いているジャンルは少年誌連載のバトル漫画。
漫画家としての実力は4人の中でも頭一つ抜けており、現在の連載作である「暗黒勇者」は度々カラー表紙を飾る人気作。
プロ意識と漫画に対する熱意も人一倍も高く、執筆に熱が入るとわざわざコスプレをして作中キャラになりきるほど。
私生活でも漫画のキャラを意識して毎日の食事やトレーニングにも気を使う徹底ぶりである。
ただ、思い込みが激しくキャラになりきるため、心身の状態がもろに原稿に影響する。
やたらオリジナリティを出したがるのでスポーツのルールなどを覚えるのも苦手。
見る人が見れば漫画にもこの辺りの頑固さや視野の狭さが出てしまっているらしい。

昔、知り合いから預かった猫に漫画の執筆を邪魔された為、猫が苦手である。

生活スタイルのおかげもあってか出るとこは出て引っ込む所は引っ込んでいる、他の3人が憧れるほどの理想的なボディバランスを持っているが、
翼自身は女性らしさというものには全く興味が無く、私服も専らスポブラに短パンといったお決まりの組み合わせが多い。
上述したように小夢から憧れを抱かれており、彼女の勧めで女の子らしい衣装をコーディネートされた時には抜群に似合っていた。
翼も自分に欠けている少女らしさに溢れた小夢に助けを求める場面があり、&font(#ff0000){執筆中のコスプレに女の子らしいヒロインが加わった。}

第3巻で実はかなり裕福なお嬢様家庭の出である事が判明し、母親との反発の末に多数の条件付きで今の仕事と入寮を認めてもらっていたとのこと。
なお、「暗黒勇者」の宿敵である&font(b){魔王のモデルは母親。}
自身でも気づかないうちに母親への憎しみが表れていたようだ。((幼少時に描いた漫画に至っては魔王の名前が「マザー」とそのまんま。))
その母親とは学校での三者面談を経てある程度の和解はしたものの、別れ際の発破もあり翼はいずれ絶対に自分の仕事を認めさせると決意を新たにしている。

現在の担当はやたら子供っぽいボーイッシュな人。
最初は面食らったが素直な意見をくれ、翼と感性も合うので何だかんだでうまくやっている。

#openclose(show=7巻以降ネタバレ){
「暗黒勇者」がなんとアニメ化。
しかしその話が母親に漏れ、直接伝えなかったこともあって「連載を続けるために嘘をついている」と大激怒されてしまった。
が、担当と話したことでようやく納得。
母親も過去に夢を追っていた際に色々あったらしく、うまい話を持ってくる大人に対して必要以上に懐疑的になっていたらしい。

話が真実であるとわかった後は態度を謝罪し、「ここまで来たら天下をとりなさい」と翼を応援、和解した。
}


●&b(){怖浦すず}
CV:[[上田麗奈]]
第2巻から寮に戻ってきた薫子たちとは1つ年上の漫画家。目元が隠れるほど黒髪ロングヘアーでヘアバン装備。スタイルも良い。
愛称はフーラ先輩。描いているジャンルはホラー漫画。なお掲載誌は少女誌。

何かと他人を驚かせようとするお茶目な性格をしており、初登場時点で黒髪を振りかざした恐ろしい外見から薫子たちに幽霊呼ばわりされていた。
以来、行動の一つ一つにオーバーリアクションで驚いてくれる薫子のことはお気に入りとなっている。
しかしその髪の下に隠れた素顔はとても可愛らしく、学校でも翼の無くした原稿入りのカバンをわざわざ届けてくれたりと、
奇行に走らなければかなりいい人ではある。後に薫子とは打ち解けた。
&font(#ff0000){彼女としては普通に外見を褒められたりするのは逆に恥ずかしいらしいのだが。}

出身は青森で、寮の自室は自身の漫画資料であるおどろおどろしいグッズの他にも、こけしや赤べこ、ねぶたが飾ってある。
あと、寮の風呂場でキャッキャウフフしている4人に気づかれなかったり、小夢と翼の遊園地デートでわざわざお化け屋敷でスタンバっていたのにスルーされたりと、
何かと雑な扱いをされてしまうことも多かったりする。
大体お察しの通り、面倒くさくて傍迷惑な性格なので寮生からも避けられており、アシスタントを手伝ってくれるのは薫子達だけということも……

4巻では打ち切りの憂き目に遭ってしまい、新作のアイデアが思いつかずに迷走していたが、
後述のルームメイトが戻ってくると同時に、今までの姿とは180度違う純情乙女へと変貌していた。
直後にまたいなくなって大荒れしたが。

なお打ち切りの理由は少女誌なのに本格ホラーを描いていたため、メイン層の読者が怖がって読まなかったためだろうと推測されている。((一方で読者の親御さんには好評))
かといって、ホラー専門の雑誌に載せるのは気が進まないらしい。その理由は&color(white,black){「怖いのが嫌な子の視界に無理やり入るのがいいから」}
なんて人だ……

そんなこんなで卒業することになっても打ち切りのスランプから脱せず進路で悩んでいたが、莉々香の手伝いをこなしていると落ち着くことに気づき、しばらく寮母見習いを続けていくことにした。
そのせいで寮の雰囲気が若干ホラーになってしまったが。


●&b(){色川美姫}
CV:木野日菜(きららファンタジア)
4巻から登場した琉姫の妹。赤髪ツーテールで中学3年生。子供たちに夢と希望を与えるファンタジー漫画家になることを志している。
姉を驚かせたいためにこっそり作品投稿を繰り返した先に、姉と同じ女子漫画家寮へとやってくる。
現在は4コマ漫画家。掲載誌は薫子と同じ「まんがタイムきららケイオス」
描いた主人公が自分になってしまう癖があり、薫子とは違った意味で子供っぽい。

自称なだけの琉姫とは違って真性のピュアっ娘であり、小夢の過剰なスキンシップに赤面しながらフレッシュで雑念の無い嫌がり方をしたり、
すずの驚かしにも本気で怖がったり、中3でありながら夜の9時にはおやすみモードだったり等々。
オタク知識も皆無で、デビューした「まんがタイムきららケイオス」ですら指摘されるまで&font(#ff0000){子供向け漫画雑誌}だと思い込んでいた。
薫子が一緒に深夜アニメを視聴した際に、オタク的な考察を述べる横で小夢と共に子供らしい純な感想を述べまくる姿に眩しさを感じたりなんて一幕も。
薫子や小夢のことも経歴関係無しに、純粋に漫画家の先輩として尊敬の眼差しを向けている。

姉である琉姫ともお互いを大切にし合っている非常に仲睦まじいものだったのだが、
当初の自分の理想であった可愛い系の漫画で子供たちに笑顔を与えているという姿を偽っていたこと、
本当はそんな理想と真反対のティーンズラブ漫画家であったことを即効で翼にバラされたこともあり、
一時的にぎくしゃくした関係に陥ったりもしたのだが、その翼から「るっきーが一番見たいのは美姫の笑顔なんだよ」という言葉を受け最終的に和解し、
元の仲良し姉妹へと戻った。

アニメには未登場で終わったが、ソシャゲ「きららファンタジア」2月イベント「勇者のグルメ~エトワリア食紀行~」にて声付きで参加している。


●&b(){史倉あすか}
漫画の取材のために長きに渡り旅に出ているすずのルームメイト。
4巻にて絶賛スランプ中で迷走中のすずの下へと戻ってきた(ただし、彼女自身は寮に戻ることをすっかり忘れていた)。
嘗て翼がアシスタントをしていた漫画家でもあり、彼女からは師匠と呼ばれている。翼が時折着けている眼帯は彼女から譲り受けたもの。
翼と同じボーイッシュでありながらとてつもない爽やか系。
連載作の戦国漫画「北の龍リターンズ」は薫子や小夢も知っている大人気作とのこと。

まごうことなき女性なのだが、イケメンという表現がとてもよく似合う。
特にルームメイト且つ友人であるすずと共にイチャついている姿は旗から見れば恋人そのものでしかない。
あすか自身もすずのことは「デビュー当時から恥ずかしいところも全部見せ合った仲」と語るほど。

……が、主役エピソードのラストにいいネタが思いついたという理由でまた旅に出てしまった。


●&font(b){私部くりす}
5巻で新たにやってきたエッセイ漫画家兼コスプレイヤー。徳島出身。
エッセイ漫画をネットにアップしていたところ編集の目に留まって書籍化が決まり入寮した。
なお、話題となった漫画は夏コミで出会った薫子についての話である。素性を知らなかったので小4,5くらいと勘違いされていたが。

学年は中3で美姫と同い年。
ちょうど美姫が同期を欲しがっていたこともあり、ルームメイトとなって一緒に暮らすことにした。

入寮初日は大人しく礼儀正しい子だったが、緊張が解けてからは明るく騒がしい遠慮のない性格へと変貌。
おかげで同室の美姫は色々とトラブルに巻き込まれていて難儀している。周りから見ると実に微笑ましいが。
この性格は髪型を小さい頃好きだったキャラに似せてなり切っている部分もあり、髪をセットしていないと入寮時のような大人しい性格に戻るようだ。

薫子に「二次元バディ」と言われるほど理想的なプロポーションをしている上、キャラになりきるための研究を怠っておらず、コスプレイヤーとしての評判は非常に高い。
漫画に関しても短時間の練習で翼の画風を完璧に模写してアシスタントに貢献と高い才能を持っている。


●&font(b){隅谷もと子}/&font(b){端本文子}
小夢の少女漫画家仲間2人。通称「もんちゃん」「ぶんちゃん」
茶髪ボブの子がもんちゃんで黒髪二つ結びの子がぶんちゃん。
苗字の漢字と通称からわかるようにいわゆる[[モブ>モブキャラ]]である。
何かと眩しい小夢と自分たちを比較して日陰で生きていくのだと達観しており、その微妙に卑屈な気質は薫子の共感を呼んで打ち解け合った。

2年時は2人とも薫子及び琉姫と同じクラスになったこともあってそこそこ出番があり、その後も要所要所で登場するので意外と存在感はあったりする。
また、二人がアシスタントをしている長身で気が強い先輩もいるが長らく名前は不明だった…が、6巻で退寮する際に&font(b){ラン}という名前が明らかとなった。&font(l){3人合わせてモンブラン。}
この先輩は長く連載を続けていて結構売れているらしい。

**■その他の登場人物
●&b(){花園莉々香}
CV:遠藤綾
まんが家寮の管理を務めている寮母さん。眼鏡をかけている。
彼女も嘗て「園田リカ」というPNで百合漫画を描いていた過去があり、寮内でいちゃつく女子漫画家を見ていると度々創作意欲が沸いてくるらしい。
常に寮母ノートなるものを携帯していて、何かある度にネタを記録している。


●&b(){編沢まゆ}
CV:津田美波
かおすこと薫子の担当編集。莉々香の後輩でもあり今でも何かと彼女の寮に顔を見せる。
漫画家としてのスキルがなかなか向上しない薫子に何かとキツく当たってしまう事が多いが、本心では彼女の才能と成長に期待をかけている優しい女性。
現役当時の画力は現在の薫子とどっこいだったりするが、プライドだけは真逆のようで絶対にそれを認めようとしない。
過去に漫研仲間である莉々香、美晴と共に原稿を持ち込んだことがあるが、徹底的にダメ出しされたことで心が折れ漫画家の道を諦めた。
そのため、どんなにダメ出ししても挫けない薫子の事は内心すごく尊敬している。

眼鏡には妙な拘りを持っており、「視力を矯正してこそ眼鏡!」と評している。その為か伊達眼鏡を嫌っており、美晴が購入するところを阻止したことがある。


●&b(){虹野美晴}
CV:七瀬彩夏
薫子たちが通う学校の担任教師。外見は美人だがとても厳しい先生として通っている。
が、実は学生時代は漫研出身で莉々香の同級生であり、本質は今でも漫画大好きの子供っぽい性格だったりする。教師になる前は今時のギャルのような外見だった。
特に翼の連載している暗黒勇者の大ファンで、彼女の正体を知った時は卒倒するほどに感動していた。
暗黒勇者の魅力を主人公の&font(#ff0000){半ズボンとひざこぞう}に見出すディープさも見せている。
後頭部にリボンをしているが、これは薫子が彼女をモデルとした漫画のキャラを考えている時に、物足りないということで小夢に無理矢理着けられたもの。


●&b(){女子高生四人組}
CV:[[小澤亜李]]、井澤美香子、[[M・A・O>市道真央(M・A・O)]]、[[村川梨衣]]
アニメ第5話にて、ビーチで小夢と仲良くなった四人組。
実はこの四人、アニメ制作会社が同じNexusの『[[わかば*ガール]]』の白詰女子高等学校四人組(&b(){&font(#2d004d){小橋若葉}、&font(#ffa500){時田萌子}、&font(#ff69b4){黒川真魚}、&font(#73bfe6){真柴直}})である。
アイスを買う際、&b(){&font(#2d004d){「これでいくら買えるでしょうか?」}}と札束を出す若葉の場面がしっかり描かれている。
&b(){&font(#73bfe6){柴さん「そんなに買ったら氷なくなるだろ!!」}}
スペシャルサンクスに原作者の原悠衣先生の名もあり、実質上芳文社公認のコラボといえる。


*◆文芳社女子まんが家寮
物語の主な舞台となる漫画家を目指す女子たちが暮らす寮。
基本は2人1部屋のルームシェア方式。
担当が付いていれば入寮できるらしく、確認できる範囲では年齢制限はないようだ。
女子寮なのでやはり少女漫画家の割合が一番多く、次いで4コマ漫画家とのこと。
資料は豊富、〆切がピンチな時は互いにアシスタント可能と漫画家をやっていく上ではこの上ない環境と言える。
共同浴場がある他、各部屋にシャワーも配備されており、この辺りはやはり女子寮というべきか。

部屋の整理を兼ねて新年((年末は〆切で忙しいため))に行われるボツネームを燃やして行われる焼き芋大会、通称「ボツやきいも」が風物詩。
薫子は大量のボツネームを作成しているため一躍焼き芋のエースとなった。
その過程でボツネームの品評会も始まってしまったが。

ちなみにペットは禁止。ということでにゃおすは莉々香が管理人室でこっそり飼っている。

・アニメ版
アニメ版ではいくらか設定が変わっており、古民家風の建物となっている他、メイン4人と怖浦(と出払っているあすか)以外に寮生は住んでいない。
また間取りがわりと妙なことになっており、あちこちの部屋がつながっている。
特に炊事場の窓を開けると風呂場とつながる構造は謎。

本編開始時点で改装の話が出ており、最終話では原作同様のマンションに改築された。
&font(#c0c0c0){ただ1話冒頭で改装の話が出た後は終盤まで触れられず、再度話が出た時には寮自体が無くなるかのような雰囲気であったため混乱した視聴者も多い。}
&font(#c0c0c0){それと2ヶ月程度で建て直している事、改築期間中はそれぞれ地元に戻ったが学校はどうしていたのかと冷静に考えると些かツッコミどころがある。}


*◆&font(l){あばば}[[きららファンタジア]]
2018年6月のイベント「創刊!コミックエトワリア」より参戦。
萌田薫子(かおす)、恋塚小夢、色川琉姫、勝木翼、怖浦すず、色川美姫が登場している。

彼女達を知る者が漫画雑誌刊行の企画を立ち上げたため、異世界でも締め切りに追われる羽目に。
やはりかおす先生は苦労している模様。
メインストーリーでは2部8章&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){及び最終章}}にオーダーされたメイン4人+編沢さん達本人が登場。
かおす先生が他の[[オー>まちカドまぞく]][[ダー>GA〜芸術科アートデザインクラス〜]][[された>保登心愛(ご注文はうさぎですか?)]][[面々>平沢唯]]同様絆を断ち切られ、敵のボスによって監禁されて絶望させるための言葉攻めを延々と受けていた。
…が、%%ぶっちゃけ漫画家を諦めさせようとしてくる点以外はいつものダメ出しと大差無かった事もあり、%%&bold(){素でネガティブ気質で、元からコンプレックスの塊で、拷問されるまでもなく日常的に絶望しながらもなんやかんや自力で立ち直れる芯の強さ}を持ったかおす先生の心を折るには至らず、駆け付けた[[きらら>きらら(きららファンタジア)]]達によって無事救出される。
#openclose(show=その後はきらら達に別れを告げて元の世界へと帰って行った。){
&bold(){かおす先生と編沢さんを除いて。}
何故かこの2人だけエトワリアに取り残されてしまい、そのまま&bold(){殆ど成り行きで最終決戦に同行する}事に。
しかし、その最終決戦では%%微妙に場違い感を感じつつも%%うつつを絶望させようとする敵の言葉に[[漫画家と編集者という立場から反論>メタ発言]]、逆転のきっかけを作る事となる。
全てが終わった後は今度こそ無事に元の世界へと帰って行った。
}

なお、本作の★5キャラをLv100にすると各人のペンネームを称号に設定可能。&font(#800080){★5琉姫を育て上げれば君も&font(b){爆乳♥姫子}だ。}

また本作オリジナルキャラとして原作者が描いた「シュガー」「ソルト」の姉妹が登場する。
このうちシュガーは薫子を意識したのか慌てると「あばばば」と悲鳴をあげる。
メイン4人は★5実装されており(翼は限定のみ)その中でも恒常★5薫子は実装時から★5最強そうりょと呼ばれている。状態異常回復+状態異常無効付与、とっておきが回復カード設置とかなり使いやすく、専用武器育成でスタンと状態異常が効かなくなりおまけに強力なバフができると伸びしろまで大きい。


&font(#ff69b4){あばばばばばば!?つ、つつ追記・修正お願いしまま&bold(){ばばばばばばば!!}}



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- もう項目作られてんのかよwww 好きな作品だし話題になってほしい  -- 名無しさん  (2017-08-01 17:36:11)
- バトスピの四コマの人か。絵柄割と好みだしちょっと気になる  -- 名無しさん  (2017-08-01 19:36:11)
- かおす先生の漫画力が夢野カケラ並でその意味ではブラックな笑いに見えなくもない。  -- 名無しさん  (2018-06-05 00:47:59)
- バトスピの四コマ見てみたかったなあ  -- 名無しさん  (2018-10-02 16:46:16)
- あれ、アニメにわかば四人組が出てたんだ。今知った。  -- 名無しさん  (2018-11-10 05:04:19)
- フーラ先輩、きらファン世界じゃガチの幽霊系のモンスターと仲良くなってるな…  -- 名無しさん  (2022-04-04 14:08:36)
- これいちごオムレツの作者が描いてたのか  -- 名無しさん  (2022-07-17 16:05:51)
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