アサム(北斗の拳)

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アサム(北斗の拳) - (2018/10/19 (金) 00:07:27) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/04/19(土) 12:22:23
更新日:2023/08/30 Wed 06:46:00
所要時間:約 2 分で読めます




野獣の心しか持たぬきさまらにわかるかオレの心が!!

親の心がわかるかー!!


北斗の拳の登場人物でサヴァ編の主役。

かつて「神が捨てた地」と呼ばれた辺境の土地を救うため、自らが「英雄」となる事で、争いが絶えない核戦争後の世界にあって平和な国「サヴァ」を築き上げた。
「サヴァはアサムという一枚岩の国」という信念から病に冒されても決して表に出さないようにしたほどで、その生き様はあのケンシロウも認めた紛れもない
しかし、病に体を蝕まれ余命いくばくもない彼が心配したのは、国の未来ではなく三人の息子のカイ・ブコウ・サトラだった。

この三人の息子が幼い頃、アサムは占い師に「息子の内一人を選ばないと国が滅びる」と予言された。
が、一人を選ぶとは残りの二人を殺す事。それができないアサムは三人を生かす道を選んだ。ついでに占い師を殺して。

それからアサムは三人を「平等」に育てたが、それが災いして三人とも「互いに引く事を知らない」大人に育ってしまった。
その結果、三人は一匹の馬を取り合う内に殺してしまうようにまでなり、国が三つに割れる危機をもたらす。
本来なら辺境の野獣討伐も簡単に終わらせられたはずだが、息子たちを監視しなければならない事もあって満足に動けずにいた。

そんな彼の前に、娘のサラが救世主として呼び寄せたケンシロウが現れる。
始めは秘密を知った彼を抹殺しようとしたが、その圧倒的な力と北斗神拳伝承者であることを知って全てを話し、三人の息子の抹殺を依頼する苦渋の決断を下す。

そして後継者に側近のコドウを据えた後、最後の命を削って野獣討伐へと出陣。
野獣の首領・ヒューモを討つ事に成功するが、「王」として死ぬ事に絶望しつつ力尽きる。
だが、その時ケンシロウがあえて悪役を演じた事で絆を取り戻した息子たちがアサムを迎えに来る。

その後、息子たちの国王就任式において、「王」ではなく、ただ一人の兵士として、そして「父」として最期を迎える事に満足して安らかに息を引き取った。


  • 大乗南拳
アサムとその息子たちが使う拳法。曰く、肉を切らせて骨を断つ一撃必殺の剛拳。
振り下ろされる手刀は、黒牛を真っ二つにし、ヒューモを一撃で粉砕する衝撃波も出す。

また、息子のブコウ、サトラは武器を使用した。
なお、長兄であるカイだけは技を披露しないまま退場。

大乗南拳の奥義秘書には
「北斗とは死を司る星 北斗現れし時 哀しみを語るがよい 心を開くがよい 北斗蒼く震える時道は開かれる」
と記されている。


追記・修正は親の心を感じながらお願いします。

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