スティーヴ・カールトン

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スティーヴ・カールトン - (2023/04/23 (日) 01:10:34) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/01/11(月) 11:39:08
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スティーヴ・カールトン(Steve Carlton)

だが彼は江夏豊の投球フォーム、成田文男のスライダーに興味を持ち研究、特訓により独自の武器を完成させる。
そのため「ミスター・サイレンス」と呼ばれた。
現役引退後に会見を開いたときは

「なぜ沈黙を解いたか」

を真っ先に聞かれたという。(結局彼はこの事についてコメントしていない)

余談だが、山際淳司氏の「ウィニング・ボールを君に」という短編集でカールトンについての記述がある。

個人的に、スポーツノンフィクションで氏の右に出る者はいないと思う。
是非一読あれ。


【エピソード】
①投球テンポが非常に早いことで有名。
そのため、テレビ局やラジオ局はイニング間のCMの時間を恐れた。

CM明けには既にカールトンがツーアウト取っていた、なんてことがざらにあったからだ。


②カージナルスに在籍していた時はティム・マッカバーというキャッチャーとバッテリーを組むことが多かった。
沈黙するカールトンの代わりに語っていたのがこのマッカバーだ。

カールトンがトレードでフィリーズに行った時は「マッカバーを呼んでくれ」とオーナーに直訴したほど2人は仲が良く、やがて墓に入る時が来ればお互い60フィート6インチ離れたところ(マウンドからホームプレートまでの距離)に埋葬されるだろう、などという話もあった。

しかし、マッカバーが先にユニフォームを脱ぎ、地元の放送局のコメンテーターになるとカールトンは一線を画した。

友情よりも己のスタンスを優先させたのだ。


③同時代の強打者、レッズのジョニー・ベンチにはよくカモにされていた。

そしてシーズンオフに友人とカモ狩りにいった時のこと。カモはカールトンの気配を感づいて、一斉に飛び去ってしまった。

その飛び去った方角に銃を一発放って一言、

「これでベンチの野郎を追っ払えた」

と言ったそうな。ミスター・サイレンスはユーモアを忘れたわけでは無いのだ。


このようにカールトンは多くのエピソードを持つとても一筋縄ではいかない投手だった。



アニヲタの野球好きよ、追記・修正よろしく。

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