かみさまみならい ヒミツのここたま

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かみさまみならい ヒミツのここたま - (2018/01/14 (日) 16:09:44) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/04/28 Thu 12:27:55
更新日:2024/04/13 Sat 14:10:00
所要時間:約 15 分で読めます





あのね、物にはみーんなたましいがあるって知ってる?
どんな物でも大切に使っていると、みならいかみさま『ここたま』が生まれるの!
これ、ヒミツだよ?




2015年10月より放送中のバンダイ発ドール玩具販促アニメ。
同じバンダイ系アニメである「たまごっち!」の後番組として放送された。


【概要】

人間とここたまの交流を描いた、ほんわかハチャメチャなストーリーを中心とした単発系アニメ。
表向きは女児向けアニメだが、子供と一緒に見る親のために何かと古いネタを入れてきたりと大人でも楽しめる。
ニコニコ動画でも視聴可能で、現在1話と最新話は無料公開となっている。
可愛らしい内容に癒されること間違い無しなので、ぜひとも一度は見て欲しい作品である。

番組の最後ではdデータによる視聴者参加型のヒミツのここたま占いをやっている。
エンディングの合間にメインとなる6人のここたまの中から1人を選びエンディング後に結果発表。
当たったら玩具プレゼントの応募のためのポイントがより多く貰えるというもの。
基本的にその話で活躍したここたまが正解なのだが、たまに全く登場していないここたまが正解の場合もありなかなかシビア。
そして2017年4月から始まった新シリーズでは、4つのタマゴの中からここたまが入っているタマゴを予想する、リモコンの4色ボタンを利用した占いにリニューアルされた。
6人のここたましか出なかった前回とは違いメイン以外のここたまも登場するようになったが、正解は完全ランダムになったので難易度は大幅に上がった。
子供の居ない大人のおともだちにはそもそも応募権はないが暇なら運試しにやってみるといいだろう。


【あらすじ】

小学5年生の四葉こころは不器用だけど優しい女の子。
ある日、大切に使っていた色鉛筆から「いろえんぴつのかみさま『ラキたま』」という、物の神様『ここたま』が誕生するという不思議な現象が起こった。
ここたまには「人間に絶対に見られてはいけない」という決まりがあったが、ラキたまは生まれて早々こころに見つかってしまう。
それをきっかけに2人は『ヒミツのけいやく』を結び、こころは不器用を治すため、ラキたまは一人前の神様になるためお互いに協力するのであった。


【みならいかみさま ここたま】

ここたまとは人間に大切にされた物から誕生した神様のこと。
二足歩行をし、なんらかの動物をモチーフにしたような外見で大きさも鶏卵ぐらいしかない。
タマゴを半分に割った形をしたパンツを履いており、縁の形によって性別を見分けられるようになっている。*1
ちなみにパンツは何でも収納できる四次元パンツ
さらには『かくれタマゴ』というタマゴ型の乗り物を所持し、その中に入って人目をやり過ごしたり高速移動もできる。

悩みを持った人間を助けることによって発生する『ハッピースター』を集め、一人前の神様になることが使命。
それぞれのここたまは生まれた物に関連した魔法*2を扱え、主にそれを駆使して人々の悩みを解決していくことになる。
また人間に絶対に見られてはならないという決まり*3があり、もし破ってしまった場合は元の物に戻らなければならない。
ただし見られた人間と『ヒミツのけいやく』を結ぶことで消滅を防ぐことが出来る。

性別の概念そのものは存在するが、ここたま間で恋愛をするといった描写は今の所ない。*4
お風呂やプールに入る時も絶対にパンツを脱ぐことは無く、毎回履いたまま体を洗っている。
食事やオナラをし、玩具の家具にトイレはあるものの排泄行為は現在に至るまで見られていない。
大人の事情の考慮も含めて未だ謎多き存在でもある。

【ヒミツのけいやく】

ここたまと人間が結ぶことの出来る契約。
専用の契約書に名前と「お願いごと」を書き、ここたまがお尻のスタンプを押すことで契約成立となる。
制約内容は、
  • ここたまは人間の願いを叶えるお手伝いをしなくてはならない
  • 人間はここたまの存在を秘密にし、世話をしなければならない
  • 人間はここたまを見たその日の内に、ここたまの住む家を手作りで作らなければならない
というもの。
破るとここたまが消滅するどころか、ここたまと出会った記憶や思い出も全て消去されるという恐ろしい結末が待っている。
契約が可能なのは人間1人に対してここたま1人のみであり、通常は複数のここたまと契約することは不可能。
一応契約者の判別は出来るように、契約者にはここたまにしか見えないタマゴのマークが顔に付いている。
また契約者が他のここたまを見てもそのここたまは消滅しない。


【登場人物】

◆ヒミツのけいやくしゃ

四葉 こころ (よつば-)
CV:本渡楓
この物語の主人公。誕生日はこころだけに9月9日
ひだまり小学校に通う5年生の女の子で四葉家の長女。不器用でピーマンが嫌い。(現在はピーマン嫌いを克服)
幼少期から祖母に物を大切にするよう教わられており、どんな物でも最後まで大切に使おうという信念を持っている。
ひょんなことからラキたまとヒミツのけいやくを結び「不器用を治したい」というお願いをした。
優しい心の持ち主であり、たとえここたま達が問題を起こしても怒るどころか心配してくれる聖人後述の苦労もあるが
本人は自分が不器用なことを気にしているようだが、一晩且つ手作りで『ここたまハウス』という立派な家を作り上げるほどの腕を持つ。
後述ののぞみと仲良くなってからは彼女との共同作業も増え、ここたまランドといった大規模な施設まで作れるようになった。
しかし個人で工作作業をするときは、思い出したかのように不器用になるのはもはやご愛嬌。
恥ずかしがり屋な面もあるが、あるエピソードでは特撮ヒーローのコスチュームを着て「クリーン仮面」なるものを子供達の前で名乗っていたり、
宇宙人のコスチュームを着て憧れの彼の前でギャグを披露したり、文化祭の演劇ではアドリブを巧にこなし場を繋ぐなどなかなか演技派な所もある。
そんな彼女だが話が進むにつれて精神面でもしっかり成長している様子も見られ、まさにお手本のような主人公であることは間違いない。


◆ここたまハウスの住人達

ここたまハウスとは、こころが作ったここたま専用の家。
要らなくなった物を組み合わせて作った、もったいない精神の象徴ともいえる建築物。
ヒミツのけいやくを結んだここたま以外でも、こころが発案した『大家さんけいやく』を結ぶことでハウスの住人になれる。
話が進むに連れて増築されたり飾り物が増えたりと、販促のために進化していく家である。

ラキたま
CV:潘めぐみ
いろえんぴつのかみさま。もう1人の主人公。
本名は「ラキラキのたまころの助のみこと」。ラッキーなことが起こる魔法が使える。
こころが最初に出会ったここたまであると同時にヒミツのけいやくを結んだパートナー。
遊んでいたところをこころに見つかってしまったが、彼女の優しさのおかげで契約を結べた。
色んなものに興味を持ち率先して行動を起こすが、こころの許から勝手に離れて迷子になったりとよく問題を起こす。
魔法も失敗することが大半だが、使いこなせばほぼ自由に操作できるパルプンテのようなもので非常に強力。
主人公だけに出番も一番多く、こころと2人きりで出かけることも。
ちなみに驚いたり感情が高ぶると頭の触覚が伸びる。

メロリー
CV:豊崎愛生
ピアノのかみさま。こころが2番目に出会ったここたま。
本名は「メロメロリン姫のみこと」。歌で色んな気分にさせる魔法が使える。
語尾に「なの~」を付けるのが特徴のほんわか天然娘。
生まれた時点でこころと契約したがっていたが、すでにラキたまと契約していたためにショックを受ける。
大泣きして手が付けられなかったが、代わりに大家さんけいやくを結ぶことで事なきを得た。
メロディーが同じで歌詞を変えたものであるが歌を作ったり歌うのが大好き。
基本は優しい心の持ち主だが、たまに毒舌を放ったり、天然さゆえにとんでもないミスをやらかしたりとトラブルの原因にもなり得る存在でもある。

おシャキ
CV:かかずゆみ
ほんのかみさま。こころが3番目に出会ったここたま。色ゆえに男の子に間違えられやすいが女の子である。
本名は「大いなるシャキシャキしゃべり主のみこと」。人にひらめきを与える魔法が使える。
生まれた物が百科事典なだけにとにかく博識。こころ達に分からないことがあれば「おシャキ塾」を開いて自分の知識を披露する。
真面目な性格だがそれが災いして他のここたまから頼りにされがち。でもその点は他のここたまからちゃんと尊敬されている。
ある話で音痴であることが発覚し、たまにその設定が活かされて(?)いる。
口癖なのか時々「おシャー!」と奇声を発したりもする。でもかわいい

ゲラチョ
CV:愛河里花子
テレビのかみさま。こころが4番目に出会ったここたま。
本名は「ゲラゲラのツッコミのみこと」。人を笑わせる魔法が使える。
とにかく明るいゲラチョ。ラキたまのライバル的な存在である。
自称お笑いのかみさまで、ダジャレを言ったりボケをかまして他人を笑わせるのが好き。大抵スべるが
本人も気にしているのか「スべる」と言う言葉に敏感で周りからもネタにされやすい。
自分自身はボケ派のようだがツッコミの方が冴えてたりする。

キラリス
CV:柚木涼香
リップ(口紅)のかみさま。こころが5番目に出会ったここたま。
本名は「キラキラのラブラブのリップスティックのみこと」。人の魅力を上げる魔法が使える他、自分にメロメロにさせることもできる。
マダムなおばお姉さん。でも自称300歳。*5
ここたまの中では一番大人っぽく、恋に関しては一番詳しい。が、ここたま間で活躍したことは無い。
口紅の所持者であるこころの母、みさとちゃんを心配し、進んで付いて行くなど優しい面もある。
一時期「恐ろしい子!」を連発してた時があった。
親御さん世代でも元ネタを知ってる人が居るかどうか……

モグタン
CV:村瀬迪与
フォークのかみさま。メインとなる6人の中ではこころが最後に出会ったここたま。
本名は「モグモグのペコリータのみこと」。食べ物を呼び出したり美味しくしたりする魔法が使える。
見た目も性格もふくよかで常にお腹をすかせている。食べることが大好きで好物兼得意料理は生マシュマロ。
ぶっちゃけハウス1番の問題児
登場当初は四葉家の食物を食い荒らすなど碌なことをしなかったが、子供の好き嫌いを治すため進んで努力したり、
パーティをするときも率先して料理を作るなど、次第にここたまとしての仕事を全うするようになった。(それでも食いしん坊は直らないが)

サリーヌ
CV:藤村歩
リンスインシャンプーの双子のかみさま。後述のパリーヌの姉。
本名は「さっぱりアワアワあらいのみこと」。弟と一緒に嫌なことを綺麗さっぱり忘れさせる魔法が使える。
2クール目以降から本編で初登場し、こころと大家さんけいやくを結んだここたま。
明るく元気いっぱいスーパーポジティブ。引っ込み思案な弟を引っ張って行く立場である。
しかし同じく明るい性格の多い四葉家のここたまの一員であるがゆえに特筆目立つことは少なく、出番自体も弟に負けがち。
契約以前はお風呂場に住んでいたが、その頃も真面目に人の悩みを解決するなどここたまの使命はしっかり果たしていた。
ただ恐ろしいほどの綺麗好きで、姉弟共々体が汚れると綺麗に洗ってもらうまで暴走し続ける。

パリーヌ
CV:白鳥由里
リンスインシャンプーの双子のかみさま。サリーヌの弟。
本名は「さっぱりツヤツヤあらいのみこと」。姉と一緒に嫌なことを綺麗さっぱり忘れさせる魔法が使える。
姉と違いスーパーネガティブ。悪い方向に妄想してしまう性格はどこぞのラッコに似ている。
双子なのでかくれタマゴは2人で共用。大体はんぶんこで使ったり、姉に全部持っていかれたりしてる。
慎重派でなるべく他人には迷惑をかけたくないという想いが強く、こころから貰ったピザを食べた時も「贅沢に慣れていく自分が恐い」と言ってしまうほど謙虚。
ネガティブな発言も目立つが気は優しく誰よりも他人に尽くすのもあって、ここたまの中でも視聴者からの人気は高い。

ミシル
CV:折笠富美子
ポストのかみさま。現時点で最後にこころと大家さんけいやくをしたここたま。
本名は「ミルミルのシルシルのスクープゲットのみこと」。遠方の会話を聞いたり、隠し事を知りたい時に役立つ魔法が使える。
普段はぶりっ子ぶっている腹黒い女の子。ここたまハウスの女王様になるのが夢。
初登場時はハウス住人の弱みを握り、私利私欲の限りを尽くしていた。
「し」を「ち」と言ってしまう癖がある。が、自分の名前はちゃんと言える。
調査をする時は「コードネーム346」なるスパイにガバガバ変装し行動する。(一応ラキたまだけは騙せる)


◆他のヒミツのけいやくしゃとその契約相手のここたま達


桜井 のぞみ (さくらい-)
CV:石原夏織
3クール目から登場した、金髪ポニーテールのクール少女。
こころとは同級生。元々は別の小学校の生徒だったが同じ学校に転校してきた。
パートナーのビビットを早く一人前にするために1日1つ以上を目標にハッピースター集めをしている。
その際に自らを「ハッピーハンター」と名乗り、ネットを使って探偵も真っ青の調査活動を行う。
両親が家に居ないことが多いのもあってか、一人でも家事をこなすなど子供ながらしっかりしている。
登場当初はヒミツの契約のこともあり、他人との関係を持とうとしないドライな性格だった。
しかし話数を重ねるに連れてこころとを通わせるようになり、現在では呼び捨てで呼び合う仲にまで発展した。
どんなことにも最後までやり遂げる信念もあってか、変な演技もノリノリでこなしたりする。

ビビット
CV:矢作紗友里
ロケットペンダントのかみさま。のぞみの契約相手であり彼女の作った車型のハウスで暮らしている。
大切な何かを思い出させる魔法が使える他、その人が必要としている物を呼び出すことも可能。
ツンツンした感じの女の子。事前準備がしっかりしているだけあってか魔法も有効に働くことが多い。
見つかって仕方なく結んだラキたまと違い、自分から進んで契約してもらうように頼んだらしい。
ハッピースターを集めることに熱心だが、のぞみの人付き合いを心配して任務の一時中断を提案するなど大のパートナー思い。
一度魔法が失敗してしまったことがあったがラキたま達に助けてもらい、それ以降他のここたまとも仲良くするようになった。
登場当初は冷静沈着で真面目だったが、後述のニコリと出会ってからは顔芸が多くなりキャラが崩壊してきた。
またあまり世間的な物に触れる機会が少なかったためか、どことなく抜けているところも多い。

蝶野 ひかり (ちょうの-)
CV:山村響
2017年4月より始まった新シリーズから登場した、むくどり小学校に通う5年生の女の子。
プロのマジシャンを目指していて、放課後は練習も兼ねて遊歩道でマジックショーを披露している。
明るく前向きな性格で、手品の練習のおかげか手先がとても器用。
こころとは手芸教室で知り合った仲で、そこではトランプ用のポーチをあっという間に縫い上げ度肝を抜かせていた。
自分の愛用する手品道具のトランプから生まれたここたま「ライチ」を目撃してしまうも、こころの頼みに二つ返事でヒミツのけいやくを結ぶことを承諾。
玩具のクレーンゲームマシーンを使った「ここトレハウス」を自作し、無事ライチと契約成立した。

ライチ
CV:七瀬彩夏
トランプのかみさま。ユニコーンのような角を持つ男の子で、少し先の未来が見える予知魔法が使える。
生まれた時から名前以外の記憶が無く、魔法の存在はおろか、自分がここたまであるということさえ自覚していなかった。
未契約者であったひかりに見つかってしまったが、無事ヒミツのけいやくを結び事なきを得た。
マイペースな性格だが、ひかりがピンチに陥った時は魔法が覚醒し窮地を救うなど、秘められた力を持っている。
また落っこちるたびに、頭の角が地面や物に突き刺さる
契約書に「(仮)」のマークが付いていたり、願い事の欄の代わりに「ここたまの修行の手伝いをすること」という制約文が書かれていたりと、
記憶喪失の件もあってまだまだ謎の多いここたまである。

◆放浪中のここたま

3クール目より登場した放浪中の2人の野良ここたま。『テレポンショッピング』という移動式の店を切り盛りしている。
どうやら引っ越してしまった持ち主を探すために旅をしているということだが……

レンジ
CV:遠藤綾
えふでのかみさま。間違われやすいが電子レンジのかみさまではない。
家具のデザインが得意でアレンジを加えるのもお茶の子さいさい。
アレンジ以外にも商品そのものを作り上げるなど、まさにかみさまのような技術を持つ。
見た目は女の子っぽいが男の子。というか公式男の娘
そのせいもあって寝てる間にキラリスにとんでもない化粧を施されたこともあった。
女の子に間違えられるとキレる。その上言われていないことも付け加える被害妄想の激しい子。東方仗

ピンコ
CV:儀武ゆう子
おさいふのかみさま。泉ピン子では(ry
レンジとは夫婦漫才のようなコンビで、よくハリセンでツっこまれているボケ担当。
他のここたまや契約者を見つけては店を開き、ベッドや机などの家具を押し売り販売している。
その際『キラキラ』という、光物の粗品に独断で価値を付けたオリジナルの通貨で取引する。
他にも面倒見の良い性格で、後述のニコリが登場してからは商売の合間に子育てをするなど凄まじいほどのお母さん力を発揮している。
そのこともあってかレンジとは完全に夫婦にしか見えない。


ニコリ
CV:本渡楓
タオルのかみさま。のぞみの所有物である小さなタオルから生まれた。
外見はまさしくここたまの赤ちゃん。所有者ののぞみが赤ちゃんの頃から大切にしていたという理由でそうなったらしい。
基本的に赤ちゃんらしく泣いたり遊んだりすることがほとんど。そのため普段はレンジとピンコ夫妻に面倒を見てもらっている。
しかし一瞬で赤ちゃんを泣き止ます魔法を使えたり、あのビビットを失神させるほど恐ろしい顔が出来たりする侮れない子。
彼女の魔法を受けると不思議な力で癒されどんな不安も消え去ってしまうという、まさに赤ちゃんにバブみを感じさせられる展開になる。


◆ノラたまトリオ

古い公園に住む野良のここたま3人組。登場するときは口上を上げると共に謎の爆発が発生する。
かつては公園で遊ぶ人間のために尽くしていたが、時代の移り変わりには勝てず公園は完全に忘れ去られてしまった。
それが原因で人間嫌いになり、こころを始めとした契約者や彼女と暮らしているラキたま達を敵対視している。

ユラノ
CV:豊口めぐみ、長沢美樹(代役)
ブランコのかみさまでノラたまトリオのリーダー。人の気持ちを180度変えさせる魔法が使える。
猫のような顔つきと姉御口調が特徴のここたま。かなりの喧嘩腰でのぞみ達から食べ物を横取りするため魔法勝負を仕掛けたことも。
野良ゆえに食料の調達も大変らしく、何も食べられないまま3日経つこともしばしば。そのためか登場早々イライラしている時もある。
しかし普段は義理堅い姉御肌の持ち主で、下っ端のとくまるからは「姐さん」呼びされ親しまれている。
魔法を使う際は葉っぱを対象に飛ばすのだが、ほぼ確実に別方向へと飛んでいく。
とくまる曰く方向音痴だからだそうだが、どちらかと言えばノーコンの方が正しいか。(一応方向音痴が発揮されてるシーンもある)
上記のようにこころ達とは仲が悪いが食べ物には簡単に釣られてしまう。
またツンデレなりギャップ萌えと言われたりで顔を真っ赤にしてしまう可愛いらしい一面もある。

とくまる
CV:寺崎裕香
語尾に「やんす」を付けるシーソーのかみさま。二つの選択のうち、どちらが得か分かる魔法が使える。
設定では、ひねくれものでまぬけ(公式紹介原文ママ)とされているが、死に設定となっており、
ユラノ姐さんが大好きなお調子者で蹴られては喜ぶM男になっている。これ一応女児向けアニメ……
あるエピソードでは家に住むここたま達と意気投合しノラたまを辞めそうになっていたが、姐さんを想う気持ちが踏み止まらせた。
恋愛感情を持たないここたまの中では珍しく、他のここたまに対し、明確な恋をしている唯一の存在でもある。

ムキテツ
CV:坪井智浩
てつぼうのかみさま。相手を力持ちにする魔法が使える。
とくまると同じくユラノ姐さんの下っ端。とくまると同じく姐さんを慕っており、積極的ではないが姐さんの命令にはしっかり従う。
基本的に無口だが、喋る時は喋る男前キャラ。話のオチ担当としても活躍。
ここたまなのに人間のこころを放り投げるほどの力持ち。動物の気持ちも分かるらしい。
あと意外と少食。

虎太郎 (こたろう)
CV:藤村歩
食料調達のためにノラたまトリオの乗り物役になっている野良猫。普段は色んな場所をほっつき歩いている。
ユラノ姐さんに惚れて仲間になったらしいが、ある話を境に後述の四葉家の雌の飼い猫アマンダに片思いするようになる。姐さん曰く浮気猫
彼女へのアピールでムキテツに魔法で筋肉ムキムキにしてもらったがあまりの不気味さに逃げられてしまった。
彼の恋が叶うことはあるのか……

◆四葉家

こころの家族。庭付き2階建てのなかなかな豪邸に住んでいる。
他にも遠く離れた離島に住むおばあちゃんもいる。

・四葉 まこと (よつば-)
CV:寺崎裕香
7歳のこころの弟。ゲーム好きのヤンチャ坊主。
こころとは全く正反対の存在。
勉強も苦手な上片付けられない性格だが、お金持ちの同級生に好かれていたりとなかなか抜け目のない奴。
それどころかプロポーズも受けていて勝ち組人生を歩むことが決定付けられている。

・四葉 幸一 (よつば こういち)
CV:坪井智浩
こころの父。建築家。
甘いものが好きなのもあって若干メタボ体質らしい。
普段は子供達のために遊び相手になったり奥さんとはラブラブだったりと、父親を全うしている。

・四葉 美里 (よつば みさと)
CV:折笠富美子
こころの母。みさとちゃん。
手芸屋で働いていて手先が器用。料理も得意で家族やモグタンからの評判も上々。
時には厳しく、それでいて優しく四葉家の良き母である。

アマンダ
CV:柚木涼香
お風呂が嫌いな四葉家の猫。こころを除く四葉家で唯一ここたまを認識している存在。
最初はラキたま達とは険悪な関係だったが、色々あって仲良くなった。
登場してもここたまの乗り物として扱われる事が殆どだが、本人は気にするどころか呼ばれるとすぐに駆けつけてくれるほど粋である。聖獣アマンダ
ただ、そのせいか、彼女の玩具は腹部に車輪の付いたネコバス車と化してしまった。

◆こころのクラスメイト

5年3組のクラスメイト。
教室には『たまごっち』のパロディが隠されてたりするので見つけて欲しい。

・大槻 あやか (おおつき-)
CV:芝崎典子
こころと仲良し3人組の1人。
年上の男子に果敢に立ち向かうなど強気なスポーツ少女。足が速く学校のリレーでも活躍していた。
丁髷にしようとするなどコーディネートには無頓着だったが、周りに影響されてか少し気にし始めている。

・星野 ひな (ほしの-)
CV:三上遥香
こころと仲良し3人組の1人。
誕生日は3月3日ひな祭りと同じ日。ただそのせいで一時期ひな祭りが嫌いだった。
ウサギの神様や雛人形の精霊を信じたりと結構ファンタジーな女の子。

・一之瀬 清太郎 (いちのせ せいたろう)
CV:比留間俊哉
こころが好意を寄せている相手。クラスで1番イケメンかつモテモテのサッカー少年。
登場頻度自体はそこまで多くは無いが出番がある度こころをメロメロにさせている。
見た目の爽やかさとは裏腹に漫才が好き。親戚のペットのミニブタの世話をしていた時もあった。
ここたまのせいでおばさん集団にお持ち帰りされたりなど碌な目に合ってなかったりする。
彼にその気があるのかは分からないがこころとは上手く行っている様な……?

・長谷川 ケイト (はせがわ けいと)
CV:湯浅かえで
アイドルを夢見るハーフ?の金髪少女。
こころ達と協力してオーディションを受けたこともあり、事務所からお誘いが来るなどなかなかの実力者。
文化祭の演劇でも悪役といった癖のある役も進んでこなすなど努力も慎まない。
現在もアイドルのタマゴとして活躍中。

・仁科 清美 (にしな きよみ)
CV:村瀬迪与
新聞係を務めているスクープ少女。
幼い頃にUFOを目撃したのがきっかけで怪奇現象を追い求めるようになる。
ここたまの存在に遠回しに気づき、ヒミツに一番近づけたのも彼女。あののぞみもピンチに陥ったことがあった。
顔がそっくりな双子の妹がいる。

・高村 陽子 (たかむら ようこ)
CV:寺崎裕香
メガネを掛けた真面目系少女。こころのクラスの委員長。
学校のイベント事では毎回役決めを任しており、委員長としての仕事はしっかり全うしている。
校舎のウサギの飼育担当もしており、ウサギ脱走事件ではこころ達にお世話になった。

・渡部 篤志 (わたべ あつし)
CV:西墻由香
背の低いやんちゃ坊主。クラスの男子達とよくつるんでいる。
見かけによらず料理が上手い。彼の包丁裁きや塩ファサーは必見モノ。
ウサギ脱走事件で委員長の高村とはいい雰囲気になっていた。

・北山 峰子 (きたやま みねこ)
CV:愛河里花子
こころのクラスの担任教師。メガネを掛けた気の優しい中年女性。
愛犬のメリーの調子が悪いということで一時期悩んでいたがビビットとラキたま達のおかげで克服。
その際魔法によってメリーが学校に瞬間移動してきたが彼女自身にはその事にあまり触れてなかった。


◆その他ここたま達

野良だったり誰かの家に住んでいるヒミツの契約していないここたま達。
人間の為に働いている使命に誠実なここたまもいれば自由奔放に暮らしているここたまもいる。

・たませんにん
CV:坪井智浩
一人前になったここたまの1人。フンドシを履いた白ひげおっさん。
突然ラキたま達の前に現れては迷惑をかけるお邪魔キャラ。
試練を口実に自分の要求を叶えさせるなどかなり身勝手な性格。毎回それ相応な痛い目には合うが…
しかし一応本物の神様だけあってその力は計り知れない。

・バンのすけ
CV:津村まこと
語尾に「だバン」を付けるそろばんのかみさま。こころが良く通う駄菓子屋に住んでいる。
ここたまの仕事は全くしていないニートここたま。魔法の能力も数字に関する魔法が使えるというだけであまりパッとしない。
しかし駄菓子屋の店長であるお婆ちゃんの世話はしっかりしている模様。
大人の事情で一時期登場しても喋らせてもらえなかった。

・ダシマキ
CV:芝崎典子
語尾に「だし」を付けるべんきょうづくえのかみさま。成田きんじという金持ち少年の家に住んでいる。
元々は貧乏だった家庭の勉強机から生まれたが、その家庭はビジネスが成功し一気に大富豪に。
新しい勉強机も用意され不要になった生まれの机を廃棄されそうになっていた。
その際グレてノラたまトリオへ参入していたがユラノ姐さんの粋な計らいとこころ達の協力により事なきを得る。
他人の奥底に秘められた力を引き出す魔法を使えるが、くしゃみをして失敗すると机の引き出しが飛び出す

・ニーチエ
CV:嶋村侑
語尾に「ですにー」を付けるほんのかみさま。
おシャキと同じほんのかみさまだが、こちらは図書館の百科事典から生まれた。
図書館出身なだけあって百科事典も100巻と多く、おシャキに知識量での圧倒的差を見せ付けた。
が、とある事件で知識はあっても生かせなければ意味が無いということを思い知らされ、たまには外に出て経験値を積むことを誓った。
普段は図書館で人が探している本(又は読ませたい本)を押し出して見つける手伝いをしている。
また、登場する度におシャキといい雰囲気を醸し出している。爆発しろ

・ホットニー
CV:下屋則子
たいおんけいのかみさま。ひだまり小学校の保健室に住んでいる。
人のテンションを上げたり下げたり出来る魔法が使え、普段は保健室に来る落ち着かない子供達に対して使い安心させている。
周りに音の漏れない部屋を作るなどなかなかな技術も持ち、かつてラキたま達が病気に掛かった時は失敗しながらも必死に看病していた。
ここまで見るとまともなここたまだが、自分に対してテンションを上げる魔法を使うとたちまち頭の花が開花しSM女王へと変貌する。
ラキたま達やたませんにんもその犠牲者で、そのエピソード以降も少なからず彼女に対してトラウマを抱いている。
ちなみに人に魔法を使う際、体温系らしき物が相手の頭にささり何かを注入する描写がある。

・ムッシュ・ムクンヌ
CV:内田真礼
がばん(画板)のかみさま。ひだまり小学校の図工室に住んでいる。
外国被れの話し方をする鳥のような姿をしていて、相手にデザインセンスを与える魔法が使える。
意味不明な言葉を発する、ピカソ顔負けのデザインセンスを持つなど色々とヤバイここたま。通称ここたまのあじみ先生
同じデザイン仲間のレンジと一時は意気投合していたが、女の子と間違えてしまっていたため怒号を喰らった。

【余談】

主人公の四葉こころだが、初期はここたまの問題行動があまりにも酷過ぎたり、契約の制約に振り回されたりと碌な目にあってないことが多かった。
ここたまの存在を誤魔化す為に取る無理矢理な行動や言い訳のせいで、周りから変人と思われることもしばしば。
その苦労人っぷりからか、一部の視聴者から「心労ちゃん」という不名誉なあだ名まで付けられてしまった。
しかし話が進むに連れてここたま達も成長したのか苦労をかけることも少なくなり、こころもまたここたま達をしっかり叱れるようになった。
それでも苦労がかかることはあるが、着実に成長していく彼らを見られるアニメであることは間違いないであろう。

2017年4月28日には初めての劇場版である、「映画かみさまみならいヒミツのここたま 奇跡をおこせ!テップルとドキドキここたま界」が上映された。
こちらも可愛いキャラクターの寸劇に加え、大人が見ても考えさせられるメッセージ性の強い素晴らしい映画となっている。


追記・修正は人間に見つからないようにお願いね!


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