ゾンダー(勇者王ガオガイガー)

登録日:2016/08/14 Sun 10:11:42
更新日:2023/03/16 Thu 20:51:09
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───21世紀。都会は物が溢れ、人が溢れ、オアシスを失っていた…───

───この偽りの平和を営む日常の裏側で、我々の想像を絶する、人類史上最大の難敵が活動を開始した!───


心弱き者共。我が力を授けようぞ……


勇者王ガオガイガー』に登場する機界生命体の名称。
作中では、作中の敵対勢力及び知的生命体(人間、シャチなど)にゾンダーメタルが植えつけられ怪物へと変貌した姿、
またはそれが機械などに寄生して誕生したロボットなども「ゾンダー」と呼ばれているため、ここではそれらについても解説する。


【ゾンダーの起源】


マイナス思念は宇宙に滅びを与える

生命体はマイナス思念を持たぬ、機械生命体ゾンダーへと昇華されるべきなのだ

だからこそ生命体は、機械と融合を果たして次なる次元に向かうのだ


ゾンダーを生み出す元となる物質「ゾンダーメタル」とは元々、三重連太陽系の中の科学が発達した「紫の星」で、
人間のストレスなどのマイナス思念を解消・抑制するメンタルケアを目的に作成された「精神浄化システム」であった。
しかしある時、ゾンダーメタルを統括するマスタープログラムZマスターが、

「マイナス思念を無くすには発生源の有機生命体を機界生命体に昇華させればよい」

という歪んだ結論を導き出した事で突如暴走を起こし、紫の星を足がかりに近辺の惑星の機界昇華を開始。
三重連太陽系を滅ぼした後は全宇宙の機界昇華を目指し、31の原種に分離して太陽系などへ侵攻していった。


【地球への侵攻】

“青の星”地球を機界昇華させるために、原種を統括する「心臓原種」は尖兵として情報収集端末「パスダー」を送り込むが、
地球を前にして獅子王凱が操縦するスペースシャトルと衝突し、直後に緑の星から飛来したギャレオンと交戦。
その戦闘で深手を負ったパスダーは日本の横浜付近に落下し、ダメージを癒すために東京タワーの地下まで移動して2年ほど潜伏を余儀なくされる。
その間に地上にあった航空機、鉄道、車などを吸収して異形の塔「ゾンダリアンタワー」を東京タワー直下の地底深くに構築。
ダメージが癒えた頃に活動を再開し、配下の機界四天王に命令して地球の機界昇華を目論んで本格的に活動を開始した。


【ゾンダーメタル】

機界四天王及び機界31原種が、有機生命体をゾンダー化するために用いる物質。
外見は野球ボール程度のサイズの、宝玉に似た球型の金属塊で、中心には「Z」の文字が記されている。
前述のとおり、元々は人間のストレスなどのマイナス思念を解消・抑制する目的で作成されたものだった。
しかしマスタープログラムが暴走した事によって、ゾンダーメタルから機界昇華を目的として活動する機械生命体「ゾンダー」が誕生し、ゾンダーメタルは全宇宙を脅かす災厄の源と化した。

ゾンダーメタルに寄生された有機生命体はマイナス思念から来る欲望のおもむくままに行動し、宿主が執着を向ける何らかの機械や無機物とゾンダーが融合。
融合した物体を中心に周囲の機械などを取り込んだりした末に成長・巨大ロボ化して破壊活動を行うようになる(通称「ゾンダーロボ」)。
勇気ではなくストレス(マイナス思念)を動力にするGストーンとでも言うべきもので、GストーンやJジュエル無しでは対抗手段はない。

ゾンダーメタルの製造工程は植物の成長過程に近く、蕾から花のような状態になった後でしばらく経つとようやくゾンダーメタルが完成する。
ゾンダーメタルを生成するためには莫大なエネルギーが必要となり、地球にEI-01が飛来して2年が経過した時点でも25個程しかゾンダーメタルは存在しなかった。
そのため、作中ではこれを生成するための製造工場「ゾンダーメタルプラント」の建造が何度か行われており、いずれの作戦も機界四天王が総力をあげて実行している。

ちなみに原種の場合は自身をプラントとして体内でゾンダーメタルを大量に作り出す事が可能。
ZX-05の時には体内に取り込んだ人間にゾンダーメタルを植え付け、多数のゾンダーロボを生み出していた。

スーパーロボット大戦シリーズ』などの外部出演時には、ゾンダーメタルを用いて他勢力の機動兵器をコピーしたり、奪った有人機に搭載して動かすなどの用途にも用いられている。
ゲーム中の台詞によれば、これら複製された他勢力メカも分類上は「ゾンダーロボ」の範疇に該当する模様。
なお、ゲーム上の都合か機体の外見や性能は元になった機体とまったく同じ。戦闘獣メカザウルスのような半有機生命体も生体部分がゾンダー化するようなことはない。
例外的に『バトルオブサンライズ』に登場した、『機甲戦記ドラグナー』のゲバイ・マッフを素に産み出された機体のみ「ゾンダーゲバイ」という別機体になっており、外見も異なる。


ゾンダーメタルプラント

その名の通りゾンダーメタルの製造工場。
プラント内は果実のようにゾンダーメタルを付けた巨大な金属の樹木と根のような金属の触手が張り巡られた悍ましい森のような外見。
花畑のようにゾンダーメタルが咲き乱れる場合もあるが共通して森のような姿を取る。

数が少なく希少なゾンダーメタルを大量生産するために機界四天王が度々建造を計画した。
なお製造工場と書いたが建造に必要なものは「ゾンダーロボ1体」の他には
  • 常時安定供給が可能な莫大なエネルギー
  • 大量生産に必要なある程度広い土地
の2種類のみ。
おまけに供給するエネルギーも熱だろうが電力だろうが運動エネルギーだろうが何でもOKというガバガバっぷり。土地に関しては極論都心部を破壊して無理矢理更地などにすればそれだけで確保できてしまう。
つまり絶え間なく供給し続けられるだけの潤沢かつ莫大なエネルギーさえ確保できればゾンダーロボ1体いるだけで建造の準備が完全に整う非常にお手軽な生産施設。
しかし一方で莫大なエネルギーを絶え間なく供給するには当然大規模な設備・手段・準備が必要不可欠で、加えて完成までには、植物を育てるように只管エネルギー供給を行ってプラントが完全に成長し切るまでの時間を稼がなければならないのがネック。*1
プラント建造のため大々的に動こうものなら即座にGGGに察知・妨害されるため建造の難易度はそれなりに高い。


原種の場合、原種の肉体自体がゾンダーメタルプラントになるため前半期のようにゾンダーロボと何らかの設備を確保する必要はない。
ただし原種であっても大量生産には無機物への融合とエネルギー供給源が必須である。
逆を言えば融合する人工物とエネルギーさえ確保できれば原種達は即座にゾンダーメタルプラント化することを指すため前半期以上に厄介なことは変わりない。


【ゾンダリアン】

作中前半における敵対勢力。惑星の機界昇華を円滑に進めるべく先遣された尖兵のような存在である。
なお「ゾンダリアン」とは地球人が便宜上命名した名前であり、組織としての呼称は正確には不明。もっとも向こうも「ゾンダリアン」と最終的には名乗ってはいるが。

彼らの基本目的は、ストレスを抱えた人間の前に現れ、彼らの額にゾンダーメタルを植えつけてゾンダー化させ、ゾンダーの成長を進める事。
しかし使用するゾンダーメタルの生成にはかなりのエネルギーが必要であるため、基本は1つの作戦につき1個しかゾンダーメタルを使わない。
だがGGG機動部隊を確実に倒すために、1回だけ1つの作戦で2個のゾンダーメタルを使用した事がある。


首領

パスダー

目覚めよ、機界四天王よ…

CV:緒方賢一
機界四天王を統括する首領格。
機械で出来た顔だけの姿をしているがそれは立体映像にすぎず、その正体は2年前に地球に飛来した地球外知性体認定ナンバー1号そのもの。(通称EI-01)。
感情の類を見せないどこまでも機械らしい無機質な性格だが、全人類を「心弱き者ども」と呼んで見下す傲慢不遜な顔を持つ。
基地兼肉体でもあるゾンダリアンタワーから機界四天王に指示を出して地球の機界昇華を目論む。

ゾンダリアンタワーそのものであるため基本表舞台に出る事はないが、
EI-12の事件の際にだけプラント製造が目的だったからかゾンダーとなった人間の前にモニター越しに現れ直接指令を出していた。
この件でGGG側にも存在と名前を知られることになる。

前述のとおり、地球に飛来する際に凱の乗るスペースシャトルに衝突して彼に致命傷を負わせたり、
日本に落下した時に、ある人物の家族を死亡させた挙句、その人物に機界生命体の種子を植えつけるなど、本作の元凶と言っても過言ではない。
放送時はこいつがラスボスだと思っていた人が多くいた(放送がこの回で終わっていたとしたらラスボスだったし)。

●EI-01

汝等の招き寄せた恐怖、とくと味わうがいい…

素体:東京都23区

パスダーの本体で、東京タワーの地下深く潜伏していたゾンダリアンの本拠地「ゾンダリアンタワー」そのもの。
2年の歳月を経て巨大に成長したその姿はまさに魔王
配下の機界四天王が全て倒された時に東京タワー跡地から突如現れ上半身だけの人型形態に変貌。
東京全域のライフラインを支配下において東京一帯の電力を取り込み東京23区を丸ごと宇宙船に作り変え、東京都民諸共地球外への逃亡を謀ろうと画策した。

GGG機動部隊が立ちはだかった際にはレーザーや衝撃波で応戦。
東京一帯に飛び散っていた無数のガラス片にアルミニウムを蒸着させ、それを利用してレーザーを複雑に反射させて回避困難なオールレンジ攻撃を行った。
さらには、東京中の電力を味方に付けたことから、勝率の高い対消滅攻撃も行い、GGG機動部隊を機能停止寸前まで追い込んだ。


機界四天王

パスダー配下の4人のゾンダリアンの総称。
東京タワー直下のゾンダリアンタワーに座して動かないパスダーの代わりに各種作戦の実行指揮を執り、機界昇華を推し進める。
実は四天王全員が地球以外の異星人がゾンダー化した存在なのだが、普通のゾンダーとは違い各自が高い知性と自由意志、自己判断力を持っている。
ゾンダー特有の無機物への融合能力を応用して壁や地面、機械の中などあらゆる場所から出現し、時には重力を無視して空に浮くこともできるため存在は神出鬼没。
有事には機械と融合して自らをゾンダー核として扱い、知性と自我を保ったゾンダーロボへと変異する。

作中で行われる作戦は基本ゾンダリアンが1人で行い、その作戦に他のゾンダリアンが介入する事は少ない。
しかし、ゾンダーメタルプラントの製造などの大掛かりな作戦の場合は、四天王全員が協力して作戦を遂行している。
また機界四天王編後期になってくると、目標意識の相違からゾンダリアンがペアを組んで作戦を行う事も多くなった。

ピッツァ


空に生き、空で育った私に敵う筈もあるまい!

CV:真殿光昭
機界四天王の1人。暗い緑色のマントを纏ったガッチャマン鳥人間のようなゾンダリアン。
人間態は赤いキャップ帽で目元を隠し、ボロボロのロングコートを羽織った長身の青年。
航空機型のゾンダーを生み出す事を好んでいる。
空をこよなく愛しており、「空は良い…」が口癖。戦士としてのプライドが高く、幾度となく凱と戦ううちに彼をライバル視するようになる。
カインの子・ラティオ(天海護)の持つ力を危険視している。
詳しくは該当項目を参照。

  • EI-26
超音速旅客機HSTか…地球人にしては上出来だ。この青い空にはよく似合う……
離陸、開始!

素体:超音速旅客機HST

ピッツァが超音速旅客機HSTと融合した戦闘形態。
目にも止まらぬ速さで大空を飛び回り、圧倒的な空戦能力を持って東京に作られたコントラフォールに近づく自衛隊機を撃破していた。
コントラフォールへの突入を開始しようとしていたGGG機動部隊の前にも立ち塞がり、突破された後はガオガイガーと激闘を繰り広げた。


ペンチノン


このペンチノン、すぐにでも出港可能です。

CV:カシワクラツトム
機界四天王の1人。
水車のような歯車を背負った小型船のような姿をしている一つ目のゾンダリアン。四天王の中では唯一の非人型。
船舶に関するゾンダーを生み出す事が多い。
「ウィルルルルルルッ!」という船の汽笛のような笑い声が特徴で、人間態は水兵服を着て右目には錨マークの義眼を埋め込んだ異様な怪人。
ピッツァと同様に護を危険視しており、後半からは護を始末するための作戦を立てる事が多くなっていった。
ピッツァの良き理解者で、作中でもピッツァと行動を共にする事が多い。
詳しくは該当項目を参照。

  • EI-27
このフリゲート艦は私が戴いた!ウィルルルルルル!!


ペンチノンが自衛隊のはるな型護衛艦と融合した戦闘形態。
コントラフォールによる作戦の裏で独自に遂行しようとしたボルフォックの暗殺に失敗した後、再度東京の地下水路に誘き寄せたボルフォックと戦闘。
巨大な腕や艦砲による砲撃を武器に攻撃を仕掛けた。


ポロネズ


ポロネズならここにおります、パスダー様

CV:塩屋浩三
機界四天王の1人。芋虫とカブトムシが混ざったような頭を持つ貴族的な服装のゾンダリアン。
人間態は灰色の長髪と長いひげを蓄えた駅長風の初老の男。
鉄道に関するゾンダーを生み出す事が多い。
吹くと蒸気機関車の汽笛のような音と煙が噴出するパイプを愛用している。
穏やかな風貌で常に紳士的で丁寧な口調で話して地球人を篭絡しゾンダー化に導くが、それとは裏腹に力押しの作戦を好んでいる。
ピッツァやペンチノンとは違い護よりもギャレオンを危険視しており、護を餌にしてギャレオンを誘い出し直接破壊しようと様々な作戦を実行した。
ゾンダリアン化する前は、プリマーダと夫婦関係であったようで、紫の星の科学者でもあったらしい。

  • EI-28
どれ…終着駅のない、無限の旅へ出かけるとしますか。出発進行!

素体:山手線車両

ポロネズが大量の山手線の列車と融合した戦闘形態。
EI-29と共に環状線を高速で走行する事で東京にコントラフォールを発生させ、走行によって発生した膨大なエネルギーをゾンダーメタルプラントへと供給していた。


プリマーダ


プリマーダ、もう待ちくたびれましたわ

CV:紗ゆり
機界四天王の1人。灰色の肌にピンク色の長髪、自動車の部品をプロテクターのように随所に纏った女性型ゾンダリアン。
四天王の紅一点で自称「愛の踊り子」。人間態は桃色のハット帽を被り、赤いコルセットのような露出多めな服装をした妖艶な美女。
車やバイクなどに関するゾンダーを生み出す事を好む。
踊り子の自称に違わず絶えずどんな場所でも踊りあかしており、自分が生み出したゾンダーにそれぞれ名前をつけるなど、女性的な一面を度々覗かせている。
また車の排気ガスの匂いを好み、ズングリムックリなプライヤーズとゴツイ見た目のゴルディーマーグを見て「美しい」と感じるなど独特な美的センスを持つ。
ポロネズと同様にギャレオンを危険視しているような節があり、後半では彼と共に作戦を遂行する事が多くなっていった。

  • EI-29
さあみんな!踊るのよ!この私と一緒にほぉら…発射オーライ♪

素体:自動車

プリマーダが首都高を走る大量の自動車群と融合した戦闘形態。
EI-28と共に首都高を高速で走行して東京にコントラフォールを発生させ、膨大なエネルギーをゾンダーメタルプラントへ送っていた。
ちなみに四天王の中では唯一、通常形態と走行形態の2種類の形態が存在する。



【ゾンダーロボ】


ゾンダアァァァァ…!

ゾンダー化した有機生命体が周囲の機械や無機物を取り込み、巨大ロボ化した姿
この姿になると、素体となった生命体の欲望を叶えるために行動するようになり、その過程で破壊活動も行うようになる。
能力は融合した機械の特徴がベースとなっているが、素体となった生命体の意識によりその姿に影響が出てくる場合もある。
標準的な基本機能として、
を備えている。
GSライドのない通常兵器ではバリヤ―に傷一つ付けることもできず、再生能力は部位が粉々に破壊されても10秒程度で完全再生するため持久戦はまず無意味と、反則じみた防御能力・経戦能力を備える。
そして形状を自在に変えられるため潜り込もうと思えばどんな場所・地形・環境にも適応して侵入できる。
特に物質融合能力は圧巻で、GストーンとJジュエルの力の関わらない機械や無機物は問答無用でゾンダーロボの一部として取り込まれ、ゾンダーロボが強化される。

これら基本機能に加えてロボの肉体を得るために融合した機械や無機物が持つ機能や特性を大幅に強化・増幅・発展させたことによる固有能力も手に入れる。

ロボ化した後もゾンダーは成長を続け、最終段階にまで成長し切ったゾンダーロボは、素体となった生物の遺伝子を元にゾンダーメタルの核となる素粒子Z0を含んだミサイルのような棘状の物質「ゾンダー胞子」を体内で大量発生させる。
そして最後にはこの胞子が世界中に撒かれる事となる。
これこそがゾンダーの最終目標であり、この胞子が撒かれたが最後、胞子を撃ち込まれた生命体は即座にゾンダー化を起こし、更に胞子により生まれたゾンダーがまた胞子をばら撒いていく。
こうして倍々ゲームのようにゾンダーが増殖し続け、その星の機界昇華は完了してしまうのである。
この胞子のゾンダー化はGストーンサイボーグとなったルネも原種大戦時に経験しており、生身の部分だけゾンダー化するというおぞましい事態になっていた*2

ゾンダー核

ゾンダーメタルを植え付けられた有機生命体が変貌する、ゾンダーロボの中枢部にして心臓部たる紫色に輝く球形機械。
核はロボから抜き出された直後は球体のままであるが、時間が経つと人間サイズの機械生命体の姿になって活動を再開し、別の機械に寄生し新たなゾンダーロボに変異してしまう。
おまけにサイズは人間大の癖に機械等への同化能力は健在であるため、人工物を経由してあらゆる場所に移動できる。

ゾンダー核を元の人間の姿に戻すためには護や海道の「浄解」能力が必要であり、浄解を受けた者はストレスが解消されることもあり涙を流しながら神に祈りを捧げるように手を合わせ護に感謝を示す。
なおゾンダー化していた時の記憶は殆ど残らず忘却される。
しかし、幼い子供がゾンダーに変貌した時には、護の浄解を受けずに元の姿へと戻っている*3
なお、浄解を受けた者は、心が洗われたからなのか皆善人になっており、心に余裕が生まれた事で表情も和らいでいる場合が多い。
国際犯罪組織バイオネットのメンバーですら基本的にその例外ではない。



ゾンダーロボ一覧

基本的にGGGの戦力を分析した上でガチガチに対策を練って攻めてくるのが特徴。
その上で
  • ポロネズ&プリマーダ組制作のゾンダーロボはガオガイガー及びGGGの直接打倒を主軸とした力押しメイン
  • ピッツァ&ペンチノン組制作のゾンダーロボはゾンダーロボの成長及び護の抹殺を最優先とする搦め手メイン
といった傾向が強い。

製作者不明

●EI-02
素体:家電ゴミ

作中で初めて登場したゾンダーロボ。
製作者は不明だが、素体の人間の逆行催眠の描写から機界四天王全員と対面している様子。
東京都庁へ出入りしていた元建設会社社長・小宝山金蔵がゾンダー化し、夢の島にあった大量の家電ゴミと融合して誕生したゾンダーロボ。
大量の電子レンジを寄せ集めて作った荷電ビーム砲(通称「家電粒子砲」)、同じく大量の冷蔵庫を寄せ集めて作った冷凍ビーム砲、ペットボトルミサイルなどを使う。
さらには背中にある大量の扇風機を稼動させて飛行する事も可能。
都庁にまつわる事業で失敗した事でホームレスにまで落ちぶれ、都庁を逆恨みしていたところに機界四天王が現れてゾンダー化。
都庁を破壊するためにチューブモード(列車形態)に変化して、新宿副都心を目指した。
ちなみに頭の形がになっている理由は、倒産回避のために競馬に手を出し大損したため。
ゾンダー陣営としては地球人を素材にしたゾンダーロボの試作品のような扱いであり、敗北時にはボロクソに貶された。


ピッツァ作成

主に航空機系のゾンダーロボが主体。
ピッツァの獰猛な戦士然とした態度とは裏腹にGGGとの直接戦闘には重点を置かず、堅実かつ水面下で成長や作戦を進めるタイプが顕著。


ペンチノン作成

船舶系のゾンダーが多め。
しかし作戦次第でゾンダーロボには特に拘りを見せないため種類は多彩。
ゾンダーの種類も直接戦闘による力押しを得意とするロボから狡猾な搦手に長けたロボまでバリエーション豊富。


ポロネズ作成

鉄道車両系のゾンダーロボがメイン。
ポロネズの意向もあってか直接ガオガイガーを叩き潰すため、小細工を用いない豪快なタイプのロボが多い。


プリマーダ作成

自動車タイプのゾンダーが主体。
ポロネズと同じく力押しが目立つが、時には悪辣な搦手を交えた作戦も執る。


パスダー作成

  • EI-12
素体:粒子加速器イゾルデ

苫小牧に建造された粒子加速器「イゾルデ」の開発責任者である野崎通を核としたゾンダーロボ。
イゾルデと融合した事で誕生した。
龍型に変化した2本の巨大ケーブルから粒子ビームを発射し、周囲にGGG機動部隊すら大ダメージを受けるほどの強力な電磁波も発する能力を持つ。
イゾルデによって作られた莫大なエネルギーを用いてゾンダーメタルプラントを建造していたが、電磁波への高い耐性をもつ新戦力・ボルフォッグの活躍により逆転され打倒された。
浄解を受けた野崎は、後に新生GGGのシステム設計と運営責任者を任せられる。
初のゾンダーメタルプラント建造用のゾンダーロボで、この事件には機界四天王全員が初めて前線に立っている。


原種作成

  • EI-30~71
万里の長城と融合したZX-05が観光客を取り込み、自己生成したゾンダーメタルを使って誕生させた無数のゾンダーロボ軍団。
3種類の形態がある量産型であり、合体して巨大なビーム砲になることで脊髄原種を護衛する。
『獅子の女王』において、ゾンダー化した者の1人にバイオネットエージェントのシュバルツ・オイレもいたことが判明。
浄解後は改心したが、バイオネットに始末されている。

  • EI-72
GGG長官の大河が腕原種によってゾンダー化し、試作型CRと融合して誕生した虎型ゾンダーロボ。

  • EI-73
GGG参謀の火麻が腕原種によってゾンダー化し、試作型CRと融合して誕生した豹型ゾンダーロボ。

  • EI-74
素体:テレビ局

「視聴率100%」を目指す仕事熱心なテレビ局プロデューサーが腕原種の手でゾンダー化し、テレビ局と融合して誕生したゾンダーロボ。
人気テレビアニメ「ガガガッチ」を全世界のチャンネルを乗っ取って24時間流し続けつつ同時にジャミングを行い通信網を混乱させる事で、木星へと向かう原種たちの行動をカモフラージュする陽動に使われた。
電磁波攻撃を得意としている。
現段階では劇中に登場した最後のゾンダーロボである。


○合体ゾンダーロボ

●EI-23+EI-24
EI-23とEI-24が、更に高威力の超音波を発生させるために融合しパワーアップした形態。

●EI-72+EI-73
EI-72とEI-73が左右で合体した形態。
取り込んでいた新型Gツール「ゴルディオンモーター」の力で、ゴルディオンハンマーを防御する能力を持つようになった。
分岐ルートにもよるが力を消耗してない場合、キングジェイダーの全装備を防ぎきるほどのスペックを見せた。


○EIナンバーから除外

●EI-15X
水族館からの引越しでストレスを感じていたシャチのヴァルナーがゾンダー化し、Gパークシーのアトラクションを取り込んでゾンダーロボとなった。
本編のEI-15より先に誕生したゾンダーロボだが、ある事情によってEIナンバーから除外されている。



【疑似ゾンダーロボ】

東京決戦時に入手されたゾンダーメタル等のデータからバイオネットが開発した特殊兵器(メタルサイボーグなどの疑似ゾンダーもある)。
性質的にはほぼそのまんまゾンダーロボのようなものであり、ゾンダーロボ同士での合体も一応可能。
護やエヴォリュダー・ガイの浄解も有効であり、浄解されたものは(アルジャーノンでなければ)マイナス思念から解放されることになる。
幾巳も浄解は可能のはずだが、ゾンダーへの浄解を本人が拒否しているため行っていない。





追記・修正は、機界昇華される前にお願いします。


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最終更新:2023年03月16日 20:51

*1 それでもエネルギー供給量次第ではあるが僅か数時間程度のエネルギー供給で問題なく最終段階まで建造できる。

*2 Gストーンのある部分はそのままかつ思考・記憶自体は正常だったためトラウマになってしまっていた

*3 Zマスターが倒され浄解され全宇宙のゾンダーの機能が停止した場合も同様に元に戻っている

*4 作中諜報部のデータバンクが登場するため、失恋回数など年齢以外の大体のデータが視聴者にさらされた人物でもある。

*5 浄解時にはこのバイクも元に戻っており、衣服等と同等の扱いになっていた様子。これはモーターショーのバイクにも適応されており、破損こそしていたがすべて元の状態に戻っている。