パワーアーマー(Falloutシリーズ)

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パワーアーマー(Falloutシリーズ)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2019/11/09 Sat 11:24:42
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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パワーアーマーとはFalloutシリーズに登場する兵器の一つ。略称として&bold(){PA}とも。
所謂&bold(){強化外骨格、パワードスーツ}であり、シリーズ通してコストは掛かるが&bold(){強力な防御能力を始めに、着用者に様々な恩恵を与える防具}である事が多い。

元は戦前、西と東の過剰な技術競争により&bold(){ありとあらゆる資源が軒並み食い潰されつつあった}時代の最中。
&bold(){&color(blue){アメリカ率いる資本主義陣営}}に対し、とうとう自領の石油資源を完全に使い果たした&bold(){&color(red){中国率いる共産主義陣営}}が支援を願い出るも、アメリカ側が無下にした事でその報復の為に世界最後の石油資源が眠る地であったアラスカに対し侵攻。
自国領であり最後の石油資源採掘基地があるアラスカを手離す事は断じて出来なかったアメリカは、奪還作戦を幾度も試みるが中共陣営の圧倒的な戦力を前に失敗を繰り返し、このままでは今度はアメリカ側が干上がりかねないと言うジリ貧の状況に追い込まれる。

そこで起死回生の手として&bold(){歩兵に主力戦車級の防御力と火力を持たせる}というコンセプトの元、アメリカ軍と戦前の企業&bold(){「ウェイスト・テック」}が共同開発を行い、誕生したのがパワーアーマー。
その性能はコンセプトの通りであり、投入されると瞬く間に&bold(){アラスカに於けるパワーバランスを逆転。}
中共陣営もパワーアーマーの弱点を突く為にステルスや電子戦に特化した戦術を編み出し抵抗を図るが、それでも差を埋めきる事は叶わず遂には最後の拠点であったアラスカ州アンカレッジからも叩き出された事で、遂にアメリカはアラスカを取り戻す事に成功した。

…ここまでにしておけば良かったのだが、この一件でパワーアーマーの性能に目を付けたアメリカは関連技術を集中的に進歩させ新型を大量に配備し、あろうことか&bold(){「報復の報復」}として中共領への逆侵攻を開始。
資源の完全な枯渇に加えてアラスカでの戦争で戦力を消耗した中共陣営に真っ向からこれを止める術は無く、アメリカ領内に侵入させたスパイを使っての&bold(){ウィルス兵器散布}等、搦め手で抗おうとしたものの殆ど効果は無く、とうとう&bold(){共産主義陣営壊滅}まで王手を掛けられてしまう。

その時、&bold(){何処から放たれたか不明の一発の核ミサイル}に両陣営の&bold(){報復核システムが反応。}
この謎の核ミサイルにより世界中に備えられていた&bold(){全ての核兵器が撃ち尽くされ、共産主義も資本主義も何もかもが核の炎で焼き払われる}というあまりにもアッサリとした、しかし悲惨な結末を迎えたのである…こうして見ればアメリカがパワーアーマーを開発した事が、結果的に&bold(){世界の破滅、そしてFalloutシリーズの舞台へ}繋がったと言っても過言では無いのかも知れない。

*・性能

[[Fallout3]]まではその他の鎧同様、直接身に付けるタイプの防具だったのたが、[[Fallout4]]以降からパワーアーマーに関する設定の一新が行われ、基礎となる&bold(){&color(yellow,silver){パワーアーマーフレーム}}に動力源となる小型核融合炉&bold(){&color(yellow,black){フュージョン・コア}}を装填し、その上から必要に応じて&color(gray){&bold(){頭部、胴体、右腕、左腕、右足、左足}}の部位に別れた装甲を装着、背部ハッチを開けてそこから&bold(){乗り込む}という形になった。
上述のフュージョン・コアはPAの弱点でもあり、破損すると最悪&bold(){小規模な核爆発}を起こして周囲に被害をもたらす。
だがこれを逆手に取り、敢えて&bold(){オーバーロード状態にして不安定になったコアをパージし別のコアヘ交換しつつ、パージしたコアを一種の核爆弾にする}という戦法も出来なくはない。

尚動かすというだけなら装甲の装着は必要無く、フレームのみでもある程度の戦闘は可能。
更に極端な事を言えば&bold(){コアの装填すら必要無いが}、その場合はフレームの補助電源のみに動力を頼る為になり、&bold(){装着中のジャンプやダッシュ等の一部機能に制限が掛かる。}

その防御力に関してはいずれのPAも&bold(){圧倒的の一言であり}、初期の状態ですらフル装備すれば合計で&bold(){数百から千数百オーバー}というのも珍しくはない。
特に&bold(){&color(lightgreen){放射能への耐性}}はどのPAでも一律で同じである為、重度の汚染地帯へ出向くなら後述の整備の事も考えて、敢えて性能は控えめだが現地修理も利きやすいPAで向かうのも一手。

パワーアーマーの整備の為には&bold(){&color(yellow,gray){パワーアーマーステーション}}という専用の設備が必要になり、そこにパワーアーマーを格納してから損耗、破損したパーツの修復や各部モジュールの換装等を行う。
大抵は自動車整備工場の跡地等、そこいらの町工場だった所や大規模なPA部隊を運用する勢力の拠点にあり、前者と後者で見た目が違うが機能は同一。
勿論知識と技術力があれば自作して設置も可能、整備拠点としてだけでなく、PAを飾るオブジェとしても中々映える。

*・種類
カスタムメイドや個人用のワンオフまで含むと膨大な数に上る為、ここではあくまで基本機種や民生用中心の紹介としていく。

-T-45
--初出作品「[[Fallout3]]((デザインは全く異なるが旧作の没タイトル「Van buren」の時点で存在していた))」&br()戦前製PAとしては一番最初にロールアウトしたモデル。&br()軍から求められた水準はクリアしていたものの、使用した兵士からは&bold(){装甲板は只の鋼板である為に被弾時への強度の不安や、その重さと部位毎のクリアランスのタイトさによる動きづらさに加え排熱効率が悪い上に、電子部品の多くが露出している}と評価は今一つであった。&br()とはいえこの頃はまだPA関連技術は手探りの状態であった為にやむを得ないと言うべきか。&br()それでもアラスカ戦線に初投入された本機は中共軍に対して凄まじい戦果を叩き出し、PAへの恐怖心を植え付けた。&br()後継機種の配備が進むとT-45は民間への払い下げが率先して行われ、200年近く経った後の世でも完品状態の物が様々な場所で良く見付かっており、技術力が大幅に衰退した世界では最初期のモデルとは言えその防御力の高さから重宝されている。&br()なおFallout3の頃の東海岸BOSが主に使用しているモデルでもあるが、これは本来T-51bを運用していたものの保全が難儀だったことや、ペンタゴンでT-45dを大量に発見したことにより運用しやすいこちらに切り替えたと言う背景事情がある。&br()&br()Fallout3のパッケージイラストを飾り、続編である4では恐らく多くのプレイヤーが最初に手にするパワーアーマー。&br()防御力に関しては流石に低めだがそれでも並の防具の比では無い堅牢さに加えて、修理の際に必要な資材が胴体を除き鉄のみで済むというコストパフォーマンスの良好さが何よりの魅力(胴体のみ鉄に加えて電子回路が必要)。&br()防御力もフル強化すればそこいらのレイダーやガンナーの使う銃火器程度ではビクともしない物になる為、コストパフォーマンスという点に着目するなら終盤まで使い続ける価値は十分にある。

-T-51
--初出作品「[[Fallout>Fallout(作品)]]」&br()T-45の運用で洗い出された数々の難点の克服を図りながら、更なる性能の向上を目指して新規開発されたモデル。&br()装甲は避弾経始を重視し人間のプロポーションに近付けられた丸みを帯びつつ、表面硬化処理され重量を軽減しながら防御力アップに成功。&br()内部も人間工学に基づいたクリアランスの確保と排熱の大幅な効率化による着用時の負担の軽減、電子部位はほぼ全て内蔵に成功とT-45で見られた欠点が&bold(){殆ど解決されており}、T-45に続いて投入された本機は最早&bold(){蹂躙}と言える勢いでアラスカ戦線を席巻、アメリカ軍の主力となった。&br()多少はプロパガンダによる誇張も入っている((T-51bの防御力については25000Jまでの衝撃を吸収・無効化可能とあるが資料によっては10分の1の2500Jとなっていたりする。後者の場合ゲーム中にも登場する.308口径弾(約3600J程度)以上の弾薬には容易に装甲を抜かれてしまうことに…後述の戦車砲弾を弾き飛ばした逸話に至っては無茶である、現代の主力戦車であるM1エイブラムスが運用する対戦車砲弾M829が約1200万J程なので…))だろうが、T-51を装備したある兵士が戦車一台を含む中共軍の部隊と対峙した時、&bold(){単身で戦車の主砲を含むあらゆる攻撃を容易く弾きながらも接近、取り付くと素手で砲身をねじ切った上で戦車をひっくり返して無力化し、それを見た残りの中共軍兵士は恐慌状態に陥って逃げ出した}というエピソードも残っている程。&br()それは兎も角中共軍にとってはアラスカ戦線に於ける最大の驚異となったのは間違い無く、故に後の世ではその隠密性能の凄まじさ故に語り継がれた&bold(){中国軍ステルスアーマー}、通称&bold(){&color(white,black){「黒鬼(ヘイグ)」}}を対抗策として開発する等、弱点を突く為の奇襲に特化した戦術に舵を切る事になる。&br()しかし同時に性能の大幅なアップグレードはコスト面に大きく響き、舞台がアラスカ奪還から中共領土への侵攻へと移り変わると流石に無視できなくなった為に、アメリカは更なる新型の開発を迫られる事になる。&br()また当機はT-45に次いで民間への払い下げも多く行われており、戦前の人気機種だったのもあってか様々な企業ペイントを施されたものも発見される事も多い。&br()&br()記念すべき初代Falloutのパッケージイラストを飾ったモデル。ファンからは特に頭の形状から&bold(){バケツ頭}等の通称で親しまれており、現在のシリーズとシステムが異なる1・2においても他の防具と比較にならないアーマークラスと耐性を誇っていた。&font(l){それでもダメージ計算の関係で死ぬ時はあっさり死ぬが}&br()4では大体ゲームに慣れ始めた頃で放置された物を見付けたり一部店頭に並んだりする。&br()胴体の修理用の素材に何かと多用される&color(silver){&bold(){アルミニウム}}が加わった以外は鉄メインで修理出来るので、T-45からの乗り換えもしやすい。&br()とは言えもう少し我慢すればより高性能なT-60が出るようになるので、スペックを重視するならそれまでの繋ぎになりがちなのが少々悲しい所。&br()外伝作品Fallout76では一作目以来のパッケージ担当を努めており、かつての『&bold(){戦前最強}』と称された性能に見直され、ウルトラサイトパワーアーマー・X-01に次ぐ性能に位置づけられている。ただし、RAD耐性では他のパワーアーマーにやや遅れを取っている。また同作に登場するアパラチアBOSが設計したウルトラサイトパワーアーマーは当機とT-60の影響が強い。

-T-60
--初出作品「[[Fallout4]]」&br()完全な新規設計故にコストの高騰を招いてしまったT-51の反省点を生かし開発されたモデル。&br()新規設計だったT-51とは対照的にこちらは原初のモデルことT-45の純粋な発展系となっている。&br()最初期であるが故に運用データも豊富に揃っていたT-45をベースに更なる装甲を施しつつ、T-51の開発と運用から得られた技術を元に内部の改良を行った結果T-51とはまた別の形でT-45の問題点を解消しながらも、コスト面ではT-51の&bold(){半分以下}まで抑える事に成功した。&br()しかしその重装甲化は特に首回りの視界悪化を招き単機での戦場認識能力に悪影響を及ぼす事になり、故に本モデルは運用方法までもT-45の頃に立ち返り、現実の戦車のような歩兵支援兵器的な運用がメインとなった。&br()また本格的なロールアウトが侵攻作戦の終盤頃だったという事もあって数が少なく、主にエース部隊や本土の防衛部隊といった重要性の高い部隊に配備されるに留まっている。&br()&br()Fallout4のパッケージイラストを飾ったモデル。見た目は&bold(){マッチョになったT-45}と言った所。&br()上述のように生産数は少ない筈なのに関わらず、4に登場する東海岸B.O.Sはこれを主力として大量に配備している。&br()流石にパッケージを飾るだけはありレベルが高くならないと放棄地点に沸かず店頭にも中々並ばないが、その防御力はT-51を突き放している。&br()問題は&bold(){整備に要する資材も一気に増える点。}鉄だけでなく&color(silver){&bold(){アルミニウム}}は勿論の事、やや手に入りにくい&color(snow,silver){&bold(){プラスチック}}も全体的に要求され、鉄も一つの部位につき消費する数が増え、この為遠征しても適当に拾ったジャンクから現地修理という方法が取りづらい。&br()故に常用よりは&bold(){難所の攻略や強敵との決戦}等、重要な場面に持ち出す様にすればその高い防御力を活かせるだろう。

-X-01
--初出作品「Fallout4」&br()世界が滅びた最終戦争後、米軍の僅かな残存戦力が結集して自分達の為に残された技術をかき集めて設計を行ったとされているが、&bold(){&color(snow,red){開戦前のテーマパーク施設跡}}にスポンサーペイントの施された本モデルが展示されていたり、戦争から約30年後という比較的近い頃において旧ウェストバージニア州にてプロトタイプとその設計図が確認されている辺り、恐らく開発自体は戦前から行われていたと思われる。&br()T-60並の重装甲を保ちつつ、その装甲板はT-51で採用されていた硬化処理された曲面とする事で避弾経始の向上を図り、尚且つ装甲を上半身に集中して配置する事で機動性の確保にも成功している。&br()その性能はまさしく&bold(){パワーアーマーの到達点}と言うべきであるが、当然その現存数はT-60以上に稀少であり、本モデル自体が&bold(){一種のお宝扱い}される事もしばしば。&br()&br()Fallout4で初登場し、Fallout76ではプロトタイプと言う肩書きを持つ故か、幾分かダウングレードしたものの続投したパワーアーマー。&br()実は出現の為のレベルドリストは&bold(){28}からとT-51と同程度だが、その時点では確率が極端に低すぎるのでまずお目に掛かれない。まともに姿を見る事が出来るのはT-60がリストに並ぶ頃になって漸くマシな確率と言った所&br()その防御力は&bold(){T-60すら凌ぐ文句無しの最強PA。}未強化の状態ですらフル強化したT-45に匹敵する硬さとタフネスさであり、これをフル強化した日には頑丈過ぎて&bold(){パーツが一つ壊れる前に乗り手が先に息絶える有り様である。}&br()…が、&bold(){T-60より更に嵩んだ整備コスト}がこのPAの運用を難しくしている。&br()X-01では更に一部位辺りに消費する鉄の量が増えるだけでなく、&color(snow,silver){&bold(){プラスチック}}の代わりにそれ以上に希少な素材である&color(brown){&bold(){銅}}が要求され、更には電子回路、アルミニウムもフルで修理するならたんまり喰われる羽目になる。&br()これを完璧に修理するだけの資材で&bold(){小さな集落が一つ作れる}と言えばどれだけの金喰い虫か想像出来るだろうか。&br()故にその頑丈ぶりと合わせてT-60と同じくここ一番という場面で持ち出すか、或いはそろそろ壊れそうな位まで使い込んでから街等の資材を調達しやすい所でゆっくり修理するのがお勧めである。

-アドヴァンスドパワーアーマーMkI/MkII
--初出作品「[[Fallout2]]」&br()最終戦争後、米政府の末裔に当たる[[エンクレイヴ>エンクレイヴ(Falloutシリーズ)]]が開発したモデル。出自の関係で「&bold(){エンクレイヴパワーアーマー}」「&bold(){X-02}((本来X-01に引っ掛けたユーザー間の名称で公式のものではなかったが、CreationClubの追加コンテンツでこの名称が使用されている))」とも呼ばれる。&br()外観はFallout2の頃は&font(l){メタ的にこちらが20年近く前にデザインされたのもあって}ディティールの少ない、丸みのあるX-01と言う外観だが、背面にハザードマークを思わせる小型換気装置(MkI)/動力パック(MkII)を搭載しているのが特徴。&br()Fallout3でもMkIIは登場するものの、設定上の性能はそのままに外観は大幅に変更されている。&br()これはエンクレイヴの本拠地であったカリフォルニア湾洋上のポセイドン・オイルリグを破壊・喪失したことによりキャピタル・ウェイストランドに逃れる際に外観が大幅に再設計されたため。((これは製品版でオミットされた「シルエットが非常に良く似た首都決戦用のPA「T-52a」をエンクレイヴが回収した」設定の名残、本来はFallout:Tacticsの中西部BOSパワーアーマーとも密接な繋がりのある設定でもあった))&br()そのため2280年代では西海岸に留まるエンクレイヴ残党では旧式デザインのモデルを使用している。&br()X-01の設定やアパラチア支部が設計図を保有していた点を踏まえると試作モデルだったX-01を改良・発展した&bold(){完成形}と思われる。&br()ちなみにスーツの初製造は2215年、実用化は2220年とされているがこの間に&bold(){数多の爆発・死亡事故}が起きている…が、当時のエンクレイヴ大統領ディック・リチャードソンの命で機密情報となっている。&font(l){米政府の体制を引き継いでるのでその辺真っ黒}&br()装甲材はMkIモデルでは金属とセラミックの複合装甲だが、後発のMkIIモデルでは軽量セラミック化合物に置き換えられている。更にテスラユニットを後付することにより指向性エネルギーを分散させ、更に所有しているエネルギー兵器の威力を高める「&bold(){テスラ・パワーアーマー}」という派生モデルも存在する。)&br()&br()旧作でもパワーアーマーは設定通り通常の防具を遥かに超える驚異的な防御力を持つのだが、&bold(){敵対組織の戦闘要員ほぼ全員が装備している}のはFallout2が初((1のBOSもT-51bが数多く配備・運用されているがあちらはまず敵対することはなかった))で、同作ラスボスのフランク・ホリガンが身に付けているのもこの特注モデルである。&br()戦前開発のパワーアーマーを運用するBOSにとっても大きな脅威であり、Fallout3でも「弾が効かない」と嘆くBOSソルジャーが見られた。&font(l){2の終盤で泥仕合が多いのはこれが原因。逆に3だとゲーム的な都合でT-45とどっこい程度}&br()なお、Fallout76のゲームモード「Nuclear Winter」に置いてVault51のスーパーコンピューターZAXが当機配備の要請をしていたログがある…のだがいつの間にかヘルファイアに変更されていた。流石に時系列に無理がありすぎたか。&font(l){ちなみにデータお漏らしで76にも3版デザインのモデルデータがアセット内に含まれてることが判明している}

-ヘルファイア
--初出作品「Fallout3((DLC「BrokenSteel」導入で追加))」&br()エンクレイヴがメリーランド州のアダムス空軍基地で開発したパワーアーマー。現在の設定では2080年頃には試作段階であったことが判明しているが、実用化に至ったのはその約200年後。&br()なお同基地ではいくつもの兵器開発計画が並行していたが、アウグストゥス・オータム大佐の指導で最も同組織内で需要の高いヘルファイアアーマー以外の計画はキャンセルされており、その途上で得られたデュラフレーム((アイボットの強化外装、Fallout:NewVegasに登場するED-Eがその数少ない実装例))等の先進技術が転用・導入されている。分厚い装甲やシルエット、一部パーツ配置がT-60と似ており、どこか技術的な繋がりがある…かもしれない。&br()現在でも「&bold(){戦後に開発・実用化された最新鋭モデル}」ということもあってその防御力は「戦前最強」のT-51やエンクレイヴが使用するX-01・X-02を凌駕しており、名前の通り耐火性能も非常に高い。その性質も相まって強力な火炎弾を投射する重火器・ヘビーインシネレーターを同時に運用する「ヘルファイアトルーパー」部隊も新たに編成されておりキャピタル・ウェイストランドにおける更なる脅威となった。&font(l){もっとヤベーのがゴロゴロしてる魔境だけどなキャピタルは}&br()&br()余談だが、Fallout3のコンセプトアートに「ランサーパワーアーマー」というよく似たモデルが記載されており、それをDLCで手直しして実装したのが当モデルと思われる。あと豚の鼻っぽい吸気口があるが、ここから煙草を吸うことも可能。&br()Fallout76では実は密かに試作中のモデルがVault51に配備されており、「Nuclear Winter」の報酬として&bold(){3の約200年前の時点で使用可能}。ただし防御力に一切影響しない、コスメティック用スキンという扱いである。

-エクスカベーター
--初出作品「Fallout76」&br()米軍が開発した戦闘用途のパワーアーマーではなく、「Excavator(採掘者・採掘機)」の名の通りアパラチアのガラハン鉱業が開発した&bold(){採掘用途の民生品パワーアーマー}。&br()正式名称「&bold(){Exc-17 Excavator Suit}」&br()デザインはT-45に似通ったシルエットだが、これはT-45をベースに設計されたため。&br()採掘作業に必要なサーボ機能や鉱物格納スロット((ゲーム内では所持重量+100として反映))や両肩のランプだけでなく、落盤や崩落等の事故や放射能等からの搭乗者保護を重要視した設計になっている。&br()これはヌカ・コーラ社などが代表されるように倫理観もクソもない戦前企業が多い中、&bold(){ガラハン鉱業が非常に稀なまともな企業}という側面も強い。&br()しかし同社の代表的商品としてだけでなく鉱業産業への未来を託して売り出すはずだったものの、敵対企業であるホーンライト・インダストリアルが仕掛けた「&bold(){機械vs人}」の採掘対決において破れてしまった((実際の所、この勝負自体がホーンライトが仕組んだ罠。これは採掘用重機としてもホーンライト内部でも非常に評価が高かったことによることが敵対的買収の原因であることが社内の機密で確認できる。事実、この勝負の結果は非常に危ういものだった))ことでガラハン鉱業が没落してしまい日の目を見なくなってしまったと言う経歴がある。&br()&br()前述の通り戦闘用のパワーアーマーでは無い為、Fallout76に登場する全パワーアーマー中最も防御力が低く、レイダーパワー程ではないが一部のモジュールも使えないと戦闘には不向き。しかし重量に関する問題が大きい同作において所持重量ボーナスの恩恵は非常に大きく、T-51やX-01が運用可能でも当機を好んで使用するレジデントも多い。
#openclose(show=ちなみに){
ガラハン本社内の開発ログによると本来の仕様・・・つまりオリジナルのエクスカベーターは採掘の激しい振動にT-45フレームが耐えられないため&bold(){&color(black,gray){ブラックチタン製の専用フレーム}}に変更し&br()フレームの重量増加によるパワー不足を&bold(){&color(lightgreen,crimson){ウルトラサイト動力}}により補うと言う、まさに&bold(){&ruby(くろがね){鉄}}&bold(){の城}とでも言うべき代物であった模様。&br()そりゃこんな&bold(){ロマンの塊}を発見した某レスポンダー隊員も大興奮するワケだわ。&br()ただし、このアーマーの図面を手にした敵対企業の令嬢にして技術者のペネロペ・ホーンライト女史からは&bold(){「まるで}&bold(){&color(black,gray){真っ黒なチタンの棺桶}だわ。」}と&bold(){ボロクソに酷評}されている。
}

-レイダーパワー
--初出作品「Fallout4」&br()主にコモンウェルス地方の中~大規模な[[レイダー>>レイダー(Fallout)]]の勢力にて運用されているパワーアーマー。&br()…と言っても実際は&bold(){フレームの規格に合わせて様々なジャンクパーツから手作りした外装}を装着させているだけの代物。&br()レイダー製らしく大抵は威圧的な装飾が施されているが肝心の性能は&bold(){所詮ジャンクの寄せ集め}としか言えない低品質さであり、正規品なら扱えたモジュールも規格外品が故か一部は使用出来なくなっている。&br()だが言い換えれば&bold(){フレームの規格にさえ合っていれば現地調達でのパーツの修復や改修、極端に言えば製造まで容易}というパワーアーマーの利点を巧みに利用しているという事であり、レイダーの勢力によっては&bold(){装甲を強化した上で、それに高圧電流を流せるように改造を施し一種のバリアにする}等の独自の発展を見せている事も。&br()&br()ゲーム内では&bold(){最も低スペックだが修理コストも最安価}という立場のパワーアーマー。コモンウェルス地方のレイダーが文字通りの&bold(){「ハイテクレイダー」}と称されている理由の一つ。&br()防御力はT-45にすら遅れを取るが唯一放射能耐性だけはその他パワーアーマーと同率であり、しかも修理に必要な素材が意識せずともかき集めている事の多い&bold(){&color(gray,silver){鉄}}が少量という、整備コストという面からすればずば抜けて良好。&br()先述の通り防御力は全パワーアーマー中最低なものの、それでも並の防具よりは遥かに強固なので放射能汚染地帯にて探索をメインにしなるべく交戦を避けるような運用や、入植者に装備させ万が一に備えるのにも使いやすい。&br()Fallout76では各種防御力がT-45とほぼ同率にまで引き上げられたが、それでも各種ダメージ軽減系のモジュールやペイントが無いので下位互換気味。&br()しかし何よりその&bold(){他のパワーアーマーに無いポストアポカリプス感に溢れるルックス}から、一部のユーザーには熱い支持を得ている。


追記・修正はパワーアーマーを修理しながらお願いします

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 3のは割とガッカリ性能だけど、4では設定通りとまではいかずともかなり設定に見合った性能になった  -- 名無しさん  (2019-11-09 19:09:17)
- 実は4まで本来の方法で動かすことが出来てない武装  -- 名無しさん  (2019-11-09 21:29:47)
- バグでアーマーの一部が表示されず、「パンツ一枚に手足はメカニック」等のシュールな光景を何度も見た思い出  -- 名無しさん  (2019-11-09 22:02:47)
- 実はT-60より51のほうが運動性が高く強いという  -- 名無しさん  (2019-11-10 00:13:34)
- 4の装着シーンは凄くカッコよかった  -- 名無しさん  (2019-11-10 00:53:34)
- 本来はT-51とT-60のハイローミックスで運用するつもりだったんだろうなぁ  -- 名無しさん  (2019-11-10 01:58:11)
- 76だと性能差がT-51>X-01>T-60>T-45になってるんだよね  -- 名無しさん  (2019-11-10 05:03:50)
- 性能はイマイチだけどレイダーパワーアーマー愛用してます  -- 名無しさん  (2019-11-10 08:38:15)
- 4が出た時はキャピタルのパワーアーマーはフレームなしで装甲板を直で着てるとか散々言われてたな。時間ができたらエンクレイブアーマーとか敵方のアーマーの追加草稿作るか  -- 名無しさん  (2019-11-10 09:39:26)
- レイダーパワーアーマーはスクラップの寄せ集めで作った感が好き  -- 名無しさん  (2019-11-10 16:09:56)
- T-51は放射能対策がされてないはず  -- 名無しさん  (2019-11-10 19:45:50)
- NCRのサルベージパワーアーマーは初見時のコレジャナイ感と着てみたときのガッカリ感がスゴイ  -- 名無しさん  (2019-11-10 21:26:28)
- ↑↑4以降は他のPA同様に何故か放射能耐性あるよ  -- 名無しさん  (2019-11-10 21:44:23)
- レイダーパワーアーマーは性能は低いけど整備性がピカイチだから極地運用には向いてる  -- 名無しさん  (2019-11-11 09:46:20)
- 因果関係が逆転した見解だなまるでパワードスーツの代わりに無人機が戦場の支配者になれば核戦争は起こらないってか  -- 名無しさん  (2019-11-11 10:56:34)
- なお、現実の世界では新たな採掘法や油田が次々と発見されており、今現在のペースで使い続けてもあと500年は問題ないそうな。とりあえず資源が原因での最終戦争の勃発は無さそうで良かった  -- 名無しさん  (2019-11-11 11:47:56)
- ↑言い換えればFalloutシリーズの戦前はその500年は持つ筈の資源を100年とちょっとでほぼ空にしていた…ヒエッ  -- 名無しさん  (2020-03-25 12:37:38)
- というか、元々石油に関しては正しいデータを全く出さないから全部推定だったし、当時から石油枯渇はつり上げやろっていわれていた  -- 名無しさん  (2020-10-28 10:09:23)
#comment
#areaedit(end)
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