加藤鳴海

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加藤鳴海 - (2014/09/20 (土) 00:14:26) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/05/30(月) 19:03:10
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){&font(#0000ff){「オレは…オレになりてぇんだよ!」}}


[[からくりサーカス]]の登場人物。
からくり編の主人公であり物語全体の主人公の一人。

そして漢祭りなこの作品の中でも屈指の

#center(){&font(#ff0000){漢}}

である。



#center(){プロローグ〜勝編〜}

物語は彼がピエロの役をして人を笑わせようとするが人を笑わせる才能がない彼が悩んでる場面からはじまる。
彼はゾナハ病にかかっていたため笑ってくれないと発作が起きてしまう。そこを通りかかり唯一笑ってくれたのが[[勝>才賀勝]]だった。その後殺し屋集団に狙われた勝を助ける最中に同じく勝を守りにきた[[エレオノール>才賀エレオノール]]と出会う。

その後勝とエレオノールを自宅に誘うも殺し屋集団の襲撃によって勝を連れ去られたためエレオノールと共に救出に向かう。

この救出の最中にエレオノールと鳴海はお互い惹かれていくようになるが屋敷の爆発から勝を庇った際に行方不明になる。
左腕だけを残して…



#center(){〜からくり編〜}

死亡したと思われていたが直前に[[ギイ>ギイ・クリストフ・レッシュ]]に助けられる。重傷から回復するため生命の水(アクア・ウイタエ)を飲まされ、左腕もあるるかんの腕を義手としたことにより彼も&font(#ff0000){しろがね}となる。

最初は助けられた恩もあって協力することに決めるがパウルマン編でゾナハ病が引き起こす真の現実を見た彼はオートマータへの憎悪を募らせ、戦えない者達の変わりに自分がオートマータへの&font(#ff0000){悪魔(デモン)}になることを決意する。
その後数々の死線をくぐり抜けた彼はサハラ砂漠最終決戦にも参加。

協調性がなく、冷酷なしろがね達に困惑しつつも自分の信念を通し続けて他のしろがね達の考え方を変化させるにまでいたる。

その後[[フランシーヌ人形]]を守る[[アルレッキーノ>最古の四人(レ・キャトル・ピオネール)]]と交戦するもそれ以前に重傷を負っており、あと一撃といったところまで追い詰めるもついに意識を失う。
大量出血により四肢が石化し、崩壊する。
しかし他のしろがね達の必死の治療やミンシアの涙によって四肢を様々なマリオネットの足や腕を義手にすることで復活。
圧倒的な戦闘力を持って[[パンタローネ>最古の四人(レ・キャトル・ピオネール)]]、アルレッキーノを粉砕するがフランシーヌ人形が本物ではなかったため絶望に打ちひしがれる。

更に真夜中のサーカスを壊滅させるための照射レーザーも発射が間近になるが脱出ポットはミンシアとあと一人しか乗れず、手術直後驚異的な精神力で動き続けた鳴海の体は完全に動かなくなる。
そのため[[ロッケンフィールド>スティーブ・ロッケンフィールド]]に譲ろうとしたが逆に押し込まれてしまい最終決戦に参加したしろがねで唯一生き残る事になる。(しろがね-Oも含めるならジョージも生き残ってるけど)
新たなる絶望と共に…



#center(){〜からくりサーカス編〜}

日本に戻った彼はフウと出会い本物のフランシーヌ人形がエレオノールに成り代わったと&font(#ff0000){勘違いしてしまう。}
そのためエレオノールをひどく憎むようになる。
フウもあの場面に直面した訳ではないので仕方ないと思われるが…
そのため夜の浜辺でエレオノールを襲撃するも一旦辞め、彼女の誘いで仲町サーカスに勝と入れ替わる形で入団する。

サハラ砂漠最終決戦の結末が仲間のしろがねを誰一人救えず、目的すらも果たせなかった為、瞳から輝きがなくなり無愛想になるが本質的な部分は変わっておらずエレオノールを安心させる。

その後はゾナハ病から人間を救う希望である「ハリー」を守る為の戦いに赴くため、仲町サーカス団を離れる。



#center(){〜機械仕掛けの神編〜}

モン・サン・ミッシェルでの戦闘には間に合わなかったが最終決戦においてフェイスレスのいる宇宙ステーションに向かう作戦で一番重要な、宇宙に行きフェイスレスを倒すという役目を任される。

また、ギイから作戦前夜に「エレオノールをどう思うか」と問われ、これに対する表情からこの時には記憶を取り戻していることが予測される。
ちなみに確定したのは打ち上げ上に向かう列車の中。
その後最後の四人であるブリゲッラとハーレクインに襲撃され、ハーレクインにエレオノールを連れ去られるもブリゲッラを倒し、そのまま宇宙に行く事を決めるのだが…ここから先は自分の目で確認しよう。

#center(){&font(#ff0000){作者が書きたかった、読者が見たかった九年間の集大成がそこにある。}}



彼自身昔は勝と同じようにいじめられっ子で泣き虫だった。
そんな彼が近いうちに兄になると両親から伝えられたことがきっかけで、彼は中国武術の門を叩き、修行を開始する。
結局母親が流産したため、自分が兄になることはなかったが、師匠である梁先生からの言葉を受け、そのまま修業を続けて現在に至る。
あのヒョロイ少年が数年後にはガチムチかつ&font(#ff0000){漢}なのだから人生は分からない。

作中登場時ですでに戦闘スタイルは完成されていて実力も高い。
勝が自分の引き出しの多さとマリオネットの特殊能力を組み合わせて戦闘するのに対し鳴海は武術と義手に内臓された剣一本のみで闘う。
この戦い方はしろがねとしては珍しく、マリオネットを一切使わないしろがねは彼と老[[フェイスレス>フェイスレス司令]]だけであったため、オートマータの間でも話題になるほど。

ただ、彼の真価は感情を爆発させた時でその時は人間離れした強さを発揮し、炎すら効かなくなる。オートマータですら恐怖を覚えるのである。
また、劇中終盤ではマリオネットの腕によって「気」を込めれなくなっていた事が発覚するも師匠の言葉を思い出してその状態でも「気」を送り込める事が出来るようになる。


強い信念と優しさ、関わった人物何かしらの影響を与える人物だがまだ&font(#0000ff){19才}。人生これから長いのだ。

そんな彼の勝との一番の共通点は&font(#ff0000){一級フラグ建築士}であろう。
彼が関わった女性はほぼ&font(#ff0000){ナルミLOVE}状態になる。
しかし彼は記憶喪失になってもエレオノールへの愛を貫いた。
ちなみにそんな彼でも&font(#0000ff){[[ルシール>ルシール・ベルヌイユ]]は落とせなかった。}
まぁほぼ親子みたいなもんだが

彼は自分を変えるのではなく周りを変えていけるパワー、そして仲間はそんな彼がいるだけで心強く、どんなに絶望的な状況でも鳴海ならば、鳴海がいれば、と精神的支柱の一つ。
しろがねでありながら人間であり続けようとした彼がこだわっていたことは「誰かの笑顔」が見たい、だった。


以下、ネタバレ注意(反転)
&font(#ffffff){からくりサーカス反省会において勝と打ち上げ場で共闘した後、二度と勝と再会することはなかったと公言された。}



○余談
同作者の作品『[[月光条例]]』にエレオノールと共に脇役でちょくちょく登場しており海の家で働いていたりする。




「ああ、俺よかつよくなれるぜ。」

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- しろがねOのドリルちゃんも落としてたな  -- 名無しさん  (2013-09-04 18:04:12)
- ルシールやギイと三人で旅してる時も好きだった 終盤で、またあんな旅がしたいってギイと話してるとこで泣きそうになったよ  -- 名無しさん  (2013-09-14 04:23:34)
- 最古のしろがね、伝説のしろがね、最後のしろがねと少数精鋭なチーム  -- 名無しさん  (2013-09-20 15:13:16)
- 『死を必すれば即ち生く。』根性決めりゃあたまには生き残らぁ。  -- 名無しさん  (2013-09-20 15:55:09)
- 月光条例でも元気そうでなにより  -- 名無しさん  (2013-09-20 17:43:02)
- 武道経験者から言わせてもらうと勝を武術を勧める時のセリフ(人を待っている現実のもの)は凄くいいセリフ。熱い奴だけどただの古典的熱血暴れん坊タイプじゃない。  -- 名無しさん  (2013-11-11 22:58:43)
- 義手・義足代わりのマリオネットの手足が、整形されていない武骨なスタイルも、結構好きです。  -- 名無しさん  (2014-01-15 21:01:58)
- うん。  -- 名無しさん  (2014-01-15 22:25:52)
- 作戦前夜時にギイに投げつけられた「館に忘れた箱」を渡されたとき「失くしたと思ってた」から確実にこの時点で思い出してるよ  -- 名無しさん  (2014-03-02 01:06:00)
- 旅の間嫁の義兄と祖母に散々鍛えられただけあるよね  -- 名無しさん  (2014-08-13 16:29:49)
- 作者曰く、もし勝ではなく鳴海がフェイスレスと戦っていた場合は「北風と太陽です」って事らしいので、ゾナハ病の治し方は聞き出せないがフェイスレスを倒す事は出来た模様  -- 名無しさん  (2014-08-13 16:36:11)
- そりゃまあなあ ただそれだとあいつ倒されながらあーあやっぱりまた勝てなかった!やっぱり僕は不幸だあ!でもどの道みんな終わりだよ~~んとかってげらげら笑いながら死に勝ちするだろうからなあ。鳴海はしろがねの方行って正解だったわけだ  -- 名無しさん  (2014-09-20 00:14:26)
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