ユウナ・ロマ・セイラン

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ユウナ・ロマ・セイラン - (2018/08/06 (月) 13:55:56) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/11/28(月) 12:37:14
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){
&font(#800080){……よーし、ダルタロスの暁作戦開始!}
&font(#800080){ちょっとカッコいい作戦名だろ?}
}




[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]の登場人物

CV:野島健児

オーブの五大氏族セイラン家の跡取り息子で[[カガリ・ユラ・アスハ]]の&font(#ff0000){フィアンセ}。

フィアンセといってもお互いの同意の上での婚約ではなく、いわゆる政略結婚だがユウナ自身はカガリの事を愛しているらしい。

政治家としては、大西洋連合との同盟を代案を出さずに反対しかしないカガリとは対称的に常に落ち着いた様子で対応していた。

一方、成り行きでカガリを保護し、送り届けてくれたミネルバに対し、修理まで行っておきながら、
ミネルバ駐留中に大西洋連合と条約を結んだことを理由に、ミネルバ出港の際に港外へ大西洋連合の軍隊を呼び出している。
戦争であるため止むを得ない部分はあるものの、相手国に対して敬意を払っていないと見なされがちで、わざわざ戦闘行為を強いるやり方も回りくどい。
効率的な手段は他にもあるし、連合への体面を保ちつつザフトへ最低限の敬意を払う方法だってあったはずである。

 
しかしそれに怒るカガリに対して……


#center(){&font(#800080){「国はあなたのオモチャではない!いい加減感情でものを言うのはやめなさい!」}}


……と一喝した。


元首が誘拐され事実上のトップになったユウナは、連合の要請をうけてオーブ軍の総司令官として戦場に立つことになる。

戦場をゲーム感覚で考えているようで、空母で船酔いしたりカッコいい作戦名を考えたりしてトダカ達を呆れさせるが、
実際的には連合と連携してミネルバを追い詰めるなど戦略眼は確かなものがあり、後に作中全体通して見てミネルバ最大の危機(後述)は彼らの手腕によるところが大きい。
 
途中、戦場に乱入したストライクルージュに乗ったカガリから「戦いをやめろ」と言われても尚、戦闘を続けたことからトダカ達に咎められる。
しかしここでカガリの言う通りに退いてしまえば「条約違反だ」と今度は連合から何らかの報復を受ける危険性が高かったので、ユウナの判断は別に間違ってはいない。
一応補足するとカガリ達の主張も通るか通らないかは別として、おかしな話ではない。

結局、その場はミネルバを落とすことに失敗し、続くクレタ沖海戦でも圧倒的戦力でミネルバを撃沈一歩手前まで追い詰める。

物語終盤、敗戦濃厚で落ち目のジブリールを匿うという暴挙に出てしまい、結果、ザフトのオーブ進行戦の引き金をひき、オーブを再び戦場にしてしまう…
しかも、この事態を想定していなかったらしく、住民の避難も完了しておらず、防衛戦力も揃えていなかったと情けない姿を晒してしまう。
さらに部下たちに当り散らし、責任を押し付けようとまでした為、憎悪の目で見る、舌打ちする者まででてくる始末。
情けない姿を見せた所で、カガリから国家反逆罪の罪に問われて捕縛された。
因みにこの時、今までユウナが散々やらかしてきた鬱憤が爆発したであろう部下から、今までの恨みといわんばかりに思いっきり暴力を振るわれている。

最期は連行されている途中に逃亡を謀るが、上空から落ちてきたグフイグナイテッドの頭に潰されるというあまりに呆気ない幕切れだった…


ちなみに前作SEEDにて理念を貫き連合にもプラントにもつかないまま中立を貫き通そうとした結果、連合との戦争に突入し国を焼かれた過去があり、
本作でも難しい情勢になっていたため、彼らが連合に近づいた判断に関してだけは安易に正解とも間違いだったとも言えない。
その度合(ザフトへの敵対行動含む)については別であるが。


他の氏族達と協力したのだろうが、焼け野原になったオーブをたった二年間で復興させるなどの功績からSEEDの世界の政治家では結構優秀な部類じゃないか?という意見もある。
ジブリールを匿まったのも元々は父のウナトであり、ユウナは最初については責任がない。

但し実際にはどの媒体においてもユウナやセイラン家がオーブ復興に尽力した描写は無く、
小説版に至っては復興に尽力した政治家は復興後、責任を取って辞めたと書かれている事と両者共に現役であることからセイラン家はなにもしておらず、うまく立ち回って後釜に座ったという可能性が高い。
無論DESTINY以前のセイラン家に関する描写や設定が明かされていない事もあり、どちらの意見も視聴者及び読者による推測でしかないのだが。


ゲームでも、脇役でなおかつ敵だった為にこれといった救済はなかったが、
[[スーパーロボット大戦K]]においてはスパロボ補正でかなりまともな人物となり、更にカガリの副官として大活躍する。

…が、実は&bold(){「カガリが留守中に勝手に連合と同盟を結ぶ」}という原作以上の大ミスをやらかしており、この件でカガリをマジ切れさせた。
そのため、カガリからは手腕と人格を評価されつつも終始ぞんざいな扱いを受けていた。
次作に当たる[[スーパーロボット大戦L]]でも行動そのものは原作通りでカガリに殴られて逮捕されてしまうのは同じだが、
周囲からは結果的に失敗してしまったとはいえ、彼なりにオーブを守る為の行動であったとフォローされている違いがある。


久織ちまき氏によるTHE EDGEでは、カガリが連合との同盟を頑なに拒否していた時は叱責したり、
「後退しろ」と叫ばれた時はトダカ達が鵜呑みにしそうになった中、ネオに言及されたのもあって戦闘継続を選択するが、
「はいそうですかと引き下がれるか!」と連合に後ろから撃たれるのを避ける為に継続を選んでいたりと、いくらかフォローされている。


ただあえて否定的な意見を挙げれば

・結果的にとはいえ何も成し遂げておらず、国益を損なっただけに終わっている。
・前述の通り「オーブの復興に尽力した政治家」にセイラン家が入っているという可能性はあるが、ソースは皆無。小説版の設定では件の政治家は「復興後に辞職している」ので少なくとも現役のウナトやユウナではありえない。
・現実には「正論を言っている=有能」という訳ではない。「正論」を言うだけなら誰でも出来るが、それを実際に「結果」に繋げられるかはあくまで別問題。
・そもそもユウナ自身も発言や行動が感情的なものが多くてダブルスタンダードである。…クレタ沖海戦については仕方ないところだが。またセイラン家が有力な家柄であることや、オーブの理念を無視した連合頼りのおかげで一見理知的っぽくなっているように見えるため、相対評価なら優れているとも断言しづらい。
・ジブリールとの深い関係性とその思惑(オーブを連合のために利用、最終的に併合させたい目的があったのは疑いようがない)から、原作最初の時点からウナトか彼に操られていたにすぎない可能性がある。
・操り人形ではなかったとしても最初の頃から既に連合にばかり迎合しており、ジブリールの意向そのままである。そのまま進むと仮に諸々の出来事が起きずとも連合にオーブが吸収されるか内乱になっていた可能性が高い。
・最終的に以前の恩義からミネルバに肩入れしたトダカの暴走を招くなど、部下からの人望は基本的に薄かった。
・「落とせるところまでいったけど落とせなかった」のはあくまで結果論であり、「なんらかの不測の事態でミネルバを落とせなかった場合」の事をまったく考えていなかった。そもそも落とした後の展望も連合頼りを除くとどう打開していく気だったのか不明。
・親の支援のおかげで無理やり派手な政略結婚を押し進めたが、説得の理由に言うほどの合理性が見当たらない。オーブ存続に関わる大変な時期であるにも関わらずカガリ側はもちろんとしてオーブとしてもメリットがあるかどうか微妙なものに見える((人気はあっても後ろ盾がほとんどなかったのでカガリは反対することが難しかったことに対して、ユウナ(セイラン家とジブリール)にとっては人気を得るために都合が良い。それまでの応酬からカガリ側としてはセイラン家関係の支持を得られやすくなるが、自身の理念とは異なるのにセイラン家に反することは言えなくなることが予想される。アスランとの関係などから当然私的なメリットも見当たらない。))。ある意味やり手と言えるが、国民視点からすると微妙な行動と言える。
・カガリをオーブに居づらくさせたのはほぼセイラン家にある(結婚の件もだが連合との関係性やオーブ軍を牛耳っているため)。他にも今までカガリの意見を全否定してきた上で、オーブの兵たちが無益と言える戦いで散ったり、ジブリールを匿い続けて両勢力から狙われる事態に陥らせたとあっては糾弾されることは当然である。
・しかもジブリールを匿い続けたことは政治的なものではなくジブリールの脅迫を断れる度胸は無かったためであり、将来のリスクより今現在の自らの身の安全を選択した。
・結局、自分達が国を玩具にしてしまっている。

といった指摘もある。
オーブを持たせていたと言えば聞こえは良いが、連合に媚びを売っていただけとも言い換えられる。
あのまま実権を握り続けていたら、どちらにしろ連合の都合や、大戦に巻き込まれてオーブも大打撃、下手すると滅んでいた可能性も高い。

ユウナは本来なら小物でアスランの恋敵という、視聴者からの嫌われ役になるはずが、カガリの一国のトップとして未熟な面が強調された結果、
彼女を否定するために正論を言うキャラになってしまい、有能とも無能ともつかぬ中途半端なキャラになり、本来の役割を果たしきれなかったと言える。



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- リセット
- つくべき相手を間違えたのは事実。  -- 名無しさん  (2017-10-28 17:01:44)
- いつの間にか項目の文章がかなり削られてるな  -- 名無しさん  (2017-10-29 02:38:16)
- 小物のアホのようでいて、まともなことも結構言ってて途中よくわからなくなったキャラ。まあ結局小物のヘタレなんだけど。  -- 名無しさん  (2017-11-08 23:58:14)
- 実際小物 ただ,カガリを完全に孤立させた上で取り込む寸前まで追い込んだ点は評価する(まあ,親父の指示かもしれんが) 後,まともっぽいこと言ってるけどよく見ると保身しか考えてない  -- 名無しさん  (2017-12-26 10:09:14)
- スパロボKでは誰こいつってぐらい性格も変わって有能になってたが、Lで元に戻った時の安心感は半端なかった  -- 名無しさん  (2018-06-27 19:11:30)
- カガリの扱いが悪かった煽りで半端になった感じかな。  -- 名無しさん  (2018-06-27 19:20:13)
- 胃薬飲みながらカガリに助言していくような役割だったらまだよかったかなあ  -- 名無しさん  (2018-06-27 20:06:19)
- 確かに正論言いつつ暴走するカガリを諌めるキャラなら普通に人気出たかも。ただそうなったらナタルとキャラが被るが。  -- 名無しさん  (2018-08-05 20:19:42)
- ジブリール庇ったのは失敗だろうと思う  -- 名無しさん  (2018-08-06 10:58:19)
- 何かで『あの時ジブリールを地球連合に引き渡すべきだった』っていうのを見てなるほどと思った。ザフトは明らかに反ロゴスを掲げて暴走気味だったから交渉できる相手じゃないし、ならば連合の親プラント・反ロゴス派に(さすがに連合全てがロゴス派ではないだろう)ジブリールを引き渡してしまえば、ザフトもオーブを攻める口実がなくなって、全面衝突は回避できたはず。  -- 名無しさん  (2018-08-06 13:55:56)
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