不知火(戦術機)

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不知火(戦術機) - (2017/01/13 (金) 18:53:08) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/07/20(月) 21:16:29
更新日:2022/06/16 Thu 03:13:08
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「─米軍機に告ぐ。
直ちに戦闘行為を停止せよ。
繰り返す─直ちに戦闘行為を停止せよ」

帰の覚悟を胸に秘め
が造りし鎧を纏い
命のが尽きる時まで
刃を奮って戦場を舞う─


不知火はマブラヴ オルタネイティヴに登場する戦術機の名称である。
本項では本機とその発展機について解説する、
その他 同名の内容については不知火等の項を参考にして頂きたい。


94式戦術歩行戦闘機 不知火 (TSF-TYPE94)

1994年から実戦部隊配備が開始された日本国産の第3世代主力戦術機。
元々は第1世代戦術機であるF-4J改 瑞鶴の技術情報を元に、河崎重工、富嶽重工、光菱重工の3社によって共同開発される予定であった。
しかし、第2世代戦術機開発を経験していなかっため開発が難航、
そこで帝国軍は先に第2世代戦術機F-15J 陽炎のライセンス生産を決定し、技術吸収を行った。
その際に蓄積された技術を元にして世界初の実戦配備型第3世代戦術機・不知火が開発された。(設計・開発自体はF-22A ラプターの方が先である)
名称の元ネタは大日本帝国海軍の陽炎型駆逐艦の2番艦 不知火から(異説あり)

■主要装備
  • 87式突撃砲
  • 87式支援突撃砲
  • 74式近接戦闘長刀
  • 65式近接戦闘短刀
  • 92式多目的追加装甲
  • 92式多目的自律誘導弾システム

機体表面には新開発の対レーザー蒸散塗膜加工が施されている。
新素材や複合材開発により耐熱耐弾装甲を重要部に限定することで可動性向上と機体重量の軽量化に成功し、結果、機動性や整備性が従来機に比べて大幅に向上した。
同じ第3世代戦術機で米軍最新鋭機であるF-22A ラプターと比べるとスペック上は劣るものの、錬度次第では差を覆す事も可能なポテンシャルを持つ優れた機体である。

主に帝都本土防衛軍や富士教導隊などのエリート部隊に配備され、横浜基地ではA-01部隊にのみ配備(A-01部隊が元々一個連隊(108機)編成であった事や、帝都本土防衛軍、富士教導隊の主力が不知火である事を考えるとかなりの数が生産されていると考えられる)
ちなみに富士教導隊は「仮想敵部隊(アグレッサー)」として露軍色の寒冷地迷彩で塗装されている。

順調に各部隊へ配備が進み、運用が進むにつれ、衛士や整備兵から様々な要望がなされているが、極めて困難な要求仕様を実現するために異例な程突き詰めて設計された結果、通常は考慮される発展性のための構造的余裕も極限までそぎ落とされたため、その要望に答えられていないのが現状。

因みに日本国産機全てに言えることではあるが、機体特性の関係上アメリカ式の機動制御方法とは相性が悪い。

《発展機体》

■不知火 壱型丙(いちがたへい) (TSF-TYPE94-1C)
既存戦術機強化計画の一環で開発された不知火の改造型。
武装の大型化に備え、フレームと各部アクチュエーターを強化。
更に機体から武装へ電力供給を行えるよう機体ジェネレーターを大型化した結果、機体の駆動系出力も約15%向上した。

一方でジェネレーターの大型化により、想定以上の機体稼働時間低下(燃費悪化)をまねく事に。

苦肉の策として専用OSを開発し、燃料・出力系の電子制御によりどうにか要求仕様は満たし、一応の体裁は整えるものの、機動特性にも深刻な副作用をもたらし、非情に扱いづらい機体になってしまった事や、強化計画が重装備化から運動性能重視に方向転換した為、総数が100機にも満たないうちに生産が中止。

現在は次世代機開発のデータ収用や機体出力を求め、燃費の悪さを運用方法でカバーできるベテラン衛士用として一部部隊に実戦配備される。

機体カラーに、フェリス・カモフラージュと呼ばれる機体の形状や飛行速度、移動方向などを欺瞞するための迷彩塗装が施されているが、視覚に頼らないBETAに対して効果は認められない。

■不知火 弐型 (XFJ-01a/b)
1999年の本州奪還作戦『明星作戦』で一応の勝利を収めた日本帝国は、退役間近な撃震代替機に位置付けるべく、一時凍結されていた不知火改修計画を再開。
しかし、当時の国内有力メーカー各社は不知火及び武御雷の後継となる次期主力戦術機開発に全力を注いでいた為、不知火改修は事実上放置されていた。
その停滞を打破するため、カンフル剤として急遽立ち上げられた日米合同の戦術機開発計画「XFJ計画」で誕生した日米混血戦術機が『不知火弐型』である。

帝国陸軍兵器廠第壱開発局副部長・巌谷榮二中佐が提案するこの計画は、米国先進技術と蓄積データ導入による開発障害のブレイクスルーを目的とする、帝国初の国際戦術機開発計画であり、河崎・富嶽・光菱の国内大手3社に撃震・陽炎の導入で実績のあるボーニング(旧マクダエル・ドグラム)を加えた4社が参加。

  • 第3世代機と同等以上の機動性及び運動性確保
  • 稼働時間の増加
  • 最大兵装時の運動性低下率の局限化

という帝国側の要求に対しボーニングは、F-15・ACTVと同様の肩部・腰部大型スラスターと跳躍ユニット主機、脚部換装を中心とした強化改修を提案。
日本側もこれを了承し、計画は2001年4月よりアラスカ・ユーコン基地で本格的に始動した。

壱型丙の欠点である稼働時間を解消するため、機体各部に出力効率が高く消費電力が少ない米国製パーツが組み込まれ、跳躍ユニットも従来より高出力のものに換装されている。
駆動系及び機関部等の内装系を強化するフェイズ1改修後、前線で実証・実戦試験を経て、外装をMSIP強化モジュールに換装するフェイズ2改修を完了し、本来の姿へと変貌を遂げた試作一号機が2001年8月にロールアウトした。
頭部モジュールに最新のアクティブ電子走査レーダーに加え、新方式の戦術前方監視赤外線装置を搭載して索敵・目標補足能力を強化。
肩部装甲ブロックにスラスターノズルが追加され、脚部延長と大型化による運動性、機動性向上と推進剤容量増大が図られている。
腰部装甲ブロックには西側戦術機では初のスラスターモジュールが追加されているが、これはソ連製戦術機の高い機動近接格闘能力に衝撃を受けたボーニング開発陣が、急遽追加開発したものである。

1番機(XFJ-01a)はユウヤ・ブリッジス少尉。
跳躍ユニットにはジネラルエレクトロニクスF-140エンジンを搭載。機体色は紅白のデモカラーから後にモノトーンに変更。

2番機(XFJ-01b)はタリサ・マナンダル少尉。
跳躍ユニットにはプラッツ&ウィットニーF133-PW-100を搭載。
機体色は淡いパープルグレーを基調としたもの。

■因みに

上記の通りオルタ本編でも武達、A-01部隊(伊隅ヴァルキリーズ)専用機でもあり、甲21号作戦、横浜基地防衛戦と長きに渡り戦場を共にした実質中盤の主人公機。

またTEでも新型として主人公であるユウヤが搭乗している。
アンリミテッド・ザ・デイアフターでもシアトル駐留軍が使用しており、響や柚香達『ウォードッグ』のメンバーも搭乗している。



外伝編を含めれば武、ユウヤ、まりも、あきら、みちる、響と多くの主人公が搭乗した機体である。






「Wikiに告ぐ。項目削除などクソ食らえ。繰り返す─項目削除などクソ食らえ」
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