ゾンダー(勇者王ガオガイガー)

登録日:2016/08/14 (日) 10:11:42
更新日:2020/04/06 Mon 14:43:39
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マイナス思念は宇宙に滅びを与える。

生命体はマイナス思念を持たぬ、機械生命体ゾンダーへと昇華されるべきなのだ

だからこそ生命体は、機械と融合を果たして次なる次元に向かうのだ


勇者王ガオガイガー』に登場する機界生命体の名称。
作中では、作中の敵対勢力及び知的生命体(人間、シャチなど)にゾンダーメタルが植えつけられ怪物へと変貌した姿、
またはそれが機械などに寄生して誕生したロボットなども「ゾンダー」と呼ばれているため、ここではそれらについても解説する。



【ゾンダーの起源】

ゾンダーを生み出す元となる物質「ゾンダーメタル」とは元々、三重連太陽系の中の科学が発達した「紫の星」で、
人間のストレスなどのマイナス思念を解消・抑制するメンタルケアを目的に作成された「精神浄化システム」であった。

しかしある時、ゾンダーメタルを統括するマスタープログラム「Zマスター」が、
「マイナス思念を無くすには発生源の有機生命体を機界生命体に昇華させればよい」という歪んだ結論を導き出した事で突如暴走を起こし、紫の星を足がかりに近辺の惑星の機界昇華を開始。
三重連太陽系を滅ぼした後は全宇宙の機界昇華を目指し、31の原種に分離して太陽系などへ侵攻していった。


【地球への侵攻】

“青の星”地球を機界昇華させるために、原種を統括する「心臓原種」は尖兵として情報収集端末「パスダー」を送り込むが、
地球を前にして獅子王凱が操縦するスペースシャトルと衝突し、直後に緑の星から飛来したギャレオンと交戦。
その戦闘で深手を負ったパスダーは日本の横浜付近に落下し、ダメージを癒すために東京タワーの地下まで移動して2年ほど潜伏を余儀なくされる。
その間に地上にあった航空機、鉄道、車などを吸収して異形の塔「ゾンダリアンタワー」を構築。
ダメージが癒えた頃に活動を再開し、配下の機界四天王に命令して地球の機界昇華を本格的に開始した。


【ゾンダーメタル】

機界四天王及び機界31原種が、有機生命体をゾンダー化するために用いる物質。
前述のとおり、元々は人間のストレスなどのマイナス思念を解消・抑制する目的で作成されたものだった。
しかしマスタープログラムが暴走した事によって、ゾンダーメタルから機界昇華を目的として活動する機械生命体「ゾンダー」が誕生し、ゾンダーメタルは全宇宙を脅かす災厄の源と化した。

ゾンダーメタルに寄生された有機生命体はマイナス思念から来る欲望のおもむくままに行動し、
機械などを取り込み巨大ロボ化して破壊活動を行うようになる(通称「ゾンダーロボ」)。
勇気ではなくストレス(マイナス思念)を動力にするGストーンとでも言うべきもので、GストーンやJジュエル無しでは対抗手段はない。

ゾンダーメタルの製造工程は植物の成長過程に近く、蕾から花のような状態になった後でしばらく経つとようやくゾンダーメタルが完成する。
ゾンダーメタルを生成すためには莫大なエネルギーが必要となり、地球にEI-01が飛来して2年が経過した時点でも25個程しかゾンダーメタルは存在しなかった。
そのため、作中ではこれを生成するための製造工場「ゾンダーメタルプラント」の建造が何度か行われており、いずれの作戦も機界四天王が総力をあげて実行している。

ちなみに原種の場合は体内でゾンダーメタルを大量に作り出す事が可能。
ZX-05の時には体内に取り込んだ人間にゾンダーメタルを植え付け、多数のゾンダーロボを生み出していた。

スーパーロボット大戦シリーズ』などの外部出演時には、
ゾンダーメタルを用いて他勢力の機動兵器をコピーしたり、奪った有人機に搭載して動かすなどの用途にも用いられている。
ゲーム中の台詞によれば、これら複製された他勢力メカも分類上は「ゾンダーロボ」の範疇に該当する模様。
なお、ゲーム上の都合か機体の外見や性能は元になった機体とまったく同じ。戦闘獣やメカザウルスのような半有機生命体も生体部分がゾンダー化するようなことはない。
例外的に『バトルオブサンライズ』に登場した、『機甲戦記ドラグナー』のゲバイ・マッフを素に産み出された機体のみ「ゾンダーゲバイ」という別機体になっており、外見も異なる。


ゾンダーメタルプラント

その名の通りゾンダーメタルの製造工場。
数が少なく希少なゾンダーメタルを大量生産するために機界四天王が度々建造を計画した。
なお製造工場と書いたが建造に必要なものはゾンダーロボ1体と莫大なエネルギーの安定供給、大量生産に必要なある程度広い土地のみ。
おまけに供給するエネルギーも熱だろうが電力だろうが運動エネルギーだろうが何でもOKというガバガバっぷり。
つまり絶え間なく供給できるだけの潤沢かつ莫大なエネルギーさえ確保できればゾンダーロボ1体あるだけで建造が可能と非常にお手軽な生産施設。
しかし一方で莫大なエネルギーを絶え間なく供給するには当然大規模な設備や手段、準備が必要不可欠で、大々的に動こうものなら即座にGGGに察知・妨害されるため建造の難易度はそれなりに高い。

プラント内は果実のようにゾンダーメタルを付けた巨大な金属の樹木と根のような金属の触手が張り巡られた悍ましい森のような外見。
花畑のようにゾンダーメタルが咲き乱れる場合もあるが共通して森のような姿を取る。

原種の場合、原種の肉体自体がゾンダーメタルプラントになるため前半期のようにゾンダーロボと何らかの設備、広い土地を確保する必要はない。
ただし原種であっても大量生産には器物への融合とエネルギー供給源が必須である。
逆を言えば融合する人工物とエネルギーさえ確保できれば原種達は即座にゾンダーメタルプラント化することを指すため前半期以上に厄介なことは変わりない。


  • 粒子加速器イゾルデ
本編でのゾンダーメタルプラント第1号。
北海道東苫小牧に建設された世界最大のテバトロン型の粒子加速器。その直径は20km、最大出力20テラ電子ボルトを誇る。
粒子加速器と融合したEI-12が粒子加速器を稼働させることで莫大な電力を生産。
その電力を利用して地下深くに建造されたが、秘密裏に作ることを優先したためか規模自体はゾンダーメタルプラントの中では小さめ。


  • グランドノヴァ
ヘルアンドヘブンの破壊エネルギーとEI-18を構成するマイクロゾンダー群を丸ごと利用したゾンダーメタルプラント第2号。
直径526m、内部温度6000℃の特殊空間で、内部ではマイクロゾンダー群が毎分200回以上の小爆発を引き起こしており、その熱エネルギーを利用してゾンダーメタル製造を行う。
「地上の太陽」に例えられる膨大かつ絶え間なく発生し続ける熱エネルギーは最大サイズのイレイザーヘッドの連射を以ってしても消去しきれない桁外れな代物。
内部に閉じ込められたガオガイガーもギャレオンの機転がなければそのまま熱の余波で死にかねず、ゴルディオンハンマーがなければ破壊もできなかった厄介なプラント。


  • コントラフォール
機界四天王全員が協力して建造したゾンダーメタルプラント第3号。
首都高及び環状線をゾンダーロボ形態のポロネズとプリマーダがそれぞれ猛スピードで疾走する事で生じる運動エネルギーの供給により東京都心部の周囲に張り巡らされた四層からなる鉄壁のエネルギー障壁。
「高エネルギー粒子が複雑な動きにより周囲の空気を押し上げ、構造体の分子結合を崩壊させている」ところから命名された。
一層目はEI-12が利用した超電磁バリア、二層目はEI-09の濃縮酸素の充満した空間、三層目はEI-17の超次元ポット、四層目は上記のグランドノヴァと歴代ゾンダーロボの能力を利用したものになっている。
各層ごとに対処・突破方法が全く異なる点も厄介だが、何よりエネルギー供給源であるプリマーダとポロネズの活動を遮らなければ攻略しても瞬く間に再生することが最大の難所。
内部環境は人間にとって比較的快適だが、内部の東京23区は丸ごとゾンダーメタルプラント化。ゾンダーメタルの花々と樹々が咲き乱れる樹海と化した。


  • ZX-05
機界31原種の1体、脊椎原種のゾンダーメタルプラント形態。
万里の長城と融合した肉体を伸ばしてマントルに直結させ、マントルから抽出したマグマエネルギーを利用して莫大な熱エネルギーを確保。
瞬く間にゾンダーメタルを製造し万里の長城の観光客をゾンダーロボ化。自身の護衛に用いた。


  • ZX-07
機界31原種の1体、腕原種のゾンダーメタルプラント形態。
エジプトのピラミッドと融合し、太陽光を重力操作によって作った重力レンズで収束させ、太陽光発電の要領で莫大なエネルギーを確保した。
更に機械を狂わせる特殊な砂で、エジプトに近づくガオガイガーとGGG機動部隊、Jアークを戦闘不能に追いやり、スフィンクスと融合させた胃袋原種を護衛に従え万全の防御体制を敷いていた。


  • ZX-11
機界31原種の1体、腸原種のゾンダーメタルプラント形態。
メキシコのマヤのピラミッドと融合し熱帯低気圧を吸収、ハリケーンのエネルギーを利用し莫大なエネルギーを確保した。
重力場によりゾンダーメタルの天敵ソリタリウェーブを封じると同時に、重力の井戸の底に鼻原種を潜ませ万全の防御体勢を敷いていた。


【ゾンダリアン】

作中前半における敵対勢力。なお「ゾンダリアン」とは地球人が便宜上命名した名前であり、組織としての呼称は正確には不明。
惑星の機界昇華を円滑に進めるべく先遣された尖兵のような存在。
彼らの基本目的は、ストレスを抱えた人間の前に現れ、彼らの額にゾンダーメタルを植えつけてゾンダー化させ、ゾンダーの成長を進める事。
しかし使用するゾンダーメタルの生成にはかなりのエネルギーが必要であるため、基本は1つの作戦につき1個しかゾンダーメタルを使わない。
だがGGG機動部隊を確実に倒すために、1回だけ1つの作戦で2個のゾンダーメタルを使用した事がある。


首領

  • パスダー
「汝等の招き寄せた恐怖、とくと味わうがいい…」

CV:緒方賢一
機界四天王を統括する首領格。
機械で出来た顔だけの姿をしているがそれは立体映像にすぎず、その正体は2年前に地球に飛来した地球外知性体認定ナンバー1号そのもの。(通称EI-01)。
感情の類を見せないどこまでも機械らしい無機質な性格だが、全人類を「心弱き者ども」と呼んで見下す傲慢不遜な顔を持つ。
基地兼肉体でもあるゾンダリアンタワーから機界四天王に指示を出して地球の機界昇華を目論む。
ゾンダリアンタワーそのものであるため基本表舞台に出る事はないが、EI-12の事件の際にだけプラント製造が目的だったからかゾンダーとなった人間の前にモニター越しに現れ直接指令を出していた。

前述のとおり、地球に飛来する際に凱の乗るスペースシャトルに衝突して彼に致命傷を負わせたり、
日本に落下した時に、ある人物の家族を死亡させた挙句、その人物に機界生命体の種子を植えつけるなど、本作の元凶と言っても過言ではない。
放送時はこいつがラスボスだと思っていた人が多くいた(放送がこの回で終わっていたとしたらラスボスだったし)。

EI-01
パスダーの本体で、東京タワーの地下深く潜伏していたゾンダリアンの本拠地「ゾンダリアンタワー」そのもの。
2年の歳月を経て巨大に成長したその姿はまさに魔王。
配下の機界四天王が全て倒された時に東京タワー跡地から突如現れ上半身だけの人型形態に変貌。
東京全域のライフラインを支配下において東京一帯の電力を取り込み東京23区を丸ごと宇宙船に作り変え、東京都民諸共地球外への逃亡を謀ろうとする。

GGG機動部隊が立ちはだかった際にはレーザーや衝撃波で応戦。
東京一帯に飛び散っていた無数のガラス片にアルミニウムを蒸着させ、それを利用してレーザーを複雑に反射させて回避困難なオールレンジ攻撃を行った。
さらには、東京中の電力を味方に付けたことから、勝率の高い対消滅攻撃も行い、GGG機動部隊を機能停止寸前まで追い込んだ。


機界四天王

パスダー配下の4人のゾンダリアンの総称。
東京タワー直下のゾンダリアンタワーに座して動かないパスダーの代わりに各種作戦の実行指揮を執り、機界昇華を推し進める。
実は四天王全員が地球以外の異星人がゾンダー化した存在なのだが、普通のゾンダーとは違い各自が高い知性と自由意志、自己判断力を持っている。
ゾンダー特有の無機物への融合能力を応用して壁や地面、機械の中などあらゆる場所から出現し、時には重力を無視して空に浮くこともできるため存在は神出鬼没。
有事には機械と融合して自らをゾンダー核として扱い、知性と自我を保ったゾンダーロボへと変異する。

作中で行われる作戦は基本ゾンダリアンが1人で行い、その作戦に他のゾンダリアンが介入する事は少ない。
しかし、ゾンダーメタルプラントの製造などの大掛かりな作戦の場合は、四天王全員が協力して作戦を遂行している。
また機界四天王編後期になってくると、目標意識の相違からゾンダリアンがペアを組んで作戦を行う事も多くなった。


「空に生き、空で育った私に敵う筈もあるまい!」

CV:真殿光昭
機界四天王の1人。
空をこよなく愛するガッチャマン鳥人間のようなゾンダリアン。
「空は良い…」が口癖で、航空機型のゾンダーを生み出す事を好んでいる。
戦士としてのプライドが高く、幾度となく凱と戦ううちに彼をライバル視するようになる。
カインの子・ラティオ(天海護)の持つ力を危険視している。
詳しくは該当項目を参照。

●EI-26
ピッツァが超音速旅客機HSTと融合した姿。
目にも止まらぬ速さで大空を飛び回り、圧倒的な空戦能力を持って東京に作られたコントラフォールに近づく自衛隊機を撃破していた。
コントラフォールへの突入を開始しようとしていたGGG機動部隊の前にも立ち塞がり、突破された後はガオガイガーと激闘を繰り広げた。


「このペンチノン、すぐにでも出港可能です。」

CV:カシワクラツトム
機界四天王の1人。
小型船のような姿をしている一つ目のゾンダリアン。
船舶に関するゾンダーを生み出す事が多い。
「ウィルルルルルルッ!」という船の汽笛のような笑い声が特徴。
ピッツァと同様に護を危険視しており、後半からは護を始末するための作戦を立てる事が多くなっていった。
ピッツァの良き理解者で、作中でもピッツァと行動を共にする事が多い。
詳しくは該当項目を参照。

●EI-27
ペンチノンが自衛隊のはるな型護衛艦と融合した姿。
東京の地下水路に侵入して、そこから地上にいるGGG機動部隊を狙って砲撃を行った。


  • ポロネズ
「ポロネズならここにおります、パスダー様」

CV:塩屋浩三
機界四天王の1人。カブトムシのような頭を持つ駅長風のゾンダリアン。
鉄道に関するゾンダーを生み出す事が多い。
吹くと列車の汽笛のような音と煙が噴出するがするパイプを愛用している。
穏やかな風貌で常に穏やかで丁寧な口調で話して地球人を篭絡しゾンダー化に導くが、それとは裏腹に力押しの作戦を好んでいる。
ピッツァやペンチノンとは違い護よりもギャレオンを危険視しており、護を餌にしてギャレオンを誘い出し、破壊しようと様々な作戦を実行した。
ゾンダリアン化する前は、プリマーダと夫婦関係であったようで、紫の星の科学者でもあったらしい。

●EI-28
ポロネズが山手線の列車と融合した姿。
EI-29と共に環状線を高速で走行する事で東京にコントラフォールを発生させ、
走行によって発生した膨大なエネルギーをゾンダーメタルプラントへと供給していた。


  • プリマーダ
「プリマーダ、もう待ちくたびれましたわ」

CV:紗ゆり
機界四天王の1人。
ゾンダリアンの紅一点で自称「愛の踊り子」
車やバイクなどに関するゾンダーを生み出す事を好む。
自分が生み出したゾンダーにそれぞれ名前をつけるなど、女性的な一面を度々覗かせている。
車の排気ガスの匂いを好み、ゴツイ見た目のゴルディーマーグを見て「美しい」と感じるなど独特な美的センスを持つ。
ポロネズと同様にギャレオンを危険視しているような節があり、後半では彼と共に作戦を遂行する事が多くなっていった。

●EI-29
プリマーダが首都高を走る自動車群と融合した姿。
EI-28と共に首都高を高速で走行して東京にコントラフォールを発生させ、膨大なエネルギーをゾンダーメタルプラントへ送っていた。
ちなみに四天王の中では唯一、通常形態と走行形態の2種類の形態が存在する。



【ゾンダーロボ】

ゾンダー化した有機生命体が機械や無機物を取り込み、巨大ロボ化した姿。
この姿になると、素体となった生命体の欲望を叶えるために行動するようになり、その過程で破壊活動も行うようになる。
能力は基本融合した機械の特徴がベースとなっているが、素体となった生命体の意識によりその姿に影響が出てくる場合もある。
共通している点は、ゾンダーバリヤーと自己再生能力、物質融合能力が備わっている事と、状況に応じて姿を変形させられる事である。
再生能力は部位が粉々に破壊されても10秒程度で完全再生するため持久戦はまず無意味。
特に物質融合能力は圧巻で、GストーンとJジュエルの力の関わらない機械や無機物は問答無用でゾンダーロボの一部として取り込まれ、ゾンダーロボが強化される。

ロボ化した後も成長を続け、最終段階にまで成長したゾンダーロボは素体となった生物の遺伝子を元に、
ゾンダーメタルの核となる素粒子Z0を含んだミサイルのような棘状の物質「ゾンダー胞子」を体内で大量発生させる。
そして最後にはこの胞子が世界中に撒かれる事となる。
これこそがゾンダーの最終目標であり、この胞子が撒かれたが最後、胞子を撃ち込まれた生命体は即座にゾンダー化を起こし、更に胞子により生まれたゾンダーがまた胞子をばら撒いていく。
こうして倍々ゲームのようにゾンダーが増殖し続け、その星の機界昇華は完了してしまうのである。

ゾンダーロボの核はロボから抜き出された直後は球体のままであるが、時間が経つと人間サイズで活動を再び開始し、別の機械に寄生し新たなゾンダーロボに変異してしまう。
おまけにサイズは人間大の癖に機械との同化能力は健在であるため、人工物を経由してあらゆる場所に移動できる。

ゾンダー核を元の人間の姿に戻すためには護や海道の「浄解」能力が必要であり、
浄解を受けた者はストレスが解消されることもあり涙を流しながら神に祈りを捧げるように手を合わせ護に感謝を示す。
しかし、幼い子供がゾンダーに変貌した時には、護の浄解を受けずに元の姿へと戻っている。
なお、浄解を受けた者は、心が洗われたからなのか皆善人になっており、心に余裕が生まれた事で表情も和らいでいる場合が多い。


ゾンダーロボ一覧

基本的にポロネズ&プリマーダ組制作のゾンダーロボはガオガイガー及びGGGの直接打倒を、ピッツァ&ペンチノン組制作のゾンダーロボはゾンダーロボの成長及び護の抹殺を最優先とする搦め手気味な傾向が強い。

製作者不明

●EI-02
作中で初めて登場したゾンダーロボ。製作者は不明。
東京都庁へ出入りしていた元建設会社社長・小宝山金蔵がゾンダー化し、夢の島にあった大量の家電ゴミと融合して誕生したゾンダーロボ。
電子レンジを使った荷電ビーム砲(通称「家電粒子砲」)、冷蔵庫を使った冷凍ビーム砲、ペットボトルミサイルなどを使う。
さらには大量の扇風機を稼動させて飛行する事も可能。
都庁にまつわる事業で失敗した事でホームレスにまで落ちぶれ、都庁を逆恨みしていたところに機界四天王が現れてゾンダー化。
都庁を破壊するためにチューブモード(列車形態)に変化して、新宿副都心を目指した。
ちなみに頭の形が馬になっている理由は、倒産回避のために競馬に手を出し大損したため。
ゾンダー陣営としては地球人を素材にしたゾンダーロボの試作品のような扱いであり、敗北時にはボロクソに貶された。


ピッツァ作成

主に航空機系のゾンダーロボが主体。
ピッツァの獰猛な戦士然とした態度とは裏腹にGGGとの直接戦闘には重点を置かず、堅実かつ水面下で成長や作戦を進めるタイプが顕著。

EI-05
浄解を受けずに逃亡したEI-04の素体が、ピッツァの手引きによって宇宙開発公団のスペースシャトルと融合して誕生したゾンダーロボ。
打ち上げられた後は宇宙へ逃亡して最終段階に成長しようとしたが、シャトルに乗っていた凱に阻止され海へと墜落した。
ブースターを使った突進攻撃が得意。

EI-09
都会の汚れた空気を吸っているうちに社会生活に疲弊した会社員がピッツアの手でゾンダー化。
飛行船と融合して雲形の超巨大ゾンダーロボとなり、関東地方全域を黒い雲で覆った。
戦闘力の強化よりも「攻撃されずに最終段階に成長する事」を目的に作り出されたゾンダーロボであり、撃破までに時間を要したため成長が最終段階寸前にまで突入していた。
劇中ゾンダー胞子が初めて生成されたゾンダーロボ。
周囲はプラズマで覆われ、内部は濃縮酸素で満たされていたため、不用意に攻撃すると東京一帯が炎の海に包まれる危険性があった。

EI-14
パソコンの戦略シミュレーションゲームにはまっていた米軍の補給部隊兵士・デイブがピッツァの手でゾンダー化。
搭乗していた大型輸送機C-11とそれに積んであった戦車などと融合し、ザクゾンダーロボとなる。
元々この輸送機は沖縄から横須賀へ向かっていたが、ゾンダー化した後は日本各地に出現しGGGを混乱させた。
真の目的は護の排除であり、護がいた箱根一帯を電磁波を纏った濃霧で覆いGGGに気づかれないようにして護を襲った。
ボルフォッグに見破られた後は兵士タイプのゾンダーへと変化し、ガオガイガーとも交戦するが、
元々気弱な性格だったためか、戦車砲などで武装していても卑怯な戦い方しかできなかった。

EI-18
宇宙開発公団総務部に勤務する安藤弘二がピッツァの手でゾンダー化されて誕生したゾンダーロボ。
マジックが趣味であったため、マジシャン型のゾンダーロボとなる。
その見た目どおり、マジックを駆使して攻撃するが、正体はナノマシンサイズのマイクロゾンダーの集合体で、自身を構成するマイクロゾンダーを人間の姿でばら撒くことで人間を凶暴化させて洗脳することができるなど、後の耳原種に近い能力も持つ。
宇宙開発公団の職員を操って公団の機能を停止させ、公団でメンテナンス中の凱を苦しめ窮地に追い込むなど、かつてない強敵。
戦いの中でガオガイガーがヘル・アンド・ヘブンで抉り出すも、そのゾンダー核はダミー。
直後にそのエネルギーを起爆剤にして「グランドノヴァ」を発生させ、「地上の太陽」と例えられるほどの熱エネルギーを使いガオガイガー抹殺とゾンダーメタルプラント建造を同時に目論んだ。
ちなみに本物の核は下水道の中に隠されており、ピッツァとペンチノンが防衛していた。
そのデタラメなまでの強さに反則級の能力、ゴルディオンハンマーという伏兵がなかったら目的を完全に成し遂げられていた事から、
劇中で登場した一般人素体のゾンダーロボでは最強クラスと言っても過言ではない。
一部のファンからは「強さだけなら原種にも匹敵するのでは?との評価もある。
…コイツほんとに一般人か!?

EI-21
厚木の米軍基地の航空ショーに来ていたミリタリーマニアがピッツァの手でゾンダー化し、基地にあった爆撃機B-52と融合して誕生したゾンダーロボ。
厚木からGアイランドシティへ向かうまでに自衛隊の基地などを襲い、無数の戦闘機を取り込んで巨大化。
フライトシミュレーターの達人でもあったため、激しい空爆によってガオガイガーを苦しめた。

EI-25
父親を海難事故で亡くした少年・トオルがピッツァとペンチノンの手でゾンダー化し、水上戦闘機シーダートと融合して誕生したゾンダーロボ。
母親から「お父さんは海と空の間にある世界に行った」と聞かされていたため、並列空間と通常空間を自由に行き来出来る能力が備わった。
命中したものを並列空間へと飛ばすミサイルが武器で、小田原に海水浴に来ていた護たちを執拗に追いかけた。
元々ゾンダー化しにくい子供を無理に仕立てたため、核が抉り出された後は護の浄解を受ける事なく元の姿へと戻っていた。


ペンチノン作成

船舶系のゾンダーが多め。
しかし作戦次第でゾンダーロボには特に拘りを見せないため種類は多彩。
ゾンダーの種類も直接戦闘による力押しを得意とするロボから狡猾な搦手に長けたロボまでバリエーション豊富。

EI-03
強さを追い求めていた悪役プロレスラー・ボンバー死神がゾンダー化し、工事用車輌を取り込んで誕生したゾンダーロボ。
「強いゾンダーを生み出すには、強くて凶暴な素体が必要」という事でゾンダーの素体に選ばれ、ペンチノンの手でゾンダー化した。
臨海副都心の試合会場でゾンダーロボとなり、周囲の建物を両手の鉄球で破壊する。
ちなみに浄解を受けたボンバーはその後、悪役から正統派レスラーへと転向。だが、かつての悪役ぶりを惜しむファンも少なくないとか。
この回で初登場した初野あやめも彼のファンであった。

EI-07
タンカー座礁の責任を取らされて退職し、失意のどん底だったタンカーの元船長がペンチノンの手でゾンダー化。
座礁したタンカーと融合して超巨大ゾンダーロボとなった。
ガオガイガーを巻き込んで爆発する事を目的に作られたゾンダーロボであったため、鹿島臨海工業地帯を襲って体内に数十万トンのガソリンを貯め込んだ。
浄解を受けた元船長はその後、悠々自適な年金生活を送っている模様。

EI-11
深海探査艇「りゅうぐう9000」の艇長候補でありながら選ばれなかった船員・兵頭がペンチノンの手でゾンダー化し、
りゅうぐう9000と融合して誕生したゾンダーロボ。
深海の世界を夢見ていたため、人類にとって未知の領域であるマリアナ海溝を目指し潜っていった。
その途中で自衛隊の潜水艦を取り込んで巨大化し、攻撃能力も手に入れる。
ピッツァ&ペンチノン組らしく直接戦闘よりも最終段階への成長をメインとしたゾンダーロボ。

EI-15
かつて猿頭寺とGGGのシステム担当者の座を争い、敗れた事でGGGを恨んでいたプログラマー・犬吠埼実がペンチノンの手でゾンダー化。
ガオガイガーの予備パーツと融合して、ガオガイガーを模倣したゾンダーロボとなる。
詳細は「犬吠埼実」の項目を参照。
浄解を受けた犬吠埼は、後に新生GGGのセキュリティプログラムの開発を任される事となる。

EI-19
護の通うカモメ第一小学校の教頭先生がペンチノンの手でゾンダー化し、理科室と融合して誕生したゾンダーロボ。
日頃から校則に厳しく、やんちゃな児童に手を焼いていたため、ゾンダー化した後は児童や先生を洗脳。校舎の掃除などを強要していた。
理科室と融合しただけあって、濃硫酸やエナメル線などを使って攻撃を行う。
戦闘力は低いが、体内に閉じ込めた護を含めた児童を人質にしたり立体映像を使ってボルフォッグを欺くなど侮れない面もある。
浄解後は校則を持ち出して厳しく言う事はなくなり、以前より親しみやすい人物となった。

EI-22
天気予報が当たらない事を非難されていた女性気象予報士がゾンダー化し、気象衛星と融合して誕生したゾンダーロボ。
気象操作により台風や竜巻を操る事が出来、多くの台風を発生させてGアイランドシティを襲撃しようとしていた。
ゴルディオンハンマーに対する対抗策として建造されたようだが、ゴルディオンハンマーの問答無用な破壊力の前には無力な結果となる。
指揮官はペンチノンであったが、ゾンダー誕生のシーンは描かれなかった。


ポロネズ作成

鉄道車両系のゾンダーロボがメイン。
ポロネズの意向もあってか直接ガオガイガーを叩き潰す豪快なタイプのロボが多い。

EI-04
人生に失望し、蒸気機関車の力強さに憧れていた鉄ヲタ・山野口がポロネズの手でゾンダー化し、鉄道公園にあった三重連機関車と融合して誕生したゾンダーロボ。
両手と胸部から石炭型のミサイルを発射する。
市街地で暴れてガオガイガーの攻撃を抑制する事を目的として生まれたゾンダーロボだが、ガオガイガーがディバイディングドライバーを使用したため被害は抑えられた。

EI-08
新幹線絡みの不正な土地売買が元で指名手配されていた代議士・御手盛金之輔がポロネズの手でゾンダー化し、300系新幹線と融合して誕生したゾンダーロボ。
カラーリングは黒だがブラックガインではない。
衝撃波を伴う強力な電磁波を撒き散らして周囲の電子機器を破壊しながら山形線などの線路上を爆走。おまけに電磁波によるジャミングでGGGの探知すら無効化する。
ロボット形態になった時もその電磁波を攻防に使っていた。

EI-13
沖縄の遊園地「ウォーターポリス」でマスコット「ウッポくん」の着ぐるみのバイトをしていた青年がポロネズの手でゾンダー化。
「乗ってみたい」と言っていたシューティングコースターと融合してゾンダーロボとなった。
最初は龍のような姿であったが、ガオガイガーとの戦闘中にウッポくんの姿に変化した。
とあるゲーム作品で1話限りの登場ながら(ウッポくんが)凄まじい優遇を受けた事でも知られる。

EI-16
受験のストレスでイライラしていた浪人生・堀口五浪がポロネズの手でゾンダー化し、
第二次大戦中にドイツから持ち込まれた列車砲グスタフと融合して誕生したゾンダーロボ。
正午頃にゾンダー化したため、毎日正午に群馬県榛名山の廃線から砲撃し、都内の有名大学を破壊していた。直接の人的被害描写は作中屈指の規模。
ゾンダー化した事で破壊力もさることながら、射程と連射能力が飛躍的にアップしており、後ろを取られても身体を変化させて方向転換できるようになり、線路すら操り敵に線路を巻き付け動きを封じる小技も操る強敵。

EI-24
利用者のマナーの悪さに苛立っていた駅員がポロネズの手でゾンダー化し、拡声器などと融合して誕生した巨大ゾンダーロボ。
能力はEI-23とほぼ同じで、EI-23と一緒に共鳴攻撃を行った。


プリマーダ作成

自動車タイプのゾンダーが主体。
ポロネズと同じく力押しが目立つが、時には悪辣な搦手を交えた作戦も執る。

EI-06
都心の交通渋滞に苛立っていたトラック運転手がプリマーダの手でゾンダー化し、自身のトラックと融合して誕生したゾンダーロボ。
某バイク型戦艦の如く下半身の巨大ローラーで渋滞中の車を押し潰し爆走しながら首都高へと侵入、潰した車を吸収してさらに巨大化した。
浄解を受けた運転手はその後は穏やかな性格となり、気を紛らわすためにあの曲を聴いていた。
プリマーダからの渾名は「プリティーホイラーちゃん」

EI-10
宅配業務に疲れていたピザ屋アルバイト・山葉いすずを素体に作られたバイク型ゾンダーロボ。
昼間は普通の人間に戻っていた珍しいゾンダーで、夜間に公道を激走して交通網を麻痺させた。
最初は普通のバイク程の大きさであったが、モーターショー会場にあった無数のバイクを取り込んで巨大ロボになる。
分離する事が可能で、本体の小型ゾンダーが膨大なバイクゾンダーを遠隔操作して撹乱や攻撃を行った。
山葉は浄解後も同じ職場に勤務している。
指揮官は描かれなかったが、バイクゾンダーであることからプリマーダだったと思われる。

EI-17
大阪在住の大食らいの巨漢がプリマーダの手でゾンダー化し、無数の廃タイヤと融合して誕生したゾンダーロボ。
見た目は完全にミシュランマンで、コンニャク(凱談)のような弾力がある。
対ディバイディングドライバーが念頭に置かれ、更に最初から倒される事を想定して作られたゾンダーロボ。
ガオガイガーに倒された直後に残骸が超次元ポッドを形成しその中にガオガイガーを幽閉。
そしてディバイディングフィールド内にガオガイガーを取り残す事で、フィールド復元時に発生する反発作用を利用して大阪ごとガオガイガーを消滅させようとした。(プライヤーズの登場で作戦は失敗する)
ちなみに体型にコンプレックスを抱いていたからか、浄解を受けた後はガリガリに痩せこけていた。
プリマーダからの渾名は「ラブリープティちゃん」

EI-20
御殿山科学センターの物理学者・平田昭子が、重力制御論の公開実験中に失敗した屈辱につけこまれプリマーダの手でゾンダー化。
重力制御システムと融合して、ゾンダーロボになる。
Gアイランドシティ全域に重力異常を発生させ、GGG機動部隊を行動不能に陥れるが物理的ショックに弱いという弱点を持つ。
浄解を受けた平田はその後、重力制御装置を完璧に完成させ、新生GGGの重力発生システムの主任管制官となっている。
尚、実験失敗に関しては、ゾンダーが裏で糸を引いていた説もある。

EI-23
高品質のアイスクリームを売っていたが、高価だったために客に相手にされずイライラしていた店員がプリマーダの手でゾンダー化。
販売車などと融合して誕生した巨大ゾンダーロボ。
マイクを使って呼び込みをしていたため、超音波攻撃を行うゾンダーロボとなった。
EI-24と共に超音波を発生させる事であらゆる液体を沸騰させ、勇者ロボの血液とも言えるGリキッドを噴出させて窮地に陥れる。
さらには戦闘中にEI-24と合体して新たな形態へ進化し、さらに強力な超音波を発生させてGGGベイタワー基地への攻撃も行った。


パスダー作成

EI-12
苫小牧に建造された粒子加速器「イゾルデ」の開発責任者である野崎通がパスダーの手でゾンダー化し、イゾルデと融合した事で誕生したゾンダーロボ。
龍型に変化した2本の巨大ケーブルから粒子ビームを発射し、強力な電磁波も発する。
イゾルデによって作られた莫大なエネルギーを用いてゾンダーメタルプラントを建造していた。
浄解を受けた野崎は、後に新生GGGのシステム設計と運営責任者を任せられる。
初のゾンダーメタルプラント建造用のゾンダーロボで、この事件には機界四天王全員が初めて前線に立っている。


原種作成

●EI-30~71
万里の長城と融合したZX-05が観光客を取り込み、内部にあったゾンダーメタルを使って誕生させた無数のゾンダーロボ。
3種類の形態がある量産型であり、合体して巨大なビーム砲になることで、脊髄原種を護衛する。
獅子の女王において、ゾンダー化した者の1人にバイオネットエージェントのシュバルツ・オイレもいたことが判明。
浄解後は改心したが、バイオネットに始末されている。

●EI-72
GGG長官の大河が腕原種によってゾンダー化し、試作型CRと融合して誕生した虎型ゾンダーロボ。

●EI-73
GGG参謀の火麻が腕原種によってゾンダー化し、試作型CRと融合して誕生した豹型ゾンダーロボ。

●EI-74
「視聴率100%」を目指す仕事熱心なテレビ局プロデューサーが腕原種の手でゾンダー化し、テレビ局と融合して誕生したゾンダーロボ。
人気テレビアニメ「ガガガッチ」を全世界のチャンネルを乗っ取って24時間流し続け、
同時にジャミングを行い通信網を混乱させる事で、木星へと向かう原種たちの行動をカモフラージュする陽動に使われた。
電磁波攻撃を得意としている。
現段階では劇中に登場した最後のゾンダーロボである。


○合体ゾンダーロボ

●EI-23+EI-24
EI-23とEI-24が、更に高威力の超音波を発生させるために融合しパワーアップした形態。

●EI-72+EI-73
EI-72とEI-73が左右で合体した形態。
取り込んでいた新型Gツール「ゴルディオンモーター」の力で、ゴルディオンハンマーを防御する能力を持つようになった。
分岐ルートにもよるが力を消耗してない場合、キングジェイダーの全装備を防ぎきるほどのスペックを見せた。


○EIナンバーから除外

●EI-15X
水族館からの引越しでストレスを感じていたシャチのヴァルナーがゾンダー化し、Gパークシーのアトラクションを取り込んでゾンダーロボとなった。
本編のEI-15より先に誕生したゾンダーロボだが、ある事情によってEIナンバーから除外されている。





追記・修正は、機界昇華される前にお願いします。


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