ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!

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ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!! - (2014/06/17 (火) 20:36:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/10(木) 06:32:37
更新日:2023/05/14 Sun 05:01:13
所要時間:約 7 分で読めます




『ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!』とは、2010年7月15日に発売されたPSP用ソフト。発売元はドラス、開発元は不明。


【概要】
タイトル通り、このゲームはブロック崩しゲーム。
バーでボールを弾き、ブロックを壊してゆく。ライフは3だがアイテムで増量可能。ボールが下に落ちるともちろん1ミス。
ブロックを全て壊すと、ハローキティの装飾品に身を包んだ女の子のイラストを見ることができる。
実質キティはモブキャラ

ブロック崩しという安全なジャンルではあるのだが、実際はかなりのクソゲー
他の強力なクソゲー達との競り合いを制し、見事クソゲーオブザイヤー2010携帯機部門の大賞に輝いた。

このゲームが酷評されている主な理由は、想像を絶する難易度にある。
公式曰く「見た目はキュートだけどゲームはハード!?」らしいが、ハードとかいうレベルじゃない。マゾゲーに近い鬼畜難易度。
付いた愛称が「覇王鬼帝」「鬼帝」。

\死ぬがよい/


【ブロックの種類】
  • ノーマルブロック
耐久度1。普通のブロック。

  • ハードブロック
3回ボールを当てないと壊せない。
これがギッシリ敷き詰められた、嫌がらせとしか思えないステージがある。

  • 反射ブロック
跳ね返ったボールが一瞬高速になる。これが結構酷い。事故死の主な原因@。

  • 復活ブロック
一定時間経つと復活するノーマルブロック。

  • 敵ブロック
バーに当たると1ミスになる弾を真下に発射してくる。耐久度1。
弾が発射されるタイミングはランダムなので、ボールと弾が被り死亡確定になることも。
弾を防ぐ方法はないので、只管避けてブロックを壊すしかない。途中から何のゲームをやっているか分からなくなる。
これが横にズラッと並んでいる、明らかにクリアさせる気が無いステージも存在する。事故死の主な原因A。

  • 爆弾ブロック
ボールを当てると爆発、周りのブロックに1ダメージを与える。唯一役に立つブロック。

  • 破壊不可ブロック
壊せないブロック。


【難ステージ】
絵師ごとにステージが分かれており、ステージは1〜12で構成される。
ステージごとに異なるルールがあるのだが、あまりに理不尽なものがある。

  • 鈴(りん)ステージ
ボールとバーの周りしか明るくならない。見えないところからいつの間にか弾が来ていて事故死、適当にボールを打ったら反射ブロックに当たり良く分からないうちにミス、なんてことは良くある。
一定時間経つと一瞬ステージ全体が明るくなるが、あまりフォローになっていない。

  • カリナステージ
バーの形が丸になる。ステージ8から難易度が鬼畜になる。
ステージ9.10.12は敵ブロックが横に並んでいる為、運が悪いと避けられない弾幕ができ死亡

  • 麗流(うらる)ステージ
全ての蕾に弾を当て、花を咲かせるとクリア。蕾は小さく、非常に当てづらい。
大量の蕾に当てる必要がある作業ステージ7、上述のハードブロックが大量に敷き詰められたステージ10壊せない位置にいる敵ブロックが弾を撃ってくるステージ11〜12等、ちゃんと考えて設定したのか疑問が沸くステージが多々ある。

  • マールステージ
タコのような敵にボールを当てて倒すとクリア。ふらふら動くうえ後半になると弾も撃ってくる。
後半になるにつれタコの耐久も増えてゆく。ステージ12ではなんと50。敵ブロックや反射ブロックも登場する。

  • シズクステージ
4方向に向く矢印を全て正しい方向に揃えるとクリア。矢印はボールが当たるたび向きが変わる上に小さいので当てにくい。
後半になると矢印の数も増える。ステージ10以降は特に鬼畜。4〜6個の矢印を全て正しい方向に揃えるとかふざけている。
幾度も向きを揃え直す様から別名「セルフ賽の河原」。
ステージ10には反射ブロックが、11〜12には敵ブロックが大量に登場する。12の敵ブロックは破壊不可ブロックに守られている。

これ以外のステージも軒並み難しい。
実力云々以前にかなりの運と忍耐力を要する。


【その他問題点】
  • バーの動きが遅い
  • 時々ボールがあらぬ方向に反射する為、事故死率が非常に高い。
  • 難易度があがる度にHなイラストになっていく、等といったことは一切無い。
ステージ1をクリアしようがステージ12をクリアしようが、ずっと同じ絵なのである。クリアの見返りが殆ど無い。
  • BGMが少ないうえに短い。ループも不自然。
  • 設定はBGM / SEの音量調節のみ。残機設定など無い。とある伝説のクソゲーによく似ている。
  • スタッフロールすら無い為、開発会社は不明。不確定だが、ホープムーンという説が有力。


【余談】
救済措置か、殆どのステージでアイテムが出現する。貫通やライフ増加、ボール増殖あたりはかなり役立つ。
というかアイテムに頼らないとクリアするのがほぼ不可能に。
まあ鬼畜難易度にも関わらず、アイテムが出現しないステージもあるが。

有名な絵師がイラストを手掛けている為、どのイラストも可愛らしく好評。
イラストまで微妙だったら完全に終わっていただろう。
ただしイラストの全てはゲーム発売前に公表されているので目新しさは全く無い上にググればいつでも見れる。

ステージごとにルールが変わる、ブロックに種類がある等、アイディアは悪くない。素材自体は悪くなかったのだが、どれも生かされていないのが残念。
素材の良さといい、少なすぎるオプションといい大奥記と似たものを感じるが、ゲーム自体に関連はもちろん無い。

なお、このゲームが発売された2010年には多くのクソゲーが産出されており、かなりの激戦となった。
他のノミネート作には体が全て土俵外に出るまで(足が外に出ても)負けにならない相撲、ローキックだけで勝てるキックボクシング等のクソミニゲームが101個詰め込まれた『どんだけスポーツ101』、
フリーズ・詰みになるバグまみれの着せ替えゲーム『プーペガールDS2』、
テンポ悪い・味方部隊が敵になる等バグだらけ・フリーズ頻発、挙句の果てにPSPの電源まで落ちる『大戦略PERFECT 〜戦場の覇者〜』等がある。
終わってみればノミネート作は合計7作。2008年据置機部門の七英雄を彷彿とさせる充実した年となった。

また、続編『ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュV』も発売。
再びやらかすのではないかという、不安(期待?)の声は尽きなかったが、ブロック崩しゲームとしてはまともな出来になった。
完全版『ブロッククラッシュZ』も発売。
こちらもまともな出来でブロック崩しとして楽しめる。が、一部魔神の降誕を期待した層からは残念がる声があったりなかったり。

なおそれまで据え置きと同じAA(オプーナ)だった携帯ゲーム版KOTYWikiのトップページは一番上の画像と同じようなAAに変更された。



鬼帝「よくぞここまで読んでくれた。地獄に落とされたくなければ追記・修正するがよい」カンッ

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