超電子バイオマン

「超電子バイオマン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

超電子バイオマン - (2018/06/19 (火) 18:07:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/29(日) 13:19:01
更新日:2024/01/01 Mon 00:23:02
所要時間:約 5 分で読めます


タグ一覧
80年代戦隊 80年代特撮ヒーロー ※土曜夕方18時です。 さよならイエロー ちょくちょく渋谷でゲリラ撮影 みんなのトラウマ カラフルな蛍光灯 グディーンヅゥ! コードネーム呼び戦隊 ジューノイド五獣士 スーパー戦隊シリーズ タイトルに戦隊がない テレビ朝日 ドクターマン バイオソード!←ビーム撃ちながら バイオミック・ソルジャー バイオ粒子のバイオマン パイタッチ マン戦隊 レジェンド戦隊 ワン!_ヅゥー!_スリー!_フォー!_ファイブ! 中川翔子オススメ 倍オマン←ところでオマンって何? 出渕裕 口あり戦隊 女だからってバカにしないでよ! 宮内タカユキ 岐阜県 弓万能説 悪を遮る壁になれ 新帝国ギア 曽田博久 村越伊知郎 東映 正統派レッド 特撮 第8作 自重しないセクハラ 超電子バイオマン 超電子鬼 鈴木武幸



「ワン!」
「ヅゥー!」
「スリー!」
「フォー!」
「ファイブ!」


超電子!
ン!



本作はスーパー戦隊第8作目で、1984年放映。
科学戦隊ダイナマン」から参加した出渕裕が続投して再びキャラクターデザインを担当。
特に、バイオハンター・シルバおよびメカジャイガンのデザインは今でも根強い人気を誇る。

音楽も前作までとは趣がだいぶ変わっており、矢野立美氏による荘厳なストリングスのアンサンブルとポップなシンセサイザーの音色が組み合わさった楽曲群も評価が高い。
特撮ものの主題歌としては珍しく、ブラックミュージック風の陽気な曲調のED曲「バイオミック・ソルジャー」が今なお印象に残っているというファンも少なくないのではなかろうか。



【あらすじ】


話は500年前にまで遡る。
遠い宇宙にあった星・バイオ星は、高い科学技術を持っていたものの、超物質・バイオ粒子を巡る戦乱の果てに滅んでしまった。
辛うじて逃げ延びたバイオ星のアンドロイド・ピーボは、巨大ロボット・バイオロボを伴い、バイオ星人にとって「宇宙でいちばん美しい星」と語り継がれていた惑星・地球へと辿り着き、その場に居合わせた5人の地球人の若者*1に向けてバイオ粒子を浴びせた。
それが、かつての自分たち(バイオ星)と同じ轍を踏ませないための手助けになると信じて…。

そして500年後。自らを絶対的な存在であると信じて疑わない悪の科学者・ドクターマン率いる「新帝国ギア」が地球侵略に乗り出した。
各地の人々が無差別に殺傷されていく中、それに呼応して目覚めたバイオロボは、500年前のあの時の若者の子孫を探すべく行動を開始する。
バイオ粒子は人間に特殊な能力を授ける作用を持ち、その力を持った人間は「バイオマン」に変身することが出来るのだ。
バイオロボによって集められ、ピーポから事情を聞かされた現代の5人の若者はバイオマンに変身し、見事に新帝国ギアの撃退に成功する。
しかし、いよいよ戦いはこれからという時に、「イエローフォー」の小泉ミカだけは、その場からサッサと帰ってしまい…?


【登場人物】


郷 史朗/レッドワン(演:阪本良介)
バイオマンのリーダー。スペースシャトルのパイロット。
明るく優しい熱血漢であり、典型的な戦隊ヒーローのレッド像。バイオ粒子の影響で動物と会話出来る。
リーダーとして他のメンバーを支えるのみならず、終盤では自らの過去も明かされる。
個人技はバイオソードに炎を宿して斬り付けるファイヤーソード
典型的なレッド像から、中川翔子をはじめとしたファン人気が高いキャラ。

中の人自身も、演技経験がゼロに近い新人で構成された主要メンバー中では唯一の演技経験者だったため、撮影の際にはみんなを引っ張るリーダー的存在であったそうである。

高杉真吾/グリーンツー(演:太田直人)
カーレーサーをやっていた青年。機械の扱いに長け、ダンスが得意技。ミカの後を継いでバイオマンのサブリーダーとなる。
明るく純朴な性格だが精神面はやや頼りなく、年下のジュンに小突かれたりすることも。
ゴツい外見、エゲ声、ヘタレさなどから一部のファンの人気が高い。やべどぉ~!

中の人は、現在は会社を立ち上げ実業家に転向している。

南原竜太/ブルースリー(演:大須賀昭人)
マリンスポーツを趣味とする青年。
少年ぽく喜怒哀楽がハッキリした性格で、他のメンバーより直情径行な一面がある。
高杉とは無二の親友となる。香港の某アクション俳優とは無関係。
その独特の太い眉毛から、しばしば「若い頃の志村けん」みたいな顔だとファンからネタにされる。

中の人は、俳優を引退した後、接骨院を開業した。近年になってTwitterのアカウントを取得し、ファンと同じ目線に立って当時の話を聞かせてくれる存在として親しまれている。
グディーンヅゥーのネタや、当時の自分が「志村けん」呼ばわりされていることも把握しており、よく自虐ネタにしている。

小泉ミカ/イエローフォー(演:矢島由紀)
バイオマンの初代サブリーダー。カメラマン志望で、亡くなった兄の意志を受け継ぎ、アフリカまで撮影の旅に行くことが夢。
そのため、いきなりバイオマンのメンバーに選出されたことは不本意であり、自分の夢のために断ろうとしたが、郷の説得により事態を受け容れ、改めて仲間へと加わる。
クールで気が強い一匹狼のように見えるが、根は優しい性格で、仲間に対して次第に笑顔を見せるようになる。
ピンクファイブがピンチに陥れば、彼女が助けに行ってフォローしてあげるのは序盤における恒例の展開だった。
戦隊ヒロインには珍しいタイプのキャラだったが、早くして新帝国ギアの攻撃を受けて戦死。埋葬されるときは変身した姿のままだった。

演じた矢島由紀は「宇宙刑事シャリバン」のベル・ヘレン役などでも有名であり、将来を期待されるアクション女優だったが、突然“謎の失踪”をしたと言われており、ストーリーがこんな展開になったのはそのため。
今でも消息不明だと思われていたが、ヅゥーの中の人が後にオナベバーで彼女を見たとの事。
その後、後述のジュンが出てくるまでの数話は田中真弓さんが代理で声を当てた。

矢吹ジュン/イエローフォー(演:田中澄子)
ミカの後を継いだ二代目イエロー。優秀なアーチェリー選手で変身後でもその技能を活かす技もある。
気さくな性格でありながら凛とした雰囲気を持つ少女。他のメンバーとも積極的に絡む。
特にひかるとコンビを組むことが多く、戦闘中に互いにフォローし合う事が多い。

桂木ひかる/ピンクファイブ(演:牧野美千子)
フルートを愛する少女。
心優しく、いかにも清楚なお嬢様といった雰囲気を醸し出しているが、単なるテンプレの清楚系キャラには留まっておらず、妙なところでノリの良さを発揮し、たびたび迷言を発する。
勇敢な一面も持ち合わせ、彼女の機転で危機を脱することも多かった。
また、薬草に詳しいなどアウトドア派なところも。
夏服ではやたらヘソチラやブラチラをして大きなお友達を喜ばせてくれた。

本作以後、女優を引退した牧野氏は、嫁いだ先の佃煮屋の女将として店を大繁盛させる実績を築きあげた後、芸能活動も徐々に再開するようになったものの、2017年ごろにワイドショーを賑わせた「舞台公演の主宰者の横暴な振る舞いに激怒した一部の役者が主宰者と対立する」というニュースにて、反旗を翻した当事者のひとりとして名前が挙がることとなり、変なところで有名になってしまった。久々に名前を目にして驚いたファンも多かったのではないだろうか。

★ピーボ(声:太田淑子)
バイオマンをサポートするロボット。バイオ星で作られた。
少年のような人格を持っており、泣いたり笑ったり非常に感情豊かな性格をしている。
やたら無茶振りが激しく、ぶっちゃけ終始上から目線のように見えるのは気にしてはいけない。

バイオロボ
バイオジェット1号と2号が合体した巨大ロボ。
言葉を話すことはないが、バイオマンをスカウトしたりと自我を持っている。
後半からの必殺技は必殺剣・スーパーメーザーから繰り出す「バイオ粒子斬り」。
バイオ・ロボといっても、某てつをとは関係ない。

★バイオドラゴン
バイオジェット1号と2号を輸送する空中母艦。

★バイオレーサー
レッドとイエローが乗るバイク。

★バイオターボ
グリーン、ブルー、ピンクが乗る自動車。
側面からターボミサイルを発射する。

【新帝国ギア】


総統ドクターマン率いる、メカ人間で構成された組織。
詳細は新帝国ギアを参照。



【海外展開】


後にサバン・エンターテイメントを立ち上げてパワーレンジャーシリーズを制作したハイム・サバン氏は当初、本作を売り込もうと考えていた。
アメリカではどこからも相手にされなかったが、フランスからは一定の理解が得られ、吹き替え版が放送されて大ヒット。

あまりの人気ぶりから、パワーレンジャーが来仏するまでは以降の作品も「バイオマンシリーズ」として放送されており、現在でも特撮ヒーローといえばバイオマンというフランス人ファンは多い。

フランスで毎年開催されているジャパン・エキスポでは主催者直々のオファーでキャストが招かれたこともあり、会場では主題歌大合唱が巻き起こるほどの盛り上がりを見せた。


バイオ粒子反応あり! 追記! 補足! 編集!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/