約束された勝利の剣

「約束された勝利の剣」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

約束された勝利の剣 - (2018/01/28 (日) 04:35:03) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/06/22(月) 19:58:18
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

#center(){&font(#ffdc00){&bold(){束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。}}
&font(#ffdc00){&bold(){受けるがいい!}}

&font(#800080){&bold(){卑王鉄槌、極光は反転する。}}
&font(#800080){&bold(){光を飲め!}}



&font(#ffdc00){&bold(){&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}―――!}}

&font(#800080){&bold(){&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}―――!}}

}


Fateシリーズに登場する[[セイバー>セイバー(Fate)]]が所持する[[宝具>宝具(Fate)]]の一つ。

#openclose(show=●目次){
#contents()
}

*概要
&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大補足:1000人
原典:アーサー王の聖剣[[エクスカリバー]]

大きさ
刀身:三尺余り(約90cm)
幅:四寸(約12cm)
※[[アサシン>アサシン(Fate)]]の見立て


人々の「こうであって欲しい」という想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、「&ruby(ラスト・ファンタズム){最強の幻想}」。
聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ最強の聖剣。
元々は星の触覚である精霊「湖の乙女」の手で管理されていたが、一時的にアーサー王に委ねられた。

単純に外観の美しさでいえば上回る宝具はいくらでもあるが、
そもそも美しいのではなくて只管に尊く、神話にも人ならざる業にもよらず、ただ思いだけで鍛え上げられた結晶であるが故に空想の身でありながら最強の座に在る。
その威力は劇中トップクラスで、[[ギルガメッシュ>黄金のサーヴァント]]の宝具『[[乖離剣エア]]』の最大出力『&ruby(エヌマ・エリシュ){天地乖離す開闢の星}』に次ぐ。

所有者の魔力を“光”に変換後収束・加速させて運動量を増大させ、神霊レベルの[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]]行使を可能とする。
放たれた斬撃は光の帯のように見えるが、実際には攻撃判定は光の先端のみであり、光によって形成された断層が通過する線上の全てを切断する。
ワールドマテリアルの対城宝具の説明には「宝具の絶大なエネルギーを正しく敵に向けるには、両手で剣を握り、振り抜く必要がある」と書かれている。

ちなみに、攻撃判定そのものがあるのは光の先端だが、放たれた莫大な魔力は先端以外にも熱量を生み出し帯部分でも相手を倒すだけの攻撃力を有する。
解り易く言うと「ものすごいビームの出る剣」。

周囲への影響が兎に角大きすぎる為、第四次[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]で使用させた際に[[衛宮切嗣]]は周囲の被害を最小限に抑える為、船をまるごと緩衝材として手配している。

所有者の魔力を光へと変換する性質故か、セイバーが黒化した際にはこの聖剣も黒色に変化した。
そのことから、この聖剣は善悪両方の属性を持つ、あるいは属性を持たない「無垢」な存在であると推測される。

また、その威力・形状があまりにも有名過ぎる為、セイバーは『&ruby(インビジブル・エア){[[風王結界]]}』で聖剣を隠し、自らの真名が相手に知られないよう配慮している。
真名開放する際には風王結界を解き、「&ruby(エクス){約束された}―――」で溜め、「&ruby(カリバー){勝利の剣}―――!」で放つことが多い。

数ある宝具の中でも最高クラスの火力を誇り、[[死徒二十七祖]]のような圧倒的な物量と異質さで攻めてくる相手には滅法強いとされ、
セイバーが祖相手に圧勝出来る理由に挙げられている。
一方で祖の中には『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』を喰らっても耐えられる奴がいるそうで、そういう耐久性が高い奴には『&ruby(ゲイ・ボルグ){[[刺し穿つ死棘の槍>ゲイ・ボルク]]}』が有効だとか。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){刺さればね!}}

最大火力には2~3秒のタメがいるようだが、出力を絞れば展開速度も非常に速いらしく、hollowのバゼット戦では1秒とかからず発動している。
Zeroのライダーに対しては、発動前に戦車の突撃で距離を詰める算段のところを、それを上回る速度で放ち、戦車を破壊した。

ところで、第四・五次聖杯戦争で聖杯を壊すのがいつもコレ。
第五次では桜ルート(Heaven's Feel)でのみ、[[セイバー以外の使い手>衛宮士郎]]がこの聖剣を使用し、聖杯を破壊している。

コンマテ3によると『&ruby(アンリミテッド・ブレードワークス){[[無限の剣製]]}』では神造兵装の為に原則として複製する事はできないとされている。
しかし、アーチャーが複製可能とはっきり明言していて(相殺も可能)、桜ルートで士郎が[[投影]]して大聖杯を破壊している為にあっさり矛盾が出来ている。
まぁ型月が原則破るのはいつものことなのだが。例外作るために原則作ってるようなもんだからね、しょうがないね。

より詳細を述べると、作中のUBWルートでは[[アーチャー>アーチャー(Fate)]]が「アレほどのモノになると完全な複製はできぬが、真に迫る事はできる」
(※これは全ての投影に言えることで、実際に士郎はギルが出した宝具の原型に対して全て相打ちに持っていっている)
「聖剣なんて投影すればオレも自滅する」
(※この時のアーチャーはマスター不在で、キャス子からは最低限の魔力供給しかされておらず、無限の剣製展開中&直前に魔力をほぼ使い切る大技を使っています。
HF士郎もそれまでの影響で無理がきていたしそもそも消滅はしていない)とも語っている。
そもそも技を放つことも出来ないと思うかもしれないが、自分の世界から呼び出した直後の聖剣には魔力が溜まっていると思われるので意外とおかしくはない。
(※でなければアーチャーもだが、「残り投影回数一回」とか言っている士郎が使える訳ないし)

因みに後付けのGO読み切り漫画でこの剣の投影を試みて使用したが、直後に肉体が朽ちるようにボロボロになって自滅した。
セイバーのように『&ruby(ベルレフォーン){[[騎英の手綱]]}』を打ち破ることは難しいようで、迎撃する事も難しいとコメントされている。
流石にこれらを矛盾していないとは言えない(前者はHF士郎と明確に矛盾しており、後者も凛マスターのセイバーに撃ち合いで相殺出来るとか言っているので…)。

そして『[[Fate/EXTRA CCC]]』ではアーチャーの新技として『&ruby(エクスカリバー・イマージュ){永久に遙か黄金の剣}』が登場。「禁じ手の中の禁じ手」と語っており、作中でも随一の火力を誇る。
設定本によると本来は登場させるつもりはなかったが、ゲームスタッフが『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』のモデルとその使用モーションを趣味で作成していており、
それをお蔵入りにはするには勿体ないと感じた[[奈須きのこ]]が、「無銘」と化した事による能力強化によってギリギリ投影可能な劣化品と設定して登場させたという。
なので、冬木である五次のアーチャーが投影すれば上記のように自滅してしまう。


*BGM

曲にも同名のものがある。
当然、『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』を使用する場面でかかることが多いが、
Fateルートの[[バーサーカー>バーサーカー(Fate)]]戦での『&ruby(カリバーン){勝利すべき黄金の剣}』の使用シーンや、
UBWルートの[[ランサー>ランサー(Fate)]]対アーチャー戦での『&ruby(ゲイ・ボルグ){突き穿つ死翔の槍}』と『&ruby(ロー・アイアス){[[熾天覆う七つの円環]]}』の激突シーン等でも流れる。

『Realta Nua』では[[セイバーオルタ]]が使用する場合、『約束された勝利の剣 [Black Saber mix]』というアレンジ曲がかかる。絶望感溢れる名アレンジ。

他にもアレンジがいくつか存在し、
FDの[[Fate/hollow ataraxia]]と格ゲーのunlimited codesでは『excalibur』(もっとも、名前が同じなだけで別々のアレンジだが)、
『[[Fate/EXTRA]]』の[[赤セイバー]]の宝具発動中にもアレンジ曲『survant_extra(saber, everything is on her hand)』『喝采は流星のように』が流れる。
…あのセイバーはアルトリアじゃないけど。

アニメ版『[[Fate/stay night]]』では[[押井守]]作品や『[[機動戦士ガンダム00]]』の川井憲次氏、
『[[Fate/Zero]]』では『[[舞-HiME]]』シリーズや『[[魔法少女まどか☆マギカ]]』の[[梶浦由記]]氏によってより神々しくアレンジされた。
もちろん戦闘の盛り上がり時に流れる事が多い。たまにK-1の解説シーンとかで流れていたりするから油断ならない。

戦闘BGMがこれか『エミヤ』の時は大体燃えシーン。そして勝利フラグ。ド派手な宝具戦が繰り広げられる。



◇作中の使用場面

◆Fate/stay night

・Fateルート
初披露はライダー戦。『騎英の手綱』から士郎を守るため真名を解放し、その火力で正面から宝具を破り、ライダーを倒した。
しかし、イレギュラーな契約で魔力供給がうまくいっていなかったところに宝具を使ってしまったことで、まともに戦闘が出来ないレベルで魔力が減ってしまう。
魔力量の問題は士郎とパスを通した事で解消されるが、調子に乗ってその後のバーサーカー戦で使うと威力不足で『&ruby(ゴッドハンド){[[十二の試練]]}』の残機を削りきれず、
その上セイバーが魔力切れで消滅し、もれなく道場行きになるので注意。

ギルガメッシュに対しては何度か使うも、火力では『乖離剣エア』にかなわず返り討ち、もしくはエアの威力を減衰させるのが関の山。
しかし最後は『&ruby(アヴァロン){[[全て遠き理想郷]]}』と併用することで『天地乖離す開闢の星』を突破し、
込められるだけの魔力を込めた『約束された勝利の剣』をゼロ距離で叩きこみ、勝利を得た。

・Unlimited Blade Worksルート
凛が慎二を助けた直後に使用し、醜い形で現れた聖杯を一刀両断した。
ここまでのセイバーの好感度次第で魔力消費によって現界が維持できなくなり消滅する[[トゥルーエンド]]と、聖杯戦争終結後も凛と契約を維持し一緒に暮らすグッドエンドに分かれる。

・Heaven's Feelルート
大聖杯と直結した桜に使役されることで黒化、反転(オルタ化)し、黒い聖剣に。
バーサーカーに対して使い、完全に消滅しない程度にダメージを与え、桜の手駒とした。
以降、魔力無制限に宝具が使えるセイバーの存在は著しい脅威となる。

大空洞ではライダーの騎英の手綱と再び打ちあうが、士郎の『熾天覆う七つの円環』の援護によって減衰し、ライダーがかろうじて突破。
セイバーが動けなくなった隙を士郎にとどめを刺されることとなる。


◆Fate/Zero

序盤のランサー戦で負った傷が治癒阻害の呪いで回復できず左手が使えなくなっていた為しばらく封じられていたが、
大海魔となったキャスターを討伐するためにランサーが『&ruby(ゲイ・ボウ){[[必滅の黄薔薇]]}』を破棄したことで呪いが解け、その真名を解放。
キャスターは最期の瞬間その光を見たことで生前の記憶を取り戻し……。
ちなみにこの際、アイリは約束された勝利の剣について長々とポエムっぽい口上を述べていた。いや、原作の地の文をそのまま台詞にした結果なんだけどさ。

#center(){&font(#cccccc){輝けるかの剣こそは}
&font(#cccccc){過去現在未来を通じ、戦場に散っていく全ての兵達が、}
&font(#cccccc){今際の際に懐く悲しくも尊きユメ―――『栄光』という名の祈りの結晶。}
&font(#cccccc){その意思を誇りと掲げ、その信義を貫けと糾し}
&font(#cccccc){今、常勝の王は高らかに、}
&font(#cccccc){手に執る奇跡の真名を謳う。}
&font(#cccccc){其は――}}

その後、奪われたアイリを取り戻すべくライダーを追い詰めたが、そもそも犯人がライダーではなかったことが分かる。
セイバーに用はなくなったが、ライダーは戦闘する気満々だったので、『&ruby(ヴィア・エクスプグナティオ){遥かなる蹂躙制覇}』に対し宝具を使い、『&ruby(ゴルディアス・ホイール){[[神威の車輪]]}』を破壊する。
しかしライダー本人は直前に避けたので致命傷には至らなかった。

終盤、ギルガメッシュと相対したセイバーは、ギルガメッシュが聖杯を背にするために宝具を使えず圧されていた。
そこに切嗣が現れ、[[令呪]]を使うも、命令されたのは聖杯の破壊。
対魔力で抵抗するも2画使われては拒否しきれず、セイバーは失意の中聖剣を振るい、反動で限界できなくなった。
切嗣としては聖杯の泥に触れたことで&ruby(アンリマユ){[[この世全ての悪>この世全ての悪(Fate)]]}に汚染されていたことを知っての判断だったのだが、
セイバーにはそれを告げずに破壊させ、しかも聖杯は破壊しても聖杯の孔が残っていたため泥が街に溢れて大火災を引き起こす、と何もかも裏目になる結果だった。


◆Fate/hollow ataraxia

アーチャー戦ではセイバーが使用を提案するも、遥かに距離が離れているのに加え、セイバーをよく知るアーチャーがエクスカリバー対策を怠るわけがないとの判断で使われなかった。

バゼット戦では、アヴェンジャーの『&ruby(ヴェルグ・アヴェスター){偽り写し記す万象}』によって傷を負わされ、長期戦は不利と判断したセイバーが士郎の許可を得て使用する。
が、それこそがバゼットの狙いであり、『&ruby(フラガラック){[[斬り抉る戦神の剣]]}』でキャンセルされてしまい、敗北。

最後の幕間では、天の階段がかかったビルの前でセイバーが守りにつき、万感の思いと共に押し寄せる残骸を薙ぎ払った。


◆[[Fate/kaleid liner PRISMA ILLYA プリズマ☆イリヤ]]

黒化セイバー、セイバーのカードを夢幻召喚した美遊及びイリヤ(限定展開含む)、クロ、ザカリー・エインズワースらがそれぞれ使用している。
威力は鏡界世界の空間に極太の穴を開けるぐらい絶大。
また、クロは&color(red){エクスカリバーを矢に変形させて撃つ}という、原作では絶対に見られない使い方をしている。

ちなみにイリヤがアーチャーのカードを夢幻召喚した際この剣を普通に「投影開始」の一言で投影してしまっているが、
こちらは本来の能力を超えたバグ領域に突入したためということらしい。
また公式と違う設定があるけど気にしないで!って言っているから、そういう風なんだろう!


◆Fate/EXTELLA
担い手であるアルトリアと共に参戦。宝具は勿論、通常コンボのラストにも真名を解放、星の光によって並居る敵を焼き払う。
その高い火力は彼女が「今作最強」と言われる一因となっている。

またアルテラルートにて、この剣と思われる聖剣の光が1万4千年前に地球圏に到来した[[白い巨人>アルテラ(Fate)]]を打倒したことが語られた。
主人公達が途中退場した際には彼女が復活した白い巨人を葬るようで繰り返されるループの中で何度も野望を阻止された為にアルキメデスは彼女を相当警戒していた。


◆[[Fate/Prototype]]

#center(){&font(#ffdc00){&bold(){&ruby(シール・サーティーン){十三拘束解放}――&ruby(デシジョン・スタート){円卓議決開始}!}}}

#center(){&font(#008cff){&bold(){《───承認。ベディヴィエール、ガレス、ランスロット、モードレッド、ギャラハッド》}}}

#center(){&font(#ffdc00){&bold(){是は、世界を救う戦いである!}}}

#center(){&font(#008cff){&bold(){《アーサー》}}}

#center(){&font(#ffdc00){&bold(){『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』―――!!}}}

きのこが学生時代に書いたFateの大元の構想である『[[Fate/Prototype]]』(当時は名前が違ったようだが)にも登場。
所有者は[[セイバー(Prototype)]]ことアーサー・ペンドラゴン。
此方の宝具ランクは&bold(){EX}。

無闇矢鱈に解放出来ないように、円卓の騎士の合意を得ると解除出来る合計13の拘束がなされていて、そのうちの過半数に承認されると拘束が解除される。(なお六人以下でも宝具は使用可能)
この封印はSN世界でも同じようなものがあり、さらに『&ruby(ロンゴミニアド){[[最果てにて輝ける槍>ランサーアルトリア(Fate)]]}』にも同じ封印がされているのが小説ロードエルメロイⅡ世の事件簿5巻にて判明。
上記の詠唱はFGOに参戦した際の発動シーン。
非常にかっこいいもののどことなくニチアサっぽい演出から&bold(){「DX勝利剣エクスカリバー」}などと一部では呼ばれる事も。
ちなみに「承認ボイスを発しているのはプロトマーリン」という設定が、cvを務めた川澄綾子氏から語られている。

解除条件は以下の通り。

【解放条件】
・共に戦う者は勇者でなくてはならない
・心の善い者に振るってはならない
・この戦いが誉れ高き戦いであること 
・是は、生きるための戦いである:ケイ
・[[是は、己より強大な者との戦いである:ベディヴィエール>ベディヴィエール(Fate)]]
・是は、一対一の戦いである:パロミデス
・是は、人道に背かぬ戦いである:ガヘリス
・[[是は、真実のための戦いである:アグラヴェイン>アグラヴェイン(Fate)]]
・[[是は、精霊との戦いではない:ランスロット>バーサーカー(Zero)]]
・[[是は、邪悪との戦いである:モードレッド>モードレッド(Fate)]]
・[[是は、私欲なき戦いである:ギャラハッド>マシュ・キリエライト]]
・[[是は、世界を救う戦いである:アーサー/アルトリア>セイバー(Prototype)]]
これらの拘束は聖剣に宿る円卓の騎士の魂の欠片が承諾することで解放され、一人の騎士が一つの拘束解放に対する議決権を持っている。
その分威力は凄まじく過半数以上の承認が得られず拘束が残っている不完全な状態で《終末剣エンキ》の大波を真っ向から吹き飛ばした。
誰の議決権によるものか不明な三つは、ガレス、トリスタン、ガウェインの誰かであると思われる。

fgoに参戦した際は聖剣の13拘束の内六拘束が解放された姿で登場。
半数である七拘束以上の解放ではないため未だ真の力は発揮できていないもののーーそれでも巨悪を斃す苛烈の光に違いない。という説明がなされておりベティヴィエールの拘束に関しては自動承認されており巨いなるものとの決戦が想定されている。
もっともゲーム内ではベティヴィエール以外の他五人もどんな戦いでも自動承認しているが。

尚、アルトリアの聖剣も似たような拘束を施されているらしく、全開で放った事は一度あるかどうかと言っている。
また、アルトリアのキャラクエで彼女のエクスカリバーには「共に戦う者は勇者でなければならない」という制約の一つがあることが判明した。
もっともFate/Prototype TributePhantasmではアルトリアとアーサーの違いは13拘束の有無と書かれていたので完全な後付けなのだが…


*類似宝具
姉妹・兄弟剣に[[ランスロット>バーサーカー(ZERO)]]の『&ruby(アロンダイト){[[無毀なる湖光]]}』 と[[ガウェイン>セイバー(EXTRA)]]の『&ruby(エクスカリバー・ガラティーン){転輪する勝利の剣}』があり、こちらも神造兵装の一つ。
厳密にはガラティーンは神造兵装と明言されたことは一度もないが、エクステラでは「星の造り出した剣」と言われており、ほぼ間違いないだろう。

『転輪する勝利の剣』は『約束された勝利の剣』と同等の出力を誇るとされ、
ビームは出ないが柄に封じられた擬似太陽の熱を解放することで相手を灼き尽くす、「エクスカリバー」の名に恥じぬ劇中最強レベルの宝具である。
『約束された勝利の剣』が一点集中型なら、『転輪する勝利の剣』は拡散型らしい。
更に魔力を込める事で刀身が長く延び続けるらしい。13kmや。
ランクはA+で、対軍宝具。

ゲーム的にはダメージ量はこちらの最大HPの120%与えるというもの。
無論、防御する事なく直撃すれば即死は免れない。




*余談
ライバル的立場だった[[乖離剣>乖離剣エア]]が設定演出とも無闇に強化されたり、
ギャグ時空とはいえ[[ルーラー>ルーラー(Fate)]]には旗の宝具で無効化されたりと「最強の宝具の一角」としての立場に微妙な陰りが出つつある………
というか原作からして余裕で負けていたし、ギルもそこも織り込み済みだったことによる慢心だったのでエアに勝っていたらおかしいのだが。

……とか言われていたら新アニメのBlu-ray特典小説『Garden of Avalon』で、
『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』を含めた神造兵装は、星を滅ぼす外敵を想定して星そのものか、もしくは神霊等の星の触覚(≒当時の星)が作り出した対抗手段としての超兵器の類だと%%後付け%%判明した。
この『&ruby(エクスカリバー){約束された勝利の剣}』にしても、その本当の力は&bold(){&font(#ff0000){世界を救う戦い}}でしか使えないという。
きのこェ…、いやグッジョブなのか…?

でもこの宝具って剣より鞘の方が重要視されていましたよね…?
それとこれが神造兵装ってなるとエクスカリバーの元ネタの武器結構あるのだけどそれらどうなっているのだr(以下略)

…と後付けを考えなければ、その真の力は英霊を遥かに超える力を誇る神々の大元ですら蹂躙した怪物セファールすらも一撃の元で致命傷を与える程。
これまでと比較にならない大威力であり、全力全開の性能を引き出せれば間違いなく勝利が約束されるだろう。

何にせよ、今なお主であるセイバー共々「Fateシリーズの顔」と言える武器である。
……その割に、水鉄砲にくっつけて飛ばされたり果てには水鉄砲そのものに改造されたりと、大分散々な扱いだが。

ちなみに、エイプリルフールネタで缶切りに使うネタがあった。腹ペコ王ぱねぇ。この時ちょっと欠けてしまったので、後で士郎に直してもらっている。
それでいいのか、最強の聖剣。


追記・修正は聖剣の担い手になってからお願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,72)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。  -- 名無しさん  (2018-01-01 15:05:49)
#comment
#areaedit(end)
}