Dr.バイル

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Dr.バイル - (2017/02/02 (木) 21:34:56) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/19(木) 22:51:08
更新日:2024/04/23 Tue 12:13:43
所要時間:約 6 分で読めます





「終わらぬ悪夢だ!」


ロックマンゼロシリーズの登場人物。

バイル Vile
CV:大塚周夫

ダークエルフオメガの製作者であり、100年前の惨劇《妖精戦争》を引き起こした科学者。
その刑罰としてオメガと共に地球外へ追放されていた。

ちなみにVileとは「下劣な、不道徳な、卑劣な」を意味する英語である。
海外ではXシリーズのVAVAの名として付けられていた為、「Weil」に変更された。
それに合わせてライフゲージのマークもVからWに差し替えられている。



【本編中の活躍】
ゼロ2
エンディングに台詞のみの登場。
ダークエルフの封印が解かれたことを察知し、「クーックックック」という印象深い笑い声や新たな存在『オメガ』の名を出すなど黒幕臭さを醸し出していた。


ゼロ3
幽閉されていた宇宙船が地球に落下。
オープニングではゼロに意味深な言葉を吐き、その身体を親切にも気遣ってあげる。
修復したのか二号機なのかコピーエックスをMk-2として復活させており、その恩を買われてオメガ共々ネオ・アルカディア幹部の新たな一員となる。
四天王を差し置いて全軍の指揮まで任されるようになり、当の四天王は度重なる失敗から幹部の座を下ろされた。

しかしバイルはコピペのカラダにワナを!
バイルはコピーエックスの修復改造時に、変身しようとすると作動する爆弾を仕掛けていた。
これにより丁度居合わせていたゼロがコピペをSATSUGAIしたものと擦り付け、ネオ・アルカディア市民からレジスタンスの支持をさらに危うくすることに。
戦ったのは事実だがな!

自爆して帰らぬレプリロイドとなったコピーエックス様に代わり、バイルはネオ・アルカディアの新たな統治者として君臨する。

計  画  通  り  !


拠点として使い潜んでいた研究所でもゼロの相手をオメガに任せ、自分はやっぱり離れたところから観戦。
どうだゼロ…英雄ゴッコは楽しいか?ん?

自身の計画を「下らん遊び」と切り捨てるゼロに対して

クーックックックッ…下らんか…そうだろうとも
レプリロイドには理解できまい
総てのものを支配するこの喜びは、人間にしか分からぬよ

支配欲とでも言おうか…
総てのものを意のままに動かす快感…
これだけは、人間様の頭脳がなければ味わえん
究極の快楽だよ…貴様らレプリロイドには分かるまい!

などと一席ぶつ(もっともその直後、ゼロに「まともな人間にも理解できるとは思えんな」とまたスッパリ切り捨てられている)。

オメガの正体を明かしても、己がそのコピーに過ぎない(実は中身は本物)と知っても一向に動揺しないゼロによって、ダークエルフの力を全て解放させたオメガすら倒されると、しつこく本物志向で揺さぶりをかけようとする。

やめろゼロ!!
お前のオリジナル・ボディだぞ 惜しくはないのか!!
一生、そんな安っぽい偽物の体で生き続けていくというのか!!!

が、悩まないゼロはお構いなしにオメガを叩き斬る


最大の強みであったオメガを失い、ダークエルフの呪いも解かれ、バイルの野望はついえた…



…ように見えたが、そんなことはなかったぜ!



ゼロ4
ネオ・アルカディア跡地の統治者、もとい支配者として猛威を振るっている。
その支配は曲がりなりにも人間を優遇していたコピーエックス統治時代とは打って変わったまさに地獄。
逆らった者は当然殺し、ネオ・アルカディア外へ逃げ出した者も人間、レプリロイド問わず処分という自由も何もない世界を築きつつあった。


アインヘルヤル八闘士を使って各地の同時攻撃をさせる『ラグナロク作戦』を敢行するも、ゼロの奮戦によって作戦は阻止されてしまう。
だが実はそれすらも陽動であり、真のラグナロク作戦は衛星砲台ラグナロクから主砲を放ちネオ・アルカディア以外の地上全域を無差別に攻撃するというものだった。
しかしその本命すらもクラフトによって妨害されてしまい、あろうことか自分のいるネオ・アルカディア跡地に砲撃を受けてしまう。


だがそんな目に遭ってもバイルは生きていた!


生きていた…?違うな。
死ねなかったのだよ!

中破したラグナロクに自ら乗り込んで直々にエリア・ゼロへの砲撃を目論み、ゼロを迎え撃つべくラグナロクのコアと一体化、立ち塞がる。



理想だと?戯れ言だ!

ちなみに技の一部に「我がしもべ」としてゼロ3のバイル八審官たちを召喚するものがある。
どうやらバイルにとってアインヘルヤルの面々は捨て駒にすぎなかったようだ。

さすがだなぁ、英雄!


だがしかしやっぱり。
それでも英雄を止めることはできず、ついにはラグナロクそのものと融☆合!


死ねん!この程度では死ねんのだぁ!

この融合時、ケーブルが背中に刺さるたびに血が飛び散るような痛々しいエフェクトがある。

どうだ、この痛みは!貴様にわかるか!


ラグナロクそのものとなったバイルは、地球へ落下しつつある自分ごとエリア・ゼロに体当たりしようという凶行に及び、ゼロとの120秒間の死闘を繰り広げる。


その後、最終的に敗れたバイル(ラグナロク)は大気圏突入時の摩擦でバラバラになり、エリア・ゼロに墜落することなく流星群のように世界中に降り注いだ。





【バイルの過去】
イレギュラー戦争末期、当時政府の研究者だったバイルは戦争終結のため、全てのレプリロイドを強制的にコントロール管理する計画「プロジェクト・エルピス」を提唱。
しかし、シエルの先祖にあたる科学者やエックスを始めとする反対派によって、計画の実現には至らなかった。
それでも「戦争を終わらせるには一部の愚か者を排除してやり直すしかない」という考えから、マザーエルフをダークエルフに改造。更にオリジナルゼロを改造したオメガを起動させ妖精戦争を引き起こす。
当時のオメガもダークエルフも完璧とは言い難い完成度だったが、反対派の追求を受けて計画を阻止される前に見切り発車的に強行。
その結果オメガは暴走、全人類60%・レプリロイド90%の死滅という惨状を起こしてしまった。
バイルの計画はあくまで「レプリロイドの完全支配による戦争終結」であり、人間にまで甚大な被害が及んだのは完全に想定外だった。

戦争終息後、計画に協力していた賛成派(後のネオ・アルカディア政府)に全ての罪をなすりつけられ、その刑罰としてバイルは記憶をデータ化され、その肉体も自己修復機能付きのアーマーに納められて死ぬこともできない身体に改造される。
そのままオメガ共々宇宙船に幽閉されると、戦争に関する全ての資料と一緒にネオ・アルカディアから宇宙へと追放された。

その後100年もの間死んだように生き長らえながら地球の周りを漂う羽目になり、この事から人間とレプリロイドの双方を強く深く憎んでいる。

《マザーエルフ》を改造した事実からバイルは《ダークエルフ》の製作者と言え、彼自身ベビーエルフに対して「ダークエルフの生みの親であるワシはお前たちのおじいさん」と発言している。素体のマザーエルフの製作には関与していたかは不明だが。


続編のロックマンゼクスシリーズにはラグナロク(=バイル)の破片から生まれた狂気の変身アイテム、ライブメタル・モデルVが登場。
世界の王になる力を秘めているとも言われ、シリーズの根幹に関わる重要な存在だがプレイヤーは使用できない。
というかそのライブメタルが世界中に何個もあって、ガーディアン達はさらに続編の『アドベント』にて全部破壊する事となっていた。

が、怒りや憎しみを吸収したモデルVが一斉に合体、ウロボロスになる。


さあ、そこのアニヲタ…お前はどうする?
お前の言う自由とやらと共に、アニヲタwikiで全消しを待つか?
それともクラフトのように、ワシのような項目の下で追記修正するか?
ワシはどっちでも構わんのだがねぇ?


画像出典:ロックマンゼロ3、ロックマンゼロ4
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