Action Comics Vol.2(グラント・モリソン期)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/09/04 (火) 18:30:22
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&font(#6495ED){所要時間}:約 40 分で読めます

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&bold(){『Action Comics Vol.2』}は2011年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

#region(作品情報)
『Action Comics Vol.2』#0~#18
発売 2011年9月から
脚本 グラント・モリソン(全本編)、ショリー・フィッシュ(全短編)
作画 ラグス・モラレス(#1~#3、#4本編、#7本編、#8、#10本編~#11本編、#12、#14本編~#18本編)、ブレント・アンダーソン(#2)、
   ジーン・ハ(#3、#9本編)、ブラッド・ウォーカー(#4短編、#7短編、#8、#11本編、#12、#13短編、#15本編~#18本編)、
   アンディ・キューバート(#5本編~#6本編)、クリスクロス(#5短編~#6短編)、カリー・ハンナ(#9短編)、
   カルロス・アバノ(#10短編~#11短編、#12、#0短編)、ベン・オリバー(#0本編)、トラベル・フォアマン(#13本編)、
   クリス・スプロース(#14短編~#18短編)

『Action Comics Annual Vol.2』#1
発売 2012年10月
脚本 ショリー・フィッシュ(本編)、マックス・ランディス(短編)
作画 カリー・ハンナ(本編)、ライアン・スーク(短編)
#endregion

日本では2013年にヴィレッジブックスから#1~#4、#7~#8を収録した邦訳本が発売されている。

異才グラント・モリソンが担当した[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]]のレギュラーシリーズ。
『New 52』で大きく生まれ変わったスーパーマンのオリジンとモリソンらしい奇想天外な戦いが描かれている。
邦訳もされたオリジンストーリーでは『[[オールスター:スーパーマン]]』のように王道な作風で描かれ、
以降のストーリーではモリソンらしい時空やマルチバースを超えた戦いや点と点をつなげ伏線をちりばめた作風で展開された。
メタ的な目線も盛り込まれており、特に最大の敵であるVyndktvxはその点を強く打ち出されている。
モリソンがライターを離れてからはアンディ・ディグルなどが担当した。



&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#1~#4、#7~#8){『Action Comics Vol.2』#1~#4、#7~#8}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#5~#6){『Action Comics Vol.2』#5~#6}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#9){『Action Comics Vol.2』#9}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#10~#12){『Action Comics Vol.2』#10~#12}
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&link_anchor(『Action Comics Annual Vol.2』#1){『Action Comics Annual Vol.2』#1}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#13){『Action Comics Vol.2』#13}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#14){『Action Comics Vol.2』#14}
&link_anchor(『Action Comics Vol.2』#15~#18){『Action Comics Vol.2』#15~#18}



*&aname(『Action Comics Vol.2』#1~#4、#7~#8,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#1~#4、#7~#8}


**&font(#000000){【物語】}
メトロポリスの新聞社デイリー・スターで働くクラーク・ケント。異星人で超人的力を持つ彼は、
その力を駆使しスーパーマンとして記者として悪を裁く日々を送っていた。軍や警察の妨害にもめげず戦うクラークだったが、
敵対する大物グレンモーガンにメディアを利用され市民からも嫌われ始め活動する意欲を失い始める。
そんな中、不正を行う工場を取材に訪れたクラークの前に突如謎のロボット軍団が現れる。
市民を救うためロボット軍団やメタル=ゼロとなったジョン・コーベンに立ち向かうクラークだったが、
突如メトロポリスの一部が忽然と姿を消してしまう。途方に暮れる軍に対しクラークはある考えを提案する。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
両親の死後、カンザスの片田舎スモールビルから大都市メトロポリスにやってきた青年。異星人で超人的力を持つ。
両親のつてで新聞社デイリー・スターに勤めながら、両親に誓った『能力を正しいことに使う』を実行するため自警団のような活動を行っている。
活動中は唯一手元にある異星の物でSマークのついた強靭なマントを身に着け、ジーパンとSマークをつけたTシャツを着ている。
到底信じられない力を発揮することからスーパーマンと呼ばれ市民の信頼を得つつあるが、
得体の知れない彼を軍は信用せず、街の腐敗を暴こうとする姿から大物や警察からは嫌われている。
メトロポリスの大物グレンモーガンにゆさぶりをかけたその日に、彼と警察、軍の連携によって囚われの身となってしまう。
軍の施設で拷問を受けてしまうが脱走に成功し、その際に自分を運んだロケットを発見しそれまで知らなかった情報を入手している。
その後メディアに扇動される市民の姿を見て一度は自分の活動に限界を感じるも、未曽有の危機を前に再び立ち上がる。
メトロポリスの一部が消失すると敵の宇宙船を発見し、猛スピードと荷台をジャンプ台にすることで宇宙へ飛び出し侵入を果たす。
宇宙船の中で瓶に入れられたメトロポリスや自分のルーツに関わる街キャンダー、見覚えのあるスーツを発見すると、
黒幕のブレイニアックからメトロポリスとキャンダーのどちらを守るかの選択肢を与えられる。
その申し出をすぐに拒否すると破壊不可能とされるスーツを身に着け、ブレイニアックとブレイニアックと一体化したメタル=ゼロに挑む。


***&font(#000000){≪ヴィラン≫}
・&font(b,15px){ブレイニアック}
地球へ攻撃を仕掛けた異星人。宇宙船を拠点に大量死リストの順番に従い崩壊が迫る惑星から重要な情報や物、都市を回収して回っている。
まずは情報を通信網から入手し、次に重要な遺物を回収、最後に大都市の一部を縮小・固定化し瓶の中に保存している。
脳味噌のような頭にムカデのような機械の体を持つ。明確な名前を持たず情報を入手する際に使用した通信網を名前代わりにし、
スーパーマンの故郷クリプトンで使用した『ブレイニアック1.0』の名を聞いたロイスがブレイニアックと名付けた。
リストに従い地球に目をつけ、さらに偶然発見したクリプトンの生き残りスーパーマンと彼を乗せてきたロケットの回収を狙う。
レックス・ルーサーと接触を持ちスーパーマンを刺激し、情報収集を終了させるとロボット軍団を起動させメタル=ゼロを乗っ取り攻撃を開始する。
抵抗するスーパーマンに攻撃を仕掛けながら様々な物やメトロポリスの一部を回収することに成功する。
スーパーマンが宇宙船に現れるとメトロポリスだけでなく回収したもの全ての解放を望む彼に対し、
試験と称してクリプトンの都市キャンダーとメトロポリスの二者択一を迫るが抵抗の意思を見せたため実力行使に移る。


***&font(#000000){≪軍関係者≫}
・&font(b,15px){レックス・ルーサー}
軍のスーパーマン捕獲計画に協力する科学者。軍事科学の権威で最高の頭脳の持ち主を自負しそれに見合う能力を持つ。
スーパーマンの存在を蛇蝎のごとく嫌いグレンモーガンを説得し電車を使った捕獲作戦を成功させるが、
憎しみが強すぎるためスーパーマンに関する考察はほとんど外れた挙句、時間稼ぎに利用され逃亡されてしまう。
スーパーマンを嫌う一方でブレイニアックと取引をしており、実際に侵略が始まると一番に名乗り出るがあっさり裏切られてしまう。
メトロポリスの一部と共に瓶に封じられると、ロイスに責められながら考察やブレイニアックとの連絡を続ける。

・&font(b,15px){サム・レーン}
ロイスの父でアメリカ陸軍の高官。かねてから『鋼鉄兵士』という強化兵士の計画を進めていたが、スーパーマンの登場で完成を急いでいる。
しかしスーパーマンの存在が大きくなったことでルーサーに協力を依頼し、スーパーマン捕獲作戦を決行し成功させる。
スーパーマンが逃げ出すとコーベンの意思もあり『鋼鉄兵士』メタル=ゼロを起動するが、時を同じくして侵略が始まりメタル=ゼロも暴走してしまう。
暴れまわるロボットたちとメタル=ゼロに立ち向かうが対処しきれず、メトロポリスの一部が姿を消すとスーパーマンに全てを託す。

・&font(b,15px){メタル=ゼロ(ジョン・コーベン)}
『鋼鉄兵士』計画に参加している軍人。ロイスとは昔からの知り合いで彼女に思いを寄せている。
模範的な軍人だがルーサーからの皮肉やロイスが慕うスーパーマンへの嫉妬心から『鋼鉄兵士』ことメタル=ゼロ装着に志願する。
未完成であることを知りながら実験を開始するが、侵略者にネットワークに潜入され操られてしまう。
ジョンとしての意識と侵略者の意識が混ざりながらスーパーマンの身柄を狙い攻撃を行い、
ロイスの説得も聞かず彼を追い詰めるがアイアンズの妨害によって撤退を余儀なくされる。
その後ブレイニアックと合体した姿でスーパーマンの前に現れ襲い掛かる。

・&font(b,15px){ジョン・ヘンリー・アイアンズ}
『鋼鉄兵士』計画に参加している科学者。コーベンと共に計画を進めていたが、
ルーサーと軍によるスーパーマンに対する非人道的な行為を目撃し軍を去ることを決意する。
その後、侵略が始まるといても立ってもいられず『鋼鉄兵士』の試作品スーツに身を包み戦いに参加する。
#4と#7の短編では彼とメタル=ゼロの戦いや人命救助の姿が描かれる。


***&font(#000000){≪その他≫}
・&font(b,15px){グレン・グレンモーガン}
メトロポリスに強い影響力を持つ名士。情報や建設、交通など様々な分野で大会社を持ち警察や軍とつながりを持つ。
その影響力を保つのに不正や汚職を行っていたためスーパーマンに目を付けられることとなった。
当初はスーパーマンを相手にしていなかったが、徐々に目障りになり軍の捕獲作戦に協力する。
謎の小男との取引現場でスーパーマンに自白を強要され逮捕されるも、スーパーマンの確保に成功し自身は弁護士の力で釈放された。
スーパーマンが軍の手を離れると今度はメディアを操り民意を操作しスーパーマンを追い詰めていく。
その後ブレイニアックによるメトロポリスの蒐集に巻き込まれ飲んだくれていたが謎の小男と再会する。

・&font(b,15px){ブレイク}
メトロポリスの刑事。グレンモーガンと強いつながりを持ちスーパーマン捕獲作戦に協力している。
クラークの居場所を突き止めるなど腕は悪くない。

・&font(b,15px){ロイス・レーン}
メトロポリスのデイリー・プラネットの美人記者。美貌だけでなく実力を兼ね備えスーパーマンの名を生み出したのも彼女。
ジミー・オルセンと行動を共にし様々な事件を追い、その中でクラークと出会うこととなった。
クラークに対してはライバル社の記者としか見ていないがスーパーマンは信頼しており、彼が軍に捕まった際には父親の説得に向かっている。
メトロポリスの一部と共に瓶に封じられるとジミーと一緒に巻き込まれ、関係していると思われるルーサーを問い詰めていく。

・&font(b,15px){ジミー・オルセン}
デイリー・プラネットのカメラマン。クラークがメトロポリスに出て初めて出来た親友で対等な関係。
ロイスと共に様々な事件に巻き込まれていく。

・&font(b,15px){イカロス}
クラークの情報提供者。グレンモーガンに関する情報を渡し街の浄化に協力する謎の人物。

・&font(b,15px){ニクスリー}
クラークが暮らすアパートの管理人。気のいい老婦人で怪しい人物でも快く受け入れる。
ブレイクがクラークの部屋に押し入った際にはクラークの持っていたコスチュームを隠し彼の危機を救った。

・&font(b,15px){ロケット}
クラークを地球まで運んだロケット。表面に象形文字のようなものが彫られている。
ケント夫妻が赤ん坊のクラークを保護した直後に軍によって回収され研究・保管されていた。
軍から逃げ出すクラークに謎の言葉を語り掛け、クラークが触ると結晶体のような姿に変化した。
侵略が始まると軍の施設から運び出されメトロポリスの一部と共に瓶に封じられてしまう。

・&font(b,15px){ジョー=エル、ラーラ}
クラークの夢の中に現れた彼の実の両親。ジョーは惑星の滅亡を予見していたが聞き入れてもらえなかった。
ブレイニアックによる侵略が始まるとジョーはキャンダーにいるラーラと息子に連絡を取り街から脱出させた。

・&font(b,15px){小男}
M字ハゲにホクロが特徴的な小さい中年男性。グレンモーガンとの取引現場や軍のスーパーマン実験室、メトロポリスのバーに姿を見せる。
グレンモーガンと瓶に封じられたメトロポリスのバーで再会するが、初対面のようにふるまうなど謎が多い。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#5~#6,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#5~#6}
#8のその後を舞台としている。

**&font(#000000){【物語】}
スーパーマンの両親に息子の安全を託されたロケットは命令に従い彼に適した惑星地球を発見し無事に送り届けた。
成長したスーパーマンと再会し役目を終えたロケットは結晶体となり『孤独の要塞』を管理していたが、
突如スーパーマンを憎む何者かが現れ動力源である『クリプトナイト・エンジン』を盗まれてしまう。
機能が停止することで侵略者としてのブレイニアックが再起動し始めるが、
そこに未来からスーパーマンと『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』が現れる。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。この時点から未来の時点でのスーパーマン。
友人『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』からロケットのエンジンが盗まれようとしていることを知り過去にやって来た。
自分が過去にいることを不思議に思いながら『リージョン』と共に敵の居場所を見つけ、彼らに全てを託す。
#6短編ではメトロポリスへ向かう前にケント家で思い出を振り返る彼が描かれる。

・&font(b,15px){リージョン・オブ・スーパーヒーローズ}
スーパーマンの影響を受け結成された30世紀のヒーローチーム。様々な惑星出身者が所属し一員の証として『フライトリング』を身に着けている。
登場するメンバーは
惑星ブラール出身で磁気能力を持つコズミックマン(ロック・クリン)
惑星コンバル出身で発電能力を持つライトニングマン(ガース・ランツ)
土星の衛星タイタン出身でテレパシー能力を持つサターンウーマン(イムラ・アーディーン)
この3人は能力が目覚めたばかりのクラークと交流し、彼にとって初めての超人の友人となった。

スーパーマンと共に『クリプトナイト・エンジン』の回収を防ごうとしたが失敗したため敵の行方を探し出そうとする。
スーパーマンが倒した『Anti-Superman Army』の1人Erik Drekkenから敵の居場所がスーパーマンの脳内だと知る。
スーパーマンの過去の記憶を探ることで敵の具体的な居場所を知り、スーパーマンから提供された電池で『タイムバブル』を起動し彼の脳内に侵入する。


***&font(#000000){≪ヴィラン≫}
・&font(b,15px){Anti-Superman Army}
スーパーマンに恨みを持つ者たちが手を組み結成した軍団。包帯に身を包んだ者や『クリプトナイト』の力を宿す者など様々な人間がいる。
謎の小男との契約に従いスーパーマンを運んできたロケットから『クリプトナイト・エンジン』を回収し、小男が待つ場所に向かった。

・&font(b,15px){小男}
M字ハゲにホクロが特徴的な小さい中年男性。グレンモーガンと契約を結んだ男と同一人物。
『Anti-Superman Army』と契約を結び『クリプトナイト・エンジン』を回収させ、それから様々な『クリプトナイト』を生み出そうとする。

・&font(b,15px){Erik Drekken}
『Anti-Superman Army』の一員。様々な生物に変身することができる科学者。変身するとまともに言葉を話せなくなる。
他のメンバーが小男の待つある場所に向かう中、1人でその場に残りスーパーマンたちを迎え撃った。
スーパーマンの攻撃とサターンウーマンのテレパシーで戦意を喪失し、小男の隠れ場所がスーパーマンの脳内だと教えミミズに姿を変えてしまう。


***&font(#000000){≪その他≫}
・&font(b,15px){ロケット}
クラークを地球まで運んだロケット。ジョー=エルとラーラが作った試作品で子供が1人乗れる程度の大きさ。AIとして『ブレイニアック1.0』を持つ。
ジョー=エルの指示で彼の息子カル=エルを地球に送り届けた。カル=エルがケント夫妻に保護された後、
軍に発見されるが技術レベルの違いから起こる悲劇を恐れ機能を停止しカル=エルが現れるのを待っていた。
カル=エルとは軍の施設で再会しブレイニアックとの戦いでは切り札として使用され、戦いを終えると結晶体となり『孤独の要塞』を管理していた。
そこに現れた『Anti-Superman Army』にエンジンを奪われてしまい、機能が停止することでその身に封じたブレイニアックの再起動寸前に陥ってしまう。

・&font(b,15px){ジョー=エル、ラーラ}
スーパーマンの実の両親。クリプトンの崩壊から生き延びるため最初はクリプトンの刑務所『ファントム・ゾーン』を使うつもりだったが、
『ファントム・ゾーン』の中にいたジョー=エルに恨みを持つ犯罪者たちの危険性に気づき断念した。
その後、試作品のロケットで息子カル=エルだけでも脱出させることを決断し息子の脱出を見届けた。

・&font(b,15px){クリプト}
ジョー=エルと行動を共にする生き物。白いオオカミを思わせる姿をしている。
『ファントム・ゾーン』へ向かおうとして逆に中の犯罪者に引き込まれようとする夫婦を救うため、『ファントム・ゾーン』に飛び込み姿を消した。

・&font(b,15px){ジョナサン・ケント、マーサ・ケント}
スーパーマンの育ての親。流産を経験し失意に暮れる中、偶然発見したロケットから赤ん坊を拾い育てていくことを決めた。
また金銭面でも苦しんでいたが、ロケットの回収に現れた軍に奇形の子牛を引き渡し報奨金を手に入れた。
#5短編では夫婦の結婚からロケットに出会うまでの人生が描かれている。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#9,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#9}
マルチバースの1つ『Earth-23』を舞台にしている。

**&font(#000000){【物語】}
アフリカ系ヒーローやアフリカ系になったヒーローが活躍する世界『Earth-23』。
その世界のスーパーマンはいつも通りレックス・ルーサーとの戦いに勝利したのだが、
ルーサーが戦いよりも何かを守ろうとしていたと感じ、すぐ近くの建物に入るとそこには不思議な機械が存在した。
早速調査を開始するスーパーマンだったが、突如その機械から3人の男女が現れマルチバースに関わる戦いに巻き込まれていく。


**&font(#000000){【登場人物】}
***&font(#000000){≪Earth-23≫}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](カルビン・エリス/カレル)}
表の顔はアメリカ大統領であるスーパーヒーロー。ベルトにブレイニアックと呼ぶAIを組み込んでいる。
スーパーマンの仕事と大統領の仕事が重なった場合、スーパーマンを優先し大統領の仕事はブレイニアックと自分を模したロボットに任せている。
レックス・ルーサーとの戦いに勝利し、彼の造った機械『Transmatter Symphonic Array』を調査していると
『Earth-45』のクラーク・ケントやロイス・レーンと出会う。
自己紹介をして彼らの警戒心を解くと『Earth-45』から始まりマルチバースに広がる戦いについて聞かされる。
話を聞き終えた直後に戦いを広げた張本人スーパードゥームズデイが現れ、世界を守るために戦いを挑む。
巻末の短編では彼の普段の活躍が描かれている。

・&font(b,15px){レックス・ルーサー}
スーパーマンのライバル。『Earth-0』のレックス・ルーサーと性格・容姿共に大きな違いはない。
ドラッグを使用した際に『Transmatter Symphonic Array』のアイデアを思いつきスーパーマンから隠そうとしていた。

・&font(b,15px){Transmatter Symphonic Array}
レックス・ルーサーが造った謎の装置。独特な機構をした大きな箱のような外見をして特殊な音波を放つ。
その正体は次元移動装置でこの機械の中から『Earth-45』のクラークたちが現れた。


***&font(#000000){≪Earth-45≫}
大企業オーバーコァとスーパードゥームズデイによって支配された世界。

・&font(b,15px){クラーク・ケント、ロイス・レーン、ジミー・オルセン}
『Transmatter Symphonic Array』から現れた3人の若者。クラークとジミーは全身に火傷を負い、ジミーは命を落としクラークは瀕死の状態。
ロイスは右目を失っている。『Earth-23』に現れた直後、スーパーマンのマークに動揺し攻撃するが彼の話を聞いて落ち着きを取り戻す。
元々は普通の若者たちで、聡明なクラークがチベット旅行での経験を基に思考を実体化する機械を作ったことで全てが始まった。
3人が救世主を想像したところ実際に再現され、3人はその存在をスーパーマンと呼ぶことにしたが3人の思考では短時間しか再現されなかった。
3人はより機械を大きくし多くの人の目に触れてもらうため大企業オーバーコァの力を借りようとしたが、
オーバーコァの圧力に屈し機械やスーパーマンのアイデアと権利を売り渡してしまう。
スーパーマンを手に入れたオーバーコァはスーパーマンをブランド化して公開し、
スーパーマンのシンボルは誰もが身に着け現実を忘れるほど熱狂する存在へと変わった。
そしてオーバーコァと人々の思考によってスーパーマンはスーパードゥームズデイと呼ばれる凶悪な存在へと変わり果ててしまう。
この機械に『Transmatter Symphonic Array』同様に次元移動の機能を持つことを知った3人は別世界へと逃亡を図り『Earth-23』にたどり着いた。

・&font(b,15px){スーパードゥームズデイ}
クラークたちを追って現れた邪悪なロボット。救世主スーパーマンとして生まれた存在がオーバーコァと世界中の人々の意思によって歪められた。
マルチバースへと逃げ込んだクラークたちを追って『Earth-36』や『Earth-42』にたどり着き、その世界のスーパーマンを手にかけている。
『Earth-23』にたどり着くと『Earth-23』のスーパーマンへと襲い掛かる。

・&font(b,15px){オーバーコァ}
世界を代表する大企業。クラークたちから機械やスーパーマンを買い取りスーパードゥームズデイを生み出した。
代表と思われる人物はグレンモーガンや『Anti-Superman Army』と契約を結んだ小男によく似ている。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#10~#12,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#10~#12}
**&font(#000000){【物語】}
ブレイニアックを打倒しその存在を世間に認められたスーパーマン。それまでと変わらず人助けを続けるスーパーマンだったが、
『ジャスティス・リーグ』の結成や記者として狙っていたグレンモーガンの失脚もありより世界に貢献できる方法を考え始める。
時を同じくして自分が狙われていると気づいたスーパーマンはデイリー・スターを狙うテロを利用して、
記者クラーク・ケントを抹殺し消防士Johnny Clarkとして日常生活でも人助けに奔走し始める。
クラーク・ケントを慕う人々の存在を知り自分の決断に悩むスーパーマンの前に宇宙からの来訪者が現れる。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/Johnny Clark/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。普段はSマークをつけたTシャツ姿で活動し、大きな事件の際にはアーマーを身に着けている。
世界をより良くしたい思いとクラーク・ケントを狙う存在をきっかけに、
それまでの人生を捨て消防士Johnny Clarkとして常に人助けに身を置く人生を歩み始める。
クラークを慕う友人たちの姿に悩みを深めながらも頻発する宇宙人の出現について『孤独の要塞』で調査し、
ブレイニアックの大量死リストが真実であることやそれを引き起こす『群衆』の存在そしてジョー=エルがそれを防いでいたことを知る。
その後、消防士としての活動中に重傷を負ったロイスの救出を阻むキャプテン・コメットに戦いを挑む。
#11短編では彼が身に着けているSマークをつけたTシャツについての物語が描かれている。


***&font(#000000){≪ヴィラン≫}
・&font(b,15px){キャプテン・コメット(アダム・ブレイク)}
10万年先の未来に生まれるはずだった新人類。誕生の際に真上を隕石が通過したことで強力な超能力を得た。
幼い頃にその力を使って超常現象を起こし、そのことを知ったロイスはスーパーマンが起こしたと勘違いしていた。
母親を亡くすと父親から拒絶され家を出て、さまよっていたところを新人類を捜すOort-Kindとよばれる異星人に拾われた。
そしてメタレクに狙われる新人類Susanを保護するために地球に帰還し彼女を発見するが、
重傷を負ったロイスを見捨てることができないSusanに拒否され、彼女とロイスを助けようとするスーパーマンと戦いになる。

・&font(b,15px){Maxim・ザロヴ}
凄腕のハンター。小男の依頼でスーパーマンの命を狙い、少ない情報からスーパーマンがクラーク・ケントであることを突き止めた。
その後チャンスを待ちクラークのアパートに向かうも、クラークが死んだことを知り動揺し直後に現れたスーパーマンに敗北した。
戦いで負った傷の治療を受けることとなり、そこで小男と再会し新たな契約を持ちかけられる。

・&font(b,15px){メタレク}
異星の建設機械。人に擬態する能力も持つ。メトロポリスに突如現れ暴れていたところをスーパーマンに倒された。
別の個体がロイスの姪Susanの命を狙っており、映画帰りのSusanを襲いロイスに重傷を負わせキャプテン・コメットに破壊された。


***&font(#000000){≪デイリー・プラネット≫}
・&font(b,15px){ロイス・レーン}
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットの美人記者。クラークとは友人として付き合うようになり彼の人間性を尊敬している。
クラークが命を落とすとショックを受けながらも、姪のSusanの世話で気を紛らわせていく。
Susanと共に映画に行った帰りにキャプテン・コメットに遭遇、さらにSusanを狙うメタレクの攻撃で重傷を負ってしまう。

・&font(b,15px){ジミー・オルセン}
デイリー・プラネットのカメラマン。ロイスと共に目の前でクラークが命を落とす瞬間を目撃してしまう。

・&font(b,15px){ペリー・ホワイト}
デイリー・プラネットの編集長。クラークの実力を高く評価していた。#10短編で他の新聞社の記者も招きクラークの死を悼む会を開く。


***&font(#000000){≪その他≫}
・&font(b,15px){ジャスティス・リーグ}
世界を守るヒーローチーム。
登場するメンバーは
ゴッサムを守る闇の騎士[[バットマン>バットマン(人物)]](ブルース・ウェイン)
超人的力を持つアマゾン族の王女[[ワンダーウーマン>ワンダーウーマン(人物)]](ダイアナ)
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員グリーンランタン(ハル・ジョーダン)
超スピードを操る鑑識官[[フラッシュ>フラッシュ/バリー・アレン]](バリー・アレン)
海底王国アトランティスの王アクアマン(アーサー・カリー)
特殊な技術で半身が機械化された青年サイボーグ(ビクター・ストーン)

スーパーマンから世界をより良くするため活動の規模を広げるよう相談を受けるが、他国への干渉の危険性を指摘し却下した。
その後バットマンはそれまでの人生を捨てたことを悩むスーパーマンの相談に応じ力を貸す。

・&font(b,15px){Susan Tompkins}
ロイスの遠縁の姪。一見普通の少女だが宇宙人の夢を見て謎の図形を描くなどしている。
その正体はキャプテン・コメット同様、10万年先の未来に生まれるはずの新人類。
夢に現れたのもコメットでロイスとの映画の帰りに直接身柄を狙われる。

・&font(b,15px){ジョージ・テイラー}
クラークが務める新聞社デイリー・スターの編集長。テロ事件に巻き込まれ重傷を負うがクラークのことを気にかけ続けている。
その姿を見たクラークは自分の決断を悩み始めてしまう。

・&font(b,15px){ニクスリー}
クラークが暮らすアパートの管理人。クラークを狙い現れたザロヴにクラークが死んだことを教える。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#0,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#0}
リブートから1周年を記念して行われた『ゼロ月間』企画の一遍。全レギュラーシリーズでオリジンや過去のエピソードが描かれた。
巻末の短編では#6に登場したErik Drekkenのオリジンが描かれている。


**&font(#000000){【物語】}
スモールビルからメトロポリスにやって来たクラーク・ケントは、就職や家の確保など準備を整え自警団活動に挑もうとしていた。
グレンモーガンの部下による不正を防ごうとしたクラークだったが、思わぬ反撃で屋根から落ち偶然通りかかった少年にマントを持ち去られてしまう。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[クラーク・ケント/カル=エル>スーパーマン(人物)]]}
両親の死後、カンザスの片田舎スモールビルから大都市メトロポリスにやってきた青年。
自警団活動を前にデイリー・スターへの就職やTシャツの準備、引っ越しの準備を行う。
準備を整えるとグレンモーガンの部下が不正の目撃者をヘリで移送するのを防ごうとするが、
RPGの直撃を食らい屋根から落ち大切なマントを通りがかりの少年に持ち去られてしまう。
その後、ニクスリーのアパートに引っ越しを行い少年の捜索に向かう。

・&font(b,15px){Luke}
クラークのマントを持ち去った少年。薬物中毒の父親から母と弟と共に虐待を受けている。
マントをお守りに家に帰り暴力を止めると、父親が取り出したナイフをマントで防ぎ弟を連れてその場を逃げ出す。

・&font(b,15px){ジミー・オルセン}
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットのカメラマン。クラークの親友で、彼の家が決まるまでマンションに住まわせていた。
自分を放任していた父親から不自由ない生活をおくれるほどの資産を渡されている。
その一方で自分の仕事の価値を認めるためにカメラマンとして稼げるようになりたいと思っている。
屋根から落ちた瞬間の謎の人物/クラークをカメラに収め、ロイスと共に彼の行方を捜す。

・&font(b,15px){ロイス・レーン}
デイリー・プラネットの美人記者。クラークは彼女の記事を尊敬しており、いつか会ってみたいと思っている。
ジミーと共にRPGの直撃を食らっても動き回る謎の人物/クラークの行方を捜す。

・&font(b,15px){ペリー・ホワイト}
デイリー・プラネットの編集長。ロイスとジミーの持ってきた謎の人物/クラークの情報を疑いながらも追う許可を出す。

・&font(b,15px){ジョージ・テイラー}
メトロポリスの新聞社デイリー・スターの編集長。クラークを記者として迎え、記者の心得を語る。

・&font(b,15px){グレン・グレンモーガン}
メトロポリスに強い影響力を持つ名士で不正の常習犯。小男との会談を前に不正の目撃者の処理を部下に任せる。

・&font(b,15px){ニクスリー}
クラークが暮らすこととなったアパートの管理人。クラークを温かく出迎え家族の写真を紹介する。
甥Ferlinは音楽博物館で働いており、夫はMystic Mr. Triple Xという名で活躍したマジシャンで現在は昏睡状態にある。



*&aname(『Action Comics Annual Vol.2』#1,option=nolink){『Action Comics Annual Vol.2』#1}
#8の直後を舞台としている。巻末の短編ではスーパーマンのヴィラン、アトミックスカルのオリジンが描かれている。

**&font(#000000){【物語】}
いつものように人助けに奔走するスーパーマンの前にかつてスーパーマンに逮捕されたClay Ramsayが、
スーパーマンの弱点である『クリプトナイト』のエネルギーを帯びて襲い掛かって来た。
弱点を前に追い詰められていくスーパーマンだったが、彼を救うためジョン・ヘンリー・アイアンズが再び立ち上がる。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。倒壊するクレーンから人を助けていたところクリプトナイトマンの襲撃を受ける。
逆恨みする彼に立ち向かうも、弱点の前には歯が立たず徐々に追い詰められアイアンズに助けられる。
アイアンズが戦っている間に体力を回復させると、アイアンズが実験に使用していた放射線防護服を身に着け戦いに舞い戻る。

・&font(b,15px){ジョン・ヘンリー・アイアンズ}
スーパーマンと共にブレイニアックに立ち向かった科学者。現在は軍を離れ戦いに使用したスーツの改良に努めている。
スーパーマンとはブレイニアックとの戦いを終えた後に接触を受け親交を深めている。
スーパーマンの危機を知りクリプトナイトマンにスーツを着て挑むも、超人的能力にはかなわず追い詰められるが、
真の目的はスーパーマン到着までの時間を稼ぐことだった。

・&font(b,15px){クリプトナイトマン(Clay Ramsay)}
スーパーマンに恨みを持つ犯罪者。#1で語られたDV男で、自分のしたことを棚に上げスーパーマンに全てを奪われたと逆恨みしている。
復讐を成し遂げるためにある実験に志願し『クリプトナイト』を体に注入されることで超人的なパワーを手に入れた。
手に入れた能力を武器にスーパーマンを圧倒し援護に現れたアイアンズも追い詰めるが、
防護服を着たスーパーマンに『クリプトナイト』を防がれ互角の勝負となる。

・&font(b,15px){サム・レーン、レックス・ルーサー}
アメリカ陸軍の高官と軍事科学の権威。ブレイニアックとの戦いでルーサーがブレイニアックとつながっていることを知り、
サムはルーサーを首にすることを決定した。ルーサーはそのことを直接言われるが余裕な態度を崩さなかった。

・&font(b,15px){ロイス・レーン、ジミー・オルセン}
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットの美人記者とカメラマン。クレーン倒壊を取材していたところ、
スーパーマンの人助けと戦いを目撃することとなった。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#13,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#13}
本作からブレイニアックの宇宙船を再利用した『孤独の要塞』から従来のイメージに近い北極にある『孤独の要塞』が使われていることとなった。

**&font(#000000){【物語】}
10月31日のハロウィン、スーパーマンが『孤独の要塞』でキャンダーから回収したものを整理していると謎の声が聞こえてきた。
声が聞こえた先に向かうと、キャンダーから回収した『ファントム・ゾーン』につながる装置にたどり着く。
その直後、ジョー=エルに恨みを持ち『ファントム・ゾーン』から脱走した科学者Xa-Duがスーパーマンの背後に現れ、
スーパーマンは『ファントム・ゾーン・プロジェクター』によって『ファントム・ゾーン』に閉じ込められてしまう。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。『孤独の要塞』での作業中、ジョー=エルに恨みを持つXa-Duによって『ファントム・ゾーン』に閉じ込められる。
『ファントム・ゾーン』にいた他の囚人たちの攻撃を受けるが、同じく中で自分を待ち続けたクリプトによって助けられる。
そして偶然『ファントム・ゾーン』に囚われていたファントム・ストレンジャーを発見し、彼の力を借りて脱出を試みる。

・&font(b,15px){クリプト}
ジョー=エルの手でカル=エルの守護者として生み出された生き物。白いオオカミを思わせる姿をしている。
クリプトン崩壊の際に『ファントム・ゾーン』に取り込まれながらもカル=エルを見守り続けていた。
『ファントム・ゾーン』に現れたカル=エルを助け出した。
巻末の短編では『ファントム・ゾーン』に取り込まれた後の行動が描かれている。

・&font(b,15px){Phantom King(Xa-Du)}
全身を包帯で巻いたクリプトンの科学者。仮死状態の人間を使った禁断の実験を行い罪に問われ『ファントム・ゾーン』の最初の受刑者となった。
『ファントム・ゾーン』を生み出したジョー=エルを憎み続けており、彼の息子であるスーパーマンに復讐を試みる。
強い意思によって『ファントム・ゾーン』からの脱出を可能にする『Ecto-Suit』に身を包み脱出を果たす。
その後スーパーマンを『ファントム・ゾーン』への入り口に導き、背後からの奇襲で彼を『ファントム・ゾーン』に閉じ込めた。
復讐を成し遂げるとキャンダーの市民も利用した地球侵略に乗り出そうとする。

・&font(b,15px){ファントム・ストレンジャー}
人間の罪を目撃することを義務付けられた男性。その正体はキリストを裏切ったイスカリオテのユダとされる。
『ファントム・ゾーン』からの声に導かれ入り込んでしまい内部の囚人たちに囚われていた。
スーパーマンに助け出されXa-Duの危険性からスーパーマンに協力を申し出る。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#14,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#14}
**&font(#000000){【物語】}
突如火星の開拓現場にメタレクの大群が現れる。開拓チームが絶体絶命の状況に追い詰められる中、スーパーマンが助けに現れた。
スーパーマンはメタレクの対処に当たるが、そこには真の敵が迫っていた。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。火星での危機に急行しメタレクの対処に当たる。
当初は激しい戦いになると思われたがメタレクたちが様々な惑星を滅ぼしてきた『群衆』から逃げていたこと
そしてその『群衆』が地球に迫っていることを知り、メタレクたちと協力して天使の姿をした『群衆』に挑む。
圧倒的数の差を前に追い詰められるが父ジョー=エルの残した情報を基にある作戦を決行する。
巻末の短編では本編後にヘイデン・プラネタリウムで起きたスーパーマンのある出来事が描かれている。

・&font(b,15px){メタレク}
異星の建設機械。元々はある異星人が新天地開拓のために作った機械で、その異星人が滅んだ今も活動を続けている。
創造主を滅ぼした『群衆』から逃げ続けた末に火星にたどり着き、地球の開拓チームを蹴散らして創造主の新天地を作ろうとする。
スーパーマンが現れ戦いとなるが、お互いに『群衆』が敵であることを知り協力して『群衆』に挑む。

・&font(b,15px){群衆/Million-Pointed Multispear}
様々な惑星を滅ぼしてきた謎の集団。その姿は天使を思わせ、出現の際には800MHzの音波を発する。光の剣を武器とする。
メタレクを追う形で火星に現れ、スーパーマンとメタレクたちに襲い掛かる。



*&aname(『Action Comics Vol.2』#15~#18,option=nolink){『Action Comics Vol.2』#15~#18}
様々な時系列が入り乱れて描かれている。

**&font(#000000){【物語】}
スーパーマンが『群衆』を倒したことで戦いの陰で暗躍していたVyndktvxの攻撃がついに始まった。
様々な時代で攻撃を仕掛けるVyndktvxに対し、スーパーマンは友人たちの力を借りて必死の抵抗を試みる。
時空と空間を超えた戦いにスーパーマンは勝利することができるのか。


**&font(#000000){【登場人物】}
・&font(b,15px){Vyndktvx}
様々な事件で姿を見せていた謎の小男で、その正体は5次元世界出身の元王宮魔術師。
5次元人特有の時間や空間を超えて干渉する能力を持つが、5次元人らしく間の抜けたところがある。協力者には契約を結ばせる。
かつて王妃を亡くし失意に陥った王を元気づけようと苦心していたが、上手くいかずにいたところをMxyzptlkに役目を奪われてしまう。
さらに秘かに恋焦がれていた王女Nyxlygsptlnzの愛まで奪われた彼は、王国に残された3つの武器を盗み出し復讐を試みた。
しかし彼は誤って王を殺害、さらにその余波で3次元世界の230もの惑星を滅亡させた(3次元世界ではこの現象が『群衆』として認識された)。
この一件で正気を失い投獄された彼は、脱走を果たすとMxyzptlk、Nyxlygsptlnzそして
Mxyzptlkのお気に入りで『群衆』を食い止め自分に傷を負わせたスーパーマンへの復讐を開始した。
3次元世界に逃げ出したMxyzptlkとNyxlygsptlnzの人生に介入し苦しめた後、スーパーマンへの攻撃を開始。
彼の両親を『布を汚し、その布の持ち主に不幸をもたらす』魔法で殺し、#0でスーパーマンも同じ魔法で殺そうとした。
しかし少年の予測不可能な介入で失敗したため、自分の手、足、目となる者を集め『Anti-Superman Army』を結成した。
そして火星でスーパーマンが『群衆』を防いだのをきっかけに様々な時代に干渉を開始、
2年前の時点ではNyxlygsptlnzを殺害、昨日の時点では宇宙中の人間にスーパーマンに協力しないという契約を結ばせ、
現在の時点では『Anti-Superman Army』に確保させたスーパーマンにスーパードゥームズデイと一体化し襲い掛かる。


***&font(#000000){≪現在≫}
・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。空が赤く染まり崩壊したメトロポリスを舞台に『Anti-Superman Army』との戦いを繰り広げる。
黄色の太陽光を浴びられず力を失いつつあり、逆転のチャンスまで逃げ続けていたが『クリプトナイト』の鎖に囚われてしまう。
スーパードゥームズデイの前に引き出され追い詰められるも、市民に鎖を外してもらい反撃のチャンスを待ち続ける。
未来ではこの戦いで2度目の死を経験し大きな変化をもたらしたことになっている。

・&font(b,15px){クリプト}
スーパーマンの飼い犬。『Anti-Superman Army』に追い詰められたスーパーマンを救おうとしたが、彼と共に『クリプトナイト』の鎖に囚われてしまう。

・&font(b,15px){スーパードゥームズデイ}
悪に歪められたスーパーマンの力を宿し、『Earth-45』を支配するロボット。Vyndktvxと一体化しパワーアップしている。
一昨日の時点で『Earth-0』に呼び出され、『Anti-Superman Army』に引き渡されたスーパーマンを痛めつける。

・&font(b,15px){レックス・ルーサー}
大企業レックス・コープの社長でスーパーマンのライバル。『スーパーマンを倒すのは自分だけ』という考えで、
スーパーマンを追い詰めたスーパードゥームズデイに巨大アーマーに身を包んで挑む。

****&font(#000000){≪Anti-Superman Army≫}
Vyndktvxの手で結成されたスーパーマンに恨みを持つ者たちの軍団。逃げ回るスーパーマンを追い詰め確保し、スーパードゥームズデイに引き渡す。

・&font(b,15px){Phantom King(Xa-Du)}
スーパーマンの父ジョー=エルを恨むクリプトンの科学者。『Anti-Superman Army』のリーダー格。
昨日の時点での戦いの影響でダメージを負うが、スーパーマンの確保に成功した。

・&font(b,15px){Nimrod the Hunter(Maxim・ザロヴ)}
凄腕のハンター。#10でスーパーマンに傷つけられた顔を鉄の仮面で隠し、Vyndktvxに提供された未来の武器を駆使する。
持ち前の追跡術とトラップでスーパーマンの行動を読んで追い詰めたが、昨日の時点での彼が捕まったため姿を消した。

・&font(b,15px){Susan Tompkins}
ロイスの遠縁の姪で10万年先の未来に生まれるはずの新人類。超能力を駆使しスーパーマンの行方を追う。
昨日の時点での彼女の考えが変わったことで姿を消した。

・&font(b,15px){クリプトナイトマン・グリーン(Clay Ramsay)}
『グリーン・クリプトナイト』の力を持つ犯罪者。肉体に影響を与える『グリーン・クリプトナイト』の力でスーパーマンを弱めた。
クリプトが現れた際に右目を失ってしまう。

・&font(b,15px){クリプトナイトウーマン・レッド}
『レッド・クリプトナイト』の力を持つ女性。元々はスーパーマンの大ファンだったが、今は強い憎しみを抱いている。
精神に影響を与える『レッド・クリプトナイト』の力でスーパーマンを弱めた。

・&font(b,15px){クリプトナイトマン・ブルー}
『ブルー・クリプトナイト』の力を持つ犯罪者。過去は不明。魂に影響を与える『ブルー・クリプトナイト』の力でスーパーマンを弱めた。

・&font(b,15px){メタレク}
異星の建設機械。他のメンバーと共にスーパーマンを追い詰めるも、突如現れたクリプトの攻撃で破壊された。

・&font(b,15px){Erik Drekken}
様々な生物に変身することができる科学者。『Anti-Superman Army』に協力しているが、助けを求めるスーパーマンを前に迷いも見せている。


***&font(#000000){≪昨日≫}
・&font(b,15px){スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。Phantom Kingの襲撃を受け火星からメトロポリスに降り立った。
事態を打開するためロイスとジミーにメトロポリス総合病院にいるMister Triple-Xのもとに向かうよう指示を出し、
自分はPhantom Kingと激しい戦いを繰り広げ勝利する。

・&font(b,15px){ロイス・レーン、ジミー・オルセン}
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットの美人記者とカメラマン。
クラークとメトロポリスのスーパーマン像の前で待ち合わせしているとスーパーマンとPhantom Kingの戦いに巻き込まれる。
スーパーマンに言われた通りMister Triple-Xの病室にたどり着くと、彼を襲うNimrod the Hunterを発見し取り押さえる。
そして昏睡状態のMister Triple-Xに声をかけていると『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』の面々が現れる。

・&font(b,15px){サターンウーマン(イムラ・アーディーン)、コズミックマン(ロック・クリン)、ライトニングマン(ガース・ランツ)}
30世紀のヒーローチーム『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』の一員。
未来を悲惨なものに変えるきっかけとなったスーパーマンの2度目の死を変えるため、
自分たちの存在の消滅を覚悟しながら他のメンバーの力を借りて過去へと旅立った。
当初はケント夫妻の死を防ごうと考え2年前のニクスリーに接触するも、結局失敗に終わってしまう。
その後スーパーマンのロケットから『クリプトナイト・エンジン』が奪われようとしているのを知り#5~#6の戦いに向かう。
そしてPhantom Kingが『ファントム・ゾーン』から逃げ出した直後のスーパーマンに接触した後、
戦いのカギを握るMister Triple-Xの病室に現れる。

・&font(b,15px){Mister Triple-X/ミスター・Mxyzptlk}
クラークが暮らすアパートの管理人ニクスリーの夫で現在は意識不明の重体にあるマジシャン。
その正体は5次元世界の流浪の魔術師。悲しみに暮れる王を元気づけるために現れ、奇想天外な魔術で喜ばせた。
特に3次元世界の333の惑星の英雄たち(その中には未来のスーパーマンも含んでいる)に自分の名前を逆さに言わせるという遊びが王たちを喜ばせた。
王の信頼を勝ち取り王女Nyxlygsptlnzと恋に落ちたMxyzptlkだったが、Vyndktvxの嫉妬を買い悲劇を招くこととなった。
Vyndktvxが王を殺したのを発見すると、Nyxlygsptlnzを3次元世界に逃がし自分も追おうとするがVyndktvxに自由を奪われてしまう。
その後Nyxlygsptlnzが魔法を使うことで彼も3次元世界に呼び出されマジシャンとして幸せな生活をし始めた。
しかしVyndktvxの干渉で徐々に体調が悪化、現在は10年以上も意識不明のまま病院で寝たきりの状態にある。
Vyndktvxの攻撃が始まりロイスとジミーの来訪にも眠り続けていたが、『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』の登場と共に覚醒を果たした。
#15短編では彼目線での5次元世界の物語が描かれている。

・&font(b,15px){Susan Tompkins}
ロイスの遠縁の姪で10万年先の未来に生まれるはずの新人類。両親を人質に取られ『Anti-Superman Army』に協力している。
スーパーマンに超能力を使うが、ロイスの説得を受けて戦いをやめた。

・&font(b,15px){Phantom King(Xa-Du)}
スーパーマンの父ジョー=エルを恨むクリプトンの科学者。『ファントム・ゾーン』から脱出し火星にいたスーパーマンに襲い掛かった。
戦いはメトロポリスに移り激しさを増すも敗北し大きなダメージを負った。

・&font(b,15px){Nimrod the Hunter(Maxim・ザロヴ)}
凄腕のハンター。Mister Triple-Xの命を狙うもロイスとジミーに阻まれ逮捕された。


***&font(#000000){≪一昨日≫}
・&font(b,15px){レックス・ルーサー}
大企業レックス・コープの社長でスーパーマンのライバル。夢から着想を得て『Transmatter Symphonic Array』を作成していたが、
Vyndktvxに勝手にスーパードゥームズデイを呼び出すのに使用されてしまう。


***&font(#000000){≪2年前≫}
・&font(b,15px){スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。過去や未来への干渉に違和感を覚えながらNyxlygsptlnzの5次元世界の物語を聞く。
全てを聞き終えNyxlygsptlnzに協力を求めるが、目の前でNyxlygsptlnzを殺されてしまう。

・&font(b,15px){ニクスリー/Nyxlygsptlnz}
クラークが暮らすアパートの管理人。その正体は5次元世界の王女。
王を喜ばせるMxyzptlkと恋に落ちるが、そのことがVyndktvxの暴走を引き起こしてしまった。
王を殺された後、Mxyzptlkの指示で3次元世界に向かい1人の人間として転生した。
その後Mxyzptlkの出現を待ちきれず、彼から与えられた『彼女と赤に関わる全てを3回だけ自由にできる』魔法を使い
Mxyzptlkを呼び出し3次元世界の人間として結婚生活を歩み始めた。
しかしVyndktvxの攻撃が始まりMxyzptlkが倒れてしまったため、Vyndktvxに勝てるであろうスーパーマンの出現を待っていた。
5次元世界の話を終えるとスーパーマンから魔法を使うことでVyndktvxに対抗するよう求められるが、
魔法を使う前に殺されることが決定づけられていたため命を落とした。

・&font(b,15px){Nimrod the Hunter(Maxim・ザロヴ)}
凄腕のハンター。Vyndktvxの指示でNyxlygsptlnzを殺害した。


***&font(#000000){≪未来≫}
3030年の未来。過去の戦いでスーパーマンが命を落とし、『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』がUniversoの陰謀を防げなかった時代。

****&font(#000000){≪リージョン・オブ・スーパーヒーローズ≫}
スーパーマンの影響を受け結成された30世紀のヒーローチーム。様々な惑星出身者が所属し一員の証として『フライトリング』を身に着けている。
スーパーマンの死を防ぎUniversoの陰謀を食い止めるため、自分たちが消滅する覚悟を持って過去を変える戦いに身を投じる。
仲間たちの能力を駆使し最後の『タイムバブル』にたどり着き、サターンウーマン、コズミックマン、ライトニングマンを過去に送り出した。
#16短編では若き日の彼らの活躍と失敗が描かれ、#18短編では『リージョン』の始まりともいえる出来事が描かれている。

・&font(b,15px){シャドウラス(タスミア・マラー)}
惑星タロクⅧ出身で全ての光を遮断する闇を生み出すことができる。自身の能力で闇を生み出し他のメンバーのために時間稼ぎを担当した。

・&font(b,15px){シュリンキング・バイオレット(サル・ディグビー)}
惑星イムスク出身で分子サイズまで縮むことができる。小さくなり『タイムバブル』への扉を開いた。

・&font(b,15px){センサー(ジェカ・ウィンザー)}
惑星オーランドーの王女。蛇のような姿をしており幻覚を操ることができる。
カメレオンと共に衛兵に化けてサターンウーマンたちを『タイムバブル』の元に届けた。
衛兵に行動がばれると『タイムバブル』が発進するまでの時間稼ぎのために独りで戦闘を繰り広げる。

・&font(b,15px){カメレオン(リープ・ダグル)}
惑星ダーラン出身で変幻自在な返信能力を持つ。センサーと共に衛兵に化けてサターンウーマンたちを『タイムバブル』の元に届けた。
しかしその直後に衛兵の銃撃を受け命を落とした。


***&font(#000000){≪過去≫}
クラークがスモールビルにいた時代。

・&font(b,15px){クラーク・ケント/カル=エル}
スモールビルで暮らす青年。シニアプロムに参加し友人のラナ・ラングとダンスを楽しんでいたが、両親の事故を知らされた。
父の待つ病院に向かうと彼から家で過ごしたいと頼まれ、彼を家まで運び最期を看取った。

・&font(b,15px){ラナ・ラング}
クラークの幼いころからの友人。シニアプロムでクラークとダンスを踊った。

・&font(b,15px){ジョナサン・ケント、マーサ・ケント}
クラークの育ての親。Vyndktvxの罠にはまり交通事故で命を落とした。
マーサはほぼ即死だったが命を落とす直前、サターンウーマンの力でジョナサンに別れを告げた。
ジョナサンは病院に運ばれるも治療の甲斐なく最期の時が迫り、家でクラークと共に過ごしうなだれる彼を元気づけ天に召された。
#17短編ではシニアプロムに行く前のジョナサンに起きた不思議な出来事が描かれる。


***&font(#000000){≪その他≫}
・&font(b,15px){スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)}
メトロポリスを守る鋼鉄の男。Phantom Kingが『ファントム・ゾーン』から解放された直後の彼。
Vyndktvxと『Anti-Superman Army』の攻撃が始まると感じ、ユカタンにある『孤独の要塞』から
『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』や『Cometeers』、クリプトの援護を求める。



追記・修正お願いします。

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