新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ

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新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ - (2018/05/12 (土) 13:53:27) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/06/25(土) 22:48:35
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#center(){
了解した……
リリーナ・ピースクラフトを殺す。
}



『新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ』(英語表記:Frozen Teardrop)とは、隅沢克之氏の執筆による『[[新機動戦記ガンダムW]]』の続編にあたる小説。


著者:隅沢克之
装画:あさぎ桜
   カトキハジメ

ガンダムエースにて2016年まで連載された作品で、単行本は全13巻。
『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 〜敗者たちの栄光〜]]』も同時期に連載されている。


**既刊リスト

1巻『贖罪の輪舞(上)』
2巻『贖罪の輪舞(下)』
3巻『連鎖の鎮魂曲(上)』
4巻『連鎖の鎮魂曲(下)』
5巻『悲嘆の夜想曲(上)』
6巻『悲嘆の夜想曲(下)』
7巻『寂寥の狂詩曲(上)』
8巻『寂寥の狂詩曲(中)』
9巻『寂寥の狂詩曲(下)』
10巻『邂逅の協奏曲(上)』
11巻『邂逅の協奏曲(中)』
12巻『邂逅の協奏曲(下)』
13巻『無言の賛歌』



尚、1、2巻には[[ウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)]]、3巻には[[ガンダムエピオン]]がキャラクターと共に描かれているが、今現在、『ガンダム』は出て来ていない(それらしいMSは出ている)。


**ストーリー
『EVE WARS』が集結してから数十年。

ミリアルド・ピースクラフト達によって成功した火星のテラフォーミングにより火星にも人類が住み始め、後に火星連邦は地球からの独立を宣言。
民主的に選ばれた火星の大統領、ミリアルドの粘り強い交渉により、火星は血を流すことなく、独立を認められた。

しかし、その後に火星では階級の格差に不満を抱いた下級階層の火星人類(マーシャン)達の反乱が勃発。
それに『ラナグリン共和国』の誕生も重なり、火星はかつての地球のように混迷の世を迎えつつあった。

そんな中、プリベンターのキャシィ・ポォは、『オペレーション・ミュートス』の関係で老師・張に連れられ、冷凍カプセル『オーロラ姫』と対面する。
老師・張、そして彼の知り合いらしい胡散臭い神父、『ファザー・マックスウェル』は、その中に眠る少年を解凍し、目覚めさせるという。

その少年の名を聞いたキャシィに、彼らは答える。


#center(){ヒイロ・ユイと………}
 

**キャラクター

***◆主人公達

・ヒイロ・ユイ
CV:緑川光
かつて戦争を終結させた英雄、ガンダムパイロットの一人。
とある理由で冷凍睡眠をしていた。
目覚めた後は『白雪姫(スノーホワイト)』というMSに乗り、デュオと任務に就く。

相変わらずクールな性格で、感情を感じさせない。


・デュオ・マックスウェル
CV:関俊彦
『ファザー・マックスウェル』こと、デュオ・マックスウェルの息子。

見た目も性格も父親そっくりだが、感情的になりやすい一面も。
血の繋がりについては、ファザーが年齢的にヒルデと付き合っていた頃にデキたのでは?と疑う描写があるが詳細は不明。

ヒイロ覚醒後は、『魔法使い(ワーロック)』というMSに乗って彼と組み、任務に就く。


・カトリーヌ・ウード・ウィナー
カトル・ラバーバ・ウィナーの娘…ではなく、歳の離れた妹。
カトルに似て、ヴァイオリンと指揮官の才能がある。

顔立ちは美しいのだがスレンダーな見た目故に中性的で、ボクっ娘で口調が少年的なのもそれに拍車をかけている。
 
理知的で物腰柔らかなところはカトルに似ているが、一方で少女らしい面もあり、ヒイロに憧れを抱いていたり、ミル(後述)に頬を触られて赤面したり、トロワ・フォボスにときめいていたりと結構女の子している。

MS『プロメテウス』を持ち出し、カトル達の下を出奔する。


・トロワ・フォボス(名無し)
テロリストとして生きてきた名無しの少年。
ミリアルド大統領を暗殺後に仲間に裏切られて殺されそうになるも、カトリーヌとドクトルTに助けられる。

性格はトロワ・バートンに似て寡黙で冷静。
しかし彼よりはおしゃべりで、時折余計なことを言ってはしっぺ返しを喰らう。

ミス・キャスリンことキャスリン・ブルームにパイロットとしての訓練を付けられ、一定の実力を付けたところでカトリーヌの脱走を聞く。
ドクトルTの名前を文字って『トロワ』、自分が好きだった星『フォボス(狼狽)』からそれぞれ取って『トロワ・フォボス』を名乗り、脱走したカトリーヌを追う。

実はフラグ建築士であり、作中2人の女性にキスされている。
 

***続投組

・ファザー・マックスウェル
かつてのデュオ・マックスウェル。神父になったのか『ファザー』を名乗る。
ヒルデとは結局上手く行かず離婚。全部自業自得である。
息子として迎えたデュオをパイロットとして通用するよう鍛えていた様子。


・老師・張
かつての張五飛。
プリベンターとしてその後も活動していたようで、プリベンターとしては一目置かれる立場にいる。

手厳しい性格はそのままらしい。


・ドクトルT
かつてのトロワ・バートン。
ドクトルT(トロワではなくトリトン)を名乗り、カトリーヌの傍にいた。

トロワ・フォボスの才能を見込み、パイロットとしての訓練を受けさせた。


・W教授
かつてのカトル・ラバーバ・ウィナー。
カトリーヌを引き取り、彼女の保護者をやる傍ら、MS『プロメテウス』、『シェヘラザード』を建造していた。


・キャスリン・ブルーム
今はミス・キャスリンを名乗る。
年齢不詳の絶世の美女に成長したが、性格はあまり変わっていない。

ただし軽業の腕前は健在。
ドクトルTがトリトンと言う事は、2人の関係は明確に姉弟と判明したのだろうか?
 

・リリーナ・ドーリアン
ヒイロと同じく、何らかの理由で『星の王子様』と呼ばれるカプセルで冷凍睡眠をしていた。

ゼクスの仮面を被ってのインパクトある登場の後、火星連邦の完全平和主義化を唱える。


・ミリアルド・ピースクラフト
火星連邦の大統領。火星の独立を果たすも、トロワ・フォボスとなる前の『名無し』に暗殺される。

しかし、後に『ゼクス・マーキス』を名乗る人物が現れた。

さらにはキュレネの風を名乗る謎の男(笑)まで現れる。


・ルクレツィア・ノイン
ミリアルド・ピースクラフトの妻で、ファーストレディ。


・ラシード・クラマ
ナイスミドル。カトリーヌの尊敬する男性。

・イリア・ウィナー
カトルの姉の一人でカトリーヌの育ての親。
ラシードに惚れているらしい。


***新登場キャラ

・キャシィ・ポォ
サリィ・ポォの実娘(父親は不明)。
プリベンターに所属しており、ヒイロ・ユイ覚醒現場に居合わせた。

・ナイナ
ミリアルドとノインの娘。
ミルとは双子に当たる。デュオ(子)とは幼なじみ。

・ミル
ミリアルドとノインの息子。

お母さんに似たイケメンで、カトリーヌをさらりと口説いたりする。
 

**登場MS

・『白雪姫(スノーホワイト)』
ヒイロの乗るMS。
マントを被っていて詳細不明だが、カートリッジ式バスターライフルに、ビームサーベル、飛行可能と、ウイングガンダムとの共通点が多く見られる。

最終巻の後書きによると、カトキ氏は本来はアニメ化発表まで白雪姫のデザインの公開を行わない姿勢だった様子。
つまり、推測すると本来はこの作品自体がアニメ化前提で企画され、それが頓挫してしまった可能性がある……とも邪推ができる。

・『魔法使い』(ワーロック)
デュオの乗るMS。
こちらもマントで詳細が解らないが、ガンダムデスサイズヘル(Endless Waltz版)のようにビームサイズを主兵装とした機体。
ナノマシンによる闇討ちが得意技。

・『プロメテウス』
カトリーヌがカトルから奪取した未完成のMS。
深緑のマントに、つぎはぎの装甲で、ヘビーアームズの要素が入った機体。
武装は十字架型の機関砲とミサイル。

・『シェヘラザード』
未完成のMSで、「ヒジャヴ・ヴェール」という特殊マントを被り、短剣「ジャンビーア」を使った格闘戦を得意とする機体。
余談だが、カトリーヌのよく弾くヴァイオリンの曲名も『シェヘラザード』である。
 

**用語

・火星人類(マーシャン)
テラフォーミング後の火星に移住した人類の呼称。
ちなみに自称だったが、火星連邦独立時に正式な呼称になった。

・火星連邦
火星の国家の名称。
大統領制だが、民主的な側面が強い。

・マーズスーツ
火星で使われるモビルスーツの呼称。
略称は『MS』で、モビルスーツと一緒だが火星ではマーズスーツの方が一般的。

・『オーロラ姫』
ヒイロの眠っていた冷凍睡眠カプセル。
どことなくリリーナに似た天使の像が、まるで護るかのようにカプセルを抱いている。

・『星の王子様』
リリーナが冷凍睡眠についていたカプセル。
薔薇(の彫刻)に包まれており、少年の像も付けられている。

**メディア外での扱い
パラレル要素が強いこともあってか、外部出演は今のところない。
[[VSシリーズ>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]で[[ニムバス・シュターゼン]]がウイングゼロ(EW)に対して「スノーホワイト…私は白雪姫の騎士ではない」とこの作品を思わせる台詞をつぶやく程度。



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- 愚痴が多すぎたのでリセット  -- 名無しさん  (2018-05-12 13:53:27)
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