風雨来記

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風雨来記 - (2013/09/02 (月) 12:32:37) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2013/06/14(金) 21:05:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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風雨来記は2001年1月18日にプレイステーションで発売されたゲームである。
ジャンルは恋愛シミュレーション。


○あらすじ

ルポライターである主人公は出版業界のオリンピックともいえる大会に出場することになった。
題材に選んだのは北の大地、北海道。
入選することを目標に主人公は愛車(バイク)とともにフェリーに乗り込むのであった。


○システム

北海道各地(といっても道東がメインだが)をバイクで回り、写真を撮り、記事を書いていくという流れ。
ギャルゲー的な話をすると、旅先で偶然会った女の子と仲良くなっていくという流れ。
だが、どこにいるかノーヒントのキャラもいるため、情報無しの攻略はかなり難しい。

○登場人物

・相馬 轍
主人公。両親は幼いころに他界。また親友の"アイツ"も事故で亡くしてしまい天涯孤独の身。
愛車は"アイツ"の形見でもある。父親が撮った母親の写真のような「最高の一枚」を求めて北海道へやってきた。
イケメン。

・斉藤 夏
行きのフェリーで会う強気で男勝りな性格の女の子。
だが、主人公の落し物を一生懸命探したりする優しい一面もある。
家族で旅行に行った岬を探しに姉妹で北海道へやってきた。

・斉藤 冬
夏の双子の姉。妹とは逆の大人しい性格。
病弱だったため旅に憧れ旅行雑誌をよく読んでいて、主人公の記事のファン。

・滝沢 玉恵
バイクの免許を取ったばかりなのにいきなり北海道ツーリングに挑戦。
明るく能天気な性格。彼女もフェリーで会う。
腰まであるみつあみが特徴的。

・時坂 樹
摩周湖で出会うどこか神秘的で寂しげな女の子。
カヌーサークルに入っていて、サークルの下見にやってきた。
どこか世間離れしているところがある。

・森岡 由美
隠しキャラ。「ギャルゲーをやろうとしている人」はたぶん会えないと思う。
このゲームを作ったメーカーの別のゲームのヒロイン。

・"アイツ"
主人公の親友。両親がいない主人公にとって唯一の遊び相手でもあった。
いつも一緒に過ごして来たが、他界してしまう。


○このゲームの特徴

北海道にいる期間は28日間で、この期間が終わる(=ゲーム終了)まではどこへでも行ける。
しかも&font(#ff0000){女の子に一度も会わなくてもまともなエンディングを迎えられる。}
女の子なんかかz(ry
製作者は北海道ツーリング暦が長いため、描写が細かくリアルである。
さらに、ランダムで遭遇する人物(同じライダーや、旅人など)とのイベントが豊富であり、作業的になりずらい。


ギャルゲー的な描写は薄めかもしれない。
だが「これはギャルゲーではなく旅ゲー」という意見もあり、観光案内的にプレイしてみても楽しめるだろう。
後にPS2でリメイクされゲームアーカイブスでも配信されたので、北海道に興味がある方はぜひ遊んでもらいたい作品である。



北海道を追記・修正しようよ。



























注意!これより先にはプレイヤーのやる気を著しく失わせる事が書かれています。
   このゲームを始めたばかりの方は絶対に見ないでください。要するにネタバレです。強力な。知ってるかもしれないけど。



























このゲームを語る上で欠かせない事がある。
それは、

&font(#ff0000){「どのヒロインとくっ付いても最後には必ず別れる」}

という切なさ全開のシナリオだ。
テーマは「旅の出会いと別れ」とか「一期一会」であり、再会するような描写は用意されていない。
というか4人中2人がこの世から消える。
しかもヒロインと別れるだけでなく、場合によっては当初の目的の「大会で入選」することも出来ないのである。
まったく救いようのない話である。
誰とも会わない一人旅ルートが一番なエンディングかもしれない。

以下、個別に解説。

・斉藤姉妹
夏と冬は同時に登場することはなく、いつもどちらか一人である。
実は「冬」は夏のもう一つの人格で、夏は多重人格者。
夏の不注意で冬は事故死していて、その事実を信じられない夏は「冬」の人格を生み出してしまった。
夏の人格を一つにするために「冬」は消滅する。治療のために夏は主人公のことも忘れてしまった。

・滝沢 玉恵
娘を仕事のための道具としか見ていない父親に反発し北海道にやってきた。
主人公と恋人同士になるが、それが父親にばれて追っ手に追われることになる。
主人公は「北海道で見られるオーロラ」の記事を書き、注目を集めることで世間を味方にしようとする。
が、結局オーロラを見つけることは出来なかった。

・時坂 樹
大学のカヌーサークルに入っていて、下見に来たのは事実だが、実はそれは十年前。
好きだった人のことで友達と喧嘩してしまい、暗闇の摩周湖に落ちてしまった。
あっちの世界に行くことなくこの世で彷徨っていたがついに「その時」が来てしまう。


と、このようにギャルゲー史上に残る演出をやってのけた。
次回作も次々回作もこのスタンスは変わっていない。



涙を拭きながら追記・修正よろしくお願いします。

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- まぁ言うて玉恵ルートだけはまだ救いがあるけどね。ED後の一枚絵や、続編でのたまちゃんの扱い的に。  問題は続編は樹ルート後って扱いってことだ  -- 名無しさん  (2013-09-02 12:32:37)
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