妖精作戦

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妖精作戦 - (2017/01/17 (火) 22:43:28) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/01/03(火) 00:01:55
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1984年にソノラマ文庫より刊行された日本の[[SF]]小説。著者は[[ARIEL]]、[[ミニスカ宇宙海賊]]等でお馴染みの[[笹本祐一]]で、同作者のデビュー作。1994年に同レーベルから再販。
続編に「ハレーション・ゴースト」「カーニバル・ナイト」「ラスト・レター」の三作がある。


○ストーリー

[[夏休み]]最後の夜、オールナイト[[映画]]をハシゴした高校2年の榊は、早朝の新宿駅で一人の少女に出会う。
彼女の名は小牧ノブ――この日、榊たちの高校へ転校してきた同学年の女子だった、そして彼女は超国家的秘密機関に追われる、並外れた[[超能力]]の持ち主でもあった。
その日から高校を異常事態が襲う。正体不明のヘリが墜落し、無人[[戦闘機]]が襲い来る。そして、ノブの身を守るべく秘密裏に雇われた腕利きの私立探偵の奮闘もむなしくノブは連れ去られた。後を追った友人たちは横須賀港に停泊する巨大潜水空母に潜入するが――!?
 

○キャラクター
・榊裕
主人公。いろいろと活躍しないが主人公。今時珍しい全寮制の私立星南大学付属高校に通う二年生。
寮で同室の沖田玲郎、真田佐助とは親友とも悪友とも呼べる中で、基本的にこの三人が物語を引っ張っていく。
映画好きで、夏休み最後にはオールナイトを2本含む、計9本の映画をハシゴし、ヒロインである小牧ノブに出会う事となる。

・小牧ノブ
ヒロイン。主人公・榊裕が早朝の新宿で出会う少女。機械が苦手で、券売機でさえ敬遠する。
その正体は世界最高のESP(超能力)を持つ超能力者。が、能力をうまく使いこなせていない。
その能力の高さから超国家組織SCFに身柄を狙われる。

・沖田玲郎
[[トンボメガネ]]を使用する、榊の友人・ルームメイト。
自動車部部長で、物語前半で七台なスクラップからH2 750SS([[バイク]])をリストアする。
アメリカ育ち。次作「ハレーション・ゴースト」では主人公となる。

・真田佐助
榊の友人・ルームメイトその2。小柄で体育部所属。第十三代目戸沢白雲斎を自称。

・鳴海つばさ
セミロングヘアで小麦肌。ヒロインである小牧ノブのルームメイトとなる。
女子新聞部部長で学級新聞の編集長。沖田玲郎が苦手とする人物。
木刀を持つ、[[北辰一刀流]]の使い手。

・平沢千秋
私立探偵でなかなかのチートスペック。報酬の高さから、小牧ノブの護衛をすることになる。
愛車はCB1100R、愛銃は357マグナム。「壊し屋レッドバク」の異名を持つ。

・南部
・和田
榊、沖田、真田の友人。


○余談
[[電撃>電撃文庫]]、[[スニーカー]]、[[富士見>富士見ミステリー文庫]]等の、いわゆる“ライトノベルレーベル”が創立される以前でありながら、「平凡な学生が巨大な陰謀に巻き込まれる」「やたら有能な主人公の悪友」「主人公の前に突然現れる美少女」等、ハーレム物へとシフトする前のライトノベルで使用されているガジェットの多くを内包している事や、会話文を主体とし、テンポを重視した読みやすいその文体から、巷では「日本ライトノベルの元祖」や「ライトノベルの源流」等と呼ばれており、作者もそれを否定していない。
…………というより、自ら「現役最古のライトノベル作家」を名乗っていたりする。
 
そのためか、ライトノベル作家にファンが多く、有名なところでは「[[イリヤの空、UFOの夏]]」の[[秋山瑞人]]氏、「[[図書館シリーズ>図書館戦争]]」や「自衛隊三部作」の[[有川浩]]氏が、ファンであることを公言し、有川氏に関しては2011年に刊行された最新版に解説を寄稿したりもしている。

正にライトノベルの元祖とも呼べる作品であり、(前述したが)2011年に創元SF文庫から装いも新たに再販されているため、機会があるならば読んでみるといい。


追記、修正頼みます

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- レインツリーの国に出てたラノベって実在のやつだったんだ。結末までネタベレしてるからオリジナルだと思ってた  -- 名無しさん  (2017-01-17 22:43:28)
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