機械化帝国(熱血最強ゴウザウラー)

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機械化帝国(熱血最強ゴウザウラー) - (2021/09/06 (月) 15:40:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/12(水) 08:54:26
更新日:2024/04/02 Tue 13:28:39
所要時間:約 6 分で読めます






全宇宙に鋼鉄の秩序を!!




熱血最強ゴウザウラー』に登場する勢力。
宇宙に存在する全てのものを機械化しようと企み、幾つもの惑星を侵略してきた。地球を守るために戦うエルドランやザウラーズとは敵対関係にある。

太陽系への侵攻速度はかなり速く、侵攻開始から3ヶ月たらず(電気王出現直後、6月頃)で地球以外の全ての惑星を機械化し、月もエンジン王の手で機械化が完了している。



【構成員】
ルーツが特殊な機械神を除く全構成員は「機械人」という種族に分類されるらしい。


機械王
幹部クラスの機械人の総称。宇宙各地での機械化を指揮する立場にある。

劇中では歯車王・電気王・エンジン王が現代の地球、原子王が恐竜時代の地球に襲来しているが、彼らの他にも機械王がいるのかは不明。

劇中に登場した機械王については当該項目を参照されたし。



●ギーグ(CV:青森伸)
地球を最初に襲った機械王「歯車王」の部下。たまに何かしらの擬音を混ぜて話す癖がある。
傍目には背の低い中高年男性に見えるがれっきとした機械人であり、体内には電話(月の機械化城と交信可能)や伸縮自在のコードなどの機械が詰まっている。
壊れた機械を材料にして機械化獣を造る力(機械王を含む機械人も例外ではない)やロケットのような飛行形態への変形など、様々な能力が備わっている。

何かと間が抜けているとはいえ任務には忠実だが、短気な歯車王にせっつかれたり怒鳴られたりする事に内心うんざりしていた模様。この辺り、似たポジションだったタイダ―とは真逆。
その歯車王の死後、新任の電気王に取り入ろうとゴマをするが、電気王には負け犬と相手にされずデスボルトに握り潰された。

…と思っていたら密かに復活を遂げ、総集編が来る度にザウラーズに戦いを挑んでいた。
なお、総集編の描写が公式設定ならば、最終的に行方不明になるだけで済んだギーグは機械化帝国唯一の生き残りということになる可能性がある。



●四天王
機械化城が半壊状態になった際(第39話)に被害を免れた区画で製造された4人の機械王の同型機。名前は「~王」から「~大王」に変わっている。

外見や表面的な性格は機械王たちと同じに見えるが、原子王以外の3人の機械王が最終的には機械神に反抗したのとは違って全員が機械神に絶対服従している(同時に小物臭くもなったが)。
戦闘能力も機械王より高くなっているうえ、機械神から力を与えられれば何度でも復活できる。

春風小学校を襲撃し、機械化光線で拳一をサイボーグ化するなど、ザウラーズを精神的にも苦しめた。


◇機械大王(CV:菅原正志)
四天王が「究極合体」した姿。
ザウラーズのメカや機械化獣とは段違いのパワーを持ち、装甲はキングゴウザウラーの必殺技・ザウラーキングフィニッシュをも弾く。

その反面、サイボーグ化した拳一に体内から攻撃されて弱った部分を必殺技で狙われたり、装甲の隙間が弱点と見破られたりするなど、隙の多さや詰めの甘さが目立つ。

合体したにも関わらずザウラーズに敗れたために機械神に見限られ、二度目の敗北の直後に粛清された。



●機械神(CV:青森伸)
機械化帝国の支配者。普段は姿を見せず、機械化城内部に作り出した人型のオブジェを通して機械王たちに命令を下す。

その正体は、遥か昔にある惑星で栄えた超文明が作り出した機械の成れの果て。
故郷の惑星が戦争で滅亡した後、機械神は知的生命体の『心』が全ての元凶と考え、全宇宙を機械化して『心』を消し去るべく機械化帝国を組織したのだった。

しかし、地球に送り込んだ機械王や四天王がことごとくザウラーズに敗れたことで太陽系の機械化があと一歩のところで進まなくなり、業を煮やした機械神はついに自ら出陣する。

機械神はエルドランを悪人面にしたような姿で地球に現れ、キングゴウザウラーを操って地球の機械化に着手する。
これにより一度はザウラーズを絶望させるが、人間の『心』までは完全に機械化することができず、ザウラーズは人々の応援を受けて再び立ち上がった。


これを見た機械神は、地球ごと人間を滅ぼそうとして月を地球に向けて動かしたが、キングゴウザウラーがエルドランの力でさらなる強化を遂げてガクエンガーとなり、ガクエンガーに接続された物質復元装置の力で太陽系全土の機械化が解除され、月もガクエンガーによって元の軌道に戻されてしまう。

それでも野望を捨てない機械神はザウラーズと戦い続け、死闘の末にガクエンガーを破壊するが、ガクエンガーのコアだったキングゴウザウラーは間一髪で脱出しており、ザウラーキングフィニッシュを受けた機械神は自らの野望の終焉を目の当たりにしながら消滅した。

最期の瞬間まで心を否定し続けた機械神。
しかしそれは裏を返せば「ムキになる」というまさに人間らしい心を持っている証拠だったのだが、その事に果たして本人は気づいていたのだろうか…。


【戦力】
●機械化獣
機械化帝国が地球の機械を素体にして造り出す侵略兵器。邪悪獣や魔界獣で見られたようなコミカルな個体は一切登場しない。
製造方法や素体の選び方は指揮していた各機械王によって異なり、

▽歯車王配下
従者のギーグが町で見つけてきた壊れた家電をギーグ本人の能力で機械化獣に変える。
歯車王の「巨大改造」で合体・強化され、歯車王自身がコントロールする。
それぞれ特殊な能力を持つが、元が家電製品なのでパワー自体はそれほどでもなく、ゴウザウラー単体でも十分渡り合う事が可能。

  • マッドシャープ
鉛筆削りの機械化獣。両肩から発射する鉛筆型ミサイルと右腕のドリルを武器とし、初戦ゆえ操縦に慣れないゴウザウラーを顔の穴で削ろうとした。
  • デッドビーム
懐中電灯の機械化獣。町を一瞬で火の海に変える程の高熱の閃光を頭部から照射し、巨大改造後は豆電球型のミサイルを胴体から発射する。
  • キラーウォッシャー
洗濯機の機械化獣。触手状のホースから高圧水流を放ち、その先端から出したノコギリで地上を機械化する事も出来る。
  • デスグロック
目覚まし時計の機械化獣。頭部のベルを打ち鳴らす事で建物を破壊する振動波を放つ。劇中時間10分で撃破された最弱候補の機械化獣。
  • バッドバースト
バスの機械化獣。両腕からタイヤを飛ばし、口内のライトからはビームを放つ。クーコ、ユカ、はるみら乗客を乗せたまま機械化獣化した為、図らずもゴウザウラーの攻撃を封じる人質を得る事に。
  • デビルキャッチャー
クレーンゲーム機の機械化獣。何故かぬいぐるみに異様な執着を示し、ぬいぐるみを持っていた拳一を執拗に追い回した。巨大改造後は体内に蓄えている手榴弾を武器とする。
  • ヘルジャイガー
ヘリコプターの機械化獣。マッハ6のスピードで空を飛ぶ事が出来るが、最高速度マッハ7のザウラージェットには敵わなかった。
  • ブラッドアイアン
アイロンの機械化獣。アイロンがけの要領で滑走し、地上を炎上させたり機械化したりする。アイロン型のシールドで攻撃を防ぐ事も出来る。
  • ラジオデンジャー
ラジオの機械化獣。電子機器を故障させる怪電波を放射して街を大混乱に陥れた。この故障した機械で機械化獣量産も出来たのでは?
  • サタンドリラー
電動ドリルの機械化獣。巨大改造前は両腕と頭部のドリルで街を破壊し、巨大改造後は計五本のドリルで地中を潜行しながらゴウザウラーと戦った。
  • バイクレイザー
オートバイの機械化獣。ゴウザウラーでも捕捉出来ないほどの猛スピードで爆走し、排気ガスを撒き散らして暴れる。
  • シャドーシェーバー
電動髭剃りの機械化獣。機械化したビルを削って撒き散らす鉄粉(いわゆるチャフ)でゴウザウラーのレーダーを攪乱する戦法を取った。なおその間はギーグがゴウザウラーに貼り付いて歯車王に位置を伝えていた。命がけ。
  • ゴーストビジョン
テレビの機械化獣。モニターからホログラムの分身を投影する能力を持ち、テレビドラマの撮影で戦闘に集中出来ないゴウザウラーを一度は翻弄した。
  • アイスクラッシャー
冷蔵庫の機械化獣。猛烈な吹雪で春風町一帯を丸ごと凍結・停電に追い込み、ギーグにも「こいつならゴウザウラーに勝てる」と太鼓判を押させた。


▽電気王配下
電気王の能力「巨大発動」で地球の兵器を機械化獣に変える。歯車王の機械化獣と違い最初から巨大。
戦闘中は電気王がデスボルトで援護する。
兵器だけあって元々の攻撃力が高いのに加え、デスボルトも一緒になって襲ってくるためマグナザウラー無しではまず太刀打ち出来ない。
ただし、歯車王の機械化獣と比べると特殊能力をほとんど持たないので単体での対処自体は楽な方。

  • バロンガーノン
野砲の機械化獣。プラズマエネルギーを充填した「ハイパーエナジーミサイル」でゴウザウラーを消滅させようとする…が、その爆発エネルギーが恐竜時代からマグナザウラーを呼び込む事になるという皮肉な結果に。
  • ガンドップラー
ジェット戦闘機の機械化獣。高速飛行形態と疑似的な人型形態への変形機構を持ち、火力では同じ飛行型機械化獣のヘルジャイガーを上回る。
  • ゲーパルドン
戦車の機械化獣。名前・外見共にセンスを疑う新型戦車「ビューティータケダ一号」を素体とし、全身の砲門から砲撃を行う。
  • サドレイガ―
軍事衛星の機械化獣。宇宙から機械化光線を照射し、地上を機械化する。電気王にとってはザウラーズを誘き出す前座に過ぎなかったのだが、ここで一気に地球全土を機械化してしまっても良かった気がする。
  • レドクーバー
潜水艦の機械化獣。魚雷と頭部に内蔵したスクリューが武器。中盤以降めっきり使われなくなったウォータービームでトドメを刺された唯一の機械化獣。
  • ドグマホーク
ミサイルの機械化獣。「策略を使え」と機械神に命令された電気王が嫌々ゴウザウラーの行動パターンをインプット、全身から連射するミサイルで確実に仕留めようとする。
  • バトルジーク
戦艦の機械化獣。600メートルもの巨体を誇り、全身各所の砲門と体内に侵入した敵を捕らえる触手が武器。
  • ボウエイガ―
防衛隊の新型ロボット「ボウエイガ―」がハイパーデスボルトに機械化獣化された姿。防衛隊、電気王に兵器を提供し過ぎじゃない?
しかしエルドランの介入によって新ロボット・グランザウラーへと生まれ変わり、ザウラーズに逆転勝利をもたらす。あれ、マグナザウラーの時も電気王のポカだったような?


▽エンジン王配下
ギルターボの口から射出した「機械卵」を地球の乗り物と融合させて造る。地球環境のデータを取り込んだため、動植物を真似た姿を持つ。
ギルターボとの「巨大結合」で強化される。
エンジン王とギルターボのパワーが相乗されている為、ザウラーロボ三体を圧倒する程の戦闘能力を持ち、キングゴウザウラーに合体してもそれでようやく互角というレベル。

  • オードロン
植物型機械化獣。まだ地球のデータを取り込んでいないため、恐らく異星の植物がモチーフと思われる。
  • ガラジャーク
コブラ型機械化獣。巨大結合後は、ゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラーの3体を同時に相手取って善戦して見せた。
  • ミッドダロス
牛(ミノタウロス)型機械化獣。巨大なトマホークが武器。キングゴウザウラーの初陣の相手。
  • デッカード
馬(ユニコーン)型機械化獣。防衛隊の新型ミサイルを角として取り込んでいる為、迂闊に手出しすれば春風町が壊滅するところだった。また防衛隊か。
  • ウィンガルーダ
鳥型機械化獣。翼の羽ばたきによって竜巻を起こす能力を持つが、運動会を邪魔されて怒り心頭のザウラーズには相手が悪かった。
  • スクワーム
ムカデ型機械化獣。節状のボディは電磁力によって結合しており、それぞれ分離させて同時に攻撃することが可能。
  • ブランドル
蠅型機械化獣。空中を飛び回りながら、ゴウザウラーの装甲をも溶かす溶解液を吐き出す。
  • ケルべローダー
ケルベロス型機械化獣。戦闘データを更新した機械卵から生み出された為、戦闘力はそれまでの機械化獣より高い。ちなみに名前に反して頭部は二つだが、巨大結合する事でギルターボの頭と合わせて三つ首となる。
  • オクトバルガー
タコ型機械化獣。石油コンビナートと融合し、その石油を利用した火炎攻撃を得意とする。もっともこの回のメインは大爆発した五郎のキレぶりであり、完全にインパクトを食われているのだが。
  • ビーストカイザー
ライオン型機械化獣。上記9体の再生機械化獣軍団の残骸とギルターボが巨大結合して誕生した最強の合体機械化獣。
これまでにないほどキングゴウザウラーを苦戦させ、またエンジン王にとっても「心」を理解させる転機となった存在。
  • ギガキャッスル
ヤマタノオロチ型機械化獣。機械神への造反のため、機械化城そのものを機械化獣化した姿。エンジン王自身が巨大結合し、中島先生を想うザウラーズの心から生み出される力を利用しようとするのだが…?


▽原子王配下
劇中では製造していたシーンが無いので詳細不明。
機械が一切存在しない恐竜時代を侵攻していたので、初めから完成した状態で宇宙から連れて来たのかも知れない。

  • ジャンキール
ボルトロボと共に恐竜時代で暴れていた剣士型機械化獣。何気にOPにも登場している。

となっている。



●デスボルト/ハイパーデスボルト
電気王が機械神から授かった戦闘用ロボット。その名の通り、電気を使った攻撃を得意とする。

第25話では電気王と一体化したハイパーデスボルトが登場。
強化前の倍近くまで巨大化し、さらに世界中の電力を吸い取ったことでザウラービッグバスターにも耐えてしまうほどのパワーを得た。

『スーパーロボット大戦NEO』では強化後のハイパーデスボルトだけが登場する。



●ギルターボ
エンジン王の愛機かつ「我が子」。
詳しくは機械王の項目を参照。



●ダークゴウザウラー
恐竜時代に流れ着いたギルターボの頭部を回収した原子王が、記録されたザウラーズのデータを解析して造ったキングゴウザウラーのコピー。
サブタイトルで「闇のゴウザウラー」と呼ばれたこともある。

当初は偽ゴウザウラー、偽マグナザウラー、偽グランザウラーに分離しており、後に集まった3体が『超鋼鉄合体』する事でダークゴウザウラーになる。

本物のキングゴウザウラーとほぼ同じ武装を持つが性能では上回っており、しかもザウラーズが全員いなければ全力を出せない本物と違って原子王だけで機体の完全な制御が可能である。

恐竜時代を守っていたエルドランや未来から駆け付けたザウラーズを圧倒的なパワーで苦しめたが、知らぬ間にキングゴウザウラーの「戦いが長引くと過負荷で故障する」弱点までコピーしてしまったのが仇となった。


●機械化城
月面に建てられた機械化帝国の地球侵攻用の前線基地であり、機械王が交代する度に増改築された。
終盤では機械化獣メガキャッスルの素体や四天王の製造施設としても使われた。



●ボルトロボ
第1話で恐竜時代の地球を襲っていた機械化帝国のロボット。
後に原子王の指揮下にあったことが判明し、量産されたボルトロボが作業や戦闘に従事する様子が描かれた。


機械神との最終決戦の際も大量のボルトロボがガクエンガーの迎撃に向かったが一蹴されている。

『スーパーロボット大戦NEO』では機械化帝国の一般兵士として登場し、電気王やエンジン王の部隊にも加わっていた。















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