怨み屋シリーズ

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怨み屋シリーズ - (2016/01/11 (月) 20:40:15) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/09/20(木) 17:36:59
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){あなたの怨み、晴らします}}




怨み屋シリーズとは現在グランドジャンプで連載中の漫画である。作者は栗原正尚。
現在まで
怨み屋本舗(以下、無印)
怨み屋本舗 巣来間風介
怨み屋本舗 REBOOT
怨み屋本舗 REVENGE
怨み屋本舗 EVIL HEART
の五シリーズが出ており、「REVENGE」以前はビジネスジャンプで連載していた。
現在は雑誌合併により、グランドジャンプに移籍。


・概要
復讐代行業、“怨み屋”が怨みを抱える人々からの依頼を受け、様々な方法で怨みを晴らしていくというもの。


・怨み屋のルール
復讐手段は大きく分けて“社会的抹殺”と“実質的殺害”の二つであり、基本的に後者の方が依頼料が高い。
しかしこの依頼料にはかなりばらつきがあり、基本的には依頼人から搾り取れるギリギリの料金を請求することが多い。
(例として、広大な土地を持つ老夫婦からは五千万円。年配の独身サラリーマンからは五十万円で、どちらも“実質的殺害”の依頼を請け負っている)
また支払い能力の無い依頼者に対しては依頼料に相当する価値のあるもので払わせる。
依頼料の踏み倒し、存在を公にしようとする、騙して依頼を遂行させるなど怨み屋に害を為した(為そうとした)場合は報復を行う。
あくまでも“怨み屋”であり、殺し屋ではないので怨みの無い依頼(依頼人の逆恨みやただの妬みなども含む)は受け付けない。

「社会的抹殺」では「ターゲットに対し死以外の方法で制裁を加える」という形となっている。以下は一例であるが、下に行くほど(執筆者の個人的な基準ではあるが)きつい・凄惨な物と言えよう。
・ご近所付き合い程度での悪事がバレる
依頼者に仕掛けていたイタズラや悪さが自分に返ってくる。また、その過程でそれまで依頼者に罪を着せていたのも自分だとバレてしまう。
その後は丸くなって過ごすか、地域に居づらくなって引っ越すあたりだろうが、十分軽度な物といえる。
・解雇・降格・左遷
悪事がばれた結果会社をクビになったり、クビにならなくても僻地へ飛ばされてしまうというケース。
立場を失い、収入が減るという制裁ではあるが、まだ五体満足なだけマシか。
・逮捕・収監
行っていた悪事がバレることや、怨み屋が仕掛けた冤罪(これ自体は引っかけであり、それを元に本当の悪事を引き出す)によって逮捕される。
当然社会的地位は失い、場合によっては刑務所内でもイジメに遭うことも…
・巨額の損失・強制労働・売春
詐欺などで蓄えた財産を失う。逮捕で失うならまだしも、アブない方々のお金とは知らずに手を付けた結果とんでもない金額を要求された結果、タコ部屋での労働を強いられたり、男女問わず売春宿に飛ばされることも… 世間からは「失踪」とみなされるため、まさに「抹殺」である。
・身体の欠損・改造 精神の破壊
「ターゲットと同じ目に遭わされる」という形式で、全身やけどを負わされたり、アソコを切られたりと体の機能を破壊される。身体だけでなく、精神を病み、一生正気に戻らないまま生き続けるというものも。苦しみながら生き続ける様はターゲットにとって「むしろ死んだほうが良かった」と思うに違いない。

「実質的殺害」はずばり「死を持って償わせる」という形である。もちろん殺人と関知されるのはリスクが高いため、事故や自殺に見せかけることも多い。
時には依頼者(実際には死亡した人の仇を取りたい依頼者)と同じ目に遭わせたり、自らが犯した業にちなんだ仕掛けで死ぬことも。

・登場人物

◎怨み屋本店

&bold(){怨み屋}
無印、REBOOT、REVENGEの主人公。
20代後半と思われる女性で容姿はかなり美麗。
詳細は[[怨み屋>怨み屋(怨み屋シリーズ)]]の項目で。
 
&bold(){情報屋}
関東一と呼ばれる情報屋。30代ぐらいの男性であり、こちらは容姿的な意味で連載初期と中期以降で大きな違いがある。
関東一の名は伊達ではなく、一般人から裏の人間まで様々な人間の情報を集めることができる。
彼曰く「金さえ貰えりゃ総理大臣の口座番号だって調べてやる」らしい。
裏の人間としての冷徹さは持つものの極めて義理堅く、仁義を重んじるために理不尽なことにははっきりと怒りを示す。
怨み屋と違って身体能力は高くないが、ピッキングなどの小技が得意で標的の家に忍び込むのは大体彼の役目。
ちなみに正確には怨み屋本舗の工作員ではなく協力者である。

&bold(){杉河 里奈}
内気な性格の高校生(「巣来間風介」以降は大学生)。
怨み屋に入る前は母の再婚相手に幾度も乱暴されており、集団自殺を思い立った折に怨み屋と出会う。
その時は(結果的に)怨み屋に命を救われ、後に養父の社会的抹殺を依頼。
養父の抹殺後は依頼料500万を払うために怨み屋の工作員となった。
工作員になってからも何かとひどい目に遭っており、標的に拉致される、爆弾の爆発に巻き込まれて意識不明の重体になる、&font(#ff0000){丸坊主にされる}などかなり不遇。
工作員としてはまだまだ未熟だが、怨み屋が直々に彼女を鍛えているところを見ると将来は有望の様である。
口癖は「不安だわ」。

&bold(){十二月田 猛臣}
絵に描いたような見た目のオタク。名前は「しわすだ たけおみ」と読む。
里奈よりも前からちょくちょくと登場しており、その濃いキャラからか一番人気があるらしい。
見た目によらずかなり運動神経が良く、尾行の腕前もかなりのもの。万一標的に気付かれた時でも挟み撃ちに遭ったりなどしない限りはほぼ確実に逃げ切る健脚を持つ。
怨み屋曰く“相手をイラつかせる才能”があり、後述の“改心光線”はその最たるもの。
基本的にはその才能で相手を怒らせて殴られることで囮になったり、殴られる瞬間を録画して破滅させたりする。
彼を語る上で外せないのが“光線”であり、拳を握った状態から指を何本か立てたポーズを行ってから使用する。が、役に立たないものが多い。
0本指:コナゴナ光線
役に立たない技その1。トゲ付きのメリケンサックを装備して殴る。どう見ても光線じゃないとか言ってはいけない。
見た目ではかなり痛そうだが、実際は全然痛くないらしい。
1本指:ラブラブ光線
役に立たない技その2。相手に好意を込めた念を送る。
2本指:改心光線
役に立たない技その3。相手を改心させる念を送る。もちろん改心はしないが、一応イラつかせる効果はある。地味に使用回数が一番多い。
3本指:ストップ光線
役に立たない技その4。相手の動きを止めるとか。
4本指:死ね死ね光線
袖に仕込んだ筒からプラモ用接着剤をシンナーで薄めた液を発射する。主に目潰しに使われる。
5本指:ミサイル光線
両手にはめた鋼鉄製の義手を射出する。光線じゃないとか(ry
恐らく一番威力が高い光線。
よく語尾に「〜チュ」と付ける癖がある。

&bold(){シュウ}
怨み屋の実の弟。熟女専門のホストであり、職業柄標的が女の場合によく駆り出される。
彼も情報屋と同じく正式な工作員ではなく、ホストの方が本業であるらしい。
その立場から姉にはこき使われており、「本業で稼いでるから」と言う理由で報酬の取り分も少なめ。
また姉に比べると直情的で熱い性格であるが、女には手を上げない主義。
主な役目は尾行。また標的が女の場合は本業での経験を活かして言葉巧みに相手に近付き、情報を聞き出したりもする。通信教育でボクシングを習っているので腕っぷしが強く、標的を直接的に気絶させるなどのこともやってのける。


◎横浜支店

&bold(){巣来間 風介}
「巣来間風介」の主人公。名前の読みは「すくるま ふうすけ」
怨み屋本舗横浜支店の工作員であるが、普段は役所で働いているために休日以外は依頼を受けられない。
亡き父親がマジシャンであり、自身も元マジシャンであることから、主に手品のトリックを応用して標的を抹殺する。
正義感が強く、依頼人の境遇に同情してやや低い料金で依頼を受諾することがある反面、標的が外道であればあるほど冷酷になるため、店長の荒羽からは上記のことと合わせて度々諌められている。
ただ、怨み屋本舗の“自分を正義と勘違いしないこと”という大原則は守っており、自分の人生を狂わせた張本人としてずっと憎んでいた人間を(自らが手を下せる状態にあったにも関わらず)依頼人の希望通り社会的抹殺にしている。
口癖は「〜には同情しないぜ」。

&bold(){荒羽 天馬}
横浜支店の店長。サングラスに革ジャンとミュージシャンのような出で立ちをしている。
怨み屋と後述の相果川とはかつて共に修行した中であり、彼もまた琉球空手の使い手。
昔は共に修行した3人の中で最も優秀と言われていたが、とある弱点から支店長止まりとなった。
何かと「シェケナ」と口走るのが癖であり、他のメンバーと違って依頼を受諾する際も「シェケナべく」と答える(他のメンバーは「しかるべく」と言う)。


◎沖縄支店

&bold(){相果川 剛志}
沖縄支店の店長。見た目は爽やかな青年だが、オネエ言葉でしゃべるオカマ。
怨み屋、荒羽とともに後継者として先代怨み屋に育てられた1人であり、同じく琉球空手を習得しているので腕っぷしはかなりのもの。
怨み屋と比べると少し甘く、報酬として貰った宝石を落とした振りをして依頼人に返したことも。しかし怨み屋の大原則はしっかりと守っている。
どういう訳か女性が非常に苦手であり、女性の裸を見ると吐き気を催すほど。
抹殺の際は主にハブやサソリなどの生物に相手を襲わせるのが彼のやり方。
しかしある回では&font(#ff0000){男の大事な部分に至近距離から全力で膝蹴りを入れ続ける}という、世の男性諸君にとっては非常に恐ろしい方法で標的を殺害している。


・ドラマ化
これまで3回ドラマ化されており、舞台が現代社会だからかそれなりに再現はできている。
怨み屋を演じたのは[[十六夜アキ]]や[[デカイエロー>特捜戦隊デカレンジャー]]、最近ではスカイダインでもおなじみの木下あゆ美。
十二月田を演じた前田健の怪演も話題を呼んだ。




「チュチュ〜ン! 追記・修正光線注入〜!」

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- 里奈が・・・・・死んでしま・・・・・った  -- 名無しさん  (2014-03-23 15:07:11)
- しかもその最期はあまりにも惨め…  -- 名無しさん  (2014-03-23 15:28:39)
- 十二月田が元気で顕在なら他は割とどうでもいいです。  -- 名無しさん  (2014-06-16 11:58:37)
- 怨み屋なりの里奈の弔いかたが泣ける  -- 名無しさん  (2014-06-16 14:26:43)
- 鎧塚、本質は小物なんだな。怨み屋の世界には幼稚ないじめっ子、子供のまま大人(見た目は大人、心は子供とか恥ずかしくないの?)になった悪い奴ら多すぎ。  -- 名無しさん  (2014-06-16 14:39:15)
- 鎧塚がもはや人間ではない事が判明。十二月田ですら「キモイ」と言わせるほどで、これが駄々子、いじめっ子、子供特有の凶暴さを持ったまま大人になった者の最終形態。最期は里奈より惨めな死を迎える事はたぶん間違いない。  -- 名無しさん  (2014-06-23 18:33:39)
- それにしても絵が上手くならないねこの作者……一応毎号読めるくらいのレベルにはなってるので大して気にするべきじゃないのかもしれないが  -- 名無しさん  (2014-06-23 19:38:12)
- 言うまでもないがこの世界の警察はかなり腐っている。ある話では金持ちのバカ息子が加害者なのにそういう厄介なケースは逮捕すると上に怒られるという情けない暗黙なルールまであることが判明している。  -- 名無しさん  (2014-07-27 11:36:56)
- 予想通り鎧塚は里奈よりも惨めな死を迎えた。所詮その辺、そこらの安っぽい小物だった。さらに怨み屋も誤魔化す事はできたが寄木と対面してしまった事が原因で・・・怨み屋が誤魔化そうとすればするほど寄木は確信に迫りそうだ。  -- 名無しさん  (2014-08-08 12:34:48)
- ↑2 設定上そうしないと話が成立しないからね  -- 名無しさん  (2014-12-02 19:05:21)
- さらば、寄木さん……………  -- 名無しさん  (2014-12-03 16:10:59)
- 『善悪の屑』という漫画に登場する復讐屋は怨み屋と比べると殺害がメインで標的を拷問してから殺すスタイル・・・たまに肉体を破壊して生き地獄の場合もあるけど  -- 名無しさん  (2014-12-03 18:08:20)
- いじめ部の話はホントに胸糞悪かった…。実際ああいう落ちこぼれの不良が自殺に見せかけて殺しているのとかマジでいそうだわ…。背筋が震えた。最後はざまぁだけれでも。学校側も含めて。それにしてもとんでもない奴らだった。  -- 名無しさん  (2015-09-30 20:11:13)
- 登場人物に曽武川 由香がいない。あの露出度が高い調香師(パフューマー)のお姉さん。  -- 名無しさん  (2015-12-30 10:18:39)
- 近いテーマの創作は他に必殺仕事人シリーズやブラックエンジェルズ等があるが、それらがいかにもな大悪人(と現実離れした超人)を標的にする事が多いが、恨み屋の方は巨悪よりも所謂DQNやイジメッ子が身体だけ大きくなったような連中・そして矯正不可能な位病んだ精神状態・もしくは思い込みに支配されたが人間等所謂小物が標的になる事が多い。後者の方が現実にいそうな怖さがあるし、小物だからこそ憎しみが湧くというか。  -- 名無しさん  (2016-01-11 20:40:15)
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