LQ-84i/ブレードウルフ(MGR)

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LQ-84i/ブレードウルフ(MGR) - (2015/01/30 (金) 02:29:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/01/30 (金曜日) 02:15:46
更新日:2024/03/31 Sun 17:43:06
所要時間:約 15 分で読めます




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「よく来たな 剣士」


METAL GEAR RISING REVENGEANCEに登場する無人機。
IF Prototype LQ-84i。
CV:細谷佳正


PMCデスペラード・エンフォースメントLLCが保有する四足獣形状無人機。
自己学習型の光ニューロAIに加え、プロトタイプの対話インターフェイスを搭載している。
光ニューロAIはノイマン型コンピュータと違い人間に近い思考をするため、子供の教育同様に研究者との対話やWebページやデジタルデータを用いての読書により知識や知性を獲得した。
人間との直接的なコミュニケーションができない、現場での判断のために生身の脳を持つ人間を送り込まねばならないといった無人機運用の際の欠点を埋める為のAIとしてDARPAの資金提供によりデスペラード社の研究・開発部門で開発された。
兵器としての扱いだけでなく、研究者の中にはペットや子供のように扱ってくれた人もいたらしい。
偶然とはいえ知性こそ得たものの人間のような残虐性を持たないことから、兵器として使えないために計画は3年で凍結、モスボール保管(海外版ではシャットダウン)された。

「残虐性を持たない無人機」ということからサンダウナーが興味を持ち、LQ-84のプロトタイプボディに納めて再稼動させた。
しかし後にサンダウナーは飽きたのか、ミストラルの部隊に配備される。
ミストラルからは言うことを聞いていればそれなりに可愛がられたらしいが、会話以外から相手のことを読み取る能力がまだ発達していないため、ミストラルを理解しきれていない。
サムエル・ホドリゲスとは交戦もし、何度か同じ任務についてそれなりの親交関係を築き、会話もしているが、サム自身がほとんど本心を見せないためにいまだ理解は出来てない。

AI故に生物が持つ自己保存やミームの継承といった本能を持たず、自身のミームが途切れることを恐れる。
学習によって取り入れたミームをミームプールの中で取捨選択し、自身の知性を構成するものとしている。

本来は戦いを嫌っているが、己の消去を免れるために仕方なく保有企業であるデスペラード社に従っている。
クライング・ウルフのパワードスーツに似た形態をしており、背部にマウントされた高周波チェーンソーや脚部にマウントされた熱溶断機能を備えたスローイングナイフをマニピュレーター状の尾で使用する。
ナイフ自体に発熱機構は持たず、鞘に収められた状態で高周波電磁誘導でブレードを加熱し、使用する。
コントラクターとは違い機材という扱いのため、デスペラード社については最低限の事しか知らされていない。

自由を与えると謳うPMCに属しながら自由はなく、自由を求める。

案件R-01で雷電と交戦。
知的な戦い(笑)で奮戦したが、相手が悪いとしか言いようがなく、敗北し破壊された。








「AIのハードウェア自体に損傷がなければ修理は可能だ」


「ハードウェアが無事かどうかはわからんが私も興味はある
持って帰ってきてくれるとありがたい」











「感謝する。俺は自らの自由を行使した結果、
お前に協力することにした」

LQ-84iをドクトルが喜んで修理改造した姿。狼のような基本的な骨格体型は改造前と共通のようだが、外装の意匠は雷電と似た黒いボディとなっている。
AIに施されていた行動制御プログラムなどは解除され、デスペラード社によるAIの消去といった介入も不可能になっている。
背部のマウント自体がなくなっため、高周波チェーンソーはなくなったが、代わりとして脚部にブレードを持つ。
救われた恩に報いるために、与えられた自由を行使してブレードウルフ(K-9000)に名を変えて雷電と共に行動する。

ゲーム中の主な役割は、偵察。
行く先々で雷電に先の情報をリアルタイムで伝えてくれる。
案件R-02以降は彼と通信することも可能。ステージの情報や、彼の過去について聞ける。 漫才のようなやり取りも。
雷電やサムと関わる事でミームを受け継ぎ、迷いながらも自身の規範を決め、それに従うようになる。
過去にサムとの交戦で自由について考え、アブハジアでの任務で自由を得るために行動している。


物語終盤、宿敵サムエルとの決着を済ませた雷電と共に「テクムセ作戦」を阻止するべくパキスタンのシャバッザバード基地へ向かう。ウルフはいつも通り斥候ダッシュで先に偵察に向かうが、雷電が追いついた時にはウルフはボロボロになっていた。
そこに黒幕であるスティーブン・アームストロング上院議員メタルギア・エクセルサスを駆り出現、雷電と交戦を開始する。

雷電はメタルギア・エクセルサスをも難なく退け、後はアームストロングを止めるのみだったが、高周波ブレードを平然と手掴みで折る、雷電をパンチやキックで何メートルも吹っ飛ばすなど、圧倒的な力を誇るアームストロングに追い詰められていく。

万事休すかと思われた雷電の前にサムの愛刀、ムラサマブレードを持ったウルフが現れ、サムから預かっていた遺言を再生する。



「…面白くなってきた ジャックの本質を顕しつつもそれでも
俺達に楯突くとはな

アームストロングの理想もいいが、一本の剣でどこまでやれるか見てみたくなった

俺がジャックに勝てばそれでいい、所詮はあいつもそこまでの男だってことだ

だが万が一…俺が負けたら…

この刀のIDには時間制限がつけてある

あとはお前に任せた よろしくなウルフ」


刀を渡してアームストロングに壊されるか雷電を見捨ててアームストロングに従うかの選択を迫られるウルフだったが、死による自らのミームの消滅も厭わず、雷電への恩義に報いたいという自らの意思に従い、雷電へムラサマブレードを託した。


「サムの話を聞いたときは戸惑いもあったが…
俺の規範は決まっていたようだ

誰かに助けられた者は、誰かを助けたくなるってわけだ!」


ムラサマブレードの凄まじい切れ味でもって雷電はアームストロングに勝利、彼の勝利に貢献した。

エンディングではサニーに引き取られたようで、サニーのうっかりで尻尾を踏まれてビックリする様子を見せている。犬か。



サムが操作できるDLC第2弾『JETSTREAM』では中ボスとして登場。 強さなどについては後述。


DLC第3弾BLADE WOLFではデスペラード社時代のLQ-84iを操作可能。

戦闘用AIとしての欠陥を指摘されて開発中止となり、封印されていたはずの対話インターフェイス搭載型無人機LQ-84i。 デスペラード・エンフォースメント社のリーダー、サンダウナーの気まぐれにより再起動した「それ」は、 上官であるミストラルの寵愛を受け、アブハジアでのクーデター計画に投入されることに―。 現在はブレードウルフと呼ばれる「彼」が、雷電と出会う以前の出来事を描くストーリー。

ミストラルに命じられるままにVRミッションをこなしていたが、自由を求めてミストラルの隙をついて逃亡を図る。
立ちはだかる「アラビアに吹く砂嵐」の名を持つ、「破滅を呼ぶ風」に次ぐ実力者カムシンを退け、逃亡に成功したと思われたが、追いついてきたミストラルに行動制限をかけられ連れ戻されてしまう。
彼が真の自由を得るのは、ゲーム本編を待つことになる。





「ならばお前が手本を見せてみな、人間!」




さて、ボスとしてのLQ-84iだが最初に戦うボスなだけあってあまり強くない。メタルギアRAY?知らんな
まず開始直後は雷電のそばに飛び下りてくるが、ここで向こうが攻撃してこなかった場合、いきなりコンボチャンスになる。
△→左スティック前方×2+□→空中で□□□□△△
という感じのコンボを決めることが可能。いきなり5分の1以上の体力を減らせる。
基本的には、突進攻撃をしてくるのを待って、突進を回避しつつ後ろに下がり、突進が終わったところに近づいて攻撃を当てていくと良い。こちらが攻撃中でも向こうは攻撃してくるが、こちらも攻撃中にシノギを出すことが可能なので、ある程度強引にいってもダメージを受けずに攻め続けることも可能。
突進攻撃をギリギリまでひきつけてからシノギを成功させるとカウンターになり、やはり無防備状態の敵を左スティック前方×2+□で浮かすことが可能なので慣れてきたら狙ってみると良い。

体力が70を切った時はサイボーグ兵士を3体、38ほどを切った時は二足歩行兵器1体を呼んで自分は高い場所で見物をする。
むしろこの雑魚召喚はこちらに体力回復してくださいと言っているようなものなので望み通りに回復してあげよう。
さらにダメージを与え、10を切ると気絶し、△+○で特殊攻撃が可能になる。これを決めれば撃破となる。

シノギがしやすいボスなので慣れてしまえばノーダメージも難しくない他、ここに来るまでシノギが苦手だった人はここで練習するのもいいかも。



…とここまではゲーム本編でのLQ-84iの強さ。最悪ゴリ押しでも勝ててしまう彼だが前述したDLC第2弾『JETSTREAM』に中ボスとして登場する彼はパワーアップしており、なかなか強敵になっている。
本編との違いは、
⚫︎突進攻撃前の予備動作が消えている。これにシノギカウンターを合わせることである程度楽に倒せた本編とは違い、よく見ていないとシノギカウンターどころか普通に防ぐのも難しく、当たってしまいやすい。

⚫︎増援を呼んだりはしない。

⚫︎本編で戦う場合よりも戦闘エリアが狭いのでカメラワークが悪い。

上記の通り、突進攻撃時の予備動作がないために、距離を離してシノギカウンターを狙うだけで倒せるような戦法は取れず、強敵になっている。突進自体あまり使わなくなっており、こちらから距離を離した後に不意を突くようなタイミングで使う場合が多い。一瞬力を溜めるような動作を取るので事前に読むことはできるが、反射神経が必要となる。よほど慣れないとシノギカウンターを安定させるのは難しいはず。
突進以外の攻撃はほとんど違いはない。攻撃一辺倒ではなく、LQ-84iの目が光る予備動作を見たらしっかり防御、回避を行うのが基本。JETSTREAMでは本編よりもシノギの受付時間が短いので、3連コンボなどを凌ぐのが難しくなっている。シノギだけでなく□+×のミカワシも駆使 すると良い。


戦闘時の曲は「I'm My One Master Now」
自由がない現実から逃れ、傷付いても自由を求めるウルフの心情を歌っている。


ちなみに、量産型として犬型無人機のLQ-84フェンリルが登場するが、こちらは対話IFは積まれておらず、AIのスペックも不足しているために会話をすることが出来ない(ウルフ曰く「知能は犬以下」)。
LQ-84iとの外見上の違いは頭部のみ。
こちらはチェーンソーの他にレールガンを搭載している機体もある。



「一人で項目を完成させるのは愚かだ
…誰か追記・修正してくれ!」

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