功夫編(LIVE A LIVE)

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功夫編(LIVE A LIVE) - (2022/02/13 (日) 07:07:52) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/24(金) 00:02:03
更新日:2024/04/08 Mon 21:35:27
所要時間:約 9 分で読めます






まだわからんか‥‥
心じゃよッ!


功夫編とはLIVE A LIVEのシナリオの一つ。サブタイトルは『伝承』。
キャラクターデザインは「拳児」や「ジーザス」の藤原芳秀。

中国・大志山にて伝えられている拳法「心山拳」の老師は自らの衰えと寿命を悟り、
強き肉体と精神を持つ後継者を探す為に久方ぶりの下山を決意する。

そして3人の若者が集い、修行に明け暮れることになるが…。

修行を経て弟子を鍛えるというサブタイトル通りの「伝承」がテーマとなっており、
これによるレベルアップやそれとは別な能力上昇・技の習得優先順位変更がある。
最終的に修行回数の一番多い弟子が後継者となる。(他2人はシナリオ上死んでしまう)
この為システム上、予め誰を伝承者にするか決めて集中的に鍛えた方が得。
ただ、修行以外で敵と戦って弟子のLVを上げすぎてしまうと、
修行がままならなくなるのでLV上げは程々に。

実は中世編・最終編を除けば唯一4人PTが構成可能なシナリオ。


心山拳老師(リメイク版CV:石丸博也)
主人公。物語開始時点では断絶寸前の「心山拳」の唯一の使い手である。
お年寄りだからなのかLVアップは唯一しない。能力も知を除けば全て低い。
逆に年の功からか、戦闘では知力依存の老虎の舞で活躍。
HPは低いのでラストの連戦は場合によってはサポートに徹した方が良いか。
シナリオの関係で最終編に唯一登場しない主人公。
本項目冒頭の台詞は彼がユンの強さを評した名言だが、地味に最強を目指す格闘家もまた同じ結論に至っていた。


●弟子
※伝承者は「心山拳師範」として最終編で登場する。

レイ・クウゴ
野盗を生業としている強気な娘。
能力の成長は平均的だが力が若干低く、初期能力の関係で体力に難がある。(修行シーンでも体力の無さが描写されている)
最終的な火力は伝承者中最低だが固有技の使い勝手が非常に優秀。(特に画竜天聖の陣)
また、彼女が伝承者にならないと最終編PTは性別のないキューブを除けば全員野郎になってしまうので選ぶユーザーも少なくない。
さらに彼女が伝承者かつ最終編での主人公になると、本来なら戦って倒さなければ仲間にできないポゴを無条件で仲間にできるメリットがある。
こういった理由から弟子の中で一番人気。ツンデレ。シナリオの最後でデレる。
名称は孫悟空+ブルース・リーの本名レイ・シウルン。
◆固有技
  • 猿手
猿のひっかき手刀。ヒット数が多い。
  • ネコけり
己の『速』を反映する連続キック。これといい、おミケの連続キックといい、FF6のヤツといい、当時のネコキックは強烈である。
  • 水鳥脚
水鳥拳(某・南斗聖拳に非ず)。離れた敵の周囲を飛び回り、遠方旋回キックで大ダメージを与える。ナリや構えの大きい相手には特に効果的。
  • 蛇形拳
相手のスキをついて蛇のごとく襲いかかる締め技。手技に対する反撃にもなる。同名の拳術との関連性は…あるかも。
  • 星降拳
ほうおう拳。見た目的にはそう見えないが手刀の連打を浴びせ、ダメージと共に相手の力・体を下げる。
  • 画竜天聖の陣
聖竜拳。多少のタメ時間の後、画面全体の敵を攻撃する。
タメ時間はあるとは言ってもさほど気にならないレベルですぐ出せる技であり、
そもそも画面全体攻撃なのでレイが袋叩きにされている状況でもなければ多少タメたところで気にならない。
破格の使い勝手を誇る技と経験者一同が認めるレベル。
  • 虎咆精気法
独自の呼吸法で己のHPを回復し、さらにLV・速を上昇させることがある。実に長所に対応している。
  • 天馬後すい脚
天馬拳。敵の方に背を向けて強烈なキックを行い、さらに攻撃後後退で相手の側面に回り込んだり、敵の合間をすり抜けるという地味ながら奇天烈な挙動を伴う技。
威力はそこそこだが極めて実験的な性能であり、布石の技といった立ち位置。なお、使いどころは探せば見つかる。岩に包囲された場面が。

ユン・ジョウ
気弱な青年。孫子王の言いなりとなってスリを行っていた。
レイ・サモと違い秀でた部分が無いということから2人が熟睡する中、
一人夜通しで鍛錬を行ったりするほど芯は強い。一番正統派な弟子。
初期能力は低いが成長率が高く、全キャラ最速でHP以外の能力がカンストする晩成型。HPの成長には少し難がある。
固有技は割と性能は素直だがレイほど使い勝手は良くない。
西安破裏拳はアホほど威力が高いがタメ時間も長いので、サンダウンのハリケンショットと比べると差が…。
名称は沙悟浄+ユン・ピョウ。
◆固有技
  • 突き
腰の入った拳での突き。咄嗟に使う感じである。
  • けり
素早い蹴りだが単発。ユンは手技を重視している感じのようだ。
  • 凍手刀
氷気功。離れた敵に対して手刀で冷気を放って攻撃し、さらに麻痺させることがある。要『知』。
  • 炎手刀
炎気功。離れた敵に対して手刀で炎を放って攻撃する。射角の面で凍手刀よりも有利。
  • 空破旋風手
無心の技。離れた広範囲に見えない連撃を放つ。力を大きく下げることがある。
解説にもあるように「反撃されない」点が非常に大きく、
反撃が凶悪な敵を安全に倒すのに大きな効果を発揮する。
  • 自己安静息
集気法の類でHPを回復し、酔い・(麻痺・)毒状態ならばそれも治療する。運がいいと力・体も上昇する。
  • 気功念斬波
刃気功。気功の刃を放ち続け、直線軌道上の敵すべてに大きなダメージを与える。威力減衰もないっぽい?
  • 西安破裏拳
極限まで練った気を高め、相手への体当たりと同時にぶつけて一撃必殺する技。比喩抜きで高威力を誇る。
相手を吹き飛ばし、麻痺させたり、体を大きく下げる追加効果もあるのだが、大抵999ダメージとかでケリがつく。
しかし、比喩抜きで本作最大級のタメ時間が必要になってしまうので、扱い的にはロマン技であるといえる。使うには仲間の助けも要るレベルだ。

サモ・ハッカ
食い逃げで生計を立てている、大柄で大食らいの男。
逆にこの体格から自信が無い。語尾に「ッチ」と付く。
力・体力・HPに優れるが知力・速さは低い。(速さは修行で補強可能)
固有技はどれもクセが強く、見た目もふとましいので一番不人気。
しかし能力低下技やラスボスに有効な技等、
他の二人とはまた違ったタイプの技を覚える、ある意味技巧派キャラ。
また最終編の最後にラスボスに投げかける言葉も、単純だがそれ故に深く心に残る。一見の価値あり。
なお、弟子の生き残りイベントでは彼が一番優先度が高い。*1
功夫編でワタナベが見られるのは彼が伝承者になった場合のみ。
名称は猪八戒+サモ・ハン・キンポー。
◆固有技
  • クマの手
遅いが重いパンチを浴びせる。多少の溜め時間の後、指定マスを中心とした3×3にランダム多段攻撃。釘パンチの類か何かか?!
  • ほいこーろー
変な踊りを踊る。自分を中心とした一定の範囲に対して、STEP数に応じた固定ダメージを与える。
相手の反撃を誘発しないという強力な特性があり、反撃が強い・HPは低いが他の能力がやたら高い、といった相手に効果的。サモが技巧派キャラとされる侮れぬ技。
この技だけでラスボス変身前を無理やり倒してしまうという事もできる。
  • とうばんじゃん
相手の防具をも砕く手技。解説通り『体』を下げてしまう。しかし、このエフェクトはどう見てもかみつき‥‥モーションの想像がつかない。
  • ばんばんじー
軸回転しながら離れた相手に突撃を与え、受けた敵を吹き飛ばしたり力を下げたりする。射程のクセはかなり強いが、大きい敵ならば狙いを付けやすい。
  • トン足
遅いが重いキックを放つ。クマの手より連発数が少なく、一発あたりの威力が上昇している模様。
  • ちんじゃおろーす
旋回脚で自分の周囲の敵をなぎ倒してしまう技。デメリットがあり、酔いはしないが自分のLVが少し下がる。
  • まんがんぜんせき
横方向を完全にカバーする広範囲に対して、 大地を揺るがし、範囲内の相手を抱腹転倒させて全員からHP・LVを吸収する 実にカオスな技。
向き替え・酔い効果なども備えている、あの「シュラのイン」の強化版とでもいうべき高性能技なのだが、不思議と使いどころが見つけづらいとか。
なお、この技だけでラスボス変身後を倒してしまったという恐ろしい実例がある。どこまでボスキラーなんだこの男。
  • おにくまん
波打つ腹で敵に迫って押しつぶす突進技。相手を麻痺させる。要『体』であり、サモの長所を最大限に活かしているといえる。


●心山拳の奥義
※射程範囲内なら全ての技が反撃に対応している。弟子は修行及びレベルアップで習得。元ネタは形意拳からか?
  • 竜虎両破腕
追加効果率には『力』を、威力には『体』を要求する拳技。射程内なら手の技に対する反撃としても発動する。
向かってくる相手の腕を封じ、さらに各種の能力を下げることができる。
  • 百里道一歩脚
追加効果率には『知』を、威力には『体』を要求する脚技。射程内なら足の技に対する反撃としても発動する。
この技を受けた相手は麻痺してしまう。技の性質上老師が使っても効果的で、『力』の低い者に対して麻痺させやすい。
ダメージに関わるパラメータが「力」「知」だけではないことを教えてくれる存在である。
  • 獅子の手
追加効果発動には運勢を、威力には『力』を要求する突撃技。射程内なら突撃技に対する反撃としても発動する。
受けた相手を一マス吹き飛ばすことがある。反撃で発動させると瞬時に間合いが取れて絵面的に映える。
  • 山猿拳
威力には『速』を要求する裂き技。技を当てた後一マス後ろに後退する。瞬時に間合いを取れるが、下がるだけの空間は必要。
反撃特性はない。本来は相手の鋭器(刀剣や爪)技に対して反撃する仕様だったものと思われる。タメ技に遠慮した可能性もありそうだが。
  • シマリス脚
追加効果率には『速』を、威力にも『速』を要求する脚(内部的には鈍器)技。射程内なら鈍器(棒術やムチ)技に対する反撃としても発動する。
この技を受けた相手は麻痺してしまう。他の技より射程が広く長く、こちからから仕掛ける時にも重宝する。
  • 老狐の舞
追加効果率には『知』を、威力にも『知』を要求する締め技。射程内なら締め技に対する反撃としても発動する。自分の周囲の敵全てが対象。
この技を受けた相手は腕封じと足封じを同時に味わう。要求する能力値の関係上、老師の主力技となるだろう。
  • 不射の射
威力には『知』を要求する対飛行武具技。二~三マス離れたところへの該当属性に対する反撃でのみ発動する。
ちなみに、修業時には狙って発動できないように思えるが、水鳥脚に対しては反応したりする。
『飛び技』が飛び道具だけでなく、自ら飛び込む技も含めていることを教えてくれる存在。
旋牙連山拳
リー戦で1度きり、或いは最終編でLV16以上で習得。
心山拳の究極奥義。気を纏い、無数の拳撃を浴びせる。
威力・射程ともに申し分無く、溜め時間無しと非常に強力な技。欠点は演出の長さくらい。
連山的旋牙気流、要『知』。「心」を重んじる流派の奥義だからか、内部的には精神属性技である。

●義破門団
心山拳と違い、強さのみを求めた武術で同門間でも仲間意識は無い、非情の拳。
シナリオ後半、この義破門団(の門下生たち)に弟子を殺害されたことから老師は殴り込みに押しかけることに。
幹部たちも使う技も様々なパロディ要素が見られるとのこと。

●ワタナベ
サモを弟子にした時のみ、義破門団の総本山の門の前に差し掛かった時に発生。「ワン・タンナベ拳」関係者。
義破門団に殺された父の敵を討つために息子が奥技「どはつ天突拳」を発動するも、黒焦げになって自爆し、泣きながら逃走する。

◆オディワン・リー
義破門団の師範代であり、功夫編のラスボス。
暗殺拳の使い手であるソウズ・マンズの存在を黙ってる辺り案外セコイ。
その強さを求めるあまり憎しみを育ててしまう、あるいは源になってしまう存在。
強さよりも過程を、そして心や信頼関係を重んずる心山拳の姿勢とは対極に位置するといえる。
◆使用技
  • 飛爪
飛び道具。勝つためには手段を選ばないというリーの一面を垣間見れる。
パラメータ設定の関係でチュンチャンパイが使うものと違い、
威力が低い代わりにまず間違いなく毒が発動する。
  • 狂狼拳
狼を思わせる手技。受けた相手を吹き飛ばして、さらに攻撃を当てた側も強制的に後退する。山猿拳と獅子の手を合わせたような間合い取り性能。
距離を取ってきたうえで、隠し要素も相まって狂乱飛竜脚につながりやすいようだ。
  • 狂乱飛竜脚
離れた相手に対し怒涛の連脚で攻撃し、ダメージを与えて吹き飛ばす。
リーのサイズが大きく、位置によっては避けにくい。
これを使ってくるときは狂装炎舞を使われる可能性も高いので、桂馬を意識した位置で勝負しよう。
  • 狂装炎舞
炎を纏って襲い掛かるオディワン・リーの必殺技。
指定ミスか毒状態が「治る」が、そもそも威力が割と洒落にならない。
これを避けるために距離をとって戦うとよさげ。ちなみにシマリス脚に対してこれで反撃されたりするので注意。


※注意点
修行のレベルアップ時に技を習得しないと後に固有技の習得に支障をきたし、一部技が習得できないバグがある。
詳細は各自検索されたし。ちなみにLV8まで上げた直後から修業開始すれば確実にかわせるとか。
心配な人は「修業中は覚えていない技で相手し続ける」ことだけ意識しておけばおk。

ちなみにLV16で弟子は最終技を習得するが、功夫編内ではそこまで上げても習得不可能。
習得できるのは最終編から。(最終編でLV16以上の場合、次のレベルアップで自動的に習得)
伝承者がレイの場合、最終編で主人公に選ばないと加入前に戦闘になるので、上げすぎると苦労する。(逆にレイを主人公に選ぶとポゴを無条件で加入できる)

◆セレクトバグ
功夫編における旋牙連山拳は、弟子が奥義に開眼するオディワン・リー戦で1度きりのみ使用可能であり、1度使うと技欄から消えてしまう。
しかしバグ技によってこれを無理やり連発する事ができる。2発撃てばよほど低乱数を引かない限りオディワン・リーも2発で沈む。
行動選択おいてXボタンを押すと前回の選択と同じものをワンタッチで選択できるのは通常の操作だが、
ここでセレクトと同時押しすると、あらゆる制限を無視して必ず直前に出した技を再使用する。
セレクト同時押しを失敗しない限り何度でも連発できるため、オディワン・リーが2発で死なななくても3発目が飛んでくる。
なお旋牙連山拳に限らず、例えば手技を使った直後に手技封印状態になっても無視して同じ技を出す等、応用が効くバグ技。
オディワン・リー戦の旋牙連山拳ほど実用性とインパクトを兼ね備えた用途はあまりないが…。




リー「貴様が 私の追記・修正?老師ではなく貴様が!?さすがの老師も寄る年波には勝てぬか‥‥
   フ‥‥フハハ‥‥ハハハハッ!!」

レイ「やってみなきゃあわからないよ!」

リー「フ‥‥ガキが‥‥そんなに死にいそぐか!」

老師「は~ッ‥‥」

リー「ムッ!?」


レイ「サモ ユン!見てなよッ!!心山拳 奥技‥‥ 」


リー「ククッ‥‥しょせん付け焼き刃よ!」


レイ「旋牙連山拳ッ‥‥!!」


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