アインハンダー

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アインハンダー - (2016/06/06 (月) 20:38:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/12(土) 16:29:10
更新日:2024/04/20 Sat 22:28:19
所要時間:約 8 分で読めます




在りし時

未だ月と地球は争っていた

混沌の世

月から訪れる

異形の戦斗機は

こう呼ばれ恐れられていた



アインハンダー




"アインハンダー"は、1997年に、スクウェア(現スクウェアエニックス)から発売された横スクロールシューティングゲームである。

月と地球が"第二次月戦争"という大戦を繰り広げている未来を舞台に、プレイヤーは月面連合国家"セレーネ"に所属する軍人となり、「聖地、地球の奪回」を掲げるセレーネの指示のもとに、自機となる新型戦術戦斗機を駆り地球の世界国家"ゾードム帝国"と戦いを繰り広げていく。



〜あらすじ〜

人類が、人口の増加によって地球から宇宙への進出を余儀無くされた未来、自分達が新たに住む場所として月を選び開拓した。それから月面の開拓は急激に進み、一つの自治区としての機能を有するまでに進歩していた。

ところがそんな折、月側の政府は、月を「自治区」から「国家」として、地球からの独立を提案した。
それを受けた地球側の政府は、自分達の宇宙に於ける権益が無くなる事を恐れ反発。これを切っ掛けに"第一次月戦争"が勃発、地球を舞台に熾烈な戦いが繰り広げられた末に地球は、生存圏が僅か全体の8%と大幅に減少する程、焦土と化した。

戦後、月は国家として"セレーネ"と称して独立を宣言。また地球もその宣言に対し、地球の残存国家を纏め上げ、連合国家"ゾードム帝国"を立ち上げ反旗を翻す。
そしてゾードムはセレーネに対し、月で生きて行く為に必須である窒素の供給を断ち、月が地球に降伏するのを狙った。

ところが


窒素の供給を断たれたセレーネはこれを切っ掛けに「聖地・地球の奪回」を掲げ、地球奪回軍"リコンカスターズ"を結成、ゾードムに宣戦布告した。
これが"第二次月戦争"の始まりであった。
そしてセレーネは、高い軍事テクノロジーを用いて製作した新型の戦術戦斗機を地球に降下させゾードムを圧倒させたが、戦いが長期化するにつれ補給が困難だったセレーネは次第に物量差でゾードムに追い詰められていく。
そしてセレーネは一大反攻作戦として"オペレーション・ジャッジメント"を発令、その時間稼ぎとして3機の戦術戦斗機を「帝都ゾードムの偵察」を名目に降下させた。

これが、物語の始まりであった……。



〜自機〜

自機はセレーネの戦術戦斗機"エンディミオン"2機、"アストライアー"1機から選択(ただし隠し機体あり)。

自機は機体に一本の"腕"を搭載しており、その腕を用いて敵の武器を奪い取ったり、緊急の防御手段としても使える。

その姿から、総じて敵側から"アインハンダー"の名で呼ばれる事となる。

エンディミオン FRS MK-II

最も基本的な性能を持つ機体で、合計三つのガンポッド(※後述)を所持出来る。
ガンポッドそのものは一つしか使用出来ないが、残り二つは予備として温存したり、敵に応じて切り替える等の戦い方が出来る。
ただし、取得するガンポッドの弾数は他の機体に比べて少ない。

エンディミオン FRS MK-III

MK-IIの後継機で、ガンポッド所持数が一つだけになるものの、固定装備の機関銃が強化されている。でもやっぱり火力不足気味。
初心者向けに見せかけた玄人向け。

アストライアー FGA MK-I

ガンポッド搭載数は二つであり、しかもそれぞれ上下に装備、同時に使用可能な機体。
ガンポッドの組み合わせによっては高いスコアも叩き出せるが、扱いが難しい上級者向け。
ちなみに腕が二本あるわけではなく、機体上部に固定のマウントポイントがあり、そこに装備することで同時に二つの武装を使えるようになっている。
射角の関係で違い火力を前方に収束させやすい反面、対地攻撃がやりにくい。

以下隠し機体



アストライアー FGA MK-II

MK-Iの後継機であり、基本的な仕様は同じだが、最大の特長はガンポッド取得時の総弾数が最大になる点であろう。
組み合わせによってはゲームバランスまでもが破壊される。
因みに設定上ではEOSとの開発競争で負けたとのこと。この狂った性能でか…。

コックローチ

ゾードムの雑魚敵、シャーベ。鹵獲した機体らしい。
ガンポッドは使用出来ず、代わりにガンポッドを取得する度にショットが強化されていく仕様。
また取得したガンポッドによってショットの性能が変化する。

〜武装・ガンポッド〜

自機の武装は固定兵装の機関銃と腕の他に、"ガンポッド"と呼ばれる世界共通の兵装モジュールが存在する。自機は腕を用いて敵からガンポッドを奪い取って使用する事が出来る。

いくつかの種類があり、中にはガンポッドを装備している腕を上下に切り替える事によって発射方向を変えたり、更にはガンポッドそのものの性能が変化するガンポッドも存在する。


バルカン

最もスタンダードなガンポッド。威力こそ低いものの入手しやすく、癖が無く扱いやすい。…だが意外にもカノン・ワスプより出辛い。
そして威力は標準機銃と同程度なので中型機の相手は辛い。特に5面の特攻野郎は天敵。

カノン

120mm口径の滑空砲。その威力は本物であり、装甲が堅い敵にも効果がある他、並の雑魚敵相手なら貫通する。
アストライアーで機体上部に装備時、台座が固定されることで発射時の反動を抑えられるため物凄い連射が可能。
意外に総火力が低いのが難点だが、アストライアーは上記特長を生かすことで時間当たりの火力を大幅に引き上げることが可能。

ワスプ

上面に装備時には追尾ミサイル。下面に装備すると直進するロケットに変化する、多目的ランチャー。
これも比較的入手しやすい他、実はとある隠しガンポッド入手に必須だったりする。

スプレッダー

所謂ショットガンであり、広範囲に散弾をバラまく他、至近距離で威力を発揮する。画面から弾が消えきらないと再発射できないのが難点。
また、上面に装備すると背後にも攻撃可能になる。至近距離での威力は神。

グレネード

曲線を描いて発射される為扱い難いものの、下面に装備すると背後にも攻撃出来る、高い威力を持つガンポッド。
グレネード(榴弾)でありながらなんと貫通効果を持つので耐久力の低い雑魚を連続でぶち抜くことも。グレネードとは一体。

ヘッジホッグ

近距離で爆発する弾頭を、上方と下方に射出出来る装備。
発射してすぐに爆発する為これまた扱い難いが、実はライオットと同じ貫通属性がある。
とある中ボスにコレで攻撃すると……。

ブレード

所謂ビームサーベルであり、威力は高いもののブレードの名の通り、当然近距離でしか威力を発揮する事が出来ない。
ただし、エンディミオンタイプの機体のみ、とある操作をすると光刃が伸びる。

ライオット

チャージ量に比例して射程が変化するガンポッド。威力自体は強化されないので注意。
高圧の電撃により、内部から破壊するというコンセプト故に、装甲が堅い敵に特に効果が高い。
というか大半のボスがコレで瞬殺出来る。(外殻を無視して直接コアにダメージを与える為)
また、多数の敵を巻き込めば連続ヒットボーナスが入るのでスコア稼ぎにも便利

……他にも隠しガンポッドも存在し、入手には特別な条件が必要となる。

〜ステージ〜

1面

深夜。地球降下後、帝都ゾードムを直接攻撃する。唯一ステージルート分岐がある。
中ボス:グライフ ボス:ドラッへ(ルート分岐で08・09番機どちらか変化)

2面

帝都強襲後、輸送列車と言う名の列車抱を襲撃。
どうでも良いがボスは列車の先端部だが、何処でターンしたのだろう。
中ボス:ガルネーレ ボス:シュピンネ

3面

列車を破壊したものの進入を察知されてしまい、敵基地及び旧大戦のミサイルサイロを強行突破する。
中ボス:ゲッコー ボス:グスタフ

4面

HYPELIONが敵基地のコード解析に成功し、この情報を基に基地内の原子炉破壊に進む。
しかし、駐屯しているゾードム軍海兵隊が派手に出迎える…。
雑魚ラッシュが凄まじく、初心者殺しに定評のある面。
中ボス:ザラマンダー ボス:シュトゥルムフォーゲル(バイン・フリューゲルが合体した状態)

5面

敵基地破壊後、既に夜明けとなっている。
ゾードム軍が新型戦艦の発進準備に入っており、迎撃降下部隊到着までの時間稼ぎとして航空基地を強襲する。
アドリブ要素が強く、特に後半部はパターンが通用しにくい。デューラーはドムにそっくり。あとゲシュテルはたまに初号機呼ばわりされたり。
中ボス:ゲシュテル ボス:デューラー

6面

迎撃部隊が間に合わない為、単身で新型戦艦「ガイアー」の破壊指令が下される。
時間制限があり、タイムリミットを迎えるとバッドエンド。
ボス戦は演出・BGM共に非常に人気が高い。
ボス:シュバルツガイスト 隠しボス:モニター

※以下最終ステージネタバレ














7面

シュバルツガイスト破壊後、自身の戦闘データを基にAIを作成された、友軍である筈の無人戦闘機「EOS」の部隊に襲撃される…。
その1ヶ月後、セレーネ主力部隊に銃口を向け宇宙を駆けるアインハンダーの姿が…。
ボス:ヒュペリオン



「HYPELIONヨリ入電、至急コノ項目ヲ追記・修正セヨ。」

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