エヴァンゲリオン初号機

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エヴァンゲリオン初号機 - (2018/08/29 (水) 18:31:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/22 (月) 21:06:39
更新日:2024/02/22 Thu 13:59:36
所要時間:約 9 分で読めます





エヴァンゲリオン初号機…
まさに悪魔か…




EVA-01 TEST TYPE

エヴァンゲリオン初号機はアニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する人型兵器
デザインは山下いくと。
デザインモチーフは鬼。
CV:林原めぐみ

パイロット:碇シンジ(メインパイロット)
      綾波レイ(テスト・サブパイロット)

本項ではヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場する初号機についても説明する。



□初号機が使用した主な武装

  • プログレッシブナイフ
通称『プログナイフ』
刀身を超高速振動させることで、対象を分子レベルで分解・切断する。
初号機のものは登山ナイフに近いデザインをしている。
もっとも多くの使徒にダメージを与えた武器である。

  • パレットライフル
プログナイフと共に、EVAが頻繁に使う武器。弾丸は劣化ウラン弾。
しかしあくまで牽制用で、旧作のマトリエル戦を除き、使徒に対して有効なダメージは与えられていない。

  • ガトリング
新劇場版の第5の使徒戦において、初号機が旧作のパレットライフルの代わりに使用した。
ほぼ全弾命中させたが、ダメージを与えるまでには至らなかった。

  • ポジトロンスナイパーライフル
旧作、新劇場版共に『ヤシマ作戦』にて使用。
戦自研から徴発してEVAの武装にした急造品。
使徒殲滅のために1億8000万キロワットという膨大な電力を日本中より集め、
使用することによって遠距離から使徒のA.T.フィールドの突破を試みた。
1射目はダメージこそ与えたものの殲滅までには至らずに反撃を許す。
しかしヒューズ交換の後、零号機の防御を受けながら放った2射目で見事に使徒のコアを貫き、殲滅に成功した。
スパロボシリーズでは旧世紀版が参戦したMXまではイベント限定武器だったが、L以降の新劇場版準拠では初号機の最強武器として定着。前述のガトリングの使い勝手もあり、シンジは射撃タイプに成長する。

  • 光の腕
「破」で覚醒した初号機が、第10の使徒の光線で切断された左腕を補うために出現させた。
腕自体を光のブロックのようなものに変形させて使徒を包み込み、強力な衝撃波で使徒を吹き飛ばした。

  • 光線
「破」で覚醒した初号機が眼部から放った強力な光線。
使徒が放つ光線とは比べ物にならないほど絶大な威力を誇り、一撃目で第10の使徒を極厚のA.T.フィールドもろとも吹き飛ばし、
続けて放たれた二撃目は使徒を真っ二つに切り裂き、初号機よりも遥かに巨大な十字の大爆発を引き起こした。

  • マゴロク・E(エクスターミネート)・ソード
通称マゴロックス。
アニメには登場しないが、プラモやスパロボなどのゲームや公式IF続編ANIMAなどにおいて初号機専用の近接戦用最強武器として扱われる剣。
刀身の表面にA.T.フィールドを張って切れ味を上げるとか。
初出は雑誌の表紙イラストだったが、そのビジュアルのかっこよさから公式にも取り入れられた。
他に柄に銃が仕込まれたカウンターソードもある。
旧世紀版が参戦するスパロボシリーズではこの武器が最強技となるため、自然とシンジは格闘タイプに育つ。


以下は武器などでは無いが基本的に搭載されるものについて

  • L.C.L.
EVEのコックピットに当たるエントリープラグに注入される液体の名称。
肺の中に溜まり、酸素などのガス交換や神経接続の媒体になり、
さらにはパイロットの物理的・精神的な負担への障壁のような役割をするなど様々な機能を持っている。
作中にてイヤホンやテープレコーダーを持ち込んでいる所から察するに、多分電気は通さないのだろう。
因みにあまり知られてはいないが、L.C.L.は人類の起源たるリリスの血液である



旧世紀(アニメ)版において

謎の生命体、使徒に対抗するために建造されたEVAシリーズの試験機体。
カラーリングは紫をメインとし、所々に黄緑が入る。頭部には特徴的な一本の長いツノを持ち、眼部は双眼。
本編では主に碇シンジが搭乗している他、テストなどでは綾波レイも搭乗していたようだが、第拾九話で初号機がレイとのシンクロを拒絶。
ダミープラグ(オートパイロット)も使用できなくなり、実質シンジ以外には動かせないEVAとなった。

パイロットであるシンジの生命に危機が迫ると、初号機自体が勝手に行動する、所謂暴走状態となる。(暴走自体はレイの乗る零号機でも起きていた)
この状態に移行する際、初号機は拘束具を破壊して口を開き、獣のような咆哮をあげる。
暴走状態ではたいていの使徒を圧倒するほどの驚異的な戦闘力を発揮するが、反面制御がまったく効かなくなる危険な状態でもある。

初登場は第壱話から。
最も早く戦線に配属されていたこともあり、最も多くの使徒を殲滅している(他のEVAとの連携も含めれば、戦った使徒15体の内10体を殲滅している)。

シンジの父親であり、ネルフに置ける最高司令官である碇ゲンドウからは明らかに他のEVAよりも特別な扱いを受けているが、
その理由は物語終盤にて明らかになる。

■スパロボシリーズにおいて
エヴァブーム真っ盛りのFから参戦。旧世紀版はF、F完、α、MX、第3次αに参戦。
当時からのお約束として「多大な撃墜時コスト」「撃墜時に暴走して敵味方問わず攻撃する*1」「超電磁スピンなどでブチ抜けるA.T.フィールド」がある。
暴走時のパイロットがダミープラグとなっているのもゲーム的なアレンジ。『F』ではこの事を「実際はダミープラグという扱いはおかしいかもしれないが、今回はこれで統一する」とキャラ辞典で説明している。

大抵は序盤はアンビリカルケーブルによるEN回復と移動距離の制限*2がかかってしまう。
アンビリカルケーブルはマップ上の電源ビルの他、戦艦に繋ぐことができる。見た目は犬のリードに近い。
イベントでS2機関を奪い取って制限がなくなるが、『第3次α』ではどういうわけかエヴァ全機にS2機関が標準搭載されている。
まぁ、小隊システムとケーブルの相性はお世辞にもいいとは言えないので当然の仕様変更と言えるだろう。
おかげで何も知らない連邦兵がエヴァ用の戦闘台詞で「ケーブルはどこだ!狙え!!」と言い放ち、プレイヤーに失笑される事になったのは別の話
システムこそ違うが、『L』ではパートナーシステムとケーブルを両立した結果、ケーブルの限界まで移動したエヴァをその範囲外にいる別小隊とパートナー交換すると問答無用でケーブルが外れる
この反省か、『第3次Z』では遂にアンビリカルケーブルの移動距離制限が撤廃された(その代わりEN回復効果も毎ターン50に変更された)。

以下、ネタバレ










初号機のコアの中にはシンジの母親である碇ユイの魂が入っている。これは初号機との接触実験の際に肉体ごと取り込まれてしまったため。
後にサルベージが行われたが、結果は失敗しユイの魂は初号機内に残り、
その時偶発的に生まれた肉体に人類の起源であるリリスの魂を入れた存在が綾波レイである。

しかし、初号機内に魂が残ったのはユイ自身の意思であり、「無限に生きられるエヴァの中でヒトの生きた証を永遠に残す」という願いのためであった。

ゲンドウが初号機を特別にしているのは、前述にある通り初号機のコアにユイの魂が入っているからである。
ゲンドウの真の目的である「ユイにもう一度会う」という目的を、ゲンドウ自らが画策する人類補完計画にて達成するためであった。
また、他のエヴァとは違い唯一素体がリリスのコピーとなっている(零号機は諸説あるため詳しくは不明)。


□旧劇場版最終話において

シンジ共々人類補完計画の依代にされてしまうが、シンジが他人のいる世界を望んだために、人類をひとつにする補完計画を破綻させシンジを地球に残し、
初号機はロンギヌスの槍と共に宇宙の果てに旅立っていった。

獅子奮迅の激闘を繰り広げた弐号機に対し、初号機にまともな戦闘シーンはない。
量産機と戦う初号機が見たい方はスパロボか64版エヴァでどうぞ。
ただし64版エヴァは量産機と戦うまでにハードモードでの使徒達に苦戦を強いられて何度もコンテニューするハメになるがな!!

貞本義行の漫画版では半壊した弐号機を庇って量産機相手にスパロボばりの大立ち回りを演じるものの……


□新劇場版において

旧世紀版と比べると大きな変更は無いが、カラーリングの黄緑の比率が多くなり、マッシヴなフォルムにリデザインされている。
黄緑の部分は蛍光塗料のように発光する。
旧作同様、シンジに危機が迫ると暴走する。ゲンドウやリツコに特別に見られているのも同じで、ゲンドウのセリフからユイの魂が入っていると考えられる。

「破」の終盤において覚醒するが、旧世紀版とは大分異なり、シンジの強い意志のもとに覚醒し、旧作の完全な暴走とは違い初号機をコントロールしている。
戦闘力も旧作以上にチートじみており、とうとう目からビームを撃った。
ちなみに新劇場版の覚醒時の名称は「疑似シン化第1覚醒形態」。
「破」のラストで覚醒形態から神に近い存在となり、サード・インパクトを起こしかけるが月から飛来したMark.06(エヴァ6号機)によって動きを止められる。

■スパロボシリーズにおいて
新世紀版はL、Z3時獄編、Z3天獄編、CC、αΩ、Vに参戦。
使い勝手は旧世紀版とだいたい同じ。

+ 第3次スパロボZ天獄篇において
第3次スパロボZ天獄篇においては破クライマックスが再現されており、覚醒した初号機の攻撃も再現度の高いアニメで見られるが、使われるのはこれ一回こっきり。
この話以降エヴァ組は中盤まで離脱し、再登場の時には「Q」準拠になってシンジは第13号機に乗り換えるため、武器名称すら不明。
なおこの前に登場するエヴァ2号機のビーストモードもこの話だけに登場するが戦闘アニメ自体なかった。2号機ェ…

+ スパロボVにおいて
スパロボVにおいては終盤に正式参戦を果たし、自軍でも群を抜いた性能で敵を殲滅可能。
同じく最強クラスのユニットであるヤマトマジンガーZEROともども単騎クリアも狙える。
ただし、覚醒のためにはシンジの気力を170まで上げなくてはならない。
通常気力は150が限界となるため、使うためには専用のスキルの育成が必須。
逆にスキルさえ育てていれば強化パーツとの併用で毎マップ開幕から覚醒も可能。某ライディーンのゴッドボイスのように使い過ぎのデメリットもないが、本当にシンジ君は大丈夫なのだろうか……。

なお、覚醒前の初号機も優秀な新技を習得しており、離脱もしないので扱いやすい。


次回作「Q」の予告では、シンジとレイを取り込んだまま凍結されることになるらしい。

□新劇場版:Q
ニア・サードインパクトを引き起こして危険視され、ネルフにより宇宙の衛星軌道上に管理されていたが、ヴィレの改2号機により奪還される。
その際にMark.04の攻撃で危機に陥った改2号機を助けるために12秒間覚醒し目からビームで殲滅した。
その後ヴィレによってプラグ内からBM-03=仮称・碇シンジとS-DATがサルベージされ、自身はAAAヴンダーの主機としてエンジン部分に封印された。
また、シンジとのシンクロ率は0.00%となり、起動できない状態になった。
次回作での処置は未だ不明。


□その他
富士急ハイランドには上半身だけだが1/1スケールの初号機がある。
ここには他に弐号機ビーストも置いてある。




たった一人でも生きていけたら


とても寂しいけど、生きていけるなら


人の生きた証は永遠に残る、か…

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