パワーアーマー(Falloutシリーズ)

登録日:2019/11/09 Sat 11:24:42
更新日:2025/01/28 Tue 01:23:11
所要時間:約 5 分で読めます





【お断り】

シリーズ作品によって設定の変更や追加が激しい上、海外の資料をもとに記述しているため正確性に難があります。本記事の資料としてのご利用は自己責任でお願いします。
また、正確性を高めるために気が向いたら出典追加をお願いします。


【概要】

パワーアーマーとはFallout(シリーズ)に登場する兵器の一つ。略称としてPAとも。
所謂 強化外骨格、パワードスーツ であり、シリーズ通してコストは掛かるが強力な防御能力を始めに、着用者に様々な恩恵を与える防具である事が多い。


【来歴】

我々の知る歴史とは違う流れになったFalloutの歴史。
冷戦対立構造のまま21世紀へと推移し西と東の過剰な技術競争、特に原子力、核関連技術の異常な進歩の為にありとあらゆる資源が軒並み食い潰されつつあった時代の最中。
アメリカ率いる資本主義陣営に対し、とうとう自領の石油資源を完全に使い果たした中国率いる共産主義陣営が支援を願い出るも、アメリカ側が無下にした事でその報復の為に世界最後の石油資源が眠る地であったアラスカに対し侵攻。
自国領であり最後の石油資源採掘基地があるアラスカを手離す事は断じて出来なかったアメリカは、奪還作戦を幾度も試みるが中共陣営の圧倒的な戦力を前に失敗を繰り返し、このままでは今度はアメリカ側が干上がりかねないと言うジリ貧の状況に追い込まれる。

そこで起死回生の手として歩兵に主力戦車級の防御力と火力を持たせるというコンセプトの元、アメリカ軍と戦前の企業「ウェイスト・テック」が共同開発を行い、誕生したのがパワーアーマー。
その性能はコンセプトの通りであり、投入されると瞬く間にアラスカに於けるパワーバランスを逆転。
中共陣営もパワーアーマーの弱点を突く為にステルスや電子戦に特化した戦術を編み出し抵抗を図るが、それでも差を埋めきる事は叶わず遂には最後の拠点であったアラスカ州アンカレッジからも叩き出された事で、遂にアメリカはアラスカを取り戻す事に成功した。

……ここまでにしておけば良かったのだが、この一件でパワーアーマーの性能に目を付けたアメリカは関連技術を集中的に進歩させ新型を大量に配備し、あろうことか「報復の報復」として中共領への逆侵攻を開始。
資源の完全な枯渇に加えてアラスカでの戦争で戦力を消耗した中共陣営に真っ向からこれを止める術は無く、アメリカ領内に侵入させたスパイを使ってのウイルス兵器散布等、搦め手で抗おうとしたものの殆ど効果は無く、とうとう中国本土への侵攻、即ち共産主義陣営壊滅まで王手を掛けられてしまう。

その時、何処から放たれたか不明の一発の核ミサイルに両陣営の報復核システムが反応。*1
この謎の核ミサイルにより世界中に備えられていたその時点で発射可能な全ての核兵器が撃ち尽くされ、共産主義も資本主義も何もかもが核の炎で焼き払われるというあまりにもアッサリとした、しかし悲惨な結末を迎えたのである……。


【設定上の性能】

基礎となるパワーアーマーフレーム*2に動力源となる小型核融合炉フュージョン・コアを装填し、その上から必要に応じて頭部、胴体、右腕、左腕、右足、左足の部位に分かれた装甲を装着、背部ハッチを開けてそこから乗り込むという形で運用することになる。
「乗り込む」と書いているが、パワードスーツとしては搭乗型というよりも装着型寄りであり、掌とかかとより先以外は人体が入っており、装甲をつけない状態では生身もむき出しになる。
とはいえ、版権さえなんとかなれば鋼のお祭りにギリギリ通常枠で出入りできるレベルか。
しかし、スーパーミュータントはパワーアーマーを素手で引きちぎる膂力を持つとされる資料もあった*3。世紀末怖い……

なお、Fallout3』まではゲームシステムの違いもあり、直接身に付けるタイプの防具であった。

上述のフュージョン・コアはPAの弱点でもあり、破損すると最悪小規模な核爆発を起こして周囲に被害をもたらす。
だがこれを逆手に取り、敢えてオーバーロード状態にして不安定になったコアをパージし別のコアヘ交換しつつ、パージしたコアを一種の核爆弾にするという戦法も出来なくはない。

尚、動かすというだけなら装甲の装着は必要無く、フレームのみでもある程度の戦闘は可能。
更に極端な事を言えばコアの装填すら必要無いが、その場合はフレームの補助電源のみに動力を頼る為になり、装着中のジャンプやダッシュ等の一部機能に制限が掛かる。


【ゲーム上の性能】

その防御力に関してはいずれのPAも圧倒的の一言であり、初期の状態ですらフル装備すれば合計で数百から千数百オーバーというのも珍しくはない。
放射能への耐性は『Fallout4』まではどのPAでも一律で同じであり、重度の汚染地帯へ出向くなら後述の整備の事も考えて、敢えて性能は控えめだが現地修理も利きやすいPAで向かうのも一手だった。
Fallout76』ではPAごとに放射能耐性が大きく異なるが、どのPAも一式装備すると90%放射線ダメージをカット*4するため対放射能への性能差はあまりない。更に『4』までと異なり修理がほぼ不要のため修理コストを考える必要すらなく、ブラストゾーンの探索やEvent:Eviction Noticeといった戦闘と放射能対策の両立ならPAが楽。*5

パワーアーマーの整備の為にはパワーアーマーステーションという専用の設備が必要になり、そこにパワーアーマーを格納してから損耗、破損したパーツの修復や各部モジュールの換装等を行う。
大抵は自動車整備工場の跡地等、そこいらの町工場だった所や大規模なPA部隊を運用する勢力の拠点にあり、前者と後者で見た目が違うが機能は同一。
勿論知識と技術力があれば自作して設置も可能。整備拠点としてだけでなく、PAを飾るオブジェとしても中々映える。


【旧アメリカ製】

カスタムメイドや個人用のワンオフまで含むと膨大な数に上る為、ここではあくまで基本機種や民生用中心の紹介としていく。

【T-45】

初出作品は『3』*6
戦前製PAとしては最初にロールアウトしたモデル。
軍から求められた水準はクリアしていたものの、テスターとして運用した兵士らからは
  • 装甲板は只の鋼板である為に被弾時の衝撃吸収力や強度に対する不安
  • その重さと部位毎のクリアランスのタイトさによる動き辛さ
  • 排熱効率が悪い上に電子部品の多くが露出している
  • 被弾すると装甲を接合している鋲が破砕され、破片が内部に飛び散り使用者を殺傷しかねない危険性がある
…と評価は今一つであった。
実際、中国軍のステルスアーマーによる装甲の隙間を狙う奇襲に対応しきれなかった面もある。
とはいえこの頃はまだPA関連技術は手探りの状態であった為にやむを得ないと言うべきか。
それでもアラスカ戦線に初投入された本機は中共軍に対して凄まじい戦果を叩き出し、PAへの恐怖心を植え付けた。

後継機種の配備が進むとT-45は州軍や一部の基地等の後方戦力にも配備された他、民間への払い下げが率先して行われ、200年近く経った後の世でも完品状態の物が様々な場所で良く見付かっており、技術力が大幅に衰退した世界では最初期のモデルとは言えその防御力の高さから重宝されている。
なお『3』の頃の東海岸BOSが主に使用しているモデルでもあるが、これは本来T-51bを運用していたものの保全が難儀だったことや、ペンタゴンでT-45dを大量に発見したことにより運用しやすいこちらに切り替えたと言う背景事情がある。

ゲーム上の性能
  • 『3』ではパッケージイラストを飾る。
  • 『4』では恐らく多くのプレイヤーが最初に手にするパワーアーマーであり、開始地点から少し歩いたコンコードでチュートリアルも兼ねてミニガンと一緒にタダで丸々一機手に入る。
    しかしイベント戦でデスクロー先生と強制戦闘に入り、アーマーの高性能ぶりと決して無敵ではない事をまざまざと見せつけられる。
  • 防御力に関しては登場PA中下から2番目という立場だが、それでも並の防具の比では無い堅牢さに加えて、修理の際に必要な資材が胴体を除き鉄のみで済むというコストパフォーマンスの良好さが何よりの魅力*7
    ジェットパックを始めとした各種モジュールも一通り揃っており、防御力もフル強化すればそこいらのレイダーやガンナーの使う銃火器程度ではビクともしない物になる為、コストパフォーマンスという点に着目するなら終盤まで使い続ける価値は十分にある。
  • 外伝作品『76』でも軍用パワーアーマー内では性能は最も低く、物理・エネルギー・RAD耐性はどれも平均未満。ただし設計図がなくても特殊能力付きレジェンダリー品がクエスト報酬や強敵のドロップ品にねじ込まれるためレジェンダリー品を集めやすいというメリットがある。

NCRサルべージ・パワーアーマー】

初出作品は『Fallout:NewVegas』。
新カリフォルニア共和国(NCR)が西海岸BOSとの戦争で鹵獲したT-45dパワーアーマーを修理した機体。
T-45dと比較すると、肩の装甲がなくなっており*8、胸部にはNCRの国旗が、腕部には赤いラインがペイントされている。
また、NCRの技術力では関節部のサーボ機構を修復することは出来なかったため、これを着用している兵士は人力で動かしている。

取り外したジョイントサーボの代わりに酸素タンクを取り付けており無動力で電気系統も関係ないためパワーアーマーやロボットに有効なパルスガンやパルスグレネード&パルス地雷等の電磁パルス攻撃には関係がない特徴を持ち、巷では人力パワーアーマーとも呼ばれている。
要は単に滅茶苦茶頑丈なプレートアーマーであり、放射能耐性も得られないが人力によるコストパフォーマンスの高さは歴代でもトップクラスでありNCRの合理的な考えがうかがえる。
重量は40ポンド(約18kg)で、オリジナルのT-45dの45ポンド(約20kg)よりも少し軽い。装甲等が外れているためか。
それでも重いと言われる辺り動力の重要性が良く分かる。
反面、通常パワーアーマーを使用するのに必要な訓練が不要という利点もある。
ちなみに中世で使われたプレートアーマーは一式でだいたい30~40kgぐらい。

作中ではストーリーが後半になってから登場するNCRの重火器兵が装備しており、「バラモン*9を背負っているようだ」と不満を漏らしている。
NCRとBOSモハビ支部が和解した上でNCRが第二次フーバーダム戦争で勝利すると、NCRからBOSに全て返却されたことが語られる。
『NV』のシステム上、これを装備しているとNCRの人間に変装していることになり、NCRと敵対していた場合は基本的に攻撃されなくなるが、逆にNCRの敵対勢力からの攻撃を受けるようになる。

【T-51】

初出作品は元祖『Fallout』(故に設定の大半は後付け)。
T-45の運用で洗い出された数々の難点の克服を図りながら、更なる性能の向上を目指して新規開発されたモデル。
装甲は避弾経始を重視し人間のプロポーションに近付けられた丸みを帯びつつ、表面硬化処理され重量を軽減しながら防御力アップに成功。
内部も人間工学に基づいたクリアランスの確保と排熱の大幅な効率化による着用時の負担の軽減、電子部品はほぼ全て内蔵に成功とT-45で見られた欠点が殆ど解決されており、T-45に続いて投入された本機は最早蹂躙と言える勢いでアラスカ戦線を席巻、アメリカ軍の主力となった。

多少はプロパガンダによる誇張も入っている*10だろうが、T-51を装備したある兵士が戦車一台を含む中共軍の部隊と対峙した時、単身で戦車の主砲を含むあらゆる攻撃を容易く弾きながらも接近、取り付くと素手で砲身をねじ切った上で戦車をひっくり返して無力化し、それを見た残りの中共軍兵士は恐慌状態に陥って逃げ出したというエピソードも残っている程。
それは兎も角、中共軍にとってはアラスカ戦線に於ける最大の驚異となったのは間違い無く、故に後の世ではその隠密性能の凄まじさ故に語り継がれた中国軍ステルスアーマー、通称「黒鬼(ヘイグイ)」を対抗策として開発する等、弱点を突く為の奇襲に特化した戦術に舵を切る事になる。
しかし同時に性能の大幅なアップグレードや新たな生産ラインの構築はコスト面に大きく響き、舞台がアラスカ奪還から中共領土への侵攻へと移り変わると流石に無視できなくなった為に、アメリカは更なる新型の開発を迫られる事になる。
また当機はT-45に次いで民間への払い下げも多く行われており、戦前の人気機種だったのもあってか様々な企業ペイントを施された物が発見される事も多い。

ゲーム上の性能
  • 記念すべき初代『Fallout』のパッケージイラストを飾ったモデル。ファンからは特に頭の形状からバケツ頭等の通称で親しまれており、現在のシリーズとシステムが異なる『1』・『Fallout2』においても他の防具と比較にならないアーマークラスと耐性を誇っていた。それでもダメージ計算の関係で死ぬ時はあっさり死ぬが
  • 『4』では大体ゲームに慣れ始めた頃で放置された物を見付けたり一部店頭に並んだりする。冬用塗装という白一色に塗る塗装パターンも用意されているのが古参ファンにも嬉しい所。
    胴体の修理用の素材に何かと多用されるアルミニウムが加わった以外はまだ鉄メインで修理出来るので、T-45からの乗り換えもしやすい。
    とは言えもう少し我慢すればより高性能なT-60が出るようになるので、スペックを重視するならそれまでの繋ぎになりがちなのが少々悲しい所。
  • 『76』では一作目以来のパッケージ担当を務めており、かつての『戦前最強』と称された性能に見直され、発売当初は物理・エネルギー耐性共にトップに位置づけられていた。
    現在はT-65やヘルキャット(実弾銃火器限定)・連合のパワーアーマーにその座は譲ったものの、物理・エネルギー耐性はバランスよく高い。なおパワーアーマー中最低のRAD耐性の座も連合にとられてしまった。

ウルトラサイトパワーアーマー

初出作品は『76』。
アパラチアBOSによってT-51をベースに開発された男のロマンである試作機。
スタイリッシュ目なデザインと紺がメインのカラーリングもイカす。
この地方特有の全ての元凶疑惑のある謎の鉱物ウルトラサイトを使用し、現地のスクライブ達の手で設計された。
要するに従来のT-51が初代ガンダムならこいつはサイコフレームだのGNドライヴだのを組み込んだ機体。未だ謎に包まれたウルトラサイトの真実次第ではガンダム通り越して放射能汚染を全部同化して火星に飛んでいったり世紀末ザルヴァートル伝説を引き起こす可能性すらある。

が、少なくともゲーム中の性能は中の上なので半分安心半分がっかりしてほしい。
メインクエで簡単に設計図が手に入るし、2022年現在では適当にプレイしていても他プレイヤーの投棄したものに混じっているなどでいつの間にか手に入っている。
物理耐性はT-51とほぼ同じと高い反面、エネルギー・放射能耐性はT-60と似て平均的。
弱点は本体に反して改造設計図は入手がラスボス(一応)のドロップ限定&超低確率で極めて困難ということ。
とはいえ2023年4月現在はプレイ人口の増加で入手チャンスが増えている。
要するに「核ミサイルで火を点けろ、燃え残った全てに」というお話だ、ヒャッハー!

ストラングラーハートパワーアーマー

ウルトラサイトPAに更なる魔改造を施した面妖な機体。なので初出は『76』。
アパラチア北東の沼地地帯を支配する危険な植物ストラングラーハートのツタを全身にまとわせた外見が特徴。
もはやこれ半分生体兵器じゃないのか?あの企業が関わってそう。
ゲーム上は解禁に多大な手間(と金塊)がかかる上に解禁後も作製に特有の材料を要する。
代わりにゲーム中トップの放射能耐性を誇り、セットボーナスで周囲に酸ダメージFoEを常時展開、攻撃にも酸ダメージを追加する。かつてはそれなりに威力はあったが不具合的な意味での威力が抜群だったため、修正とともにナーフされた。
改造モジュールは良くも悪くもウルトラサイトPAと共通。余計な手間はかからないが運ゲー。

【T-60】

初出作品は『4』。現実での歴史は浅い。
完全な新規設計故にコストの高騰を招いてしまったT-51の反省点を生かし開発されたモデル。
新規設計だったT-51とは対照的にこちらは原初のモデルことT-45の純粋な発展系となっている。
最初期であるが故に運用データも豊富に揃っていたT-45をベースに更なる装甲を施しつつ、T-51の開発と運用から得られた技術を元に内部の改良を行った結果T-51とはまた別の形でT-45の問題点を解消しながらも、コスト面ではT-51の半分以下まで抑える事に成功した。

しかしその重装甲化は特に首回りの視界悪化を招き、単機での戦場認識能力に悪影響を及ぼす事になり、故に本モデルは運用方法までもT-45の頃に立ち返り、現実の戦車のような歩兵支援兵器的な運用がメインとなった。
また本格的なロールアウトが侵攻作戦の終盤頃だったという事もあって数が少なく、主にエース部隊や本土の防衛部隊といった重要性の高い部隊に配備されるに留まっている。

ゲーム上の性能
  • 『4』のパッケージイラストを飾ったモデル。見た目はマッチョになったT-45と言った所。見分け方は肩の大きいほうが60
    上述のように生産数は少ない筈なのに関わらず、『4』に登場する東海岸BOSはこれを主力として大量に配備している。『3』で接収したエンクレイヴの施設で新規生産しているという説もある。
  • 流石にパッケージを飾るだけはありレベルが高くならないと放棄地点に沸かず店頭にも中々並ばないが、プリドゥエン飛来後はBOSからいくらでもパクれるし、アトムキャットという組織も60年代アメ車感覚で乗り回しているのでコツを掴めばいくらでも集め放題
    その防御力はT-51を突き放しているが、問題は整備に要する資材も一気に増える点。
    鉄だけでなくアルミニウムは勿論の事、やや手に入りにくいプラスチックも全体的に要求され、鉄も一つの部位につき消費する数が増え、この為遠征しても適当に拾ったジャンクから現地修理という方法が取りづらい。
    故に常用よりは難所の攻略や強敵との決戦等、重要な場面に持ち出す様にすればその高い防御力を活かせるだろう。
  • 『76』では修理コストの面では他とあまり変わらず、物理・エネルギー・RAD耐性はどれも平均的。好みで選んでいいだろう。BOS塗装があるので塗装の種類は他よりちょっぴり多い。
  • 『4』のDLC『Autmatron』ではハイテクレイダー「ラストデビル」によって改修されたテスラ仕様が登場、他のテスラアーマーと同様にEN属性武器の威力を引き上げる性質を持つ。
  • ドラマ版でもBOSの運用戦力として登場、主要キャラのスクワイア・マクシムス*11が使用。四肢にスラスターが内蔵されておりジェットパック無しでの飛行を披露した。
    一方で相対したザ・グール(クーパー・ハワード)に鈍重さや動力系統といった弱点に加え、被弾時に接合用の鋲が破砕し使用者を殺傷する……というT-45からそのまま継承した欠陥*12を突かれて振り回されており、ゲーム上では表現されない扱いの難しさや問題も強調されている。

【X-01】

初出作品は『4』。
世界が滅びた最終戦争後、米軍の僅かな残存戦力が結集して自分達の為に残された技術をかき集めて設計を行ったとされているが、開戦前のテーマパーク施設跡にスポンサーペイントの施された本モデルが展示されていたり、戦争から約30年後という比較的近い頃において旧ウェストバージニア州にてプロトタイプとその設計図が確認されている辺り、恐らく開発自体は戦前から行われていたと思われる。
T-60並の重装甲を保ちつつ、その装甲板はT-51で採用されていた硬化処理された曲面とする事で避弾経始の向上を図り、尚且つ装甲を上半身に集中して配置する事で機動性の確保にも成功している。
その性能はまさしくパワーアーマーの到達点と言うべきであるが、当然その現存数はT-60以上に稀少であり、本モデル自体が一種のお宝扱いされる事もしばしば。

ゲーム上の性能
『4』で登場。同作ではT-60すら凌ぐ文句無しの最強PA。
未強化の状態ですらフル強化したT-45に匹敵する硬さとタフネスさであり、これをフル強化した日には頑丈過ぎてパーツが一つ壊れる前に乗り手が先に息絶える有り様である。アーマーの意味ねぇ。
……が、T-60より更に嵩んだ整備コストがこのPAの運用を難しくしている。
X-01では更に一部位辺りに消費する鉄の量が増えるだけでなく、プラスチックの代わりにそれ以上に希少な素材であるが要求され、更には電子回路、アルミニウムもフルで修理するならたんまり素材を喰われる羽目になる。
これを完璧に修理するだけの資材で小さな集落が一つ作れると言えばどれだけの金喰い虫か想像出来るだろうか。
故にその頑丈ぶりと合わせてT-60と同じくここ一番という場面で持ち出すか、或いはそろそろ壊れそうな位まで使い込んでから街等の資材を調達しやすい所でゆっくり修理するのがお勧めである。
実は出現の為のレベルドリストは28からとT-51と同程度だが、その時点では確率が極端に低すぎるのでまずお目に掛かれない。まともに姿を見る事が出来るのはT-60がリストに並ぶ頃になって漸くマシな確率と言った所。

プロトタイプX-01

男のロマンだプロトタイプ!。登場は『76』。
エンクレイヴアパラチア支部に送信されていた本機の設計図をレジデントが発見することになる。
メタ的なことを言ってしまうと過去シリーズとの辻褄合わせである。
ゲーム上ではメインクエスト進行時に形ばかりの寄り道で本体設計図が手に入り、改造設計図も通常のキャップ通貨で確実に入手できる。
性能も『4』から幾分かダウングレード(エネルギー・RAD耐性は高いがT-60程度の物理耐性)したものの、入手のしやすさ、お安くなった修理コストも考えれば4から一転してお手軽で強力な機体となった。

なお、プロトタイプというものの無条件で制式仕様の塗装に戻すことができ、前作のクァンタム塗装もエラー落ちや回線切断で最初からやり直し的な意味で極めて難易度の高いクエストをこなすことで入手できるので性能以外は大差ない。
長い間、一度でもプロトタイプ塗装を外すと二度と元に戻せない仕様であったが、2022年春に修正された。

【T-65】

初出作品は『76』。
Vault 79でアメリカの金塊の山を守る為に配備されたシークレットサービス向けパワーアーマー。ドクロのようなヘルメット、異様に分厚い胴体装甲が特徴的。『76』に人間NPCを初めて、かつ大量に追加する超大型パッチ『Wastelanders』の顔でもある。
物理・エネルギー耐性はトップ、RAD耐性もストラングラーの次に高いゲーム中最高水準の性能を持つ。


エンクレイヴ製】

【アドヴァンスドパワーアーマーMkⅠ/MkⅡ】

初出作品は『2』。
最終戦争後、米政府の末裔に当たるエンクレイヴが開発したモデル。出自の関係で「エンクレイヴパワーアーマー」「X-02*13とも呼ばれる。
外観は『2』の頃はメタ的にこちらが20年近く前にデザインされたのもあってディテールの少ない、丸みのあるX-01と言う外観だが、背面にハザードマークを思わせる小型換気装置(MkⅠ)/動力パック(MkⅡ)を搭載しているのが特徴。
『3』でもMkⅡは登場するものの、設定上の性能はそのままに外観は大幅に変更されている。
これはエンクレイヴの本拠地であったカリフォルニア湾洋上のポセイドン・オイルリグを破壊・喪失したことによりキャピタル・ウェイストランドに逃れる際に外観が大幅に再設計されたため。*14
そのため2280年代では西海岸に留まるエンクレイヴ残党では旧式デザインのモデルを使用している。
X-01の設定やアパラチア支部が設計図を保有していた点を踏まえると試作モデルだったX-01を改良・発展した完成形と思われる。
ちなみにスーツの初製造は2215年、実用化は2220年とされているがこの間に数多の爆発・死亡事故が起きている……が、当時のエンクレイヴ大統領ディック・リチャードソンの命令で機密情報となっている。米政府の体制を引き継いでるのでその辺真っ黒
装甲材はMkⅠモデルでは金属とセラミックの複合装甲だが、後発のMkⅡモデルでは軽量セラミック化合物に置き換えられている。更にテスラユニットを後付することにより指向性エネルギーを分散させ、更に所有しているエネルギー兵器の威力を高める「テスラ・パワーアーマー」という派生モデルも存在する。)

旧作でもパワーアーマーは設定通り通常の防具を遥かに超える驚異的な防御力を持つのだが、敵対組織の戦闘要員ほぼ全員が装備しているのは『2』が初。*15
ちなみに同作ラスボスのフランク・ホリガンもパワーアーマーを身に着けているが、これは通常のスーパーミュータントよりもさらに巨大化した上にサイボーグ化も施してある彼専用の特注モデル。
戦前開発のパワーアーマーを運用するBOSにとっても大きな脅威であり、『3』でも「弾が効かない」と嘆くBOSソルジャーが見られた。
『2』の終盤で泥仕合が多いのはこれが原因。逆に『3』だとゲーム的な都合でT-45とどっこい程度

『76』のゲームモード「Nuclear Winter」に置いてVault51のスーパーコンピューターZAXが当機配備の要請をしていたログがある……のだがいつの間にかヘルファイアに変更されていた。流石に時系列に無理がありすぎたか。
データお漏らしで『76』にも『3』版デザインのモデルデータがアセット内に含まれてることが判明していたが、後に正式にスキンとして販売された。

【ヘルファイア】

初出作品は『3』*16
エンクレイヴがメリーランド州のアダムス空軍基地で開発したパワーアーマー。現在の設定では2080年頃には試作段階であったことが判明しているが、実用化に至ったのはその約200年後。
なお同基地ではいくつもの兵器開発計画が並行していたが、アウグストゥス・オータム大佐の指導で最も同組織内で需要の高いヘルファイアアーマー以外の計画はキャンセルされており、その途上で得られたデュラフレーム*17等の先進技術が転用・導入されている。分厚い装甲やシルエット、一部パーツ配置がT-60と似ており、どこか技術的な繋がりがある……かもしれない。
現在でも「戦後に開発・実用化された最新鋭モデル」ということもあってその防御力は「戦前最強」のT-51やエンクレイヴが使用するX-01・X-02を凌駕しており、名前の通り耐火性能も非常に高い。その性質も相まって強力な火炎弾を投射する重火器・ヘビーインシネレーターを同時に運用する「ヘルファイアトルーパー」部隊も新たに編成されておりキャピタル・ウェイストランドにおける更なる脅威となった。キャピタルはもっとヤベーのがゴロゴロしてる魔境だけどな

余談だが、『3』のコンセプトアートに「ランサーパワーアーマー」というよく似たモデルが記載されており、それをDLCで手直しして実装したのが当モデルと思われる。あと豚の鼻っぽい吸気口があるが、ここから煙草を吸うことも可能。

『76』では試作中のモデルがZAXコンピューターの工作によりVault 51に配備されており、「Nuclear Winter」の報酬として3の約200年前の時点で使用可能。ただし防御力に一切影響しない、コスメティック用スキンという扱いである。現在は「Nuclear Winter」が廃止されたため、特定の商人から購入できる。

【バルカン・パワーアーマー】

初出作品は『76』。
レイドイベント『Gleaming Depths』のクリア報酬の一つとして各パーツが入手できる。
レイドの舞台となるエンクレイヴの秘密研究施設で行われていたウルトラサイトの真の力を引き出すという『バルカン計画』によって偶然生まれたという設定。
エンクレイヴの「エプシロン部隊」で運用されていた「イコライザーパワーアーマー」に、全身各部からウルトラサイトの結晶が生えるというなかなか前衛的なデザインをしている。
性能は物理、エネルギー耐性ともにトップレベルであり、そのかわり対RAD性能はワースト。
全部位セットボーナスとしてAP回復速度+25%、フュージョン・コア持続+25%という強力な効果を持つ。
他のパワーアーマーにはない特殊な装備モジュールを多数持っているのも特徴で、特に腕部のモジュール「ジンバル・ブレーサー」は非VATS射撃時の反動とブレを大幅に抑える効果を持つためツーショットのレジェンダリー武器との相性が抜群である。


レイダー製】

【レイダーパワー】

初出作品は『4』。
主にコモンウェルス地方、及びアパラチア・ウェイストランドの中~大規模なレイダーの勢力にて運用されているパワーアーマー。
……と言っても実際はフレームの規格に合わせて様々なジャンクパーツから手作りした外装を装着させているだけ*18の代物。
レイダー製らしく大抵は威圧的な装飾が施されているが肝心の性能は所詮ジャンクの寄せ集めとしか言えない低品質さであり、正規品なら扱えたモジュールも規格外品が故か一部は使用出来なくなっている。
だが言い換えればフレームの規格にさえ合っていれば現地調達でのパーツの修復や改修、極端に言えば製造まで容易な程構造が単純というパワーアーマーの利点を巧みに利用しているという事であり、レイダーの勢力によっては装甲を強化した上で、それに高圧電流を流せるように改造を施し一種のバリアにする等の独自の発展を見せている事も。

ゲーム上の性能
  • 『4』では最も低スペックだが修理コストも最安価という立場のパワーアーマー。コモンウェルス地方のレイダーが文字通りの「ハイテクレイダー」と称されている理由の一つ。
    防御力はT-45にすら遅れを取り最下位だが唯一放射能耐性だけはその他パワーアーマーと同率であり、しかも修理に必要な素材が意識せずともかき集めている事の多いが少量のみという、整備コストという面からすればずば抜けて良好。
    先述の通り防御力は全パワーアーマー中最低なものの、それでも並の防具よりは遥かに強固なので放射能汚染地帯にて探索をメインにしなるべく交戦を避けるような運用や、入植者に装備させ万が一に備えるのにも使いやすい。
  • 『76』では各種防御力がT-45よりやや低い程度まで引き上げられ、ジェットパックも使用可能になった。それでも下から数えたほうが早いくらい性能は低く、修理コストも上がり独自ペイントも無いため下位互換気味。
    しかし何よりその他のパワーアーマーに無いポストアポカリプス感に溢れるルックスから、一部のユーザーには熱い支持を得ている。またT-45と同じく設計図がなくともレジェンダリー品が報酬としてねじ込まれるという特徴があるためレジェンダリーは揃えやすい。

【ヘルキャット】

初出作品は『76』。便宜上ここに記述。BOSも長い間ハイテクレイダー扱いされてたし。
ヘルキャット傭兵団が運用するパワーアーマー。カクカクとしたデザイン、暗い茶色のメインカラー、赤く光りヘッドランプの役割を担うバイザーアイと異端のデザインをしている。傭兵団がどういった経緯で入手したのかは不明。
物理耐性は平均より高いが、エネルギー・RAD耐性は下から2番目と最低クラス。一式運用すると実弾ダメージを10%軽減する特殊能力があり、ライフルやミニガンなどの銃火器限定でT-65以上の非常に高い防御性能を発揮する。

『76』の各レイダー勢力仕様

ゲーム上のパーツとしては実装されておらず、課金スキンとしての登場。
クレーター、ブラッドイーグル、ファナティックなど。
通常のレイダーパワーを勢力の色にリペイントしたり、あるいは完全に勢力オリジナルの改造(といっても応急処置とヒャッハーな装飾だが)を施した機体。
そもそも制式の量産型を無理やり修復しているはずのレイダーパワーがどれもこれも同じ見た目のほうがおかしかったのだが……。
一部は実際に敵として登場するが、その多くは実在しているか不明である。


【民生品】

【エクスカベーター】

初出作品は『76』。
米軍が開発した戦闘用途のパワーアーマーではなく、「Excavator(採掘者・採掘機)」の名の通りアパラチアのガラハン鉱業が開発した採掘用途の民生品パワーアーマー
正式名称「Exc-17 Excavator Suit」。デザインはT-45に似通ったシルエットだが、これはT-45をベースに設計されたため。
採掘作業に必要なサーボ機能や鉱物格納スロット*19や両肩のランプだけでなく、落盤や崩落等の事故や放射能等からの搭乗者保護を重要視した設計になっている。
これはヌカ・コーラ社などが代表されるように倫理観もクソもない戦前企業が多い中、ガラハン鉱業が(他と比べて)非常に稀なまともな企業という側面も強い。
しかし同社の代表的商品としてだけでなく鉱業産業への未来を託して売り出すはずだったものの、敵対企業であるホーンライト・インダストリアルが仕掛けた「機械vs人」の採掘対決において破れてしまった*20ことでガラハン鉱業が没落してしまい日の目を見なくなってしまったと言う経歴がある。


ゲーム中の性能としては前述の通り戦闘用のパワーアーマーでは無い為、全パワーアーマー中最も防御力が低い。ジェットパックは唯一使用できず、RAD耐性も平均的。
そのかわり一式運用で所持重量+100、腕部だけでも各種鉱脈からの採掘量が2倍という他にない特徴がある。特に重量に関する問題が多い同作において、所持重量が3割も増えるボーナスの恩恵は非常に大きく、T-51やT-65が運用可能でも当機を好んで使用するベテランレジデントも多い。

【連合のパワーアーマー】

初出作品『76』。
核戦争時に爆撃を受け荒廃したピットを、戦前の一大工業都市『ピッツバーグ』へ戻そうと努める入植者の集団ピッツバーグ連合*21のパワーアーマー。茶色のメインカラー、頭部の太い1本のバイザーアイ以外は既存のパワーアーマーにデザインが近い。
ピットを支配するレイダー達の強力な実弾火器や、(この時代では)正体不明の怪物トロッグの毒に対抗するためか、T-51を超える最高クラスの物理耐性、そしてパワーアーマー唯一の高い毒耐性を標準搭載。更に所持重量+75と大盤振る舞いの性能だが、エネルギー耐性・RAD耐性は最低クラスと割り切っている。

『76』の課金スキン

レイダーパワー同様の実在してるかも怪しいパワーアーマーの非レイダー版。


【その他】

基本的に『76』における課金スキンである。
「どう考えても実在してねーだろ!」というものもあれば、MSV的な感じで設計図だけはありそうなもの、登場しないだけで間違いなく実在してそうなものまで多様。
『4』と比較して酷評されがちな『76』だが、パワーアーマー周りはスキンのおかげでアーマード・コアごっこができるまでに進化しているのは間違いない。
リアルマネーが青天井? ガチャよりマシだと思え。

【エイリアン・インベーダー】

シリーズおなじみのエイリアンがまとっているパワーアー……パワーアーマー?
頭部スキンがヘルメットをかぶったエイリアンそのもの。
2023年4月現在2種類が存在し、レッドショルダーごっこに最適なスキンである。

【MSVっぽいの】

「中国側に鹵獲され改造されてしまったパワーアーマー」や「リバティ・プライムと関係の有りそうなパワーアーマー*22」など。
作中で実際に開発(が構想されたものの企画倒れしてそう)された機体の数々。

【作中作系】

シリーズでおなじみの作中作「グロッグナック」や「アーマーエース」などに登場するキャラクターをモチーフにしている機体。
どう考えても作中の世界には実在してなさそうな機体群だが、プロパガンダで企業の宣伝塗装をした実例があるし、エイリアンがいる世界なのでもしかしたらノンフィクションかもしれない。

【完全なお遊び】

年明けやクリスマス、ハロウィンなどをモチーフにしたスキン。
次回作のためのお布施と思って課金するがよかろう。


追記・修正はパワーアーマーを修理しながらお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Fallout
  • Falloutシリーズ
  • パワードスーツ
  • パワーアーマー
  • T-45
  • T-51
  • T-60
  • X-01
  • ヘルキャット
  • ヘルファイア
  • エンクレイヴ
  • ウルトラサイト
  • エクスカベータ
  • レイダーパワー
  • PA
  • 強化外骨格
  • 装甲服
  • 人力パワーアーマー
最終更新:2025年01月28日 01:23

*1 「アンカレッジの戦い」で壊滅的敗北を喫した時点で中国が核の使用を決断したと言う説や、密かに地球に来ていた宇宙人が放ったというトンデモ説まで様々あるが、今の所確たる説は存在しない

*2 『76』ではパワーアーマーシャーシ

*3 あるいはボツ設定ではなく、スーパーミュータント自体設定上のスペックがピンキリなので、その中の一つに限った話かもしれない

*4 https://fallout.fandom.com/wiki/Power_armor_(Fallout_76)より。頭部含めた1パーツごとに15%カット×6パーツ

*5 ただしEvent:Radiation Rumbleの汚染地帯は90%カット機能が無効化されるので、防御を捨てて防護服やステルススーツを着ていくか、RADアウェイを頻繁に使用する必要がある

*6 デザインは全く異なるが旧作の没タイトル「Van buren」の時点で存在していた

*7 胴体のみ鉄に加えて電子回路が必要

*8 後年発売された可動フィギュアでは肩の装甲が追加されている

*9 ウェイストランドに生息している双頭の牛

*10 「砲身を捩じ切って戦車をひっくり返す」のは設定上PAには自動車ですら片手で薄いプラ板の如く容易くひっくり返せると言われる程のパワーアシスト機能があるとされる事を考えれば有り得るものの、T-51bの防御力については25000Jまでの衝撃を吸収・無効化可能とあるが、資料によっては10分の1の2500Jとなっていたりする。後者の場合ゲーム中にも登場する.308口径弾(約3600J程度)以上の弾薬には容易に装甲を抜かれてしまうことに……。後述の戦車砲弾を弾き飛ばした逸話に至っては無茶である。現代の主力戦車であるM1エイブラムスが運用する対戦車砲弾M829が約1200万J程なので……。

*11 当初従属していたナイト・タイタスの死亡後に引き継いだ。以後ナイトを勝手に名乗り階級詐称をしている。

*12 ただ、この欠陥は戦前にT-45を扱い仕様を熟知していたクーパーだから突けた側面も強い

*13 本来X-01に引っ掛けたユーザー間の名称で公式のものではなかったが、CreationClubの追加コンテンツでこの名称が使用されている

*14 これは製品版でオミットされた「シルエットが非常に良く似た首都決戦用のPA「T-52a」をエンクレイヴが回収した」設定の名残、本来はFallout:Tacticsの中西部BOSパワーアーマーとも密接な繋がりのある設定でもあった

*15 『1』のBOSもT-51bが数多く配備・運用されているが、あちらはまず敵対することはなかった

*16 DLC「BrokenSteel」導入で追加

*17 アイボットの強化外装、『NV』に登場するED-Eがその数少ない実装例

*18 とはいえ、よく見ると胴体はT-45、腕はT-51の物を使っている等一部は軍の物を使ってはいる。

*19 ゲーム内では所持重量+100として反映

*20 実際の所、この勝負自体がホーンライトが仕組んだ罠。これは採掘用重機としてもホーンライト内部でも非常に評価が高かったことによることが敵対的買収の原因であることが社内の機密で確認できる。事実、この勝負の結果は非常に危ういものだった

*21 なおゲーム中でピッツバーグ連合のメンバーは誰もパワーアーマーを着ていない。連合のロゴとパワーアーマー両方に『42』の表記があるので間違いなく連合のパワーアーマーなのだろうが……。ちなみに元々は戦前の労働組合の一つ『ローカル42区』だった

*22 実際に彼のプロパガンダを喋ってくれる