しまめぐり(ポケモン)

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しまめぐり(ポケモン)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2017/12/01 (金) 18:56:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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しまめぐりとは、『[[ポケットモンスター サン・ムーン]]』『[[ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]』のストーリーにて語られる、[[アローラ地方>アローラ地方(ポケモン)]]の伝統行事。
ストーリーそのものの柱であり、カントーから引っ越してきた主人公はこれをクリアすることを目標に旅に出ることになる。


**概要
[[アローラ地方>アローラ地方(ポケモン)]]にはポケモンリーグとその下部機関であるポケモンジムが存在しない。
他の地方ではジムバッジを入手することが一人前のトレーナーになった証明とされるが、アローラにおいてはこのしまめぐりが同様の機能を持っている。

過去作のジム戦と大きく違うのは、しまめぐりが地方全域を舞台とする「行事」であること。
元々は11歳になった子供が一人前になるための儀式で、ポニ島の大峡谷において[[ジャラランガ]]と戦っていたのが始まりだとされる。
現在ではポケモントレーナーとしての成長を促す意味も込められており、過去のしまめぐり達成者である「キャプテン」の課す試練を乗り越え、最後に島の守り神たるカプに選ばれた首長「しまキング/しまクイーン」とのポケモンバトル、通称「大試練」を制することで一つの島をクリア、これをメレメレ・アーカラ・ウラウラ・ポニの各島全てで行い、全てクリアすることで一人前と認められる。

それぞれの試練をこなし、キャプテンに認められることでZクリスタルを与えられ、大試練ではさらにスタンプが1つもらえる。このスタンプが過去作におけるジムバッジの機能を持っており、通信でもらったポケモンの命令許容レベルに影響する。が、今作ではグリーンバッジやライジングバッジの持っていた「レベルに関係なく全てのポケモンが言うことを聞く」機能はシナリオクリア時のスタンプが持っている。

[[カントー地方>カントー地方(ポケモン)]]から引っ越してきた主人公も11歳なのだが、Zクリスタルを扱うためのリングの材料となる「かがやくいし」を直接[[カプ・コケコ]]から授けられたことで、[[ハラ>ハラ(ポケモン)]]や[[ククイ博士]]の推薦を受けて[[ハウ>ハウ(ポケモン)]]と共にしまめぐりに挑むことになる。


**ぬしポケモン
キャプテンそれぞれの課す試練の最後に戦うことになる、特別な野生ポケモン。
それぞれのキャプテンが戦って鍛えた(つまりキャプテンの手持ちではなく、あくまで野生である)存在で、同種よりも一回り体格が大きく、能力を引き上げるオーラを纏っている。
また体力の割合に関係なく必ず[[仲間を呼ぶ>乱入バトル(ポケモン)]]ので、大抵の場面で1vs2の戦いを強いられる。
過去作での[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]のポジションを担っており、オーラと仲間呼びの相乗効果で普通の野生はおろかトレーナーより強いこともザラ。
普通に進めただけだとまずタテられるので、ある程度意識してポケモンを捕獲・育成しておかないとまずい。
オーラの影響がかなり大きいためか、場合によっては大試練の方が簡単だという報告もある。

一番手っ取り早い攻略法は初手でぬしポケモンを状態異常にしてしまうこと。性能の弱体化はもちろん仲間呼びを完全に封じられるので、やるのとやらないのでは難易度が大きく異なる。
特に最序盤から使用可能かつ「がんじょう」で確実に状態異常を入れられて先手を取りやすくなる[[コイル>コイル(ポケモン)]]の「でんじは」が強力。サンバージョン限定だが、「いたずらごころ」で先制して「どくのこな」や「やどりぎのたね」の定数ダメージでヌシをハメ倒せる[[モンメン>エルフーン]]も強力。
しかし状態異常を防ぐ「[[ラムのみ>きのみ(ポケモン)]]」を持っていたり、初手で「まもる」を使用して確実に仲間呼びを成功させるぬしポケモンもいるので油断は禁物である。


**各島での試練
共通して、試練の最中はその場所からは出られず、ポケモンの捕獲も出来ない。
***メレメレ島
&bold(){◆イリマの試練}
Zクリスタル:ノーマルZ
最初に挑むことになるノーマルタイプの試練。前哨戦として[[イリマ>イリマ(ポケモン)]]とのバトルになる。
内容はしげみのどうくつにて3匹のノーマルポケモンを倒すこと。穴の中にいるのだが、2匹は自分から飛び出して来るのに対し1匹は主人公を警戒して出て来ない。
途中で乱入して来るスカル団を利用しておびき出すことになる。なお、この試練のみここで戦うポケモンとぬしがバージョンで異なり、サン/ウルトラサンはヤングースとデカグース、ムーン/ウルトラムーンはコラッタとラッタになる。

・ぬしポケモン:[[デカグース]](サン)/[[ラッタ]](ムーン)
どちらもノーマルタイプで、オーラにより防御力をぐーんと上げている。
洞窟の中に「かわらわり」のわざマシンが落ちているため攻撃面は問題ないが、ぬしの攻撃力は素で高いため、普通に育成しただけだとまず勝てない。わざはノーマルばかりなので、[[イワンコ>ルガルガン]]で受けるか、2番道路で[[マクノシタ>ハリテヤマ]]を捕まえるといいだろう。
ウルトラ版では2番道路のポケセンにて、[[オニスズメ>オニドリル]]を出すことで[[ルチャブル]]と交換できる。この時点ではレベル20を超えるともらったポケモンがいう事を聞かないため、レベルに気を使う必要はあるが「かわらわり」を覚えさせれば非常に役立つ。


&bold(){◆ハラの大試練}
Zクリスタル:カクトウZ
イリマの試練達成後、リリィタウンで行われる格闘タイプの大試練。
ハラの手持ちは[[マンキー>オコリザル]]・マクノシタ・[[マケンカニ>ケケンカニ]]と全て格闘ポケモンだが、ゴースト対策もしてあるため完封は無理……なのはサンムーンの方で、ウルトラ版ではマケンカニが「おいうち」を持っている以外全てノーマル・格闘わざなので、ハウオリ霊園でゴースを捕獲しておけば前半2匹は完封。
[[御三家>御三家(ポケモン)]]でモクロー・アシマリを選んでいれば、飛行技・フェアリー技で弱点をつけるが、マケンカニの[[Zワザ]]にだけは注意。
また、ウルトラ版ではマンキーの代わりに[[ワンリキー>カイリキー]]が入っているが、「リベンジ」を持っているため一撃で沈めないと返り討ちになる。
総じて、メレメレで入手できるポケモンでは対処がし辛く、ゴーストタイプがいてもマケンカニだけで押し切られる可能性がある。メレメレの花園に出現する[[オドリドリ]]がもっとも安定しており、レベル13を超えていれば「エアカッター」でタイプ・能力双方の弱点を突ける。
Zワザを使わずに倒すと、勝利後にイリマから「Zワザを使わずしまキングに勝つなんてすごい(要約)」と言われる。

勝利するとケンタロスラッシュが使用可能になる。ウルトラ版であればこのタイミングでテンカラットヒルのヒコウZを取りに行けるようになる。


***アーカラ島
ここから本格的に試練が始まっていく。
&bold(){◆スイレンの試練}
Zクリスタル:ミズZ
アーカラで最初に挑む水タイプの試練。&bold(){そして序盤の鬼門。}
せせらぎのおかで行われる。[[スイレン>スイレン(ポケモン)]]に話しかけるとラプラススイムが使用可能になり、乗って追いかけつつ、途中に出て来るヨワシを倒しながら奥へ奥へ進んでいくといきなり試練が開始される。
逆に言うと、最深部のぬしの間までは試練が始まらないので、捕獲が可能である。
ウルトラ版ではぬしポケモンが変わっているほか、半ば不意打ちの形で始まるのはどうかと思われたのか、マップ全体が試練の場となり、入り口でスイレンに話しかけると開始されるようになった。
試練の内容自体は同じで、水しぶきの中にいるヨワシを倒してぬしの間に追い込み、現れたぬしポケモンを倒すというもの。

・ぬしポケモン:[[ヨワシ]]
それまで戦ったものとは異なり、レベル20であるため特性により「むれたすがた」で出現。
天気が雨になるため、天気補正+タイプ一致で放たれる「みずでっぽう」の破壊力が凄まじく、草タイプや水タイプであっても半端なレベルでは沈められる。ただし、「みずでっぽう」以外の攻撃技がないため、「ちょすい」持ちのニョロモや「かんそうはだ」持ちの[[パラス>パラセクト]]で完封可能。
また、呼び出す仲間の二番手は回復技を持つ[[ママンボウ]]なので、単独のヨワシが出てきたら、ぬしの方を全力で沈めるべし。
[[カリキリ>ラランテス]]や[[アマカジ>アマージョ]]を育てておくのもいいが、モクロー→フクスローだと沈められる恐れあり。

・ぬしポケモン:[[オニシズクモ]]
ウルトラ版ではこちら。弱点は飛行・岩・電気だが、岩タイプは弱点を突かれ、電気タイプはソクノの実で潰される。
なので、飛行タイプのZワザで一気に削りたいところ。
前述の交換で手に入るルチャブルに飛行Zを使って畳みかけるのが比較的楽。
ちなみにヨワシと異なり覚えているのが全て攻撃技で、内訳は「あわ」「かみつく」「きゅうけつ」「オーロラビーム」と殺意全開である。
肝心の水技は「あわ」だけだが、特性「すいほう」と天気補正で予想以上の破壊力を発揮する。
呼び出す仲間はシズクモと[[アメモース]]で、どちらもこちらの素早さを不利にする技を持っているので注意。
三つ目のマップに「チャージビーム」のわざマシンが落ちているので、電気タイプがいるなら覚えさせても良い。
他のぬしにも言えることだが、まずはとにかく能力を下げることを考えたい。


◆&bold(){[[カキの試練]]}
Zクリスタル:ホノオZ
ヴェラかざんこうえんで行われる炎タイプの試練。
試練の内容はガラガラのダンスを観察する間違い探し。
&bold(){詳細は項目参照。}

・ぬしポケモン:[[エンニュート]]
なかまのヤトウモリ共々、「どくどく」+「ベノムトラップ」でじわじわと弱らせつつ「はじけるほのお」で追い打ちをかける戦法を取る。
地面わざが4倍ダメージになるが、今作のディグダ&[[ダグトリオ]]は鋼・地面なので弱点を突かれてしまう。
火山公園の中に「がんせきふうじ」のわざマシンが落ちているため、どうしても勝てなければ岩タイプにこれを覚えさせて素早さを下げてしまうのもいいだろう。
ただし、エンニュートはオーラで特防が上がるものの、「まもる」がない上に元の耐久がお粗末であるため、高威力の水技をZワザ化すれば一撃で落とせることも。

・ぬしポケモン:[[ガラガラ>ガラガラ(ポケモン)]](リージョンフォーム)
ウルトラ版ではこちら。エンニュートとは異なり「ふといホネ」を持って実質威力3倍の「かえんぐるま」を叩き込んで来る。
かつてぬしポケモンだったエンニュートはガラガラの仲間呼びで呼ばれてくる。
こちらは素早さが上がっているので、攻撃は通るが先手はまず取れない。
「どろぼう」で持ち物を奪うのも手だが、実際には机上の空論なので素直に正面から倒そう。
ガラガラは「みきり」で身を守りつつ残りのわざで攻めて来るが、主砲の「かえんぐるま」、状態異常潰しの「たたりめ」、岩対策の「かわらわり」とアホほど攻撃力が高い。
おまけに仲間のエンニュートが特性「ふしょく」からの「どくガス」でこちらをタイプ関係なく毒状態にしてガラガラの「たたりめ」の威力を2倍にしてくるのも非常に面倒。
ここでは[[ギャラドス]]が使えればかなり楽になる。出るだけで「いかく」により攻撃力を下げるため、出しては引っ込めを繰り返せば、被害は増えるものの確実にガラガラを弱体化できる。
特性「あめふらし」の[[ペリッパー]]でも雨状態なら水攻撃をZわざ化しなくても一撃で倒せることも可能なため、こちらも非常に楽。


&bold(){◆マオの試練}
Zクリスタル:クサZ
シェードジャングルで行われる草タイプの試練。
内容は[[マオ>マオ(ポケモン)]]がぬしポケモンを呼び出すための料理を作るので、その材料を集めることになる。
材料のあるマップへはマオが案内してくれるが、こちらはサンムーンとウルトラ版で微妙に内容が異なる。
サンムーンでは邪魔をするポケモンを倒して材料を手に入れるが、ウルトラ版ではポケモンが狙っている、あるいはポケモンの近くにある材料を選んでしまうと、実際の調理中に怒ったポケモンに襲われることになる。
回復なしで最大4連戦は厳しすぎるので、ヒントをよーく聞いておくこと。

・ぬしポケモン:[[ラランテス]]
オーラによって素早さがぐーんと上がる。また、「にほんばれ」によるコンボを仕掛けてくるため想像以上に手ごわい。
余程無茶な育成をしていない限り、Zワザであっても一撃で倒すのは困難であり、その後は攻撃する→「こうごうせい」で戻される、の繰り返しでジリ貧になるのがオチ。
時間がかかっても良いのであれば、ヴェラ火山公園でカラカラ(ふといホネがあればベスト)を捕獲し、ガラガラに進化させると良い。
呼び出す仲間はケララッパと[[ポワルン]]/[[キュワワー]]と[[カクレオン]]になるが、いずれにしてもラランテスを最優先で倒すこと。ラランテスの技は全て物理なので、「いかく」を駆使して攻撃力を下げまくると多少は楽になる。
ウルトラサンに限り、ここまでのヌシールを全て集めていればナリヤ・オーキドからアローラガラガラがもらえるので、そいつを使う手もある。


&bold(){◆[[ライチ>ライチ(ポケモン)]]の大試練}
Zクリスタル:イワZ
いのちのいせきで行われる岩タイプの大試練。
アーカラ島のストーリーの〆であり、物語全体の折り返しに当たる節目のバトル。
エースのルガルガン以外はサンムーンとウルトラ版で異なるが、サンムーンの場合はノズパスの「スパーク」に注意。草タイプが無難だろう。
ウルトラ版ではアノプス・リリーラのホウエンカセキコンビを使用しており、面倒なのはリリーラ。
ユレイドルほどではないものの高い耐久力に加え、「ギガドレイン」と「しおみず」で水・地面タイプへのメタを張っている。
なので格闘タイプで戦いたいが、イチオシは[[キテルグマ]]。ヌイコグマから進化させるのは少々骨だが、「もふもふ」の効果で接触技を半減で受けられる上、「かわらわり」でリリーラ・ルガルガンの弱点を突ける。


***ウラウラ島
&bold(){◆[[マーマネ>マーマネ(ポケモン)]]の試練}
Zクリスタル:デンキZ
ホクラニ天文台で行われる電気タイプの試練。
内容はサンムーンとウルトラで異なり、サンムーンではポケモンの音声当てクイズ。ちなみに正解は1問目がアゴジムシ、次とその次がデンヂムシ。最後はどれを答えてもぬしポケモンとのバトルになる。
ウルトラ版では回転パズルであり、マシンのパネルを操作してデンヂムシ達を一列に並べる。

・ぬしポケモン:[[クワガノン]]
サンムーンではこちら。オーラによって全能力が上がっている。
仲間のデンヂムシと弱点が全く同じだが、オッカの実を持っているため炎技は効きづらい。
よって、岩タイプのポケモンで戦いたいところ。が、今作ではこの時点で入手できる「岩・地面」の複合タイプがいないのが問題(イシツブテ系列は電気、ディグダ系列は鋼との複合)。ダグトリオがいれば割合楽に戦える。

・ぬしポケモン:[[トゲデマル]]
ウルトラ版ではこちら。暴走したぬし呼び出しマシンの電撃から[[マーマネ>マーマネ(ポケモン)]]の「とげまる」を救った後バトルになる。
オーラによって防御がぐーんと上がっている。が、電気/鋼の弱点を突ける特殊技はこの時点では使いづらいため、地面技が必要になる。
イチオシは「じきゅうりょく」持ちの[[バンバドロ]]。「びりびりちくちく」をシャットアウトでき、さらに「アイアンヘッド」を食らうたびに防御が上がっていくため、非常に有利に戦える。
仲間ポケモンはサポート能力の高いエアームドとデデンネの二択で、どちらも「ステルスロック」や「いかりのまえば」を使う定数ダメージの鬼。
じめんタイプなら無理にタテを狙わず、トゲデマルを倒してから別のポケモンに交代した方が良いだろう。


&bold(){◆アセロラの試練}
Zクリスタル:ゴーストZ
スーパー・メガやす跡地で行われるゴーストタイプの試練。本作の恐怖ポイントの一つ。
跡地内部で悪戯を繰り返すゴーストや[[ゲンガー]]をポケファインダーで撮影するという内容。
ただ、試練そのものは非常に簡単な分、ぬしポケモンが異常な強さを誇る。

・ぬしポケモン:[[ミミッキュ]]
&bold(){しまめぐり最大の壁。}オーラによって全能力が上がる。
絵に描いたような高速アタッカー+確定で一度は無傷の「ばけのかわ」+カエンジシ以外は等倍以上が確定のタイプ、と全くスキの見当たらない構成。
サンムーンでは仲間のゴースト・ゲンガーの「さいみんじゅつ」で眠らされたところをミミッキュが片っ端からなぎ倒す、という鬼畜連携を組んでおり、下手をすると何もできないまま負ける。
ウルトラサンムーンではジュペッタとブルンゲルが「のろい」「いやなおと」「うらみ」と眠り以外で弱体化を図り、面倒くさがって全体攻撃するとブルンゲルに「のろわれボディ」でお返しされる恐れがある。
「でんじは」などでミミッキュを麻痺させる、「いかく」を駆使して攻撃力を下げるなど、とにかくミミッキュを弱体化させないと話にならないが、厄介なことにミミッキュは「ラムのみ」を持っているので状態異常にするのもかなり手間がかかる。
レベル30を超えた程度ではお話にならないため、可能なら40前後まで上げておきたい。
「ばけのかわ」がなくなった後の耐久力は低いため、鋼のZワザを叩き込んで勝負を決めてしまおう。
ちなみにこのミミッキュは跡地の奥に自分だけの空間を作り出しているが、ゴースト使いなのに霊感のない[[アセロラ>アセロラ(ポケモン)]]はこの事実を知らないらしい(ウルトラ版ではミミッキュがアセロラに化けて主人公を追い出そうとするイベントが追加)。


&bold(){◆[[クチナシ>クチナシ(ポケモン)]]の大試練}
Zクリスタル:アクZ
マリエシティの港で行われる悪タイプの大試練。
スカル団を追撃してエーテルパラダイスへ向かう、という状況で唐突に始まるため、場合によってはグラジオから連戦になる。
サンムーン・ウルトラとも手持ちに一切変化がなく、エースは[[ペルシアン]]。
[[ヤミラミ]]がいるため、フェアリータイプの技が使えるとかなりラクになる。アシマリを選んだならそのままアシレーヌを使えばよいし、そうでないならアブリボンなどが使えればベター。
また、キテルグマ・[[ゴロンダ]]など格闘タイプの強力なポケモンもおすすめ。


***ポニ島
&bold(){◆大峡谷の試練}
Zクリスタル:ドラゴンZ
ポニのだいきょうこくで行われるドラゴンタイプの試練。
しまめぐりの形が整う前からある、アローラでもっとも古い試練。そのためここにはキャプテンはいない。
奥へ奥へとジャラコ達を倒しながら進み、最奥部でぬしのジャラランガと戦う、という実にシンプルな試練である。

・ぬしポケモン:[[ジャラランガ]]
フェアリー技が使えるなら楽勝……なのはサンムーンの話。
こちらでは先に大試練があるため、そちらに比べれば「まもる」を初手で撃たれない限りフェアリーのZワザで潰せる。
が、ウルトラ版ではこちらがポニ島の試練の一番手であり、かつマツリカも試練を課して来る=フェアリーZがない状態で戦う上、ロゼルのみを持っているためリメイク前と比べて防御力が大幅に上昇している。
サンムーンと異なり「まもる」がない代わりにフェアリー対策で「どくづき」を覚えている上、お供のレベルも大幅強化され、ドラゴンやフェアリー対策として機能してくるので残し方も考える必要がある。
これまで同様、弱体化させながら地道に戦っていくのがベターだろう。メガやす跡地にたまに出て来る[[クレッフィ]]なら毒無効をはじめとする壁として役に立つ。


&bold(){◆マツリカの試練}
Zクリスタル:フェアリーZ
ウルトラ版で追加。[[マツリカ>マツリカ(ポケモン)]]の家で始まり、アローラ全域を舞台としたフェアリータイプの試練。
これまで戦ったキャプテン&しまキングに会いに行き、七枚の花弁を集めてマツリカのところに持っていくことになる。
なお、戦うことになる相手はバージョンで違い、ウルトラサンではイリマ・マオ・カキ・マーマネ、ウルトラムーンではイリマ・スイレン・カキ・クチナシが相手。
全て揃うとぬしポケモンが現れる。

・ぬしポケモン:[[アブリボン]]
オーラによって全ての能力がぐーんと上がっている。このため、相性で有利であっても「むしのさざめき」「マジカルシャイン」で問答無用に落とされかねない上、この上からさらに「ちょうのまい」で積んでくる。
とはいえ元々の耐久力は低いため、ダグトリオ辺りで鋼のZワザを叩き込めれば1ターンでケリがつく。少なくとも特性ブレインフォースでガンガン攻めてくるあのポケモンよりはマシであろう。
なお、うみのたみのむらでもらえるプテラを鍛えて岩のZワザを使わせるのも手。アブリボンが速すぎるため先手はまず無理だが、一撃耐えられれば「ワールズエンドフォール」で決められる。
なお、御供で出て来るペリッパーは「あめふらし」を持っており、アブリボン自身はオッカのみを持っているため炎技は厳禁。
ペリッパーを倒すと回復役の[[ハピナス]]が出てきてしまうので、特殊技より物理技を使えるポケモンをキーにした方が良い。
とにもかくにも、まずはアブリボンを最優先で倒すべし。


&bold(){◆[[ハプウ>ハプウ(ポケモン)]]の大試練}
Zクリスタル:ジメンZ
サンムーンでは大峡谷の奥で、ウルトラ版ではナッシー・アイランドで行われる地面タイプの大試練。
使用ポケモンはもちろん地面統一だが、フライゴンやダグトリオが混ざっている。
弱点となるタイプをしっかりと理解し、そのタイプで攻撃していけば十分に勝てる。また、最初にアシマリを選んだのならアシレーヌでごぼう抜きも可能。ただしエースのバンバドロは「じきゅうりょく」で攻撃を受けると防御が上がるため、特殊技で攻めること。
//じきゅうりょくは、特殊技を受けた際にも発動する。特殊で攻める分には防御がいくら上がっても関係ないので、有効なのは事実だが。
ちなみにサンムーンでは大峡谷の入り口で始まるため、ジャラランガの試練の方が後になる。


**負の側面
島めぐりはアローラの伝統的な通過儀礼の様な文化で、ジム巡りに代わるストーリーの根幹となる要素。
…なのだが、ストーリー後半になるにつれて、良い面ばかりでは無い負の部分が見え隠れするようになる。

***キャプテン就任条件
試練を課すキャプテンになる必要条件は、護り神のポケモンにZリングを与えられる事だが、護り神はとても気まぐれな性格といわれており、神殿に現れるかどうかも気まぐれ、Zリングを与えるのも気まぐれ、しまキング・クイーンの任命も気まぐれである。
一度キャプテンになっても解任されることがあるかは不明だが、マツリカはキャプテンにもかかわらず自分の好きなことをやっているのに誰も咎めておらず、ポニ島の試練は実質形骸化していた。
さらに言えばキャプテンには10代の内にしかなれないらしく、アセロラやマーマネのように低年齢者が就任する場合もある。大人は諦めろって事か…

スカル団のボスで高い実力を持つグズマがキャプテンになれなかった理由として、強過ぎたから、実力が認められなかったからなど、ゲーム内で語られているが、どんな要因があったにしろ、結局護り神に認められなかったためにキャプテンになれなかった事がうかがえる。

つまりいくら実力が高く、努力しようと護り神のポケモンに気に入られなければそこで終わりであり、これが最も島巡りという風習の負の側面となっている。


***脱落者の末路
実は物語中で島めぐり中のトレーナーは全くおらず、挫折したと語るトレーナーは散在されるが、逆に達成したという人物は極端に少ない(各島のキャプテン、ククイ博士、グズマ、カヒリ程度)。

スカル団はしたっぱも含め、島巡りを諦めた者や脱落者、何らかの形で護り神の怒りを買った者たちの集団で、彼らが序盤でキャプテンのイリマや現地住人に、目の前に居るのにも関わらず居ないもの扱いされることから、アローラ地方での島巡りに失敗した者への扱いの悪さもうかがえる。

ただしリサイクルプラントの息子の様に、島めぐりから脱落したからといって全ての者がスカル団に流れ着くわけではないが、島の伝統ある儀礼ならば、子供の島めぐりに過度な期待をする親だっていたのだろう。

グズマと同じくキャプテンになれなかったククイ博士もグズマの挑発に対して島めぐりを肯定するような発言はしておらず、ポケモンリーグを建設し、世界に通じるチャンピオンを生み出すことを自身の答えとしている。


このように負の側面が見え隠れすることから主人公サイドの登場人物の中でも島めぐりの在り方に疑問を抱いている者もいる。


**しまめぐりの関係者たち
しまキング&クイーン、キャプテンたちについては個人項目を参照。
・主人公&[[ハウ>ハウ(ポケモン)]]
ストーリーにおいて新たに挑む者たち。

・[[ククイ博士>ククイ博士(ポケモン)]]
過去のしまめぐりの達成者であり、現在はしまめぐりの改革を目指している。
カントー・ジョウトのポケモンリーグに挑み、現チャンピオンの[[ワタル>ワタル(ポケモン)]]と交渉。しまめぐりのゴールとして、アローラへのリーグ建設を実現させる。

・[[グズマ>グズマ(ポケモン)]]
ククイ同様、しまめぐり達成者の1人。
しかしカプに認められずキャプテンになれなかったことにより性格が捻れてしまい、
しまめぐりに挫折した者を集めて不良集団のスカル団を結成する。
余談だが、マリエリサイクルプラントの後継ぎ息子も挫折者の一人。

・[[カヒリ>カヒリ(ポケモン)]]
アローラ四天王の一人で、やはりかつてしまめぐりを達成した者の一人。
なお、他の達成者は大体キャプテンになっているか、ポニ島の奥地で修行に励んでいる。





追記・修正はしまめぐりを達成してからお願いします。

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- キャプテンたちやククイを除けば過去に「達成した」ことがわかっているのはカヒリのみである←殿堂入り後に解禁されるポニ島の奥にいるトレーナーは島めぐりを達成した強者って設定だったはずなんだが。  -- 名無しさん  (2017-12-01 19:13:13)
- 確かZリングって本来はしまキング・クイーンに認められて初めてもらえるんだよね 主人公はコケコが直接持ってきた石を加工してもらうけど  -- 名無しさん  (2017-12-01 21:35:50)
- グズマはカプに認められなかっただけで島巡り自体は達成してなかったっけ  -- 名無しさん  (2017-12-02 00:25:24)
- 新人のマーマネはともかくアセロラちゃんは先導者なんて必要ないくらいキャプテンとして成熟してると思うんだが、ウラウラ島の問題点は強引すぎじゃない?  -- 名無しさん  (2017-12-02 01:04:57)
- この手の考察は単なる個人の憶測になりがちで共有されている認識とは言えないから闇雲に書かないほうが良いと思うんだが…。  -- 名無しさん  (2017-12-02 02:23:59)
- ↑4島キングとかの人の手じゃなくて、元になる石はカプから直接渡されるんじゃなかったっけ?カプが直接渡すのは「人には過ぎた力」って理由があった気が  -- 名無しさん  (2017-12-02 16:29:33)
- グズマは確かキャプテンになれなかったというだけでは?それと島巡りに脱落した者の行き場がスカル団になっているのは事実だからそれ位は書いてもいいかもね  -- 名無しさん  (2017-12-02 23:47:47)
- 島巡り達成者と島巡りチャンピオンって呼び方が違うだけで同じだっけ?  -- 名無しさん  (2017-12-19 13:32:01)
- ↑2 しかもTV版の設定ではあるがキャプテンの選定基準はカプ神への信仰心の強さだからね。グズマは性格的に神様信じるような奴じゃないし。土地神信じないだけで生まれつき負け組っていうのもひどいとは思うがな。  -- 名無しさん  (2019-01-22 14:14:25)
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