通販サイトのレビュー

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通販サイトのレビュー - (2020/07/20 (月) 11:41:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/07(土) 13:12:46
更新日:2024/03/15 Fri 09:53:38
所要時間:約 7 分で読めます




「通販サイトのレビュー」とは、読んで字のごとく通販サイトにおいて各商品について書かれる感想文のことである。


概要

人は商品を購入する時、何を基準にするのだろう? 価格? メーカー? デザイン? きっと性能や使い勝手、人気を気にする人もいるだろう。

そして、その使い勝手や人気具合と言った情報を得るのに使うのが他人の評価、即ち「口コミ」や「レビュー」である。

以前はテレビや雑誌などのある意味一方通行なメディアによる評価や、友人・知人など狭く限られた中での口コミしかなく、気になった商品の情報をピンポイントで手に入れるのは難しい状況だった。
おまけに商品を「直接見て選ぶ」ということができない通販では、どうしても買う側が及び腰になりがちである。

しかし、ネット通販サイトが普及してきてからは誰もが気軽に投稿できるレビュー欄を開設したこともあり、多くの人の生の評価を手に入れることができるようになった。

大抵は☆〜☆☆☆☆☆の間で大雑把な評価を下し、各自が商品を使った感想や実際に使って気づいた点などをそれぞれ書き込んでいる。

このレビューのおかげで我々のお買い物はスムーズに進む。
誰もがレビューを書けるためどっかの雑誌のように広告塔じみたものにもなりにくい。
購入者が誰でも書けるから本当の評価がわかるのである。

他にも初期不良や異常に開封しにくい商品などは製造上のミスであるため、それらの点で評価を下げられることもあったりする。そうしたトラブルへのメーカーの対応姿勢などが書かれている場合もあり、貴重な情報源と言える。
商品を購入し、その情報を残していった先人に感謝しつつ、存分に拝読するとよいだろう。










………実際に密林やらで買い物をしたり、商品を検索したことのある人間ならもうお気づきだろう。


実際の通販サイトの商品レビューはあんまり役にたたないものも多い。つーかカオス過ぎる。



カオスなレビューの例


①発売前の商品にレビュー

通販サイトは発売前の商品も予約受付という形で紹介している。
しかし、なぜか発売前にも関わらず何件もレビューが登録されていたりする。
なぜなら一部の困ったちゃんは、買う前に自分の予想や妄想を書いちゃうからである。

・商品をみるかぎり素晴らしい出来だと思います。予約するべきです。
・○○は僕も欲しいかったので期待をこめて☆5です。

当然商品は発売前なので、そもそも評価などできようもない。
世の中前評判と違うもんはいくらでもあるし。


②そもそもレビューになっていない

一部の商品はおかしな理由で不当に評価が変化する。特にゲーム関連。

・○○で出すと思っていたのに、△△で出すとは失望しました。よって評価1です。
・○○なので評価1ですね。
・↑の報復で△△の評価を1します。

ゲハでやれ。

また、スマートフォンの普及によりアプリの通販サイトが利用されるようになると……。
・英語わかんねーから評価1な
だったら買うなよ……。

他にも
・次回の期待も込めて評価5です。
・評価5はふさわしくない、せいぜい3くらいだしバランスとるために評価1にするわ。
とか、なんなんすかこれと言いたくなるものもある。


③悪意がある

明らかに信者様か社員様、またはアンチ様など、所謂サクラが工作する場合もある。
特に
  • 日本語がおかしい
  • 他のレビューとの落差が激しい
  • ひたすら褒めちぎっている
  • ひたすらバッシングしている
こういったモノは要警戒である。


④そもそも商品のことが書かれていない

予約したのに配達が遅かった、梱包が雑だったなどの理由で星1をつけられることもあるが、それは商品自体よりも販売店側に問題がある*1
特にサイト運営者と販売業者が異なる場合*2だと「商品の評価」と「販売店の評価」を別々につけている場合が多く、書くべき場所を間違えていると言わざるを得ない。
そうでない場合についても、配送の問題などは通販サイトのサポートに苦情をいれるべきであろう。


⑤内容が薄すぎる

・最高!☆5です!!
・良い点:全て。 悪い点:なし。

逆の例
・最悪。☆1です。
・期待はずれでした。
等。他にもただ商品の紹介文を書き写したようなものなども。
紹介文に無い情報が欲しくてレビュー欄を見に行くのに、情報が無いというのはいかがなものか。


⑥完全にネタに振り切ったレビュー

中にはいい意味でネタとなる秀逸なレビューが現れることもある。
例えばこのマウスパットとか。

数年前には人生のレビュー欄を中心に、強烈なレビューと、

GOODLUCK!! BABY!!

の決めゼリフを武器にした「暗黒王子」なる猛者が誕生したこともある。
他にも商品自体が趣味性の高いものだと、ユーザー同士が悪ノリしてネタレビューだらけになってしまっていることも。
読んで楽しむ分にはいいのだが、購入時の参考にはならない。








何故こんな事になるかと言えば、多くの通販サイトで一時期「レビュー書いたらポイントプレゼント」とかあったからである。どんなレビューでもとりあえず書けば良かったため、雑なレビューが量産されることになったわけだ。
また、サイトによっては購入してない人間もレビューを投稿できてしまう場合もあるので、特に低い年齢層に人気の商品は荒れやすい。


とはいえ、当然ながら全部が全部こんなカオス状態というわけではない。
ちゃんとしたレビューならもちろん役に立つだろう。
……まぁレビューを書いているのは立場も感性も様々な他人なので、
ちゃんとしていてもアテにしすぎると泣きを見るのもよくある事である。
何にせよご利用は理性的にと言ったところか。

ただし、アダルトグッズのレビューに関しては何故か有用なレビューが多い。
やはりエロには妥協できない国民のSa・Gaか。



対策

近年では
  • レビュー自体を評価できるようにする
  • 発売前のレビュー投稿を不可する
  • そのレビューを書いているのが実際にそのサイトで購入したユーザーなのかどうかを表示する*3
など、通販サイト側も対策を練ってきている。そうしたレビュー自体の情報も気にしてみよう。
とはいえそうした対策にも抜け道があったりするのが実情なのだが*4

利用者の側としても☆の数だけで判断するのではなく、各レビューをよく読んでそのレビューに書かれていることを信用するかをよく考える必要がある。
商品を買った上でわざわざレビューを書く人は買った人たちのごく一部にすぎず、なおかつそれぞれが「書きたいこと」を書いている。あくまで「書いた人にとってはそうなのだな」と、少し距離を置いて読むのが良いだろう。
また、情報源をレビュー欄”だけ”に頼るのは愚の骨頂である。自分で様々な情報源から判断材料を集めることが何よりの対策になる。




追記・修正は商品を購入してからGOODLUCK!! BABY!!

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