猫の恩返し

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猫の恩返し - (2021/10/18 (月) 23:30:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/01 Sun 11:10:55
更新日:2024/02/18 Sun 19:38:21
所要時間:約 5 分で読めます




猫になっても、いいんじゃないッ?



2002年に公開された、スタジオジブリ制作のアニメーション映画。
原作は柊あおいが描き下ろしたコミック『バロン 猫の男爵』。監督は森田宏幸。

耳をすませば』の主人公である月島雫が書いた物語という裏設定があり、両作品ともに共通して登場するキャラクターもいる。(後述)

公開時は『ギブリーズ episode2』と同時上映であった。
登場キャラにイケボが多いのも特徴。


◆あらすじ

平凡な女子高生の吉岡ハルは、ある日1匹の猫が交通事故に遭いそうになっているのを助けた。
彼は猫の国の王子であり、猫の国からはお礼としてねこじゃらしやネズミ等のお礼が届けられる。

ハルが迷惑がってお礼を拒否すると、猫王及び王族の使者は「猫の国に招待する」「王子と結婚させる」と言い出した。

同じ頃、彼女の耳には不思議な声が聞こえるように。
曰く『白い大きな猫を探して』『猫の事務所に行って』と……。



◆キャラクター


  • 吉岡ハル(CV:池脇千鶴)
ごく平凡な女子高生。朝に弱く気弱だが、片親の為家事が得意。
前述の通り猫の王子と結婚させられることになり、騒動に巻き込まれる。猫耳属性持ち。
物語開始時点では同級生の男子に好意を寄せていたが……?

  • バロン/フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(CV:袴田吉彦)
「猫の事務所」の所長。かなりのイケボの持ち主。
見た目は全長30cmほどの、白いタキシードを着た二足歩行の猫。普段は『耳をすませば』に登場した猫の人形の姿をしている。
性格は冷静沈着、紳士的で多少キザな面も。
騒動に巻き込まれたハルを助ける。
声優が露口茂から変更されたのは監督曰く「若々しい感じを出したかった」とのこと。もっとも、制作時点で既に露口は芸能活動を休業している状態だったことも関係している。

  • ムタ(CV:渡辺哲)
バロンの仲間の野良猫。大食いで猫としては非常に大柄。「ブタ」と呼ばれることが嫌い。
見た目に反してかなりのイケボで最初の一声でびっくりするとか。
『耳をすませば』では、似た模様の「ムーン」と呼ばれる猫が登場している。野良なので幾つもの名前を持ち、「ムタ」もその一つ。

  • トト(CV:斉藤洋介)
バロンの仲間のカラス。普段は石像の姿をしている。鳥目である。そしてイケボ。
ムタとは犬猿の仲だがいざという時は協力する。
仲間のカラスを大量に呼ぶことができ、物語終盤ではハルに大きく貢献した。

  • ルーン(CV:山田孝之)
猫の国の王子。真面目な性格をしている。そしてこの方もイケボ。
ハルと無理やり結婚させられそうになるが、実は彼には既に恋人(恋猫?)がいた。

  • ユキ(CV:前田亜季)
ハルが幼い頃会った白い雌猫。
ハルを猫の事務所に導いた声の正体。当時貰った魚の形のクッキーが大好き。
ルーンとは恋仲で、彼が物語冒頭で人間界に来ていたのは上記のクッキーを探す為だった。

  • 猫王(CV:丹波哲郎)
ルーンの父親であり、猫の国の王。我儘で無茶苦茶な性格をしている。
ハルを気に入り、息子の嫁にすることを勝手に決めるが失敗。ならばと自分がハルと結婚しようとする。
最終的にはバロンと決闘し敗北した。その後は隠居した様子。
ちなみに中の人は犬派なのに、演技の時はアドリブで台詞を猫語化させていた。
例:「早くしろぉぉ!」→「早くするニャー!」

  • ナトリ(CV:佐戸井けん太)
猫王の第一秘書。冷静沈着に王の命令をこなす。時々性格に難ありな猫王を戒める事があるが、忠誠心は厚い。最終的に猫王と共に隠居する事を決めた。

  • ナトル(CV:濱田マリ)
猫王の第二秘書。茶色いヅラ猫。非常に能天気な性格。ハルをかなり強引に猫の国に連れてくる。

  • 吉岡直子(CV:岡江久美子)
ハルの母。職業はパッチワーク作家。女手一つでハルを育てている(夫の生死・所在は語られておらず不明)。

  • ひろみ(CV:佐藤仁美)
ハルの親友でラクロス部所属。卓球部の柘植君に想いを寄せる。
ルーンを助ける時にハルが使ったのは彼女のラクロスのラケット。

ハル、ひろみのクラスメート。メガネをかけている。
中の人は月島雫の声優もやっている。





Wiki篭りになっても、いいんじゃないッ?


(冥ω殿)「駄目だハル、自分を見失ってはいけない」

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