METAL GEAR RISING REVENGEANCE

登録日:2015/01/10 (土) 04:03:07
更新日:2020/02/19 Wed 23:56:17
所要時間:約 22 分で読めます





メタルギアが、キレた。






METALGEAR RISING REVENGEANCE(メタルギアライジングリベンジェンス)はコナミデジタルエンタテインメントより2013年2月21日に発売されたメタルギアシリーズのアクションゲームである。プラットフォームはPlayStation 3、Windows、及び海外ではXbox 360版も発売されている。開発は小島プロダクションとプラチナゲームズが担当。

ジャンルはシリーズ通しての「タクティカル・エスピオナージ・アクション」から、主人公の雷電に合わせ、「ライトニングボルトアクション」となった。
敵兵を斬って内部のパーツを奪う「斬奪(ざんだつ)」、そしてどんな角度からも斬れる「自由切断」がコンセプトになっている。

当初は小島プロダクションが単独で開発を行っていたが、それまでノータッチだった監督こと小島秀夫氏がふと進捗を確認したところ何でも斬れるシステムしか作っていなかったことが発覚、急遽プラチナゲームズに開発協力を依頼し、共同開発という形で世に出ることとなった。
単独開発時点のタイトルはMETAL GEAR SOLID RISINGで、MGS2~4の間での雷電とビッグ・ママによるサニー救出のミッシングリンクが描かれるとされていたが、製品版ではMGS4の後の世界を舞台に大幅にストーリーが変更されている。


▼あらすじ

ガンズ・オブ・ザ・パトリオット事件から4年後、戦争経済の終焉と共に『愛国者達』による情報統制を失ったアメリカからのサイボーグ技術の流出、SOPシステムの崩壊によるPMCの混乱により戦場には新たな非対称性が生まれていた。
民間軍事警備会社マヴェリック社に勤務している雷電は、徐々に平和になりつつあるアフリカの某国でンマニ首相の護衛任務にあたっていた。
しかし、道中でメタルギアRAYやサイボーグ兵士といった予期せぬ戦力の襲撃に遭う。
雷電は全力で首相を護ろうと奮戦するも謎の男ジェットストリーム・サム に敗れ、デスペラード社のサンダウナー によって首相は殺害されてしまう。
それから三週間後、雷電は新たなボディを身に纏い、デスペラード社が関与するアブハジアでのテロに挑む。その闘争は雷電をトラウマと向き合わせ、新たな戦場へと引きずり込んでいく……。


▼ゲームシステム

「シリーズの血を受け継ぐ新しいメタルギア」と銘打ってはいるが、今作は今までのメタルギアシリーズとは違い、かなりアクション色が強い作品となっている。
人によってはこの時点で受け付けないかもしれないが、アクションゲームとしても少しクセが強く、いわゆるゴリ押しプレイがあまり通用しない。
よってメタルギアシリーズ伝統のステルスを維持して敵に近づき、一撃死ないし強烈な一撃で先手を打って進むのが基本となる。
敵をやりすごす際に欠かせない(※メタルギアに限る)ダンボールはもちろん、ドラム缶も4から継続して登場。敵があまりにも多い終盤のあるマップで活用することとなるだろう。

攻撃は刀による通常攻撃とグレネードやミサイルを装備して行うサブウェポン、そして個々に特徴のあるユニークウェポンとなる。

通常攻撃
通常攻撃は□ボタンで行う弱攻撃と△ボタンによる強攻撃があり、ホールドや入力順序により様々な攻撃に派生するコンボが可能。ユニークウェポン装備中は△ボタンがユニークウェポン使用ボタンとなる。
雑魚サイボーグは連打しているだけでもスパスパと叩き斬れるが、強化された敵兵になると通用しなくなるため、上手くアクションを織り交ぜる必要が出てくる。

サブウェポン
サブウェポン攻撃は十字キー左右ボタンを押してメニュー画面を表示してサブウェポンを装備後、L2ボタンで構えR1ボタンで使用する他に、短くL2を押す事で正面に向け即時使用することが可能。

シノギ
敵の攻撃に対して敵方向に左スティック入力+□ボタンで相手の攻撃を凌ぐことができる。要はガード。
しかし「押しっぱなしでガード」ではないため敵の攻撃に逐一シノギ入力をする必要がある。
また、攻撃を引きつけてからシノギを行うと強力な「シノギカウンター」が発動する。
このゲームで最も重要と言ってもいいアクション。
シノギを使いこなせるか否かでこのゲームの難易度は大きく変わる。

ニンジャラン
移動は左スティックでの通常移動のほかR1ボタンを押しながらによる「ニンジャラン」という素早い移動が可能。多少の段差も壁を蹴ってよじ登ったり、少ししか隙間のない場所をローリングやスライディングで潜り抜けることも出来る。またニンジャラン中はマシンガン等の銃撃を弾いて防ぐことが出来る。(爆発物系の武器等防げないものもある)
また、このニンジャラン中に□ボタンでダッシュ攻撃、△ボタンでスライディング攻撃を行うことが出来る。
雷電がMGSVにゲスト出演した際には、このニンジャランが特徴としてピックアップされている。

ニンジャキル
敵に気付かれずに頭上または背後から接近して○ボタンで敵を一撃で仕留められる「ニンジャキル」を行うことが出来る。
ニンジャキルが成功した直後は後述する「斬撃モード」からの「斬奪」を行うチャンスとなる。

斬撃モード
L1ボタンを押すと電力を消費して周囲の時間がゆっくりとなる「斬撃モード」となり、視点は肩越しになり、□ボタンで横斬り、△ボタンで縦切りを行う他、右スティックの入力方向に刀を振るう「自由切断」を行うことが出来るようになる。
また、L3ボタン(左スティック)を押しながら倒すことで斬撃モード中でも移動が可能である。
通常の攻略ではボタンによる斬撃だけで楽しめるが、一部ボスとの戦いや敵サイボーグの特定部位を奪う際には自由切断が重要となる。

斬奪
斬撃モード中に敵の身体に表示される赤い四角形のARマーカーの位置を切断後、○ボタンを押すことで、内部パーツを奪う「斬奪」を行うことが出来、雷電の体力とエネルギーを回復させることが出来る。
敵サイボーグの心臓部を手で握りつぶし、エネルギーと修復剤を吸収しているという設定。
敵によってはいきなり斬奪を行うことはできず、攻撃を加えて装甲の耐久値を減らすことで各部位が青く表示され、その状態となった部位のみ切断が可能になる。

チャンスアタック
連続でダメージを与える等で敵が気絶状態になる&電池ゲージが最大時に発動できる攻撃。専用のアクションを行い装甲の耐久値を強制的にゼロにする。この時に斬撃モードに入ることもでき、その際電力ゲージが一定値まで回復する。

リッパーモード
ストーリーをある程度進めることで使用可能になるモード。
電力ゲージがFULLの状態でL3ボタンとR3ボタン同時押しで「切り裂きジャック」と呼ばれていた頃の雷電となる「リッパーモード」となり、電力を常に消費する代わりに通常攻撃が強力になり、装甲が厚く強化された敵すらいとも容易く切り裂くことが出来るようになる。

リッパーモード中に斬撃モードを発動した場合、通常よりもさらにスローになった状態で斬ることができる。


▼難易度

難易度の比較はNORMALを基準として表記。

EASY
◼︎敵のライフがNORMALの4分の3、攻撃力がNORMALの2分の1になる。
◼︎攻撃時の燃料電池の回復量が多くなる。
◼︎斬撃モード時の燃料電池の消費量が少なくなる。
◼︎斬撃モード時に敵に表示されるARマーカーの大きさが大きくなり、斬撃しやすくなる。
◼︎シノギをセミオートで行うイージーアシストを選択できる。
◼︎一部のおまけ要素や称号が獲得できない。

一番簡単な難易度。 この難易度ならある程度のゴリ押しプレイが通じる。

NORMAL
◼︎通常の難易度。

HARD
◼︎敵のライフ、攻撃力がNORMALの1.5~2倍になる。
◼︎攻撃時の燃料電池の回復量が少なくなる。
◼︎斬撃モード時の燃料電池の消費量がやや多くなる。
◼︎怯んでいない敵に斬撃モードを行うと敵兵が防御態勢を取る。

この難易度からちょっと難しくなったと感じる。

VERY HARD
◼︎敵のライフ、攻撃力がNORMALの2~3倍になる。
◼︎攻撃時の燃料電池の回復量が少なくなる。
◼︎斬撃モード時の燃料電池の消費量が多くなる。
◼︎敵の配置が変化し、序盤から強力な敵が出現する。

最高難易度1つ手前の難易度だが、後述する最高難易度でのシノギカウンターの攻撃力爆上げの恩恵がないため、この難易度が一番難しいと感じるプレイヤーも。

REVENGEANCE
◼︎敵のライフがNORMALの2~3倍、攻撃力がNORMALの8~10倍になる。
◼︎攻撃時の燃料電池の回復量が少なくなる。
◼︎斬撃モード時の燃料電池の消費量がかなり多くなる。
◼︎敵の種類や数はVERY HARDと同じだが、攻撃が激しくなる。
◼︎シノギカウンターの威力が、中ボスを一撃で葬れるほど大幅に上昇する。

最高難易度。敵の攻撃力がシャレにならないくらい引き上げられており、攻撃頻度もアグレッシブになっているため、これまでの難易度と比べものにならない難しさ。
しかし、シノギカウンターを使いこなせればボスですら瞬殺出来るため、シノギの技量が一番問われる難易度となっている。



▼登場人物

マヴェリック・セキュリティ・コンサルティングInc

武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)業務等を行っている民間軍事警備会社。
MGS4に登場したビッグママ亡き後の「失楽園の戦士」に職を提供するためにボリスが設立したため、過去に多く設立されたPMCと違う過剰な戦力を投入しないクリーンなイメージを売りにしている。

メンバーとは無線を使って通信が可能。MGS4までに近い、ポーズ画面中に通信相手を選択するタイプ。
無線の内容はシリーズでもトップクラスに豊富で、劇中のサイボーグを構成する技術についてや雷電達のバックボーンなどを聞ける。
恒例の映画ネタはロボコップなど。

雷電
CV:堀内賢雄

「ゲーム開始だ」

MGS2発売から12年、今作では久々に、主人公を務める。
「一人の悪人を斬ることで多くの人々を救う」という新陰流の活人剣の思想を己の信念としており、ンマニ首相からは雷電のコードネームの意味である稲妻から「ミスター・ライトニングボルト」と呼ばれていた。
アフリカでンマニ首相を護衛していたところをデスペラード社の部隊に襲撃され、サムに片腕と左目を奪われた。その後新調されたサイボーグボディを身に纏ってデスペラード社とその裏に潜む陰謀に挑むことになる。

詳しくはリンク先の該当項目を参照。


ボリス・ヴャチェスラヴォヴィチ・ポポフ
CV:菅生隆之

「墜ちろ!」

マヴェリック社の社長でありロシア出身で元ソ連軍。雷電の雇用主にして頼れるナイスミドル。
通信で雷電の戦いをサポートする。戦闘面のアドバイスが主なので、ボス戦で聞くことが多いだろう。
MGS2で登場したセルゲイ・ゴルルコビッチの知り合いであり、彼の孫娘であるサニーの救出の際や以降の『愛国者達』との戦いでは雷電に協力していた。

ケヴィン・ワシントン
CV:中村悠一

「おいおい、持ち上げても何も出ないぜMan!」

国連と提携するNGOで兵士を対象としたDDR(Disarmament, Demobilization, Reintegration、武装解除・動員解除・社会復帰の略。KONMAIのダンスゲームではない。)等の業務を行っていたが、国連としての活動に限界を感じていたところでボリスと知り合ってマヴェリック社に入社。
社内では作戦立案や事前調査を行っている。 無線も道中の攻略向き。
主に企業や地域の情報について雷電をサポートする中で女癖の悪さから雷電にからかわれることもしばしば。
当人は女に関して百戦練磨の如く経歴や趣味を豪語するが、振られる確率もかなり高いらしい。
スポーツ観戦が趣味と語り、本人も屈強そうに見えるが実は運動オンチな文科系。バリバリの武闘派だがオフは映画を好む雷電とは真逆。
石油精製プラントにのめりこんでおり、その存在意義や外観が如何に重要かつ芸術的かを延々語り出す奇妙な趣味の持ち主でもある。

コートニー・コリンズ
CV:沢城みゆき

「あと3分で到着よ」

今回でのセーブ担当。ケヴィンの大学の後輩で、世界の不平等さに疑問を持っていた時に彼に紹介される形でマヴェリック社に入社した。アメリカンドジっ子眼鏡。
社内ではデータ記録や現地コーディネーター、事前調査を担当している。
主に現地の状況などの情報について雷電をサポートするが、事前調査の際に料理を食べ歩く事から食事に関する話題にずれることもしばしば。
カップを机の縁に置く癖があり、そのたびにケヴィンが落ちない様位置を直している。だが雷電ら同僚曰く「おっちょこちょい」であり、よくカップを落としたりしている。
軍事関連の仕事に似つかわしくないような今時なOLだが、意外に芯は強く、心温まる激励によって雷電の涙腺を崩壊させる一幕もあった。

ヴィルヘルム・フォークト
CV:麦人

「資本主義はサイコーだよ!」

雷電の新義体を作ったサイボーグ専門の科学者。通称「ドクトル」
旧東ドイツ出身でソ連時代から秘密研究に携わり、冷戦終結後は筋電義手の研究開発からサイボーグ技術者へとシフトしていった。
正確にはマヴェリック社の社員ではないが雷電の義体の制作やメンテのため特に雷電と多く関わっている。

マッドサイエンティストではなく、科学的観点のみに因らない人心を慮った考察によって雷電の見識を改めさせることさえある。
しかし、サイボーグを人類の進化系と言ってはばからない少し変わった考えの持ち主であり、やはり変人。
作中、プレイヤーの手で雷電が民間人を真っ裸にする(救出した民間人を刀で切ると男女問わず服を剥げる)と、
仲間達から非難轟々だったり同情されたり様々な反応が返って来るのだが、ドクトルだけはそんな所業はどこ吹く風。
極自然体で雷電に接するスーパーマイペース野郎でもある。
とはいえ、基本は子供達を心配したり雷電を気遣ったりと、まっとうな善人。見た目はものすごく怪しいのだが。

バリバリの科学者だがヘリの操縦ができる。ゲーム中でも雷電を運んでくれる。
そして落ちた雷電を敬礼とともに見捨てる。ボディを作ったのは彼なので、この高さから落ちても死んでいないという判断からだが……。

ちなみに、自らをサイボーグ化するなら美しい女性型義体がいいと語っている。なに言ってんだこのジジイ


デスペラード・エンフォースメント・LLC

一応はPMCであるが、世界各地の紛争への介入を行い、それを隠れ蓑に違法な人身売買、麻薬取引など数多くの犯罪行為を行っており悪名高い。
活動内容はまさにデスペラード(無法者)であるが、ウラで様々な権力と繋がっており、あえて汚れ仕事を専門に請け負っているフシがある。
なお、デスペラード社のマークには「悪」という字が隠れている。会社名がちょっと厨二くさい

幹部にはメタルギアらしい変態ボスどもが揃っている。
本家では4以降薄れてしまった要素なこともあり、ノリとしては3までに近い。
彼らとの戦いではそれぞれの専用BGMが流れるのだが、戦闘開始からしばらくはインストのみが流れ、体力を減らして戦いがクライマックスになることで自動的に曲がボーカルありに突入する演出があり、曲調も合わせて雰囲気を盛り上げてくれる。


「見えた、お前の剣は快楽を恐れている」

通称はジェットストリーム・サム。またはミヌアーノ(南米の冷たい風)。
デスペラード・エンフォースメントLLCに雇われているサムライ風の謎の男。
日本人ブラジル移民が伝えて独自に変化したブラジリアン剣術ホドリゲス新陰流』の使い手で殺人剣である『裏太刀』の達人。
……作中で一切ツッコミが入らないそのネーミングは気にしてはいけない。

サンダウナーのような自分の残虐性をさらけ出すタイプというよりは、自分より強い者を斬ることに快感を覚えるタイプの戦闘狂。
無手での戦闘にも優れており、投げなど多彩な格闘手段を持つ。
物語序盤で雷電と対決し終始圧倒、彼の剣が「快楽に怯えている」ことを見抜き彼の左腕と左目を斬り捨てた。

さらに詳しく知りたい人はリンク先の該当項目を参照。

DLC第2弾『JETSTREAM』では過去のサムの操作が可能。
腕試しと称してワールド・マーシャル社に単身乗り込む。


LQ-84i / ブレードウルフ
CV:細谷佳正

「知的な戦いを見せてやる!……誰か助けてくれ!」

人間の脳以上の容量の大型光ニューロAIと対話型インターフェースを搭載した狼型無人機。
無人機による誤爆や臨機応変な対応の難しさを克服するために高度な知能を持たせられた実験機であるが、人間のような残虐性が無いため戦闘に向かない失敗作と断定されて開発中止されていた。後にサンダウナーが興味を持ち再起動したが、戦いを強制される事に疑問を抱いており、命令を無視すると自己を消去されてしまうため雷電と交戦。
結果敗北し破壊されるが、AI部は回収され、ドクトルの手によって狼型ボディに生まれ変わり、救われた恩に報いるために、与えられた自由を行使してブレードウルフに名を変えて雷電と共に行動する。
彼は高潔な狼であり、雷電のペットではない。現に雷電には服従せずお手等の芸も披露しない。
サニーにはあっさり従った。自由な狼には変な邪気眼のおっさんじゃなく美少女を主人に選ぶ権利がある。

光ニューロAIの柔軟な学習能力や思考でもって雷電と漫才を繰り広げることもしばしばだが、その分人間臭くて通常のCPUのような
厳格な正確無比さが無くて苦労する場面も見られる。
彼は情報を収集し難い紙媒体を敵視している。

DLC第2弾『JETSTREAM』では中ボスとして登場。
雷電との交戦時より攻撃がだいぶアグレッシブになっており、舐めてかかると痛い目を見る。

DLC第3弾『BLADE WOLF』では操作可能。
デスペラード社時代のLQ-84iのみ操作可能で、ブレードウルフは操作できない。

さらに詳しく知りたい人は、リンク先を参照。


破滅を呼ぶ風(ウィンズ・オブ・デストラクション)

デスペラード社の幹部陣。
全員が『風』の名を冠するコードネームを持つことからこう呼ばれている。一般の契約兵士とは異なるボディと武器を持っている。
会社名に続きこちらも厨二くさい

サンダウナー
CV:西田健

「人間の本質において、俺はおまえ以上に“純粋”だ」

カリフォルニアに吹く熱風の名を持つ「破滅を呼ぶ風」の一人。
デスペラード社の実質的なリーダー。ハゲ。
元はアメリカ陸軍に所属し、当時から捕虜への虐待や民間人への無差別攻撃を行っていた。2000年代初頭にPMCへ転向するが、IEDにより負傷し、サイボーグになった。アームストロングの掲げる理想に共感し、自分達「戦争屋」のための社会構築を目指し、雷電に立ちはだかる。

さらに詳しく知りたい人はリンク先の該当項目を参照。


ミストラル
CV:朴璐美

「おいで、坊や!」

フランスの冷たい突風の名を持つ「破滅を呼ぶ風」の一人。
デスペラード社唯一の女性サイボーグ。
大量の仔月光を引き連れて戦闘する事をコンセプトにしており、義体には仔月光の腕を接続する端子があり、戦闘時は千手観音のような姿になる。腕は破損しても手近な仔月光からすぐに補充が可能で、ドクトルも非常に合理的な戦い方であると評価している。
石油精製プラントで雷電と対峙し、理想はあるのかと問うが、彼の答えた「弱者を守る」という理想を「くだらない」と一蹴し、襲い掛かる。

詳しくはリンク先の該当項目を参照。


モンスーン
CV:江原正士

「貴様のミームはここで消える、貴様の命と共にな…」

季節風の名を持つ「破滅を呼ぶ風」の一人。
強力な電磁石が内部に搭載されており、身体を自由に分割できる特別性のボディを持つ。
頭部はバイザーで覆われ通常は口元のみ露出しているが、戦闘時は完全に顔が隠れる構造になっている。
やたらと「ミーム」という言葉を使い、雷電に「人間の意志はミームという心の遺伝子によって支配されている」と語り、「破壊と殺戮のミーム」を説いた。
しかし、その語りが雷電を吹っ切らせることとなり「ジャック・ザ・リッパー」としての本性を顕した彼と対峙する。

詳しくはリンク先の該当項目へ。


カムシン
CV:小山力也

「この国の自由のために、死ね!!」

アラビアに吹く砂嵐の名を持つ、「破滅を呼ぶ風」に次ぐ実力者。
本編には登場せず、DLC第3弾『BLADE WOLF』に登場する。
元は任務に忠実な海兵隊員であったが、融通の利かない性格からトラブルを起こして除隊。後にPMCの契約兵士となり、収入のほとんどを自らの強化に費やしている。そのため、歩行兵器と呼ぶほうが適切なほどに巨大なボディを持つ。
ラスボスさんやミストラル等最高幹部連中から見れば、現在の米国に忠誠を誓う思想面故に真の目的を遂行する上で邪魔であり、戦闘能力も自分達には遠く及ばず中途半端。
「破壊を呼ぶ風」と比べて信頼する域にはとても達していないため、本作の「テクムセ作戦」の真意等、肝心な部分は一切教えられていない。
とはいえ、デスペラード社のPMCとしての活動に対するカムシンの貢献度は高く、この時代のアメリカ人の傭兵としては模範的ですらある。
真の計画遂行の為にアメリカのPMCとしての体裁を保つ必要もある以上、そんなカムシンを迂闊に処分も出来ないため、目障りなお荷物として最高幹部一同から疎まれている。
哀れ。


▼その他の人物

ンマニ首相
CV:福田信昭

「ああ…あなたは強いだけではない、立派な考えをお持ちのようだ」

アフリカにある新興国の首相。内乱状態から3年で復興を遂げた建国の英雄と称えられていた。コードネームから雷電を「ミスター・ライトニングボルト」と呼んでいる。
マヴェリック社に護衛されていたが、反政府勢力と契約したデスベラード社の襲撃により拉致された後、奪還に駆けつけた雷電の眼前でサンダウナーに殺害される。
各部族に対して平等且つ真摯に話を聞き、可能な限り平等な政策を行ってきた人格者であり、政治の事は分からない雷電もその人柄から立派な人だったとたたえていた。


アンドレイ・ドルザレフ
CV:立木文彦

「我が理想のために!さらば!」

アブハジア首都占拠事件の首謀者。2015年のロシア地下鉄爆破テロや本編の1年前に起こったグルジアでの連続テロ事件にも関与している人物。チェチェン人を自称している。
ロシアの後ろ盾による独立や復興を快く思わず、アブハジアの真の独立を謳っている。デスペラード社に武力の提供を依頼していたが、ミストラルの死によって石油プラントを道連れに自爆した。


ジョージ
CV:田村睦心

「ニンジャ?すごいぞ! ニンジャだ!頑張れ!」

中米ガイアナ出身のインド系移民の少年。ストリートチルドレンであったがデスペラード社によって拉致されメキシコにて臓器売買に巻き込まれそうになっていた所を雷電に助けられる。以後雷電を「ニンジャのアニキ」と慕っている。
エンディングではサニーの助手をしている。4ノベライズで語られた「彼」と恋の鞘当てを演じるのかどうかはおそらく永遠の謎。

サニー・エメリッヒ
CV:井上喜久子

「発射ぁ!」

MGS4に登場した彼女が成長した姿。ハル兄さんことオタコンの養子となり、苗字が変わっている。
当時のやや暗い性格とは違いはっきりとしゃべり明るい性格になっている。腋まるだしだが母と違い生えていないので安心。
民間宇宙会社「ソリス」で宇宙往還機の開発に携わっており、事実上の主任として設計・開発を行っている。
現在の目標は、養父のハルに自らの手で宇宙旅行を提供してやること。

なお、オタコン本人やスネークは会話の中にしか登場しない。
サニー曰くオタコンは健在なようだが、スネークについては不明。
MGS4で語られた寿命のことやサニーがオタコンと離れて暮らしていることを考えると、既に亡くなっていると思われるが。


「この俺が、ぬるま湯に浸かった国民の目を覚まさせてやる!」

PMC最大手「ワールド・マーシャル」との癒着が噂されているアメリカ合衆国コロラド州選出の上院議員。
傭兵派遣会社「デスペラード・エンフォースメントLLC」と業務提携し、自らの夢の実現のため邁進している。
次期アメリカ合衆国大統領候補の1人でもある。

本作最大にして最強のネタキャラ。ゲームの印象全てがこの人の存在でひっくり返るレベル。
詳しくはリンク先の該当項目へ。



▼登場兵器

メタルギア・エクセルサス
本作の大ボスとなるメタルギア。核搭載型メタルギアではないが、その存在自体が戦争の危機に繋がるという意味では従来のメタルギアにも近いものがある。
詳しくはリンク先の該当項目へ。

サイボーグ兵士
今回の敵兵士は全てが敵勢力に雇われたサイボーグ傭兵で、生身の兵士と戦うことは一部を除き無い。
前述のとおり雷電のボディは敵サイボーグの心臓部を奪うことで体力とエネルギーが回復できるため、基本的に雷電にとってはライフタンク。
当初は傭兵である彼らは自らの意志で戦場に出ているからと容赦なく叩き斬られていたが、
戦場で負傷する→借金をしてサイボーグ化施術を受け、命を拾う→借金を返すためにPMSCsに従う というサイクルをたどっていることが語られる。
その事実が雷電を苦しめることとなるのだが……。

サイボーグ以外にAI兵器も多数登場するが、こちらもサイボーグと同じ動力を採用しているため、やはり斬奪が可能。

仔月光(トライポッド)
MGS4に登場した月光の随伴機。3本の手足を持つことからトライポッドの別名がついた。
今作では4以上に出番が増えており、特にミストラル戦ではキーとなる。
更に中盤では雷電が遠隔操作して潜入するパートがあり、仔月光同士で挨拶をするなど挙動が妙に可愛い。

なお、親機である月光も登場はするが、サイボーグの普及(元々雷電に手も足も出ないなどサイボーグの戦闘力には太刀打ちできなかった)により、すっかり旧式に落ちぶれている。哀れ。

メタルギアRAY
プロローグのボスとして登場。カーボンナノチューブの採用によりペイロードが増え、性能も大幅に上がっている。
……ここまでで勘の良い方並びに4までのRAYの扱いを知る方はわかると思うが、プロローグの時点で雷電にさくっと料理される相変わらずの噛ませ犬である。



▼ゲームとして

アクションゲームとしての周回前提のため、ボリュームに関しては多少の物足りなさを感じる声も多い。
しかし斬撃モードで敵やオブジェクトを自由に斬る爽快感、派手な演出、美麗なグラフィック、かっこいいボス戦BGMなど十分面白いアクションゲームと言える作品。

ただし、今までのメタルギアが好きだったファンには少々受け入れ難い作品となってしまった感も否めないので、賛否が分かれている。
豊富な無線やなんだかんだで必要となるステルスアクションなど、プレイしてみるとメタルギアらしさも多いのだが……。
一方プラチナゲームスのソフトとしてみると、プラチナらしい爽快感とメタルギアらしいリアリティが上手く融合した作品といえる。
ついでにプラチナらしいスタイリッシュなバカゲーっぷりとメタルギアらしいシリアスなバカゲーっぷりが悪魔合体しているのはご愛嬌。

「たとえジャンルが変わろうがメタルギアなら関係ねぇ!」という人や、アクションゲームが好きな人、アクションはちょっと苦手だけど雷電が好き、という人は今ならとても安い値段で購入出来るので、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
完全版なら各種DLCも入ってるよ!


「どうだ、ジャック?ここならKONAMIに気兼ねせず追記・修正できるだろう?」

追記・修正(ゲーム)開始だ」

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