アサガオ(龍が如く)

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アサガオ(龍が如く) - (2022/12/18 (日) 01:05:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/06/08 Wed 15:56:00
更新日:2023/12/03 Sun 12:40:12
所要時間:約 10 分で読めます




アサガオとは龍が如くに登場する養護施設である。
反転箇所はネタバレを含みます。


【立地】

沖縄にある事もあってすぐ近くに美しい砂浜とスカイブルーの海が存在しており、子供達の遊び場となっている。
海には魚も多く生息していて、釣りやモリで捕まえて晩ご飯として食べる事も多い。
海岸にはゴミや脱獄囚、死刑囚が流れ着く事もあるが、院長や子供達が自発的にしっかり掃除をしていてとっても綺麗。
波打ち際に亀岩という亀に似た大きな岩があり、子供達の集まる場所としても使われている。
ちなみに施設前の砂浜は私有地なので観光客のむやみな立ち入りは禁止されている。


【内装】

アサガオの屋外には木の椅子と机や、幹夫が作ったマメの犬小屋があったりと自作した物も置いてある。
内装としては院長である桐生一馬の自室「おじさんの部屋」や、食事やアサガオ会議で使われる「リビング」。
基本的なバスルームやキッチン、テレビもしっかり揃っており、子供達も幸せそうに過ごしている。


【住んでいる人々】

孤児院「ひまわり」で育った伝説の極道、堂島の龍、我らが主人公。亡くなった先代管理人の後を継ぐ。
院長である時にはいつものグレースーツでは無く、赤色のアロハシャツを着ている。さながら常夏の龍。
子供達の悩み解決といったデリケートな問題や、嫌がらせをするヤクザを撃退したりと日々大忙し。
「5」でタクシー運転手となり、アサガオを引き離された際もATMから名前を隠して仕送りを送っていた。500万円程。
しかし桐生の中ではアサガオと遥の事は心残りのようで、子供達の写真が住んでいるアパートに置いてある。

  • 澤村遥
桐生と同じく「ひまわり」で育った百億の少女。アサガオの子供達の中では一番の年長者。
桐生にとっての龍の逆鱗であり、攫ったり利用しようとした人物は尽く成敗される。
3から実装されたカラオケで歌えるキャラクターでもある。L・O・V・E!ラブリー遥ッ!

大阪でアイドルとなった「5」でも仕送りをしていて、桐生の仕送りにも気づいていた。
完全に連絡を断った桐生とは違い、アサガオの子供達とも携帯電話で連絡を取り合っている。
サブストーリーで子供達から届いた手紙へのリアクションや発言はまさにオカン。

  • 綾子(Cv.ハーマイオニー)
遥に次ぐ年長者であり、アサガオの皆には良くも悪くも大きく頼られている。
問題が起きた時もみんなを庇い、桐生にも口止めしたりと我慢しすぎる所がある。
凄まじく足が早く、とても速度が出るとは思えないめちゃくちゃなフォームだがどれだけ追いかけても捕まえられない程。
さらに桐生が音を上げる程のスタミナをも持ち合わせる黄金の足の持ち主。チェイスバトルで桐生が捕らえられなかった数少ない人間。
龍が如くシリーズでも足の速さだけなら五本の指に入るかもしれない…
中学に入ってからはその俊足で陸上部のエースとして大活躍しているらしい。

  • 太一
プロレスラーに憧れる元気いっぱいな少年。将来の夢もプロレスラーになって、アサガオを支えるという大きな物を持っている。
しかしある時プロレスができないと聞いた時は信じられない程がっかりしていて、桐生と力也が一肌脱ぐ事となる。
その時見た「ドラゴンマスク」が本当に好きなようで、ペンネームにも使っている。
マンガも好きなようで、ヤングマガジンを購読している。ただ沖縄では若干発売が遅いのが気になるらしい。

  • 宏次
サッカーや野球が大好きなスポーツ少年。
近くで見ていた少年を誘って一緒に遊んだりとコミュニケーション能力が高い、みんなのいい兄貴分。

  • 三雄
米軍基地に勤務していたアフリカ系の父と日本人のハーフである少年。遺伝により肌が若干茶色い。
理緒奈の事が好きなようで、理緒奈の火傷を気持ち悪がった同級生の少年を殴って守る事も。
中学生になってもその愛は冷めず、「りおな大すき」というなんともおませなペンネームを使って手紙を送る程。
太一のプロレス仲間だが、加減を知らない太一の相手をする事にはちょっと辟易としている。

  • 理緒奈
いつも長袖を着ている少女。かなりオサレで男性の理想像も高い。隠している火傷がコンプレックスだが、受け入れてくれた三雄に心を開いた。
ただ、三雄との仲はなかなかうまく進まないようだ。

  • 志郎
眼鏡をかけたアサガオでは珍しい大人しめの少年。アサガオの中では最年少。
学校でいじめられていたが主犯格には卑怯な脅しを掛けられていて、何も出来ず怒りに震えていた。
「次は思い切りやれ」と桐生に助言されて反撃、眼鏡や顔はボロボロになるもののスッキリした顔をしていた。
宇宙が好きなようで、宇宙の本を読んだり、ペンネームには「宇宙博士」を使っている。

  • エリ
ツインテールの少女。孤児である事や貧乏である事をコンプレックスに思っている。志郎と同じくアサガオでは最年少。
どうしても映画に行きたかったためにお金をスってしまう。アサガオのみんなも疑心暗鬼になるが、その後は桐生の手伝いもあってうまく和解した。

少しわがままな少女。志郎と同じくアサガオでは最年少。
アサガオで見かけた犬を昔飼っていたマメと重ね、必ず飼うと一歩も引かなかった。
ただ桐生も泉もどう手懐けるかわからなかったようで、いろいろ買ってきたりと四苦八苦する。

  • マメ
居酒屋で飼われていたが、飼い主が東京に行ってしまった事で捨てられた子犬。
犬なだけあって俊敏で、始めてのチェイスバトルで追いかける事となる。
幹夫が殴り飛ばされた時には玉城組員の足に噛みついて泉達を守り、そのまま飼い犬となる。

「4」では散歩の途中で海岸に打ち上げられた冴島を見つける。
「5」のカラオケ、「ばかみたい」ではアサガオの子供達や遥を差し置いて写真として登場する。

  • ドラゴンマスク
落ち込んでしまった太一の為に現れた謎の覆面ファイター。何処かで見た事のある応龍の刺青がアピールポイント。
子供達の声援に答えて指定の技を決めたりとヒーロータイプのナイスガイマスクマン。
…ただ、頼まれれば次々答えてしまうので古牧流の技や蓮家拳法を決めたりする、何処で技を知ったんだ子供達よ。
龍が如くスタッフも気に入ったようで、クリア後の着替えとしても度々使える。


【琉道一家】

沖縄の極道。規模は小さいが人柄がよく、琉球街の人々に好かれている。
咲の一件の後には和解して、子供達と遊んだり、悩みを一緒に解決したりする。
当初はリゾート開発計画に絡んでアサガオの地上げを狙っていたが、堂島大吾の介入もあって地上げは中断。
以降は桐生やアサガオの協力者となる。

  • 島袋力也
琉道一家若頭、ステゴロのハブ。筋はしっかり通す人間で、まだまだ未熟だが腕っぷしもなかなか。背中に沖縄の魂であるハブを背負っている。
幹夫と共にアサガオ周辺の住宅街に立ち退きを強いていた。本土から来た桐生を嫌い、対決するも敗北。以降は桐生を兄貴と慕っている。

桐生が神室町に行く際には置いていくつもりが無理矢理付いてきて、しばらく共にに行動する。
その後抗争が苛烈になるにつれ、攫われたりと力不足になってきた事もあり、一旦沖縄に戻される。
アサガオ襲撃の際は足を撃たれ、抵抗できずに玉城組の侵略を見ている他無かった。
咲に頼まれて共に闘牛場に乗り込むも、玉城の不意打ちから桐生を庇う。
「峯って奴に負けないで」と言い残し名嘉原や桐生に看取られて死亡した。

  • 名嘉原茂
琉道一家組長。老いてはいるが十分現役、古風な義理人情に厚い極道。刺青はハイビスカスとシーサーを背負う。
力也曰く「ドが付く程の親バカ。」咲がいなくなった時には酒を飲み事務所で暴れるが、桐生のおかげで事なきを得た。
事件解決後に桐生と兄弟の盃を交わしており、東城会四代目としての経歴を聞かされた時には心底驚いていた。

後に何者かに撃たれ、土地の権利書を奪われる。重症だったが一命は取り留めた。
アサガオ襲撃の際に攫われ、完治していない体で闘牛との戦いを強要されるも、咲の応援もあり見事闘牛を投げ飛ばす。

  • 新垣幹夫
大抵力也と一緒にいるパツキン舎弟、馴染みの店からよく食べ物をもらっているようで、少し太っている。
昔は大工を目指していたようで、泉に頼まれてマメの小屋を作ったりもした。

アサガオ襲撃の時は足を撃たれ、マメの小屋を守る為にハンマーで殴られて重症を負う。
エピローグでは元気になった姿を見せて、マメの小屋も作りなおしたようだ。
実は沖縄でも有数の名士の家の生まれ。家族に関するサブストーリーもある。

あるショックで喋ることができなくなってしまった少女。
意思疎通はいつも持っているスケッチブックを使っていて、そのおかげか画力は非常に高い。
名嘉原が撃たれた時には犯人の顔を書いていたが、それは余りにも驚きの人物だった…

喋れないのは父親が首を吊って亡くなった所を目撃した事が原因、居合わせた名嘉原が引き取る形となった。
桐生が神室町に戻る際、入れ替わりでアサガオに住む事となる。
アサガオ襲撃の際は闘牛場に自分で行きたいと力也に伝え、声を振り絞って名嘉原を「お父さん」と呼ぶ。

  • リッキーマスク
ドラゴンマスクと共に現れた謎の覆面ファイター2号。何処かで見たような、沖縄の魂であるハブを背負っている。
ドラゴンの技を受けても何度でも立ち上がる耐久力のある沖縄の男で、うまく技が決まらないと散々殴られる事になる。
ただ、そんなに鋭利じゃない得物を衣装に仕込んでいたりとかなりのヒールファイターのようだ。


【その他関係者】

  • お隣の宮良さん
名前の通りお隣さん。本編でも名前欄には「お隣の宮良さん」と表記される。
イベント以外でも話しかける事が可能で、最初は桐生と同じく立ち退きに悩んでいた。
志郎のいじめに対しても憤慨しており、「とっちめてやりますよ!」とまで言ってくれる熱い人。

  • 赤坂議員
沖縄の議員で、地元でも有名。宮良さん曰く人当たりもよく、道理を重んじる人。
ゴルフが好きで南洋カントリークラブでよくグラブを振るっている。
桐生とはゴルフをしながらアサガオや最近の子供達について話し合い、実際に訪問してくれた。

・朴美麗
「5」本編の少し前、遥のアイドルとしての才能を見抜き、アサガオへの資金援助とトップアイドルとしての教育を施した。
ただしその為の条件は桐生が院長をやめ、アサガオから離れるという重い物だった(理由は、ファンが好奇心で遥の身辺を詮索したことによって、元極道である桐生のことが世間に知れ渡ってスキャンダルになる可能性があるから)。
真島吾郎はかつての夫だが、現役アイドル時代に彼の子を妊娠。独断で堕胎した事が元で離婚した。
アイドルという職業に対しきわめて強い意識を持つが、結果としてそれが命を落とす事に繋がってしまった。


【敵対者達】


+ ※注意※重大なネタバレを含みます
  • 橋本
志郎の担任。良紀の父親でもある。赤坂議員と仲が良いらしい。
「うちのクラスに限っていじめなど無い」と思い込んでおり、クラスの状態をろくに確認しようとしない上、後述の偏見からアサガオ絡みで何かしらトラブルが起きれば、アサガオ側の責任だと決めつけるという、物事を先入観でしか見ないダメ教師。
アサガオについては「施設という所は色々ありますからね」と問題のある施設だと侮辱していた。
良紀と志郎が喧嘩した時にアサガオに乗り込んできたが、良紀が走り去った後にいそいそと逃げていった。

  • 橋本良紀
志郎をいじめていた主犯格。橋本の息子。
「告げ口したら赤坂に頼んでお前達の居場所を無くしてやる」と悪どい脅しをかけていた。
アサガオに父親の橋本と共に乗り込み、志郎に「親がいない癖に生意気」と言い放ち、その事で赤坂議員に咎められては「くそじじい!」と好き放題言いまくるクソガキっぷりを見せる。
なんとも親も親なら子も子を体現するような、将来が不安な少年である。

  • 玉城鉄夫
玉城組組長。人質や脅しを平然と使う手段を選ばない外道。
2007年の夏では咲を攫って琉道一家を潰そうとするも桐生に阻まれ、組ごと叩き潰された。
後に峯の兵隊となりアサガオを潰し、桐生の足止めをする為に名嘉原を攫い、闘牛場に誘い込む。
名嘉原は闘牛と戦わせ、自分は組員と共に桐生と対決するも再度敗北。
不意打ちで力也を道連れにするが、自身も頭に撃ちぬかれて死亡した。

  • 咲の母親
男癖が非常に悪い女。次々と浮気を繰り返す母親失格の人物。玉城曰くババア。
実の娘である咲の事も邪魔者程度にしか思っていない。玉城に咲を攫う為の道具として使われ、用済みとして捨てられる。
名嘉原に「そんなにその子が欲しいんなら、アンタにくれてやるわ!」と言い残して消えていった。
余談だが、力也をしばらく起き上がれない程強烈に投げ飛ばしたり、玉城にも組み付いたりと地味に身体能力が高い。

白峯会組長。自らも幼少期は貧乏な孤児であったが為に、幸せなアサガオの子供達を憎む。
ブルドーザーや玉城組を率いて文字通りアサガオをぺしゃんこに潰した。詳しい経歴は個別記事で。

  • 宗像征四郎
警視庁副総監。秋山が所持する1000億を奪うために新井に対し交渉材料としてアサガオの子どもたちを人質に取るよう命令する。
だが、無関係であるアサガオの子どもたちを巻き込む事に嫌悪した新井に見限られる形で撃たれ、未遂に終わった。

  • 二階堂哲雄
遥を攫った、六代目近江連合直参三代目郷龍会会長で昔は郷田の舎弟だった。OFTHEENDの黒幕。
あくまでも遥は桐生を呼ぶ為攫ったようで、桐生と郷田が自分の元に辿り着いた時は無傷で解放している。
切り札である実験体「金狼・銀狼」を差し向けるも撃退され、ケジメを取ろうとするも二階堂にすら知らされていない切り札が残っており…



【本編では】


  • 龍が如く3
初登場。ストーリーにアサガオでの生活も組み込まれているので序盤の長い間院長ライフを過ごす事となる。
ただ避けては通れない所でもあるので、二周目プレイヤーや「十億持って来い!戦争じゃあ!」と血気盛んな人には退屈かもしれない。
沖縄での主な拠点となり、特定のタイミングでは遥を連れ歩いて沖縄の街を散策する事も可能。
コインロッカーの鍵もいくつか設置してあるので隅々まで探してみよう。
峯の手によって破壊されるが、エピローグで立て直したのが確認できる。

  • 龍が如く4
二部では砂浜に脱獄してきた冴島大河が流れ着く。
神室町に行きたい冴島とそれを止めたい桐生がぶつかりあい、最終的には桐生が一歩譲る形となった。
四部では浜崎も流れ着き、ある書類を託そうとするも過去に桐生を刺した事もあって遥に強く拒絶、その場を去る。
刑務官が浜崎を追って襲ってきた際に背中の傷口が開き、浜崎は帰らぬ人となる。遺体はアサガオで引き取った。
子供達はちょうど修学旅行や遠足に行っており、顔見せするのは早く帰ってきた太一、宏次、綾子のみ。

  • 龍が如く5
桐生がアサガオから離れ、遥も大阪に行ってしまうが朴美麗の援助もあってみんな元気に過ごしているようだ。
子供達に纏わるサブストーリーもあり、元気そうなのが伝わってくるだろう。

冒頭と桐生編に少し登場。子供達がかなり立派な木刀でちゃんばらごっこをしていた。
アサガオに掛かって来た「遥をお預かりした」と言う電話から物語が始まる。
桐生編ではひまわりの院長送別会の手紙が届き、遥を送り出した経緯が語られる。…罠とも気付かずに。
故郷であるひまわりの名を騙り、神室町を傷つけ、遥を攫った事でこれまで以上に憤怒しており、電話を握り潰しかけた。



追記、修正はアロハシャツを着た人にお願いします。

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