ゴッド(デュエル・マスターズ)

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ゴッド(デュエル・マスターズ) - (2014/02/03 (月) 09:37:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/01/18 Tue 14:30:47
更新日:2023/11/07 Tue 18:59:51
所要時間:約 6 分で読めます




デュエル・マスターズに登場するゴッドとは、「極神編」から新たに登場したクリーチャー達のことである。

主な特徴をまとめると、
  • 一枚だけの運用はあまりされず二体以上のクリーチャーで構成されており、合体(ゴッド・リンク)することで神の力が発揮される。
  • イラストはリンクすること前提で描かれており、左右に絵が切れている。リンクする方向によってはフルイラストになることも。
  • リンクした状態で場を離れる場合、一部を切り離し残りをバトルゾーンに残すことができる。
  • リンク時のステータスは、合体前のクリーチャーのコスト・パワー・文明・能力・種族を足したものになる。また、リンク時のみに発動する能力もある。
  • リンク能力を持たないゴッドは存在しないが、進化クリーチャーのゴッドは存在する。
といったところ。

上の特徴を見る通り、一度リンクすれば超高パワー・高性能効果・破壊耐性を持ったクリーチャーを作り上げることができる。
逆に、リンクされてしまうと脅威になるので相手が使ってきたら一刻も早く除去してしまいたい。

その壮大なスケール、カードゲームというジャンルで合体というロマンを体験できる、相手が使ってきたときに味わう圧倒的主人公気分など、登場時から様々な面で人気を博している。
故に種類も多く、時代をまたいで登場しているが漫画やアニメ、背景ストーリーでは基本的に敵役であることが多い。

背景ストーリーでは上記した「極神編」からの登場となる。
不死鳥との戦いで荒廃した世界の修復する者として誕生したが、例の文明の反乱により世界が大混乱になる。
その後のエピソード3に登場するゴッド・ノヴァは、このゴッド達にオラクルがゼロの魂を吹き込んだ者であり、過去の英雄や一部のオラクルはこの種族に属する。
そのゴッド・ノヴァが聖邪の二つの心を持つとゴッド・ノヴァ OMG(オメガ)となる。このOMGは本来のノヴァと違い、光文明・闇文明のみしか存在しない。

一部のクリーチャーは、完全な存在であるはずの神はリンクする必要はないのにオラクルのゴッドを見て、実は不完全な神だからこそリンクして互いを補わなければならないでは?と考えている。

代表的なゴッド

竜極神ゲキ竜極神メツ
記念すべき初のゴッド。通称ゲキメツ。
リンク時は新能力のQブレイカー、攻撃時にかの超竜バジュラと同じ相手マナを2枚破壊効果を行い、その後にブロックするか否かで相手のパワー3000以下全破壊orロスト・ソウルの2択を選ばせる凶悪な効果を持つようになる。
ドラゴンなのでサポートが豊富なのも強みだが、これでもド派手な能力を持ったゴッドの中では地味な方である。

ヘヴィ・デス・メタル
龍神へヴィ破壊神デス龍神メタルの三体構成ゴッドであり、ザキラの切り札の一つ。
へヴィの破壊&ドロー、デスのスピードアタッカー、メタルのマナorギア破壊と単体でもそこそこの能力を持っているが驚異的なのはリンク時。
へヴィの12000~23000の高パワーに相手を突撃させる強制攻撃誘発効果、メタルだけが持つ特殊な解除方法、そして、デスのトライ・ゴッド・リンク時の全破壊&ワールドブレイカー&アンタッチャブルと攻守ともに隙がない。
だが、あまりにもへヴィ単体が活躍してしまったので彼だけ殿堂入り。デッキ構築しにくくなった。
ハンターになって一枚のカードに収まった世紀末がいるが、効果が全然違うので要注意。

究極神アク超絶神ゼン
初の四色神で通称ゼンアクorアクゼン。アクはゴッド唯一のスーパーレア。
リンクした場合、Qブレイカーや攻撃時に相手にデーモン・ハンド、破壊時にゴッドが手札に戻るようになり、ターン終了時にアンタップするブロッカーとなる。
高スペックだが重く、火文明を除いた4色になるためデッキ構築が難しい。
漫画ではなかなかの活躍を見せたがヘヴィ・デス・メタルの噛ませにされた。
その一方で後に構築デッキが発売されたり、専用サポートカードが出たり、新枠初のゴッドになったりと優遇されている。

五元神
各文明に一体ずつ存在する極神編最後のゴッド。
特徴は無限リンク。自然の地神エメラルド・ファラオ光の天神シャイン・バルキリー水の海神ブルー・ポセイドン闇の黒神ダーク・インドラ火の炎神フレイム・アゴン自然の…と各文明の友好色同士が繋がるようになっている。
これを利用すれば理論上は20連リンクも可能。パワーは88000、攻撃時には240000にもなり相手のクリーチャーとマナをそれぞれ76枚破壊できる。
どうやってタップするんだとか言ってはいけないし、明らかなオーバーキルである。
マナ複数破壊、アンタップキラー、アンタッチャブルなどの能力が、他のゴッド以上の破壊耐性も相まって何気に厄介。
今では20連リンクした五元神を攻撃して一方的に殴り倒せるクリーチャーがいるもんだから恐ろしい時代になったものである。


神化編に登場した新しいギミックを持ったオリジンゴッド。
名前の頭に神帝と付き、ムーラマニアナアージュヴィシュスヴァの6枚で構築されるが、組み合わせによっては闇単色で組める。
長方形にリンクするようになっており、4枚で完成するがその時の効果がなんと無限攻撃。自身だけでは不可能だがブロックも無限になる。
ただし、その他の効果がリンク時に発動するものばかりでやや扱いにくく、完成させても無限攻撃中にトリガーを踏んで攻撃中断…なんて事もありうる。
こちらは映画で初登場のミカドが使ったカード郡なので色んなところで優遇されている。

マッド・ロック・チェスター
マナゾーンからコスト6以下の火か闇の呪文が打てる邪神M・ロマノフ
墓地からコスト6以下の自分と同じ文明の呪文が打てる(打った呪文は山札に戻る)邪神C・ロマノフ
墓地のクリーチャーを好きなだけ進化元にできるが単体では能力のない邪神R・ロマノフの3体からなるナイトゴッド。
3体とも場に進化元の必要ない進化クリーチャー(Mは山札の上から3枚、R&Cは墓地)である。進化元のカードを取り除き能力を発揮し、Rが墓地に落ちた弾を再装填してまた能力を発揮させる役割を持つ。
しかし、M・ロマノフのスペックや汎用性が突出しており、相方達を置き去りに単独でワンショットキルの必須パーツとしてメタゲームの中心で活躍した。
あまりにも強力だったため最終的にはプレミアム殿堂に指定されてしまい、3体リンクは不可能になった。R・C涙目。

神人類 ヨミ
エピソード3で久しぶりに登場したゴッド…いや、厳密に言うと彼は新種族のゴッド・ノヴァ&オラクルの人間である。
彼単体では召喚時に3ドロー、Tブレイカー、3枚リンク時にシールドブレイクされないとインフレが進んだ近年ではやや地味な効果。
とは言っても、自身及び左右のゴッドがゼロ文明であることやオラクルのサポートもあって色に縛られない構築ができる。
以前のゴッドにない左神・右神と付くゴッドが複数登場し、環境や状況に応じてリンク先を選択できるのは彼等だけの大きなメリット。
しかしながら左・右神の性能の優秀さや自身が8マナのせいで彼がお呼びでないデッキが既に開発されてしまっている。

イズモ
スペックは5マナ5000とシンプルだが、左・右神を好きなようにリンク&解除できる中央G・リンクをヨミと同様に持っている少年ゴッド・ノヴァ。
これにより手数を増やしたり、パワーの底上げを狙えるので意外なところで役に立つ。
エピソード3の重要な人物であり、速攻で倒されたヨミの復讐のために姿を次々に変えていきアウトレイジと争う。
イズモ名も無き神人類「黒幕」逆襲の神類 イズモR超神類イズモと体を再構築し、黒幕の時点でゴッド・ノヴァ OMGになり人外化する。
イラストレーターがイズモにヨミのような羽を頭に付けたネタ画像を上げていたが、あれがフラグになるとは誰が予想できただろうか?


斬新な機構であるG・リンクであるが、デメリットもある。

そもそも、特定の組み合わせしかないカード同士を場に出さなければいけないので、スムーズに働かせるのはなかなか大変。
進化クリーチャーのギミックと比較すると、あちらは条件を満たした進化元をデッキに大量に入れることが可能だがこちらはそうはいかない。
デュエマでは同名カードは1デッキに4枚までなので、何らかのサーチカードやドローカードを駆使して素早く揃えたい。

また全体的に一つ一つのパーツのマナコストが重いので、高速のビートダウン系デッキ等に対しては準備する暇もなくやられてしまう危険性がある。
そのため、序盤のマナブーストやドロー、あるいはハンデスやブロッカーによる妨害を盛り込んだデッキ構築が必要になることが多い。


かつてのメタゲームでは超次元が幅を利かせていたがゴッドは単体でも優秀な者が多く、《プロジェクト・ゴッド》《神の裏技ゴッド・ウォール》などのサポートも豊富なため、ゴッドデッキを使ったことがないという人も一度はこの豪快なパワーと能力で相手を打ち破る爽快感を味わってみてはいかがだろうか。
覚醒リンクでおkとか言った奴屋上。





追記・修正は轟剣レイジング・ザックス魔弾ゴッド・ジェノサイダー砲撃要塞フォートレス・NEXのいずれかを用意してから願いします。

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