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ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状！

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ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状！ - (2021/06/29 (火) 01:27:39) の編集履歴(バックアップ)

登録日：2010/09/03(金) 17:50:57
更新日：2024/04/22 Mon 04:57:09
所要時間：約 8 分で読めます


君達の友情パワーはもらったぞ！


『ザ☆ドラえもんズ　怪盗ドラパン謎の挑戦状』は1997年公開のドラえもんズ映画。
同時上映は『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』。


◆あらすじ

ある日ドラえもんズのみんなにロボット学校の寺尾台校長先生からの新しい研究所の警備の依頼が来た。
だが、それは恐るべき怪盗ドラパンの罠であった！
幸いにも難を逃れることの出来たドラメッド三世とドラリーニョは、ドラパンに黄金像に変えられた仲間達を救うために奮闘するが……


◆登場人物

【ドラえもんズ】


◇ドラメッド三世
本作の主役その1。
語尾が～であるなアラビアンなドラえもん。
他のメンバーが行動不能になる中、親友テレカと間違ってタロットカードを出したために運良く助かる。
ドラパンからは『ドラメッドは水が苦手』という弱点を突かれ、何度も水攻めにされてしまう。
終盤のドラパンとの対決での彼は正しく漢であった。
合体ドラえもんズでは右股を担当。

◇ドラリーニョ
本作の主役その2。
サッカー大好きなドラえもんズ一のおバカ。
テレカと間違ってイエローカードを出すという元来の抜けた性格に助けられ、ドラメッド三世と共にみんなを助けに向かう。
ぶっちゃけこいつらが間違えた所為で親友テレカが本領を発揮せず負けたんだけどね。もっとも、ミミミが人質にされていたことを考えれば怪我の功名だったとも言えるが。
『ドラリーニョは物忘れが激しい』という弱点を攻められるも、ミミミの言葉を信じるなど機転の利いた行動を取ることも。
合体ドラえもんズでは左股と担当。

◇ドラえもん
みんなが大好きドラえもんズのまとめ役。
序盤でブロンズ像にされる為、出番は少な目だが、中盤のとあるドラパンの作戦により他のメンバーより少しだけ出番が多め。
本編との兼ね合いもあり、リーダーでありながら扱いが一番不憫なのは相変わらず。
しかし、終盤では通り抜けフープLLサイズで皆の身を守るというドラえもんズシリーズでは珍しい戦闘での活躍シーンがある。
合体ドラえもんズでは右足を担当。リーダーがそこで良いのか……

◇ドラ・ザ・キッド
ご存知アメリカで活躍する熱血ガンマン。
序盤で黄金像にされてしまうため出番が少ないが、空気砲で凄く頑張ってる。
合体ドラえもんズでは右腕を担当。

◇王ドラ
ご存知中国で活躍する礼儀正しきカンフーの達人。
ドラえもんズ一の秀才かつ拳法の達人である茶色のドラえもん。
本作では出番も少なくかなりの没個性である。
合体ドラえもんズでは左腕を担当。

◇エル・マタドーラ
ご存知スペインで活躍するお昼寝大好き情熱的闘牛士。
前述のメンバー同様出番は少ない。
合体ドラえもんズでは体を担当。ひらりマントも装備。
接続部が5つでドラパンからは角を操縦機のように握られたりとメンバーで一番頑張っている。

◇ドラニコフ
ご存知ロシアで活躍する野獣が如し寡黙な男。
口数と出番が少ない。
合体ドラえもんズでは左足を担当。

◇寺尾台校長
ロボット学校の校長。出番は最初だけ…というか、ドラパンの変装なので本物は今回未登場。

◇ドラミ
ドラえもんの妹でキッドのガールフレンド。ドラえもんがどこでもドアで登場した際にチラッと登場する。

◇エド
キッドの相棒の馬ロボット。こいつもキンキンにされる。
復活後はミミミを乗せてその場を離脱するなど、地味ながら重要な役目を果たす。

◇ミニドラ
ドラリーニョの仲間であるミニドラ。
今作ではアチモフロボに潜入し親友テレカを取り戻すというMVPと言って良い活躍を見せた。


◆合体ドラえもんズ
アチモフの特殊電波発生器によってひみつ道具が依然封じられ、親友テレカまで奪われた絶体絶命のピンチの中、
ドラえもんズを助けるべくドラパンが機転により生まれた奇跡のドラえもんズ。
と言えば聞こえはいいが、実際はドラパンの周囲にドラえもんズが密集した組体操に近い。
合体（密集）したことでドラパンの電磁波を防ぐハットの恩恵を全員が受けれるようになる。


【ゲストキャラクター】


◇怪盗ドラパン
CV.神谷明
「ナァ～ハッハッハッハッ！　騙されてやんのぉ～！」
フランスを騒がせる世紀の大泥棒。モチーフは某三世のおじいちゃん。
5枚までしか揃ってないとはいえ親友テレカに勝る強力な物質変換装置を仕込んで作った、何でもブロンズ像に変えるキンキンステッキを携える。
更に、マントを使い空を飛び、さらには髭を使って分身までする凄いヤツ。
だが、カールした無数の髭が宙を舞うシーンはぶっちゃけ陰毛にしか見えない。
ある事情で、後述の変な博士が造った特殊電波でひみつ道具を使用不可能にする装置と、その対となる所持者から近い範囲のみその電波の効力を相殺する装置も備え、ドラえもんズの親友テレカを狙う。
好物はカマンベールチーズ入りのどら焼き。
合体ドラえもんズでは頭を担当する。
+ ネタバレ
実は義賊の怪盗＆弱い者の味方であり、お腹を空かせてパンを盗んでしまった子供を助けたり、法律で取り締まれない悪徳商法で儲けたお金を取り返し、元の持ち主である被害者たちに返したりしていた事がミミミの口から語られている。
今回の一件も、友人のミミミを人質に取られ仕方なく行なった事であった。
ここら辺のバックボーンなどは漫画版『ドラえもんゲームコミック ザ・ドラえもんズ』のエピソードが詳しい。

◇ミミミ
CV.佐久間レイ
本作のヒロイン。
ある事情により研究所の中に首枷をつけられ閉じ込められてた少女。
ドラパンの事を良く知ってるらしく……
ドラえもんズに登場するヒロイン全員に言えることだが、凄く可愛い。

◇Dr.アチモフ
CV.銀河万丈
今回の真の黒幕で悪の科学者。
ミミミを人質に取り、ドラパンをいい様に利用していた。
その目的はやはりというか世界征服。29年と4ヶ月と17日かけて作り上げた「アチモフマシン」で、どんなに遠くにいても仲間と会話できる親友テレカのテレパシー能力を利用し世界中のロボットをコントロールして奴隷にしようと企んでいた。

親友テレカを回収し用済みとなったドラパンを奴隷にしようとするも、結局は反逆され、形勢が不利と見るやアチモフ城全体が変形した巨大ロボット「アチモフロボ」でドラえもんズを迎え撃つ。
圧倒的な戦闘力を見せるものの、合体ドラえもんズの友情パワーの前ではそれもほぼ無力に等しく、
拳を消されるわ、ミサイルを反射され風穴を開けられるわ、頭を潰されるわ、装甲をバラバラにされるわで
良いところが一つもないままフルボッコにされ、最後は親友テレカのパワーによって作られた巨大リングカッターでアチモフロボは消滅。
パンツ一丁で脱出したアチモフは、逃げ延びた先で警察の御用となった。

ドラえもんに登場する未来人の敵キャラは、その多くが時間を過去に遡り現代知識無双する歴史改変などを行う「時間犯罪者」であるが、彼は自分の時代で悪事を働くシリーズにおいてもかなり異質な存在である。



◆使用した道具
本作が初出の道具のみ解説。
【ドラえもん】
どこでもドア
通り抜けフープLLサイズ
その名通り特大サイズの通り抜けフープ。全長4～5メートルはあるであろう合体ドラえもんズが余裕で通り抜けられる。
通常のものと異なり、使用前はロープ状で貼り付けると円形になる。
ドラえもんが何故このような道具を用意していたかは不明だが、運びたいものが大きすぎる・そもそもドラえもん自身が度々つっかえる等の描写が本編でそこそこあるため、それが理由かもしれない。
アチモフマシンの張り手を通り抜けてやり過ごした。

【ドラ・ザ・キッド】
空気大砲
キッドはスペシャルドカーンと言って撃っている。空気の薄いハズの成層圏～宇宙空間での戦いだがアチモフマシンの拳骨を破壊するほどの威力。

【エル・マタ・ドーラ】
どこでもドア
ヒラリマント

【王ドラ】
巨大ヌンチャク

【ドラニコフ】
タバスコボール
酸素の薄いハズの成層圏～宇宙空間での戦いだが、アチモフマシンの拳骨が一瞬で焼失してしまうほどの火力を誇る。
丸い瓶に入っているので狼化も同時に行える優れもの。

【ドラリーニョ】
ミニドラ(ミニドラたちはどこでもドアを使用)

【ドラメッド三世】
魔法のじゅうたん
魔法道具
ドラメッドが使役する道具。今回召喚したのはドライバーやスパナなどの工具で、自立稼働しアチモフロボを瞬く間に分解した。
タロットカード
占いに使用するタロットカードで、親友テレカと並ぶ本作のキーアイテム。本人曰く「よく当たる」らしい。作中では「死神」「魔術師」「吊られた男」「塔」「正義」の札が登場し、いずれもその後の展開を示唆している*1。
因みに「魔術師」「吊られた男」「正義」の札は、描かれた人物がドラえもん（と同じネコ型ロボット）風になっている地味に凝ったデザイン。

【怪盗ドラパン】
キンキンステッキ
ドラパンのメインウェポン。杖の先から光線を発し、それを浴びた者をキンキンの像に変えてしまう。非常に強力であり、五枚しか出ていなかったとは言え親友テレカに打ち勝った。キンキンにした相手に投げつけると煙と共に元に戻る。
元々はミミミにプレゼントされた道具だとか。
サーフボード
テキオー灯

【ミニドラ】
どこでもドア

【ザ☆ドラえもんズ】
親友テレカ


【余談】
ちなみに今作が武田鉄矢の作った歌(カバーであるが)の流れる最後のドラえもん映画になっている。　

予告ではドラパンの「おのれ、何者だ！」と叫びながら攻撃するシーンが何度も放映されていたが、本編にはなかった。


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