アイオリア(聖闘士星矢)

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アイオリア(聖闘士星矢) - (2014/06/21 (土) 07:49:32) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/30(月) 09:53:44
更新日:2024/04/03 Wed 00:53:04
所要時間:約 6 分で読めます





「受けよっ!!獅子の牙!!」


聖闘士星矢に登場するキャラクター。

年齢:20歳
身長:185cm
体重:85kg
誕生日:8月16日
血液型:O型
出身地:ギリシア
修行地:聖域
CV:田中秀幸


聖域の十二宮のひとつ「獅子宮」を守護する、獅子座(レオ)の黄金聖闘士

実は第1話から登場しているが、この頃はゲストキャラ扱いでその素性は明らかにされていなかった。(ちなみにサガも教皇として1話から登場している)

日本人であるというだけで蔑まれていたペガサス星矢の実力を早くから見出だし、教皇から彼が聖闘士に志願する資格がある事を認める発言を引き出した。

同じく黄金聖闘士であり、聖域の反逆者として抹殺された射手座のアイオロスは実兄であり、彼自身も「逆賊の弟」として一部の心無い者からは白い目で見られていた。

しかし、そうした辛酸を舐めながらも腐ることなくアテナへの忠誠を示し続けた大変な努力の人であり、その結果、生前の兄に勝るとも劣らない優秀な聖闘士に成長した。

しかし、その強い忠誠心を教皇(双子座のサガ)に利用され、聖域への忠誠を示すために「聖闘士同士の私闘を禁ずる」という禁を犯した星矢の抹殺を命じられ、彼と敵対してしまう。

そして日本へと渡り、遂に星矢と直接対決する事となる。

その闘いの中で星矢を庇った蛇遣い座のシャイナに重傷を負わせてしまうが、城戸沙織こそが真のアテナである事を知ると彼女に忠誠を誓い聖域に帰還。

教皇に反旗を翻し、これを討つために教皇の間へと赴くが……


そして舞台は十二宮編へ。

途中、キグナス氷河が行方不明となってしまったものの、金牛宮、双児宮、巨蟹宮を順調に突破し、第4の宮でアイオリアの守護する獅子宮に到達した星矢達。

「アイオリアの守護する宮ならすぐに通り抜けられるだろう」と、星矢達は獅子宮内部へと進入する。

だが、そこで待っていたのは




「この獅子宮を通ろうとするものは…殺す」



他でもないアイオリア自身であった。

彼は教皇に挑んだものの、教皇を警護していたシャカの妨害にあい、そのスキをつかれ伝説の魔拳と呼ばれる「幻朧魔皇拳」に罹り、教皇の意のままに操られる悪鬼と化していた。

対峙した星矢は何度もアイオリアに呼びかけるものの彼の耳には届かず、黄金聖闘士の操る光速拳の前に絶体絶命の危機に陥る。

そこへ突如、かつて星矢と天馬座の聖衣をかけて戦ったカシオスが割って入った。

カシオス曰く「幻朧魔皇拳を解くためには、拳に罹った者の前で人が1人死ななければならない」という…

アイオリアの光速拳を浴びながら、なんとカシオスは自らの手で体を貫き、自害してしまう。

それでもなお正気に戻らないアイオリアに、星矢が渾身の「ペガサス流星拳」を放ち、遂に幻朧魔皇拳の呪縛から彼を解き放つ事に成功する。

急いでカシオスに駆け寄る星矢とアイオリアだったが時既に遅く、カシオスは「お前が死ぬとシャイナさんが悲しむんでな…」と語ると、静かに息を引き取った…

アイオリアは「お前の命は決して無駄にはしない」とカシオスの冥福を祈りつつ、次に控える第5の宮「処女宮」を守護する乙女座(バルゴ)のシャカの目を決して開かせてはならないと忠告し、星矢達を送り出した。

ポセイドン編ではアテナを誘拐しようとした雑魚海闘士の前に立ちはだかり、これを瞬殺。
ポセイドン編における数少ない黄金聖闘士の活躍である。

アルデバラン「…」

続く冥王編では十二宮での戦いで冥闘士数人をライトニングプラズマの一閃でなぎ倒し、敵からも「黄金の獅子」と恐れられる。
ワームのバインドによって一時身動きを封じられ残りの数人の進行を許すが、ミミズごときに獅子が敗れる道理もなく、バインドを力ずくで引きちぎるとそのままライトニングプラズマでワームを粉砕した。
ちなみに先に行った雑魚冥闘士はシャカに粉砕されました。
その後、紫龍と合流した彼は処女宮にてサガ・シュラカミュと一人で戦うシャカに助成しようとするが分厚い扉とムウに阻まれ、シャカが3人のアテナ・エクスクラメーションで死ぬのを待つしかできなかった。

怒り心頭の彼は扉から出てきた三人がシャカの形見の数珠を渡すや否や三人をフルボッコ。
トドメを刺そうとするが再びムウに阻まれ、「シャカの死には何か理由があったのでは」と説教される。
しかし仲間が目の前で殺されながら何の行動もしないムウを「もはや男として認めん」と振り払うと三人にトドメを…
と思いきやサガ達はまだ踏ん張り、再びアテナ・エクスクラメーションを使用して一同を皆殺しにしようとする。
これにムウとミロと組み、アテナ・エクスクラメーションで対抗。紫龍の援護で勝利。

だがアテナの指示でトドメは刺せず、そしてアテナは死んでしまった。

その後はハーデス城に乗り込むが、結界で弱体化しラダマンティスに生きたまま冥界に落とされ、ミロやムウと共にコキュートスで冷凍刑に。

だがアテナの小宇宙で復活すると嘆きの壁に駆けつけ、その命を地上の愛と正義の為に捧げ、壁の破壊と引き換えに落命した。

天界編では魂のみの存在となっており、神に逆らった罪人として他の黄金聖闘士と共に石像の中に封印されている。
安らぎは永遠に与えられないらしい…
でもいつかきっと星矢達が解放してくれるはず。


【人物】

修業時代の星矢の数少ない理解者であり、牡羊座のムウや老師(天秤座の童虎)と並んで、味方の少なかった初期から青銅聖闘士のレギュラー陣を支えたキャラクターの1人。

そんなアイオリアを星矢も良き先輩として慕い、全幅の信頼と尊敬を寄せている。

その実力は敵である冥闘士からも一目置かれ「黄金の獅子」という異名をとるほど。

しかし良くも悪くも直情型な性格ゆえに、人によっては「脳筋なのではないか」と思う場面も…


【技】

黄金聖闘士は皆、第七感に目覚め、光速拳を操れるという設定があるが、その中でもアイオリアは特にこの光速拳を突き詰めた圧倒的な拳撃によって闘う。
これは黄金聖闘士の基本であり王道の闘法とされ、主人公 星矢のファイトスタイルにも近い。


・ライトニングボルト

1秒間に1億発という光速拳のエネルギーを一点に集中して放つ。
原理は星矢の「ペガサス彗星拳」と同じ。

・ライトニングプラズマ

上述のライトニングボルトとは逆に、光速拳を周囲に拡散させて放つ。あまりにも早過ぎる拳の軌跡が何本もの光線となって駆け巡り、敵に襲い掛かる。

技の形は拳を突き出すだけの単純なものだが、エフェクトのカッコよさは聖闘士星矢の技の中でも1、2を争う。


獅子座という雄々しいイメージに違わず、他作品ならば正統派主人公として取り上げられてもおかしくないカッコよさから、今日まで安定した人気を獲得しているアイオリア。

黄金聖闘士が中心となった聖闘士星矢 エピソードGでは念願叶って主人公に抜擢された。
原作のそれなりに落ち着いた性格とは異なり、15歳ならではの血気盛んな少年だが、根底にあるものは変わらない。
同作では彼のの力がキーとなっている。
ライトニングファングやフォトンバーストなどといった新技も登場し黄金聖闘士の切り込み隊長として、ティターン神族に戦いを挑む
ちなみに幻朧魔皇拳の話も未来の出来事として再現されている。
星矢の数少ない出番。

そして聖闘士星矢Ωでの獅子座ショックに、彼は草場の陰で山羊座のシュラと共に血涙を流しているに違いない。



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