Succubus Quest短編 -老司書の短い夢-

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Succubus Quest短編 -老司書の短い夢- - (2016/02/21 (日) 13:59:00) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/04/20 (曜日) 21:35:00
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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分かってるんだ。
これは夢。
ここにはなにもない。
目が覚めればもう…。

 分かってないわ。
 これは夢。
 ここにはすべてがある。
 あなたは逃げられない。

『Succubus Quest短編 -老司書の短い夢-』とは、同人サークルSQDTの制作したRPG(同人ゲー)である。

※以下、18禁コンテンツにつき閲覧注意。

【概要】
人外娘たちとセックスで戦う「SEX-BATTLE RPG」の元祖である「[[Succubus Quest]]」の外伝的作品。
ゲーム本体は無料でダウンロードでき、有料アペンド版として&bold(){「Succubus Quest短編EXPANSION —白の史書と色づく魔物—」}が発売されている。

「短編」とか「短い」とか言っている割にボリュームは満点。
セックスバトルという個性はそのままに、ローグライクゲーム(いわゆる[[不思議のダンジョン]])の要素が組み込まれており、意外にも歯応えのあるゲーム性を持つ。
EXで追加されているのはやりこみ系が中心で、ストーリーだけであれば本体だけで最後までやることができる。その部分だけでも十分満足できるデキである。

現在はSQDTが活動停止中のため、無料版のDLにはちょっと手間がかかる。
EXは普通に買えるので確実といえば確実かもしれない。


【あらすじ】

「夢魔。夢の魔物。夢に現れ、夢で人と交わる。その姿はつねに美しく、決して夢魔の誘惑から逃れることはできない。夢魔に魅入られその快楽の虜となったならば、彼もまた、永遠に夢に棲まう。」

王立図書館の老司書・アイゼクト。
彼の下に近頃届くは、夢の魔物についての書物。
夢想事に興味は無しとはねつけるも、
まどろみの中に夢魔の誘惑を受ける。

襲い来る快楽の誘惑、崩れ行く現実。
彼は夢から逃れ、元の世界で目覚められるのか。
それとも…。
(公式サイトより抜粋)

【システム】
基本はローグライクゲームで、アイゼクトは「読書室」を拠点にして各種ダンジョンに旅立つ。
読書室の奥には「ブックシェルフ」(本棚)があり、ダンジョンやイベントで手に入れた「本」を特定の組み合わせでブックシェルフに入れることでダンジョンやシナリオが生成され、それをクリアするとまた新たな本が手に入る。

ダンジョンはおおまかな形は同じだが、階段や宝箱の位置が毎回ランダムで生成される。

・リアリティ
本作で一番重要な数値。最大値は100%。
ダンジョンを進むごとにリアルタイムで減少していく、満腹度とかSAN値のようなもの。
道中で拾える「本の一頁」を使えば回復するが、回復量は微々たるものでその上ダンジョンを出ると消滅する。
これが0になると「夢に呑み込まれた」ということでゲームオーバーになる。
一定量消費することでWish(後述)が使えるが、回復する手段が難しいので慎重に。

・EP(エクスタシーポイント)
戦闘におけるHP。
本作ではEPが0になっても即ゲームオーバーではないが、数ターンの間攻撃されるがままの状態になり、その間はリアリティに直接ダメージを受ける。
規定ターン数耐えきればEPはある程度元に戻るが、リアリティは戻らないので注意。

【Wish】
本作における魔法。
リアリティを消費することで発動する。
Wishとは文字通り願い事のことで、「夢の世界なのでどんなことも叶うが、叶えた分だけ夢にハマりこんでいく」という設定を体現しているといえる。
ラストバトルからエンディングまでの一連の場面では、これを活かしたニクイ演出がある。

・君を知りたい	
相手のステータスや弱点を調べる。
本作は戦闘がシビアなため、使っている暇がないことが多い。
・君をとりこに	
相手一人を放心状態にし、動きを封じる。
確実性に欠けるためあまり使われない。
・どこか遠くへ
ワープして戦闘から逃亡する。
・一人じゃない
10ターンの間仲間キャラを呼ぶ。
仲間キャラは専用の技やWishを使いアイゼクトをサポートする。
これを習得するときの演出もなかなか良い。
・夢と一つに	
全ての能力を一時的にパワーアップさせる。
強力だが、Wishを18%も消費するためおいそれとは使えない。
なお後半の敵キャラはこれと同じ技をノーリスクで使ってくるが、よく見ると技名が「夢で一つに」になっている。細かい。
・あまねき愛を	
全員に数回ずつ攻撃する。ばくれつけん。
・忘れたくない	
戦闘後の経験値が2倍、ドロップアイテムが100%手に入る。
・時よ止まれ
4ターンの間自分だけが行動できる。
強力な分Wish30%というまさに非現実的なリスクを背負う必要がある。だが条件を満たせば10%消費で使えるようになり、終盤の切り札になる。
ロードローラーだっ!

【登場人物】
・アイゼクト
「ああホントにいるじゃろう。青い男どもの夢の中にの。」
王立図書館の司書。
夢魔の研究中に昼寝してたところをエストに襲撃され、夢の中に閉じ込められる。
現実世界では老人だが、夢の世界では「一番性的に元気だった頃」の体をあてがわれてショタジジイになっている。何の新ジャンルだ。
女装がやたら似合う(ここ重要)美少年。

・サフィ
「もう遅い。」
アイゼクトが幼少期に思いを寄せていた少女。
その記憶の多くは曖昧になっており、物語を進めると正体が明らかになる。
結果としてアイゼクトのとんだ黒歴史を穿り返すことになるワケだが…。

・エスト
「あなたの場所を、人を、歴史を、ここにつくって、そしてワタシにちょうだい。」
長編のラスボスで、本作でも一応元凶。
夢魔研究をしていたアイゼクトを夢に閉じ込め、その記憶を掘り返す張本人。
夜の女王の名に違わぬドSである。

・メルヤ
「あたしね、大好きなんです。いけない恋のおはなし…」
図書館でアイゼクトの補佐をするメガネ美女。
簡単な魔法もこなせる才媛だが、妄想癖が強くやや抜けている。

追記・修正は「夢よ覚めるな」と願ってからお願いします

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- 夢よ覚めるなの消費リアリティは100%  -- 名無しさん  (2015-04-20 22:22:27)
- 息子がお世話になりました  -- 名無しさん  (2015-04-21 06:48:25)
- 通常版の覚めるEND、覚めないEND両方切なくて良いなあと思ってたら、真ENDで「!?」ってなった。サフィの正体含めて  -- 名無しさん  (2015-04-21 21:34:18)
- 良BGM多し  -- 名無しさん  (2015-04-22 07:10:45)
- しかし幾ら身体はショタとはいえ、頭の中は爺さんそのままなのに(増して精神だけ活動してる夢の中)全く枯れ果ててないと見える。エストが目を付けただけはある?  -- 名無しさん  (2016-01-14 00:53:14)
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