登録日:2009/11/29(日) 13:19:01
更新日:2024/01/01 Mon 00:23:02
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本作はスーパー戦隊第8作目で、1984年放映。
「
科学戦隊ダイナマン」から参加した出渕裕が続投して再びキャラクターデザインを担当。
特に、バイオハンター・シルバおよびメカジャイガンのデザインは今でも根強い人気を誇る。
音楽も前作までとは趣がだいぶ変わっており、矢野立美氏による荘厳なストリングスのアンサンブルとポップなシンセサイザーの音色が組み合わさった楽曲群も評価が高い。
特撮ものの主題歌としては珍しく、ブラックミュージック風の陽気な曲調のED曲「バイオミック・ソルジャー」が今なお印象に残っているというファンも少なくないのではなかろうか。
【あらすじ】
超物質「バイオ粒子」を巡る戦争の果て遥か昔に滅んだ惑星、バイオ星。
そこから飛来したバイオ星の生き残りピーボとバイオロボは地球にたどり着き、5人の若者にバイオ粒子を与えた。
それから500年、ドクターマン率いる新帝国ギアが地球侵略に乗り出した。
バイオ星と同じ事にならない様、ピーボはバイオロボを率いて現代の5人の若者をバイオマンとして一緒に戦う決心をした。
【登場人物】
★郷 史朗/レッドワン(演:阪本良介)
バイオマンのリーダー。スペースシャトルのパイロット。
明るく優しい熱血漢であり、典型的な戦隊ヒーローのレッド像。バイオ粒子の影響で動物と会話出来る。
リーダーとして他のメンバーを支えるのみならず、終盤では自らの過去も明かされる。
個人技はバイオソードに炎を宿して斬り付けるファイヤーソード。
典型的なレッド像から、中川翔子をはじめとしたファン人気が高いキャラ。
中の人自身も、演技経験がゼロに近い新人で構成された主要メンバー中では唯一の演技経験者だったため、撮影の際にはみんなを引っ張るリーダー的存在であったそうである。
★
高杉真吾/グリーンツー(演:太田直人)
カーレーサーをやっていた青年。機械の扱いに長け、ダンスが得意技。ミカの後を継いでバイオマンのサブリーダーとなる。
明るく純朴な性格だが精神面はやや頼りなく、年下のジュンに小突かれたりすることも。
ゴツい外見、
エゲ声、ヘタレさなどから一部のファンの人気が高い。
やべどぉ~!
中の人は、現在は会社を立ち上げ実業家に転向している。
★南原竜太/ブルースリー(演:大須賀昭人)
マリンスポーツを趣味とする青年。
少年ぽく喜怒哀楽がハッキリした性格で、他のメンバーより直情径行な一面がある。
高杉とは無二の親友となる。香港の某アクション俳優とは無関係。
その独特の太い眉毛から、しばしば「若い頃の志村けん」みたいな顔だとファンからネタにされる。
中の人は、俳優を引退した後、接骨院を開業した。近年になってTwitterのアカウントを取得し、ファンと同じ目線に立って当時の話を聞かせてくれる存在として親しまれている。
グディーンヅゥーのネタや、当時の自分が「志村けん」呼ばわりされていることも把握しており、よく自虐ネタにしている。
★小泉ミカ/イエローフォー(演:矢島由紀)
バイオマンの初代サブリーダー。カメラマン志望で、亡くなった兄の意志を受け継ぎ、アフリカまで撮影の旅に行くことが夢。
そのため、いきなりバイオマンのメンバーに選出されたことは不本意であり、自分の夢のために断ろうとしたが、郷の説得により事態を受け容れ、改めて仲間へと加わる。
クールで気が強い一匹狼のように見えるが、根は優しい性格で、仲間に対して次第に笑顔を見せるようになる。
ピンクファイブがピンチに陥れば、彼女が助けに行ってフォローしてあげるのは序盤における恒例の展開だった。
戦隊ヒロインには珍しいタイプのキャラだったが、早くして新帝国ギアの攻撃を受けて戦死。埋葬されるときは変身した姿のままだった。
演じた矢島由紀は「
宇宙刑事シャリバン」のベル・ヘレン役などでも有名であり、将来を期待されるアクション女優だったが、突然“謎の失踪”をしたと言われており、ストーリーがこんな展開になったのはそのため。
今でも消息不明だと思われていたが、ヅゥーの中の人が後にオナベバーで彼女を見たとの事。
その後、後述のジュンが出てくるまでの数話は田中真弓さんが代理で声を当てた。
★矢吹ジュン/イエローフォー(演:田中澄子)
ミカの後を継いだ二代目イエロー。優秀なアーチェリー選手で変身後でもその技能を活かす技もある。
気さくな性格でありながら凛とした雰囲気を持つ少女。他のメンバーとも積極的に絡む。
特にひかるとコンビを組むことが多く、戦闘中に互いにフォローし合う事が多い。
★桂木ひかる/ピンクファイブ(演:牧野美千子)
フルートを愛する少女。
心優しく、いかにも清楚なお嬢様といった雰囲気を醸し出しているが、単なるテンプレの清楚系キャラには留まっておらず、妙なところでノリの良さを発揮し、たびたび迷言を発する。
勇敢な一面も持ち合わせ、彼女の機転で危機を脱することも多かった。
また、薬草に詳しいなどアウトドア派なところも。
夏服ではやたらヘソチラやブラチラをして大きなお友達を喜ばせてくれた。
本作以後、女優を引退した牧野氏は、嫁いだ先の佃煮屋の女将として店を大繁盛させる実績を築きあげた後、芸能活動も徐々に再開するようになったものの、2017年ごろにワイドショーを賑わせた「舞台公演の主宰者の横暴な振る舞いに激怒した一部の役者が主宰者と対立する」というニュースにて、反旗を翻した当事者のひとりとして名前が挙がることとなり、変なところで有名になってしまった。久々に名前を目にして驚いたファンも多かったのではないだろうか。
★ピーボ(声:太田淑子)
バイオマンをサポートするロボット。バイオ星で作られた。
少年のような人格を持っており、泣いたり笑ったり非常に感情豊かな性格をしている。
やたら無茶振りが激しく、ぶっちゃけ終始上から目線のように見えるのは気にしてはいけない。
★
バイオロボ
バイオジェット1号と2号が合体した巨大ロボ。
言葉を話すことはないが、バイオマンをスカウトしたりと自我を持っている。
後半からの必殺技は必殺剣・スーパーメーザーから繰り出す「バイオ粒子斬り」。
バイオ・ロボといっても、某てつをとは関係ない。
★バイオドラゴン
バイオジェット1号と2号を輸送する空中母艦。
★バイオレーサー
レッドとイエローが乗るバイク。
★バイオターボ
グリーン、ブルー、ピンクが乗る自動車。
側面からターボミサイルを発射する。
【新帝国ギア】
総統ドクターマン率いる、メカ人間で構成された組織。
詳細は
新帝国ギアを参照。
【海外展開】
後にサバン・エンターテイメントを立ち上げて
パワーレンジャーシリーズを制作したハイム・サバン氏は当初、本作を売り込もうと考えていた。
アメリカではどこからも相手にされなかったが、フランスからは一定の理解が得られ、吹き替え版が放送されて大ヒット。
あまりの人気ぶりから、パワーレンジャーが来仏するまでは以降の作品も「バイオマンシリーズ」として放送されており、現在でも特撮ヒーローといえばバイオマンというフランス人ファンは多い。
フランスで毎年開催されているジャパン・エキスポでは主催者直々のオファーでキャストが招かれたこともあり、会場では主題歌大合唱が巻き起こるほどの盛り上がりを見せた。
バイオ粒子反応あり! 追記! 補足! 編集!
- モンスターの中の人はガチホモ。 -- 名無しさん (2013-11-30 01:14:32)
- 最初のイエローが死んだときはショックだった(中の人の事情を知ったときも)。ピーボの中の人が「ヤッターマンのガンちゃん」だったのが好感が持てた。 -- 名無しさん (2013-11-30 09:25:35)
- ↑2だからジュウオウとあんなに仲良しだったのか!(お手々繋いでランラランララ~ン♪) -- 名無しさん (2013-11-30 09:40:58)
- 怪人関係が出ずジューノイドしか出ない珍しい特撮だった。しかしメッサージュウとアクアイガーの扱いがひどくないか?メッサージュウは1話で、アクアイガーはテレビランドのコミカライズ1話で最初に出てきた記念すべきジューノイドなのに。 -- 名無しさん (2013-11-30 11:36:04)
- バイオロボに搭乗しているとき大抵の戦隊は技の名前を言うけどこれでは言わずに必殺技を実行していたような気がする。 -- 名無しさん (2013-11-30 13:27:45)
- ストロング小林!?ストロング金剛じゃないの? -- 名無しさん (2013-11-30 22:08:23)
- ピンクのひかるさんは築地にいたんですね。 -- 名無しさん (2013-12-06 21:08:57)
- レッドワン「今度の戦隊は1号2号と呼ぶのか。」 -- 名無しさん (2013-12-07 00:31:35)
- ジェットマンに先駆けてメンバー内恋愛やる案もあったとかいう噂聞いた事あるが本当だろうか?郷がミカかひかるのどっちかとロマンスやる予定だったのかねぇ~? -- 名無しさん (2014-01-16 16:14:37)
- ↑6怪人に相当するメカジャイガン&ネオメカジャイガンが居たぞ。ロボ戦専用で等身大戦無かったけど。 -- 名無しさん (2014-01-16 21:37:23)
- 行動隊長アクアメッサー←ゴーカイのガセ -- 名無しさん (2014-01-17 00:32:09)
- ジュウオウの「おやび~~ん」という言葉に当時「萌え」を感じた。 -- 名無しさん (2014-05-09 21:40:55)
- レッド役の坂元さんは、スーパーヒーロー大戦でもいい無双っぷりを出してました。 -- 誉彦 (2014-05-10 19:04:07)
- 戦いの中で父親を失った郷さんはかわいそうだった。でもそれを乗り越えたからゴーカイジャーに大いなる力を与える重要なポジションを担う存在になったのかも。 -- 名無しさん (2014-06-02 21:11:07)
- 小さい頃は何も分からずに見ていたが、これまでに比べて暗くてハードな話のオンパレード。いきなりイエローは戦死、仲間内で喧嘩、何かとメンバー個別にピンチ、敵のボスは家庭崩壊・・・今見るとキツい -- 名無しさん (2014-07-14 16:16:41)
- 当時少年ジャンプの読者ページで「バイオマンの必殺技は99%敵を逃がしている」と投稿されていたな。 -- 名無しさん (2014-07-14 17:10:22)
- おまんが倍でバイオマン -- 名無しさん (2014-12-15 10:39:51)
- ↑お饅頭が倍? -- 名無しさん (2014-12-15 12:29:48)
- 「人間爆弾ジュン」このタイトルでザンボット3を思い出し真っ青になった思い出(無事でしたが) -- 名無しさん (2014-12-15 20:18:37)
- 不憫なメッサージュウとアクアイガー -- 名無しさん (2015-03-01 12:43:59)
- 「科学が発達するほど冷たく潤いのない世界になっていく」…今がまさにそうだな。80年代戦隊は「科学文明への警鐘」がテーマになっているといっても過言ではない。 -- 名無しさん (2015-03-24 16:25:13)
- そして30年後の第10話『トカッチ夕焼けに死す』 ファッ!? -- 名無しさん (2015-03-24 19:28:39)
- イエロー戦死という悲劇に見舞われているが、なかなかの名作です -- 名無しさん (2016-01-10 12:54:47)
- 新帝国ギアの項目を移転 -- 名無しさん (2016-09-03 06:45:59)
- 坂元さんガンだったのか。手術には成功したそうだが…。 -- 名無しさん (2016-10-04 08:39:07)
- モンスターの「ドクターマン様ぁぁぁ!バルジオンをお届けしますぞぉぉぉ!ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」と叫んでの爆死は敵ながら天晴れな死に方だったわ。 -- 名無しさん (2017-09-18 11:01:39)
- 一から組織を作りバイオマンと張り合ったドクターマンってとんどもない奴だよな -- 名無しさん (2018-01-28 16:30:22)