お前はまだグンマを知らない

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お前はまだグンマを知らない - (2015/09/12 (土) 09:48:40) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2014/04/29 (火) 01:55:06
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます

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&tags()
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#center(){&bold(){&sizex(4){「死にたくなくば10秒以内に答えろ。 }}
&bold(){&sizex(4){ Q.グンマの大統領は誰でしょう?」}}

&bold(){&sizex(4){「1」「2」「3」……}}}


#center(){&color(red){&bold(){&sizex(6){神        州}}}}
#center(){&blankimg(神州不滅豊葦原中津国.png,width=248,height=262)}
#center(){&color(red){&bold(){&sizex(6){不        滅}}}}


[[グンマ(グンマー、GUNMA、虞吽魔)>GUNMA]](正解:[[群馬>群馬県]])と言えば「日本最後の未開の地」で知られたあの県のことである。&footnote(みんな大好き『まどマギ』や『ソルキチ』の舞台でもある。グンマヤバい。)

数多くの原住民が豊かな大自然の中で暮らし、シャーマンが護国豊穣を願う祭壇の地、グンマ。
農村だけでなく機械化された都市文明も存在し、人型ロボットが個人の趣味で製造される。


#center(){&blankimg(グンマとトチギの熾烈な勢力争いを激写した一枚。撮影者はその後高熱で身罷った.jpg,width=250,height=167)
トチギ勢力の侵攻を受け応戦するグンマ}


一般市民は皆超一流の戦闘民族。生きて帰りたくばそもそも立ち入るな。
時に[[神の理を流出する魔法少女>鹿目まどか]]が現れ、時に[[人の心を掴み変える管弦楽>SOUL CATCHER(S)]]が吹き荒れる。


#center(){&blankimg(写真はグンマとナガノの県境・毛無峠である.jpg,width=320,height=240)
グンマとナガノの県境・毛無峠&footnote(『Fate/Zero』オープニングテーマ『oath sign』PVロケ地。何もない。)}


極秘裏に入手したグンマとナガノとの県境の写真をご覧いただきたい。
ここから既に人外秘境魔界天狗道への入り口臭がプンプンするぜ。そうだろ諸君。


そう――グンマとは神々の国。豊葦原中津国の中心地。この日本の根源たる特異点。
全は一。一は全。そしてグンマ。
グンマこそ日本の、いや世界最後にして最古の秘境なのだ!










はい、ここまで真っ赤な大嘘です。てへぺろ☆










&bold(){&color(yellowgreen){『お前はまだグンマを知らない』}}は新潮社刊WEB雑誌『くらげバンチ』で連載されているWEB漫画。
作者曰く元々商業目的で描くつもりはなかったらしく、今も好き勝手に趣味全開郷土愛爆発王道楽土修羅曼荼羅を継続中。

2013年10月に『くらげバンチ』で連載開始。元々ネタ的な意味でネット界隈を賑わせていた「グンマ」を前面に押し出したキラータイトルにより瞬く間に注目を浴び、一時はアクセス過多で掲載ページをもダウンさせた。
今や同誌の看板にまで成長した怪作。
2014年3月に書籍化された際には、ネタ的な意味で絶賛と中傷の両極端な批評が各地で飛び交うほどであった。

作者は『戦線スパイクヒルズ』『グラスホッパー』『バカが全裸でやってくる』などの小説コミカライズで活躍した&bold(){&color(yellowgreen){井田ヒロト}}。
コミック@バンチでは『誰かカフカを守って』の連載中に、1ページおまけ漫画&bold(){&color(yellowgreen){『一分間だけ、群馬を語る』}}も執筆していた。
この&bold(){&color(yellowgreen){『一分群馬(略)』}}の評判を受けて本作が執筆されたわけだが、連載開始までにはなんやかんや面倒くさい手続きがあり、書籍第1巻末に作者のどうでもいい懊悩が描かれている。
ただし、井田はカナガワ県平塚市生まれで、グンマに帰化したのは中学1年次から。

ちなみにこの作者、グンマ県人からも賛否両論な本作への反響に対し、&bold(){&color(red){「胸熱」(要約)}}&footnote(出典:作者ブログ「井田板ブログ」2014/04/13付。たまにものすんごい長文が投下されるブログである)と語る確信犯。
グンマ県民に謝れ。




**&underdot(#a9a9a9,3px){&font(#ff0000){≫}あらすじ    }
チバ県からグンマ県に引っ越すこととなった神月。
インターネットでグンマを調べてみると、そこに現れたのは恐るべき内容ばかり。

&bold(){&color(green){「地球上唯一残された秘境」}}
&bold(){&color(purple){「とりあえず一番いい装備で行け」}}等々……。

一体グンマとは?
彼の身に何が降りかかろうとしているのか――?

群馬県民黙認!!

&bold(){&color(blue){「……だいたい合ってる」}}

群馬県高崎市在住の作者が圧倒的テンションで描き尽くす知られざる&bold(){&color(red){「グンマの真実」}}!!!

(単行本1巻裏表紙及び帯よりコピペ)




**&underdot(#a9a9a9,3px){&font(#ff0000){≫}登場人物    }&footnote(人物名の出典:単行本第1巻末より。『信濃の国』の流れる平安堂(基本ナガノにしかない書店)で苦汁を舐めながら買ったにしても、意外なおまけの豊富さはプラマイゼロ。むしろプラス。)

・神月 &color(coral){紀}(かみつき のり)
本作の語り手兼ツッコミ役兼やられ役。
親の仕事の都合で引っ越しを繰り返してきた過去を持ち、特定の故郷を持たなかったためかグンマへの適応力は高い。
家族とは別に電車に乗ってグンマに越してくるが、初登校の際グンマ流の号令&color(red){「起立」}&color(blue){「注目」}&color(gold){「礼」}&color(green){「着席」}に合わせることができず、早々に目を付けられてしまう。

頼みの綱だった旧友未満の轟は当てにならず、しかし持ち前のテンションの高さを駆使し、なんだかんだでグンマ人ひしめくクラスに馴染むことができた。
貴重なツッコミとリアクション担当の人物なので、彼がいないだけで場の空気が保たなくなってしまう。
嫌なことはすぐに忘れるポジティブ・シンキングの好男児。

企画段階では女の子だったのだが、担当編集が&color(brown){「井田さんの女の子可愛くない」}と指摘したため性転換させられた。

・&color(purple){轟} 二矢(とどろき おとや)
本作の真の主人公。委員長を務める。
幼少期にチバから神月同様グンマに渡り、周囲に順応し帰化したグンマ系1世にしてグンマの伝道師。
グンマの温泉水を摂取しないと発作を起こす謎の体質に悩まされている。でもその設定は今のところ投げっ放し。
ていうか、どう見ても郷土愛を拗らせただけの厨二病患者。あと眼鏡。

作者井田の分身とも言うべきキャラクターであり、井田のムーヴメントに則して時事ネタと地元ネタを融合させ、いちいちとんでもない言葉と身体の立体機動をやらかす。
生粋のグンマの血統ではないため篠岡には目の敵にされている。
洗脳能力に長けた自販機店舗経営主のおじさんがいる。

神月とは同郷かつ小学時代のクラスメイトで、二人ともよくいじめの被害に遭っていた。
同情から始まる友達付き合いだったので本心からの友情は皆無のようだが……?
※ネタバレ:&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は神月と友達だった轟とは全くの別人。チバで彼と会っていたのは双子の兄・一矢(かずや)である。}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){つまりグンマの轟は、神月とは初対面の赤の他人だった。}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ちなみに一矢は神月に執着する引きこもりのヤンホモ。第一話で神月に警告を発していたのも一矢。}}

・篠岡 &color(yellowgreen){京}(しのおか きょう)
神月と同じクラスになった女子。
“&color(purple){JKJ(JOMO-KARUTA-JUGENT:上毛かるたユーゲント)}”なる青年団を指揮する若き才媛。
活発かつ可憐な容姿に反し、本性は極めて攻撃的。グンマを守るためにはハニートラップも辞さない。
ていうか、幼少時から郷土愛を蟲毒級に拗らせ続けている厨二病患者。

彼女は小さい頃から大会で活躍してきた猛者であり、グンマ人としての矜持と自尊心が非常に高く、同じグンマ県人のスパルタ指導にも他県人の排斥にも熱心。
轟とは小5で転校してきた時からの腐れ縁で、今も彼をグンマ人と認めていない。
事ある毎に神月達と対立するが、なあなあで協力もするし、何でか神月とフラグも立ったりする。

・家&color(Deepskyblue){城} 瑛南(いえき てるな)
通称&color(Deepskyblue){イエティー}。篠岡の側近でガチレズ。
篠岡恋しさにJKJに参加している強者。他の団員に比べれば感性は全国的に見てもまとも。
男には威嚇行動しまくる篠岡もイエティーの前ではデレデレになる。
でもやっぱり井田の描く女の子ってあんまり可愛くないと思います。

・&color(orange){古}頃 康貴(こころ やすき)
よく神月や轟とつるむ心優しき男子。木村大好き。今のところ説明要員。

・木村 仁&color(green){達}(きむら にたつ)
よく神月や轟とつるむ縁の下の力持ち。
料理が得意らしい。上毛かるたを間違えて制裁を喰らったが、まあピンシャンしてるし問題なさげ。

・&color(maroon){実}くん
神月のいとこの小学5年生。かわいい。天使。でも時々ヤバい。

・石ころ&color(gray){帽}子のあいつ
いつからか神月達のクラスに潜入していたトチギのスパイ。鳥の巣頭、マスクにヘッドホンという怪しさ満点の出で立ち。
グンマ人でないのでグンマの常識には疎い。しかしながらトチギ知識にはやはり明るく、敵の巣穴に等しい高崎白衣大観音で一行が立ち往生した際は、トチギの異常性について雄弁に語ってくれている。
リアルで存在感が希薄な性質を巧みに利用する頭脳派。要するに空気ってことです。
名前はまだ(明かされてい)ない。

・&color(brown){泥} 輔三(でれ すけぞう)
護邪兵9(ごじゃっぺいナイン)の一員。石ころが適当に掻き集めたトチギの戦闘員。
かませ犬。轟と怒涛の演武を見せ、収拾が着かなくなりかけたものの一歩及ばず敗退。
その後グンマ勢と舌戦を繰り広げるも、篠岡にあっさり籠絡された。

・&color(gold){包}帯(かんぴょうミイラ)
護邪兵9(ごじゃっぺいナイン)の一員。全身をかんぴょうで包んだ謎の男。
高崎白衣大観音の最上階で待ち構えていたが、空腹のため暴走。
身体中から黒煙を噴き上げ、圧倒的膂力で轟達に襲い掛かる。

・先生方&color(purple){や}ご老人&color(purple){や}ご婦人方
何故か一部のグンマの大人には鋭利な牙を生やした夜叉般若鬼神の顔をした獣面人心な連中がいる。

・&color(green){先}&color(purple){輩}(女子高生)
神月らが通う高等学校の三年生にして、グンマという土地で血反吐を吐きながら暮らし、過酷な環境に適応した人生の先輩。
赤城おろしは彼女らに仮面ライダーめいたグンマ脚力を授けた。&footnote(グンマのアラウンドトゥエンティは実際強い。)




**&underdot(#a9a9a9,3px){&font(#ff0000){≫}勢力    }

#center(){&bold(){&color(yellowgreen){グンマ}は全国の地のパワー}
&bold(){&color(red){ 龍 脈 }が結集する}
&bold(){最強のパワースポットなのだ}

&bold(){この国は&color(yellowgreen){グンマ}によって}
&bold(){動き 明暗が分かれる}

&bold(){つまり&color(yellowgreen){グンマ}を制する者が}

&bold(){&color(red){日 本 を 制 す る !!}}}


・&color(yellowgreen){グンマ}
「日本の真ん中」を自称する神話の領域にして、2012年度県別魅力度ランキングぶっちぎり最下位の関東地方北西部の県。
台風は上へ下へととにかくグンマを避けまくるし勢力も低く(山脈に阻まれて弱体化するため。ナガノも同じような感じ)、全国放送ではちょくちょくグンマだけ極端な数値が報道される。
東西冷戦時代に急増した自動販売機店はグンマにだけ密集し、近現代では数多くの優秀な人材を政財界に輩出している。

[[終末の特異点>終末捕喰]]とも言うべき彼の地を掌握せんと、グンマは今もなお周りを囲む他県勢から狙われており、殊に神月らの代では紀元前から続くトチギとの抗争が顕在化している。
県人達の結束と郷土愛は強く、他所への敵対感情はグンマ発祥の企業が他県に籍を移したりローカルネタが被っていたりしただけで&bold(){&color(red){「おのれ他所……おのれトチギ……!!」}}ってな具合に簡単に上昇する。

・&color(purple){JKJ(JOMO-KARUTA-JUGENT:上毛かるたユーゲント)}
グンマの聖典「上毛かるた」を奉ずる高校生達によって組織された青年団。鋼鉄のグンマ魂を持つグンマの精鋭部隊。
上毛かるたの最高峰である県競技大会成績優秀者のみで構成されたエリート達で、対トチギ最大戦力と目されている。
[[ペルソナ3]]や[[ペルソナ4]]に敵として登場しそうなホッケーマスクを被った没個性的な集まりだが、一部の者は着用の義務を免除されている模様。

「グンマの番人」を自負し、他県人はもちろん身内にさえ厳しい。
人々のグンマ魂を試すために抜き打ちで読み札を問うことがあり、解答を間違えると容赦のない制裁を加える。
他にも様々な横暴を働いているため一般生徒には恐れを抱かれており、トチギとの抗争では真っ先に矢面に立たされる。

・&color(orange){トチギ}
グンマと目下抗争中の隣県。郷土魂を聖典で養い人民を育てるグンマと違い、様々な郷土食を摂取させる肉体改造を日常的に行っている。
特に究極経口摂取物「しもつかれ」を大量に摂取し続けると、極稀に[[超サイヤ人]]的な「トチギ人改」が誕生する。
トチギ人改は条件を満たすと身体中から黒煙を発し、絶大な戦闘能力を発揮する。船坂弘みたいな感じで。
一応本作はフィクションなので真に受けないでよね?

・&color(paleturquoise){護邪兵9(ごじゃっぺいナイン)}
グンマの名所・高崎白衣大観音内部で轟らグンマ勢を待ち受けていたトチギの戦闘集団。
石ころと結託し、神月を捕縛し、数々の刺客を差し向ける……予定だった。

・ざっくばらんに他所
グンマ県と境を接する隣県は上から時計周りに「ニイガタ」「フクシマ」「トチギ」「サイタマ」そして「ナガノ」。
作中では現在トチギから侵攻を受けているが、その他の県勢からの侵入者に対しても過敏に警戒している。トウキョウなんかも多分に漏れない。




**&underdot(#a9a9a9,3px){&font(#ff0000){≫}グンマの真実ピックアップ    }

・開かない&color(green){JR}のドア
グンマに向かうJR高崎線では、籠原駅以降横のボタンを押さなければドアが開閉しない。
でも、これと全く同じ乗降機構を備えたローカル線はグンマだけでなく&color(green){長野←→松本←→名古屋}方面などにも走っているので(例:JR飯山線)、厳密にはグンマ固有とは言えない。
ナガノも近年までは手動ドア付きの車両さえ存在していた。

・ひも&color(Deepskyblue){川}うどんと&color(paleturquoise){水}沢うどん
&bold(){「進む! グンマを! 嗤う! 豚(トチギ)よ!!」}
桐生市名物の透明な極薄極平麺。
ひも川は拘束具にも包帯にもなるが、食べ物なので効果のほどはイマイチ。
水沢は弾力とコシに優れ、作中では轟がワイヤーアクションめいた使用方法で[[獲物を屠る狩人(イェーガー)>進撃の巨人]]ごっこしちゃうトンデモソウルフード。
作者井田は&bold(){&color(puple){『進撃のグンマ』}}なんてサブタイを付けちゃうくらいドハマりしているらしい。あの漫画にね。

そしてついこの間も「調査兵団みたいな恰好をしたシンガーソングライター」に「巨人並みの大きさを誇るTBSラジオ界の大物」を倒させ、&bold(){&color(puple){「駆逐」}}という言葉を言わせるなど、未だにハマりっぱなしの模様。
実際にこんな使い方したら命がいくつあっても足りないっていうかそもそも食べ物で遊ぶなっつうか食べ物粗末にすんなや。
食に困るような時代が来たらどうすんだ。虫食わせっぞコラ。

・上毛&color(purple){か}るた
&bold(){「少しでもつっかえる奴がいたら……そいつがユダだ」}
全四十四枚から成るかるた、の体をとったグンマの絶対的聖典。要するにグンマ版の郷土かるた。
戦後、米軍占領下においてグンマ県人達は多くの犠牲を払いつつも、これの編纂に尽力。GHQの妨害により闇に葬られた札もあるが、先人の遺したグンマ魂は現代も絶えず受け継がれている……という設定。

グンマではグンマ魂教育にこれを使用しており、鉄のグンマ県人を世に多く輩出している。
上毛かるたの県競技大会では毎年の如く負傷者が出る。
グンマ県人なら誰しも全てを覚え諳んじることができる……そうだけど、やっぱり個人差があるんじゃないの?

・&color(red){焼}きまんじゅう
幕末より伝わるグンマのメジャーソウルフード。まんじゅうと言っても中味はなく、代わりに甘く濃厚な味噌ダレを塗りたくってあぶってある。
他所者が口にすると甘いみそ味への疑問と拒否反応で脳が壊死し、&color(red){&bold(){死に至る}}という。
これを食わせられるという命の危機に対し、神月は、思いの外美味だったことを体当たりで食レポし、九死に一生を得た。
一部のナガノ県人から見れば「五平餅みたいで美味しそう」「門前みそソフトも美味いしイケるんじゃね?」と地味に好感触。
『[[孤独のグルメ]]』でも登場。美味しくいただいた[[ゴローちゃん>井之頭五郎]]の命には直ちに別状無し。

・グンマの花見は兵器・兵器・兵器・ちょっと&color(hotpink){桜}・兵器
グンマでは花見の時期になると、桜を散らすのも構わず陸上自衛隊が軍事演習を敢行する。
作中では陸上自衛隊新町駐屯地創立祭と新町さくらまつりを兼ねた訓練展示に、普段は温厚な神月も流石にキレた。
ちなみにグンマの陸自駐屯地は第12旅団司令部所在の相馬原・新町・吉井(分屯)の三つ。
ナガノは松本に一つだけ。寂しい限りである。

・グンマの運動会で参加者は&color(red){「赤城団」}&color(gold){「榛名団」}&color(green){「妙義団」}など複数組に分かれる&footnote(閲覧者様の中に艦これを連想した提督殿がおられましても、当方何のネタも仕込めませんで、すみませんね。)
全てグンマを囲む名山・上毛三山の名前である。
人数が多すぎると「浅間団」「白根団」と山を冠した軍勢がさらに増える。
ナガノの一部小学校でも「赤組」「白組」「青組」「緑組」に分かれるところがあるので別に珍しくはない。

・&color(brown){し}&color(red){も}&color(coral){つ}&color(brown){か}&color(orange){れ}
トチギの郷土料理。何故か本作ではトチギ人の肉体改造用経口摂取物とされている。
中学生の頃たまたまテレビで作り方を知った轟は戦慄し、他のグンマ人は名前を聞くだけで卒倒する代物。
要点だけ言うと、&bold(){「鮭の頭と大根など野菜の切り屑などを鬼おろしという器具でペースト状にしたもの」}。検索すれば&bold(){&color(hotpink){「吐瀉物」}}だの&bold(){&color(hotpink){「ゲロ」}}だの、徹底的に食欲を奪う悪意に満ちた予測変換がついて回る。
学校給食に出すところもあり、見た目と味付けに入れる酒粕のせいで子供からの地元人気はほぼ皆無。
2014年にはこれをテーマに組み込んだ&bold(){&color(hotpink){『しもつかれガール』}}なる映画の興行が計画されているが、前評判すらお察しのレベル。

ニイガタ・柏崎には、これと類似した「しょっから煮」という郷土料理が存在する。
まあ、でも、イナゴやらザザムシやらハチの幼虫やらをスナック感覚で喰らうナガノの虫食文化に比べれば万倍もマシなんじゃあないかな。

・富&color(gray){岡}製糸場
2014年6月に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、第38回世界遺産委員会において世界遺産に登録されたグンマの最重要文化財。
今グンマで最高にアツい社会科見学スポットである。
資産としての歴史背景は他メディアに説明を任せるとして、作中ではナガノ出身の伝習工女&color(green){和田(横田)英}女史の体験した女の子成分たっぷりめの百合百合イチャコラキマシタワー寄宿生活(著書『富岡日記』を参照)について触れられている。

そして何でか知らんが、どうにもにわかくさい[[アカンコレ>艦隊これくしょん -艦これ-]]な妄想展開も発動。海無し内陸のグンマで何やらかしてんだ。
あと、お蚕様の擬人化とか井田の絵柄で無茶な萌え路線は……、今後控えた方が良いだろう……








「……気付いたか、神月?」

「あ、ああ……ここまで露骨だと逆にヒくよな……」

「おかしいとは思っていたんだ。このあからさまなナガノ推し……」

「――俺達の項目は! 俺達の&bold(){&color(yellowgreen){『おまグン』}}の項目は! ナガノに侵蝕を受けている!! トチギ同様我らがグンマと県境を接し、しかしほぼノーマークのナガノに!! 何故だ!?」

「見返してみたら二枚目の写真なんて地味にナガノ側のもんだしな。おいこれどうすんだ轟?」

&bold(){「愚問だな。決まっている。自由かつネタに溢れることを是とするここアニヲタwikiにおいても、我らがグンマの項目は、グンマの、グンマによる、グンマのための項目であるべきだろう。追記修正だ。追記修正せよ! グンマ人がグンマを謳歌せんためには、追記修正が必要だ!!」}


#center(){&size(20){&font(#ff0000){&bold(){「取り戻せ、俺達のグンマを――!!」}}}}


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- やっべぇ、モロ地元だから項目見てるだけでもアルアル多くて笑っちまうww  -- 名無しさん  (2014-04-29 02:30:23)
- 同じく地元民だけど、この漫画、演出を抜けばほぼ正解なんだよなぁ…  -- 名無しさん  (2014-04-29 05:31:19)
- ナガノ県民だけど別にグンマに浸食とかしてねーから!?  -- 名無しさん  (2014-04-29 07:09:05)
- 注目の必要性は俺でも疑問に思うレベル  -- 名無しさん  (2014-04-29 07:52:15)
- ナガノは実は松本市と長野市で内乱が起きるLvで仲が悪い  -- 名無しさん  (2014-04-29 11:08:13)
- しなの鉄道自動ドアになったの?五年くらい前は手動だったけど  -- 名無しさん  (2014-04-29 12:41:07)
- 改行減らされると見辛くなるので、今編集されてる方はやめてくだされ  -- 名無しさん  (2014-04-29 14:00:09)
- この元ネタってもしや「お前はまだ北斗神拳を知らない」かー!?  -- 名無しさん  (2014-05-23 20:15:39)
- ただのネタに粗末~というネタは  -- 名無しさん  (2014-08-15 01:13:34)
- (↑続き)は面白くねーわ つか女の子可愛くない言われて男子校に  -- 名無しさん  (2014-08-15 01:15:59)
- 877,779,999,911,111円  -- 名無しさん  (2014-08-15 09:22:26)
- ↑申し訳ない、誤変換。 とりあえず栃木の地元でもアレな顔される郷土料理の言及はやめたげてよぉ!  -- 名無しさん  (2014-08-15 09:24:06)
- なんかそのあとに、水影心で伝衝裂波を放って、栃木民に「き、貴様南斗紅鶴拳を!?」と言われそうなタイトルだなw  -- 名無しさん  (2014-08-15 09:26:36)
- (続き)それで群馬県民の皆さん。県民はみんな北斗神拳を使えるというのは本当ですか?(爆  -- 名無しさん  (2014-08-15 09:28:20)
- ↑お前はまだグンマを知らない  -- 名無しさん  (2014-08-15 11:15:31)
- 群馬生まれ群馬育ちだがぶっちゃけこの漫画群馬県民でも知らないことがたまに混じってるから面白い。席順で「~の川」が群馬でしか言われてないとか初めて知ったわ  -- 名無しさん  (2014-10-11 18:57:33)
- サイタマはなんもないぞー  -- 名無しさん  (2014-12-04 14:49:59)
- 北関東三県組なのに茨城だけスルーされている不思議  -- 名無しさん  (2014-12-04 18:27:25)
- このマンガは比較的良い、最近はネットネタをそのまま陳列して我が物顔で自分の金にするヤツばっかりだ  -- 名無しさん  (2014-12-04 19:05:51)
- 馬鹿野郎!篠岡ちゃん可愛いし京  -- 名無しさん  (2014-12-04 19:21:17)
- ↑5 いやぁ「~の川」はトチギでも言うぞ?高校では通じなかったから一部ローカルな感は否めないが。  -- トチギ人  (2014-12-31 20:46:36)
- クセこそ強いが、しもつかれはいい酒粕使えば結構美味いぞ。見た目はスルーしろ(威圧)  -- 名無しさん  (2015-03-25 02:54:46)
- つまり神月が原案のまま女の子だったら百合三角関係があったのか。もはや群馬なぞどうでもいい  -- 名無しさん  (2015-04-08 08:41:14)
- 井田の書く女の子は可愛くないけど篠っちだけは別口だと思うの。あと度々出てくる工女とか。  -- 名無しさん  (2015-06-25 01:36:39)
- 可愛くないんじゃなくて、若干古臭いだけだと思うの。90年代後半から00年代とかそんな感じ。  -- 名無しさん  (2015-07-24 16:13:27)
- ナガノってまだ手動ドアの鉄道なかったっけ?しなの鉄道あたりがまだそうだった気がするんだが・・・。あとナガノは別に関係ねぇから!  -- 名無しさん  (2015-09-10 15:48:27)
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#areaedit(end)
}