ピア・ヴァーリエ

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ピア・ヴァーリエ - (2021/04/05 (月) 19:09:20) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/01/17(月) 03:43:16
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#center(){「ええ、私の天下のためにね」}


[[ライトノベル]]『[[伝説の勇者の伝説]]』の登場人物。


類い稀な美貌と、普通には生まれない水色の髪を持った少女。
『先天性魔導異常』という能力(疾患)の持ち主で、生まれながらにして常人の数倍の魔力を持っている。
水色の髪は、その疾患を持つ者の証。

初登場は短編集『とりあえず伝説の勇者の伝説 暴力のファーストコンタクト』。
主人公、[[ライナ・リュート]]が5歳の頃、最初に放り込まれたジェルメ・クレイスロール訓練施設で出会った少女。
つまり、ライナの兄弟弟子にして幼なじみ。
幼なじみ歴で言えば[[ミルク・カラード]]より古く、[[フェリス・エリス]]より以前にライナが出会った初代女王様。
  

何の訓練も受けず、『[[複写眼>複写眼(アルファ・スティグマ)]]』というだけで訓練施設に送られたライナとは違い、4歳の頃にはローランド帝国の士官学校に通っていた。
が、「感情の触れ幅が異常に大きい」という先天性魔導異常者特有の欠陥を持っており、貴族の養父母に見捨てられて訓練施設に放り込まれた。

その為、他の人間を「凡人」と見下す悪癖があり、
ライナと、もうひとりの兄弟弟子であるペリアに対しても、出会った当初は友好的な態度を取ってはいない。


本人曰く、「自分のこと以外、まったくもってこれっぽっちも興味ない」という超タカビー。

何でも自分が一番でないと気が済まないらしく、自分が半年かかって魔法が使えるようになった事に対して、
「視る」だけで[[魔法]]を使えてしまうライナには特に酷く当たる。
  
ちなみに、この世界では普通に魔法を使えるようになるまで平均で2、3年かかる。なのでこれでも圧倒的な速度には違いない。
どっかの[[親父>リューラ・リュートルー]]は何の特殊能力もないのに見た日に使えたが、あれは世界にひとりいるかいないかの[[天才]]なので仕方ない。


教官であるジェルメに「戦闘の為に生まれてきた」とまで言わしめる才能の持ち主で、当時からライナとペリアを大幅に引き離す力を持っていた。
また魔導異常のおかげで魔法の威力が非常に高く、ライナに「教科書通りじゃ勝てない」という実例を見せた人物でもある。

およそ全てにおいてライナよりも上だったが、唯一魔法の才能だけが劣っていた。
それが気に食わず、「&font(#ff0000){魔法オタク}」「&font(#ff0000){理屈っぽいところがオタクっぽい}」とライナ=オタクの図式を(勝手に)作っている。
  

6歳になる頃にはジェルメに匹敵するだけの力を得ており、性格もそれなりに落ち着くようになる。
また、訓練メンバーを「家族」として居心地の良さを覚えており、自分がジェルメを超える事で離散してしまう可能性を恐れていた。

しかしある日、好事家の[[貴族]]にジェルメごと売られ、あわや変態親父どもの魔の手にかかりかける。
結局は当時革命を画策していたラッヘル・ミラーによって救われ、
ペリアと共に「ライナに殺された」という事にしてローランドを出奔した。


その後しばらくはヴェイオール聖国(本編中のレムルス帝国)におり、
ライナの同僚であるゾーラ・ロムをフルボッコにした事で惚れられたりしている。
また、ライナを「[[絶望]]したがりの死にたがり」と早い段階で看破しており、
ローランドから出るように手紙(来なきゃ殺す)を送り続けた……が、ライナにはすべて無視された。
  
まあ、結果的にローランドに留まる事でライナは[[シオン・アスタール]]
と出会った訳だが……それが彼にとって幸か不幸かは何とも言えないのが辛いトコロである。



短編集、それも3、4、7巻の書き下ろしにしか登場しないキャラクターにも関わらず、
人気投票では[[ミラン・フロワード]]、[[ルーク・スタッカート]]、クラウ・クロムという長編レギュラー達をごぼう抜きにして9位にランクイン。
が、本人的には満足していないらしい。
「長編に出たら間違いなく上位を狙える」との事だが……。

ライナにとってはフェリス並の女王様なので、人気が出たのも当然かもしれない。
&font(#ff0000){だんごに負けた}とか言ったら殺されるぞ。


アニメ版は本編の話を(それも駆け足で)やったので出番はない……と思いきや、回想にて数秒だけ出番が。
しかし声はなかった。残念。
  



【以下大伝のネタバレ注意】





「大伝説の勇者の伝説」にて、まさかの本編入り。
中央大陸を根城にしている傭兵団『蒼の公主(ひめ)』のトップとして君臨しており、周辺の小国で暴れ回っている。

中途半端な年齢で訓練をやめたライナと違い鍛練を怠らなかった為、ペリアやゾーラ共々、既にライナには大きく差を付けている。
更には忘却欠片([[勇者の遺物>勇者の遺物(伝説の勇者の伝説)]])を所持しており、恐らく単純な戦闘能力は(人間の中では)作中最強クラス。

《狂った女神》や《[[堕ちた黒い勇者>堕ちた黒い勇者(伝説の勇者の伝説)]]》の事も知っており、そういった化物どもから世界の主権を奪い取る事を目的としている。
ガスタークや《司祭》の事まで把握していたが、情報が偏っていたのか、《勇者》の力や、ライナが《[[寂しがりの悪魔>寂しがりの悪魔(伝説の勇者の伝説)]]》だという事は知らなかった様子。
  

当初はライナが(傀儡だが)率いる反ローランド連合軍を敵対視していたが、
最悪の化物である《勇者》シオンを仕留める為、反ローランド連合と手を組んだ。


相変わらずペリアとゾーラというふたりからベタベタに惚れられているが、彼女自身がふたりをどう思っているかは不明。
ふたり曰く「ライナに異常に甘い」上、久しぶりに会ったライナに「浮気」と言ったりしている。

ピアと出会った際、[[キファ・ノールズ]]はピアとフェリスを見ながら「ライナはああいう子に振り回されるのが好きそうだから……」と彼を&font(#ff0000){ドM}認定している。

ライナの結婚式に参加しに来た際、フェリスを選んだ事について「顔だけ君かー。最低〜」「あんたのこと大好きだったけなげな赤髪ちゃんはどうしたのよ」などと結構罵詈雑言言ってライナを困らせている。
そして、ペリアとゾーラがピアを巡って諍いを始めたところ、2人まとめて面倒見るとの発言をしているが、彼女の国が一妻多夫制かどうかは不明。




「どの女 ?あたしの許可なく結婚なんかしていいと思ってるの ? 」 
「だめなの 。知らなかったの ?あたしよりいい女なんてこの世界にはいないんだから 」

「はいはい 、もういい大人がくだらない喧嘩しない 。どっちも相手してあげるから静かになさい 」




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